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景観法の活用を通じた 良好な景観形成の取組について

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景観法の活用を通じた 良好な景観形成の取組について
景観法の活用を通じた
良好な景観形成の取組について
米子市建設部都市計画課
(国土交通省 都市・地域整備局
都市計画課景観室作成資料抜粋)
はじめに
Ⅰ なぜ景観(形成)なのか
Ⅱ 良好な景観形成に向けた取組
(景観法の制度紹介を中心として)
Ⅰ なぜ景観(形成)なのか
○ 良好な景観(形成)の意義・効果
・ 生活のアメニティ向上
・ 地域振興・活性化
・ 地域への誇りと愛着の醸成
・ (地域コミュニティの形成を通じた)地域力の向上
○ 緊急性
・ 失われていく景観
良好な景観は
生活のアメニティ向上に寄与する
良好な景観形成に対する国民ニーズ
(平成18年8月実施の読売新聞社の世論調査 n=1,741/3,000)
◆居住地域の街並み整備に対する関心
あなたは、お住まいの地域の街並みを
整備することに、関心がありますか、
ありませんか。
石川県金沢市
宮城県仙台市
全く関心なし
4.8%
あまり関心なし
15.7%
東京都港区
無回答
1.8%
大いに関心あり
31.9%
多少は関心あり
45.8%
兵庫県神戸市
8割弱の者が関心
大阪府交野市
良好な景観は
都市の魅力を創出し、観光交流人口の増加を生む
北海道小樽市-小樽運河
小樽運河の半分を散策路として整備し、運河の浄化や石造倉庫
群の保全も図るとともに、H4に「小樽の歴史と自然を活かしたまち
づくり景観条例」を制定。市民のイベントやクルーズ客船誘致活動
にもより、交流人口が大幅増。
小樽市の観光入込客数
270万人(S61)→760万人(H17)
滋賀県長浜市-黒壁スクエア
明治時代に建造され、「黒壁銀行」の名で親しまれた旧第百三十
銀行長浜支店の保存運動が発展し、新たにガラス文化の発信
基地として再生(H元オープン)。
これを契機として、北国街道の伝統的なまちなみとガラス工芸が
組み合わされた総合文化産業ゾーンが形成。
長浜市の観光入込客数
200万人(H元)→670万人(H18)
埼玉県川越市-蔵のまちなみ
S62に、商店街・専門家・研究者・行政からなる「町並み委員会」
を設立。H11に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定される
など、 「一番街商店街」が地域の歴史ある蔵を活かしたまちづく
りを展開し、交流人口が大幅増。
川越市の交流人口
199万人(S59)→550万人(H18)
北九州市-門司港レトロ地区
かつて栄えた港の面影を残す当時の建物を保全し、道路・公園・
港湾など公共空間も、かつての港の雰囲気に合わせて一体的に
デザインされ、総合的な整備が行われた。
現在は民間活力による包括的な取組へと広がりを見せている。
門司港レトロ地区の交流人口
73万人(S63)→338万人(H17)
良好な景観は
地価の向上にも結び付く
○三重県伊勢市(おはらい町)の事例
○愛媛県松山市(ロープウェイ街)の事例
同地域では、地域特有の古い町並みが残されていたことから、これをさらに
発展させるよう、H元年より、伝統的家屋の再現・維持に着手;併せて、無電
柱化(裏配線)や道路舗装の美装(石畳)化を実施し、美しい町並みを形成。
同地域では、市が進める「坂の上の雲のまちづくり」の一環として、電線類
の地中化や通りに面する店舗のファサードの整備、老朽化したロープウェイ
駅舎の改築等による美しいまちなみと賑わい空間づくりを実施
このような町並み整備とイベント実施の相乗効果で、同地域の来訪者数は、
H4年から18年にかけて大幅に増加(35万人⇒356万人)
その結果、H19地価公示において、商業地としては、全国でもトップクラスの
地価上昇率を示した(全国平均は+2.3%、地方都市平均では△2.8%)
また、地価変動について、同市の中心市街地にある商業地と比較すると、
同商業地が一貫して地価が下落しているのに対して、同地域の地価はほぼ
横ばいを維持
千円/㎡
600
515
500
440
地 価
中心商業地
(本町308番,415番)
400
300
300
210
200
地点
No
242
206
近隣商業地
205
おはらい町地域
(宇治今在家町62番)
100
ロープウェイ街
11
12
13
H19地価
(円)
変動価格
(円)
変動割合
(%)
5-1
800,000
813,000
+13,000
+ 1.6
5-8
185,000
189,000
+4,000
+ 2.2
5-13
212,000
220,000
+8,000
+ 3.8
5-32
238,000
268,000
+30,000
+12.6
125
0
10
H18地価
(円)
14
年 度
15
16
17
18
「地価」は標準地1㎡当たりの価格
出典:「平成18・19年地価公示」(国土交通省土地鑑定委員会)
○景観形成の経済価値の評価分析(詳細は後述)
