...

平成25年度 (PDF)

by user

on
Category: Documents
20

views

Report

Comments

Transcript

平成25年度 (PDF)
秋田県地域福祉推進委員会の政策要望・提言の取り組み
県健康福祉部長への要望書提出並びに意見交換会
○児童関係
1 日 時
2 場 所
3 内 容
4
出席者
○障害関係
1 日 時
2
3
場 所
内 容
4
出席者
平成 25 年 11 月 27 日(水) 午前 10 時 30 分から 12 時まで
秋田県庁(健康福祉部会議室)
(1)入所前の抗体価検査の実施
○県子育て支援課
松田課長、田中班長、他2名
○政策要望団体
県児童福祉協議会 釜田会長
○地域福祉推進委員会事務局
県社協 佐々木事務局長他2名
平成 25 年 11 月 22 日(金) 午前 10 時 30 分から 12 時まで
秋田県庁(健康福祉部会議室)
(1)障害者優先調達推進法の施行による県としての取り組みの方向性
について
○県障害福祉課
佐藤課長、石川政策監、佐川班長、他1名
○政策要望団体
県社会就労センター協議会 桜田会長、今副会長
○地域福祉推進委員会事務局
県社協 佐々木事務局長他3名
P4
市町村への要望書提出
1
2
3
日 時
送付先
内 容
P2
平成 26 年2月 20 日(木)
県内 25 市町村長、県市長会長、県町村会長
(1)成年後見制度利用支援事業の積極的な活用について
(2)市町村における権利擁護・成年後見サポートセンター(仮称)の
設置について
1
社会福祉関係政策に関する要望及び回答
1
入所前の抗体価検査の実施について
(県児童福祉施設協議会)
近年、母子手帳等が不明のため予防注射等をどこまで実施したか分からない入所児童
が増加傾向にあり、県内4施設(児童養護施設)の入所児童 211 人のうち 28 人が不明
な児童です。
感染症等が発症した際には、他児童への影響を考慮して隔離の実施等対策を講じる
必要があり、子どもたちへの負担を最小限にとどめる必要があります。
児童の入所理由は複雑・多様化してきており、今後も様々な状況での措置入所が想
定されますが、予防接種法で定められた期間に予防接種を受けることができなかった児
童については、自己負担での受診となります。
そのため、入所時点における抗体価検査の実施が不可欠であります。また検査の結
果、定められた期間内での未接種が確認できた児童に対しては、任意での予防接種とな
るため、インフルエンザ等の予防接種と併せて、費用の補助について検討していただき
たい。
【県の回答】
1 抗体価検査の実施について
児童養護施設所在市町村の予防接種担当課に確認したところ、母子健康手帳を所持し
ていないなど法定の予防接種の接種履歴の把握が困難な児童については、いずれの市町
村においても、法定の接種対象年齢に該当し、かつ、医師が接種して問題ないと認める
場合は、公費による接種が可能であるとしており、必ずしも抗体価検査による抗体の有
無の確認までは求められておりません。
このため、抗体価検査の公費による対応の必要性は乏しいと考えます。
2 接種対象年齢を超えた児童への接種について
予防接種法で定められた対象年齢を超えた児童への予防接種は、個々の予防接種ごと
にその医学的な効果を確認のうえ行う必要があります。
国が定めた対象年齢を超えた児童への接種は、自己責任による任意実施となっている
ため、入所児童以外の他の児童との公平性も考慮すると、公費による助成は困難である
と考えます。
3 予防接種履歴の把握について
入所児童の予防接種の履歴は、入所児童の健康管理にとって重要な基礎データである
ことから、児童相談所は、児童の福祉を考慮し、可能なかぎり、その履歴の把握に努め、
入所施設へ情報提供してまいります。
また、県内市町村に対しても、入所児童の予防接種履歴の把握に最大限協力してもら
えるよう改めて依頼したいと考えます。
2
2
障害者優先調達推進法の施行による県としての取り組みの方向性について
(県社会就労センター協議会)
平成 25 年4月1日より障害者就労支援施設(以下「施設等」)からの物品・サービス
を優先的に購入・調達する障害者優先調達推進法が施行されました。
法施行に基づき、施設等が自治体等からの受注機会を拡大するためには、施設等の
基礎的情報の整備・更新をはじめ、提供先への受注を取り扱う「共同受注窓口」が必要
となりますが、全国的にもこれらの施策は未整備な状況であり、本県においても例外で
