...

2011年10月タイ国水害の現状及び 今後の調査と対策

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

2011年10月タイ国水害の現状及び 今後の調査と対策
2011年10月タイ国水害の現状及び
今後の調査と対策についての提案
(第2報)
2011年10月28日
東京大学 生産技術研究所 沖研究室
沖 大幹,小森
大幹 小森 大輔,中村
大輔 中村 晋一郎,沖
晋 郎 沖 一雄,木口雅司,
雄 木口雅司
西島亜佐子,山崎 大,梯 滋郎,岡根谷実里,恒川貴弘
The UNIV.
OF
TOKYO
Global Hydrology and Water Resources Engineering , Institute of Industrial Science , the University of Tokyo
E-mail : [email protected]
1
13
お知らせ
• 沖研究室では,以下の通りチャオプラヤ川流域における水害調査
を実施します.
■日程:2011年11月4日(金)~11月10日(木)
■調査箇所:バンコク周辺 アユタヤ周辺 チャイナット周辺
■調査箇所:バンコク周辺,アユタヤ周辺,チャイナット周辺
■調査内容:各政府機関へのヒアリング,
治水施設 (キングスダイク,堤防,ポンプ場,ダム)
の視察,
浸水深の計測,市民へのヒアリング
※調査結果は現地よりウェブページを通じて報告する予定です.
The UNIV.
OF
TOKYO
Global Hydrology and Water Resources Engineering , Institute of Industrial Science , the University of Tokyo
E-mail : [email protected]
2
13
概要及び第1報(2011年10月24日発表)のまとめ
•
•
•
•
•
•
2011年6月から10月にかけての降雨量の増加により,タイ国首都バンコ
クを下流に持つチャオプラヤ川では,記録的な出水を記録し,356名の
死者及び28県にわたる19,861世帯に被害が及んでいる(10月24日時点,
24/7 E
Emergency O
Operation
ti C
Center
t ffor Fl
Flood,
d St
Storm and
d
Landslide,Thailand,2011) .
また,アユタヤ周辺の工業団地に立地する日系企業を中心に浸水の被害
を被っており その数は約440社とされ 経済的損失は相当量にのぼると
を被っており,その数は約440社とされ,経済的損失は相当量にのぼると
予想される(10月23日時点,日本貿易振興機構,2011).
上流ダム群は概ね9月の前半には最大貯留量に達した. また,そのピーク
のタイミングは2006年洪水のケ スと比較しても早かった(第1報).
のタイミングは2006年洪水のケースと比較しても早かった(第1報).
一部の工業団地は狭窄部上流に位置しているなど,元来水害リスクを抱
えていた (第1報) .
バンコク市では外周堤(キングスダイク)と土地利用規制による治水が進
められてきた.しかし、堤防には未完成区間が残り,また、土地利用規
制が十分には機能していない地区もあった.
11月17日時点では,バンコク市の上流に位置するPathumthani県におい
て,灌漑用水路及び運河を用いて,洪水流を東側に流すような水防対策
が実施されていた.(バンコクポスト,2011.10.17)
The UNIV.
OF
TOKYO
Global Hydrology and Water Resources Engineering , Institute of Industrial Science , the University of Tokyo
E-mail : [email protected]
3
13
現在のチャオプラヤ流域における浸水及び被害状況
(10月24日時点政府発表)
http://disaster.go.th/dpm/flood/floodEng.html
■現在の洪水状況
- 28県が洪水の影響を受けており、175行政区、1,384小行政区、10,468村、
819,861世帯(2,469,639人)
■人的被害
- 356名の死者、2名の行方不明者
➔タイ内務省の防災当局によると、冠水した場所を移動するボートが転覆 するな
ど死因の大半が溺死だが、漏電による感電死も少なくとも17人に昇ると
の報道がある.(産経ニュース,2011)
➔被災要因については,今後詳細な調査を実施する予定である.