経済評価手法であるヘドニック法を活用し、景観形成がもたらす価値は地価に帰着するという前提のもと、景観の状
況を示す各種変数が地価の違いをどれだけ説明できるか統計的に分析してみると、幾つかの有意な変数が導かれる。
住宅地…屋根形状が揃っているほど、視界に占める緑の割合が高いほど、地価が高い 等
良好な景観は
地場産業の振興にも貢献する
○山形県金山町の事例
800
百万円
600
各年度の平均値
事業費 410百万円(55軒)
費 用
400
200
0
61 62 63 元
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12 13 14 15 16 17
年 度
金山町では、切り妻屋根に木組みの柱と白壁、杉の下見板張りの
在来工法で建てられた木造住宅「金山型住宅」による美しい家並みを次代に継承するよう、S61年より、当該住宅
についての基準を定め、この基準を満たすように行われる住宅建築について、一部助成を実施している。
当該建築については、地場の建築技術が必要になることから、概ね同町の職人が請け負っており、長期に渡る
持続的な地場産業の振興につながっている(20年間で、延べ1,095軒、合計で約8,198百万円の投資効果)。
良好な景観形成は
地域の良さを再認識させ、誇りと愛着を生むきっかけとなる
さらには、地域のコミュニティのつながりが強化され、地域力
の向上に結び付いていくことも期待される
○滋賀県近江八幡市の事例
元々景観への意識が高いところではあったが、景観計画
の策定を通じて市民の関心は一層高まり、計画作成への
積極的な参加のほか、集落や河川の清掃ボランティア活動
が活発化し、小学校では総合学習の時間に景観に関する
学習が実施された。
また、全国初めての景観計画の策定や重要文化的景観の
選定のニュースがテレビや新聞、雑誌等で取り上げられた
ことにより、市民の景観に対する関心が更に高まり、現在
では地元の高校生や企業も清掃ボランティア活動に参加
している。
良好な景観形成を進めることによる効果・影響
(上位回答のみ抜粋)
(平成19年2月実施の国土交通省景観室実施の全国自治体アンケート n=1,837)
良好な景観形成の効果・影響について
○「人口や経済等の効果」
(訪問者の増加、消費額の増加、人口の増加、地価の上昇等)
○「満足度などの効果」
(景観意識の向上、コミュニティ活動の活発化、満足感の向上等)
○「マイナスの影響」
(交通渋滞の増加、訪問者による迷惑行為の増加、地域らしさの喪失等)
から該当するものを複数選択して回答
住民の景観に対する意識が高まった
6
訪問者が増加した
5
住民の地区に対する満足感(誇り、愛着など)が高まった
4
景観に関するコミュニティ活動などが活発化した
3
自治体職員の景観に対する意識が高まった
2
特になし
1
0
5
10
15
20
25
%
30
現在みられる景観は
何もしなければ失われていくおそれ
○急速に消失していく京町家(京都市)
○論争を引き起こした事例
世界遺産である原爆ドーム近隣の
高層マンション建設(広島市)
町家除却後に別の建物や駐車場が設けられ、町並みの連続性が消失
都心部においては、H8から15年度末の7年間の間に、
900軒以上(全体の約13%)にあたる町家が消失
千鳥ヶ淵脇のイタリア文化会館
建設(東京都千代田区)
国立市マンション訴訟の最高裁判決からの教訓
「景観利益」に関し、法律上保護に値するものではあるが、それに対して違法な侵害に当たると
いえるのは、当該行為が刑罰法規や行政法規の規制に違反するものである等、社会的に容認
された行為としての相当性を欠くことが求められるとの判断を提示
景観法等行政法規に基づくルールづくりの必要性
【概要】
地域住民等が、同市の通称「大学通り」に建築された地上14階建てマンション(高さ44m)の高さ20mを
超える部分について、同マンションの建築業者に対し、その撤去等を求め、提起したもの
(同地域では並木の高さである約20mを超えない土地利用を70年以上に渡って実施)
最高裁は以下の判断を示した上で、原告の請求に係る上告を棄却
良好な景観に近接する地域内に居住し、その恵沢を日常的に
享受している者が有する良好な景観の恵沢を享受する利益
(景観利益)は、法律上保護に値すると解するのが相当
ある行為が景観利益に対する違法な侵害に当たるといえるには
少なくとも
・その侵害行為が刑罰法規や行政法規の規制に違反する
・公序良俗違反や権利の濫用に該当する
など、侵害行為の態様や程度の面において、社会的に容認された
行為としての相当性を欠くことが求められるところ、本件はこれに該当せず。
Ⅱ 良好な景観形成に向けた取組
○ 景観法はどのような法律なのか(景観法の特徴)
○ 主な制度の内容と具体の活用事例の紹介
・ 景観計画
・ 景観地区
・ 景観重要建造物・樹木
・ 景観協定
・ 景観整備機構
○ 関係する支援措置
景観法はどのような法律なのか
良好な景観形成に取り組もうとする
意欲ある地域の取組を支援
○ 「良好な景観」が
「現在及び将来の国民共通の資産」であることを初めて明示
(良好な景観形成が必要なことの根拠付け)
○ 法律であるがゆえの
「良好な景観」の形成を推進する各種支援ツールを整備
