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10 - 明治学院大学

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10 - 明治学院大学
2012 年度・財務委員会
進捗状況確認シート
【Ⅰ】基準・評価項目・評価の視点
担当
基準
評価項目
10-1
財務委員会
10.財務
評価項目(内容)
教育研究を安定して遂行するために必要かつ
十分な財政的基盤の確立
評価の視点
中・長期的な財政計画の立案
科学研究費補助金、受託研究費等の外部資金の受け入れ状況
消費収支計算書関係比率および賃借対照表関係比率の適切性
10-2
予算編成と執行
予算編成の適切性と執行ルールの明確性、決算の内部監査
予算執行に伴う効果を分析・検証する仕組みの確立
【Ⅱ】中期目標の自己点検・評価
(1)進捗状況の報告(現時点での状況報告)
☆下表の「中期目標」は上記【Ⅰ】の評価項目に対し各自が設定したものとなります。
☆下表の各中期目標について、進捗状況を「中期目標の進捗状況【必須】
」の箇所で報告してください。
「実績」欄には 2011 年 4 月から報告書作成時点までの実績について実施時期等を明記して
記入し、
「予定」欄には今後の計画について実施予定時期等を明記したうえで具体的に記述して下さい。また、その際に、記述内容の根拠となる資料やデータ等をできるだけ挙げてください。
☆各中期目標の達成状況・計画状況等より、自己点検・評価(評定)をつけてください。評定は、以下の基準より判定してください。
*評定の基準*
S:計画に基づいた活動が行われ、中期目標の達成度が極めて高い。
A:概ね計画に基づいた活動が行われており、中期目標もほぼ達成される見込みである。
B+:計画に基づいた活動や中期目標の達成がやや不十分であるが、今後の活動により一定の成果を見込むことができる。
B-:計画に基づいた活動や中期目標の達成が不十分であり、改善にむけた検討作業にも着手していない。
C:計画に基づいた活動をおこなっておらず、中期目標の達成は不可能である。
1
中期目標の進捗状況【必須】
根拠資料・データ
中期目標
実績
予定
【10-1】
①≪中・長期的な財政計画の立案≫
・中・長期的な財政計画については、教育・研究
目標の推進に必要とされる財政基盤の充実を
目指していく。
・中・長期的に財政を健全に運営し、かつ対外
的な信用を得ていくためには、日本私立学校振
興・共済事業団の経営判断指標をメルクマール
とする。①帰属収入消費支出差額比率を 10%
以上 ②消費収支差額を帰属収入の 1%以上
を確保していく。
中・長期的な財政計画の進捗状況
2009 年度以降についても、中・長期的財政計画に基づ
いた予算を編成し、執行してきた。その結果、計画数値
を下表の通り達成することができた。
①帰属収入消費支出差額比率
・2009 年度以降について、中・長期
的財政計画に基づき執行してきた結
果、計画数値を達成することができ
た。
・上記の①の指標については、2009 年度 17%、
2010 年度 14%、2011 年度 12%、2012 年度
11%の達成を目指す。②の指標については、
2009 年度 3%、2010 年度 2%、2011 年度 2%、
2012 年度 1%の達成を目指す。
・教育・研究の目的および目標を具体的に実現
するうえでの財政基盤の充実に努めていく。そ
のため大学 2 号基本金を 2009 年度 406 百万
円、2010 年度 373 百万円、2011 年度 224 百万
円 組 入 れ 、 2012 年 度 に は 組 み 入 れ 総 額 が
6,529 百万円となる。また減価償却引当特定資
産を毎年約 13 億円積上げ、2012 年度には 132
億円の達成を目指していく。
②消費収支差額を帰属収入の1%以上
②≪外部資金の受け入れ状況≫
・文科省科学研究費、外部資金(受託研究費、
共同研究費)
科学研究費に関する教員への情宣をはかり、
科学研究費の応募件数を高め、ひいては受け
入れ金額の増加につなげる。
・外部資金(寄附金)
法人ホームページの開設により、募金情報の公
開強化を図り、寄付金増加を図る。
2011 年度
2012 年度
計画
10%超
10%超
実績
4%(*16%)
10%超見込
*は退職給与特別繰入(2,343 百万円)を除いた比率
2011 年度
2012 年度
計画
1%超
1%超
実績
-9%(*3%)
1%超見込
