...

No.25 2006

by user

on
Category: Documents
85

views

Report

Comments

Transcript

No.25 2006
鎮淳外用剤ムヒアルファ EX の薬効評価法の検討
中村知矢,宮本隆行,八十島満枝,吉秋洋子,中村幸子,中屋里美,
小川和男,奥野吉秀,中橋孝,西井正康
(株式会社池田模範堂)
緒言
一般に虫刺症(いわゆる虫刺され)の皮膚反応は、昆虫由来成分に対する即時型アレルギ一反応
および遅延型アレルギ一反応、虫毒成分による急性皮膚炎生じることが知られている。そのため、
家庭用の虫刺症の治療薬は、即時型アレルギ一反応を抑制する抗ヒスタミン剤や、急性炎症や遅延
型アレルギーを抑制するステロイド抗炎症剤が配合されている。しかしながら、通常家庭薬に配合
されるステロイド剤は、効力によって 5段階に分類される医療用ステロイド剤として低ランクに属
するものであり、カやダニによる一般的な虫刺症には治療効果を示すが、近年増加傾向にある、犬
や猫などのペットに寄生する ノミ 、植木につ く毛虫(チャド クガ)やムカデなど、炎症症状が強い
虫刺症に対して治療が困難な場合があ った。
そこで、当社では、チャドクガなど様々な毒虫による虫刺症に対する新たな家庭薬として、ムヒ
アルファ EX (
MaEX
)を開発した。本製剤は、 5段階に分類される医療用ステロイド剤では 3番目
のランクに属する吉草酸酢酸プレドニゾロンと抗ヒスタミン剤の塩酸ジフェン ヒドラミンを配合し、
かゆみ、虫さされ、かぶれ、湿疹、じんま疹等の効能を有する一般用医薬品である。同一効能の弊
社従来品ムヒアルファ S (MaS)は、最も弱いラ ンクに属するステ ロイド剤の酢酸デキサメタゾンと
塩酸ジフェンヒドラミンを配合する。したがって MaEXは
、 Masより 炎症症状が強い虫刺症に有効
性を示すことが期待でき、皮膚炎症モデルによる評価が一般的と考え検討を行った。
虫刺症で生じる皮膚の炎症反応をモデル化して薬効評価を行う場合、即時型アレルギ一反応には、
予
各種抗原と高明抗血清による抗原抗体反応や、ヒスタミンを皮内に直接投与することによって皮
膚反応を生じさせる実験系が用いられる。また、皮膚の急性炎症にはクロトン油等を塗布すること
によって生じる皮膚炎症が、遅延型アレルギ一反応にはハプテン抗原による接触皮膚炎が、それぞ
れモデル実験系として用いられることが多い。しかしながら、これらの実験系では、 MaEXと Mas
による抑制効果はほぼ同等であ った。 この結果は、従来より実施されている標準的な評価法では、
ステ ロイド剤の効果を捉えていないか、あるい はステ ロイ ド剤はラ ンク に関係なく最大級の抑制効
果を発揮してしまうことによるものと推定された。したがってステロイド剤の差による効力差を実
証するには、これらの実験系とは異なる、実際に高ランクのステロイド剤が適用されるような炎症
症状が強い虫刺症に類似するモデル実験系が必要と推定された。
そこで本研究では、異なるランクのステロイド剤を配合する MaEXと MaSの効力差を実証するた
めに、 虫刺症の新たなモデル実験系として、虫毒成分に類似する起炎物質による皮膚炎症モデルの作
出を試みた。
-29-
実験材料及び実験方法
起炎物質は、虫毒成分の類縁物質 としてセロトニン(SHT)、キニン類縁物質(プラジキ二ン :
BK
)、プロテアーゼ類(』
革由来プロテアーゼ: PRO)およびホスホリバーゼ A2(
PLA2)を用いたり。
これらの起炎物質により、ラットの皮膚血管透過性冗進モデルおよびマ ウスの耳介浮腫モデルを
作出した。
1
.実験動物
皮膚血管透過性冗進モデルは雄性 Wist
a
r
/
ST系ラット、耳介浮腫モデルは雄性 ICR系マウスを三協
ラポサービス(株)より購入し実験に供した。実験期間を通じての飼育環境は、室度 22℃±1℃、湿
度 50%±10%、12時間毎の明暗周期(7時∼ 19時)とし、飲料水及び、飼料(CE
・2
:
日本クレア、東京)
は自由摂取とした。なお、本実験は動物の保護及び管理に関する法律(昭和 48年 IO月 1日 法律 第
105号)、並びに実験動物の飼育及び保管等に関する基準(昭和 55年 3 月 27 日 総理府告示 第 6
号)の趣旨にのっとり実施した。
~
2
.試薬
セロ トニン ・クレアチニン塩酸塩(I
CNB
i
o
m
e
d
i
c
a
l
sI
n
c)、ブラジキニン(シグマ)、プロテアー
ゼ(シグマ)、ハチ毒由来
ホスホリパーゼ A2 (
ALE
XI
SCO.)を使用した。
3
.被検薬物
株式会社池田模範堂において生産された、ムヒアルファ EXおよびムヒアルファ S の製品を使用
した。
4
.実験方法
1)ラットの皮膚血管透過性冗進モデル
(
1
)血管透過性冗進の惹起
O.lmLの 2%エパンスフ J
l
t
.一生理食塩水溶液(色素)を尾静脈内投与し、次いで、ラッ トの
背部に 5HT、B K、PROあるいは PLA2を皮内投与(O.lmνs
it
e
)し
、 血管透過性冗進反応を惹
起した。惹起 30分後にラットを断頭、放血後、皮腐を剥離した。剥離した皮膚は、 1規定水
酸化カリウム液に一晩浸演さ せ溶解させた。
(
2
)被検薬物適用
被検薬剤は、実験前日に電気バリカンにて除毛したラットの背部に 30mg経皮適用 した。適
用時間は、 血管透過性元進の惹起の 1時間前に実施した。
(
3)血管外漏出色素の定量
一晩皮膚を溶解した試料は、 リン酸:アセトン混液(5:1
3)を加え中和および色素抽出を
行った。抽出した色素は、透過率を分光光度計(U-1100、日立製作所)にて測定した 2)。試料
中の色素呈は、測定された透過率から検量線により算出した。
2)マウスの耳介浮腫モデル
(
I)耳介浮腫の惹起
マウス耳介に、エーテル軽麻酔下で、BKあるいは PROを IOμL皮肉投与した。
-3
0-
r
e
(
2)被検薬物適用
被検薬剤は、マウス耳介に lOmg経皮適用した。適用時間は、耳介浮腫の惹起の 1時間前に
実施した。
(
3)耳介浮腫の定量
惹起された耳介浮腫は、ダイヤルシックネスゲージ(PEACOCKG型尾崎製作所)により測
定した。浮腫は耳厚の増加値で評価した。
5
.統計処理
実験の成績は、一元配置分散分析後、 Tukeyの多重比較検定により解析した。
結果
1
.ラットの皮膚血管透過性元進モデル
ラットの皮膚血管透過性充進モデルは、5HT、BK、PLA2および PROについて条件を検討した。
5HTは、O.Sμg(
O.lmU、BKは
、 lμg(
O.lmL
)
、 PROは
、O
.
l
u
n
i
t(
O.lmL
)、PIA2は
、 1u
n
i
t(
O.
lmU
の皮肉投与が適切な条件と判断した。
BK
MαEX
SHT
*
*
*
*
40
40
2
0
20
君
。
。
率 PRO
PLA2
*
*
% 40
*
*
*
4
0
20
2
0
。
。
図 1 ラットの血管透過性允進モデルでの薬効評価
5HT
、BK、PRO、PLA2を用いたラット血管透過性冗進モデルにより、 MαEXと MαSの効力を
比較した。叫 pく0
.
0
1*
p
<
0
.
0
5(
T
u
k
e
y’
st
e
s
t
)
一
ぺ
n
−BA
v
以上の条件で、 MaEX と MaSの効力を比較した結果、 BKを用いたモデルは、抑制効果に差は認
められなかったが、 5HT、PROおよび Pl.A2を用いたモデルは、 MaEX が MaSに比べ高い抑制効果
を示した。したがって、 SHT、PLA2および PRO によるラットの皮膚血管透過性冗進モデルは、高
ランクのステロイド剤が適用されるような虫刺症の新たなモデル実験系として有用と考えられた。
2
.マウスの耳介浮腫モデル
マウスの耳介浮腫モデルは、 BKおよび PROについて条件を検討した。
BKは
、 1∼lO
μg (
lOμL) を皮肉投与したが、いずれの条件においても腫脹は持続しなかった。そ
のため、 BKによる腫脹は、 即時型の血管透過性先進によるもの と推定され、本モデルには不適と判
断した。 PROは
、 0
.
0
3
u
n
i
t(
IQ
μL) を適切な条件と判断した。
JMαEX
p<
0.
05
pく0.
01
器
率 40
支
』
、
~
jMαS
*
*
*
*
20 [
‘
r
*
J
0
図 2 マウスの耳介浮腫モデルでの薬効評価
PROを用いたマウスの耳介浮腫モデルにより、 M αEXと M αsの効力を比較した。
料
p<0.
01 p<
0
.