→ 強制力の付与
(景観計画区域における変更命令、景観地区における認定、建築確認 等)
→ 他の制度との連携
(景観重要建造物における建築基準法の規制緩和、国税の優遇措置 等)
景観法はどのような法律なのか
○ 都市以外の農村等も対象
(景観計画区域は、事実上、全国どこにでも設定が可能)
○ 地域の実状に応じ、規制内容等を柔軟に定められる
(景観計画区域における行為の制限は、対象行為(法令による範囲の定めあり)も含め、自由に
定めることが可能 等)
○ 住民の積極的な参加を促進
→ 計画づくりへの参加
(景観計画の策定提案 等)
→ 実際の取組への参加
(景観協議会、景観協定、景観整備機構といった各種制度の措置)
景観法の主な制度内容
景 観 行 政 団 体
景観行政団体・・・・都道府県、政令市、中核市、都道府県との協議・同意を得たその他の市町村
景 観 計 画
景観協議会
景観計画区域内の良好な
景観形成に向けて、行政と
住民等が協働で取り組む
ための組織
景観整備機構
意欲のあるNPO法人や公
益法人を指定
住民活動の支援、調整や
調査研究、景観重要建造
物・樹木の管理、その他良
好な景観形成を促進する
ために必要な業務を実施
[まちづくりセミナーの取組例]
・景観行政団体が(景観法に基づく)景観行政を進める場として定める基本的な計画
・区域と方針、届出対象行為(条例で追加や限定が可能)ごとの景観形成上の制限
内容(景観形成基準)[必須事項]や景観重要公共施設の整備方針、占用基準等
[選択事項]を定める
・通常の行為については届出に対する勧告;他方、建築物・工作物の形態意匠(色
やデザイン)にかかる行為については、条例に位置付けることで、変更命令まで可能
ソフト面の支援
[オープンカフェの取組例]
(都市計画区域外を含め、全国どこでも策定可能)
景 観 地 区
景観協定
住民等の全員合意により
景観に関する様々な事柄
についてのルールを設定
(都市計画区域及び準都市計画区域)
・市街地における良好な景観形成を目的に、都市計画として
市町村が決定
・建築物の形態意匠(認定)、高さや壁面位置、敷地面積
(建築確認)について総合的に規制することが可能
・工作物の設置や土地の形質変更、木竹の伐採、廃棄物の
堆積等の行為も、条例を定めて規制することが可能
景観重要建造物・樹木
地域の景観上重要となる建築物
・工作物・樹木を指定し、積極的
に保全(現状変更に対する許可)
準景観地区
(都市(準都市)計画区域外で景観計画区域内)
・現にある良好な景観の保全を目的に、市町村
が指定
・条例を定めて、景観地区に準じた規制を実施
規制緩和措置の活用
屋外広告物法との連携
景観計画(滋賀県近江八幡市の事例)
ポイント
○ 市内を6つに区分し、順に景観計画を策定
○ 行為の制限については、建築物の建築等、工作物の建設等、開発行為のほか、土地の形質変更、物件の
堆積、木竹の植栽・伐採、水面の埋立・干拓等、条例により追加できる多くの行為を届出対象とした上で、
土地利用や建物状況等の異なる5つの地区ごとにきめ細やかな基準を設定
○ 基準と併せ、模式図(イメージ図)を用いて、基準の中身をわかりやすく示している
○景観形成基準の例(旧集落地区-1)
景観計画区域
(約1,600ha)
室外に設ける設備は
公共空間から目立た
ない位置に設けるか
又は修景措置を工夫
すること
4~5寸勾配の勾配屋根
を設け、適度な軒の出を
有すること
屋根はいぶし瓦葺き又は
ヨシ葺きを原則
伝統的な建築物の
色彩とすることを
原則とし、落ち着
いた色合いの低彩
度色を用いること
(約7,700ha)
近江八幡市域
壁面を小さくする
配慮から2階は
後退させ、瓦葺き
の軒庇を有するこ
とを原則
真壁づくり又はそれに
準ずる和風建築様式を
継承した意匠とすること
高さは10mを
越えない、
地上2階以下
を原則
外観部では、木材、
土、ヨシなどの
自然素材を用いる
こと
敷地内の前庭には、塀越し
などに適度な緑を確保する
こと
ポイント
景観計画(神奈川県小田原市の事例)
○ 市域全域を対象に景観計画を策定;原則として全ての建築行為を規制する重点区域を中心市街地に2地区設定
(小田原駅周辺地区、小田原城周辺地区)(他の区域は大規模な建築行為のみを規制対象)
○ 行為の制限につき、建築物の建築等、工作物の建設等に限定。また、建築物の建築等に関しては、マンセル値で示す
色彩のみを基準とし、事前明示性と運用のしやすさに配慮
;他方、方針において、推奨基準といえるきめ細やかな内容を記し、指導・助言の根拠として活用
○ なお、建築物の高さについては、別途、高度地区を市街化区域全域に指定し、規制を実施
また、重点区域を対象に、景観計画に即した屋外広告物条例を制定、運用
○景観形成基準の例(小田原城周辺地区)
・建築物の屋根の色彩
○建築物・工作物
建築物の屋根(ひさしを含む)及び外壁等並びに工作物の
外観の色彩は、表のとおりとする。
ただし、建築物の屋根にあっては無釉の和瓦、銅板、草葺き
によるものの色彩、建築物の外壁等及び工作物にあっては
着色していない木材、土壁、ガラス等の材料によって仕上げ
られる部分の色彩、又は見付面積の5分の1未満の範囲内で