■物的被害
-農地:17099km2 (2006年洪水:3856 km2),海産物養殖所:330 km2、
家畜:12 6百万頭 (source: Ministry of Agriculture and Cooperatives)
家畜:12.6百万頭
-道路:15県にある76 の主要道路高速が洪水のため通行不可。31県にある203の
地方道路が使用不可
-鉄道:北上線は全18路線が運行キャンセル,北西線は一部運行中
-空港:ドンムアン空港閉鎖.(10月26日現在)
(
)
チャオプラヤダム
アユタヤ
バンコク
図 被災世帯と人的被害の時系列
The UNIV.
OF
TOKYO
図 被災した県及び群の数の変遷
Global Hydrology and Water Resources Engineering , Institute of Industrial Science , the University of Tokyo
http://disaster.go.th/dpm/flood/floodEng.html
E-mail : [email protected]
GISTDA:http://203.150.230.27/FloodMap/index.html
4
(2011年10月19日現在)
13
日系企業の被災状況(2011/10/23現在)
・第1報(11/19)以降も被害は拡大している.
第 報( / )以降も被害 拡大
る
・バンコク市東側に位置しているバンチャン工業団地が浸水した他,全ての工業団地に浸水の可能性が
出ている.
・ロジャナ工業団地は高さ2.5mの堤防で囲まれていたが浸水した.今後ポンプでの排水を実施し11月末
には完了の予定
には完了の予定.
(日本貿易振興機構 2011) (2011/10/23現在)
(日本貿易振興機構,2011)
表 工業団地等の被災状況(日本貿易振興機構,2011)(2011/10/23現在)
【洪水発生工業団地】(7工業団地全725社のうち日系企業約447社)
サハ ラタナナコン工業団地
サハ・ラタナナコン工業団地
全42社のうち日系35社
ロジャナ工業団地
全218社のうち日系147社
ハイテク工業団地
全143社のうち日系7割
バンパイン工業団地
全84社のうち日系30社
ファクトリーランド工業団地
全14社のうち日系5社
ナワナコン工業団地
190企業のうち日系104社
バンガティ工業団地
全34社のうち日系28社
【警戒を要する工業団地】
ラッカバン工業団地
全283社のうち日系49社
ウェルグロー工業団地
企業数・日系企業数は調査中
バンチャン工業団地
全83社のうち日系20社
ケンコイ工業団地
全1社のうち日系0社
ジェモポリス工業団地
全130社のうち日系6社※宝石専門工業団地
バンプリ工業団地
全120社のうち日系48社
バンプー工業団地
全287社のうち日系72社
The UNIV.
OF
TOKYO
(※2007年時点)
Global Hydrology and Water Resources Engineering , Institute of Industrial Science , the University of Tokyo
E-mail : [email protected]
図 アユタヤ県およびバンコク近郊の工業団
地地図(日本貿易振興機構,2011)
5
13
チャオプラヤ流域における降雨規模
今回の降雨規模を把握するため,チャオプラヤ流域内の
今
降 規模を把握す た
プ
流域内
代表的な地点の降雨量データを用いて雨季(6月~10月)に
おける総降雨量の降雨規模を算定した.
観測所名 (n,
( g, l)
Lamphung(809,160, 105)
Nan(608,170,
(
,
, 112))
【使用したデータ】
【使
たデ タ】
Chiang Mai(7,7, 7)
・TMD観測データ
- 2011年6月~10月の日雨量データ.(GTSより)
Phrae(91,55,41)
- 1951~2002年の日雨量データ.(GAME-T Data
Lampang(5678,689,348)
1)
C
Center
より)
Uttaradit(203,137,102)
Bhmibol
Dam(3,4,4)
【対象観測所と期間】()内は使用したデータ期間.
