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48号 2007年4月2日発行

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48号 2007年4月2日発行
March 2007
Radix 48
News Letter
ラディックス ニュース レター
ゴミ
減らそうネ!
contents
時代の端境期
Radix
2
特集
来た、見た、食った !
いと愛づらし隊
青葉台スタジオにGO!!
8
「先導役としてRadixの会に専属!」ご挨拶
らでぃっしゅぼーや株式会社 旧商品副本部長
後藤和明
Report
暖冬で冬の野菜出荷が全国的に前倒しになり、冬か
4
ら春への 季節の端境期 、需要の穴埋めが難しいそ
うだ。これを埋めるに手っ取り早いのはその時期に出
5
荷のある地域から広く買い付けること。
一方、地球規模で買い付け先を模索しつくしたのが
穀物とエネルギー。昨今の石油価格上昇の背景には、
中国インドの需要増大や産油国の生産力停滞に投機
6
料や食品原料の相場が急騰している。時代の趨勢だ
7
これらを輸入に頼る日本としては、対策にも時間がか
9
農産部会東北ブロック集会開催報告
成果は出たか?……事例発表会
プレかあちゃん集会 WEST
第33回役員会開催報告
事務局新体制が始動
衛生講習会開催
……前々から議論されていることではあるが、これら
を見越し、つくり手としてどのように対策するか。その
要だ。
生産者主催 ! 会員交流会報告
うまい! 新潟交流会
∼米・酒・鍋 雪まつり∼
お米基礎編勉強会
かり、いわば 時代の端境期 はしばらく続くだろう。
代案を話題に引き寄せ、世論とリンクさせる努力も必
再会を果たして
東北若者集会 in板橋
農産部会東北ブロック主催
が、今後も余談許さずで、温暖化やハリケーン、干ば
つなどの不可測要因があり、高値が収まる気配は薄い。
レポート
∼北で西で東で…人や素材に出会う∼
的な動きが加わった結果と聞く。これじゃたまらんとア
メリカがトウモロコシの燃料化に目をつけた結果、飼
ラディックス
Radicle NEWS
10
よく遊びよく学べ! 商品説明会 &若者集会
Information
12
ラディクル・ニュース
インフォメーション
事務局からのお知らせです
来た、
見た、
食った!
いと愛づらし隊 青葉台スタジオにGO!!
1月14日、横浜の青葉台スタジオにて会員さんをお迎えしての「いと愛づらし野菜」試食会が開催され
ました。試食会前には野口さんのミニ講演と定方さんの料理実演が会場を盛り上げます。そして、お
待ちかねの試食会。食べて、食べて、また食べて。ご飯・味噌汁つきでお腹も一杯。参加者一同、種
の知られざる世界を学びながら「いと愛づらし野菜」の美味しさに満ち足りた一日となりました。
晴天に恵まれた試食会当日。青葉台スタジオに
ら手軽においしく食べられる方法を求めてきまし
はスタッフの手で食材が準備され、入り口では旬
た。今回、その成果としてご家庭の主婦でも簡単
のいと愛づらし野菜が会員さんをお出迎えします。
にできる調理方法をご紹介されました。
まずはトップバッターの野口さん(野口種苗研
し、茎を薄切りにします。ポリ袋に薄切りにした
(レシピ:ザーサイを水洗いして茎から葉を切り離
特集
究所)のミニ講演からはじまります。お題は、固
ザーサイとザーサイに対して3%ほどのお塩を入
定種と F1(交配種)の違いについて。講演では
れてよくもみます。あとは2時間ほど置いておい
野口さんの固定種への想いがみごとに炸裂。カブ
たらザーサイ浅漬けのできあがり)
を例に挙げながら交配種のかかえるひずみを指摘
ザーサイの次は定方さんが栽培する赤ネギをつ
し、自然界で種として存続できない親をもつ交配
かったネギぬたです。定方さんはネギぬたをつく
種を糾弾します。
りながら農家の家庭料理や栽培している野菜の話
一代限りの交配種ではなく、命が永続する固定
などをにこやかにお話されます。定方さんの無駄
種を大切にしていきたい。手塚治虫の『火の鳥』
のない動きであっという間にネギぬたもできあが
を店の看板に掲げる野口さんからならではの熱い
りです。
メッセージに会員さんも圧倒されっぱなしです。
特集/いと愛づらし野菜
休憩をはさんでいよいよ試食会。みなさん、お
定方康子さん(利根川みどりの会)の料理実演
皿と箸を両手に持ちながら、いと愛づらし野菜の
では、簡単にできるザーサイの浅漬けが紹介され
食べ比べを待ちきれないご様子。お昼時というこ
ました。ザーサイは私たちが日ごろ使い慣れない
ともあり、らでぃっしゅ自慢のご飯とお味噌汁の
野菜なので、参加者も興味津々。定方さんもザー
匂いが一層食欲をそそります。
サイを栽培し始めた頃はどうやって調理したらよ
品目ごとに、いと愛づらし野菜がカットあるい
いかかなり戸惑ったそうです。
は料理されて並べられています。会員さんは目を
本場の中国ではどのように食べているのかを調
つぶりながら一口ごとに味の違いをじっくりと確
べ、ご自宅でもいろいろと料理を試行錯誤しなが
かめます。やはり品種の味の違いについては幾
千万の言葉を並べるよりも食べてみて知ることが
できるもの。ある品種の前ではうなずき、ちがう
品種の前では首を傾げるなど、会員さんの反応も
様々。品種によって風味の違いがあることを覚え
ていただければ今回の試食会は成功です。
今回の試食会では、らでぃっしゅぼーやの神保
さんがまとめ役として、いと愛づらしスタッフ、
らでぃっしゅスタッフ、青葉台スタジオスタッフ
の協力で開催されました。会員さんも私たちも実
