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エオンルールガス FISワールドカップスキージャンプルール 2007/2008

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エオンルールガス FISワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
エオンルールガス
凡例:
FISワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
WCJ
= FIS ワールドカップスキージャンプ(フライングを含む)
COCJ-M = FIS コンチネンタルカップスキージャンプ男子
GPJ
1
= FIS グランプリスキージャンプ
大会地のエントリー、指名、日程(カレンダー計画)
1・1
エオンルールガス
ワールドカップスキージャンプ
1.1.1
各国スキー連盟は、決められた期限内にカレンダープランニング小委員会
(Sub-Committee for Calendar Planning)へWCJ大会(個人戦及び団体戦)の
申請をする権利を有する。
1.1.2
大会の申請は、大会の2年前に公式のFISエントリー用紙で行なわれなけれ
ばならない。大会の申請書には、ジャンプ台公認証の有効期限が含まれていな
ければならない。
1.1.3
複数の大会が異なる場所で行なわれる場合、大会の期日の間に最低でも1日
の練習がとれるように日程が設定されなければならない。
1.1.4
各シーズン最後のWCJ大会がWCJファイナルである。
WCJファイナルと関連して、WCJ総合の表彰式が行なわれる。
1.2
WCJ大会地の指名
1.2.1
カレンダープランニング小委員会は、以下を検討する。
−有効なジャンプ台公認証を有し、ワールドカップ大会として当該ジャンプ台
が適しているか。
−全競技時間を通じライブ放送に適した国際テレビ信号の利用を保証すること
を含めた選考基準により、WCJ大会として当該組織委員会が適しているか。
1.2.2
この評価結果と提案日程により、カレンダープランニング小委員会は今後2年
間の暫定ワールドカップスケジュールを作る。現シーズンの最終的な WCJ カレ
ンダーは、FIS理事会の承認を要する。
1.3
日程の保護
1.3.1
同日に、WCJ1大会のみ開催出来る。
1.3.2
国際選手権大会(オリンピックと世界選手権大会)及び予め決められた1週末は、
それぞれ当該大会の日程として保護される。すなわち、それらの日程ではワールド
カップは開催されない。
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1
“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
1.4 (新規:主催契約書に記載されていた条文)中止
開催予定地が使用できない場合、当該各国スキー連盟は大会を中止すると共に、
中止は、競技会の遅くとも 8 日前までに行わなければならない。
1.5(新規:主催契約書に記載されていた条文)ワックスキャビン
OCは、使用者に対し如何なる追加費用が発生することなく、自由に使用でき
る必要なワックス掛けや準備用のキャビンを設置する義務がある。
2
WCJ 大会参加権利
2・1
FISコード所有選手のみエントリーが認められる。
2・2
参加が認められる選手:
a) 既に GP 又は WCJ ポイントをもっている選手
b) 昨シーズン又は現シーズン、COCJ−Mポイントを最低1点でも獲得し
た選手。
3
WCJ 評価(点数配分)
3・1
個人戦
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
100点
80点
60点
50点
45点
40点
36点
32点
29点
26点
11位
12位
13位
14位
15位
16位
17位
18位
19位
20位
24点
22点
20点
18点
16点
15点
14点
13点
12点
11点
21位
22位
23位
24位
25位
26位
27位
28位
29位
30位
10点
9点
8点
7点
6点
5点
4点
3点
2点
1点
3.1.1
同得点者が複数の場合、各選手にはその順位に応じるポイントが与えられる。
(次の順位は省略される。)
3.1.2
WCJ評価(ポイント対象)の大会とみなされる為には、最低8ヵ国が参加
しなければならない。
3.1.3
ワールドカップスタンディング
現シーズンの全ての個人戦のWCJポイントが、WCJ総合優勝者を決めるに
あたり、合計される。