外観のアクセント色として着色される部分の色彩については
この限りでない。
使用する色相
明度
彩度
0.1YR~5Y
5以下
4以下
上記以外の色相
5以下
0.5以下
外壁等の色彩の
使用可能な範囲
・建築物の外壁等及び工作物の色彩
使用する色相及び明度
0.1YR~5Y
上記以外の色相
彩度
8.5以上の場合
2以下
8.5未満の場合
4以下
全域
0.5以下
○方針の例(上記地区の建築物・工作物にかかるもの)
○形態意匠
○色彩
・低層建築物は勾配屋根とするなど、小田原城趾と調和のとれた ・落ち着いた低彩度色を基調とし、無彩色やごく低彩度の色彩で構成
景観を形成する。
されている小田原城及び城趾が美しく引き立つ景観を形成する。
・外壁は、自然素材や光沢がないタイルを使用するなど、落ち着 ・色相にあっては、本地区内で多く用いられているYR系及びY系に
いた表情を作り出す。
属す暖色系の色相又は無彩色を基調とし、本地区の景観上の蓄積を
・低層部は、歴史が感じられる意匠で構成したり、壁面を適度に 生かした景観を形成する。
分節するなど、まちなみを整え、陰影のある表情を作り出す。
・周囲の建築物や工作物等と色相や明度、彩度をそろえるなど、周辺
・垣、柵又は塀は、できる限り生け垣又は石、木、竹などの自然 との色彩の調査に配慮し、まちなみとしての連続性や一体性が感じ
素材を使用したものとする。(以下、略)
られる景観を形成する。(以下、略)
ポイント
景観計画(滋賀県大津市の事例)
○ 大津市の全域を対象に景観計画を策定(平成18年3月に合併した志賀地域を除く)
○ 行為の制限については、用途地域等と関連した景観類型ごと等に、きめ細やかな基準を設定
○ 別途、重要眺望点からの眺めを確保する上で行為の制限を行う地域(「眺望景観保全地域」)を定め、基準の
上乗せを実施
○景観形成基準の例
(重要眺望点「浮御堂」、眺望景観保全地域「堅田地域」)
全面の琵琶湖の水面、背後の比良の山並みなどの
自然景観と、琵琶湖に面する堅田の歴史的まちなみ
景観とが一体となった景観を保全する。
届出の際に、眺望点からみた完成
予想図を提出(条例による付加)して
もらい、基準を満たすかを確認
建築物等
13の景観類型
・緑地景観
・低層住宅地景観
・中高層住宅地景観
・一般市街地景観
・沿道市街地景観
・近隣商業地景観
・商業地景観
・準工業地景観
・工業地景観
・市街地水辺景観
・山岳水辺景観
・水辺景観特別地区
・都市河川沿岸景観
堅田地域
高さ
・歴史的まちなみの背後に突出しないよう努める。
・比良の山並みの稜線への見通しを確保するよう
努める。
形態
・歴史的まちなみの背後に突出する場合は、和風
木造建造物と調和するよう配慮する。
色彩
・歴史的まちなみの背後に突出する場合は、和風
木造建造物と調和するよう配慮する。また、背後の
比良の山並みと調和した色彩とする。
設備
・外部に露出させないよう工夫する。露出する場合
でも「浮御堂」から直接見えないよう工夫する。
景観計画(神奈川県鎌倉市の事例)
ポイント
○ 市の全域を対象に景観計画を策定
○ 良好な景観形成に関し、行政が先導的役割を果たすべきとの考えのもと、都市の骨格をなす公共施設について
県管理施設を含め積極的に景観重要公共施設の位置付けを行い、整備方針と占用許可基準等を規定
○占用許可基準の例 (海浜ベルト 国道134号)
工作物の形態意匠は、周辺の自然環境との
調和や眺望点からの眺望に配慮し、彩度6を
超える色彩を使用しないものとする。
特に電柱等の線的な工作物の色彩は、ダーク
ブラウン(10YR2.0/1.0)とする。
運用に当たり
公共施設管理者と市が連携を
図っている
景観地区(広島県尾道市の事例)
ポイント
○ 景観計画と併用し、計画区域内の重点地区の
区域を基本として決定
○ 同計画にはない建築物の高さの制限を定める
とともに、建築物の形態意匠の制限について、
景観計画と比較して、より細かで厳密な基準を
定めている
(なお、対象となる建築行為についても、景観計画
区域内が一定規模以上のものに限られるのに対し
景観地区内では原則全て)
景観地区
景観計画
区域
○景観形成基準の例
・建築物の形態意匠(屋根に関するもの)
◆景観地区
・形状、素材
斜面市街地ゾーンにおいては、勾配屋根(1/10勾配以上)とし、原則として
瓦葺きとする。ただし、屋上を緑化等有効利用する場合は、この限りでない。
・色彩
屋根(陸屋根は除く)及び外観が勾配屋根に類似する構造物の色彩は、彩度、
明度を低くすること。
◇景観計画
・形状等
行為地の周辺が住宅地や集落地である場合は、極力勾配屋根を採用する。
ただし、建築物全体の意匠との調和を図ることが困難な場合はこの限りでない。
勾配屋根を採用する場合は、形状や配置について周囲の既存建築物と調和
させる。
・色彩
高明度、高彩度のものは使用しないこととする。
・建築物の高さの最高限度(m)
24
27
24
21
15
21
15
景観地区(東京都江戸川区の事例)
ポイント
○ 景観計画を併用することなく、景観地区のみを決定;なお、景観まちづくりの目標や方針を明らかにするために
併せて地区計画を決定