際に食べ比べて味を覚えていくことの重要性を改
めて感じました。ふと、これも食育の延長なのか
なと思う今日この頃でした。
青葉台スタジオに展示されたいと愛づらし野菜。
全国から旬の野菜が集まりました。
ちなみに小さな桜島大根のように見えるのは弘岡カブです。
2・Radix News Letter 48
1月13∼14日、第 7 回いと愛づらし選定会議が開催さ
れました。いと愛づらし名菜百選がはじまり4 年目となり、
今回は端境期対策などを踏まえ5品目の入れかえが行なわ
れました。
(※今回新たに
「今井早生たまねぎ」
「わさび菜」
「温
海かぶ」
「守口大根」
「河内一寸そらまめ」が選ばれました)
会議の中では固定種の安定生産にはまだまだ課題が残
り、百選に選ばれながらも条件がそろわずに栽培できなか
った品目もあったことなどが発表されました。
一方で、百品にこだわらずに良い品種が見つかればもっ
と数を増やしていこうという積極的な意見もでました。
神保さんからは、味の良さがわかる、違いのわかる品目
の開発などを視野に入れていきたいと報告されました。ま
た、定番くんの検討や「元気くん」での取扱の増加をすす
めていくことでいと愛づらし野菜の売り上げ向上につなげ
いと愛づらし試食会
【いと愛づらし選定会議】
交配種がはびこる世紀末(?)の世、
固定種を守るため火の鳥を背負った漢が立ち上がった。
一子相伝、野口タネ拳が炸裂。
(※野口さんは三代目)
「あたたたたたっ、ほあたぁ !」
交配種の経絡秘孔に無数の言霊(コトダマ)をたたきこむ。
「交配種よ、お前はすでに死んでいる」
「あべし、ひでぶ」
(交配種の爆砕音)
会員さんは、野口さんの勢いに呑まれてしまったようです。
(※実際の講演では難しい専門用語をわかりやすく、
例をあげながらお話いただきました)
ていきたいことも報告されました。
今後は、美味しい品種、下処理もいらずにすぐに食べら
れる品目、サラダ系の品目を増やしていきたいとの方針も
でましたので、これぞという品種を考えている皆さん、今こ
そチャンスですよ。
特集/いと愛づらし野菜
定方さんには農家料理を実演していただきました。
本日のお品は簡単ザーサイの浅漬けと赤ネギのネギぬた料理。
定方さんの素朴なトークに会員さんの視線も釘付けです。
いと愛づらし選定会議風景。
プロ野球のスカウトさながら(?)の議論が戦わされます。
魅力的な候補野菜を前に喧々諤々。
しかし最後は民主主義にのっとって多数決で決まりです。
いと愛づらし百選の変更内容
卒業メンバー:水掛菜、モーウイ、ナーベラ、民田なす、ひろっこ
新メンバー :今井早生たまねぎ、わさび菜、温海かぶ、守口大根、
河内一寸そらまめ
お腹をすかせて、待ちに待った試食会のひとコマ。
定方さんの周りには、
料理のお話を伺いに会員さんが集まります。
出来たばかりの料理をつつきながら自然と食がすすみます。
【新刊本の紹介】
『つくる、たべる、昔野菜』
(新潮社)定価1,470 円
「岩崎さんちの種子採り家庭菜園」でおなじみ
の岩崎さん(はちまき自然農法生産者グループ)
の新しい本が、新潮社のとんぼの本シリーズと
して3月23日に書店に並ぶ予定です。
とんぼの本は、美しい写真とわかりやすい文章で構成
されています。既刊本では白洲次郎・正子や手塚治
虫などの著名人も特集されています。
詳 しくは、http://www.shinchosha.co.jp/tonbo/
をご参照ください。
大根の試食コーナー。
大根スティック、浅漬け、煮大根などが品種ごとに並びます。
味の評価をするため、会員さんも神妙な面持ちです。
(※当日試食された品目:大根、かぶ、さつまいも、サトイモ、葉物多数)
3
Radix News Letter 48・
再会を果たして
東北若者集会in板橋
Report
昨夏の東北若者集会で
「また冬に集まろう!」と満場一致で再会を約束してから半年。
東北若者集会 in 板橋としてその約束が果たされました。2 月2日には生産者14 名
が配送車同乗を行ない、翌 3日は、らでぃっしゅぼーや首都圏センターに首都圏と
神奈川地区の配送スタッフ49 名、らでぃっしゅぼーやスタッフ15 名も集合、スポー
ツ・懇親会を通してより深い交流への一歩を踏み出しました。
2007年2月2,3日
東京都板橋区
若 者 集 会
東北
配送スタッフと交流を深めた2日間
以 上の 真 剣 勝
レポート/東北若者集会in 板橋
「こんどは配送スタッフの仕事を知り
負、皆さんおつ
たい。だから東京で若者集会をやろう」
かれさまでした。
東北若者集会、世話人の白幡正人さん
手 弁当 の 表
(庄内尾浦会)からの熱い提案を受け
彰 式、 全 員 で
て実現した東北若者集会 in 板橋の配送
の 撤 収作 業を
車同乗は、生産者14 名が世田谷、品川、
終えた あとは
新宿、町田、茅ヶ崎、藤沢など丸一日
食 堂 に 場 所を
配送スタッフと共に回りました。翌土曜
移しての鍋大会。
「青森・鱈のじゃっぱ
商品も披露し、異業種交流の広がりに
はセンター前の河川敷でのミニサッカー
汁」
「秋田・きりたんぽ鍋」
「山形・芋煮」
一役。
とセンター食堂での「東北各地の鍋大会」
など東北の特徴的な鍋を手作りし、米
「今回は配送スタッフの仕事を見まし
という構成。らでぃっしゅぼーやからはフ
どころ東北らしく、つがるロマン、あき
た。次は我々農家の仕事を見に来てく
ットサルチームのメンバーが参加、ミニサ
たこまち、ひとめぼれ、ササニシキなど、
ださい ! 東北の農作業のカレンダーを作
ッカーの会場設営や準備、運営を担当し
各産地1品種を持ち寄っての味くらべも
りますので今度は産地で会いましょう!
