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学術研究懇談会(RU11)について
学術研究懇談会(RU11)について 資料6-2 【経 緯】 ○ 「研究及びこれを通じた高度な人材の育成に重点を置き、世界で激しい学術の競争を続けている大学(Research University)に よる、学術の発展を目的とした、設置形態(国立・私立)を超えたコンソーシアム」として、平成21年11月、9大学(旧帝大+早慶)を メンバーとして発足。 平成22年8月より、筑波大、東工大を加え、“RU11”として、総長・塾長の下、研究担当理事が中心となり活動。 【活動状況】 ○ 日本の学術の発展に向けた政策提言を積極的に実施。 ・「大学の研究力と学術の未来を憂う(共同声明)」(平成21年11月29日) ・「大学の研究基盤の強化と未来を拓く若手研究者の育成のために(共同声明)」(平成21年12月15日) ・「国家の成長戦略として大学の研究・人材育成基盤の抜本的強化を(緊急政策提言)」(平成22年3月19日) ・「総理大臣への緊急共同提言」(平成22年11月25日) ○ 総長・塾長の共同記者会見やシンポジウム、論説委員との懇談等を通じ、学術の重要性等について発信。 ○ 現在、研究大学としてのグランドデザインや、高度な研究支援人材としてのリサーチ・アドミニストレーターのあり方等を検討中。 修士課程から博士課程への進学状況(ある大学の例) 博士課程への進学率は減少を続け、実数でも近年は減少傾向。 1200 1000 800 70% 進 学 者 数 ( 人 ) 65% 61% 61% 55% 進 学 率 ( % ) 60% 50% 50% 50% 46% 45% 41% 40% 39% 36% 600 博士進学者数(理) 32% 博士進学率(文) 30% 30% 27% 20% 200 10% 0 0% 平成10年 平成15年 平成20年 平成21年 博士進学率(理) 博士進学率(全体) 27% 400 平成5年 博士進学者数(文) 諸外国が科学技術・高等教育予算を伸ばす中、日本だけが停滞。 科学技術関係予算の推移 (2000年度の予算額を1として比較) 高等教育機関への公財政教育支出の推移 (2000年度の公財政支出を100として比較) 5.0 4.5 4.0 3.5 3.0 日本 ドイツ 米国 フランス 英国 韓国 中国 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 注) 各国の科学技術関係予算をIMFレートにより円換算した後、 2000年度の値を 1として各年の数値を算出。 資料: OECD、IMF OECD Education at a Glance 2010 ドイツでは、国家の全体予算を削減する一方、大学予算は例外として大幅に拡充。 ドイツでは、2010年まで右肩上がりの予算編成を行ってきたが、財政再建のため、2011年以降の予算削減を 打ち出した。 しかし、大学予算については、国の経済・社会の発展を支える重要なものと位置づけ、2011年以降、国の予 算を大幅に拡充する予定。特に、2011年は、2010年の予算額から約3割増やす予定。 ドイツにおける国家予算額の推移(2011年以降は予定) ( 億€ ) ドイツにおける国の大学予算額の推移(2011年以降は予定) ( 億€ ) 出典:2010年~2014年の財政計画(ドイツ連邦財務省) 諸外国が論文数を大きく増やす中、日本は微増にとどまっている。 各国の論文数の推移(2004年、2008年)