○ 景観地区で都市計画として定めうる全ての制限(建築物の形態意匠、高さ、壁面位置、敷地面積)を規定
一之江境川親水公園沿線
景観地区
○景観まちづくりの目標【地区計画】
・落ち着きのある自然豊かな街並み景観の形成
・歩いて楽しい変化のある街並み景観の形成
・水辺のにぎわいが感じられる街並み景観の形成
○景観形成基準の例【景観地区】
○形態意匠
*外壁等について、マンセル値による色彩の制限を設ける(具体は省略)。
○高さの最高限度
○壁面位置
・建築物の外壁等から道路境界線までの距離を0.5m以上とする。
○敷地面積の最低限度
・原則100㎡とする。
景観重要建造物・樹木
○京都市の事例
山中油店
吉田邸
・京都市市街地景観整備条例に基づく歴史的意匠建造物、界隈景観建造物、
歴史的景観保全修景地区内の建造物、
・伝統的建造物群保存地区内の建造物
・登録有形文化財、市指定文化財である建造物
等に関し、状態を確認し、所有者及び専門家の意見を聴き、積極的に指定
○岐阜県各務原市の事例
外観が景観上特に優れているもので、
・歴史的景観に寄与しているもの
・造形の規範になっているもの
・再現することが容易でないもの
・建造物自体の歴史的・文化的価値が少なくても、歴史
的な建築様式を継承したものや地域のシンボル的存在
となっているもの
について、所有者の意向を聞き、積極的に指定
(特に登録有形文化財については積極的に指定)
坂井家主屋及び門・塀
菊川酒造酒蔵
○島根県松江市の事例
旧中山道・鵜沼宿の一帯の
街並み再生の核として活用
歴史や文化、風土に根ざした樹木であり
地域の景観を形成する上で重要な樹木で
あること
タブノキ
景観協定(岐阜県各務原市の事例)
ポイント
○ 土地を所有する企業や地方公共団体による全員合意の協定
○ 緑化や屋外広告物、工作物の設置制限に関する基準も設定
テクノプラザ南エリア
景観協定地区
○協定内容(抜粋)
○緑化
・敷地内に敷地面積の10%以上の緑地を確保する。
○屋外広告物
・建築物に附帯する広告物で、次に掲げるものは禁止する(以下、略)。
・建築物に附帯する広告物に限らず、敷地内には次の広告物の設置や掲示を禁止する
(以下、略)。
○工作物
・敷地内の電線類は地下埋設とし、電柱等による架空配線は禁止する(原則)。
・携帯電話の基地局及び中継局などの用に供するための鉄筋コンクリート造の柱、鉄柱、
木柱その他これらに類するものの設置を禁止する(原則)。
※なお、同地区においては、併せて建築物の高さや形態意匠(色彩ほか)
壁面位置、敷地面積の制限を定めた「景観地区」を決定済み
同地区にかかる行為規制
の内容や必要な手続きを
わかりやすく示した冊子を
作成
(ホームページよりダウンロード可)
景観整備機構
(財)京都市
景観・まちづくりセンター
市民と行政のパートナーシップ
による地域づくりを目指し、
景観の保全・創造等を推進
景観整備機構に指定
(平成17年5月)
景観まちづくりに関するセミナー開催
借家が空き家に
なったまま。
何とかしたいけれど
どうしよう。
こんなに傷んでしまって
直るかな?
建て直すしかないのかな?
古い町家を改修
したいけど、
設計は?費用は?
家を貸す時、直す時
税金は?
法律は?
京町家に関する相談事業
優良事例の表彰事業
相談事業が
景観整備機構として行う
景観重要建造物の指定提案へ展開
荒木邸
京町家の保全に関する京都市との役割分担
京都市の支援対象は
文化財や京町家がまとまって
残る地区などわずか
京都市による景観重要
建造物の指定対象
景観重要建造物
レベルへ引上げ
現在の京都市の支援対象
京都市の指定・登録文化財
市街地景観条例に基づく歴史的意匠建造物
伝統的建造物群保存地区内の京町家など
景観整備機構による
改修支援
歴史的意匠建造物
伝統的建造物群保存地区
約28,000軒
国
支援
京都市
京町家まちづくりファンド
(京都市景観・まちづくりセンターに設置)
寄付
改修助成
住民参加型まちづくり
ファンドの活用
改修
センターは景観整備機構として京都市の取組を補完
市民
企業
篤志者
関連支援措置(景観形成総合支援事業)
景観重要建造物及び景観重要樹木の保全活用を中心とした取組を支援し、景観法の活用を通じた良好な景観形成
による交流人口の拡大を通じた地域振興・活性化を図る。
〔平成19年度予算額 国費2億円(皆増) ※5年間(平成23年度末まで)の時限〕
景観形成・活用事業計画の作成
○対象地域
次の両方の条件を満たす地域
・国土交通大臣が同意した外客誘致法
に基づく外客来訪促進地域
・景観重要建造物又は景観重要樹木
国土交通大臣の承認
事業計画に位置付けられた景観形成・活用事業の実施
選択事業
必須事業
(必須事業と併せて行う必要のある事業)
(確実に指定されると認められるものを含む)
○景観重要建造物の外観修景
○建築物、工作物等に係る景観の阻害要因の解消
の存する地域
○事業主体及び補助率
・市町村
○景観重要建造物の修理、買取又は
移設
又は
(直接補助;事業費の1/3以内)
・景観整備機構等、市町村以外の民間
団体・個人
(間接補助;事業費の1/3以内、かつ、市町村
の補助に要する費用の1/2以内)
+
必要に
応じ
選択事業
も実施
建築物及び工作物の
外観修景又は除却