大きなケガもなく無事終了!!(首都圏センターのそばはこんな景色です)
てくれました。トーナメントは A・Bグルー
行ないました。また、関東地区の加工
(世話人 : 北澤正樹さん・ファーマーズク
プ6チームで争い、生産者、配送スタッフ、
品 4メーカーさんからサッカー経験者が
ラブ赤とんぼ)」さらなる交流へ再会の
らでぃっしゅスタッフの総当たり戦。予想
参加、華麗なるプレーと共にそれぞれの
約束が再び交わされました。
❹
❶
❷
スタッフにとっての貴重な機会
参加者の声
❸
小澤聡さん(首都圏センター営業推進 G)
サッカーでは生産者チームと対戦できず残念でしたが、
東京で開催してもらえたことで、首都圏の配送代理店ス
タッフがあんなにたくさん参加し、真剣に生産者の話を
聞き、交流できたことは貴重な機会だったと思います。と
にかく東北の生産者は若い! 熱い!! そしてデカイ!!(が
たいがいい)
4・Radix News Letter 48
❶❷❸経験者も多く白熱したプレーも
たくさん。
❹普段から、らでぃっしゅぼーやのフッ
トサルチームにも加わっているという
加工品メーカーさん。
(右2人)
いい体験、有意義な時間
北澤正樹さん(世話人 :ファーマーズクラブ赤とんぼ)
初日の配送体験は、想像していた以上に大変な作業でしたが、私たち生産者の作った
物がキチッと積んである荷室や会員さんとの会話と不在会員さんへの対応と記録、そし
て次の準備...という気持ちいいくらいに繋がっている配送スタッフの一連の作業を経験す
ることができ、私自身学ぶべき所が多く、いい体験となりました。
二日目のサッカー、東北各地の郷土鍋作り、持ち寄ったお米の食べ比べを通じてもス
タッフの皆さんと楽しく交流することができ、すごく有意義な時間を過ごせました。
らでぃっしゅぼーやの皆さん、配送スタッフの皆さん、生産者の皆さん、そして、神
奈川センターの中牟田君、お疲れ様でした ! 次の東北若者集会にも、皆さん是非参加し
てください !
それぞれの距離を縮めていこう
白幡正人さん(世話人 : 庄内尾浦会)
配送の仕事をやっていた経験からお客さんと配送の現場・事務スタッフが電話だけの
関係はよくないと感じていた。顔見知りとそうでないのとの違いや人と人とのつきあい
を大事にしたい。生産者としてこだわりを持って作っても僕から会員さんには伝えられな
い。らでぃっしゅぼーやの紙面を通じての関わりになる。その僕たちと会員さんとの距
離を縮めてくれる存在が配送スタッフだ。会員さんに一番近い存在として、僕たちの持
つ情報と彼らの持つ情報、それぞれを共有していけたら、そして「自分たちの運んでい
るものはこういうものだ」という認識を持ってもらえたら、そんな思いで配送車同乗は
どうしてもやりたかった。
今回お互いが感じている問題点もちょっと見えたと思う。もっともっと配送スタッフ、
らでぃっしゅぼーやスタッフをより近くに感じたい。若者集会だけじゃなく、配送車同乗
も定期的に行なっていきたいし、反対にスタッフのみなさんにちょっとでも生産の現場
を体験してもらうのもいい。僕たちの話は専門的になりやすいので、あれこれ知識を語
るよりまず体験、それから次の方向性を一緒に考えていきたい。
レポート/新潟交流会
生産者主催 ! 会員交流会報告
うまい ! 新潟交流会
∼米・酒・鍋 雪まつり∼
Report
2 月12日(祝)
。東京日本橋にRadixの会新潟生産者が、らでぃっしゅぼーや会員
さんとの交流会を開催 ! 事前応募は54 組140 名 !! 新潟のお米、お酒、鴨汁など生
産者自慢の品々を味わっていただきました。
初めての試み。一体感のはじまり。
鴨汁などをふるまったり、作り手のみなさ
東京・日本橋三越本店前にある、
「NICO
んが自己 PRを行ない、自作のクイズで交
プラザ #2」は新潟県の企業や団体が使
流したり...。都心でのイベント開催は初の
用できるイベントスペースです。昨秋、エ
試みで、電源が足りず近隣のレストランの
コ・ライス新潟の豊永氏から「そこでらで
厨房を借りるなどハプニングもありました
ぃっしゅぼーやの会員さんとの交流会を
が、小さいお子さん連れの方や年配のご
やりたいのです」と提案がありました。新
夫婦などさまざまな会員さんが訪れ、ひ
潟県にあるRadixの会会員4つの米産地
とときの交流を楽しんでいたようです。
と1つの酒造会社、
1つのメーカーが Radix
生産者が発案し、準備・運営を行なっ
の会新潟生産者の会 として①作り手自
たこのイベントをきっかけとして「同じ県
身の交流 ②消費者(会員)との交流を目
内にいてもこれまで一度も会ったことのな
指す、というものです。きっかけは生産者
かった作り手同士が顔を合わせ、同じ目
が肥料を各々購入していたものを、連携
的を持つことでよりよい関係づくりに役立
し共同購入することでコスト削減に取り組
った」と豊永さん。
んだことでした。
「来年もまたやろう!」とさっそく同じ会場
交流会はお米やお餅の試食や手作りの
の手配にとりかかっていました。
Radixの道府県会発足 !?
都内には「北海道プラザ」や「しまね館」など
道府県のアンテナショップがあるのをご存知で
すか ? それらの中には、NICOプラザのような
イベントスペースを持つところもあるのではと考
えています。その道府県の団体であれば格安
に借りることができるのも魅力です。今回の交
流会は 新潟生産者からの自主運営 との位
置づけでしたが、交流部会として今後このよう
な形での交流会を開催していけないものか、と
考えております。全国に広がる会員組織 Radix
の会ならではのイベントとして、
「山形版」
「宮崎
版」などが開かれたとしたら...。業種を超えた
交流への足がかりにもなりそうです。
5
Radix News Letter 48・
農産部会東北ブロック集会開催報告
成果は出たか?……事例発表会
Report
1月25日∼26日の2日間、
新潟県弥彦温泉にて、農産部会東北として2年ぶりのブロッ
ク集会が開催されました。その初日は事務局からの簡単な活動報告のあと、ブロッ
ク初めての試みとなる事例発表を行ないました。発表を受け持ってくださった団体
は、発表順に新農業研究会(青森)、エコライス新潟(新潟)、潟東ゆうきくらぶ(新
潟)
、ファーマーズクラブ赤とんぼの 4 団体でした……
ホントに成果が出た !