0
5(
Tukey’
st
e
st
)
本
以上の条件で
:・MaEX と MaSの効力を比較した結果、 聞
を用いたモデルは、 MaEXが MaSに比
べ有意に高い抑制効果を示した。したがって、 PRO を用いたマウスの耳介浮腫モデルは、高ランク
のステ ロイド剤が適用されるような虫刺症の新たなモデル実験系として有用と考えられた。
まとめ
本研究において、我々は、炎症症状が強い虫刺症に類似するモデル実験系として、 SHT、BK、PRO
および Pl.A2 による、ラットの皮膚血管透過性元進モデルおよび、マウスの耳介浮腫モデルの作出
を試み、その条件を設定した。
そして、これらのモデルに対する、 MaEX と Masの効力を比較した結果、 MaEX は
、 5HT、PRO
および PLA2によるラットの皮膚血管透過性冗進モデル、 PROによるマウスの耳介浮腫モデルにお
いて、 Mas に対し高い抑制効果を示した。したがって、これらの実験モデルは、高ランクのステロ
イド剤が適用されるような虫刺症の新たなモデル実験系として有用と考えられた。
-32-
@
文献
1
)加納六郎 :皮膚病診療, 22 (
増
) '
40
・4
8,(
2
0
0
0
)
2)Ka
t
a
yamaS,S
h
i
o
noyaH,OhtakeS
.:M
i
c
r
o
b
i
a
lImmunol,2
2
,89
・1
01 (
1978)
(~
内匂
u
nJ
回
LCにおける移動相溶媒削減について(第 1報
)
一各種 ODSカラムを用いた基礎的検討一
E
c
o
n
o
m
i
z
i
n
gon出es
ol
v
e
n
t
so
f出em
o
b
i
l
ep
h
a
s
ei
nh
i
g
hp
e
r
f
o
r
m
姐田l
i
q
u
i
dc
h
r
o
m
a
t
o
g
r
a
p
h
y(
P
a
r
t1
)
.百i
ef
u
n
d
a
m
e
n
t
a
ls
t
u
d
i
e
swi
白v
a
r
i
o
u
sODSc
o
l
山 田l
S・
富山県薬事研究会分析部会
一環境にやさしい分析法分科会 (
旧 日)ー
D
i
v
i
s
i
o
no
fA
n
a
l
y
t
i
叫 C
h
e
m
i
s
t
r
y
a
r
c
hA
s
s
o
c
i
a
t
i
o
n
ToyamaP
h
a
r
m
a
c
e
u
t
i
c
a
lR回 e
種岡剛太
Go
u
t
aTANEOKA
砂河茂樹
S
h
i
g
e
k
iSUNAKAWA
勝部祐至
アステラス富山株式会社
As
t
e
l
l
a
sToyamaC
o
.
,L
t
d
.
アステラス富山株式会社
A
s
t
e
l
l
ぉT
oyama白 ,. L
t
d
.
カネボウ株式会社
K
a
n
e
b
o
,L
t
d
.
Y吋iKATS
UBE
O秋 元 住 江
(
タ
株式会社慶貫堂
SumieA.KlMOTO
山 室芳樹
KokandoC
o
.
,L
t
d
.
共栄製薬株式会社
Y
o
s
h
i
k
iY
A
1
ι久恥任JRO
小嶋玲 子
Kyoe
i
P
h
a
r
m
a
c
e
u
t
i
c
a
lCo
.
,
L
t
d.
第一薬品工業株式会社
R
e
i
k
oKOJIMA
林 智 子
TomokoHAYASHI
椿原多恵子
D
a
i
i
c
h
iP
h
a
r
m
a
c
e
u
t
i
c
a
lC
o
.
,L
t
d
.
大協薬品工業株式会社
Tむ勾10 P
h
a
r
m
a
c
e
u
t
i
c
a
lC
o
.
,L
t
d
.
テイカ製薬株式会社
T
a
e
k
oTSUBA.Kll
も<
¥RA
T
e
i
k
aP
h
a
r
m
a
c
e
u
t
i
c
a
lC
o
.
,L
t
d
.
贋田貴文
T
a
k
a
f
u
m
iZ
召ROTA
安 田 幸 代
S
a
c
h
i
y
oYASUDA
沼田幸子
S
a
c
h
i
k
oNUMATA
村 田 恵 美子
EmikoMURATA
海老原ひと美
H
i
t
omiEBIHARA
中坪彰 子
A
k
i
k
oNAKA
TSUBO
入江秀和
H
i
d
e
k
a
z
uI
R
I
E
東亜薬品株式会社
ToaM
e
d
i
c
i
n
eCo.
,
L
t
d
.
東洋ファルマー株式会社
ToyoP
h
a
n
n
a
rCo
.
,
L
t
d
.
富山化学工業株式会社
ToyamaC
h
e
m
i
c
a
lC
o
.
,L
t
d
.
日医工株式会社
Ni
c
h
i
:
.
i
k
oP
h
a
r
m
a
c
e
u
t
i
c
a
lC
o
.,
L
t
d
.
株式会社富士薬品
F吋iM
e
d
i
c
i
n
eC
o
.,
L
t
d
.
明治薬品株式会社
MeijiY
:北曲i
nCo.
,
L
t
d.
株式会社陽進堂
横田洋 −
Y
o
s
h
i
n
d
oI
n
c
.
富山県薬事研究所
Y
o
i
c
h
i YOKOTA
ToyamaP
r
e
f
e
c
t
u
r
a
lI
ns
t
i
t
u
t
e
f
o
rP
h
a
r
m
a
c
e
u
t
i
c
a
lRe
s
e
a
r
c
h
-35-
緒 白
医薬品の品質管理における理化学分析法としては、各種ク ロマトグラフィ 一、原子吸光光度法、紫
C(
Hi
ghPe
r
f
orman
c
eLi
q
u
i
d
外可視吸光度測定法、キャピラリー電気泳動法等があるが、その中でも、 HPL
S
)
Ch
r
oma
t
oo
r
a
phy)が広く使用される。現在では、粒子径 5山nのオクタデシルシリル化シ リカゲル(OD
を充填した内径 4
.
6
mm
、長さ 15cm のカラムが主流で、通常、約 lmlJ
minの移動相流量で用いられる。
しかし、本条件では、日常の医薬品品質管理やバリデーションの実施によ り、アセト ニ トリル等の有
機溶媒を含む移動相を大量に使用し、事業所から排出する。 PRTR (
Pol
l
ut
a
ntRe
l
ea
s
ean
dTr
ans
f
e
r
)制度の実施などにより環境問題への意識が高まる今日においては、必ずしも環境に配慮した
Reg
i
s
t
e
r
ものとはいえない。また、溶媒・試薬の購入及び廃棄両面のコストも考慮に入れると、可能な限り移動
相の使用量を削減するのが望ましい。そ こで今回、使用溶媒量の削減を目的として、上記に替わるカ
C装置を使用し、その有用性及び
ラム条件を考案した。モデル試験法において、参加各社所有の HPL
問題点について種々検討したので報告する。
方 法
1.試 料
ウラシル(U)、アセ トアミノフェン (A)、カフェイン(C)、グアイフェネシン(I
S)、エテンザミ
5、75、1
7、1
25、90.Ug
加 Lのメタノ ール溶液。
ド(E)のそれぞれ 1
.
.
Q
2
. 分析条件
検出器 :紫外吸光光度計(測定波長: 276nm)
カラム及び流量 :
(
1
)粒子径 Sμmの ODSカラム(内径 4.
6m m
、長さ 15cm)、流量 l.OmlJmin
)粒子径 Sμmの ODSカラム(内径 3
.
0m m
、長さ 15c
m)、流量 0
.
4
2r
n
L
/
mi
n
(
2
.
6m m
、長さ 7
.
S
cm)、流量 l
.OmlJ
min
(
3)粒子径 3μmの りDSカラム(内径 4
カラム温度 :40
℃付近の一定温度
移動相:水/メタノ ール混液(7:3
)
注入量: lOμL
注入回数: 6回
3
.方 法
参加各社の使用機器に、同一銘柄のカラム(1
、
)
ο
)
、
(3
)をそれぞれ接続し、分析条件の流量で各パラ
n
e
r
t
s
i
lODS・3(
ジーエルサイ エンス)、 CAPCELLP
A KC
1
s
メータを測定した。同一銘柄のカラムとして I
CPa
ckPr
oC18 (ワイ エムシィ)を使用した。また、別に(3)としてインタクト
MG (資生堂)及び Y M
8及び Uni
s
o
nUK・C18も使用したが、同一銘柄の 5.Umカラムがないため、製法が
社製 CadenzaCD-C1
化学物質評価研究機構、4.
6×1
50mm
)を(1
)として用いた。そして、
類似していると される L-column(
∼4社のグループで共同実験することで、使用機器の相違が分離に及ぼす情報も収集した。
銘柄毎に 3
結 果
F
i
g
.1に CAPC
ELLPAKC1
8M Gのカラムを用いて分析を行ったときのクロマ トグラムを示した。ま
i
g
.2∼7に各カラムの分析条件(1
、
) ρ
)
、
(3)における主なパラメータ値について(1
)
を 100に換算
た
、 F
して表したものを示す。いずれのカラムにおいても同様の傾向を示した。また、テ’ッドボリ ュームの
異なる HPL
C に接続した Ca
d
e
n
z
aCD・C1
8の理論段数について、 し co
l
u
mnの理論段数を 1
0
0に換算し
g
.8)。さらに、今回の分析条件下で各種カラムを用いたときの圧力を Tab
l
e
て表わしたものを示す(Fi
lに示す。
.
c
o
t
n
u
DAOI
瓦E
雇弓元;
1
6雨戸500.
1
0
0(
0
3
1
l9
2
6
A¥
46
1
5
0
2
.
D
2
0
0
1
0
0
切
l
I
I
C
LI~~
U I
I
1
5
0
1
2
粒子径 Sμm、3.0φ ×150mm
店
~A
』
mAU
2
0
0→
1
0
1
2
Z
DADIA
.S恒=
27
6
.
1
6R
e
f
=
S0
0
.
1
0
0(
0
3
0
92
6
日切0
・
I
S
0
2
.
D
宰Z
戸
﹄m
侶ま−
T八
u
1
5
0
粒子径 Sμm、4
.
6
φ ×1t?Omm
ASH
mAl
』
~
1
0
0
ム
ω
寸
1
2
DAD
IA
.S
i1
=
2
7
6
.
16R
e
f
=
S
0
0
.
1
0
0(閃0
9
2
6
C
¥
4ト07
5
-2
.
D
.
mAUJ
A
u
1
0
0
EE−
−ハ
1
5
0
侶2・
’
買
CE
S
2
0
0→
m1
,
粒子 径 3μm、4.
6φ ×75mm
5
0
F
i
g
.1
. クロマト グラム(CAPCELLPAKC
1
sM G
)
I
n
e
r
t
siODS
3
140
CAPCELLP刈< C18MG
140
120
120
100
100
80
80
60
60
40
40
。
。
20
20
u
A
c
I
S
u
E
YMCPa
c
kP
r
oC18
A
c
I
S
E
L
col
umn・
Cadenza-Unison
120
120
100
100
80
80
60
60
40
40
20
20
。
。
u
p
.
;
_
c
I
S
u
E
A
F
i
g
.
2
.保持時間((1
)
を 100とした)
-37-
c
I
S
E
l
n
e
r
t
si
lODS・
3
115
m
110
< C1
8MG
CAPCELLP刈
115
−ー
ー
−
:ー
一
ー
110
105
105
100
ー
畠
畠
100
畠
畠
....
95
ー
90
85
ー一
95
‘
』
ー
90
85
80
80
c
A
I
S
E
PackProC18
YMC・
115
c
A
I
S
E
しcolumn・
CadenzaUnison
115
110 い
一
一
ー
一ー
110
105
105
....