・今後についても、日本私立学校振
興・共済事業団の経営判断指標をメル
クマールとした中・長期的な財政計画
に沿った財政運営を行うことにして
いる。
等
評定
【必須】
①S
②S
*は退職給与特別繰入(2,343 百万円)を除いた比率
③大学 2 号基本金
(百万円)
2011 年度
2012 年度
計画
211
-325
実績
1,500
-325
④減価償却引当特定資産
・2012 年度までのところ、計画を上
回る引当金の積み上げが行われてき
ており、大学財政の充実に貢献してい
る。今後についても、消費収支が均衡
する範囲内において大学 2 号基本金
の組み入れに努力していく予定であ
る。
③S
(百万円)
2011 年度
2012 年度
計画
1,300
1,300
実績
1,261
1,240
・文科省科学研究費、外部資金(受託
研究費、共同研究費)については、応
募件数を高め、受け入れ金額の増加に
つなげていく。
④A
2
・資産運用等の受け入れ
2008 年度決算時で構築過程にあったラダー型
ポートフォリオ(「公社債による 5 年間のラダー
型ポートフォリオ」)の維持・継続に努めることに
よって、運用利率を 1.2%程度まで引き上げるこ
とを目指す。これを 4 年間かけて達成するため
2009 年度 1.0%、2010 年度 1.1%、2011 年度
1.15%、2012 年度 1.2%をそれぞれの年度の達
成目標とする。
③≪消費収支計算書関係比率・貸借対照表関
係比率の適切性≫
貸借対照表関係比率については概ね良好な比
率となっている一方、消費収支計算書関係比率
については、改善すべき点が多く見受けられ
る。このため項目を絞って下記スケジュールに
てそれぞれの目標を設定し、達成を目指す。
2009
2010
2011
2012
年度
年度
年度
年度
人件費比率
51.5%
教育研究費比率
26.0%
管理経費比率
6.0%
51.0%
26.5%
5.8%
50.5%
27.0%
5.6%
50.0%
⑤外部資金の受け入れ状況
2011 年度
2012 年度
108
100
344(*290)
186(*145)
科研費・外部資
・寄附金については、創立 150 周年記
念募金を柱に、募金情報の公開強化を
図り、寄付金増加を図る。
⑤A
金
寄付金
*は創立 150 周年記念募金
⑥資産運用等の受け入れ状況
2011 年度
2012 年度
計画
1.15%
1.20%
実績
1.63%
1.60%
2009 年度以降、次のように目標を達成してきた。
2009 年度 計画 1.00% ⇒ 実績 1.47%
2010 年度 計画 1.10% ⇒ 実績 1.51%
これらの実績を上げられた背景には、ラダー型ポートフ
ォリオが完成したことによる効果が大きい。
⑦消費収支計算書比率・貸借対照表比率の適切性
2011 年度
2012 年度
計画
人件費比率
50.5%
50.0%
〃
教育研究費比率
27.0%
27.5%
〃
管理経費比率
5.6%
5.5%
実績
人件費比率
62.5%
◆53.7%
27.5%
5.5%
(百万円)
・資産運用の現状は、長引く低金利の
状況下にあり、運用利率を対前年度比
の水準で維持、あるいは向上していく
ことは非常に困難であると言わざる
を得ない。その中にあって、ラダー型
ポートフォリオは安定した運用果実
を得るための最善の手法であると認
識しており、今後もラダー型ポートフ
ォリオの維持・継続に努めていく。
2011 年度の実績数値が、2012 年度の
目標としていた数値をほぼ達成して
いたため、この水準を維持・継続して
いくことに努めていく。
⑥S
⑦A
(*50.0%)
〃
教育研究費比率
27.6%
◆30.7%
〃
管理経費比率
5.6%
◆6.0%
*は退職給与特別繰入(2,343 百万円)を除いた比率
◆は予算額を使って算出した比率
2011 年度は退職給与引当特別繰入 2,343 百万円があった
ため、人件費比率が突出して悪化している。しかしなが
らこれは今年度のみの一時的な悪化要因である。当該特
別繰入額を除いて算出した場合は目標を上回る結果とな
った。
3
【10-2】
・予算編成の適切性と執行ルールの明確性
⇒①新システム(ANY システム)の適切な利用
に向け、予算請求元に対し、予算制度への理解
と協力を求める
②2011 年度 予算に対する執行状況の把握の
ルーティン化を行い、
⇒予算請求元自ら、予算項目のスクラップ&ビ
ルドを敢行する
ANY システムの稼働により、全学的に発生源入力の周知、