…グループ若手で土壌分析 !
(報告: 新農業研究会・今井さん/一戸さん)
新農業研究会は現在若手による「土
です。今後も土壌分析と施肥設計に取り
新潟の平野部では特に土壌の pH が
組んで行きたいととのことでした。
低いという問題もあり、簡単ではないの
らでぃっしゅつながり
ですが、土壌そのものを改善していきた
いと、との意気込みを報告してください
壌研究会」を結成、メンバーの土壌分
…県内 6グループで共同事業を開始
析を一手に引き受けています。
(報告 :エコライス新潟・阿部さん)
「また何かの農法だべ ?」小祝さんとの
新潟県内のらでぃっしゅぼーや関係
出会いは7年前。タカを括っていたそう
のお米生産者団体は6つ。討議を重ね
…食味検定金賞受賞、その中身は?
ですが、まずはやってみるべ !と土壌分
た結果、12月にらでぃっしゅぼーや新
(報告 :ファーマーズクラブ赤とんぼ・
析を開始。時間がかかったものの、
(り
潟生産者の会を設立しました。
ました。
多収と良食味を両立 !
北沢さん・横山さん)
んごは成果が出にくいといわれるが)し
らでぃっしゅぼーや会員さんとの交流
山形県内陸部に位置するファーマーズ
っかりやった人の中から本当に成果が出
会を1月に東京日本橋で開催
(5頁参照)。
クラブ赤とんぼは、去年みごと食味検
レポート/農産部会東北ブロック集会開催報告
始めたそうです。
実際の取り組みはこれから様々に始まり
定の金賞を受賞。昨年の生育状況を細
「じょっぱり(意地っ張り)といってな
ますが、基本は「生産者同士知恵を持
かく写真で説明、成功のポイントを報
かなか親子の会話がスムースでない
(笑)
ち寄り強い経営体質をつくること」に尽
告してくださいました。
なかで、オヤジたちのこれまでの経験と
きると思います。
「春先の生長が遅くて、他より1 ヶ月は
カンを追い押すゾ ! って気持ち入ってま
その柱が肥料の共同購入。単価、運
遅れてた時期もあって、アセッた」とは
した」
(一戸昭有さん)。
賃のメリット以外にも、肥料を統一する
北沢さん。しかしこのグループは古くか
この取り組みを若手に任せよう!と上
ことで品質の安定化が図れ、様々な情
ら生産者同士の技術研鑽の成果として
述の土壌研究会(メンバーはすべて2代
報交換も進めていくとのこと。今後は地
の農法(粗植、成苗ポット植え、逆 V字
目10 名)が発足。全体の品質レベルア
元の漁協とタイアップし原料の地元調
施肥など)が確立、その上で近年は堆肥・
ップが図られ。クレームが減り、個人
達や、共同の商品開発など、様々に夢
液肥からなるBMW 技術が浸透し、肥
差はあるものの収量でも2 割程度の増。
が膨らんでいます。
料も統一されたなかでその伝統を若手
稲作では0.5 俵ぐらいは違ってきた !!と
に引継ぎ「技術開発委員会」を発足さ
のことでした。
お米基礎編勉強会を開催
最悪の年にほの見えた可能性
問い直したい
…1等米比率の違いがヒントになるか?
でなく、実験にも果敢に取り組んで、必
(報告 : 潟東ゆうきくらぶ・星野さん)
ず対象区を設けてよい結果も悪い結果
(報告 :エコライス新潟・布施さん)
星野さんからは、これまでなかなか
も原因を追究していくそうです。
グループ全体のレベル底上げが大切
(新農業研究会・今井さん)
…有機への取り組み方の根本を
新潟県の三条地区で11町歩の減農薬
Radixの勉強会に参加しづらかった状況
/有機栽培を進める布施さんが小祝さん
を踏まえて、昨日実施した
と出会ったのは2 年前。その年からドク
小祝さんによる「お米基礎
ターソイルを導入し土壌分析を開始し施
編勉強会」の所感を報告
肥を改善してきました。目標は「白い根
していただきました。
っこ!」
。短い期間ではありますが、感触
「参加者の水準の高さに
としては品質収量共に上向き傾向。
驚きがあった。土地ごとに
その布施さんが「これは!」と思ったの
様々な違いはあるものの、
が昨年。三条地区では一等米比率が平
僕たちも11俵∼13 俵を目
均で27.5%とこれまで最悪の状況にもか
標に考え方の根本を問い直
かわらず、自分の米は40% 出ていたこと
していきたい」
6・Radix News Letter 48
せ、若手ならではのチームワークが機能
しています。仲間同士が比較できるだけ
かあちゃんミーティング
Report
かあちゃんミーティング
東北
2007年1月25、26日
新潟県弥彦温泉
かあちゃん集会、
新しいステージへ
昨年10月、関東ブロックでかあちゃん集
当初の日程と一日ずれてしまったことで参加できる女性陣が大幅に減ってしまい、
11名(6グループ)となりました。そこで2006 年度東北かあちゃん集会はその名を
「ミーティング」と変え、次回以降の展望を語る場としました。
会を開催したことで、北海道から九州ま
での5ブロックすべてを網羅しました。ま
だ1回だけのブロックや毎年楽しみに待っ
ていただいているブロックなど、あゆむペ
ースはそれぞれですが共通の思いもあり
ミーティングでは、事務局かららでぃっ
かあちゃん集会はブロック集会と併催
しゅぼーやの会員交流スペース(スタジ
で行なわれることが多いのですが、今回
オ青葉台ほか)などを使用しての消費者
は「勉強会を共に聞いて学ぶ」
「おとうさ
交流会を提案、実現へ向けて準備に入る
んたちが普段どんな集会に参加している
ことになりました。かあちゃん集会も継続
のか体感してもらう」ことにも重きを置き、
開催が確認されましたが、2007年は年
各産地の事例報告を聞いていただきまし
度末にRadixの会総会があることを受け、
た。そして懇親会では恒例の「一品持ち
東北ブロック単独での開催にこだわらず
寄り
(今回は『カンタン常備菜』
)
」を披露、
総会を皆が集まる場として、それまでの
何度集まってもその都度違う料理とおい
小さな集まりをしっかり形づくっていくこと
しさ、お母さんたちの工夫と地域の食の
になりました。これから1年の交流報告を
豊かさを感じさせられます。
総会で行なえるようにしてまいります。
から「いつも食べてくれている会員さんと
交流したい」まで。2007年はその「会員
さんとの交流」へとあゆみを進めてみた
いと思います。まずは東京、大阪へ。都
心に居を構える会員の方々に、恒例の「一
品持ち寄り」を手に会いにいきたいと思い
ます。作る人食べる人、という立場はあっ
ても「食や次世代の いのち を育む」こ
とでは誰もが同じです。らでぃっしゅぼー
やを通じて未来のこどもたちにどんな日本
を育み手渡すか、100人100 様な予想図
をまずは一緒に見てみませんか?