・Bangkok(52年間),Don Muang(52年間),Lop Buri(52年
Phitsanulok(1852,358, 221)
Tak(16,13,11)
間),Nakhon Sawan(52年間),Kampheang Phet(21年間),
T k(49年間) Bh ib l Dam(42年間),Chiang
Tak(49年間),Bhmibol
D (42年間) Chi
Mai(52年
M i(52年
Kamphang Phet(5,5,5)
間),Lamphun(22年間),Lampang(52年間),Phrae(51年
Phetchabun(15,12,11)
間),Phitsanulok(52年間),Uttaradit(52年間),Nan(52
年間),Phetchabun(52年間)
Nakhon Sawan(6,7,6)
【再現期間 求め方】
【再現期間の求め方】
・正規分布(n),ガンマ分布(g),対数正規分布(l)を各観
Lop Buri(2,2,2)
測地点に適用し,SLSC2)の値が最も良いものを太字下線で
示した.Plot fittingはCunnane式を使用した.
D M
Don Muang(64,35,26)
(64 35 26)
➔今回の降雨が流域全体で例年より大きい傾向が確認さ
Bangkok(110,62,39)
れた.
➔今後,他の観測地点も含めた上で,検証を実施する予
定である
定である.
1)
2)
http://hydro.iis.u-tokyo.ac.jp/GAME-T/GAIN-T/index.html
宝・高棹(1988),葛葉(2010)など
図 チャオプラヤ流域内の代表的な観測所における
今回の降雨規模と期間平均との 比
6
ダムの貯水率及び流量の時系列
【Bhumipolダム】
p
•
4月から現時点のまでの総流入量は11,108×100万
m3(Bhumipolダム総貯水量の86%),総貯水量は
7,264×100万 m3 であり ,総流入量の65%を貯水
した.
•
集水域面積 が26,400 km2なので、総貯水量は流域
雨量510
雨量5
0 mm分に相当する.
分に相当する
•
8/2から8/7にかけて流入量が急増し,その期間に貯
水量は13,462×100万 m3 増加している. (6/26-30
期間では31 mm分に相当する.)
•
※6-9月積算雨量についてBhumipolダムの最寄りの
チェンマイでの2011年6-9月分の積算雨量が921
mm(平年比 134 % → 687 mm).
Kuwaenoiダム
総貯水量:
95,800万㎥
【Sirikitダム】
•
4月から現時点のまでの総流入量は9,980×100万
m3(SIrikitダム総貯水量の105%),総貯水量は
4,432×100万 m3 であり,総流入量の44%を貯水
した
した.
•
集水域面積が 13,130 km2なので,総貯水量は流域
雨量724 mm分に相当する.
•
6/26から6/30にかけて流入量が急増し,その期間
に貯水量は764×100万 m3 増加している. (6/2630期間では68 mm分に相当する.)
➔今後,時間・地域分布等の検討を実施する予定である.
➔また同時に,流入量の確率規模の評価を実施する.
ナコンサワン
チャオプラヤダム
(大取水堰)
GISTDA:http://203.150.230.27/FloodMap/in
dex.html(浸水域:2011年10月19日時点)
表 チャオプラヤダムの放流の経緯
日付
チャオプラヤダム
放水量
2011/8/22
総貯水量 96,000万㎥
チャオプラヤ川
流量
(ナコンサワン観測所)
2350 m3/sec
2300 m3/sec
2011/8/23
2011/8/30
1931 m3/sec
2550 m3/sec
2011/8/31
2011/9/1
2011/9/2
2011/9/5
2011/9/6
2136
2259
2431
2390
2483
2879 m3/sec
3023 m3/sec
3055 m3/sec
m3/sec
m3/sec
m3/sec
m3/sec
m3/sec
http://disaster.go.th/dpm/flood/floodEng.html
※流入量=(当日の貯水量-前日の貯水量)ー揚水発電の
ための汲み上げ量+放流量
DataFrom:http://ichpp.egat.co.th/statusdam_report_internet.php
7
アユタヤ下流部の水害地形分類と工業団地
ロジャナ工業団地
:工業団地
ハイテック工業団地
潟Ⅱ
バンパイン工業団地
自然堤防Ⅱ
ナワナコン工業団地
後背湿地Ⅱ
後背湿地Ⅲ
Asian
institute
of tech.