WCJスタンディングで複数が同得点であれば、各大会の良い成績が順位を決
める為に使われる。それでも同順位であれば、スタート順は抽選となる。
3.1.4
その時点でのWCJ総合評価首位の選手(リーダー)には、 黄色のゼッケン
(イエロースターティングビブ)を与える。その選手は、そのゼッケンをもら
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“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
うことが出来る。首位の選手は、黄色のゼッケンを大会中、表彰式、及び公式
練習に着用しなければならない。
3.1.5(新規)予選ラウンドの勝者には、 特別なゼッケン(Special starting bib) を与
える。その選手は、そのゼッケンをもらうことが出来る。また、このゼッケン
を大会中及び公式表彰式(winner s ceremony)に着用しなければならない。
3・2
団体戦
1位
2位
3位
4位
400点
350点
300点
250点
5位
6位
7位
8位
200点
150点
100点
50点
3.2.1
同得点チームが複数の場合、各チームには、その順位に応じるポイントが与え
られる。次の順位は省略される。
3.2.2
WCJネーションズカップ(ポイント対象)の大会とみなされる為には、最低
8ヵ国が参加しなければならない。
3.2.3
団体戦のスタート順
スタート順は、現在のワールドカップネーションズスタンディングの逆順に基
づく。組織的理由により、同日に行われた個人戦の結果は団体戦のスタート順
に考慮されない。
3.2.3.1
2 本目には、1 本目の上位 8 カ国のみ参加する権利を有する。最終ラウンドの最
終グループのスタート前に、インフォブレークを入れ、最終グループのスター
ト順をその時点の順位の逆順に並べ替える。
3.2.4
WCJ ネーションカップ
団体戦のポイントを含め、現シーズンの全WCJ大会における 1 カ国より選手
全員のポイントの合計点数が国別の得点(WCJ評価)として考慮される。
国別得点で同得点がある場合、各々の大会(個人戦及び団体戦)の良い成績が
優先する。
4
ワールドカップ大会
4・1
各国の参加人数
参加人数は、ピリオド別に
- ワールドランキングリスト(第 4.1.1 条参照)
- 個人ワールドカップスタンディング
- ネーションズワールドカップスタンディング
- 現在のコンチネンタルカップ男子ピリオドのスタンディングに従って計算
される。
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“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
計算の基本は、以下の通りである。
−ワールドランキングリストの上位55選手(1 カ国最大 6 名)
−個人ワールドカップリーダーに 1 名枠追加
−ネーションズカップトップの国に 1 名枠追加
−現在のコンチネンタルカップ男子ピリオドのスタンディング上位 3 名1 位及び
2 位に 2 名枠追加
しかしながら、1ヵ国のクオータは、最高87選手に制限する。
−(ランキングリストによる)ネーションクオータとは別に、昨年又は現シーズ
ン中に個人又は団体戦で最低1点でも獲得したことがある国は、1+2の基
本クオータをもつ。これは、サマーグランプリで得た得点も有効である。
ネーションクオータは、上記の選手に基づいて計算される。
4.1.1
FIS ワールドランキングリスト
旅費支払いのクオータの計算は、以下の基準に従って作られるワールドラ
ンキングリストをもとになされる。
−ポイントシステムは、ワールドカップランキング(1 位 100 点、30 位 1 点)と同
じである。
−昨シーズンのワールドカップにおける5つのピリオドの競技結果は、現シー
ズンの5つのピリオドの結果で徐々に代わっていく。
−この更新手順が、各ピリオド終了後に繰り返し行なわれ、最近の
5つのピリオドが、ワールドランキングリストの計算に使用される。
−さらに、サマーグランプリの競技結果がネーションクオータの計算に加わる。
−このワールドランキングリストの上位55選手は、クオータの計算に考慮さ
れる。
−ネーションクオータは、そのピリオド内に有効であり、現在の大会結果に影
響されない。
4.1.2
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ピリオドの区分け
FIS グランプリ及び 2007/2008 ワールドカップカレンダーは、以下の6つのピ
リオドに分ける。 地理的及び組織力から判断された。