レポート/かあちゃんミーティング・お米基礎編勉強会
次は総会であつまりましょう
ます。
「年に1回顔合わせができたらいい」
農産部会東北ブロック主催
お米基礎編勉強会
Report
1月24日、新潟県燕三条にて農産部会東北ブロック主催『お米基礎編』勉強会が開
催されました。参加者は青森・秋田・山形・新潟の4県から33名。おなじみジャパ
ンバイオファームの小祝政明さんによる室内講義形式。そのもようをご報告します。
え充実した内容となりました。
最後に東北ブロック代表の伊藤幸蔵
さん(ファーマーズクラブ赤とんぼ)か
ら「稲作では様々な課題があるが、どれ
お米の基礎編勉強会。これまで東北
小祝さんの講義では、炭水化物との
も突破する必要の高い課題。対策案や
ブロックでは主に山形を中心に勉強会を
関係から植物の生育過程が紐解かれて
アドバイスについて、それをやらない理
進めてきており、新潟県の生産者がなか
行きました。糖・ビタミンからセルロース・
由を見つけるのではなく、成功しても失
なか参加の機会を得られず、待望の開催
リグニンまで、炭水化物がどのように生
敗しても、自分が納得できる方法はチャ
となりました。幹事役は潟東ゆうきくらぶ
成するか、またこれにチッソが結びつき
レンジしましょう」とのメッセージで締
代表の武田金栄さん。午前中小祝さんが
生まれるアミノ酸・たん白質との関係な
めくくられました。
登場するまでの時間を利用し「土壌分析
ど、作物作り以前の基礎、まさに植物体
の実際」として当会で制作したビデオの
の生理について学んでいきました。
上映。午後は小祝さんを迎えて「作物生
後半「稲作基礎編」では、今回は特
理の基礎」
「稲作基礎編」と講義が進み
に微量要素としての鉄・マンガンの重要
ました。
性について話され、質疑では土壌の CEC
ビデオでは、茨城、熊本、青森県、三
(Cation Exchange Capacity: 塩基置換
重県各団体の取り組み事例を紹介。それ
容量)の解釈についての難しい質問や、
ぞれが既に土壌の微量要素も含めた施
低 pHの土壌・水質下でどのように食味
肥に取り組んでいる事例を学びました。
収量を高めていくかなど、基礎編とはい
7
Radix News Letter 48・
Radix
「先導役として Radixの会に専属 !」ご挨拶
らでぃっしゅぼーや株式会社 旧商品副本部長 後藤和明
15 年間、農産を中心として商品部の責任者として全国を歩き、取引先と持続可能
な取り組みに邁進してきました。おかげさまで、会員数約 82,000 世帯、売上高約
200 億円を築くまでになりました。今後はシステム改善による受発注や物流の簡素
化が急務となる段階です。15 年の節目として、環境保全型生産者団体 =Radixの会
で生産者、メーカーの皆様と半歩先の「真の取り組み」に専念できる事に期待をふ
ラディックス/﹁先導役としてRa dix の会に専属!﹂ご挨拶
くらませています。
第一ステップのRadixの会は(1994 年∼)業界の先を睨み「基準」づくり、栽培・
製造履歴と確認の仕組み、各地域の「生産者自主基準」づくりに寄与してきました。
第二ステップでは、JAS 有機認証を睨み、1998 年∼ 有機栽培や無農薬栽培を
継続的に実現する為の土壌の分析、施肥設計、畜産生産者も加わった堆肥利用など
「技術」を中心に取り組んできました。ジャパン・バイオ・ファーム小祝政明氏の実
践の勉強会は延べ 300回に及び集大成として『有機栽培の基礎と実践』が農文協か
ら発行、業界に大きな反響を与えました。
2007年に入り、改めて、国内外共 行政・法律・貿易・流通・そして生産現場の
環境が足元から大きく変わろうとしています。
その中で、Radixの会は、1. 正確な情報収集(経営視点から)2. 生産現場におけ
る近未来予測分析 3. 循環社会・環境保全型生産技術の具体的提案などを積極的
に発信し続ける「シンクタンク」機能が求められているのです。もちろん会員の皆様
が経営者として役に立つ情報でなければ存在意義はありません。
Radixの会新体制では、
「基準」そして「技術」から「情報」に集約した活動に焦
点を当てます。振り返ってみると、2000 年、活動が滞っていた Radixの会を竹内事
務局長の多才な企画、積極的な活動があったからこそ飛躍に向けた体制が今回でき
るのです。その足跡に敬意をはらうと共に、より取引先様にとって意義ある活動を目
指していきますのでよろしくお願いします。
追伸:次号から定期的に今期の活動について述べさせていただきます。
8・Radix News Letter 48
第 33回役員会開催報告
事務局新体制が始動
Report
2 月7日らでぃっしゅぼーや東京本社にて、Radixの会第 33回役員会が開催されま
した。2006 年度最終の役員会ということで、内容は2006 年度の活動の総括、そ
して2008年度の体制大枠が話されました。その概要をご報告させていただきます。
いろいろあったよ2006 年
…各部会からの報告
の形式で実施(秋)。さらに東北は1月、
首都圏センターでの交流会も実施し全
体に相当な活況を示している(交流部
会)、会報の発行頻度が落ちてしまった
成は細菌検査への助成枠拡大も検討さ
れました。
(幹事・石川伸 /おとうふ工房
●農産部会 : 小祝塾のほか、生産者に
いしかわ)
よる勉強会(福広塾)
、米の基礎勉強会
●水産部会 :お魚会議は9月の高知に続
ことなどが報告されました。
事務局体制を刷新
…専従責任者として後藤氏が着任
など。今年は各地域ブロックごとに開催