屋外広告物の
外観修景、除却又は集約化
○公共公益施設の高質化 ○良好な景観を活用し交流人口
の拡大を図る施設の整備
道路舗装の美装化
案内板の設置
○景観重要樹木の枯損・倒伏防止
措置又は買取
○良好な景観の形成及びその活用を推進する観点から
行う各種活動
景観まちづくりセミナーの実施等
地区住民の啓発・研修活動
景観計画の策定、景観重要建造物又は景観重要樹木の指定
景観法の活用を通じた良好な景観形成による
交流人口の拡大を通じた地域振興・活性化
景観形成総合支援事業について(補足説明)
特徴
○ 景観上重要な建造物に関し、官民所有を問わず、修理(耐震改修を含む)
まで実施可能。
景観重要建造物・・・・登録有形文化財、地方公共団体指定の文化財も指定対象となる
○ 上記のような必須事業が僅かでもあれば、景観上好ましくない工作物の除却
等をはじめ、良好な景観の保全活用にかかる多様な取組を実施可能。
活用上の留意事項
○ 景観重要建造物・樹木の指定は、修理等が完了した後でよい。
原則、事業期間のうちに指定を行うことが必要(なお、採択時において
計画的なスケジューリングがなされているか確認を実施)
○ 必須事業のみの事業実施でよい。(無理に選択事業を盛り込む必要はない。)
また、必須事業にある「修理」については、そのまま放置しておくと、建造物
本来の機能を担うことが困難になるといえるものも対象にしている。
(屋根の野地板(瓦を載せる板)や外壁の腐食等、構造体でないものを含む。)
関連支援措置(その他)
Ⅰ 予算
○景観形成事業推進費
・良好な景観を創出するための事業及び調査について、必要に応じ、年度途中の機動的な
予算措置を実施 【平成19年度予算額 国費200億円】
○まちづくり交付金
・市町村が行う、地域の歴史的、文化的資源等を活用した魅力的な景観、まちなみづくり等
の取組を支援 【平成19年度予算額 国費2,430億円の内数】
○街なみ環境整備事業
・住宅等が良好な美観を有していない等により、住環境の整備改善を要する区域において、
地方公共団体及び街づくり協定を結んだ住民等が協力して、住宅・地区施設等の整備改善
を行うことにより、ゆとりとうるおいのある住宅地区の形成を推進
【平成19年度予算額 国費376億円の内数】
○住民参加型まちづくりファンド
・地域の資金を地縁により調達し、これを景観形成・観光振興等のまちづくりへ誘導するため、
地方公共団体や公益法人、NPO法人等が設置する住民参加型まちづくりファンドに対し、民
間都市開発機構が資金拠出を実施 【平成19年度予算額 国費10億円】
Ⅱ 税制
○所得税、法人税の特別控除
・景観計画区域内の土地等を景観整備機構等に譲渡した場合、譲渡所得から1,500万円の
特別控除を実施
*景観重要建造物にかかる相続税については、利用上の制限に応じた適正な評価を行うよう、
関係機関と調整中
Ⅲ 融資
○景観・歴史的建造物活用・整備事業
・景観重要建造物及び景観地区(準景観地区)内の建造物の活用・整備又は保全に関する
事業に対して、日本政策投資銀行から低利融資を実施 【政策金利Ⅰ、融資比率30%】
まずは景観行政団体に
景観計画の策定や同計画区域内で行われる景観重要建造物・樹木の指定、景観協定
の締結等、景観法に基づく各種制度の活用には、景観行政団体であることが必要
⇒ まずは景観行政団体に
《景観行政団体になることのその他の利点等》
○景観行政に力を入れていくことを広く内外にアピールできる
⇒ 地元における景観に対する関心喚起・意識醸成、議論の引き起こしへ
○景観整備機構の指定が可能
○屋外広告物条例の制定、運用が可能
○住民提案の受け付けができる 等
※都道府県の条例でその旨を定めることが必要
次に景観計画の策定を
「景観計画」は非常に自由度の高い計画
・ 行政区域の一部区域のみを対象に策定可能(近江八幡市 等)
行政区域を複数の地区に区分し、各地区ごとに行為制限の内容(届出対象行為、
景観形成基準)を違えることも可能(小田原市、大津市
等)
・ また、最低限の必須事項(区域と方針、必要な行為制限の内容)を定め、順次、
充実させていくことも可能
【例】大阪市の景観計画
・大規模建築物等のみに限定して、行為規制を実施
・方針の中に、今後、地域の特性や市民等の主体的な景観形成の取組を反映し、区域を区分して
詳細な景観形成の基準を定めるなど、景観計画の充実を図っていくことを明言
⇒ 必ずしも最初から「完成作品」を狙う必要はなく、徐々に内容を充実していってよい
「できるところ、必要なことから始めよう」
条例とのタッグマッチ
○景観法の活用に当たっては、委任条例の制定が不可欠
景観計画区域における届出対象行為
- 種類の追加や規模の限定等を行う場合には、条例にその旨を位置付けることが必要
○良好な景観形成に向けた取組については、創意工夫ある各種のものが考え得る
⇒ 条例についても、単に委任内容を定めるだけでなく、自主的な内容を含んだものとし
景観法の活用とあいまった取組の推進も
《自主条例の部分として考え得る内容》
○景観法の制度活用の補完
(例えば、景観重要建造物の維持管理や景観協定に基づく活動への助成など)
○景観法の制度活用に向けたステップアップ