徹底がなされた。このことにより、支出願いのリアルタ
イムでのステータス把握が可能となり、さらには予算消
化率をいつでもモニタリングできることで、必要な予算
項目とそうでないものが浮き彫りにできた。このことは
予算項目のスクラップ&ビルドの作業を容易にさせると
ともに、それぞれの請求元に予算執行に対する新しい意
識付けを促すことができた。
③ 2012 年 度 PDCA サ イ ク ル の 「 check 」
「action」部分の実行として、
⇒所管課会議を定期的に行い、各請求元の執
行率の開示およびピアレヴューによって改善方
策を協議する。
・決算の内部監査
三様監査(会計監査人監査、監事監査、内部監
査)が互いに協力し合い、情報を共有化するこ
とにより、監査の有効かつ効果的な実施を推進
することを目的として、以下の計画を行う。
①2009 年度に監事用監査室を設置。
②2010 年度監事と内部監査チームとの連携に
よる監事監査の充実を図る。
③2011 年度に内部監査チームの監査体制の強
化を図る。
A
PDCA サイクルの「check」「action」
部分に関しては、ピアレヴューの機能
を盛り込むよう具体的な遂行方法を
今後検討していく予定である。
三様監査(会計監査人監査、監事監査、内部監査)を効
果的に行うため、以下の通り実施してきた。
1 2010 年 4 月に、理事会直轄の監査室を設置し、2011
年度から内部監査の強化に取り組んできた。
特に、科学研究費補助金の内部監査については、総務
部と連携して、確実な監査が実施できるようになった。
2 監査室は、2010 年 10 月の「明治学院公益通報に関す
る規程」施行に伴い、公益通報に関する窓口となってきめ
細かく対応してきた。これにより、学院の健全な経営の
ための業務を行うことになった。
監事の常勤化については、監査室にお
いて、さらに検討を加えることにして
いる。
A
④2012年度に監事の常勤化および内部監査室
の設置を具体化する。
(2)改善方策
☆上記の「進捗報告」において、中期目標に対し計画が進んでいない、または法令で定める条件に抵触するなどの問題が見られる場合は、「改善すべき事項」と、それに対する改善方策を検討し、
4
記載してください。特に、自己点検・評価で「評定B-」と「評定C」をつけた事項は必ず改善すべき事項にあげてください。
(項目は適宜増減してください。
)
該当番号
改善すべき事項
内容
改善方策
改善計画
(3)中期目標に対する 4 年間の取り組みについての検証・評価
2009 年度に策定した評価項目ごとの中期目標について、次の視点を踏まえて総評を記載してください。その際、これまでの実績とともに,執筆以降見通しが明らかな事項を勘案し、達成年度まで
の 4 年間の取り組みを検証してください。
・計画そのものが適正であり、目標の達成に実効性があるかどうかについての検証・評価。
・期間、予算、人員等、目標を達成するための実際的な計画が十分であったかどうかについての検証・評価。
・目標と実施計画についての理解が組織内で共有されており、達成にむけての取組が活発かつ協力的であったかどうかについての検証・評価。
中期目標
期中の取り組みへの評価【必須】
【10-1】
①≪中・長期的な財政計画の立案≫
・中・長期的な財政計画については、教育・研究
目標の推進に必要とされる財政基盤の充実を
中・長期的な財政計画の進捗状況
・中・長期的に財政を健全に運営し、かつ対外的な信用を得ていくためには、日本私立学校振興・共済事業団の経営判断指標を
メルクマールとし、①帰属収入消費支出差額比率を10%以上
②消費収支差額を帰属収入の1%以上を確保していく目標には妥当
性があると認めている。
目指していく。
・中・長期的に財政を健全に運営し、かつ対外
的な信用を得ていくためには、日本私立学校振
興・共済事業団の経営判断指標をメルクマール
とする。
・2009 年度以降について、中・長期的財政計画に基づいた予算を編成し執行してきた。その結果、計画数値を達成することがで
きたことは評価できる。
・今後についても、日本私立学校振興・共済事業団の経営判断指標をメルクマールとした中・長期的な財政計画に沿った財政運
営を行うことにしている。
①帰属収入消費支出差額比率を10%以上
②消費収支差額を帰属収入の1%以上を確保
していく。
5
・上記の①の指標については、2009年度17%、
2010年度14%、2011年度12%、2012年度11%
の達成を目指す。②の指標については、2009年