き12月東京にて番外編を開催し今年の
今回は、顧問の古原岳志氏(らでぃっ
方針をまとめるなどが話されたほか、特
会場は出雲に決定。WEB 掲示板による
しゅぼーや常務取締役)より事務局体
原料確保や商品開発なども取り組んで
制についての提案がなされ、承認され
いきたい。
(幹事・高橋徹 / 高橋商店)
ました。内容は、現事務局の責任者とし
はアメリカの栽培・流通・販売を視察す
●畜産部会 : 昨年は不完全燃焼。らでぃ
て後藤和明氏(元商品副本部長)の着
る時期との要望も出ました。
(副会長・
っしゅぼーやとの意思確認の必要を痛
任を軸とした新たな体制について。今後
伊藤幸蔵 /ファーマーズクラブ赤とんぼ)
感。他方 9月実施の放牧交流会は盛況。
の Radixの会のさらなる充実を企図し、
●食品部会 : 昨年秋、衛生講習会を開
北海道での短角牛は新しいステップに
予算・人員も含め現役員体制で活動をし
催。参加も多く今後も継続していく方向
踏み込みたい。飼料自給は大きな課題
っかりと組み立て行くことが話されまし
性。大豆の取り組み(※)は、まだ会では
で、来期以降も取り組みたい。
(副会長・
た。2007年度の活動の詳細については
なく個別で進めている。川上から川下ま
岸晃弘 /ファーマーズジャパン)
次回 4月役員会にて決定。内容は次号
での流れ作りといえるが、試行錯誤の
●事務局 : 若者集会を夏に九州、東北
のニュースレターにてご報告させていた
段階。模索して行きたい。栄養分析助
で実施したほか WEST でも配送者同乗
だきます。乞うご期待 !
レポート/役員会報告・衛生講習会開催
に経営、組織づくりについての勉強会
の必要性が話されています。また今年
衛生講習会開催
Report
昨年11月の東京に引き続き、2 月9日(大阪)で開催されました。当日はあいにく
の小雨の中、44 名(32社)の方にお集まりいただきました。
今回のテーマも「毛髪混入対策」
「ノ
らでぃっしゅぼーや品質管理課の大野
難しいテーマを、ユーモア
を交えながらわかりやすく
説明してくださる大野先生
ロウィルス対策」とし、基本的な衛生
顧問からは、異物混入・ノロウィルスにつ
管理についての講習を行ないました。
いての話をしていただきました。ノロウィル
参 加した方から「 講
毛髪混入対策は、らでぃっしゅぼー
スについては、
「以前は生牡蠣が原因などと
習会を受けた人はよく理
や品質管理課露木課長のお話です。3
言われていましたが、現在は牡蠣以外の
解できるのですが、工場で働く人全員に
パターンの帽子の写真を見ながら、皆
中毒例が多くみられています。人から人へ
伝えていく事が難しい」との声が。来期
さんの工場で使っている帽子の確認を
の感染によって感染者数が増えると考えら
は現場の方も参加しやすいよう、衛生講
行ないました。髪の毛は誰でも抜けるも
れます」とのことでした。感染者が出たら
習会の回数を増やし、各地に行きたいと
のですが、正しい帽子着用、こまめな
他の人にうつらない様適切な処置をする
考えています。
ローラーがけ、ローラーで回収した髪
事が重要です。工場で使用する器具は塩
の毛の本数チェックをする事で、結果は
素・熱湯での殺菌が有効なので、適切な
かなり違ってくるようです。講習を聞い
管理をする事で防止できるとの事です。
た方からは「非常にわかりやすい説明で
異物混入については、前回同様、らで
した。ほとんど社内で実施している事で
ぃっしゅぼーやに実際にきたクレーム品
したが、基本的な大切さを復習できた」
写真を見ながら原因・対策の解説をして
との声をいただきました。
いただきました。
メモをとりながら、真剣に聞き入っている参加者の皆さん
※日本地豆腐倶楽部が推進する国産豆腐の運動。昨年 7月「第 2回国産大豆サミット」を北海道江別市で開催、研究者・生産者・生協など
も巻き込み、国産大豆の生産消費拡大を掲げ、運動を推進しています( 本紙 45号参照 )。
※第 33回役員会の議事録をご要望の方は事務局までお問い合わせください。
9
Radix News Letter 48・
ラディクルニュース
03
よく遊びよく学べ! 商品説明会 &若者集会
2006 年夏、Radix の会の若者集会への参加が実現し、その盛り上がりが冬の再会
へとつながりました。また、配送スタッフが行なう商品の販売促進に役立てるよう、
らでぃっしゅぼーやの商品開発を担うMD 部との協同企画の勉強会も始動 ! よく遊び
よく学びながら「らでぃっしゅぼーや」の絆を深める活動が始まっています。
商品説明会
前号で紹介した販促キャンペーンで大きな成果を上げられたのは、実はこの「商品説明会」が
あったからこそ。全国5支部 (センター ) に MD 部のスタッフの方が出向いて、講義はもちろん
試食もできたことで、配送スタッフが自信を持って会員様にお勧めできました。
MD部 Radicleの会協同企画『第1回商品説明会』
2006年冬、商品を販促する際、配送スタッフが自分の言葉で伝
えられるようにとの思いで、MD部と協同で商品説明会を全国各
支部で開催しました。今回取り上げた商品は『クリスマスケーキ』
と『おせち』
。全国の配送スタッフの約8割が参加し、販促キャン
『クリスマスケーキ』
『おせち』
について説 明する MD 部 上
原食品課長
ペーンにも多いに役立ったようです。また中部支部では、商品説明
会を本来休日である土曜日に開催することで、じっくり時間をかけ
て勉強するとともに、センター内の交流会も併せて開催しました。
●竹田 徹(中部支部長 :エムズクレヴァ)