100
100
95
95
90
90
ー
85
J
弓.
’ー
ー
ー
ー
&一
一
一
_
_
.
.
γλγ/
ー
c
E
L 一一
‘
ち
85
を
80
80
c
A
I
S
A
E
I
S
保持容量 (
(1
)
を1
0
0とした)
Fig.3.
.....
• • .’
l
n
e
r
t
s
ilODS
・
3
CAPCELLPAKC18MG
300
250
200
200
150
100
50
•
I=--
ー一ーー1~i3 I1
|一世
ー”
。
|
u
100
h
A
c
I
S
&i
50
。
u
E
200
c
I
S
E
L
c
o
lumn-CadenzaUnison
YMCPackPr
oC18
...
300
300
250
A
,一一
一・
250
200
150
150
一
→
100
50 ト
一
一
一一、
占
}
。
•
u
A
c
I
S
Fi
g
.4.
100
1
-.
0'
u
E
A
ピーク面積((
1
)
を1
0
0とした)
- 38ー
、
!ー+ー 1
ー
・ー
−ー
I−
ー
企
?
ー ・1
50
I
.
. ..
l
;
l
c
I
S
E
I
n
e
r
t
siODS・
3
250
< C18MG
CAPCELLP刈
250
200
200
150
150
100
100
50
。
一
−
−
ー
.
争
.
−
ー
ー
u
A
c
m
50
。
u
E
I
S
YMCPackPr
oC18
100
~
50
I
S
E
son
Lc
ol
umn-Cadenza Uni
250
:
c
司
−−
250 「−
⑩
A
200
150
100
50
|
王m1 。
。
u
A
c
I
S
u
E
A
c
I
S
E
F
i
g.
5
. ピーク高さ((1
)を 1
0
0とした)
l
ner
t
s
ilODS
・
3
CAPCELLP.
.
A
KC18MG
120
120
100
100
80
80
60
60
40
40
20
。
一=
t
ー
晶−
ー
一
u
A
c
I
S
m
20
。
u
E
A
c
I
S
E
z
aUnison
L-column-Cade『1
YMCPackPr
oC18
120
120
100
100
80
80
60
60
40
40
20
20
。
。
u
A
c
I
S
u
E
A
Fi
g
.
6.理論段数((1
)を 1
0
0とした)
-39-
c
I
S
E
8
6
2
5
7
1
4
3
n
u
n
u
n
u
U
120
1
00
....
l
n
e
r
t
s
i
lODS・
3
CAPCEL
LPM
くC1
8MG
1
00
80
80
60
60
40
40
20
20
。
到
。
A
c
I
S
E
1
A
YMCPa
c
kP
r
oC18
120
一
一
一
一一
一
一一
一一一一一一
1
20 ~
「
一一一一一一一「
120
100
100
80
80
60
60
40
40
20
2
0
。
c
I
S
E
Lc
o
l
u
mn
C
a
d
e
n
z
aUn
is
o
n
t~
0
A
c
I
S
E
A
c
I
S
E
F
i
g
.7
.分離度 (
(1)を 100とした)
Ta
b
l
e1
.各種カラムを用いたときの圧力(kg
f
!
c
m2
)
4.
6φ ×150mm,
5μm 3.
0φ ×150mm
,
5μm 4
.
6φ ×75mrn
,
3μm
54
.
3
48.
3
83.
0
I
n
e
r
t
s
i
lODS
・
3
1
2
1
.
0
9
0
.
7
7
5
.
3
CAPCELLPAKC
1sMG
1
13.
0
9
6
.
3
1
13.
0
YMC
Pa
ckP
r
oCl8
67.
9
Gc
olumn
一
82.
4
Cade
nz
aCDC1
8
一
UnisonUK-C18
8
5
.9
@
”
|ー ト 0.2mm3
u
A
i一
世
ト8.
0mm3
一
合一70.
7m m3
c IS
E
F
i
g
.8
. デッドボリ ュームと理論段数の関係
(
L-co
lumnの理論段数を 100とした)
- 40ー
考 察
1
. 移動相溶媒にメタノールを用いると、アセトニトリルの場合よりも圧力は高くなるが、いずれもカ
n
e
r
t
s
i
l
ラムや装置の耐圧以下であり、それらへの負担は少ないものと思われる。(3
)の場合、特に l
OD
旬 、C
a
d
e
n
z
aCD-C18、U
n
i
s
o
nUK-C18は l
O
O
k
前 cm2未満で使用しやすいものと考える。
2
. RT (保持時間)は、(2
)
は
(1
)
とそれほど変わらないが、流量が 0.42mU
凶 nであるので、使用溶媒は
(
1)の半分以下となった。(
3
)
は
(1
)のほぼ 50%
近い値が得られ、使用溶媒及び分析時間とも(1
)の約半分
となり、両方の削減効果が得られた。
3
. k
' (保持容量)は(勾、(3
)とも(1
)
よ り若干低い値を示したことから、いずれも保持の低下の可能性が
示唆された。
4
. ピーク面積は(3
)
は
(1
)と同 じであったが、
ρ)は約 2.4倍となり、これは内径の二乗に反比例して増大
したものと考えられた。ピーク高さでは(3)
も
(1
)より若干増大する傾向で・あった。
5
. N (理論段数)は(2)
、
(3)とも(1
)より減少し、 RTの小さなものほど減少したが、オートサンプラーか
らカラムまでの配管の容積、 I
l
Pちデッドボリュームが小さい機器ほど、その減少度は小さい傾向を
示した。 Rs (分離度)も同様の傾向を示した。 Nやおについては(2)
、
(3)による溶出の早い物質の
C
t
分析には課題を残した。
以上のモデル実験から、粒子径 3問、 4
.
6×75mmのカラムでは,溶出の早い物質では従来のカラム
より理論段数は低下するものの、分析時間と使用溶媒の両方の削減効果を得られることが分かった。
今後は実際の医薬品分析に応用し、その効果を確かめる予定である。
−E且
。
訓
HPLCにおける移動相溶媒削減について(第 2報
)
-3μmODSカラムの使用実例一
σ
a
r
t2)
E
c
o
n
o
m
i
z
i
n
go
n出巴s
o
l
v
e
n
t
so
ft
h
巴m
o
b
i
l
eph
a
s
ei
nh
i
g
hp
e
r
f
on
n
a
n
c
el
i
q
u
i
dc
h
r
o
ma
t
o
g
r
a
phy
-Thea
p
p
l
i
e
dc
a
s
e
so
fus
i
n
g3μmODSc
o
l
u
m
n
s-
富山県薬事研究会分析部会
一環境にやさしい分析法分科会住IPLC) ー
Di
vi
s
i
ono
fA
n
a
l
y
t
i
c
a
lChe
m
i
s
t
r
y
ToyamaPhann
a
c
e
u
t
i
c
a
lRe
s
e
a
r
c
hA
s
s
o
c
i
a
t
i
o
n
種岡剛太
アステラス富山株式会社
G
o
u
t
aTANEOKA
砂河茂樹
S
h
i
g
e
k
iSUNAKA
WA
中田ひとみ
A
s
t
e
l
l
a
sToyamaC
o
.
,L
t
d
.
アステラス富山株式会社
A
s
t
e
l
l
a
sTo
y
a
maCo
.
,
L
t
d.
アステラス富山株式会社
A
s
t
e
l
l
a
sTo
y
a
maC
o
.
,L
l
d
.
カネボウ株式会社
KaneboL
t
d.
株式会社虞貫堂
KokandoC
o
.L
t
d.
共栄製薬株式会社
H
i
t
omiNAKATA
O勝 部 祐 至
Y
u
j
iKATSUBE
秋元住江
SumieA
阻 MOTO
山室芳樹
Y
o
s
h
i
k
iYAMAMU
RO
林
智子
TomokoHA
YASf
l
l
椿原多恵子
K
y
o
e
iP
h
a
n
n
a
c
e
u
t
i
c
a
lC
o
.
,L
t
d.
大協薬品工業株式会社
Ta
i
k
y
oPharm
a
c
e
u
t
i
c
a
l白., L
t
d.
テイカ製薬株式会社
Te
i
k
aP
h
a
r
m
a
c
e
ut
i
ca
lC
o
.L
t
d.
東亜薬品株式会社
T
o
aM
e
d
i
c
i
n
eC
o
.
,L
t
d
.
東洋ファルマー株式会社
T
a
e
k
oTSUBAKIHARA
新田香織
c~
K
a
o
r
iN汀 TA
平井雄一郎
To
y
oPh
紅 m紅 C
o
.
,L
t
d.
富山化学工業株式会社
Y
u
i
c
h
i
r
oHI
孔A
J
沼田幸子
S
a
c
h
i
k
oNUMATA
金 山隆秀
T
a
k
a
h
i
d
eKANAYAMA
花木千穂
Ch
i
h
oHANAKl
中坪彰子
A
k
i
k
oNAKATSUBO
入江秀和
H
i
d
e
k
a
z
uI
R
I
E
ToyamaC
h
e
m
i
c
a
lC
o
.
,L
t
d.
日東メディック株式会社
N
i
t
t
oMedi
cCo
.
,L
t
d
.
株式会社富士薬品
F
u
j
iM
e
d
i
c
i
n
eC
o
.
,L
t
d
.
明治薬品株式会社
M吋i
Y
a
k
t
出血 C
o
.
,L
t
d
.
株式会社陽進堂
Y
o
s
h
i
nd
oI
n
c
.
横田洋一
富山県薬事研究所
Y
o
i
c
h
i YOKOTA
To
y
a
maP
r
e
f
e
c
t
u
r
a
lI
n
s
t
i
t
u
t
e
f
o
rP
h
a
n
n
a
c
e
u
t
i
c
a
lR回 巴a
r
c
h
u
内喝
a
a
a
緒
広司
第 1報の結果より、粒子径 3問 、4
.
6
φ ×7
5mmのオクタデシルシリル化シリカゲル(ODS)カラム
.
