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2014 年 6 月 17 日 獨協大学法科大学院の学生募集停止について 獨協
2014 年 6 月 17 日 獨協大学法科大学院の学生募集停止について 獨協大学 学長 犬井 正 獨協大学は、獨協大学法科大学院について、今年度予定されていた入学試験を実施せず、 2015 年度からの学生募集を停止することといたしました。 本学法科大学院は、司法制度改革における「地域密着型法曹養成」の理念を実践するた め、2004 年 4 月に設置をし、以来 10 年間、法曹養成の一端を担って参りました。 この間、 「地域の法律家」として 42 名の司法試験合格者、38 名の法曹資格者を輩出し、 その他の修了生も各地の官公庁で法曹知識を生かし活躍するなど、近年、埼玉県で唯一の 法科大学院としてその役割と責任を果たしてきました。特に、 「獨協大学地域と子どもリー ガルサービスセンター」を中心として、地域の司法ニーズにこたえ、地域に対する貢献が 高く評価されております。 それに対し、埼玉弁護士会をはじめ、多くの法曹界の皆様からのご支援と評価をいただ いてまいりました。獨協大学としても、法科大学院独自の奨学金の創設をはじめ、全学を あげて本学法科大学院を支援してきたところです。 しかし、全国的に法科大学院志願者が激減する中、本学法科大学院においても入学者減 や定員割れなど厳しい状況が続き、将来の見通しを確保できない状況となり、今回の苦渋 の決断に至りました。 学生募集停止後も、本学法科大学院の在学生の教育については、従来通りの万全な教育 体制をとり、教育責任を果たして参ります。また、修了生についても、これまでと同様の 体制でサポートして参ります。その支援は、最後の修了生が出た時点以降も 5 年は継続し たいと考えております。在学生、研修生の皆さんは、安心して当初の目的に向かって今後 も励んでいただきたいと願います。 上記の「獨協大学地域と子どもリーガルサービスセンター」は、本学法科大学院の附置 機関として位置付けてまいりましたが、新たな形でこれを維持し、重要な社会貢献の機関 として機能させていき続けることをお約束いたします。 これまで本学法科大学院に対してご支援、ご協力を賜りました関係者の皆様、地域の方々 には、このような結果に至りました諸事情をご賢察のうえ、今後ともご指導、ご鞭撻をお 願い申し上げる次第です。 以上