度3%、2010年度2%、2011年度2%、2012年度
1%の達成を目指す。
・教育・研究の目的および目標を具体的に実現
大学施設・設備の充実のための引当資産の充実
するうえでの財政基盤の充実に努めていく。そ
・教育・研究の目的および目標を具体的に実現するうえでの財政基盤の充実に努めている。特に、大学2号基本金の組み入れおよ
のため大学2号基本金を2009年度406百万円、
び減価償却引当特定資産の積上げにより、今後の大学施設・設備の充実を目指していく。
2010年度373百万円、2011年度224百万円組入
れ、2012年度には組み入れ総額が6,529百万円
・2012年度までのところ、計画を上回る引当金の積み上げが行われてきたことは評価でき、大学財政の充実に貢献している。
となる。また減価償却引当特定資産を毎年約13
億円積上げ、2012年度には132億円の達成を
・今後についても、消費収支が均衡する範囲内において大学2号基本金の組み入れに努力していく予定である。
目指していく。
②≪外部資金の受け入れ状況≫
外部資金の受け入れ
・文科省科学研究費、外部資金(受託研究費、
共同研究費)
・文科省科学研究費、外部資金(受託研究費、共同研究費)については、科学研究費に関する教員への情宣をはかり、科学研究
費の応募件数を高め、ひいては受け入れ金額の増加につなげている。
科学研究費に関する教員への情宣をはかり、
科学研究費の応募件数を高め、ひいては受け
・外部資金(寄附金)については、法人ホームページの開設により、募金情報の公開強化を図り、寄付金の獲得推進に注力して
入れ金額の増加につなげる。
きたことは評価に値する。
・外部資金(寄附金)
法人ホームページの開設により、募金情報の公
開強化を図り、寄付金増加を図る。
・資産運用等の受け入れ
資産運用等の受け入れ
2008年度決算時で構築過程にあったラダー型
・リーマンショック後低金利傾向にあった市場金利は、2012 年 7 月現在、長期金利(10 年もの国債)が 0.8%を割り込み、0.72%
6
ポートフォリオ'「公社債による5年間のラダー
にまで落ち込んだ。規程上、定期預金もしくは債券での運用を旨とする本学としては、1.2%の運用利回りを達成するという目標
型ポートフォリオ」(の維持・継続に努めることに
は、ある意味無謀とも言えるであろう。
よって、運用利率を1.2%程度まで引き上げるこ
そんな中で、2009 年度から 2011 年度までの運用利回り実績としてそれぞれ、1.47%、1.51%、1.63%という数値を達成できたこと
とを目指す。これを4年間かけて達成するため
は極めて高い評価に値すると考えている。
2009年度1.0%、2010年度1.1%、2011年度
1.15%、2012年度1.2%をそれぞれの年度の達
成目標とする。
③≪消費収支計算書関係比率・貸借対照表関
係比率の適切性≫
貸借対照表関係比率については概ね良好な比
率となっている一方、消費収支計算書関係比率
については、改善すべき点が多く見受けられ
る。このため項目を絞って下記スケジュールに
てそれぞれの目標を設定し、達成を目指す。
人件費比率
教育研究費比率
管理経費比率
2009
2010
2011
2012
年度
年度
年度
年度
51.5%
51.0%
50.5%
50.0%
26.0%
26.5%
27.0%
27.5%
6.0%
5.8%
5.6%
5.5%
消費収支計算書関係比率・貸借対照表関係比率の適切性
・本学の貸借対照表関係比率については、概ね良好な数値となっている一方で、消費収支計算書関係比率については、いくつか
の課題を抱えていた。2009 年度から 2012 年度までの 4 年間において、この課題である「人件費比率」
「教育研究経費比率」
「管理
経費比率」について改善目標を掲げ、それぞれ達成に向け努力を重ねてきた。その結果 2011 年度の決算において、文科省指導に
よる『退職給与引当金の 100%引当の義務化』における『退職給与引当特別繰入額計上 2,343 百万円』はあったにせよ、それ以外
の部分で最終年度(2012 年度)の目標を 1 年早い 2011 年度決算においてほぼ達成できた。人件費比率に関しては、2012 年度に
その達成度合いを再度確認する必要があるが、全体的な評価としては、概ね達成したとする「A」評価に値すると考えている。
7
【10-2】
・予算編成の適切性と執行ルールの明確性
予算編成の適切性と執行ルールの明確性
⇒①新システム(ANYシステム)の適切な利用
