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『Nissan Green Program 2016』(PDF:1560KB)
Nissan Green Program 2016 日産自動車株式会社 環境企画室 伴 裕一 2014年2月28日 1 ニッサン・グリーンプログラム(NGP) の始動と変遷 2002年 1月 2006年12月 ~ ~ NGP2005 都市・地域の 環境負荷を抑える NGP2010 地球の環境負荷を自然が吸収 可能なレベルに抑える 2011年10月~ NGP2016 地球の環境負荷と資源利用を自 然が吸収可能なレベルに抑える 排出ガスのクリーン化 CO2排出量・廃棄物の削減 資源の循環利用 2 NGP2016: 4つの重点活動 1. ゼロ・エミッション車の普及 2. 低燃費車の拡大 3. 企業活動からのCO2排出量の削減 4. 新たに採掘する天然資源の最小化 3 1. ゼロ・エミッション車の普及~背景~ IPCC(気候変動に関する政府間パネル)‘07年レポート 気温上昇を抑えるため大気中CO2濃度レベルを450ppm以下で安定させる必要 <日産試算とシナリオ> •新車から排出されるCO2量を2000年比で2050年までに90%削減 •従来の内燃機関に対して更にCO2削減の可能性が高いEVと燃料電池車の普及 100 60 2050年までに 90%削減 40 パワーソースの改良 エネルギーの転換 新車のCO2排出量比 (Well to Wheel) (%) 80 20 0 2000年 2050 ガソリン車 ハイブリッド車 電気自動車 燃料電池車 ※ CO2排出量90%低減:CO2濃度レベルを450ppmに抑えるための試算値。 数値はエネルギーの生産から供給までの全体で見たCO2(Well to Wheel)です。電気自動車はクルマ 単体ではCO2ゼロ=ゼロ・エミッションですが、発電時(火力)などでCO2を排出するための削減比率は 100%ではありません。 ゼロエミッション車 4 1. ゼロ・エミッション車の普及~背景~ 目標と活動範囲 ルノーとのアライアンスのもと累計150万台のEVを販売 エネルギー貯蔵 ソリューション(4R) V2H / V2G スマートコミュニティ EV & FCEV 投入 EV バッテリーリーダーシップ 5 1. グローバル電気自動車の普及状況 「日産リーフ」は2014年1月現在 累計100,000台以上販売、EVとして最多 2014年には、商用車セグメントにも100%電気商用車「e-NV200」を投入 100,000 2014年1月 :100,000台 「日産リーフ」グローバル販売台数推移(累計) ’10 Dec-’14 Jan 累計シェア 90,000 80,000 3年目: 97,000台 NISSAN LEAF 45% 日産リーフ 70,000 (台) 60,000 e–NV200 2年目: 46,000台 50,000 40,000 30,000 20,000 1年目:22,000台 2010年12月販売開始 10,000 0 Dec_13 Oct_13 Aug_13 Jun_13 Apr_13 Feb_13 Dec_12 Oct_12 Aug_12 Jun_12 Apr_12 Feb_12 Dec_11 Oct_11 Aug_11 Jun_11 Apr_11 Feb_11 Dec_10 6 FCEV Development Joint Development of Common Fuel Cell System The Strategic Cooperation Between Daimler and the Renault-Nissan Alliance Forms Agreement with Ford to Accelerate Commercialization of Fuel Cell Electric Vehicle Technology Signed a unique three-way agreement for the joint development of common fuel cell system Collaboration expected to lead to launch of world’s first affordable, mass-market fuel cell electric vehicles as early as 2017 Unique collaboration across three continents and three companies will help define global specifications and component standards Sends clear signal to suppliers, policymakers and the industry to encourage the further development of hydrogen infrastructure worldwide 7 7 2. 低燃費車の拡大 2012年度、企業平均燃費*は2005年度比約25%の大幅な改善に 原材料 部品 生産 物流 オフィス 販売 クルマ使用 100 90% CO2排出量削減率(%) 80 60 24.9% 改善 40 20 0 2000 企業平均燃費 35%改善 2005 2012 2016 2020 2030 2040 2050 *日本、米国、欧州、中国市場における企業平均燃費 8 廃棄 2. 低燃費車の拡大 ハイブリッド車(HEV)の投入を拡大 3つの基幹技術 CVT 1モーター 2クラッチ リチウムイオン バッテリー プラグインハイブリッド車 (P-HEV) 前輪駆動ハイブリッド車 (FF-HEV) 後輪駆動ハイブリッド車 (FR-HEV) 2010 2016 *モデル:新たに追加するモデルと既販モデルのモデルチェンジをあわせたHEVモデル数 9 3. 企業活動におけるカーボンフットプリントの最小化 CO2 排出量削減目標に対し順調に推移 12年度の削減見込:’12/12時点 10 3. 企業活動におけるカーボンフットプリントの最小化 活動範囲とアクション 企業活動全域におけるCO2を削減 再生可能エネルギーの利用を拡大 11 3. 企業活動におけるカーボンフットプリントの最小化 グローバルに再生可能エネルギーの導入を推進 Sunderland (UK) Wind: 6,500 kW Zama (JPN) Photovoltaic+Bat.: 10kW Barcelona & Avila (Spain) Oppama (JPN) Photovoltaic: 200kW Photovoltaic, Wind: 11kW Smyrna & Franklin (US) Yokohama GHQ (JPN) Photovoltaic+Bat: 60 kW Aguascalientes (MEX) Biogas: 1,400 kW Start: Jan 2012 Photovoltaic+Bat: 40kW Oita (JPN) Photovoltaic: 26,500 kW Start: May 2013 Atsugi NATC (JPN) Photovoltaic: 31kW 12 3. 企業活動におけるカーボンフットプリントの最小化 PPS/FITを活用し、再生可能エネルギーの導入を促進 グローバル本社 新電力(PPS)の活用 • 2010年:特定規模電気事業者(PPS)に登録 • 2013年4月~:7,500kWを日産の事業所に供給 • グローバル本社(横浜)・相模原部品センター・日産教育センター(市沢)・ グローバルトレーニングセンター(金沢八景) • 2013年10月より、神奈川の販売会社(66店舗)に拡大(4,500kW) 再生可能エネルギー比率約20% 日産工機 屋根貸しを活用したクリーン電力発電への貢献 • 2014年1月、日産工機株式会社、発電開始 • 販売会社における屋根貸しスキームも開始予定 神奈川日産株式会社 13 NGP2016 全体像 エネルギー スマート NGP2016 アクション プラン 低燃費車の 拡大 ゼロ・エミッション 車の普及 2016年度までに アライアンスで累計 150万台を販売 KPI • • • • EV4車種 FCEV投入開始 バッテリー供給 エネルギ貯蔵システム (4R) • スマート・コミュニティ 基盤 モビリティ スマート 企業平均燃費 (CAFE*)を2005年度 比35%改善 • • • • • クラス燃費トップレベル HEV拡大, P-HEV投入 CVT拡大 軽量化技術開発 ITSによる交通渋滞改善 マテリアル スマート カーボンフットプ リントの最小化 新規天然資源 使用量の 最小化 企業活動からのCO2 排出量を2005年度比 20%削減(/台) 再生材利用率を 25%まで高める • • • • 生産拠点 部品・完成車物流 オフィス・販売会社 サプライチェーン • クローズド・ループ・ リサイクル • 再生・選別の技術開発 • レアアース/ PGM削減 • 廃棄物削減 • 水使用量管理 環境マネジメント シンシア・エコイノベーター *日本、北米、欧州、中国での企業平均燃費 14 END 15