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事例 No.31 海外事業展開による世界で最も愛されるベビー用品の販売
事例 No.31 海外事業展開による世界で最も愛されるベビー用品の販売 (H27.12 掲載) 1.基本情報 課題: ㈱ファミリアは国内において「愛情品質」をコンセプトに、子供服やベビー用品などを中心とした商品 の製造・販売を行っている。 今後、海外事業展開を進めていく中で、世界で最も愛されるベビー用品関連企業となるためには何が 必要かを把握することが求められている。 インターンシップ生には、どうすれば世界に通用する企業となれるかについて、企業理念を理解した 上で検討することを課題として与えた。 〈受入企業・団体概要〉 株式会社ファミリア (URL:http://www.familiar.co.jp/) 所在地 兵庫県 神戸市 従業員数 664名 資本金 6,000万円 事業内容 子供服・子供向け用品・ベビー用品の製造・販売 PR 『愛情品質』をものづくりのコンセプトに『こだわり』と『愛情』を込めて、パパや ママ、こどもたちにもお届けしています。 〈学生のプロフィール〉 大学名 神戸大学大学院 経営学研究科 1回生(女性・中国からの留学生) 志望動機 日本企業でのマーケティングノウハウを学びたかったため。 大学名 神戸松蔭女子学院大学 人間科学部 2回生(女性・韓国からの留学生) 志望動機 日本企業での販売ノウハウを学びたかったため。 〈インターンシップの情報〉 インターン期間 5日間 マッチング機関 大学コンソーシアムひょうご神戸 ス ケ ジ ュ ー ル 1 日目 オリエンテーション 企業理念説明 2日目~4日目 総務人事部門、マーケティング部門ス タッフとの意見交換 販売スタッフへの研修支援 5日目 プレゼンテーション 2.企業側の指導 ① 日本企業がどのようなビジョンを持って、商品やサービスを作っているか助言。 ② どのようなプレゼンをしたいのかを考えながら、スタッフに質問をするよう助言。 3.インターンシップ生の取組・努力と挙げた成果 ○ 各部門スタッフとの意見交換において、企業理念やものづくりへの想いを学んだ。 ⇒ 企画業務やマーケティング、販売スタッフなどの考えを聞き、ファミリアを理解し、文化の違 いまで踏み込んだ。 ○ 販売スタッフへの研修支援を行い、店舗教育を行った。 ⇒ スタッフと一緒になって、学んだ企業理念やものづくりへの想いを踏まえた研修内容を作成し、 販売促進につなげた。 ○ どうすれば、母国でファミリア製品を売ることができるかのプレゼンを行った。 ⇒ 日本独特の“おもてなし”文化が世界に通用するか、日本と中国の“ギフト”に対する考え方 の違い、をテーマにプレゼンを行い、海外事業展開の際のローカライズの必要性を提案した。 4.インターンシップ生の成長 ○ 企業理念とものづくりへのこだわりを理解した。 【理解力】 ○ 常にプレゼンのテーマを意識した。 【企画力、判断力、応用力】 ○ 海外事業展開における留学生ならではの視点からの提案を行った。 【課題発見・解決力】 5.備考(企業の声等) ○ 留学生と接することで、異なる文化や考え方に触れることができ、スタッフの成長に繋がった。 ○ 川上から川下まで取り扱っていることから、5日間では期間が短いと感じた。 ○ 海外展開を踏まえて留学生インターンシップを行ったが、2016 年度春からの留学生採用を決めた。