はありません。
今後、障害者の工賃向上等支援事業を進めるにあたり、制度の普及等に向けて県と
してどのように取り組んでいくのか、また、共同受注窓口の設置についてどのように考
えているのか、県の方針をうかがいたい。
【県の回答】
国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律(障害者優先
調達推進法)の施行に伴い、県では、同法の円滑な実施について市町村に通知するとと
もに、各種会議において制度の周知に努めており、また、法に基づく障害者就労施設等
からの物品等の調達の推進を図るための方針については、早期に策定することとしてお
ります。
一方、障害者就労施設等における官公庁からの受注については、現在、スノーポール
や公園等の清掃など一部の品目に限られており、法の趣旨に沿って様々な業務の受注拡
大を図るには、事業者等による共同受注窓口の設置が有効な手法の一つではないかと考
えております。
そのため、本年度は県内の障害者就労施設等及び市町村を対象とした実態調査を実施
しており、この結果を参考に、今後は共同受注窓口の設置等に向けた支援により、障害
者の工賃向上等につながる取り組みを推進してまいりたいと考えています。
県障害福祉課との意見交換
県子育て支援課との意見交換
3
要 望 項 目
平成26年2月20日
社会福祉法人 秋田県社会福祉協議会
会
長
佐 々 木
満
秋田県地域福祉推進委員会
委員長
1
本
橋
豊
成年後見制度利用支援事業の積極的な活用について
総務省の統計によると、平成 24 年 10 月1日現在の本県の高齢化率は 30.7%と全国で最
も高く、いわゆる団塊世代の高齢化に伴い、今後ますます認知症高齢者の増加が予想され、
判断能力が不十分な認知症高齢者や知的障害者等の権利擁護のあり方が本県の課題となっ
ています。
障害者総合支援法では、知的障害などにより判断能力が不十分な方で、身寄りがないな
ど、親族等による後見等開始の審判申立てができない方について、市町村長が代わって申
立てを行ったり、成年後見制度の利用にあたり費用負担が困難な方に対して、申立ての費
用及び後見人等への報酬助成を行う「成年後見制度利用支援事業」が、市町村地域生活支
援事業として必須事業に位置付けられています。
また、介護保険法では、地域支援事業に「成年後見制度の活用促進」が位置づけられ、
成年後見の利用が必要な場合は速やかに市町村長申立につなげたり、鑑定・診断書作成な
どの手続きに速やかに取り組めるための必要な支援を行うこととなっています。
しかしながら、
「成年後見関係事件の概況(最高裁判所発表)」によると、平成 24 年1月
から 12 月までの1年間で、秋田家庭裁判所への市区町村長申立件数はわずか 11 件で、全
国でも2番目に少ない申立状況となっています。
本会がまとめた「成年後見制度の活用に向けた調査報告書」によると、要綱の作成状況
や市町村長申立対象者の選定基準(意思確認を行う親族4親等か2親等以内かなど)に差
異がみられるほか、市町村長申立費用や後見報酬等の予算措置状況も市町村によって異な
り、平成 21~23 年の過去3年間の申立件数や報酬助成実績にも偏りがみられます。
そこで、各市町村内における積極的な対象者の把握とともに、住民の権利を守る第一義
的責任を負う市町村行政の責務として、
「成年後見制度利用支援事業」の整備と拡充に努め、
積極的な成年後見制度の利用に向けて支援していただきたい。
4
2
市町村における権利擁護・成年後見サポートセンター(仮称)の設置について
本会がまとめた「成年後見制度の活用に向けた調査報告書」によると、地域包括支援
センターに寄せられた成年後見制度に関する相談・対応数 111 件のうち、成年後見制度
を利用している、あるいは利用に結びついたのはわずか 12 件と低い実態が明らかになり
ました。その理由の一つに、成年後見制度に関する理解不足が挙げられます。県民はも
ちろん、施設関係者でさえも「手続きが煩雑」
「費用が高い」といった先入観があり、成
年後見制度の利用が必要な場合でも、申立て手続き方法や費用負担など具体的に進める
際のサポート体制が充足していないため、成年後見制度の利用に向けた次の段階に進め
ない状況があります。
そこで、円滑な制度利用を促進するためにも、成年後見制度に関する総合的な相談・
支援機能として、市町村における権利擁護・成年後見サポートセンター(仮称)の設置
に向けて検討していただきたい。
5
Fly UP