(例えば、景観重要建造物の候補となる物件の登録や全員合意を要しない(準)景観協定地区の
認可、市民組織の認定など(助成との組合せで気運の盛り上げを図るなど))
【例】小田原市の眺望景観確保促進地区
眺望景観の整備保全に必要な行為制限の内容について、地区内の土地所有者等と市が協定を締結
する仕組み;協定締結が一定進んだ後、景観地区へ移行
○その他良好な景観形成に向けた各種支援
(例えば、景観審議会の設置、景観アドバイザーの登録派遣、表彰の実施など)
関係制度との連携
○景観法では、各種行為について、様々な景観上の制限が可能
○しかしながら
・建築物、工作物の形態意匠に係る行為制限を除いては、「勧告」止まり(景観計画の場合)
・用途についての行為制限はできない
等といったことがある
○この場合、例えば
・建築物の高さ(のみ)の制限 「高度地区」(建築確認)
・緑の保全 「風致地区」や「特別緑地保全地区」(伐採に関して地方公共団体の許可)
・建築物の用途の制限 「特別用途地区」(建築確認)
を活用するといったことも考え得る
⇒ 景観法の制度のみならず、目的に見合った総合的な制度の活用を図ることが望ましい
一体的に検討していくことが望ましい制度
屋外広告物関係
緑関係
文化財関係
都市計画関係
建築基準関係
景観の阻害要因となりうる
屋外広告物の規制誘導
重要な景観資源となる
緑地や樹木の保全
緑化の推進
歴史的な町並みや
文化的景観の保全
景観計画等景観法に
基づく措置の補完等
建築基準法に基づく
各種規制誘導措置との連携
屋外広告物行政との連
携
(屋外広告物法に基づ
く条例の制定)
緑関係行政との連携
(特別緑地保全地区や
緑化地域の決定等)
文化財保護行政との連携
(伝統等建造物群保存地区
の決定や景観計画区域等
における文化的景観の盛り
込み等)
都市計画行政との連携
(高度地区、風致地区、
特別用途地区、地区計
画等の決定等)
建築行政との連携
(建築条例、総合設計、
一団地認定、連担建築物
設計制度適用に当たって
の景観上の配慮等)
《参考資料》
○ 景観法の施行状況
[平成19年8月1日現在 ※国交省把握分に限る]
○ 景観法の活用意向
[平成19年4月1日時点]
◇景観行政団体
290地方公共団体
※公示手続中含む
・都道府県(47都道府県) ・政令市(17市) ・中核市(35市)
<その他市町村の景観行政団体:191団体>
〈北海道〉
東川町
清里町
美瑛町
平取町
小樽市
長沼町
〈青森県〉
八戸市
〈岩手県〉
平泉町
盛岡市
一関市
北上市
遠野市
〈山形県〉
酒田市
鶴岡市
大江町
長井市
〈福島県〉
南会津町
三春町
〈茨城県〉
つくば市
守谷市
牛久市
水戸市
〈栃木県〉
日光市
小山市
那須町
〈群馬県〉
伊勢崎市
富岡市
高崎市
太田市
〈埼玉県〉
戸田市
八潮市
草加市
秩父市
川口市
新座市
三郷市
〈千葉県〉
市川市
市原市
我孫子市
柏市
佐倉市
流山市
浦安市
館山市
〈神奈川県〉
真鶴町
平塚市
小田原市
大磯町
秦野市
鎌倉市
葉山町
湯河原町
逗子市
藤沢市
茅ヶ崎市
座間市
箱根町
大和市
〈山梨県〉
山梨市
韮崎市
南アルプス市
北杜市
甲州市
市川三郷町
早川町
富士河口湖町
小菅村
忍野村
〈長野県〉
小布施町
松本市
〈新潟県〉
新発田市
佐渡市
上越市
〈富山県〉
高岡市
〈石川県〉
加賀市
〈岐阜県〉
各務原市
多治見市
中津川市
美濃市
可児市
下呂市
大垣市
高山市
白川村
〈静岡県〉
熱海市
富士市
三島市
伊東市
下田市
沼津市
新居町
富士宮市
〈愛知県〉
犬山市
長久手町
〈三重県〉
伊賀市
〈福井県〉
小浜市
大野市
勝山市
福井市
永平寺町
池田町
越前市
〈滋賀県〉
近江八幡市
大津市
高島市
彦根市
守山市
〈京都府〉
宇治市
南丹市
〈大阪府〉
箕面市
豊中市
〈兵庫県〉
伊丹市
〈奈良県〉
橿原市
〈鳥取県〉
倉吉市
鳥取市
米子市
〈島根県〉
松江市
津和野町
大田市
出雲市
〈岡山県〉
早島町
新庄村
〈広島県〉
三次市
尾道市
呉市
〈山口県〉
萩市
宇部市
光市
山口市
岩国市
〈徳島県〉
上勝町
三好市
那賀町
〈香川県〉
直島町
宇多津町
善通寺市
丸亀市
多度津町
〈愛媛県〉
大洲市
今治市
宇和島市
八幡浜市
新居浜市
伊予市
四国中央市
西条市
西予市
東温市
上島町
松前町
内子町
伊方町
愛南町
砥部町
久万高原町
〈高知県〉
梼原町
〈福岡県〉
志摩町
豊前市
八女市
柳川市
〈佐賀県〉
佐賀市
嬉野市
唐津市
武雄市
〈熊本県〉
山鹿市
〈大分県〉
別府市
由布市
臼杵市
宇佐市
杵築市
中津市
日田市
豊後高田市
〈宮崎県〉
日南市
日向市
綾町
西都市
〈鹿児島県〉
霧島市
さつま町
出水市
指宿市
南種子町
薩摩川内市
長島町
鹿屋市
阿久根市
中種子町
南大隅町
西之表市
〈沖縄県〉
石垣市
浦添市
◇景観計画
51団体が策定
・北海道旭川市
(平成19年3月)
・北海道東川町
(平成18年11月)
・北海道平取町
(平成19年3月)
・青森県
(平成18年4月)
・青森県青森市
(平成18年9月)
・岩手県一関市
(平成18年3月)
・岩手県遠野市
(平成19年3月)
・茨城県守谷市
(平成19年3月)
