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業 務 仕 様 書(案)
仕 様 書 1. 業務の名称 平成27年度技術管理分室風洞装置保守点検業務 2. 履行場所 独立行政法人都市再生機構 技術・コスト管理部技術管理分室 3. 履行期間 見積合せの日の翌日から平成28年3月28日まで 4. 業務の概要 技術研究所が所有する(1)の風洞装置について、 (2)~(5)の項目から成る保守点 検業務を実施するものである。 (1) 装置概要 ① 装置名 :技術研究所風洞装置 ② 製造者 :株式会社風技術センター ③ 方式 :ゲッチンゲン型回流式境界層風洞 ④ 風洞全長 :86m(長軸:35.75m 短軸:7.25m) ⑤ 能力 :最大風速 30m/s :測定洞 幅2.8m、高さ2.1m、長さ17.5m ⑥ 送風機及び送風機駆動系 ・型式 :軸流一段式 ・口径 :直径3.55m ・翼仕様 :動翼(FRP製)6枚、静翼(鋼板製)7枚 ・駆動方式 :Vベルト駆動 ・直流電動機 :形式:GCPR-K 出力:200kW,電圧:440V 回転数:1150rpm ⑦ 整流装置 :コーナーベーン 4カ所 整流格子(アルミハニカム)1面 整流金網(ステンレスメッシュ)2面 ⑧ その他装備 :ターンテーブル、トラバース装置 ⑨ 施設概要 :風洞実験棟については、下記のアドレス先にて参照可能。 http://www.ur-net.go.jp/rd/bound/ (2) 機械系点検・整備 ① 送風機 以下の部位について、それぞれ記載された点検項目を行い、運転状態での異常音 及び異常振動の確認・解消措置を行う。 ・ケーシング :外観検査 ・回転体 :損傷の有無調査・調整 ・動翼 :各翼取付角度並びに動翼先端とケーシングの隙間寸法測定・調整 ・駆動ベルト :摩耗状態及びたわみ確認・調整 ・締付ボルト類 :緩み有無確認、ボルト増し締め ・軸受部 :異常音・異常振動の確認、グリス補給 ② 風洞本体 以下の部位について、それぞれ記載された点検項目を行い、運転状態での異常音 及び異常振動の確認・解消措置を行う。 ・風洞鋼構造部及び内部 :外観検査 ・整流格子及び整流金網 :外観検査 (3) ・コーナーベーン :外観検査 ・照明器具 :球切れ確認及び交換(ランプは当研究所にて支給) ・ピトー管取替え :ピトー管の取り寄せも含む 電気系点検・整備 ① 送風機用直流電動機 以下の部位について、それぞれ記載された点検項目を行い、運転状態での異常音 及び異常振動の異常振動の確認を行い、異常が見られた場合には状況を報告する。 ・整流子周り :摩耗量測定 ・軸受部 :異常音有無の確認、グリス補給 ・冷却ファン :吸込みフィルターの清掃・交換 ・配線端子部 :据付状態、損傷の有無、過熱状況等の確認、ネジ増し締め ・締付ボルト類 :緩み有無確認、ボルト増し締め ・電気絶縁 :絶縁抵抗値の測定 ② 送風機用制御装置 以下の部位について、それぞれ記載された点検項目を行い、試運転による電圧・ 電流値の測定並びに確認を行い、異常が見られた場合には状況を報告する。 ・制御盤 :外観検査、盤内清掃 ・取付器具 :据付状態、損傷の有無、過熱状況等の確認、ネジ増し締め ・配線端子部 :据付状態、損傷の有無、過熱状況等の確認、ネジ増し締め ・電気絶縁 :各部絶縁抵抗値の測定 ・冷却ファン :吸込みフィルターの清掃・交換 (4) 風洞装置の清掃 送風機、整流格子(ハニカム)及びメッシュスクリーン、コーナーベーン、風路 内床面、測定洞観測ガラス面、トラバース上部並びに風洞本体周辺の清掃を行う。 (5) 風洞装置の総合調整 点検該当箇所すべての保守点検が完了した時点で、風洞操作盤(タッチパネル) 及び制御用PCからの操作による試運転を実施し、動作確認並びに送風機の運転精 度確認等、総合調整を行う。 5. 提出書類 (1) 提出物 :点検・整備報告書(A4版縦づかい) 1部 (2) 内容 :下記の項目を基に機構担当者と協議して作成する。 点検・修理の項目・内容・方法、結果・判定、実施状況の写真等 6. その他 (1) 仕様にない事項については、発注者の指示に従うこと。 (2) 受注者は、本業務に関して知り得た技術研究所が取組む技術開発に関する情報等を 他に漏らしてはならない。また、契約が終了し、又は解除されたときも同様とする。 (3) 業務に必要となる工具・計測機器等の機材並びに消耗材は、受注者が用意し負担す るものとする。 (4) 廃棄物の処理は、受注者の負担とする。 (5) 業務の実施に必要な施設の電気及び水道の使用に係る費用は発注者の負担とする。 (6) 業務の実施にあたり、適用を受ける関係法令を遵守し、業務の円滑な遂行並びに安 全管理に努めること。 以 上