6
φ ×1
5
白r
u
nの ODSカラムに比べ、約 50%
の分析時間及び移動相溶媒の削減効果が
は粒子径 5μm、4
得られることが分かつた。そこで、各カラムの分離特性を示すパラメーターを調べ、品質評価を行う
とともに、種々の製剤及び、医薬品原料への応用を検討したので報告する。
方 法
1.ODSカラムの品質矧面
)に準じて T
a
b
l
e1の分析条件で仔った場合の各成分について、ウラシル(U)を基準
大津らの方法 1
’k’)及び理論段
とした保持係数(ピ)及び理論段数(N)を計算し、分離特性を示す次の分離係数α作
)のパラメーターを求めた。①疎水’性相互作用を示すασ厄)、@液面極性を示すα小侶局、
数比 N(Ni/N2
CF/P
H)
、④イオン交換性を示すα(EP/B
、
) ⑤配位結合性を示す NσA
汀7
、⑤平面
③水素結合性を示すα(
認識能ασ'P/0
乃及びασ'
S
I
C
S
)
。なお、これらのパラメ ーターは 3回求めたものの平均値で表した。
1
n
e
r
t
s
i
lODS
・
3 (ジーエルサイエンス)、@〉ごAPCELLPAKC
1
8MG (資生
矧面した ODSカラムは、①'
堂)、③Y恥 仰a
c
kP
r
oC18 (ワイエムシイ)、④CadenzaCD-18 (インタクト)、⑤Un
i
s
o
nUK-C18 (
イ
ンタクト)、⑥!A
t
l
a
n
t
i
sd
C
1
8(ウォーターズ)で、サイズは全て粒子径 3μm
、内径 4.6mm長さ 75m mで
、
それぞれ 2ロット評価した。
操作条件
検出器
カ フム
カラム温度
移動相
流
量
注入量
注入回数
試料溶液
Ta
b
l
e1
. ODSカラムの品質評価法
1
2
紫外吸光光度計(測定波長: 254nm)
粒子径 3u.m、4
.
6
φ ×75mm ODSカフム
40
℃付近の一定温度
メタノール/水混液( 1:1
)
メタノ ール/水混液 (
4:1
)
l.OmLJmin
St
.
LL
3回
ウフシjレ
尽
乃
12.6μg/mL ウフシル (
U
)
1
2
.
Sμg/mL
カフェイン(C町
3
1
.
5
2
5
.
8
c
i
s
−スチルベン(C
S
)
1
4
7
.
5
5
6
.
3
フェノールσ町
t
r
a
n
s−スチルベンσ
'
S
)
2・エチルピリジン(E
P)
2
7
.
0
3
8
.
8
0・テルフェニル(0勺
安息香酸メチルゆ侶)
2
4
5
.
8
5
.
0
トリフェニレンロ?
)
のメタノール溶液
ベンゼン (
B
)
1
2
5
0
.
2
N,N
−ジメチルアニリン (DA)
4
0
.
1
トルエン何
7
2
5
.
3
フェ ニルアセチルアセトン σ~) 1
2
2
.
6
のメタノール溶液
2.モデル実験
lより得られた結果に基づき、 3種のカラム(YMC-PackProC18、Cadenza∞・C18、UnisonUK
・
Cl8)
を選び、以下のモデル実験を行った。
1)脂溶性ビタミン類分析法の検討
Ta
b
l
巴 2に示す脂溶性ビタミ ン類を含有する試料溶液(移動相溶液)を作製し、次の分析条件で分析
を行った。
-44-
⑨
検出器:紫外吸光光度計(測定波長: 254nm)
カラム温度: 40
℃付近の一定温度
移動相:アセトニトリル/メタノール混液(4:1
)
流量: l
.
O
m
I
J
r
n
i
n
注入量: 5μL
T
a
b
l
e2
. 脂溶性ビタミン類試料溶液(移動相溶液)
濃度 C
u
!
!
皿L)
2
.
0
4
0
.
0
2
2
.
0
2
4
.
0
1
3
0
.
0
40
.
0
2
0
.
0
成
分
K
3
)
ビタミン K3 (
酢酸レチノール
C
Aa白 tate)
D2
)
ビタミン D2 (
D
3
)
ビタミン D3 (
酢酸トコフエロール (
Ea
c
e
t
a
t
e
)
ビタミン・ K1 (Kl)
パルミチン酸レチノール (Ap
a
h
n
i
t
a
t
e
)
2)水溶’性ビタミ ン類分析法の検討
モデル製剤(液剤)中の水溶性ビタミン類の定量を行った。モデル製剤は 50mL中、硝酸チアミ ン
(
Bl)20mg
、リン酸リボフラピンナ トリウム(B2) 12mg
、塩酸ピリドキシン(B6)50mg
、ニコチン
酸アミド(NA) 60mg含有するように調製し、 D・ソルピトール、白糖、クエン酸、安息香酸ナトリウ
ムを添加した。本製剤について、次の分析条件で分析を行った。
検出器:紫外吸光光度計(測定波長: 2
7
0
n
.
m
)
カラム温度: 40
℃付近の一定温度
移動相: 0
.
2%リン酸含有 5mMヘキサンスルホン酸ナトリウム溶液/アセトニトリル混液(9:1
)
流量: l
.
O
m
I
J
m
i
n
注入量: 5
件
3)抗生物質の純度試験に関する検討
日本薬局方第一部収載セフチゾキシムナトリウムの純度試験について検討した。 1
0
5
℃5日間保存の
セフチゾキシム 20mgを p
H
7
.
0の 0
.
l
m
o
l
/
Lリン酸塩緩衝液 20mLに溶かし試料溶液とし、次の条件で
、4
.
6
φ ×250
mmのカラムも使用し、比較を行った.
試験を行った。また、日局記載の粒子径 lOμm
検出器:紫外吸光光度計(測定波長: 254nm)
カラム温度: 3
5
℃付近の一定温度
移動相:リン酸水素ニナトリウム十二水和物 2
.
31
gおよび、クエン酸ー水和物 l
.
4
2
gを水 lOOOmLに溶
→1
0)を加えて p
H
3
.
6に調整し、この液 200mLにアセトニトリル
かし、薄めたリン酸( 1
lOmLを加えた。
流量:セフチゾキシムの保持時間が約 1
2分となるように調整した。
面積測定範囲:溶媒のピークの後から、セフチゾキシムの保持時間の約 5倍の範囲。
注入量: S
OμL
4)生薬配合製剤の分析法に関する検討
ベラドンナエキス配合のモデル製剤(マレイン酸クロルフェニラミン含有鼻炎薬)を作製し、アト
→1
0
0
0
)で抽出し、内標準物質(塩酸ナファ
ロビンの定量を行った。モデル製剤は、薄めたリン酸( 1
ゾリン)を加えた後次の操作条件で‘分析を行った。
-45ー
検出器:紫外吸光光度計(測定波長 :210nm)
カラム温度: 40℃付近の一定温度
移動相:薄めたリン酸(1
→ 1000)620mLおよび、アセトニト リル 380mLの混液にラウ リル硫酸ナ ト
リウム 3gを加えたもの。
流量: l
.OmIJ
mi
n
注入量: lOμL
結 果
1.ODSカラムの品質評価
i
g
.1及び F
i
g
.
2に示した。クロ
操作条件 1及び 2で分析を行ったときのク ロマ トグラムをそれぞれ F
n
e
r
t
s
i
l OD
S・3では、 1
0
∼17分ぐらいでベース
マトグラムから明らかなように、操作条件 1における I
ラインが盛り上がり、金属と錯体を作るフ ェニルアセチルアセ トンのピークが検出されず、 CAPCE
LL
P
AKC
1
sMG においても、 P
A のピークがテー リングした。最近のカラムの金属含有量は低くコント ロ
ールされている とされており、この原因については検討中である。
g
.
3に示した。A
t
l
a
n
t
i
sdC
1
8では胞 とBのピークが重なり、 CAPCELLLPAK
各ピークの理論段数は Fi
C1
sM Gの 1ロットは PAのピークを検出することができなかったので、 これらの理論段数はグラフに
は示さなかった。溶出の早いピークの理論段数には第 1報の結果と同様に課題を残したが、ピークが
保持されるにしたがって理論段数は高くなった。但し、I
n
e
r
t
s
i
lOD
S・3は溶出の早いピークは理論段数
が他のカラムよりも高いが、保持時間の遅いピークになるにしたがって他のものほと、理論段数が高く
ならない結果であった。
各パラメーター値を Ta
b
l
e3に示した。疎水性相互作用を示すαぐ
T
/
B
)
は、一般にカーボン量が多い充
填剤ほど高くなる傾向を示す。高極性物質の分離に利用する At
l
a
n
t
i
sdC1
8や Un
i
s
o
nUK-C1
8の分析カ
ラムはασ/
1
3
)が低かった。
水素結合’性は残存シラノール基なと‘の水酸基に依存するが、エンドキャッフが良好な充填剤ほと‘小
l
a
n
t
i
sdC
1
s及
び、 Uni
s
o
nUK・C1
8は高値を
さい値を示す傾向がある。高極性物質の分離に使用される At
示し、エンドキャップが従来法とは違うとされる Cade
n
z
aCD・C1
8は最小値を示した。
イオン交換性を示すα(EP厄)の大きい充填剤ほど、塩基性物質を強く吸着したり、保持が遅れたり、
テーリングを起こしたりする。 I
n
e
r
t
s
i
lODS
3及び YMC
Pa
c
kPr
oCI
8は、評価したカラムの中では最
小値を示した。なお、 CadenzaCD・C18ではα(EP/B)の数値としては、高極性物質分離用カラムと同程
度であるものの、 EPがややテーリ ングを起こした。
)が大きいほと、平面認識能が高く、非平面化合物 OTより平面的な τ
?の
平面認識能を示すασ'P/OP
ほうが保持されやすいことを示している。一般にポリメリック ODS が高い値を示すことが知られて
de
n
z
aCD-C
l
8が最も高く、立体的なかさ高さの異なる化合物の認識
いるが、今回評価した中では Ca
に優れていると思われる。
n
er
t
s
i
lODS・3、
移動相溶媒にメタノ ールを用いると圧力が高くなるが、このような移動相条件でも I
CadenzaCDC18及び Uni
s
o
nU K
・
C1
8は 1
00k
g
f
/
cm2未満で使用しやすいものと思われた。
r
oCI
8、④Cad
巴 昭aC
D・CI
8、⑤Uni
s
o
nUKC1
8
以上の結果より 、特徴的な性質を示す③YMC-PackP
の 3種のカラムを用いることとした。
-4
6-
⑥
80
|
80
①l
附
I
s
i
lODS-3
②CAPCELLPAKC1
8M G
DA
601
60
MB
U
i~
U
i り|よH
r
DA
~
o
t
m
L
J
WIL~
0
5
10
MB
1
5
l
c
;
H
40
EP
0
5
min
80
.
|
~
j
岨
IB
I
I
i吋
l
~A
)
0
〕
10
MB
IJHEP
201111
L
J
U
¥
5
@cadenzaCD-C18
601
1
甘
l
山
!
