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環境監査

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環境監査
〉〉〉サンメッセの環境マネジメントシステム
環境監査
環境に関わる、
活動、
出来事、
状況、
及びマネジメントシステムが監査基準に適合しているかを事
実に基づいて評価します。
特に審査機関での評価の結果は、
対象となった部署にとどまらず、
全て
の関連部署に水平展開を行っています。
第一者監査 自分達でサンメッセのシステムを監査します
内部環境監査
内部監査が企業の環境マネジメントシステムの質を左
め込みにならないよう工夫を凝らしています。
2002年度は
右すると言われています。現在監査員は年1回の監査員
5名が認定され、
2003年1月13日現在16名が監査員とし
レベルアップ教育を受けることが義務づけられており、教
て登録されています。
育内容は実際に発行された監査報告書を全員で評価す
監査は全ての部署に対して年1回を原則としています。
るなど、
できる限り実践的なものとしています。
2002年度は初めてお客様による監査が実施された関係で、
同時に新しい監査員の補充も欠かせません。資格認
その対応状況を中心的にチェックしました。このように、
そ
定教育(監査員を認定するための教育)は、
できるだけ少
の状況に合わせ、監査のポイントを定め、効率のよい、効
人数に絞り、
ロールプレーイングなどを取り入れ、知識の詰
果的な監査を目指しています。
内部環境監査結果
年度
対象部署および
責任者
カテゴリーA
カテゴリーB
改善の機会
ストロングポイント
2001年度
30
0
13
38
改善の機会に含む
2002年度
29
0
14
56
9
カテゴリーA :重大な不適合
カテゴリーB :重大ではないが是正すべき不適合
改善の機会 :直接システムに影響しないが改善したほうが良い内容
ストロングポイント:他の模範となる活動および改善
第二者監査 取引で関係のあるお客様がサンメッセのシステムを監査します
お客様による監査
料の化学物質を全て特定する必要があり、関連する材料
サンメッセではお客様による初めての監査が、
2002年9
メーカー様にも協力をいただくなど、大変な作業となりました。
月27日及び11月29日の2回にわたり行われました。今回
この監査を契機に、有害化学物質の管理の必要性を痛
の監査はソニー様による、
「ソニーグリーンパートナー環境
感し、環境方針に有害化学物質削減を加えることとなりま
品質認定制度」に準じた、特定の有害化学物資の管理
した。
を中 心とした
環境品質監
査でした。
グリーンパー
トナー制 度の
中で管理され
る有害化学物
質は多方面に
わたり、社内で
使 用される材
13
2002年9月に行われたソニー様による環境品質監査
現場での監査
環境マネジメント活動報告書2003
本社工場印刷課における
グリーンパートナーへの取り組み
第三者監査
独立した認証機関が国際規格に基づく
システムの有効性を保証します
審査機関による監査
サンメッセでは外部認証機関(JQA:日本品質保証機構)
による定期審査を、
2001年9月に認証登録されてから年1
度受けています。
今回の定期審査は2002年8月6日から8月8日まで行わ
れ13件の「改善の機会」の指摘を受けました。同時にスト
本社工場副工場長兼印刷課長
廣瀬 忠孝
ロングポイントとして2件、
「昨年から実施している『廃棄物
の抑制』
『森林伐採の抑制』
『情報開示』をかかげ、積極
的に環境情報の発信や地域での環境活動の実践を行っ
本社工場印刷課では、印刷課で現在使用しているイ
ンキに始まり、
ブランケット、パウダー等の印刷補助材料
に至るまで、全て※1MSDSまたは成分表を取り寄せ、
そ
の製品に含まれる成分を明確にしました。
私は、当部署で作成する印刷物は安全と信じて疑い
ませんでした。今でもそのように信じています。
しかし信じ
るだけでは製品の安全性は証明できません。実際に、人
体や環境に直接影響を与えるような量は含まれていなく
ても、
わずかに該当する化学物質が含まれる製品がある
可能性も明らかになりました。
そこで当部署で実際に印刷された印刷物の※2ICP分
析を行い、
カドミウムが含まれていないことを確認すること
から始まり、
インキや紙のロット管理、
インキの先入れ先
出し、
ブランケットの安全性、
そして印刷工程における汚
染や物質混入の可能性のチェックに至るまで管理を行
いました。ここまで行うことで初めて印刷物の安全性が
証明できるのです。
この環境管理化学物質削減の活動は、取引先のグリー
ン調達の要請から始まりました。取引担当者の方から、
「こ
の印刷物は製品と同時に世界に送られます。ですからこ
の製品に使用される化学物質は世界の法律に適してい
なければなりません。製品のマニュアル(印刷物)は製
品の一部であり、
そこに問題があれば製品に問題がある
のと同じことだからです」との話を聞き、改めて製品に対
する厳しい姿勢を知ることができました。
現在は購買部で新しい製品の新規登録を行う際に成
分表を取り寄せチェックをし、
その時点で問題のある製品
は新規登録できない仕組みとなりました。また同時に、印
刷課では問題のある化学物質は、
たとえ微量であっても
含まれることがないよう、積極的に有害化学物質を含ま
ない代替製品への変更を行っています。
ていくとの経営者の環境に対する積極的な姿勢が伺えた」
等の評価をいただきました。
主な指摘事項(改善の機会)
製本プロセス(本社)の管理下にある焼却炉は、著しい環
境側面として特定されているので、監視及び測定の対象と
して、焼却温度の測定や、排煙の状況を観察された記録を
残されることが必要と思われる。
各部署において、環境目標からどの程度逸脱したら、是正
処置/予防処置を実施するかを明確にされたい。
外部業者に委託している各種検査点検記録は、環境記録
として維持管理させているが、責任者が内容を確認し、必
要に応じて処置を行ったことの証拠を残していくことが必要
と思われる。
2002年8月に行われた
ISO14001定期審査
※1 MSDS
化学物質の名称、有害性、取扱上の注意などについて記載した
一定の書式を備えた書類の「化学物質安全データシート」のこと
をいいます。
※2 I
CP分析
誘導・結合・プラズマの略で高周波誘導によってアルゴンガスをプ
ラズマ状態にし、分析する発光分析法でプラスチック内のカドミウム、
銅の分析に用います。
最終会議風景
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