・ANY システムの稼働により、全学的に発生源入力の周知、徹底がなされた。このことにより、支出願いのリアルタイムでのス
に向け、予算請求元に対し、予算制度への理解
テータス把握が可能となり、さらには予算消化率をいつでもモニタリングできることで、必要な予算項目とそうでないものが浮
と協力を求める
き彫りにできた。このことは予算項目のスクラップ&ビルドの作業を容易にさせるとともに、それぞれの請求元に予算執行に対
②2011年度 予算に対する執行状況の把握の
する新しい意識付けを促すことができた。今後の展開として、予算項目の実際のスクラップ&ビルドをいかにしてルーティン化
ルーティン化を行い、
し、常に新陳代謝をし続ける体質へと改善をしていくかが鍵となる。さらには PDCA サイクルの「check」
「action」部分に関する
⇒予算請求元自ら、予算項目のスクラップ&ビ
具体的な遂行方法についても、併せて検討していかなくてはならない。とはいえ、現時点では予算の「見える化」を図れるよう
ルドを敢行する
インフラを整え、各請求元への意識付け促すことが出来たという点においては評価できるものと言えよう。
③2012年度 PDCAサイクルの「check」「action」
部分の実行として、
⇒所管課会議を定期的に行い、各請求元の執
行率の開示およびピアレヴューによって改善方
策を協議する。
・決算の内部監査
三様監査(会計監査人監査、監事監査、内部監
査)が互いに協力し合い、情報を共有化するこ
とにより、監査の有効かつ効果的な実施を推進
することを目的として、以下の計画を行う。
①2009年度に監事用監査室を設置。
決算の内部監査
・三様監査(会計監査人監査、監事監査、内部監査)を効果的に行うため、以下の通り実施してきたことは評価できる。
①2010 年 4 月に、理事会直轄の監査室を設置し、2011 年度から内部監査の強化に取り組んできた。
特に、科学研究費補助金の内部監査については、総務部と連携して、確実な監査が実施できるようになった。
②監査室は、2010 年 10 月の「明治学院公益通報に関する規程」施行に伴い、公益通報に関する窓口となってきめ細かく対応してき
た。これにより、学院の健全な経営のための業務を行うことになった。
・監事の常勤化については、監査室において、さらに検討を加えることにしている。
②2010年度監事と内部監査チームとの連携に
よる監事監査の充実を図る。
③2011年度に内部監査チームの監査体制の強
化を図る。
④2012年度に監事の常勤化および内部監査室
の設置を具体化する。
8
【Ⅲ】2009 年度認証評価結果の指摘に対する対応状況
(1)助言を受けた事項(必須)
☆認証評価において指摘を受けた事項については、2013 年(平成 25 年)7 月までに大学基準協会へ提出する改善報告書で改善に向けた対応状況を報告する予定です。
評価項目
評価項目(内容)
10―1
財政基盤の確立
指摘事項
貴法人の2004(平成16)年度、2006(平成18)年度、
2008(平成20)年度の各年度の決算の「第2号基本金
の組入れに係る計画表」(計画名称「明治学院大学施
設設備充実資金」)において、翌年度の5月の理事
会・評議員会で、前年度までの組み入れ計画を変更
し、第2号基本金を組み入れていることは、これらの計
画変更が、文部科学省通知(昭和62年8月31日文部
省高等教育局通知)の趣旨から考えて、好ましい計画
変更とはいえないので改善が望まれる。
対応状況
根拠資料・データ等
(2010 年度)
理事会資料
左記の指摘事項にある「第2号基本金の組入れに係る計画表」
(計画名称「明治学院大学施設設備充実資金」
)については、
これを2009(平成21)年度に廃止し、新たに取得予定固定資
産の種類の範囲を拡大した第2号基本金(計画名称「明治学
院大学将来計画施設設備資金」
)を設けた。これにより、今
後は翌年度の5月の理事会・評議員会で計画変更し組入れ額
の変更を行うことが無くなり、文部科学省の通知の趣旨に沿
うものに改正された。
(2011 年度)
2010年度に対応済
(2012年度)
2010年度に対応済
(2)その他、改善が望まれる等の指摘を受けた事項(自由記述)
☆認証評価結果の「Ⅱ
該当
ページ
総評」で、
「改善が望ましい」
「検討の余地がある」等の指摘を受けた事項に対し、対応がされているものがありましたら、下記にご記述ください。
指摘事項
対応状況
9
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