1
1
1
1
・
7
80
15
0
5
80
I
DA
601
MB
1
l
i
1
5
⑤1
A
t
l
a
n
t
i
sdC,8
MB DA
1
I
r
n
60
B
u
10
min
⑤UnisonUK-C18
I
I
L
J
J
し
U~UULJ~LJ
π
l
i『i
·~
1
5
80
③
'YMC・PackProC18
60
10
min
u
iIPHEP
I'~~ I
40
j
·,~,〕 LJ\、
.
g
E
4
0
PH
CF EP
111
20
Qf-JV'.J'-.J
0
5
1
0
1
5
0
min
5
10
min
F
i
g
.1
. クロマトグラム(操作条件 I
)
-4
7-
1
5
いハ
川
︺
T
1
TS
c
s
TP
OT
由。︿E
5
②CAPCELLPAKC18MG
u
S
E
的。︿
−
−
川
リ
リ
仁。
lji
80
①l
n
e
巾i
iODS
・
3
10
min
cUA
TP
u
’
・
c
s
OT
40
骨内
的且︿E
的。︿E
nununu
TS
e
④Ca
denzaCD-C18
111﹃Illi−−ea﹄1 ge
listsEE11tlt寸。
41
s1101
11 J l
寸tas
nunU
8
6
80
③1
YMC-PackProC18
TS
CS I OT
TP
’
ζ
。
5
。
。
10
10
5
円
、m
mm
80
⑤UnisonUK-C18
TP
ε
的D︿
的。︿E
1
1
。
5
、
灯i
n
10
。
I
5
πlJn
)
F
i
g
.2
. クロマトグラム (操作条件 2
-48-
・
9
⑥1
A
t
l
a
n
t
i
sd
C
1
8
10
9000
8000
7000
6000
5000
錆 4000
.
. 3000
蓄
ロ①l
n
e巾 i
iODS
・
3
ロ②CAPCELLPAKC18MG
D③YMC-PackProC18
ロ④CadenzaCD
・
C18
0⑤U
n
i
s
o
nUK-C18
ロ⑥A
t
l
a
n
t
i
sdC18
2000
1000
0
u
CF
EP
PH
MB
B
T
DA
PA
F
i
g
.3
.各ピークの理論段数
T
a
b
l
e3
.分離特性を示すパラメーター及び圧力
①
カラム
疎水’
性相互作用
表面極性
水素結合性
イオン結合性
配位結合性
平面認識能
i
t
ασ氾
)
α(
1
¥
侶 汀7
α(
CF/PH)
α(EP/B)
NσA
月
〉
ασ'P
/
01)
ασ'
S
I
C
S
)
条件 1
条件 2
圧力(kgf/cm2)
②
2
.
1
0
0
.
4
6
0
.
3
5
0
.
3
5
2.
1
1
0
.
4
8
0
.
3
2
0
.
3
7
(
0
.
9
0
)
1
.
3
0
1
.
0
7
118
89
1
.
3
0
1
.
0
7
95
72
④
③
⑤
⑥
2.
16
2.
14
2.
0
7
2
.
0
6
0.
4
4
0
.
4
6
0
.
5
0
0
.
5
3
0
.
3
2
0
.
2
9
0.
36
0
.
3
8
0
.
3
5
0
.
4
3
0
.
4
2
0
.
4
5
1
.
0
6
0
.
9
4
0
.
9
7
1
.
0
3
1
.
4
2
1
.
6
9
1
.
1
9
1
.
3
1
1
.
0
8
1
.
1
8
1
.
1
0
1
.
0
5
91
98
120
117
72
88
66
81
( ):1ロットのみの結果、 一 :測定不能
2
.モデル実験結果
1)脂溶性ビタミン類の分析
2
5
0
2
5
0
YMC
P
a
c
kProC18
Kl
200
コ︿E
⑩
1
5
0
0.
9
1
s
o
2
5
0
E ddtato
2
4
6
8
1
0
IOOj
八
・
。
0
1
5
0
Rs
1
0
0
4
1
2 1
mi
n
−
CadenzaCD-C18
2
0
0
K
3
I
0
3
A・ce曲~~
s
o
1
6 1
8 2
0 2
2 2
4
A palmi
l
a
t
e
eul~tato
。
ト−+−−.−−−..−
0
,
、
Rs
02 03
3.
27 3.
48 1
.
1
8
2
4
6 8 1
0 1
2 1
41
6 1
8 2
0 2
2 2
4
、
向o
n
・
C18
U
n
i
s
o
nUK
2
0
0
Rs
E
コ︿
1
5
0
0
.
7
0
1
0
0
日g
.
4
.脂溶性ビタミ ン類のクロマトグラム
5
0
0
0 2 4 6 8 ・1
0 1
2 1
4 1
6 1
8 2
0
22
2
4
mi
n
-49-
、D3の保持
クロマトグラム内の表は D2
係数とその分離度を示す。
疎水性相互作用が最も小さい⑤UnisonUK
・
C18では A
p
a
l
m
i
t
a
t
eの溶出が最も早く、 D2と D3の分離
f
C
P
a
c
kP
r
oCl8では、 A p山 n
i
t
a
t
eの溶出は遅く
、
度が悪かった。疎水性相互作用の最も大きい③刊l
D2と D3の分離度は 0.
9
0で、あった。一方、平面認識能が最も高い④Cade
昭 aCD
・
C18については、構
造が類似する D2と D3の分離度は 1
.
1
8と 3種のカラムの中では最も良好であり、また A p
a
l
m
i
t
a
t
eの
溶出は③より速かった。従って、本カラムにより種々の脂溶性ビタミン類を同時分析が可能で、また
従来よりも短時間に分析することができ、溶媒使用量の削減につながると考える。
2)モテ’
ル製剤における水溶性ビタミン類の分析
モデル製剤中の水溶性ビタミン類の定量結果は T
a
b
l
e4に示すように、YMC-PackP
r
oC18、Unison
d
e
n
z
aCD-C18については、 B2
、B6の
UK
-C18で、分析を行ったとき、各社とも良好な結果を得た。 Ca
.
6
4であった。 U
n
i
s
o
nUK
・
C18については T
a
b
l
e5に示すように、他のカラムに比べ理論段
分離度が 1
数、分離度がよかった。水溶性ビタミン類のように極性物質については、 UnisonU K
・C
18のような疎
.
6
水相互作用が小さく、表面極性が大きい充填剤を用いるのがよいと考える。また、粒子径 Sμm、4
φ×1
5
0
I
D
J
nと比較したとき、理論段数は劣るものの、溶出が早く約 50%
の保持時間であった。
⑥
③
Y恥I
C
P
a
c
k
P
r
oC18
④
Cadenza
CD-C18
⑤
U
n
i
s
o
n
UK-C18
理論段数
分離度
A社
B社
C社
D社
A社
B社
c社
D社
A社
B社
c社
D社
T
a
b
l
e
4
.モデル製剤の定量結果
NA
B6
B2
含量
含量
含量
CV
CV
CV
1
0
0
.
0
3 0
.
4
3
1
0
0
.
8
8 0
.
5
0
1
0
1
.
5
5 0
.
7
1
1
0
0
.
9
1 0
1
0
0
.
8
7 0
.
1
1
.
1
3
102
.
64 0
.
0
9
9
9
.
2
7 3
.
2
7
9
9
.
2
3 3
.
1
7
9
8
.
3
3 3
.
7
6
9
9
.
4
4 0
9
9
.
5
5 0.
10
.
1
7
9
9
.
7
6 0.
2
0
1
0
0
.
3
8 0
.
4
8
1
0
0
.
2
9 0
.
1
1
1
0
1
.
3
0 0
.
6
2
9
9
.
2
5 0
.
3
7
9
3
.
4
2 9
.
1
1
一
8
6
9
9
.
4
2 0.
9
9
.
5
8 0
.
4
1
1
0
0
.
1
1
0
.
3
6
102
.
0
1
0
.
5
8
9
9
.
3
1 0
.
7
7
9
9
.
2
9
0
.
7
8
1
0
0
.
4
5
0.
8
2
1
0
0
.
7
1 1
.
7
8
1
0
1
.
1
7
1
.
6
5
1
0
0
.
4
9
0.
6
3
9
8
.
0
4 1
.
7
4
9
8
.
5
1
0
.
8
9
9
9
.
8
3
0
.
4
4
Bl
。
J
9
8
.
4
9 0
.
4
1
100
.
7
0 0.
07
9
8
.
9
3 3
.
5
4
1
0
0
.
5
1 0
.
0
7
1
0
1
.
4
8 0
.
2
4
9
7
.
3
0
0
.
3
6
9
3
.
5
8
8
.
4
8
100.
0
1
0
.
0
9
1
0
0
.
9
0
0.
2
2
9
8
.
0
8
0
.
8
3
1
.
2
2
100
.
16
1
0
0
.
4
5
0
.
1
6
含量:対仕込量(
%
)
、 α :相対標準偏差(%)、一:定量不能
T
a
b
l
e5
.各ピークの理論段数及び分離度について
YMC-PackP
r
oC18
.
6
φ ×75mm3μm
4
.
6
φ ×150mm5μm 4
NA
9387
1
9
1
5
B6
7837
2398
B2
1
1
2
0
1
4055
Bl
14129
6259
NA:B6
4
.
5
2
8
.
4
3
B6:B2
7.
98
4
.
6
3
B2:
Bl
5
.
8
8
4
.
0
8
含量
U
n
i
s
o
nUK-C18
2452
4574
4757
7152
6
.
2
3
4
.
9
7
5
.
2
4
⑥
F同M
nU
3)抗生物質の純度試験に関する検討
過酷な保存条件により副生成物及び分解物の生成を促進したセフチゾキシムナトリウムを用いた。
クロマトグラムを F
i
g
.5に示し、各ピークの理論段数及び、
分離度をそれぞ、れ Table6及び 7に示した。
眠、理論段数及び分離度においてほとん
検討した 3種のカラムにおいて、副生成物及び分解物は溶出j
ど差異は認められなかった。 UnisonU K
・
C18の特徴は、水 100%
系溶離液に対応し、高極性化合物の保
持 ・分離特性に優れていると言われ、カラムの持続性等も考慮に入れると、 UnisonUK-C18が今回の
測定対象物に適しているように思われた。
YMCの粒子径 3仰n、4.