センターで働く全ての方に感謝を込めて
今期の中部支部の活動目標は、 縦とも横とも交流を深める と 何
「感謝状ありがとうござ
います !」らでぃっしゅ
ぼーや中部センター営
業 推 進 グ ル ープ 小 野
GL(右 )と石井 SV
事も楽しむこと 。そこで今回中部代理店3社で、中部センターで働く人
たち(代理店同士・らでぃっしゅぼーやさんのスタッフ・パートさん)との
関係性を、もっともっと深めていきたい !との思いで、商品説明会と併せ
て交流会を計画し、センター全体で開催しました。実は説明会と交流
会の間に 楽しむこと としてドッヂボールも予定していましたが、場所
がどうしても確保出来ず、開催2日前に中止を決めるという大変ブサイク
上原課長の話を真剣に
書き込む配送スタッフ
な形で当日を迎えました。
前半の説明会は会議形式ではなく、説明中も随時質疑応答が出来る
ようにし、加えて「食べ比べゲーム」なども用意したことで、リラックスし
た雰囲気で受けられました。
後半の交流会では、中部センターで働く全ての方々へ向けて中部支部
(代理店3 社)から感謝状を送りました。いつも大変な思いをしながら
様々な準備をして頂けるからこそ、我々が配達できていることに対しての
参加者の声
上原課長の説明も解かりやすく、質問に対しストレートな答えを教
感謝の気持ちを表したかったのです。この感謝状はセンタースタッフにと
えていただき、配送時に使えるトークや豆知識など大変楽しく勉
後もこの いい関係性 をさらにいいものにできるよう取り組んでいきた
(ケーキ販促全国第2位 エムズクレヴァ :あさの浩幸氏)
ても喜んでいただき、そこからはかなりいい関係性が出来ています。今
いと思います。
10・Radix News Letter 48
強できました。
若者集会
東北若者集会 in 板橋
首都圏支部・神奈川支部
2月2・3日
@らでぃっしゅぼーや首都圏センター
& 神奈川センター
参加スタッフ(3日若者集会)
代理店 :アクシス10名/シード8名/アレグレット7 名
/高通サービス5 名/モクダイ1 名/高通サービス神
奈川4 名/ラミックス10 名/アレグレット神奈川4 名
計 49 名
shutoken
★
kanagawa
★
●安田光雄(首都圏支部長 :アクシス)
次回の再会を約束
今回の東北若者集会 in板橋は、首都圏・神奈川の2つのセンターで
みごと優勝 !!の首都圏シード・高通サービス・モクダイチーム『三色ブレッド』
生産者の方々にらでぃっしゅぼーやの配送を体験していただき、
翌日は
『サ
参加者の声
まず初日は、生産者さんに一日配送スタッフ体験をしていただき、そ
たのかが少し分かったこと」です。次回は会員様も参加出来れば
ッカー』や『鍋大会』などを通じて交流を深めました。
●若者集会に参加して感じたことは「どんな人がどう思い作ってい
の大変さと共に、
会員様との接点の現場を実感していただけました。
また、
いいと思いました。/伊藤佳明(アクシス)
翌日のサッカーは天候にも恵まれ、生産者さん・らでぃっしゅスタッフ・
るんだ」という自信に繋がりました。日数が経つと産地の方々の苦
しくプレーし、ケガもなく
も軽視してはいけないと実感しました。/山谷貴光(アクシス)
配送スタッフも生産者との同乗で、貴重な体験ができました。
配送スタッフで6つのチームに分かれ、真剣に勝負を意識しながらも楽
無事終了。その後の首都圏
●今回の体験は我々配送スタッフが、
「会員様とのパイプ役になれ
労を軽視してしまいがちになることがありますが、仕事が忙しくて
●「えっこんなノリでいいの ?」これが若者集会に参加して最初に
センター食堂での会食は、
思った印象でした。てっきり机の上で、意見交換を...みたいなもの
各生産者さんが作った自慢
を想像していました
(笑)
でも、
お互い顔の知らないもの同士の
「交流」
の野菜やお米、らでぃっし
ってこんなことからなんですね ! 今回、生産者の方々の熱い思いを
乗やサッカー談義に盛り上
ぜひ参加したいと思います。/高橋 功(ラミックス)
ゅ食材を頂きつつ、配送同
参加できなかったスタッフにも伝えて行きたいです。そして次回も、
がり、最後に次回の再会を
約束しお開きとなりました。
高通サービス神奈川・ラミックスチーム『らーセナル神奈川』
左 )首都圏・神奈川アレグレットチーム『アレグ』
右 )アクシスチーム『配送戦隊くばレンジャー』
ろぎ中
ッフくつ
配送スタ
●おめでとうございます!!
☆ Just Married(2006年)
1月 27日 首都圏シード 香山真吾さん まゆこさん
6月 10日 首都圏シード 宮崎創太さん 久美子さん
☆ New Born Baby(2006年)
1月 14日 首都圏シード 香山真吾さん 陸斗くん
6月 21日 首都圏アクシス 冨田翔さん 和希くん
10月 15日 中部シード 磯部芳樹さん紗 亜良ちゃん
Radicle会長の独り言
今回で3 号を迎えましたが、皆さん読んでいただ
いてますか ? 皆さんの声が聞こえてこないと不安
でしょうがありません ( 泣 ) ぜひご意見ご感想を
聞かせてください。また「こんなことを取り上
げてほしい!」などのリクエストも大歓迎です。
お待ちしていま∼す。
●活動報告
1月 17日
1月 27日
2月2日
∼3日
2月 17日
第3回役員会(東京・機械振興会館 )
第4回運営委員会(らでぃっしゅぼーや本社)
Radixの会東北若者集会 in板橋参加
(首都圏・神奈川センター )
神奈川支部出前研修(神奈川県厚木市 )
ご意見ご感想お待ちしております!