・群馬県伊勢崎市 (平成19年3月)
・埼玉県川口市
(平成19年3月)
・埼玉県八潮市
(平成19年3月)
・千葉県市川市
(平成18年4月)
・千葉県我孫子市 (平成18年10月)
・東京都
(平成19年3月)
・神奈川県横須賀市 (平成18年6月)
・神奈川県小田原市 (平成17年12月)
・神奈川県秦野市 (平成18年4月)
・神奈川県逗子市
・神奈川県鎌倉市
・神奈川県藤沢市
・神奈川県真鶴町
・神奈川県湯河原町
・長野県
・長野県小布施町
・新潟県新潟市
・岐阜県各務原市
・岐阜県高山市
・岐阜県中津川市
・静岡県熱海市
・名古屋市
・福井県大野市
・滋賀県近江八幡市
・滋賀県大津市
・滋賀県彦根市
(平成18年6月)
(平成19年1月)
(平成19年1月)
(平成18年5月)
(平成19年3月)
(平成17年12月)
(平成18年3月)
(平成19年2月)
(平成18年3月)
(平成18年12月)
(平成19年7月)
(平成19年3月)
(平成19年3月)
(平成19年5月)
(平成17年7月)
(平成18年2月)
(平成19年6月)
・京都市
・大阪市
・神戸市
・兵庫県伊丹市
・奈良県橿原市
・鳥取県
・鳥取県倉吉市
・島根県松江市
・岡山県早島町
・広島県尾道市
・広島県三次市
・山口県宇部市
・愛媛県宇和島市
・佐賀県佐賀市
・大分県大分市
・沖縄県石垣市
・沖縄県浦添市
◇景観地区 18地区
【旧美観地区を景観地区とみなしたもの(景観法整備法附則第2条に基づく)】
・沼津市 : 1地区
・京都市 : 10地区
・倉敷市 : 1地区
【新規の景観地区】
・東京都江戸川区 : 1地区(一之江境川親水公園沿線地区)(平成18年12月)
・島根県松江市
: 1地区(塩見縄手地区)(平成19年3月)
・岐阜県各務原市 : 1地区(テクノプラザ景観地区)(平成19年3月)
・神奈川県藤沢市 : 2地区(江ノ島地区、湘南C-X(シークロス)地区)(平成19年4月)
・広島県尾道市
: 1地区(尾道市景観地区)(平成19年4月)
(平成17年2月)
(平成18年2月)
(平成18年2月)
(平成18年3月)
(平成18年12月)
(平成19年3月)
(平成19年3月)
(平成19年3月)
(平成19年4月)
(平成18年11月)
(平成19年4月)
(平成19年2月)
(平成19年4月)
(平成19年3月)
(平成19年3月)
(平成19年4月)
(平成19年7月)
◇景観重要建造物・樹木
31件
【建造物】
・神奈川県逗子市 : 1件(数奇屋建築)
・岐阜県各務原市 : 9件(住宅主屋、門及び塀、蔵、倉庫等)
・滋賀県近江八幡市 : 1件(寺院本堂)
・京都市 : 20件(町家等)
【樹木】
・松江市 : 1本
◇景観整備機構
◇景観協定
2件
・岐阜県各務原市 : 2件
(テクノプラザ北エリア、同南エリア)(平成19年3月)
◇景観協議会
3組織
・滋賀県近江八幡市 : 近江八幡市風景づくり委員会
・大阪市 : 御堂筋地区景観協議会
・神奈川県真鶴市 : 真鶴町景観重要公共施設協議会
延べ16法人
・京都市 : 財団法人京都市景観・まちづくりセンター(平成17年5月)
・茨城県 : NPO法人茨城の暮らしと景観を考える会(平成17年6月)
・茨城県 : 社団法人茨城県建築士会(平成17年7月)
・茨城県 : 社団法人茨城県建築士事務所協会(平成17年9月)
・長野県 : 社団法人長野県建築士会(平成17年10月)
・静岡県 : 社団法人静岡県建築士会(平成18年2月)
・岡山県 : 社団法人岡山県建築士会(平成18年8月)
・大阪市 : 社団法人大阪建築士事務所協会(平成18年8月)
・大阪市 : 財団法人大阪市都市工学情報センター(平成18年8月)
・静岡県 : 社団法人日本造園建設業協会(平成18年9月)
・長野県小布施町 : 社団法人長野県建築士会(平成18年9月)
・静岡県三島市 : 社団法人静岡県建築士会(平成18年10月)
・静岡県 : 社団法人静岡県造園緑化協会(平成19年3月)
・鳥取県 : NPO法人NPO市民文化財ネットワーク鳥取(平成19年5月)
・鹿児島市 : 社団法人鹿児島県建築士会(平成19年7月)
・鹿児島県 : 社団法人鹿児島県建築士会(平成19年7月)
《参考》景観行政団体および景観計画策定団体の推移
290団体
300
278団体
215団体
景観
行政団体数
(団体数)
200
景観計画
策定団体数
125団体
100
94団体
13団体
0団体
0団体
0
(年月日)
44団体
51団体
景観法の活用意向
平成19年4月1日現在の、全国地方公共団体の意向をアンケートにより把握
景観法の活用意向
景観行政団体である/今後なる意向のあるその他市町村数
(法定景観行政団体以外)
475団体
法定景観行政団体(98団体)と合わせ、573団体(全体の約31%)が景観行政
団体となる見込み(時期未回答含む)
景観計画の策定予定時期
・
・
・
・
策定済み
平成19年度中を目途
平成20年度中を目途
今後3年程度以内
44団体
54団体
101団体
164団体
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