6
φ ×75mmのカラムと対照とした日局記載の粒子径 10
問 1、4
.
6
φ ×25
臼r
u
n
のカラムを比較すると、測定対象とした A∼E全てのピークで理論段数及び分離度は、粒子径 3t.Lm
、
4.
6
φ ×75mmのカラムが優れていた。また、 ピーク高さも増し、高感度であった。
これらの結果から、日局記載の粒子径 10凹n、4
.
6
φ ×250mmから粒子径 3仰n、4
.
6
φ ×75mmのカラ
ムに変更することにより、流量が 2.8ml)minから 0.
9ml)minとなるため、溶媒及び試薬(緩衝液など)
量は、約 1β の削減となることがわかった。
~v
•
4.
6
φ ×75mm,3μm
YMC-PackProC18
流量: 0.9mυmin
D
⑩
E
.
.
.
、
,
’
O
ヨ酬0
‘
,
,
、,
4.
6
φ ×250mm,10μm
YMC-PackODSAM
流量 :2.
8mυmin
。
E
旬
。
一一一
.
\
一一
‘
・
。
左
。
0
9ぼ3
。
.
.
.
.
.
F
i
g
.5
.1
0
5℃5日間保存したセフチゾキシムナトリウムのク ロマトグラム
サイズ、粒子径
カラム名
A
B
c
セフチゾキシム
D
E
T
a
b
l
e6
. 理論段数
4
.
6×250mmlOμm
YMC-PackODS-AM YMC-PackProC18
2278
5900
1
4
1
5
2370
2825
6912
3134
2880
3558
10074
4054
9274
4.
6×75mm3μm
C
a
d
e
n
z
aCD-C18
5512
1656
5982
2074
9499
9474
U
n
i
s
o
nUK-C18
6603
1517
6940
2287
10033
9479
4
.
6×75mm3μm
C
a
d
e
n
z
aCD-C18
U
n
i
s
o
nUK-C18
T
a
b
l
e7
. 分離度
.
6×250mmlOμm
サイズ、粒子径 4
YMC-PackODS-AM YMC-PackProC18
カフム名
A
B
c
セフチゾキシム
D
E
7.
5
2
.
0
6
.
3
8
.
2
10
.
5
9
.
5
3.
2
7
.
5
1
0
.
3
1
6
.
3
8.
0
2.
9
6
.
9
9
.
1
1
6
.
4
7
.
7
3
.
1
6
.
9
9
.
2
1
6
.
8
p w
一
、
4)生薬配合製剤の分析法に関する検討
クロマトグラムを F
i
g
.6に示した。また、理論段数及び分離度を Tab
l
e8に、定量値の結果を T宇b
l
e9
に示した。本分析の際、マレイン酸クロルフェニラミンが妨害ピークとして出現し、粒子径 5凹n、4
.
6
.
6
φ×
φ×150mm (YMC-PackProCl8)の場合、約 300分に検出された。これに対し、粒子径 3仰n、4
75mmのカラムでは、妨害ピークの溶出が速やかになり、分析時間が大幅に短縮された。特に、高極
性物質分離用カラム UnisonU K
・C
l8では、アトロビンの理論段数は 9920
、内標準物質との分離度は
1
3
.
3
5で 3種のカラムの中ではいずれも高く、妨害ピークの溶出は約 1
20分と対照カラムの約 40%に
短縮された。定量値については, Tab
巴
! 8に示すように、粒子径 5J
J
.
m
,4
.
6
φ ×1
5
伽 m の場合と同等で
あった。
"i[--~ー
4
.
6φ×150mm,
5μmI F
i
g
.
6
. クロマトグラム
YMC-PackProC18 I
上: YMC
P
ackProC
l
8
(
4
.
6
φ ×150mm、5山n
)
qE
.
凶D,
とl
5
3
。
T
5
・
。
1
0
0
200
下: UnisonUK
・C
l8(4
.
6
φ ×75mm
、3μm)
左下:分析時間 140分まで
右下:分析時間 20分まで
1:アトロビン、 2:内標準物質、 3:マレイン酸
クロ jレフェニラミン
s:標準溶液、T:試料溶液、 BL:プランク溶液
f
}
300
m
i
n
2
4
.
6
φ ×75mm,3μm
U
n
i
s
o
nUK
C18
1
0
s
ε
.
的D︿
.
的D,
ε
q
5
。
T
・
5
。
。
1
0
0
5
0
BL
20
町1
1
n
T
a
b
l
e8
.理論段数及び分離度
粒子径 3師、 4
.
6
φ ×75mm
粒子径 5μm
理論段数
分離度
1
2
1:2
4
.
6
φ ×150mm
14929
1
3
6
0
5
1
5.
1
3
YMC-Pack.ProC
18
9277
8566
1
2.
7
6
Cade
昭 aC
D-C18
9531
8462
1
3
.
0
9
U
n
i
s
o
nUK-C18
9932
9493
1
3
.
3
5
1:アトロビン、 2:内標準物質
T
a
b
l
e9
. 定量値
粒子径 3μm、4
.
6
φ ×75mm
粒子径 5凶B
含量(
%)
平均含量(%)
標準偏差
R
.
S
.
D
.(
%〕
4
.
6
φ ×150
古 田1
0.
2
6
3
、
0
.
2
7
0
、
0.
2
6
8
0.
2
6
7
0
.
0
0
3
6
1
.
3
5
YMC-PackF
ヤ
oC1
8
0
.
2
6
5
、
0
.
2
7
0
、
0
.
2
6
8
0
.
2
6
8
0
.
0
0
25
0
.
9
3
-5
2ー
U
n
i
s
o
nUK-Cl8
CadenzaCD-Cl8
0
.
2
6
4
、
0
.
2
7
1
、0
.
2
6
7
0.
2
5
7
‘0
.
272
、
0
.
2
6
7
0
.265
0
.
2
6
7
0
.
0
0
3
5
0
.
0
0
7
6
2
.
8
7
1
.
3
1
R
.
S
.
D.:相対標準偏差
・
り
まとめ
参加各社が通常肌£を行う装置を用いて粒子径 3問、 4
.
6
φ ×75
m mの ODSカラムの品質言軒面を
行い、それぞれの分離特性を把握した上で、 4つのモデル実験を行った。その結果、移動相にイオン
対試薬が配合されても、もとのカラムの特性が分離に影響を与えることが明らかとなった。また、粒
.
6
φ ×150mmと比較すると、理論段数は劣るものの短時間で分析が可能であった。定量
子径 Sμm、4
したモデル製剤に.
ついては、定量値も問題ないものと思われる。
実際の品質管理に応用するには、耐久性、理論段数の改善策の検討、分析バリデーション等の実施
が必要であるが、移動相溶媒使用量の削減と分析時間の短縮には十分期待できると考えられた。
引用文献
1
)大津他、 クロマ トグラフィ一、 日(
4
、
) 48-49(1990)
-5
3-
各種抗酸化物質のがん転移抑制効果 の比較検討と
作用 メカ ニズムの解析
D
i
f
f
e
r
e
n
t
i
a
lE
f
f
e
c
t
so
f
A
n
t
i
o
x
i
d
a
n
t
sonTumorM
e
t
a
s
t
a
s
i
sand
A
n
a
l
y
s
i
sonaMechanismo
f
A
c
t
i
o
n
小笠原勝
松永孝之
MasaruOGASAWAR Tak
a
Y
1
止iMATS
UNA
GA
鈴木英世
Hid
ey
oSUZU
阻
富山県薬事研究所
’
I
b
ya
血 aP
r
e
f
e
c
t
u
r
a
lI
n
s
t
i
t
u
t
ef
o
rPharm
a
c
e
ut
i
c
a
lRβ
s
e
a
r
c
h
緒
言
近年の外科手術,放射線療法の進歩によって,がん原発巣の除去技術の発展は目覚しいものが
ある。しかし、 日本では現在、 3人に l人が癌で亡 くなっている。 この主な原因の一つは、がん
の転移を阻止できないことであり、がん転移抑制剤の開発は、がん患者の延命に関わる最重要課
題のーっとして位置付けられている。
がんの転移は、原発巣から離脱したがん細胞が血管内に侵入し、免疫細胞の監視から逃れて、
血流に乗って他の臓器へと運ばれ、毛細血管に着床した後、 血管内から組織内へと浸潤して、新
生血管を伴いながら増殖することにより成立する九したがってよこれらのうちいずれかの過程
が阻害されるならば、がんの転移はF
血とされA
尋ると期待される。
従来、がんの転移および転移したがんの治療には殺細胞作用を作用メカ ニズ.
