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MB86606A
富士通半導体デバイス DS04–22420–3 DATA SHEET ASSP Fast-20対応SCSIプロトコルコントローラ (PCI インタフェース内蔵 ) MB86606A ■ 概 要 MB86606A は SCSI-3 Fast-20 規格をサポートした SCSI プロトコルコントローラと , PCI バスインタフェース機能を集積 した , 高性能ワンチップ SCSI コントローラデバイスです。 SCSI プロトコルコントローラ部は MB86605 をベースにデータ FIFO の増大 (512 BYTE) 等 , 高機能化を図っており , 最 大 40 Mbyte/s のデータ転送能力があります (WIDE & FAST-20 転送時 )。 また , SCSI バス端子はトーテムポールタイプのシングルエンドドライバ / レシーバを内蔵しており , SCSI バスを直接駆 動することができます。さらに外部にディファレンシャルドライバ / レシーバを接続することも可能です。 SCSI のバスシーケンスはシステム側から発行するコマンドに従い制御されます。制御コマンドにはフェーズ遷移を含 む連続した動作を行うシーケンシャルコマンドが用意されており , システム側のシーケンス制御オーバヘッドを抑えるこ とができます。また , あらかじめチップ内のユーザプログラムメモリ (2 K バイト ) にコマンドをプログラムしておくこと により , データ転送を含むすべての SCSI バスシーケンスを自動的に行うことができ , システム側のオーバヘッドを大幅 に軽減することができます。 MB86606A のシステムインタフェース部はあらゆる SCSI システムアプリケーションに柔軟に対応できる MPU バスと DMA バスを分離した 16 ビットバスモードのほか , 32 ビットの PCI バスインタフェースモードを内蔵しており , PCI バス ベースの PC, ワークステーションのマザーボード等に容易に SCSI インタフェースを構成することができます。また , PCI バスインタフェース部にはスキャタ / ギャザ機能をサポートした 32 ビット DMA コントローラが内蔵されています。 また , SCAM 機能を実現するために , SCSI バス信号及び , コントロール信号をシステム側からダイレクトにアクセスで きるレジスタを備えています。 ■ パッケージ プラスチック・LQFP, 144 ピン (FPT-144P-M08) MB86606A ■ 特 長 1. SCSI プロトコルコントローラ部 ・ イニシエータ , ターゲットどちらにも使用可能 ・ WIDE/FAST −20 データ転送 同期転送 : max. 40 Mbyte/s ( オフセット値 max. 256) 非同期転送 : max. 10 Mbyte/s ・ メッセージ , コマンド , ステータス用 32 バイトデータバッファ × 2 組 ( 発行用 , 受領用 ) 内蔵 ・ 512 バイトデータレジスタ FIFO 内蔵 ・ トーテムポールタイプ SCSI シングルエンドドライバ / レシーバ内蔵 ・ ディファレンシャル SCSI ドライバ / レシーバ外付け可能 ・ 各接続装置ごとの転送パラメータ (max. 15 台分 ) 用メモリ内蔵 ・ 16 ビット転送ブロックカウンタ , 24 ビット転送バイトカウンタ内蔵 最大転送バイト数 : 1 T( テラ ) バイト( 固定長データ転送時 ) : 16 M バイト ( 可変長データ転送時 ) ・ 制御コマンド シーケンシャルコマンド : フェーズ遷移を伴う連続動作を実行 ( システム側からのコマンド発行時のみ機能 ) ディスクリートコマンド : ユーザプログラム内にプログラムすることにより , 任意のシーケンスを制御可能 ( コマンド発行 , ユーザプログラム両方で機能 ) データ転送コマンド : ユーザプログラム動作時には転送データ長もプログラム可能 ・ SCAM 対応ダイレクトコントロールレジスタ内蔵 ・ マルチセレクション / リセレクション応答 複数の ID に対し , セレクション / リセレクション応答が可能 ・ 2 K バイトのユーザプログラムメモリ内蔵 2 K バイト × 1 バンク /1 K バイト × 2 バンクの 2 種の動作モード 1 K バイト × 2 バンクモード時にはユーザプログラム実行中でも , 他方のバンクをシステム側からアクセス可能 ユーザプログラムへのアクセス : 2 K バイトメモリ空間ダイレクトアクセス : I/O アクセスポート経由 , バースト転送 ・ 割込み発生レベルを設定可能 , アプリケーションに応じ , 必要な割込みのみを報告するため , システム側の ISR オーバ ヘッドを低減可能 ・ 自動動作機能 自動受領モード : フェーズエラー ( イニシエータ動作時 ), アテンションコンディション ( ターゲッ ト動作時 ) に自動的にメッセージ / ステータスを受領 ( コマンド発行時のみ機能 ) 自動セレクション/リセレクションモード : コマンド発行時には相手装置のセレクション / リセレクション要求に対し , メッセ ージ / コマンド受領までを自動的に行います。 : ユーザプログラム動作時には相手装置のセレクション / リセレクション要求に対 し , 実行中のプログラムを中止し , 任意のセレクション / リセレクションルー チンにジャンプします。 ・ 動作クロック システムクロック周波数 : max. 40 MHz 内蔵プロセッサ動作クロック : max. 20 MHz ・ 自己診断機能 2. システムインタフェース部 ・ インタフェースモード 16 ビットバスモード : MPU バス , DMA バスの分離バス構成 : 68 系 , 80 系バスインタフェース選択可能 : プログラムデータ転送モード : DMA( スレーブ ) データ転送モード (Max. 40Mbyte/s) (続く) 2 MB86606A (続き) PCI バスインタフェースモード : 32 ビット PCI バスに直結可能 : 32 ビット DMA コントローラ内蔵 , スキャタ / ギャザ転送サポート : PERR & SERR 機能サポート : INTA # 割込み信号サポート : max. 64 バイトバースト転送 : PCI システムクロック max. 33 MHz ・ データバスパリティ, アドレスバスパリティ(PCI バスインタフェースモード時のみ ) 生成 , チェック機能 3. その他 ・ パッケージ : LQFP, 144 ピンパッケージ ・ 電源電圧 : 5 V ± 5 % 3 D2 D1 D0 V SS LDP UDS/BHE V DD LDS/WR V SS R/W/RD CS1 CS0 V DD INT A4 A3 V SS SCLK A2 A1 A0 V SS MODE1 MODE0 S/DSEL TARG V DD INIT SELOE V SS RSTOE BSYOE DBOE11 DBOE10 DBOE9 DBOE8 4 (FPT-144P-M08) 70 65 60 55 50 45 1 40 DMD9 V SS DMD8 DMD7 DMD6 V DD DMD5 V SS DMD4 DMD3 DMD2 V SS DMD1 DMD0 LDMDP V SS UDP V DD D15 D14 V SS D13 D12 D11 V SS D10 D9 D8 D7 V SS V DD D6 D5 D4 V SS D3 110 115 120 125 130 135 140 144 DMD10 DMD11 DMD12 DMD13 V SS DMD14 DMD15 V DD UDMDP DMR/W/IORD V SS DMLDS/IOWR DMUDS/DMBHE V DD DREQ DACK V SS RESET TP DMA0 DBOE12 DBOE13 V SS DBOE14 DBOE15 UDBOEP DBOE0 DBOE1 V DD DBOE2 DBOE3 DBOE4 V SS DBOE5 DBOE6 DBOE7 MB86606A ■ 端子配列図 ・16 ビットバスインタフェースモード時 (TOP VIEW) 5 105 10 100 15 95 20 90 25 85 30 80 35 75 LDBOEP V DD DB12 DB13 DB14 DB15 V SS UDBP DB0 DB1 V SS DB2 DB3 DB4 DB5 V SS DB6 DB7 LDBP ATN V SS BSY ACK RST MSG SEL V SS C/D REQ I/O DB8 V SS DB9 DB10 DB11 V DD MB86606A ・PCI バスインタフェースモード時 110 115 120 125 130 135 140 1 105 5 100 10 95 15 90 20 85 25 80 30 75 70 65 60 55 50 45 40 35 LDBOEP V DD DB12 DB13 DB14 DB15 V SS UDBP DB0 DB1 V SS DB2 DB3 DB4 DB5 V SS DB6 DB7 LDBP ATN V SS BSY ACK RST MSG SEL V SS C/D REQ I/O DB8 V SS DB9 DB10 DB11 V DD C/BE0 AD7 AD6 V SS AD5 AD4 V DD AD3 V SS AD2 AD1 AD0 V DD INT PO1 PO0 V SS SCLK PI1 PI0 N.C. V SS MODE1 MODE0 S/DSEL TARG V DD INIT SELOE V SS RSTOE BSYOE DBOE11 DBOE10 DBOE9 DBOE8 AD23 V SS AD22 AD21 AD20 V DD AD19 V SS AD18 AD17 AD16 V SS C/BE2 FRAME IRDY V SS TRDY V DD DEVSEL STOP V SS PERR PAR C/BE1 V SS AD15 AD14 AD13 AD12 V SS V DD AD11 AD10 AD9 V SS AD8 144 IDSEL C/BE3 AD24 AD25 V SS AD26 AD27 V DD AD28 AD29 V SS AD30 AD31 V DD PREQ GNT V SS RESET PCLK SERR DBOE12 DBOE13 V SS DBOE14 DBOE15 UDBOEP DBOE0 DBOE1 V DD DBOE2 DBOE3 DBOE4 V SS