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“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
4.1.3
第1ピリオド 2007.08.11
2007.10.06 ヒンターザーテン∼ クリゲンタール
第2ピリオド 2007.11.30
2007.12.23 クーサモ∼
第3ピリオド 2007.12.30
2008.01.06 オーベルストドルフ∼ ビショフスホーフェン
第4ピリオド 2008.01.12
2008.01.26 バルディフィエメ∼
ザコパネ
第5ピリオド 2008.02.02
2008.02.17 札幌
ヴィリンゲン
第6ピリオド 2008.03.01
2008.03.16 ラハティ∼
プラニッツァ
エンゲルベルグ
公式練習の参加枠
各スキー連盟は、ネーションクオータに沿った選手数をエントリーする権利を
有する。 但し、合計87名を超えてはならない。
クオータが1、2の国は、選手 2 名を追加してエントリーすることを認める。
クオータが 3 の国は、選手 1 名を追加してエントリーすることを認める。
クオータが 1 つもない国又は基本クオータの国(4.1 条参照)は、最大選手 2 名
までエントリーすることを認める。
ホスト国は、公式練習及び予選に、ネーションクオータと同じ人数のナショナ
ルグループ(グループ1)を最大 6 名まで加えてエントリーする権利を有する。
しかし最低 6 名とする。(2.1 条に従う)
しかしながら、大会プログラムに団体戦が含まれる場合、個人戦に最大選手 4
名までエントリーすることを認める。
ホスト国の最大参加クオータは、公式練習及び予選において1613名である
が、その他の国は最大87名とする。
WCJ大会が1ヵ国で2試合を越える場合、ホスト国は、最大2試合にのみナ
ショナルグループをエントリーする権利を有する。(WCJ 大会のみ適用)
サマーグランプリにおいては、1試合に減らす。
4.1.4
大会スタートクオータ
予選ラウンドで参加選手を50名に減らす。スキーフライング大会では40名
に減らす。
4・2
競技方法とスタート順
4.2.1
ワールドカップ大会
原則として、ジャンプ大会は以下からなる。
−公式練習
−予選及び/又は
−試技
−2ラウンド
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“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
4.2.1.1
公式練習、予選、1本目では、選手を3つのグループに分ける。
グループの順序は、以下の通りである。
−グループ1
(ホスト国)
−グループ2
(WCJポイントがない選手)
−グループ3
(WCJポイントをもつ選手)
4.2.1.2
グループ内のスタート順は、以下の通りに決める。
- グループ1 ホスト国によるドロー又はシード
- グループ2 ドロー
- グループ3 現在のWCJランキングの逆順。シーズン最初の大会は、昨シ
ーズンの最終WCJラインキングが決め手となる。選手は、ワ
ールドカップスタンディングに入れば直ちに、そのランキング
に従ってグループ3にシードされる。
シードグループ1及び2が揃った後、ジュリーは、公式練習前にこれ
をドローすることが出来る。チームリーダーは、このドローを次回のチーム
リーダー会議で確認しなければならない。
同じジャンプ台で行なわれる2つの試合において、公式練習が1回しか出来
ない場合(個人及び団体戦又は個人戦2戦)、一方もしくは両方の大会に参加す
るとしても、どちらか1試合分のクオータしか参加出来ない。
競技スケジュールは、大会の招待状といっしょに発表されなければならない。
不可抗力の場合、ジュリーによって変更が可能である。
4.2.1.3
予選
4.2.1.3.1 予選 スキージャンプ
予選ラウンドで参加者数を 50 人まで減らす。その場にいる現在のWCJスタン
ディング上位1510位以外の全ての選手が、予選に参加しなければならない。
結果は、 総合点数で計算される。
最長不倒の9095%に達し予選通過すべきところ、転倒した選手は 50 人に加
えて競技に参加する権利がある。
4.2.1.3.2 予選 スキーフライング
予選ラウンドで参加者数を 40 人まで減らす。その場にいる現在のWCJスタン
ディング上位1510位以外の全ての選手が、予選に参加しなければならない。
結果は、総合点数で計算される。
個人戦2戦では、(ワールドカップファイナルを除く。4.2.4 条参照)予選ラウ
ンド 1 本の結果が両日に適用する。
ホスト国が上記40名内に4選手未満の場合、1 本目に4名まで追加してエント
