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(平成28年12月1日現在)(PDF:219KB)
茨城県が進める構造改革特区計画 凡例 ○:規制緩和措置 ●:全国展開された措置 1 つくば・東海・日立知的特区 : (H15.4認定) (1)趣旨 ○官民研究機関の真の「融合」と「知の創生」 ○国際レベルの「知の集中」 ○新技術から新産業創出 (2)主な規制緩和措置 ○研究職員の勤務時間内兼業の緩和 ●外国人研究者の受入れ促進 在留期間 3年→5年【全国展開】 ○外国人の永住許可のための在留期間の短縮 5年→3年 ●外国人情報処理技術者の受入れ促進 在留期間 3年→5年【全国展開】 (3)効果 ○産学官共同研究の倍増(H13:1,480 件 → H18:約 3,000 件) ○つくばにおける長期滞在外国人研究者数の増(H13:4,400 名 → H17:約 5,800 名) ○つくばにおける研究所・大学等発ベンチャー企業数の増(H14:64 社 → H20:約 200 社) ○東海・日立における中小製造業の新分野進出等(H14:113 社 → H19:約 230 社) 2 鹿島経済特区 : (H15.4認定) (1)趣旨 国際競争力の高いコンビナートへの転換(世界トップレベルの素材産業クラスター) (2)主な規制緩和措置 ●高圧ガス製造施設の自主検査対象事業の拡大【全国展開】 ●高圧ガス設備の開放検査期間の延長【全国展開】 ●電力会社以外の事業者による低廉な電力供給(供給先との資本関係等の要件緩和) 【全国展開】 ●コンビナートの5年間連続運転(運転しながらの検査) 【全国展開】 ○再生利用認定制度対象廃棄物の拡大(梱包用木くずを転炉で活用) (3)効果 ○設備の定期検査に伴う生産停止期間の縮減による年間生産能力の向上 ○電力会社の送電線を利用しない送配電によるコスト(送電線利用料)縮減 ○廃棄物のリサイクル活用による処分コスト削減 3 広域連携物流特区 : (H15.11認定) (1)趣旨 首都圏における新たな国際物流拠点づくり (2)対象地域 常陸那珂港から北関東自動車道沿い ※茨城及び栃木の2県による策定(当初は群馬も含めた3県) (3)主な規制緩和措置 ○重量物輸送効率化事業 ●保税蔵置場の設置要件の緩和 税関から25km→100km以内【全国展開】 ●自動車の回送運行時における仮ナンバー表示の柔軟化【全国展開】 (4)効果 ○首都圏の物流効率化・活性化による新たな物流拠点の形成 ・コマツや日立建機など世界的な建設機械メーカーが,茨城県常陸那珂港区地区へ立地 した。 ・日立港区においては,メルセデスベンツが輸入車,日産自動車が北米向けの輸出車を 取り扱う完成自動車の輸出入拠点として立地。また,東京ガスが LNG 基地を建設する などエネルギー基地として新たな物流拠点の形成が進んでいる。 茨城県内の市町村が進める構造改革特区計画 1 北茨城市農山漁村交流促進特区 : (H16.3認定) (1)趣旨 農家漁家民宿の開設,農業・漁業・林業体験,どぶろく製造・提供などにより,グリーンツ ーリズムやブルーツーリズムを積極的に展開 (2)主な規制緩和措置 ●農家漁家民宿における簡易な消防用施設等(誘導灯,誘導標識)の容認【全国展開】 ○農家民宿を行う農業者によるどぶろくの製造の特例(最低製造量6キロリットルの撤廃) (3)効果 ・農家民宿の開設及び当該農家民宿による濁酒の製造件数 3件 ・規制緩和当初は,農家民宿及び濁酒の物珍しさもありある程度の集客に繋がったところではあ るが,現在では,当該農家民宿への宿泊客はごく少数となっている。 2 高萩市教育特区 : (H16.3認定) (1)趣旨 高萩市内に株式会社が通信制高校を設置する。全国各地から生徒がスクーリングのために登 校。H17.4開校。 (2)主な規制緩和措置 ●学校外学修(ボランティア活動,農業体験等)として認定する単位数拡大(20→30) 【全国展開】 ○株式会社による学校設置 ●校地・校舎を自己所有しない学校設置【全国展開】 (3)効果 ・第一学院高等学校の開校(株式会社ウィザス) 定員 総合学科 6,000 人,専攻科 4,800 人 在籍生徒数(H26.9.30 現在) 総合学科 2,612 人(男 1,382 人,女 1,230 人) ,専攻科 579 人 教員数 119 人,事務職員数 8 人(H26.5.1 現在) 3 大子町教育特区 : (H17.11認定) (1)趣旨 大子町内に株式会社が通信制高校を設置する。全国各地から生徒がスクーリングのために登 校。H18.4開校。 (2)主な規制緩和措置 ○株式会社による学校設置 ●校地・校舎を自己所有しない学校設置【全国展開】 (3)効果 ・ルネサンス高等学校の開校(ルネサンス・アカデミー株式会社) 定員 3,000 人 在籍生徒数 1,419 人(男 602 人,女 817 人) (H26.5.1 現在) 教員数 19 人 事務職員数 4人 4 都心の身近なふるさと古河・どぶろく特区 : (H19.11認定) (1)趣旨 都心から 60km 圏内という地理的条件を活かした交流人口の増加・地域経済の活性化を図る。 (2)主な規制緩和措置 ○農家民宿を行う農業者によるどぶろくの製造の特例(最低製造量6キロリットルの撤廃) (3)効果 ・特定酒類(製造・販売)を利用した施設における来場者の増加 5 つくば市教育特区 : (H19.11認定) (1)趣旨 つくば市内に株式会社が通信制高校を設置する。 (2)主な規制緩和措置 ○株式会社による学校設置 (3)効果 ・東豊学園つくば松実高等学校の開校(株式会社東豊学園) 定員 1,500 人 在籍生徒数 577 人(H26.10.1 現在) 教員数 23 人 事務職員数 13 人 6 阿見町いきいき子育て給食特区 : (H20.11認定) (1)趣旨 公立保育所に安全で質の高い給食を効率的に提供する。 (2)主な規制緩和措置 ○保育所における給食の外部搬入の容認 (3)効果 ・町の給食センターより,町立全小学校(8 校) ,町立全中学校(3 校)とともに,全町立保育所 (4 所)に対して配食を実施。 ・安全かつ質の高い給食の安定供給,地元食材の活用,保育所運営の合理化 等 ※ つくばモビリティロボット実験特区: (H23.3認定) 【H27.11.27全国展開】 (1)趣旨 市内の一定エリアの公道において,モビリティロボット(セグウェイ等)の実証実験を行う。 (2)主な規制緩和措置 ●搭乗型移動支援ロボットの公道実験事業 (3)効果 ・緩和措置により下記の実験参加団体のモビリティロボットが公道実験を実施。 ①産業技術総合研究所(マーカス,マイクロモビリティ) ②日立製作所(ROPITS) ③セグウェイジャパン(セグウェイ) ④トヨタ自動車(ウィングレット) ⑤アイシン精機(アイシン) ⑥宇都宮大学(Nena) ・平成 23 年 6 月からの累計実験日数 694 日 平成 23 年 6 月からの累計走行距離 16,202km ※ともに平成 27 年 3 月 31 日時点 ・セグウェイを使用した街なかツアーを有料で行うなど,モビリティロボットを使用した新たな ビジネスモデルの構築の実証実験など。