Radicle の会事務局
お問い合わせ/事務局(らでぃっしゅぼーや営業企画課)木船まで
TEL:03-5777-8642 FAX:03-5777-8723
E-mail:[email protected] 又は会長
(市川)
[email protected]
11
Radix News Letter 48・
Information 事務局からのお知らせです
●いと愛づらしが紹介されました
●農を変えたい ! 東北集会
昨年12月に制定された有機農 「農を変えたい !全国運動から
業推進法。有機農業の基本法
の報告」
(本田廣一さん)など
向けて積極的な運動展開をし
業との連携の提案や分散会
(農
とも言うべきこの法案の制定に
てきた全国有機農業団体協議
今号2∼3頁でご報告した「い
と愛づらし野菜試食会」が1
の報告のほか、地場の食品産
月29日付日系 MJ紙上にて紹
業生産 /流通・販売 / 研究者と
た特産野菜売り込め」
。
介されました。見出しは「隠れ
介、知名度を上げて販促につ
なげる」とし「宅配サービスの
拡大は産地にも安定出荷や卸
値下落への備えにつながる利
点がある」
「少量で規格もそろ
わず流通しにくい野菜の産地
会。2月3∼4日、
秋田市にて
「農
の連携 /消費者との連携)が
が、東北各地から約150名の
北集会 政策提言」が採択さ
てらでぃっしゅぼーやのほか、 ています。
会は3月16日に滋賀県で開催
D 社の商品「とくたろうさん」
を変えたい !東北集会 in秋田」 行なわれ、
「農を変えたい ! 東
食材宅配各社の活動事例とし
参加により開催されました。
「埼
れ閉幕しました。また全国集
同じ宅配事業を推進している
自給循環の町づくり」
(金子美
されました。※農を変えたい!
も併載。同紙は「一般に食材
玉県小川町発 食・エネルギー
登さん)
「有機農業推進法の動
、
全国運動」
(http://3gatu.
き」
(ツルネン・マルティさん)
、 net/jp/)
皆さん、らでぃっしゅぼーやの
とがありますか ? 3月に新コ
まり知られていない野菜を紹
http://daijiten.radishboya.co.jp/
ました。市販されている食品
の表示らんに出ている添加物
がどんな分類・用途のものな
インフォメーション
のかを一般向けに手軽に検索
できるものです。携帯からも見
携帯画面
http://daijiten.831375.jp/i/
お世話になりました !
6月にRadixに着任して約9 ヶ
月。短い間でしたが、この度
異動になり、Radixを離れる
3月からは、らでぃっしゅぼー
やの品質管理課に勤務する事
になりました。今はとても寂し
事になりました。
い気持ちですが、これからは
大変お世話になりました。皆
で行ければと考えています。
げでここまでやってこれたと感
します。
短い間でしたが、皆さんには
さんの励まし、ご指導のおか
謝しています。
活 動 短 報
1
2
添加物大事典」がアップされ
んください。
Radix Milestone
2007年2 月
ーナー「らでぃっしゅぼーやの
ることができるので、ぜひごら
宅配の会員は健康志向が強く、
自然な食材への関心も高い。
各社はこうした人たちにまだあ
●添加物大事典
ホームページをご覧になったこ
の一助にもなりそうだ」と報じ
別の形で皆さんと一緒に歩ん
今後とも、よろしくお願いいた
島田奈津子
農産部会ミニ小祝塾(熊本)
農産部会ミニ小祝塾(鹿児島)
交流部会配送車同乗(首都圏・神奈川)
3
農産部会ミニ小祝塾(宮崎)
交流部会東北若者集会 in 板橋(東京)
7
第33 回役員会(東京)
9
食品部会衛生講習会(大阪)
12
新潟生産者 in 東京(東京)
農産部会ミニ小祝塾(愛媛)
17
交流部会出前研修@神奈川(神奈川)
17∼18 農産部会九州ブロック集会(熊本)
24∼25 SFJ 全国リーダー会議
2007年 3月
5
8
10
16 ∼18
16
17
22
27
30
小祝氏打ち合わせ(事務局 / 東京)
予算打ち合わせ(事務局 / 東京)
交流部会出前研修@中部(愛知)
農を変えたい !3月集会(全有協 / 滋賀)
筑波農場視察(事務局 / 茨城)
一園逸茶・有機茶農家交流会(東京)
環境保全型農業推進シンポジウム
(SEQ 推進機構 / 東京)
2006 年度監査(東京)
生態系農業技術研修交流会
(日本生態系農業協会 / 東京)
編集後記
たとえば ヒグラシ というとどんな情景が浮かぶでしょうか ? 夕日に
染まる山、聞こえてくる鳴き声 ? では 鈴虫 や こおろぎ は ? 月光
に照らされるススキ、静かに響く虫の音 ? これらの「音」は欧米人には
「騒音」としか感じられません。「音」に右脳が反応するためで、一方日
本人は左脳が反応するのだそうです。それは日本人特有のものでありヒ
Radix
News Letter 48
ラディックス・ニュースレター
号
2007年 4月2日発行
らでぃっしゅぼーや環境保全型生産者団体
グラシや鈴虫、こおろぎの「声」として受け止めているのでは ? とある
TV 番組。古来より風神・雷神・水神など自然の語る「声」に耳を傾け
聴き取ろうとしてきた感性によるものなのか、その特殊な反応ゆえの感
性なのか。どちらにせよとてもステキなことだなぁと思います。暦も啓
蟄が過ぎ、これからにぎやかに語られる自然の声に耳を傾け古の感性を
感じてみましょうか ? 自身の内なる自然の声も含めて。
(島田晶子)
12・Radix News Letter 48
〒175-0081 東京都板橋区新河岸1-15-9
らでぃっしゅぼーや内
TEL 03-5399-4631
FAX 03-5399-4634
E-MAIL offi[email protected]
Radix の会についてのお問い合わせは
事務局までお願いいたします。
次号は2007年5月上旬発行の予定です
この会報は大豆油インキを使用しています。
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