リーする権利を有する。
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“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
最長不倒の9095%に達し予選通過すべきところ、転倒した選手は、40 人に
加えて大会に参加する権利を持つ。
4.2.1.4
特別な場合(例:限られた練習、インランの変更、時間不足、悪天候)、
ジュリーは予選又は試技の決定をすることが出来る。
4.2.1.5
予選ラウンドにおいて、1本目の適確なインランスピードを得るために、また
は中断するために、その場にいる現WCJスタンディング上位15位10位以
内の無条件で本戦にすすめる選手のスタートゲートを変更する権利をジュリー
は有する。
4.2.1.6
試技
予選を全く行なわない場合又は大会当日に行なわない場合、試技を1本目の前
に行なわなければならない。(例外:ICR452.2.2 参照)
4.2.1.7 1本目には上位50 名〔スキーフライングは 40 名〕のみ進める。
(その場にいる現
在のWCJスタンディング上位15名10名及び予選ラウンドの上位35名4
0名(フライングは25 名30 名))
。予選ラウンドで最後に予選通過した順位が複
数の場合、その同点者全員が本選にすすめる。ワールドカップスタンディング
上位15位の免除権は各々個人に与えられ代わる事は出来ない。実際の免除者
の人数に関係なく、合計人数を50人(フライングは 40 名)まで満たす。(プ
ラス最終予選通過順位同点者全員又は/及び最長不倒の90%95%に達した
が、転倒した選手。第 4.2.1.3 条に従う)
4.2.1.8
2本目(最終ラウンド)には、1本目の上位30人のみが進める(プラス最終予
選通過順位同点者全員)
。ゼッケンは替えず、1本目の成績の逆順でスタートす
る。
4.2.1.9 1本目で最長不倒の90%95%に達し通過すべきところ、転倒した選手は、上
位30人に加え2本目に参加出来る権利をもつ。
4.2.1.10
2本目は、1本目終了後15分以内で始めなければならない。
時間通りにスタート出来ない選手は、失格となる。
4.2.1.11
予選ラウンド終了後、ジュリーは、予選不通過選手に対し、必要ならば、大会
の前走者として使うことを認める権限を与えられている。
4.2.2
KOシステム
ジャンプ委員会は、予選及び競技ラウンドに関する上記のルールを修正する
権利を有する。
新しい方法に対し FIS ジャンプ委員会による決定と FIS 理事会の承認により、
1本目の参加者数は、ペアで(2人ずつ)競うことにより(KOシステム)、
最終ラウンドを半分の25名に減らす。合計点数でトップより上位5名
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“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
(ベストルーザー)を加え、合計30名まで満たす。
4.2.2.1
予選ラウンドは、今迄と同じ方法で行なわれるが、1つ例外があり、合計点
数によって、予選通過確定のみならずスタート順も決まる。
予選ラウンドは、如何なる場合も一日前に行なわなければならない。もしこ
れが保証されなければ、この新しいKO方法を使用しない。
4.2.2.2
1本目において25組が競うので、予選ラウンドでは、きっかり50名を選出
しなければならない。
そのため、最下位が同点で複数の場合、又は最長不倒に達したが転倒のため合
計点数が低くすぎた場合、50名より増やすことは不可能である。公平さを遵
守しかつ明確な決定を確実にするため、以下のルールが適用される。
4.2.2.2.1 予選ラウンドでは、全ての選手が同じ長さのインランから飛ばなければなら
ない。例外として、ジュリ−は、予選免除選手のインランゲ−トを変更又は
中止する権利を有する。
4.2.2.2.2 予選免除選手の結果は、予選ラウンドの結果に組み入れなければならない。
インランゲ−トを短くした場合、残りの選手は、ベストシ−ドグル−プとし
て他と区分され、そのシ−ド内の順位は各合計点数に従う。
インランゲ−トが延長又は中止になった場合、WCJランキングに従い、該当
選手は最高位にシ−ドされる。
予選不参加の場合、得点ゼロで最下位となる。
(4.2.2.3 条参照)
4.2.2.2.3 転倒等により予選通過順位以下の場合、予選免除選手は、最下位となる。
(4.2.2.3 条参照)
4.2.2.2.4 二人もしくはそれ以上の選手が、予選で同得点ならば、スタートナンバーの遅