DBOE5 DBOE6 DBOE7 (TOP VIEW) (FPT-144P-M08) 5 MB86606A ■ 端子配列表 16 ビットバスモード NO. モード 0 (68I/F) I/O 端子名 16 ビットバスモード モード 1 (80I/F) モード 3 (PCII/F) NO. モード 0 (68I/F) I/O 端子名 I/O 1 I/O DMD9 2 VSS 3 I/O DMD8 I/O 4 I/O DMD7 5 I/O DMD6 6 VDD I/O 7 I/O DMD5 8 VSS 9 I/O DMD4 I/O 10 I/O DMD3 11 I/O DMD2 12 VSS 13 I/O DMD1 I/O 14 I/O DMD0 15 I/O LDMDP 16 VSS 17 I/O UDP 18 VDD 19 I/O D15 I/O 20 I/O D14 I/O 21 VSS 22 I/O D13 I/O 23 I/O D12 24 I/O D11 25 VSS 26 I/O D10 I/O 27 I/O D9 28 I/O 29 端子名 AD23 I/O 端子名 PCI バスモード モード 1 (80I/F) モード 3 (PCII/F) I/O 端子名 I/O 端子名 37 I/O D2 I/O C/BE0 38 I/O D1 I/O AD7 AD22 39 I/O D0 I/O AD6 I/O AD21 40 VSS I/O AD20 41 I/O LDP I/O AD5 42 I UDS 43 VDD 44 I LDS AD18 45 VSS I/O AD17 46 I R/W I/O AD16 47 I 48 C/BE2 49 I/O FRAME 50 I/O IRDY 51 I 52 I BHE I/O AD4 I WR I/O AD3 I RD I/O AD2 CS1 I/O AD1 I CS0 I/O AD0 VDD A4 O PO1 I A3 O PO0 53 VSS 54 I DEVSEL 55 IU A2 IU PI1 STOP 56 IU A1 IU PI0 57 IU A0 IU N.C. PERR 58 VSS I/O PAR 59 I MODE1 I/O C/BE1 60 I MODE0 61 I S/DSEL AD15 62 O TARG I/O AD14 63 VDD D8 I/O AD13 64 O INIT I/O D7 I/O AD12 65 O SELOE 30 VSS 66 VSS 31 VDD 67 O RSTOE 32 I/O D6 I/O AD11 68 O BSYOE 33 I/O D5 I/O AD10 69 O DBOE11 34 I/O D4 I/O AD9 70 O DBOE10 35 VSS 71 O DBOE9 36 I/O D3 72 O DBOE8 I : 入力端子 O : 出力端子 I/O : 入出力端子 6 PCI バスモード I/O I/O I/O AD19 TRDY AD8 IU : プルアップ抵抗付入力端子 OD : オープンドレイン出力端子 0/OD INT SCLK ( 続き ) MB86606A (続き) 16 ビットバスモード NO. モード 0 (68I/F) I/O 端子名 PCI バスモード 16 ビットバスモード モード 1 (80I/F) モード 3 (PCII/F) NO. モード 0 (68I/F) I/O 端子名 I/O 端子名 I/O 端子名 PCI バスモード モード 1 (80I/F) モード 3 (PCII/F) I/O 73 VDD 109 O DBOE7 74 I/O DB11 110 O DBOE6 75 I/O DB10 111 O DBOE5 76 I/O DB9 112 VSS 77 VSS 113 O DBOE4 78 I/O DB8 114 O DBOE3 79 I/O I/O 115 O DBOE2 80 I/O REQ 116 VDD 81 I/O C/D 117 O DBOE1 82 VSS 118 O DBOE0 83 I/O SEL 119 O UDBOEP 84 I/O MSG 120 O DBOE15 85 I/O RST 121 O DBOE14 86 I/O ACK 122 VSS 87 I/O BSY 123 O DBOE13 88 VSS 124 O DBOE12 89 I/O ATN 125 I DMA0 90 I/O LDBP 126 I TP 91 I/O DB7 127 I RESET 92 I/O DB6 128 93 VSS 129 I 94 I/O DB5 130 I 95 I/O DB4 131 96 I/O DB3 132 I DMUDS I 97 I/O DB2 133 I DMLDS 98 VSS 134 99 I/O DB1 135 I DMR/W 100 I/O DB0 136 I/O UDMDP 101 I/O UDBP 137 VDD 102 VSS 138 I/O 103 I/O DB15 139 104 I/O DB14 105 I/O 106 端子名 I/O 端子名 OD SERR I PCLK DACK I GNT DREQ O PREQ DMBHE I/O AD31 I DMWR I/O AD30 I DMRD I/O AD29 I/O AD28 DMD15 I/O AD27 I/O DMD14 I/O AD26 140 VSS DB13 141 I/O DMD13 I/O AD25 I/O DB12 142 I/O DMD12 I/O AD24 107 VDD 143 I/O DMD11 I/O C/BE3 108 O LDBOEP 144 I/O DMD10 I IDSEL I : 入力端子 O : 出力端子 I/O : 入出力端子 VSS VDD VSS IU : プルアップ抵抗付入力端子 OD : オープンドレイン出力端子 7 MB86606A ■ 端子機能説明 1. SCSI インタフェース端子 信 号 名 機 能 I/O MSG, C/D, ATN, I/O I/O SCSI コントロール信号の入出力端子です。 SINGLE-ENDED SCSI コネクタに直接接続して使用可能です。 オープンドレイン出力 / トーテムポール出力を選択できます。 REQ, ACK I/O SCSI コントロール信号の入出力端子です。 SINGLE-ENDED SCSI コネクタに直接接続して使用可能です。 出力バッファはトーテムポール出力です。 BSYOE SELOE RSTOE BSY SEL RST DBOE15 ∼ DBOE8, UDBOEP, DBOE7 ∼ DBOE0, LDBOEP DB15 ∼ DB8, UDBP, DB7 ∼ DB0, LDBP O I/O O I/O SCSI コントロール信号の出力制御端子です。 外付けの DIFFERENTIAL-Dr/Rev 回路の制御信号として使用してください。 SCSI コントロール信号の入出力端子です。 SINGLE-ENDED SCSI コネクタに直接接続して使用可能です。 出力バッファはオープンドレイン出力です。 SCSI データバスの出力制御端子です。 外付けの DIFFERENTIAL-Dr/Rev 回路の制御信号として使用してください。 SCSI データバスの入出力端子です。 SINGLE-ENDED SCSI コネクタに直接接続して使用可能です。 オープンドレイン出力 / トーテムポール出力を選択できます。 O 本チップの動作状態を示す信号です。 外付けの DIFFERENTIAL-Dr/Rev 回路の制御信号として使用してください。 S/DSEL I 本チップの動作モードを指定する入力信号です。 SINGLE-ENDED :“0”を入力してください。 DIFFERENTIAL-ENDED :“1”を入力してください。 本端子が 0 のときには SCSI コントロール信号 , データバスの出力制御信号 , INIT, TARG 信号は Low レベル出力に固定されます。 SCLK I SCSI プロトコルコントローラ部のシステムクロックです (40 MHz)。 INIT TARG I : 入力端子 O : 出力端子 I/O : 入出力端子 8 IU : プルアップ抵抗付入力端子 OD : オープンドレイン出力端子 MB86606A 2. 16 ビットバスインタフェースモード・MPU インタフェース端子 MPU インタフェースは , モード設定により , 80 系 /68 系 MPU の入出力信号を直結可能です。 信 号 名 機 能 I/O CS0 I MPU が I/O デバイスとして , SPC を選択するための信号の入力端子です。 CS1 I MPU が SPC を通して DMA バスのデータを入出力する場合の選択信号 ( 外 部回路選択信号 ) の入力端子です。 D15 ∼ D8, UDP I/O データバスの上位バイト , 及びパリティ CS0 入力が有効時 : SPC 内部レジスタの入出力ポート CS1 入力が有効時 : DMA バスデータの入出力ポート D7 ∼ D0, LDP I/O データバスの上位バイト , 及びパリティ CS0 入力が有効時 : SPC 内部レジスタの入出力ポート CS1 入力が有効時 : DMA バスデータの入出力ポート A4 ∼ A0 IU 内部レジスタを選択するためのアドレス入力端子です RD (R/W) WR (LDS) BHE (UDS) I : 入力端子 O : 出力端子 I/O : 入出力端子 I 80 系モード時 : SPC から MPU が読出しを行うための Read ストローブ信号の 入力端子 68 系モード時 : SPC に対して MPU が , 読出し / 書込みを行うための制御信 号 R/W の入力端子 I 80 系モード時 : SPC に対して MPU が書込みを行うための Write ストロー ブ信号の入力端子 68 系モード時 : データバスの下位バイトが有効なときに MPU が出力する LDS 信号の入力端子 I 80 系モード時 : データバスの上位バイトが有効なときに MPU が出力する BHE 信号の入力端子 68 系モード時 : データバスの上位バイトが有効なときに MPU が出力する UDS 信号の入力端子 IU : プルアップ抵抗付入力端子 OD : オープンドレイン出力端子 9 MB86606A 3. 16 ビットバスインタフェースモード・DMA インタフェース端子 DMA インタフェースは , MPU インタフェースと同様に 80 系 /68 系の入出力信号を備えています。 信 号 名 機 能 I/O DREQ O DMAC に対する DMA 転送要求信号の出力端子です。