ムとする抗がん剤
が主に使用されてき た。しかし、 それは同時に骨髄毒性をはじめとする種々の副作用を引き起こ
すとともに有効性の点でも満足できる薬剤で・はなかった、他方、比較的副作用が少なくがん転移
抑制効果が期待される薬剤 として、がん細胞の血管壁への接着に対する阻害剤刀、がん細胞の浸
潤に関わる酵素の阻害剤 3
、
) 免疫賦活剤 4)
、などが報告されているが、十分な薬効が確立されて
いるものはなく、より有効性が高く長期投与においても安全な薬剤の開発が切望されているのが
現状である。
抗酸化物質は植物等に含まれる機能性成分の一つであり、近年、活性酸素種が関与する様々な
病態の発症 ・進展予防に有効である可能性が示唆されている。とりわけ、がん研究においては、
これまで発がん予防に有効であるとする報告が多数なされてきた九さらに最近では、勢物を庵
いた基礎実験において数種の抗酸化物質にがん転移抑制作用が示され か
川
、 また、臨床的にも 巴
タミン Cと抗癌剤の併用に有用性が報告されるなど 19)、がん転移の予防 ・治療における部酸化物
質の有用性が示唆されている。しかし、どの抗酸化物質に最も高い有用性が期待でき:る ~·か、ま
た、作用メカニズムについても十分には明らかにされていない。
l:
本研究では、マウス結腸がん細胞の実験的肺転移モデルを用いて、既に機能性成分と.1- la~利用(
されている抗酸化物質を中心に 1
8種の天然由来抗酸化物質について三
・がん転移抑制効果を比熱
嶋
' t~ ~ι
検討した。
れよ F
F
hd
p
hu
実験方法
1. 実験試薬
抗酸化物質は和光純薬工業またはシグ
、
マ ・アノレドリッチより購入し、ジメチルスノレホキシド
(
D
M
S
O
)に溶解して実験に用いた。
2.細胞及び細胞培養
マウス結腸がん細胞牒: c
ol
o
n
2
6
L
5は済木育夫教授(富山大学、和漢医薬学総合研究所)よ
り供与された。細胞は 1
0
弘の非働化ウシ胎児血清(F
B
S
、
) 1
0
0U
/
m
lのペニシリン、 0
.1m
g
/
mlの
−メルカプト エタ ノールを含む R
P
MI
1
6
4
0培地中にて継代、
ストレプトマイシン及び 55μMの 2
維持した。
3. 実験的癌転移抑制実験
リン酸緩衝生理食塩水(2
0
0μ 1
)に懸濁したがん細胞(4×1
0
4
個)をマウス(B
a
l
b
/
c、7週令、批I
D
に尾静脈より接種し、 1
3 日後に肺を摘出して、肺表面に形成された転移結節の数を実体顕微鏡
下にて計測し、がん転移の指標とした。被検体はがん接種 3日前から接種 1日後まで、一日一回、
計 5回腹腔内に投与した。対照群には D
M
S
Oを同様にして投与した。実験には一群当たり 5匹の
マウスを使用した。
t
J
4.統計処理
測定値の有意差検定は、ステューデントの t検定により行い、有意水準(P
)が 5
出未満の場合に
有意であるとした。
結
果
1
. 各種抗酸化物質の癌転移抑制活性の比較検討
1
8種の抗酸化物質について、がん転移抑制活性を比較検討した (
F
i
g
.1
)。投与量は
、 1μモ
ル/マウス/日とし、癌接種の前後 5日間、腹腔内に連日投与した。その結果、 エ ピガロカテキン
G
C
G
)及びゲニステインに統計的に有意な抑制活性を認めた。その他、ク エノレセチンに
ガレート(E
若干の抑制活性を認めたが有意な差ではなかった。一方、他のカテキン類(エピカテキンガレ
2
)には抑制効果は認められなかった。そこで、 E
民 Gについて、
ートおよびプロシアニジン B
用量を変えてさらに検討した(F
i
g
.2
)
。その結果、E
G
C
Gは用量に依存した抑制作用を示し、 2μ
モノレの投与量において 98
見の極めて強い抑制効果を示した。また、この用量における E
G
C
Gの抑
g
/マウス/ 日)の抑制効果より も強かった。
制効果は、至適用量でのレンチナン
(0.03m
2
0
[
仲田叩
移
抑
転
泉
レスベラ
トロール 効
ルチン
AHM
ん
の
h却
質
酸
メラトニン化
各
門MG
プロシ
ア 抗
ニジンB2穫
~
E
怠
F
﹁
-5
6ー
ピリルピン
トコ
α’
フ
エ
ロlル
LJYZ
テ
イ
ン
ゲニステイン
クルクミン
クヱルセチン
エピカテ
キン
ガレlト
務
アスタキ
サ・ノチン
照
72
コ
ル
ピ
・ J町
%コントロール︵肺転移結節数︶
60
・
り
2
. EGCGの抗転移効果における投与タイミングの影響
EGCGの作用点が宿主(マウス)側にあるか否かを明らかにするために、 EGCGの投与をが
ig
.3
)
。2
μ モノ
レ/
マウスの
ん細胞の接種前と接種後に分けて抗転移効果を比較検討した(F
用量で、 EGC
Gをがん接種前(3目前∼l目前)に予防的に投与した場合には、約 8
0
拡の転移
抑制効果が認められた。この効果は、 E
GCGをがん接種の前後(3目前∼ 1日後)で投与 した
αをが人店街駿(接種当日および翌
場合の抑制率(約制)とほぼ同等であった。一方、国
0
弘)されたが、前投与で、の効果に比較して弱かった。
日)に投与した場合でも転移は抑制〈約 5
2
0
0
3
0
0
2
5
0
I
r
*
'
量1
5
0
5
0
n
対照
P
<
O
.0
1
: 2
0
0
ft
・
:t
05
− モル/マウλ
エピガロカテキンガレ
1
(
μ
レン干
す〉
}
対照震
・
Ooy3Oa
y
l
・・
Day3 Oay-1
・
0 yO-O
町 1
F
i
g
3 エピガロカテキンガレー トの抗がん転移効果に
F
i
g
2 エピガロカテキンガレートのがん転移仰制効果
おける投与タイ ミングの影響
考 察
これまでに、 抗酸化物質のがん転移抑制作用についてはいくつかの報告がなされていたが、そ
れらは実験ごとに条件が異なるために、どの抗酸化物質に最も高い抑制効果が期待できるのかと
いう
、 化合物間で、の作用強度の比較は困難であった。本研究では、これらがん転移抑制作用が報
、
) 8ーカロテン 8)、クノレク
告されている抗酸化物質 10種(アスコノレビン酸 6)、アスタキサンチン 7
、
) α一トコフ
ミン 9, 10)、エ ピガロカテキンガ レー ト11. 12, 13)、ゲニステイン 14)、クエノレセチン 15
ノ
レ 18))、その他、 内因性抗酸化物質 5種
(L
ーシステイン、
エロ ー
ノレ16)、/レチン 17)、レスベラ トロ ー
尿酸、ピリルピン、メラトニン、葉酸)など、既に機能性成分として利用されている抗酸化物質
8種の抗酸化物質についてがん転移抑制効果を比較検討した。その結果、エヒ。ガロカ
を中心に 1
G
C
G
)が最も強力な抑制作用を示すことを明らかにした。 E
G
C
Gのがん転移抑制
テキンガレート(E
重細胞の肺への転移に対して有効であることが報告されて
作用については、既にマウス悪性黒色1
G
C
Gがマウス結腸がん細胞の肺への転移に対しても有効である
いる 11, 12. 13)。本研究の結果は、 E
ことを示すともに、既に機能性成分として利用されている抗酸化物質の中では民CGに比較的高
いがん転移抑制効果が期待できること を示唆している。
E
G
C
Gの主要な作用メカ ニズ‘ムとしては、我々のこれまでの研究結果 20)から、 従来示されてい
るがん細胞浸潤 ・増殖の阻害 21.22)とは別のメカニズムであることが推察されていた。そこで本
G
C
Gの作用点が宿主 (マウス)側にあるか否かを明らかにするために、 E
G
C
Gの投与
研究では、 E
をがん細胞を接種する前後に分けて、抗がん転移効果を検討した。その結果、前投与による効果
G
C
Gの主
が前後で投与した際の効果に大きく寄与していることを明らかにした。このことは、 E
な作用点が宿主側にあることを示唆している。宿主において可能性のある作用点と しては、免疫
G
C
Gの影響を詳細
系の細胞や血管内皮細胞、血小板などが考えられる。今後はこれらに対する E
に検討していく予定である。
本研究では、既に利用されている抗酸化物質の中では、とりわけ E
G
C
Gにがん転移の予防 ・治
療における高い有効性が期待できることを明らかにした。作用メカエズムについては、がん細胞
に対する直接的な作用よりも 、宿主への影響を介した間接的な作用が重要であると 推察された。
Fhd
,
マ
文 献
1
)
Po
s
t
e
,G,
.FidleζIJ
,
.Th
ep
a
t
h
o
g
e
n
e
s
i
so
fc
a
n
c
e
rm
e
t
a
s
t
a
s
i
s
.Nature
,283
,1
3
9
1
4
6
(
1
9
8
0
)
2
)
也LI
.
.Murata,J
,
.Matsuno,K,Ogawa,R
.,N
i
s
h
i
,N.
,'
I
b
k
u
r
a
,S
,
.A
Z
1
皿 a
,I
.,
Sa
A
n
t
i
・
m
e
t
a
s
t
a
t
i
canda
n
t
i
・
i
n
v
a
s
i
v
ee
f
f
e
c
t
so
fp
o
l
y
m
e
r
i
cA
r
g
・
G
l
y・
Asp(
RGD
)p
e
p
t
i
d
e
,
poly(RGD
)
,組 di
t
sa
n
a
l
o
伊e
s
.Jpn
.
J.
C
a
n
c
e
rRes.
,
8
1
(
6
・
7
)
,
660
・
6
6
7(
1
9
9
0
)
3
)
H
i
d
a
l
g
o,
M.
,E
c
k
h
a
r
d
t
,
S.
G
.
,Developmento
fm
a
t
r
i
xm
e
t
a
l
l
o
p
r
o
t
e
i
n
as
ei
n
h
i
b
i
t
o
r
si
n
c
a
n
c
e
rt
h
e
r
a
p
y
.J.
N
a
t
l
.C
a
n
c
e
rI
n
s
t
.,
9
3
(
3
)
,1
7
8・
1
9
3(
2
0
0
1
)
4
)
.,F
u
j
i
i
,T
.,l
i
j
i
皿a
,H,
.S
a
i
t
o
,K,Matsunaga
,K
.
,Ther
o
l
eo
fn
e
u
t
r
o
p
h
i
l
s
I
s
h
i
h
a
r
a
,Y
a
sc
y
t
o
t
o
x
i
cc
e
l
l
si
nl
u
n
gme
t
a
s
t
a
s
i
s
:s
u
p
p
r
es
si
o
no
ftumorc
e
l
lm
e
t
a
s
t
a
s
i
sbya
b
i
o
l
o
g
i
c
a
lr
e
s
p
o
n
s
emo出血e
r(
P
S
K
)
.I
nV
i
v
o
,1
2
(
2
)
,1
7
5・1
8
2(
1
9
9
8
)
5
)
Yang
,C
.
S
.
, L
a
n
d
a
u
, J.
M.
, Huang
,M
.
T
., Newmark
, H.
L,
.I
n
h
i
b
i
t
i
o
no
f
c
a
r
c
i
n
o
g
e
n
e
s
i
sb
yd
i
e
(
2
0
0
1
)
6
)
血 i
s
o
n
,J.
M.
,G
i
l
l
o
t
e
a
u
x
,J.
,Summer
s
, J.
L,
.C
a
l
d
e
r
o
n
,P
.
B
.,
T
a
p
e
r
,H.S
,
. Ja
I
n
h
i
b
i
t
i
o
no
ft
h
ed
e
v
e
l
o
p
m
e
n
to
fmetasta
s
e
sbyd
i
e
t
a
r
yv
i
t
a
m
i
nC:
K
3c
o
m
b
i
n
a
t
i
o
n
.
L
i
f
eS
c
i
,
.7
5
(
8
)
,9
5
5
・
9
6
7(
2
0
0
4
)
7
)
.,Tanaka
,T
.,C
o
n
t
r
i
b
u
t
i
o
no
ft
h
e
K
u
r
i
h
a
r
a
,H.