い選手が、良いポジションにランクされる。(ICR 第 433.4 条参照)
4.2.2.3
これらのルールに基づき、以下のシステムが、予選ラウンドのランキングに
適用される。
:
合計点数に基づき、まず1位から50位の通常のランキングを出す。予選ラ
ウンドに出場しなかった予選免除選手は、スタートナンバー順に下位50位
までにランクされる。(ICR 第 433.4 条参照)
さらに、予選免除選手が予選通過順位以下ならば、予選通過選手の直前に置か
れる。
ゆえに、合計点数で最下位で予選通過した選手が、除外される。
4.2.2.4
以下の特別事項を注意しなければならない。
現在のWCJランキング上位15人のうち必ずしも全員が出場しないならば、その
人数のみ予選免除が認められる。つまり、現在のWCJランキングにおいて
続く順位(16位、17位・・)は、持ち上がらない。
出場しない人数分は、予選ラウンドから1本目にすすむ50人まで満たすよう
にする。
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“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
∼
∼
4.2.2.5 1本目において、ペアは以下のように決める。
予選ラウンドの順位 = 1本目のスタート順位がスタートナンバーとなる。
1位
50 番目
2位
48 番目
3位
46 番目
∼
6 番目
4 番目
2 番目
1 番目
3 番目
5 番目
∼
23 位
24 位
25 位
26 位
27 位
28 位
∼
ペアは、以下の順番で始める。
スタートナンバー26番 対 25番
27番 対 24番
∼
4.2.2.6
4.2.2.5
45 番目
47 番目
49 番目
49番 対
50番 対
2番
1番
1組目
2組目
∼
48 位
49 位
50 位
24組目
25組目
4.2.2.7
4.2.2.6
ペアの競技結果、対戦相手より点数の良かった選手は、2本目にすすめる。
ペア同志が同じ点数ならば、スタートナンバーの低い方が、次にすすめる。
4.2.2.8
4.2.2.7
ノックアウトシステムで残った25名が、2本目にすすめる。さらに、敗北者
の中から合計点数で上位5名(ベストルーザー)が、2 本目に加わる。例外的に
勝者の数が満たない場合、ベストルーザーの数が増える。2 本目の参加人数は最
終予選通過順位同点者全員又は/及び最長不倒の90%95%に達したが転倒
した選手(第 4.2.1.3 条に従う)により増加する。
4.2.2.9
4.2.2.8
2本目のスタート順位は、1本目の合計点数の逆順による。同順位の場合、
スタートナンバーの遅い方が、先に飛ぶ。
競技の総合得点は、2つの競技ラウンドの合計点数で決める。
4.2.3
スキーフライング競技
フライングワールドカップ競技は、ジャンプワールドカップルール及び
ICR454条に従って行なわれなければならない。
4.2.4
ワールドカップファイナルが、スキーフライングで行われた場合、現在のワー
ルドカップスタンディングのその場にいる上位 30 選手のみが、最終の個人戦に
参加できる。ホスト国が、上記 30 人に選手が 4 名未満の場合、4 名まで追加と
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“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
して参加させる権利を有する。
4.3
競技に関し、ジュリーの決定について現在の適確な情報がメディア及びテレ
ビ代表者、観客に伝わる事を保証する為、ジュリーは状況をメディア代表者
及びアナウンサーに伝える義務がある。FIS のレースディレクターは、その
任務を担っている。
4.4
全ワールドカップ大会に於いて、FISジャンプ委員会が決めた特別規則に
従い、ビデオ飛距離測定の使用を義務とする。
5
WCJ 賞
5.1(新規:主催契約書に記載されていた条文)OCは、1競技につきスイスフラン(CHF)で
最低でも下記の賞金額を用意しなければならない。
1試合のみ:
1位
2位
3位
4位
5位
団体戦
70,000CHF
30,000 スイスフラン
15,000
10,000
6,000
3,000
50,000CHF
上位 10 名で配分:
6 位 2,000
7 位 1,000
8 位 1,000
9 位 1,000
10 位 1,000
70,000CHF上位 3 カ国で配分:
1 位 30,000 スイスフラン
2 位 22,000
3 位 18,000
5.1
5.2 FISワールドカップトロフィー
(全てのワールドカップフライング個人戦及びジャンプ個人戦を含む)ワール