狭窄部
(大倉・春山・大矢,1989)
・今回被害を受けたアユタヤ下流部の工業団地は狭窄部上流の氾濫原に位置する
今回被害を受けたアユタヤ下流部の工業団地は狭窄部上流の氾濫原に位置する.(第1報)
(第1報)
・水害地形分類図でこれらの地域の地形分類を確認したところ,多くが元々は後背湿地あるいは
潟であった場所に立地している点が指摘できる.
➔元来、洪水リスクを抱える後背湿地や潟に工業団地が立地しており,近年の開発の影響による
洪水頻度と防災意識の変化に着目して現地及び資料調査を実施する.
The UNIV.
OF
TOKYO
Global Hydrology and Water Resources Engineering , Institute of Industrial Science , the University of Tokyo
E-mail : [email protected]
8
13
バンコク市内の被害及び水防活動の状況図
:次ページ写真(東京大学小森大輔の撮影)のコース
((2011.10.23現在)
現在)
Thupatemi Royal Thai Air Force
Stadium
➔浸水のため,車の移動を求める.
Vibhavadi Rangsit Road
Liap Khu Nai Kim
➔ Khlong Prapaの溢水により40cm以下の浸水.
Prapaの溢水により40cm以下の浸水
Phahon Yothin Road
Song Parapha
➔ Khlong Prapaの溢水により40cm以下の浸水.
Weluwanaram school
➔約800人の避難者がいたが移動.
Chaeng Watthana Road
Chaeng Watthana Soi 14
➔Khlong Prapaの溢水により浸水.
Prapaの溢水により浸水
② ③
① ④
City Hall’s flood barrier
➔キングスダイクの嵩上げ.
⑤
ドンムアン空港
Bang Krabue(左岸)
➔チャオプラヤ川沿いに積んだ土
嚢が壊れ氾濫流が流入.
Bhumibol Hospital
➔浸水の可能性のため重体患者を
事前に輸送.
Samsen Road(左岸)
➔チャオプラヤ川沿いに積んだ土
嚢が壊れ氾濫流が流入.
Liap Khlong Prapa Road
➔ Khlong Prapa沿いの道路.浸水.
Siriraj
Si
i j pier(右岸)
i (右岸)
➔チャオプラヤ川の水が堤防を越えたが
軍の土嚢積みによって鎮静化.
Lat Krabang industrial estate
➔今後の浸水に備え軍隊が堤防の嵩上げを実施.
Wang Lang area(右岸)
➔地下水路から噴出した水によって浸水.
地 水路
噴出
水
水
Tha Phra Chan area(左岸)
➔地下水路から噴出した水によって浸水.
スワンナプーム
国際空港
9
(バンコクポスト,2011)を基に作成.
Google Map : http://maps.google.co.jp/
バンコク市内の被害及び水防活動の状況
現在のバンコク被害及び対応は大きく2つに分けられる.
① 上流からの氾濫流の流下によるもの.
流
濫流 流
➔キングスダイクの嵩上げなどによって対応を行っているが,堤内水路への流入を許しており,且つキング
スダイクによって東側へ向いた洪水流がLat Krabang industrial estateのような東部新規開発地域に被害を
もたらすという悪循環が生じている.
② チャオプラヤ川からの直接の氾濫によるもの.
直接
濫
➔Bang Krabue地区の被害は堤防未整備区間の補強箇所が決壊したとみられ完成していれば防げた可能性が高
いが,Siriraj pier地区に関しては既に完成区間であり現地での被害原因の特定が必要である.
以下の写真(東京大学小森大輔の撮影)は,10月22日のドンムアン空港周辺の様子(8ページ目にコースを記載).