SPC とメモリ間での DMA によるデータ転送を要求します。 DACK I DMAC からの DMA 許可信号の入力端子です。 DMA 許可信号がアクティブの時 , DMA サイクル ( 読出し / 書込み ) を実行 します。 DMD15 ∼ 8 UDMDP DMD7 ∼ 0 LDMDP I/O DMA データバスの上位バイト , 及びパリティ CS1 入力が有効時 : MPU データバスが直結されます。 80 系モード時 : Second Data がこちら側から入出力されます。 68 系モード時 : First Data がこちら側から入出力されます。 I/O DMA データバスの下位バイト , 及びパリティ CS1 入力が有効時 : MPU データバスが直結されます。 80 系モード時 : First Data がこちら側から入出力されます。 68 系モード時 : Second Data がこちら側から入出力されます。 I 80 系モード時 : SPC から DMA バスにデータを出力するための Read ストロ ーブ信号の入力端子 68 系モード時 : SPC に対して , DMAC がデータ出力 / 入力動作を行うための制 御信号 R/W の入力端子 I 80 系モード時 : SPC に DMA バス上のデータを入力するための Write ストロ ーブ信号の入力端子 68 系モード時 : DMA データバスの下位バイトが有効な時に DMAC の出力す る LDS 信号の入力端子 DMBHE (DMUDS) I 80 系モード時 : DMA データバスの上位バイトが有効なときに DMAC の出力 する BHE 信号の入力端子 68 系モード時 : DMA データバスの上位バイトが有効なときに DMAC の出力 する UDS 信号の入力端子 DMAO I 80 系モード時 : DMAC の出力するアドレスデータ AO 信号の入力端子です。 68 系モード時 : 電源 (V DD) に接続してください。 I DMA 転送の許可信号の入力端子です。 TP 信号がアクティブのとき , SPC は DMA 転送を行います。 DMA 転送中に本信号がノンアクティブになったときは , ブロック境界で転 送を一時停止します。 DMRD (DMR/W) DMWR (DMLDS) TP (Transfer Permission) I : 入力端子 O : 出力端子 I/O : 入出力端子 10 IU : プルアップ抵抗付入力端子 OD : オープンドレイン出力端子 MB86606A 4. PCI バスインタフェース端子 信 号 名 機 能 I/O PREQ O バスアービタに PCI バス使用を要求する出力端子です。 GNT I バスアービタからの REQ に対する応答信号入力端子です。 AD31 ∼ AD0 I/O 32 BIT アドレス , データのマルチプレックス信号です。 C/BE3 ∼ C/BE0 I/O バスコマンドとバイトイネーブル信号のマルチプレックス信号です。 PAR I/O AD31∼AD0 信号と C/BE3 ∼ C/BE0 に対する偶数パリティ信号です。 1 CLOCK 遅延して有効となります。 FRAME I/O バスがデータ転送中であることを示す信号です。 TRDY I/O ターゲット側のデータレディ信号です。 IRDY I/O マスタ側のデータレディ信号です。 STOP I/O ターゲットからマスタへのデータ転送中止要求信号です。 DEVSEL I/O ターゲット動作時に 自分自身 が選択されたことを示す出力信号です。 マスター動作時にはバス上のデバイスが選択されたことを示す入力信号とな ります。 IDSEL I コンフィギュレーションアクセスを示すチップセレクト信号です。 PCLK I PCI バスクロック入力端子です (max. 33 MHz)。 PERR I/O データパリティエラー入出力端子です。 SERR OD アドレスパリティエラー出力端子です。 I : 入力端子 O : 出力端子 I/O : 入出力端子 IU : プルアップ抵抗付入力端子 OD : オープンドレイン出力端子 5. その他 信 号 名 RESET 機 能 I/O I システムリセット入力端子です。 動作モード設定端子です。 MODE1, MODE0 MODE1 MODE0 0 0 1 1 0 1 0 1 I 動 作 モ ー ド ビットバスモード・68 系インタフェース ビットバスモード・80 系インタフェース reserved PCI バスインタフェースモード 割込み出力端子です。トーテムポール出力 / オープンドレイン出力選択可 ( 高抵抗プルアップ内蔵 ) INT O/OD VDD 電源 VSS グランド PO1, PO0 O 汎用の出力ポートです。アクティブターミネータの ON/OFF 制御などに使用 できます。初期値は LOW です (PCI バスインタフェースモード時のみ有効 )。 PI1, PI0 IU 汎用の入力ポートです (PCI バスインタフェースモード時のみ有効 )。 N.C. 未使用端子です (PCI モード時のみ存在。内部でプルアップされているので何 も接続しないでください )。 I : 入力端子 O : 出力端子 I/O : 入出力端子 IU : プルアップ抵抗付入力端子 OD : オープンドレイン出力端子 11 MB86606A ■ ブロックダイヤグラム BHE (UDS) A4 ∼ 0 CS1 CS0 RD (R/W) WR (LDS) D15 ∼ 8,UDP D7 ∼ 0,LDP INIT 1. 16 ビットバスインタフェースモード MPU − interface MSG C/D 1 I/O 5 各種 Internal REG Processor ATN BSYOE BSY 2 SELOE Timer 6 Phase Recieve MSG,CMD, Status Buffer SEL 3 RSTOE DACK DMBHE (DMUDS) 7 4 (32 Byte) DMA0 Trans Send MSG,CMD, Status Buffer CNTL INIT 8 TARG (2048 Byte) ユーザー プログラム メモリー DB15∼8, UDBP DMA − interface SCSI − interface ACK DREQ CNTL RST REQ (32 Byte) DMD15 ∼ 8,UDMAP DMD7 ∼ 0,LDMDP IOWR (DMLDS) IORD (DMR/W) DB7∼0, LDBP 9 DBOE15∼8, UDBOEP DBOE7∼0, LDBOEP S/DSEL 12 Data-REG (512Byte) TP MB86606A PCLK IDSEL SERR PERR DEVSEL STOP IRDY TRDY FRAME PAR C/BE3 ∼ 0 AD31 ∼ 0 GNT PREQ 2. PCI バスインタフェースモード PCI − interface MSG C/D 1 I/O 5 各種 Internal REG Processor ATN BSYOE BSY 2 SELOE Timer 6 Phase Receive MSG,CMD, Status Buffer SEL 3 RSTOE CNTL ACK SCSI − interface RST REQ (32 Byte) 11 7 4 Trans (32 Byte) Send MSG,CMD, Status Buffer CNTL DMA Controller INIT 8 TARG (2048 Byte) ユーザー プログラム メモリー DB15 ∼ 8, UDBP DB7 ∼ 0, LDBP 9 DBOE15 ∼ 8, UDBOEP Data-REG (512Byte) 10 Burst-FIFO (64Byte) DBOE7 ∼ 0, LDBOEP S/DSEL 13 MB86606A ■ ブロック説明 1. INTERNAL-PROCESSOR 各バス・フェーズ間のシーケンス制御を行う内部プロセッサです。 2. TIMER SCSI の時間規定を管理します。 その他 , 以下の時間管理を行います。 ・非同期転送におけるデータに対して , REQ/ACK 信号をアサートするまでの時間。 ・セレクション / リセレクションのリトライ ( 再試行 ) を行うまでの時間。 ・セレクション / リセレクションのタイムアウト時間。 ・転送動作中の REQ/ACK タイムアウト時間。 非同期転送時 ( ターゲット ) : REQ 信号アサート後 , イニシエータが ACK 信号をアサートするまでの時間 非同期転送時 ( イニシエータ ) : ACK 信号アサート後 , ターゲットが REQ 信号をネゲートするまでの時間 同期転送時 ( ターゲットのみ ) : REQ 信号を送出したあと , イニシエータからオフセットを“0”にする ACK 信号を 受領するまでの時間 3. PHASE コントロール SCSI で実行されるアービトレーション , セレクション / リセレクション , データ・イン / アウト , コマンド , ステータス , メッセージ・イン / アウトの各フェーズを制御します。 4. TRANSFER コントロール SCSI で実行される INFORMATION ( データ , コマンド , ステータス , メッセージ ) の転送フェーズを制御します。 転送フェーズの実行方法には以下の 2 種類があります。 ・非同期転送 : REQ 信号および ACK 信号をインターロックで制御。 ・同期転送: データ・イン / アウトフェーズで最大 256 のオフセット値で制御。 さらにデータ移動の方法により次の 2 種類のモードがあります。 ・プログラム転送 : MPU インタフェースを介して , データレジスタを使用して行う。 ・DMA 転送 : DMA インタフェースを介して , DREQ および DACK を使用して行う。 ・PCI バスインタフェースモード時には内蔵 DMAC を使用し , PCI インタフェースを介して行います。 同期転送における転送パラメータ ( 転送モード , 同期転送時に SPC から送出する REQ または ACK の最小繰返し周期 , 同期転送時の REQ/ACK オフセットの最大値 ) は各 ID ごとに保存することが可能で , データ・フェーズ開始時に自動的に 設定されます。 転送バイト数は , ブロック長×ブロック数で管理します。 5. 各種レジスタ 主なレジスタには , 以下のものがあります。 ・コマンドレジスタ コマンドを 8 ビットのコードで指定します。 ユーザプログラムを使用する場合は , BIT 7 に“1”を設定してください ( 下位 7 ビットは無効です )。 ・ネクサスステータスレジスタ チップの動作状態 , ネクサスした相手の ID, データレジスタの状態などを示します。 ・SCSI コントロール信号ステータスレジスタ SCSI のコントロール信号の状態を示します。 ・割込みステータスレジスタ 割込みの状態を 8 ビットのコードで示します。 ・コマンドステップレジスタ コマンドの実行状態を , 8 ビットのステップコードで示します。 割込みステータスレジスタとこのコマンドステップレジスタを参照する事によって , エラー原因を解析できます。 ・グループ 6/7 コマンド長設定レジスタ SCSI 規格で , 未定義のグループ 6/7 のコマンド長を設定します。 このレジスタを設定することにより , グループ 6/7 のコマンド長が判断可能となります。 14 MB86606A 6. Receive MSG, CMD, status Buffer (RECEIVE MCS バッファ ) 受領専用の Information バッファで , SCSI で受領する Information のメッセージ , コマンド , ステータスを保持します (32 バイト )。 7. Send MSG, CMD, status Buffer (SEND MCS バッファ ) 発行専用の Information バッファで , SCSI で発行する Information のメッセージ , コマンド , ステータスを保持します (32 バイト )。 8. ユーザプログラムメモリ プログラム可能なコマンドを設定するためのプログラムメモリーです (2048 バイト )。 1024 バイト × 2 バンクと 2048 バイト × 1 バンクの構成を選択できます。 9. DATA レジスタ SCSI で実行されるデータフェーズのデータを保持するための , FIFO タイプのデータバッファです (512 バイト )。 10.BURST-FIFO PCI バスインタフェースモード時 , バースト転送を行うための FIFO タイプのデータバッファです (64 バイト )。PCI バス インタフェースモード時には DATA レジスタと合わせて 576 バイトの FIFO バッファを内蔵していることになります。 11.DMA コントローラ PCI バスインタフェースモード時 , バスマスターとなってデータ転送を行う , 32 bit DMA コントローラです。 15 MB86606A ■ 絶対最大定格 定 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 電源電圧* VDD VSS − 0.5 6.0 V 入力電圧* VI VSS − 0.5 VDD + 0.5 V 出力電圧* VO VSS − 0.5 VDD + 0.5 V 動作周囲温度 TOP −25 +85 °C TSTG2 −40 +125 °C 保存温度 * : 電圧は , VSS ( = 0 V) を基準にした値です。 <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 ■ 推奨動作条件 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 標 準 最 大 電源電圧* VDD 4.75 5.0 5.25 V SCSI クロック入力周波数 fSCSI 20.0 40.0 MHz PCI クロック入力周波数 fPCI 33.0 MHz 動作温度 Ta 0 70 °C * : 電圧は , VSS ( = 0 V) を基準にした値です。 <注意事項> 推奨作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条件 の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼性 に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に当社営業担当部門までご相談ください。 16 MB86606A ■ 電気的特性 1. 直流特性 (VDD = +5 V ± 5 %, VSS = 0 V, Ta = 0 °C ∼ +70 °C) 規格値 項 目 記 号 測 定 条 件 単 位 最 小 最 大 VIH 1.9 V VIL 1.0 V VIH 2.4 V VIL 0.8 V VIH 2.0 V VIL 0.8 V VHW 0.3 V SCSI 端子 入力電圧* 1 SCLK 端子 SDSEL 端子 上記以外 SCSI 端子入力ヒステリシス* 1 VOH IOH = −7.0 mA 2.0 3.24 V VOL IOL = +48.0 mA 0.5 V VOL IOL = +48.0 mA 0.5 V VOL IOL = +48.0 mA 0.5 V VOH IOH = −7.0 mA 2.0 3.24 V VOL IOL = +48.0 mA 0.5 V VOH IOH = −7.0 mA 2.0 3.24 V VOL IOL = +3.2 mA 0.4 V VOH IOH = −2.0 mA 4.2 V VOL IOL = +6.0 mA 0.55 V VOH IOH = −2.0 mA 4.2 V VOL IOL = +3.2 mA 0.4 V ILI VIN = 0 ∼ VDD −10 +10 入出力リーク電流* 2 ILOZ VIN = 0 ∼ VDD −10 +10 電源電流 IDD TBD REQ, ACK SCSI 端子 シングル エンド モード時 RST, BSY, SEL 3ST * 3. 無 その他 3ST * 3. 有 出力電圧*1 ディファレンシャルモード時 PCI バスインタフェース端子 上記以外の端子 入力リーク電流 µA mA * 1: SCSI 端子は UDBP, DB15 ∼ DB8, LDBP, DB7 ∼ DB0, BSY, SEL, RST, ATN, REQ, ACK, MSG, C/D, I/O の計 27 ピンです。 * 2: スリーステート出力端子の出力 , 及び双方向バス端子の出力がハイインピーダンス状態のときのリーク電流です。 * 3: 3ST はスリーステートモードを表します。 17 MB86606A 2. 端子容量 (Ta = +25 °C) 規格値 項 目 記 号 測 定 条 件 SCLK, PCLK (TP) 端子 入力端子容量 CIN その他の入力端子 出力端子容量 VDD = VIN = 0V f = 1 MHz COUT SCSI 以外の端子 入出力端子容量 CI/O SCSI 端子 単 位 最 小 最 大 12 8 10 10 25 pF 3. 交流特性測定負荷条件 (1) SCSI 以外の端子 (VDD = +5 V ± 5 %, VSS = 0 V, Ta = 0 °C ∼ +70 °C) 測定点 ・16 ビットバスモード 端 子 記 号 MB86606A 測定端子 CL INT, DREQ 60 pF D15 ∼ D8, UDP, D7 ∼ D0, LDP, DMD15 ∼ DMD8, UDMDP, DMD7 ∼ DMD0, LDMDP 85 pF ・PCI バスインタフェースモード CL 端 子 記 号 PCI バス端子 CL 50 pF (2) SCSI 端子 測定点 負荷抵抗 MB86606A R L1 負荷容量 測定端子 R L2 18 CL RL1 = 110 Ω RL2 = 165 Ω CL = 200 pF MB86606A 4. 交流特性 (1) システムクロック ・SCSI クロック (SCLK 端子 ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 標 準 最 大 クロック周期 tCLF 25.0 50.0 クロックパルス幅 (LOW) tCLCH 10.0 クロックパルス幅 (HIGH) tCHCL 10.0 クロック立上り時間 tCR 5.0 クロック立下り時間 tCF 5.0 ns (注意) 内部クロック周波数と入力クロック周波数が同じ場合 (1 分周モード時 ) にはクロックパルス幅 (tCLCH と tCHCL) は 最小 20.0 ns 以上となるようにしてください。 ・入力クロック 20 MHz でクロックコンバージョン ( 初期設定の 10h) が 0Bh のとき t CLCH t CLF t CR t CF SCLK 2.4 V 0.8 V 2.4 V 2.4 V 0.8 V 0.8 V 2.4 V 0.8 V t CHCL 19 MB86606A ・PCI クロック (PCLK 端子 ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 標 準 最 大 クロック周期 tPCY 30.0 クロックパルス幅 (LOW) tPLO 12.0 クロックパルス幅 (HIGH) tPHI 12.0 クロックスルーレート tPSR 1.0 4.0 V/ns VIHP − VILP 2.0 V クロック振幅 t PHI ns t PCY V IHP PCLK 2.0 V 0.8 V 2.0 V 2.0 V 0.8 V 2.0 V 0.8 V 0.8 V V ILP t PLO (2) システムリセット 規 格 値 項 目 リセット (RESET)“L”レベルパルス幅 記 号 単 位 tWRSL t WRSL RESET 20 最 小 標 準 最 大 4 tCLF ns MB86606A 5. MPU インタフェース (1) 80 系レジスタ書込み動作 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 アドレス (A4 ∼ A0), BHE セットアップ時間 (1) tAWS 20 アドレス (A4 ∼ A0) ホールド時間 (1) tAWH 10 アドレス (A4 ∼ A0), BHE セットアップ時間 (2) tACS 10 アドレス (A4 ∼ A0) ホールド時間 (2) tACH 5 CS0 セットアップ時間 tCWS 10 CS0 ホールド時間 tCWH 5 データ・セットアップ時間 tDWS 25 データ・ホールド時間 tDWH 10 WR “L”レベルパルス幅 tWR 70 ns A4 ∼ A0 BHE t AWS t AWH t ACH t ACS CS0 t CWS t WR t CWH WR t DWS t DWH D15 ∼ 8, UDP D7 ∼ 0, LDP データ 21 MB86606A (2) 80 系レジスタ読出し動作 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 アドレス (A4 ∼ A0), BHE セットアップ時間 (1) tARS 20 アドレス (A4 ∼ A0) ホールド時間 (1) tARH 10 アドレス (A4 ∼ A0), BHE セットアップ時間 (2) tACS 10 アドレス (A4 ∼ A0) ホールド時間 (2) tACH 5 CS0 セットアップ時間 tCRS 10 CS0 ホールド時間 tCRH 5 RD “L”→データ出力確定時間 tRLD 40 RD “H”→データ出力ディセーブル時間 tRHD 5 RD “L”レベルパルス幅 tRD 70 tDL tDL2 50 n・tCLF + 50 INT 信号クリア時間 INT 不保持指定時 INT 保持指定時 A4 ∼ A0 BHE t ARS t ARH t ACS t ACH CS0 t CRS t RD t CRH RD t RLD D15 ∼ 8, UDP D7 ∼ 0, LDP t RHD 確定データ t DL INT t DL2 INT 22 tDL2 は最後の割込み要因に対するステップコードを 読み出すストローブの立上りから規定します。 (n は分周比 ) ns MB86606A (3) 80 系レジスタ書込み動作 ( 外部アクセス時 ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 アドレス (A0), BHE セットアップ時間 (1) tAWSE 20 アドレス (A0), BHE ホールド時間 (1) tAWHE 10 アドレス (A0), BHE セットアップ時間 (2) tACSE 10 アドレス (A0), BHE ホールド時間 (2) tACHD 5 CS1 セットアップ時間 tCWSE 10 CS1 ホールド時間 tCWHE 5 WR “L”→ DMA バス出力遅延時間 tWLHD 40 WR “H”→ DMA バス出力不定時間 tWHHD 5 tDHD 20 MPU データバス→ DMA バス出力遅延時間 ns A0 BHE t AWSE t AWHE t ACSE t ACHD t CWSE t CWHE CS1 WR t WLHD t WHHD D15 ∼ 8, UDP データ D7 ∼ 0, LDP t DHD t DHD DMD15 ∼ 8, UDMDP DMD7 ∼ 0, LDMDP 確定データ 23 MB86606A (4) 80 系レジスタ読出し動作 ( 外部アクセス時 ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 アドレス (A0), BHE セットアップ時間 (1) tARSE 20 アドレス (A0), BHE ホールド時間 (1) tARHE 10 アドレス (A0), BHE セットアップ時間 (2) tACSE 10 アドレス (A0), BHE ホールド時間 (2) tACHD 5 CS1 セットアップ時間 tCRSE 10 CS1 ホールド時間 tCRHE 5 RD“L”→ MPU データバス出力イネーブル時間 tRLNZ 40 RD “H”→ MPU データバス出力ディセーブル時間 tRHHZ 5 DMA バス→ MPU データバス出力遅延時間 tHDD 20 A0 BHE t ARSE t ARHE t ACSE t ACHD t CRSE t CRHE CS1 RD DMD15 ∼ 8, UDMDP データ DMD7 ∼ 0, LDMDP t HDD t RLNZ t RHHZ D15 ∼ 8, UDP 確定データ D7 ∼ 0, LDP 24 ns MB86606A (5) 68 系レジスタ書込み動作 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 アドレス (A4 ∼ A0) セットアップ時間 (1) tAWS 20 アドレス (A4 ∼ A0) ホールド時間 (1) tAWH 10 アドレス (A4 ∼ A0) セットアップ時間 (2) tACS 10 アドレス (A4 ∼ A0) ホールド時間 (2) tACH 5 CS0 セットアップ時間 tCWS 10 CS0 ホールド時間 tCWH 5 データ・セットアップ時間 tDWS 25 データ・ホールド時間 tDWH 10 UDS/LDS “L”レベルパルス幅 tDS 70 R/W セットアップ時間 tRWS 10 R/W ホールド時間 tRWH 10 ns A4 ∼ A0 t t AWH AWS t ACS t ACH CS0 t CWS t CWH R/W t RWS t DS t RWH UDS/LDS t DWS D15 ∼ 8, UDP t DWH 確定データ D7 ∼ 0, LDP 25 MB86606A (6) 68 系レジスタ読出し動作 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 アドレス (A4 ∼ A0) セットアップ時間 (1) tARS 20 アドレス (A4 ∼ A0) ホールド時間 (1) tARH 10 アドレス (A4 ∼ A0) セットアップ時間 (2) tACS 10 アドレス (A4 ∼ A0) ホールド時間 (2) tACH 5 CS0 セットアップ時間 tCRS 10 CS0 ホールド時間 tCRH 5 データ出力確定時間 tRLD 40 データ出力ディセーブル時間 tRHD 5 UDS/LDS “L”レベルパルス幅 tDS 70 R/W セットアップ時間 tRWS 10 R/W ホールド時間 tRWH 10 INT 信号クリア時間 tDH tDH2 50 n・tCLK + 50 A4 ∼ A0 t ARS t ARH t ACS t ACH CS0 t CRS t CRH R/W t RWS t DS t RWH UDS/LDS t RLD t RHD D15 ∼ 8, UDP 確定データ D7 ∼ 0, LDP t DH INT (n は分周比 ) t DH2 INT 26 tDH2 は最後の割込み要因に対するステップコードを 読み出すストローブの立上りから規定します。 ns MB86606A (7) 68 系レジスタ書込み動作 ( 外部アクセス時 ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 アドレス (A0) セットアップ時間 (1) tAWSE 20 アドレス (A0) ホールド時間 (1) tAWHE 10 アドレス (A0) セットアップ時間 (2) tACSE 10 アドレス (A0) ホールド時間 (2) tACHD 5 CS1 セットアップ時間 tCWSE 10 CS1 ホールド時間 tCWHE 5 UDS/LDS “L”→ DMA バス出力遅延時間 tWLHD 40 UDS/LDS “H”→ DMA バス出力不定時間 tWHHD 5 MPU データバス→ DMA バス出力遅延時間 tDHD 20 R/W セットアップ時間 tRWS 10 R/W ホールド時間 tRWH 10 ns A0 t AWSE t AWHE t ACSE t ACHD CS1 t CWSE t CWHE R/W t RWS t DS t RWH UDS/LDS t WHHD t WLHD D15 ∼ 8, UDP データ D7 ∼ 0, LDP t DHD DMD15 ∼ 8, UDMDP 確定データ DMD7 ∼ 0, LDMDP 27 MB86606A (8) 68 系レジスタ読出し動作 ( 外部アクセス時 ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 アドレス (A0) セットアップ時間 (1) tARSE 20 アドレス (A0) ホールド時間 (1) tARHE 10 アドレス (A0) セットアップ時間 (2) tACSE 10 アドレス (A0) ホールド時間 (2) tACHD 5 CS1 セットアップ時間 tCRSE 10 CS1 ホールド時間 tCRHE 5 UDS/LDS “L”→ MPU データバス出力イネーブル時間 tRLNZ 40 UDS/LDS “H”→ MPU データバス出力ディセーブル時間 tRHHZ 5 DMA バス→ MPU データバス出力遅延時間 tHDD 20 R/W セットアップ時間 tRWS 10 R/W ホールド時間 tRWH 10 A0 t ARSE t ARHE t ACSE t ACHD CS1 t CRHE t CRSE R/W t RWS t RWH UDS/LDS DMD15 ∼ 8, UDMDP データ DMD7 ∼ 0, LDMDP t HDD t RLNZ t RHHZ D15 ∼ 8, UDP D7 ∼ 0, LDP 28 確定データ ns MB86606A 6. DMA インタフェース DMA アクセスタイミングについて , 本項の時間規定は , 以下の場合には適用されません。 ・ SCSI インプット動作中で , データバッファが Empty, 又は 1 Byte 保持している時。 ・ SCSI アウトプット動作中で , データバッファが Full , 又は 511 Byte 保持している時。 ・ パリティエラーを検出したとき ( ターゲット )。 ・ SCSI インタフェースにおいて転送を中止するようなエラーを生じた時。 (1) バーストモードアクセスサイクルタイム 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 アクセスサイクル 1 tDCY1 2 tCLF アクセスサイクル 2 tDCY2 3 tCLF アクセスサイクル 3 tDCY3 4 tCLF アクセスサイクル 4 tDCY4 1 tCLF ns t DCY2 IOWR/IORD DMUDS/DMLDS t DCY1 t DCY4 t DCY3 29 MB86606A (2) 80 系バーストモード書込み動作 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 DREQ“H”→ DACK“L” tDHAL 0 IOWR “L”→ DREQ “L” tALDL 25 DREQ“L”→ DREQ “H” tDLDH 0 DACK“L”→ IOWR “L” tALWL 0 DMBHE, DMA0 セットアップ時間 tDAWS 10 IOWR “L”レベルパルス幅 tDWR 25 IOWR “H”→ DACK“H” tWHAH 0 DMBHE, DMA0 ホールド時間 tDAWH 10 入力データセットアップ時間 tDDWS 25 入力データホールド時間 tDDWH 5 t DLDH DREQ t DHAL t ALDL DACK t ALWL t WHAH DMBHE DMA0 t DAWS t DWR t DAWH IOWR t DDWS DMD15 ∼ 0 UDMDP, LDMDP 30 データ t DDWH ns MB86606A (3) 80 系バーストモード読出し動作 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 DREQ“H”→ DACK“L” tDHAL 0 IORD “L”→ DREQ“L” tALDL 25 DREQ“L”→ DREQ “H” tDLDH 0 DACK“L”→ IORD “L” tALRL 0 DMBHE, DMA0 セットアップ時間 tDARS 10 IORD “L”レベルパルス幅 tDRD 25 IORD “H”→ DACK “H” tRHAH 0 DMBHE, DMA0 ホールド時間 tDARH 10 データ出力確定時間 tDRLD 25 データ出力ホールド時間 tDRHD 10 ns t DLDH DREQ t DHAL t ALDL DACK t ALRL t RHAH DMBHE DMA0 t DARS t DRD t DARH IORD t DRLD DMD15 ∼ 0 UDMDP, LDMDP t DRHD 確定データ 31 MB86606A (4) 68 系バーストモード書込み動作 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 DREQ“H”→ DACK“L” tDHAL 0 DMUDS/DMLDS“L”→ DREQ “L” tALDL 25 DREQ“L”→ DREQ “H” tDLDH 0 DACK“L”→ DMUDS/DMLDS“L” tALDL 5 R/W セットアップ時間 tDRWS 10 DMUDS/DMLDS“L”レベルパルス幅 tDDS 25 DMUDS/DMLDS“H”→ DACK“H” tDHAH 0 R/W ホールド時間 tDRWH 10 入力データセットアップ時間 tDDWS 25 入力データホールド時間 tDDWH 5 t DLDH DREQ t DHAL t ALDL DACK t ALDL t DHAH DMR/W t DRWS t DDS t DRWH DMUDS/DMLDS t DDWS DMD15 ∼ 0 UDMDP, LDMDP 32 データ t DDWH ns MB86606A (5) 68 系バーストモード読出し動作 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 DREQ“H”→ DACK“L” tDHAL 0 DMUDS/DMLDS“L”→ DREQ “L” tALDL 25 DREQ“L”→ DREQ “H” tDLDH 0 DACK“L”→ DMUDS/DMLDS“L” tALDL 5 R/W セットアップ時間 tDRWS 10 DMLDS/DMLDS “H”レベルパルス幅 tDDS 25 DMUDS/DMLDS“H”→ DACK“H” tDHAH 0 R/W ホールド時間 tDRWH 10 出力データ確定時間 tDRLD 25 出力データホールド時間 tDRHD 10 ns t DLDH DREQ t DHAL t ALDL DACK t ALDL t DHAH DMR/W t DRWS t DDS t DRWH DMUDS/DMLDS t DRLD DMD15 ∼ 0 UDMDP, LDMDP t DRHD 確定データ 33 MB86606A 7. PCI インタフェース (1) PCI インタフェース信号タイミング 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 出力確定時間 tPVAL 2 11/12 * 1 出力ディセーブル時間 tPOFF 28 出力イネーブル時間 tPON 2 入力セットアップ時間 tPSU 7/10 * 2 入力ホールド時間 tPHD 0 ns * 1: REQ 端子のみに適用 * 2: GNT 端子のみに適用 2.4 V 1.5 V PCICLK 0.4 V OUTPUT H to I or L to H 1.5 V t PVAL OUTPUT H/L to Hi-Z t POFF OUTPUT Hi−Z to H/L t PON 2.4 V INPUT 1.5 V 1.5 V 0.4 V t PSU 34 t PHD MB86606A (2) コンフィギュレーションレジスタ リード動作 PCICLK FRAME IDSEL AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL STOP ( 注意 ) コンフィギュレーションレジスタへのアクセスは一回のデータ転送しか行えません。マスター側がバースト転 送を行ってきた場合には STOP をアサートし , ターゲットターミネーションを行います。 (3) コンフィギュレーションレジスタ ライト動作 PCICLK FRAME IDSEL AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL STOP ( 注意 ) コンフィギュレーションレジスタへのアクセスは一回のデータ転送しか行えません。 マスター側がバースト転 送を行ってきた場合には STOP をアサートし , ターゲットターミネーションを行います。 35 MB86606A (4) ターゲットモード BASIC コントロールレジスタ リード動作 ・バイト , ワードアクセス時 バーストリード ( ターゲットターミネーション ) シングルリード PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL STOP ( 注意 ) BASIC コントロールレジスタへのリード動作は一回のデータ転送しか行えません。マスター側がバースト転 送を行ってきた場合には STOP をアサートし , ターゲットターミネーションを行います。 36 MB86606A ・ロングワードアクセス時 シングルリード PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL STOP バーストリード ( ターゲットターミネーション ) PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL STOP ( 注意 ) BASIC コントロールレジスタへのリード動作は一回のデータ転送しか行えません。マスター側がバースト転 送を行ってきた場合には STOP をアサートし , ターゲットターミネーションを行います。 37 MB86606A (5) ターゲットモード I/O, メモリ リード動作 (BASIC コントロールレジスタ以外 ) ・バイト , ワードアクセス時 シングルリード PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL バーストリード PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL 38 MB86606A ・ロングワードアクセス時 シングルリード PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL バーストリード PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL 39 MB86606A (6) ターゲットモード I/O, メモリ ライト動作 ・バイト , ワードアクセス時 シングルライト PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL ・ロングワードアクセス時 シングルライト PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL バーストライト PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL 40 バーストライト MB86606A (7) マスタモード データリード動作 ・バースト長 = 1 ・バースト長 = 4 PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL ・バースト長 = 8 PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL ・バースト長 = 16 PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL 41 MB86606A (8) マスタモード データライト動作 ・バースト長 = 1 PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL ・バースト長 = 8 PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL ・バースト長 = 16 PCICLK FRAME AD31 ∼ 00 C/BE3 ∼ 0 IRDY TRDY DEVSEL 42 ・バースト長 = 4 MB86606A 8. SCSI インタフェース (1) イニシエータ非同期インプット動作 ( ターゲット→イニシエータ ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 ACK “L”→ REQ “H” tAOLR 0 “H”→ ACK “H” REQ tRAOH 60 ACK “H”→ REQ “L” tAOHR 10 データバス確定→ REQ “L” tDTSU 10 REQ “L”→データバスホールド時間 tDHLD 20 REQ “L”→ ACK“L” tRAOL 40 * REQ “H”→ ACK “L” tRACY 3 tCLF + 40 ns * : REQ“H”→ ACK“L”の時間 (tRACY) は , (tRAOH + tAOHR + tRAOL) と比較して長い方により規定されます。 (注意)本項の時間規定は , 以下の場合には適用されません。 ・DATA フェーズでデータ REG が Full の時 ・最終バイトの転送時 t RACY REQ t AOLR t RAOH t AOHR t RAOL ACK t DTSU DB7 ∼ 0‚ P DB15 ∼ 8‚ P t DHLD データ 43 MB86606A (2) イニシエータ非同期アウトプット動作 ( イニシエータ→ターゲット ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 ACK “L”→ REQ “H” tAOLR 0 REQ “H”→ ACK “H” tRAOH 60 ACK “H”→ REQ “L” tAOHR 10 データバス確定→ ACK“L”* tDVLD S・tCLF − 10 REQ “H”→データバスボールド tDIVD 2 tCLF REQ “L”→ ACK“L” tRAOL 40 ns * : “S”の値は , 非同期 Setup Time レジスタ (23 番地 ) の設定によります。 (注意)本項の時間規定は , 以下の場合には適用されません。 ・DATA フェーズでデータ REG が Empty の時 t RACY* REQ t AOLR t RAOH t AOHR t RAOL ACK t DVLD DB7 ∼ 0‚ P DB15 ∼ 8‚ P t DIVD 確定データ t DVLD 確定データ * : REQ “H”→ ACK“L”の時間 (tRACY) は , (tRAOH + tAOHR + tRAOL) と (tDIVD + tDVLD) のいずれか長い方により規定されます。 44 MB86606A (3) イニシエータ同期転送 REQ/ACK 周期 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 ACK Assertion Period * tAKAP A・tCLF − 4 ACK Negation Period * tANAP A・tCLF − 6 REQ Assertion Period tRQAP 20 REQ Negation Period tRNAP 20 REQ 入力サイクルタイム (1) tRQF1 1 tCLF REQ 入力サイクルタイム (2) tRQF2 3 tCLF ns * : “A”及び“N”の値は , トランスファピリオドレジスタ (12 番地 ) の設定によります。 t AKAP t ANAP ACK t RQAP t RNAP REQ t RQF1 t RQF2 45 MB86606A (4) イニシエータ同期転送インプット動作 ( ターゲット→イニシエータ ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 データバス確定→ REQ “L” tDTSU 5 REQ “L”→データバスホールド時間 tDHLD 15 ns REQ t DTSU DB7 ∼ 0‚ P DB15 ∼ 8‚ P t DHLD t DTSU t DHLD データ データ (5) イニシエータ同期転送アウトプット動作 ( イニシエータ→ターゲット ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 データバス確定→ ACK“L”* tDVAK N・tCLF − 10 ACK “L”→データバスホールド時間* tAKDH N・tCLF − 5 * : “A”及び“N”の値は , トランスファピリオドレジスタ (12 番地 ) の設定によります。 ACK t DVAK DB7 ∼ 0‚ P DB15 ∼ 8‚ P 46 t AKDH 確定データ t DVAK t AKDH 確定データ ns MB86606A (6) ターゲット非同期インプット動作 ( イニシエータ→ターゲット ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 “L”→ ACK“L” REQ tROLA 0 “L”→ REQ “H” ACK tAROH 60 REQ “H”→ ACK “H” tROHA 0 データバス確定→ ACK“L” tDTSU 10 “L”→データバスホールド時間 ACK tDHLD 20 ACK “H”→ REQ “L” tAROL 40 * ACK “L”→ REQ “L” tRACY 3 tCLF + 40 ns * : ACK“L”→ REQ“L”の時間 (tRACY) は , (tAROH + tROHA + tAROL) と比較して , 長い方により規定されます。 (注意) 本項の時間規定は , 以下の場合には適用されません。 ・DATA フェーズで , データ REG が Full の時 t RACY REQ t ROLA t AROH t ROHA t AROL ACK t DTSU DB7 ∼ 0‚ P DB15 ∼ 8‚ P t DHLD データ 47 MB86606A (7) ターゲット非同期アウトプット動作 ( ターゲット→イニシエータ ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 “L”→ ACK“L” REQ tROLA 0 ACK “L”→ REQ “H” tAROH 60 REQ “H”→ ACK “H” tROHA 0 データバス出力確定→ REQ “L”* tDVLD S・t CLF − 10 “L”→データバスホールド時間 ACK tDIVD 2 t CLF ACK “H”→ REQ “L” tAROL 40 ns * : “S”の値は , 非同期 Setup Time レジスタ (23 番地 ) の設定によります。 (注意)本項の時間規定は , 以下の場合には適用されません。 ・DATA フェーズで , データ REG が Empty の時 t RACY* REQ t ROLA t AROH t ROHA t AROL ACK t DVLD DB7 ∼ 0‚ P DB15 ∼ 8‚ P t DIVD 確定データ t DVLD 確定データ * : ACK“L”→ REQ“L”の時間 (tRACY) は , (tAROH + tROHA + tAROL) と (tDIVD + tDVLD) のいずれか長い方により規定されます。 48 MB86606A (8) ターゲット同期転送 REQ/ACK 周期 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 REQ Assertion Period * tRQAP A・tCLF − 4 REQ Negation Period * tRNAP N・tCLF − 6 ACK Assertion Period tAKAP 20 ACK Negation Period tANAP 20 ACK 入力サイクルタイム (1) tAKF1 1 tCLF ACK 入力サイクルタイム (2) tAKF2 3 tCLF ns * : “A”及び“N”の値は , トランスファピリオドレジスタ (12 番地 ) の設定によります。 t RQAP t RNAP REQ t AKAP t ANAP ACK t AKF1 t AKF2 49 MB86606A (9) ターゲット同期転送インプット動作 ( イニシエータ→ターゲット ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 データバス確定→ ACK“L” tDTSU 5 ACK “L”→データバスホールド時間 tDHLD 15 ns ACK t DTSU DB7 ∼ 0‚ P DB15 ∼ 8‚ P t DHLD t DTSU データ t DHLD データ (10) ターゲット同期転送アウトプット動作 ( ターゲット→イニシエータ ) 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 最 大 データバス確定→ REQ “L”* tDVRQ N・tCLF − 10 REQ “L”→データバスホールド時間* tRQDH A・tCLF − 5 * : “A”及び“N”の値は , トランスファピリオドレジスタ (12 番地 ) の設定によります。 REQ t DVRQ DB7 ∼ 0‚ P DB15 ∼ 8‚ P 50 t RQDH 確定データ t DVRQ t RQDH 確定データ ns MB86606A (11) SCSI インタフェースのタイミング規格での A/N/S の値 ・トランスファピリオド・レジスタの設定値と A および N の値について トランスファ・ピリオド・レジスタ トランスファ・ピリオド・レジスタ A A N 1 9 8 1 0 9 9 0 1 1 10 9 0 1 0 0 10 10 1 0 1 0 1 11 10 3 1 0 1 1 0 11 11 4 3 1 0 1 1 1 12 11 0 4 4 1 1 0 0 0 12 12 0 1 5 4 1 1 0 0 1 13 12 0 1 0 5 5 1 1 0 1 0 13 13 1 0 1 1 6 5 1 1 0 1 1 14 13 0 1 1 0 0 6 6 1 1 1 0 0 14 14 0 1 1 0 1 7 6 1 1 1 0 1 15 14 0 1 1 1 0 7 7 1 1 1 1 0 15 15 0 1 1 1 1 8 7 1 1 1 1 1 16 15 1 0 0 0 0 8 8 0 0 0 0 0 16 16 4 3 2 1 0 0 0 0 0 1 ( 禁止 ) 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 N 4 3 2 1 0 ( 禁止 ) 1 0 0 0 1 1 1 0 0 1 2 1 1 0 0 0 2 2 1 1 0 1 3 2 0 1 1 0 3 0 0 1 1 1 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 (注意)レジスタの設定で A/N は , アサート期間 (Assert Period) / ネゲート期間 (Negate Period) を表します ( 単位はクロッ クサイクル )。 交流特性での A/N は , 数値を適用します。 51 MB86606A ・非同期セットアップタイム設定レジスタの設定値と S の値について 非同期セットアップタイム設定レジスタ S 3 2 1 0 0 0 0 1 1 0 0 1 0 2 0 0 1 1 3 0 1 0 0 4 0 1 0 1 5 0 1 1 0 6 0 1 1 1 7 1 0 0 0 8 1 0 0 1 9 1 0 1 0 10 1 0 1 1 11 1 1 0 0 12 1 1 0 1 13 1 1 1 0 14 1 1 1 1 15 0 0 0 0 16 (注意)非同期データ転送でのセットアップタイム設定レジスタで , S (Set Up Time) の値はデータバスにデータをセットし てから REQ/ACK 信号をアサートするまでの時間を表します ( 単位はクロックサイクル )。 交流特性での S は , 数値を適用します。 52 MB86606A ■ システム構成例 1. 