ドカップ総合優勝者には、大きなワールドカップトロフィーが与えられる。
このトロフィーはFISが用意する。
5.2
5.3 FISワールドカップメダル
上位3選手に、FISワールドカップメダルが与えられる。
5.3
5.4 FISネーションズカップトロフィー(国別対抗)
優勝チームには、FISネーションズトロフィーが与えられる。
5.4 5.5 賞の用意
上記のトロフィー、メダル、賞状は、FISが用意する。
5.5
5.6 プレゼンテーション
総合優勝者の表彰式は、ワールドカップファイナル(最終戦)で行なう。
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“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
6
費用の支払い
6.1
費用負担を受けるネーションクオータ
参加国のネーションクオータは、以下のように決められる。
−ワールドランキングリストは、サマーグランプリ及びワールドカップジャ
ンプ大会の結果を基に作られる(4.1 条参照)。
このクオータは、各6つのピリオドの終了度に計算し直され、
−ワールドランキングリストの上位55選手(1 カ国最大 6 名)
−個人ワールドカップリーダー所属国に 1 名枠追加
−国別カップトップの国に 1 名枠追加
−現在のコンチネンタルカップ男子ピリオドスタンディングの上位 3 名1 位及び
2 位へ 2 名枠追加
−基本クオータを含め新しく作成される。
−各スキー連盟は、最大87名までの費用負担を受ける権利がある。
−負担しなければならない役員の数は、下記基準に従って決める。
役員クオータ
選手1∼54名
選手6∼85−7名
役員 2 名
役員 3 名
6.2
以下の費用は、各スキー連盟への費用支払いに関する項目6・1条で決められ
たクオータに従って、チームに支払われなければならない。
6.2.1
宿泊
大会期間中、最初の公式練習の前日から最終競技日の翌日まで、開催地の上質
のホテルで部屋と3食を提供する。招待状及びインフォメーションパックは、
組織委員会から各スキー連盟に送られなければならない。参加チームは、表記
された期限までに参加選手をエントリーしなければならない。それによりそれ
ぞれが望む部屋の予約が確実となる。
予約した部屋を使用しなかった場合、組織委員会は、そのスキー連盟に対し
キャンセル料金を要求する権利をもつ。
該当する国への旅費の支払いがある場合、OCはその負担する旅費から直接キ
ャンセル料を徴収する権利を有する。
組織委員会又はホテルマネージャーは、チームキャプテンの同意なしに、大
会日に部屋を明け渡すことを要求することは、認められない。
(主催契約書に記載されていた条文)クオータ(定数)に含まれない選手・役員
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“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
について、OCは、食事付き宿泊を、通常の現地価格の最低25%引き料金、
上限 125 スイスフランで提供しなければならない。
6.2.2
6.2.3
ポケットマネー
ジャンプワールドカップ
フライングワールドカップ
1人1日15スイスフラン相当
1人1日30スイスフラン相当
旅費
組織委員会は、FISの地域別旅費規定に従い、スイスフランを基準に1人
につき以下の最低旅費負担分を、支払われなければならない。
1.Aグループの組織委員会は、以下の通り支払わなければならない。
Aグループの国のクオータに対し、250スイスフラン
Bグループの国のクオータに対し、400スイスフラン
Cグループの国のクオータに対し、400スイスフラン
Dグループの国のクオータに対し、600スイスフラン
Eグループの国のクオータに対し、700スイスフラン
2.Bグループの組織委員会は、以下の通り支払わなければならない。
Aグループの国のクオータに対し、400スイスフラン
Bグループの国のクオータに対し、250スイスフラン
Cグループの国のクオータに対し、400スイスフラン
Dグループの国のクオータに対し、600スイスフラン
Eグループの国のクオータに対し、700スイスフラン
3.Cグループの組織委員会は、以下の通り支払わなければならない。
Aグループの国のクオータに対し、400スイスフラン
Bグループの国のクオータに対し、400スイスフラン
Cグループの国のクオータに対し、250スイスフラン
Dグループの国のクオータに対し、600スイスフラン
Eグループの国のクオータに対し、700スイスフラン
4.Dグループの組織委員会は、以下の通り支払わなければならない。