, Kod
a
, H.
, Asami
,S.
,Kis
o
,Y
飴c
tont
h
ep
r
o
m
o
t
i
o
no
f
a
n
t
i
o
x
i
d
a
t
i
v
ep
r
o
p
e
r
t
yo
fa
s
t
a
x
a
n
t
h
i
nt
oi
t
sp
r
o
t
e
c
t
i
v
ee
・
2520
c
a
n
c
e
rme
t
a
s
t
a
s
i
si
nmi
c
et
r
e
a
t
e
dw
i
t
hr
e
s
t
r
a
i
n
ts
t
r
e
s
s
.L
i
f
eS
c
i
,
.7
0
(
2
1
),2509
(
2
0
0
2
)
8
)
Pradeep,C
.
R
.,Kuttan
,G,
.E
f
f
e
c
to
fb
e
t
ac
a
r
o
t
e
n
e on t
h
ei
n
h
i
b
i
t
i
o
no
fl
u
n
g
皿e
t
a
s
t
a
s
i
si
nm
i
c
e.
Phyt
omed
.
i
c
i
n
e,1
0
包・
3
)
,1
5
9・1
6
4(
2
0
0
3
)
9
)
Menon
,L.
G
.,K
u
t
t
a
n
,R
.
,Ku
悦a
n
,G,
.A
n
t
i
m
e
t
a
s
t
a
t
i
ca
c
t
i
v
i
t
yo
fcurcuminand
),1
5
9・
1
6
5(
1
9
9
9
)
c
a
t
e
c
h
i
n
.C
a
n
c
e
rL
e
t
t
,
.1
4
1
(
1・2
1
0
)
Menon,L.G
,
.Kuttan
,R
.,Kuttan
,G,
.I
n
h
i
b
i
t
i
o
no
fl
u
n
gme
t
a
s
t
a
s
i
si
nm
i
c
ei
n
d
u
c
e
d
b
y Bl6Fl0melan
o
ma c
e
lsby p
o
l
y
p
h
e
n
o
l
i
cc
o
mpound
s
.C
a
n
c
e
rLe
比 ,9
5
(
1・2
),
1
9
9
5
)
2
2
1・225(
1
1
)
Liu
,J.
D.
,Chen
,S.
H.
,Lin
,C.
L,
.Ts
む,S.
H,
.L
i
ang
,YC
,
.I
n
h
i
b
i
t
i
o
no
fmelanoma
growth and m
e
t
a
s
t
a
s
i
s by c
o
m
b
i
n
a
t
i
o
nw
i
t
h(
・
)
・
e
p
i
g
a
l
l
o
c
a
t
e
c
h
i
n
・
3
・
g
a
l
l
a
t
e and
d
a
c
a
r
b
a
z
i
n
ei
nmi
c
e
.J.
Ce
l
l.
Bi
o
c
hem
,
.8
3
(
4
),
6
3
1・642(
2
0
01
)
1
2
)
Menon
,
L.
G,
.Kuttan
,
R
.,
Kuttan
,G,
.I
n
h
i
b
i
t
i
o
no
fl
u
n
gm
e
t
a
s
t
a
s
i
si
nmic
ei
n
d
u
c
e
d
by Bl6Fl0 皿 elanomac
e
l
l
s by p
o
l
y
p
h
e
n
o
l
i
cc
o
m
p
o
u
n
<
;
i Ca
n
c
e
rL
e
t
t
,
.9
5
(1
・
2
),
2
5(
1
9
9
5
)
2
2
1・2
,.
﹁
︾
n
o
p
1
3
)
T
a
n
i
伊 c
h
i
,S,
.F
u
j
i
.
k
i
,H
.,K
o
b
a
y
a
s
h
i
,H
.,Go,H
.
, Miyado,K
.
, Sadano
,H
.
,
S
h
i
皿o
k
a
w
a
,R
.,
E
f
f
e
c
to
f(
)
e
p
i
g
a
l
l
o
c
a
t
e
c
h
i
ng
a
l
l
a
t
e
,t
h
emainc
o
n
s
t
i
t
u
e
n
to
fg
r
e
e
n
枕,6
5
(
1
)
,
t
e
a
,onl
u
n
gm
e
t
a
s
t
a
s
i
sw
i
t
hmouseB1
6melanomac
e
l
ll
i
n
e
s
.C
a
n
c
e
rLe
5
1・54(
1
9
9
2
)
1
4
)
悦a
n
,R
.,N
a
i
r
,M.
G
.,Chang
,
Y
.
C
.
,Ku
抗a
n
,G
.
,E
f
f
e
c
to
fi
s
o
f
l
a
v
o
n
e
s
Menon,L.
G
.
,Ku
g
e
n
i
s
t
e
i
nandd
a
i
d
z
e
i
ni
nt
h
ei
n
h
i
b
i
t
i
o
no
fl
u
n
gm
e
t
a
s
t
a
s
i
si
nmi
c
ei
n
d
u
c
e
dby
BlGF-10melanomac
e
l
l
s.
Nutr
.
C
a
n
c
e
r
,3
0
(
1
)
,7
4
・
7
7(
1
9
9
8
)
1
5
)
u
e
c
h
l
e
r
,P
.
,Hines
,O
.
J
,
.R
e
b
e
r
, H.A,
Mouria
,M.
, Gukovskaya,AS
,
.Jung
,Y,B
P
a
n
d
o
lSJ.Foodd
e
r
i
v
e
dp
o
l
y
p
h
e
n
o
l
si
n
h
i
b
i
tp
a
n
c
r
e
a
t
i
cc
a
n
c
e
rg
r
o
w
t
ht
h
r
o
u
g
h
.
1
6
)
m
i
t
o
c
h
o
n
d
r
i
a
lc
y
t
o
c
h
r
o
m
eCr
e
l
e
a
s
eanda
p
o
p
t
o
s
i
s.I
n
t
.J.C
a
n
c
e
r
,9
8
(
5
)
,7
6
1・769
(
2
0
0
2
)
Heukamp, I
.,K
i
l
i
a
n
,M
.
,G
r
e
g
o
r
,J
.
I
.,Neumann
,A,J
a
c
o
b
i
,C.A,Gus
k
i
,H,
.
氾d
a
t
i
v
ev
i
t
a
皿立lSA
,c
Schimke
,I
.
,Walz
,M.K.,Wenger
,F
.
A
.
,E
f
f
e
c
t
so
ft
h
ea
n
t
i
o
andE onl
i
v
e
rm
e
t
a
s
t
a
s
i
sandi
n
t
r
a
皿e
t
a
s
t
a
t
i
cl
i
p
i
dp
e
r
o
泊d
a
t
i
o
ni
nBOP-induced
・
5
)
,403・
409(
2
0
0
5
)
p
a
n
c
r
e
a
t
i
cc
a
n
c
e
ri
nS
y
r
i
a
nh
a
m
s
t
e
r
s
.P
a
n
c
r
e
a
t
o
l
o
g
y
,
5
(
4
1
7
)
仇叫 R
.,Ku
枕 担,G
.
,I
n
h
i
b
i
t
i
o
no
fl
u
n
gm
e
t
a
s
t
a
s
i
si
nm
i
c
ei
n
d
u
c
e
d
Menon,L.G
,
.Ku
e
l
l
s by p
o
l
y
p
h
e
n
o
l
i
c compound C
a
n
c
e
rL
e
t
t
,
.9
5
(
1
2
)
,
by Bl6Fl0 血 elanomac
2
2
1・225(
1
9
9
5
)
1
8
)
u
s
p
i
d
a
t
u
mr
o
o
t
Kimura
,Y
.,Okuda
,H,
.R
e
s
v
e
r
a
t
r
o
li
s
o
l
a
t
e
d企omPolygonumc
p
r
e
v
e
n
t
s tumor growth and m
e
t
a
s
t
a
s
i
s t
o l
u
n
g and t
u
m
o
r
i
n
d
u
c
e
d
n
e
o
v
a
s
c
u
l
a
r
i
z
a
t
i
o
ni
n Lewis l
u
n
gc
a
r
c
i
n
o
m
a
b
e
a
r
i
n
gm
i
c
e.J.Nutr
,
.1
3
1
(
6
)
,
8
4
9(
2
0
0
1
)
1
8
4
4・1
1
9
)
A
s
c
o
r
b
i
ca
c
i
di
nt
h
ep
r
e
v
e
n
t
i
o
nandt
r
e
a
t
m
e
n
to
fc
a
n
c
e
r
.A
l
t
e
r
n.
Med.
H
e
a
d
,K A,
Rβ
v
.
,3
(
3
)
,1
7
4
・1
8
6(
1
9
9
8
)
2
0
)
小笠原勝,松永孝之,鈴木英世,各種抗酸化物質の癌転移抑制効果の比較検討,富山県
薬事研究所年報, 32,1
1・1
7(
2
0
0
5
)
2
1
)
G
a
r
b
i
s
a
, S,
.S
a
r
t
o
r
,L,
.B
i
g
g
i
n
,S
,
.S
a
l
v
a
t
o
,B.
,B
e
n
e
l
l
i
,R
.,A
l
b
i
n
i
, A,恒 皿o
r
g
e
l
a
t
i
n
a
s
e
s and i
n
va
s
i
o
n i
n
h
i
b
i
t
e
d by t
h
e g
r
e
e
n t
e
a f
l
a
v
a
n
o
l
2
0
0
1
)
e
p
i
g
a
l
l
o
c
a
t
e
c
h
i
n
3
g
a
l
l
a
t
e
.C
a
n
c
e
r
,9
1
(
4
)
,8
2
2・832(
2
2
)
Huh
,S.
W
.
,Bae,S.
M.
,Kim,Y.W
,
.Lee
,J.
M
.
,Namkoong
,S.
E,
.L
e
e
,I
.
P
,
.Kim
,S.H
,
.
Ki
皿 ,C
.K
.
,Ahn,W
.
S
.,A
n
t
i
c
a
n
c
e
re
f
f
e
c
t
so
f(
)
e
p
i
g
a
l
l
o
c
a
t
e
c
h
i
n
3
g
a
l
l
a
t
eono
v
a
r
i
a
n
℃i
nomac
e
l
ll
i
n
e
s
.G
y
n
e
c
o
l
.O
n
c
o
l
.,
9
4
(
3
)
,
760
・
7
6
8(
2
0
0
4
)
c
a
r
FhJV
n
H
一w
Fly UP