80 系 , 分離バスタイプ MB86606A DB15 ∼ 8 UDBP DB7 ∼ 0 LDBP OSC SCLK RESET MODE0 MODE1 DBOE15 ∼ 8 UDBOEP DBOE7∼0 LDBOEP INT CS0 D I F F E R E N T I A L RESET 回路 ACK MPU ADDRESS DECODE CS1 ATN INIT A4 ∼ A0 ADDRESS BUS REQ MSG D15 ∼ D0 UDP LDP DATA BUS C/D I/O D R / R E V BHE RD WR TARG BSY DMD15 ∼ 0 UDMDP LDMDP DMA BUS BSYOE SEL SELOE DREQ DACK DMBHE IORD IOWR DMA CONTROL ADDRESS DATA BUFFER MEMORY RST RSTOE DMA0 TP S/DSEL 53 MB86606A 2. 68 系 , 分離バスタイプ MB86606A OSC RESET 回路 DB15 ∼ 8 UDBP DB7 ∼ 0 LDBP SCLK RESET MODE0 MODE1 DBOE15 ∼ 8 UDBOEP DBOE7 ∼ 0 LDBOEP INT CS0 D I F F E R E N T I A L MPU A0 ACK ADDRESS DECODE CS1 ATN INIT A4 ∼ A1 ADDRESS BUS REQ MSG D15 ∼ D0 UDP LDP DATA BUS C/D I/O D R / R E V R/W UDS LDS TARG BSY DMD15 ∼ 0 UDMDP LDMDP DMA BUS BSYOE SEL SELOE DREQ DACK DMR/W DMUDS DMLDS RST RSTOE DMA0 TP S/DSEL 54 DMA CONTROL ADDRESS DATA BUFFER MEMORY MB86606A 3. 80 系 , 共通バスタイプ MB86606A DB15 ∼ 8 LDBP DB7 ∼ 0 UDBP OSC SCLK RESET MODE0 MODE1 DBOE15 ∼ 8 UDBOEP DBOE7 ∼ 0 LDBOEP INT CS1 D I F F E R E N T I A L RESET 回路 ACK MPU ADDRESS DECODE CS0 ATN INIT A4 ∼ A0 ADDRESS BUS REQ MSG D15 ∼ D0 UDP LDP DATA BUS C/D I/O D R / R E V BHE RD WR TARG BSY DMD15 ∼ 0 UDMDP LDMDP DMA BUS BSYOE SEL SELOE DREQ DACK DMBHE I ORD I OWR DMA CONTROL RST RSTOE DMA0 TP S/DSEL 55 MB86606A 4. 68 系 , 共通バスタイプ MB86606A DB15 ∼ 8 LDBP DB7 ∼ 0 UDBP OSC SCLK RESET MODE0 MODE1 DBOE15 ∼ 8 UDBOEP DBOE7 ∼ 0 LDBOEP INT MPU A0 CS1 D I F F E R E N T I A L RESET 回路 ACK ADDRESS DECODE CS0 ATN INIT A4 ∼ A1 ADDRESS BUS REQ MSG D15 ∼ D0 UDP LDP DATA BUS C/D I/O D R / R E V R/W UDS LDS TARG BSY DMD15 ∼ 0 UDMDP LDMDP DMA BUS BSYOE SEL SELOE DREQ DACK DMR/W DMUDS DMLDS RST RSTOE DMA0 TP S/DSEL 56 DMA CONTROL MB86606A 5. ディファレンシャルモード結線例 (Dr/Rev 接続例 ) (TOP VIEW) RO 1 8 V CC R RE 2 7 DOâ RI DE 3 6 DOâ RI DI 4 D 5 GND MB561 MB86606A 18 DB15 ∼ 0 UDBP LDBP R (+) SIGNAL 18 DBOE15 ∼ 0 UDBOEP LDBOEP (−) SIGNAL D 2 ACK, ATN R INIT (+) SIGNAL (−) SIGNAL D S C S I B U S 4 REQ, MSG C/D, I/O R (+) SIGNAL TARG (−) SIGNAL D BSY, SEL RST BSYOE, SELOE RSTOE 3 R (+) SIGNAL 3 (−) SIGNAL D S/DSEL 57 MB86606A 6. シングルエンドモード結線例 MB86606A DB15 ∼ 0 UDBP LDBP DBOE15 ∼ 0 UDBOEP LDBOEP 18 18 (OPEN) 2 ACK, ATN INIT (OPEN) S C S I B U S 4 REQ, MSG C/D, I/O TARG BSY, SEL RST BSYOE, SELOE RSTOE S/DSEL 58 (OPEN) 3 3 (OPEN) MB86606A ■ オーダ型格 型 格 MB86606APMT2 パッケージ 備 考 プラスチック・LQFP, 144 ピン (FPT-144P-M08) 59 MB86606A ■ 外形寸法図 プラスチック・LQFP, 144 ピン (FPT-144P-M08) 22.00±0.30(.866±.012)SQ 1.70(.67)MAX (Mounting height) 20.00±0.10(.787±.004)SQ 108 0(0)MIN (STAND OFF) 73 109 72 17.50 (.686) REF 21.00 (.827) NOM Details of "A" part 0.15(.006) 0.15(.006) INDEX 0.15(.006)MAX 144 37 0.40(.016)MAX "A" LEAD No. 1 36 0.50(.0197)TYP 0.20±0.10 (.008±.004) 0.08(.003) Details of "B" part M 0.15±0.05 (.006±.002) 0 0.10(.004) C 60 1995 FUJITSU LIMITED F144019S-1C-2 10° 0.50±0.20(.020±.008) "B" 単位 : mm (inches) MB86606A MEMO 富士通株式会社 電子デバイス営業本部 東地区第二統括営業部 東 北 販 売 部 長 野 販 売 部 静 岡 販 売 部 金 沢 販 売 部 西地区統括営業部 東 海 販 売 部 大 阪 販 売 部 京 都 販 売 部 九 州 販 売 部 中 国 販 売 課 〒163-0721 東京都新宿区西新宿2−7−1(新 宿 第 一 生 命 ビ ル) Tel. 東 (E-mail : [email protected]) 京 (03) 5322−3329 980-6113 仙 台 市 青 葉 区 中 央 1 − 3 − 1(ア エ ル 13F) (E-mail : [email protected]) 390-0815 松 本 市 深 志 1 − 4 − 2 5(松本フコク生命駅前ビル) (E-mail : [email protected]) 422-8067 静 岡 市 南 町 1 8 − 1(サ ウ ス ポ ッ ト 静 岡) (E-mail : [email protected]) 920-0918 金 沢 市 尾 山 町 1 − 8(朝 日 生 命 金 沢 ビ ル) (E-mail : [email protected]) 仙 台 (022) 223−1920 松 本 (0263) 36−7470 静 岡 (054) 203−0007 金 沢 (076) 263−7670 460-8585 名 古 屋 市 中 区 錦 1 − 1 0 − 1(マ ル カ ン 酢 伏 見 ビ ル) (E-mail : [email protected]) 530-6055 大阪市北区天満橋1−8−30(O A P タ ワ ー) (E-mail : [email protected]) 604-8171 京都市中京区烏丸通御池下ル虎屋町566-1(リクルート明治生命ビル) (E-mail : [email protected]) 812-8510 福岡市博多区博多駅前1−5−1(朝 日 生 命 福 岡 ビ ル) (E-mail : [email protected]) 732-0814 広島市南区段原南1−3−53(広 島 イ ー ス ト ビ ル) (E-mail : [email protected]) 名古屋 (052) 239−1125 技術に関するお問い合わせ先 LSI事業本部 第三システムLSI事業部アプリケーションエンジニアリング部 〒211-8588 川崎市中原区上小田中4−1−1 Tel.川崎(044)754−3381 大 阪 (06) 6355 −3970 京 都 (075) 212−5314 福 岡 (092) 412−4660 広 島 (082) 567−7759 Fax.川崎(044)754−3659 本資料の記載内容は、予告なしに変更することがありますので、ご用命の際は当社営業担当部門にご確認ください。 本資料に記載された情報・回路図は、半導体デバイスの応用例として使用されており、実際に使用する機器への搭載を目的としたものではありません。 また、これらの情報・回路図の使用に起因する第三者の特許権、その他の権利侵害について、当社はその責任を負いません。 当社半導体デバイスは、標準用途(コンピュータ/ OA などの事務用機器、産業/通信/計測用の関連機器、パーソナル/家庭用の機器など)に使用 されることを意図しています。その故障や誤動作が直接人命を脅かしたり、人体に危害が及ぶ恐れのある、または極めて高い信頼性が要求される特別用途 (航空・宇宙用、原子力制御用、海底中継器、走行制御用、生命維持のための医療用など)にご使用をお考えのお客様は必ず事前に当社営業担当部門まで ご相談ください。ご相談なく使用されたことにより発生した損害などについては、責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても、結果的に人身事故、火災事故、社会的な損害を生じさせないよう、 お客様は、装置の冗長設計、延焼対策設計、過電流防止対策設計、誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品が、 「外国為替および外国貿易法」に基づき規制されている貨物または技術に該当する場合には、本製品を輸出するに際して、同 法に基づく許可が必要となります。 編集 ドキュメント技術部 9904 1999FUJITSU LIMITED Printed in Japan