Aグループの国のクオータに対し、600スイスフラン
Bグループの国のクオータに対し、600スイスフラン
Cグループの国のクオータに対し、600スイスフラン
Dグループの国のクオータに対し、250スイスフラン
Eグループの国のクオータに対し、700スイスフラン
5.Eグループの組織委員会は、以下の通り支払わなければならない。
Aグループの国のクオータに対し、700スイスフラン
Bグループの国のクオータに対し、700スイスフラン
Cグループの国のクオータに対し、700スイスフラン
Dグループの国のクオータに対し、700スイスフラン
Eグループの国のクオータに対し、250スイスフラン
2007/07/11
12
“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
6.2.3.1
FIS加盟国は、以下の通り5つの旅行、組織別地域に分けられる。
第1地域
北ヨーロッパ
Aグループ
(DAN,EST,FIN,ISL,NOR,SWE)
第2地域
東ヨーロッパ
Bグループ
(BLR,BUL,GEO,LAT,LTU,RUM,RUS,UKR,UZB)
第3地域
中央・南ヨーロッパ
Cグループ
(AND,AUT,BEL,BIH,CRO,CZE,FRA,GER,GBR,GRE,HUN,IRE,ITA,
LIE,LUX,MON,NED,POL,RSM,SPA,SVK,SLO,SUI,TUR)
第4地域
オーバーシー1
Dグループ
(ALG,CAN,EGY,IRA,ISR,KAZ,LIB,MAR,MEX,RSA,SEN,SUD,SWZ,USA,ZIM)
第5地域
オーバーシー2
Eグループ
(ARG,AUS,BRA,CHI,CHN,FIJ,GUA,HON,KAZ,JPN,KOR,PRK,MGL,NZE,PHI,PUR,URU,
ISV)
6.2.3.2
単独又は(協定を結んだ)複数の組織委員会は、チャーター便(飛行機、電
車、バス、船)を用意し、請求することが出来る。これは、プログラム又は
招待状に明記されていなければならない。 チームは、公式エントリー最終期
限内に組織委員会へ返事をしなければならない。バスでの移動は、400km
に制限する。
6.2.3.3
各連盟が、組織委員会にチームの人数、到着日、到着時間、フライトナンバー
を伝える限り、空港との往復移動は、組織委員会が用意し、負担する。
6.2.4
指名されたTD、アシスタントレースディレクター、アシスタントTD、及び
飛型審判は、ICR405.4 条に従って支払われなければならない。
7
FIS WCJ タイトルスポンサー/広告/メディアサービス
7.1
FISは、公式FISワールドカップタイトル又はプレゼンティングスポンサ
ー又は代理店との間で契約書に署名をする。
7.2
全関係者が厳密に遵守しなければならない全ての広告事項は、FIS
と各加盟スキー連盟/組織委員会との間で結ばれた契約書 FIS ワールドカッ
プオーガナイザー契約 に明記されている。
7.3
PRインフォメーション、プレスサービス、入賞記者会見等の一般サービ
スに関し、組織委員会の報道係長(チーフオブプレス)を、FISが指名する
FISワールドカッププレスコーディネーターがサポートする。
組織委員会は、コーディネーターの旅費、宿泊、食事を負担しなければなら
ない。 事前にコーディネーターは、手配について組織委員会と連絡を取らな
ければならない。
7.4
各組織委員会は、冬シーズン前に自国の通信社に日程を知らせ、大会終了後直
ちにそのプレスが、結果表又は最低でもランキングリストを配信することを、確認しなけ
ればならない。
2007/07/11
13
“エオンルールガス”FIS ワールドカップスキージャンプルール 2007/2008
7.5
7.4
国際スキージャーナリスト連盟(AIPS)及びFISの推奨とガイドラインに従っ
て、プレス/メディアサービスを組織し、かつ実施しなければならない。
8
WCJリポート
8.1
FIS TDは、WCJ大会を報告する責任がある。
書でリポートを大会地からFISオフィスに急送しなければならない。
結果表も含め文
8.2
結果表
大会終了後、結果表及び新しいワールドカップ総合評価スタンディングを直ち
に、次の開催組織委員会に送らなければならない。
9
2007/07/11
FIS グランプリ スキージャンプ
W C J ル − ル が 、 グ ラ ン プ リ 大 会 に 適 用 さ れ る 。 但 し 、 6.2.2 条 及 び
6.2.3 条の変更部分を例外とする(ポケットマネーなし)。
14
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