➔道路は洪水流の通り道となっており,片側のみ通行が可能であった.これらの地域は1 m程度浸水しており,
この地点から8-9 km下流に位置する箇所では10月25日から浸水が始まった
km下流に位置する箇所では10月25日から浸水が始まった.
①
②
③
④
⑤
10
まとめと今後
【被害状況について】
•
現時点でも被害はさらに増加している.
•
多くの工業団地が既に浸水しており,バンコク東部を中心に更なる被害の拡大も想定される.
•
元来水害リスクを抱える後背湿地や潟に,工業団地が立地している.
【今回の降雨について】
•
今回の降雨が流域全体で例年より大きい傾向が確認された.
•
今後,他の観測地点も含めた上で,検証を実施する予定である.
【ダムの貯留量について】
•
Sirikitダムは現時点までの総流入量の44%, Bhumipolダムは65%を貯水した.
➔仮に浸水域全体の水深が1mの場合,現時点での氾濫量は,
約17,000 km2(農地被害面積,pp.4)×水深1 m = 約17,000×100万 m3
水深が2mの場合は,
約17,000 km2(農地被害面積,pp.4)×水深2 m = 約34,000×100万 m3
となり,Bhumipolダム,Sirikitダムの4月から総貯水量を合わせて11,697×100万 m3 であることから,
総流出量の
水深1 mの場合:約59 %
水深2 mの場合:約26 %
をこれらダムで貯留したと推定される.
➔今後降雨データを入手の上,ダムの効果について詳細な検討を実施する予定である.
➔また,流量確率の推定も実施する.
【バンコク市内の被害及び水防活動について】
•
現在のバンコク被害及び対応は以下の2つに分けられる.
① 上流からの氾濫流の流下によるもの.
② チャオプラヤ川からの直接の氾濫によるもの.
➔今後バンコク市内の浸水が進行するとの報道もあり,キングスダイク堤内地の排水システムについて調査を実施す
る予定である.
The UNIV.
OF
TOKYO
Global Hydrology and Water Resources Engineering , Institute of Industrial Science , the University of Tokyo
E-mail : [email protected]
11
13
参照文献
• 24/7 Emergency Operation Center for Flood, Storm and
Landslide,Thailand:
http //disaster go th/dpm/flood/floodEng html 2011
http://disaster.go.th/dpm/flood/floodEng.html,2011
• 日本貿易振興機構:「緊急特集:タイ洪水に関する情報」 ,
http://www jetro go jp/world/asia/th/flood/ ,2011.
http://www.jetro.go.jp/world/asia/th/flood/
• GISTDA : http://203.150.230.27/FloodMap/index.html.
• 産経
産経ニュース :
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111025/asi111025171
50004-n1.htm, 2011.10.25.
• 大倉博・春山成子・大矢雅彦:「タイ中央平原水害地形分
大倉博 春山成子 大矢雅彦 「タイ中央平原水害地形分
類図」,国立防災科学センター,1989.
• バンコクポスト:
http://www.bangkokpost.com/learning/learning-fromnews/261736/bangkok-survives,2011.10.17.
The UNIV.
OF
TOKYO
Global Hydrology and Water Resources Engineering , Institute of Industrial Science , the University of Tokyo
E-mail : [email protected]
12
13
沖大幹研究室のタイ国における研究/活動実績
•
SATREPSによってIMPAC-Tを実施中.
SATREPS : http://www.jst.go.jp/global/
IMPAC-T : http://impac-t.kugi.kyoto-u.ac.jp/
•
現在JICA専門家として小森特任助教がタイ滞在中で現地情報収集.
JICA : http://www.jica.go.jp/project/thailand/012/index.html
•
IMPAC-Tのカウンターパートは,タイ気象局,王立灌漑局,カセサート
IMPAC
Tのカウンタ パ トは タイ気象局 王立灌漑局 カセサ ト 大学で,今回のタ
大学で 今回のタ
イでの大洪水に関する責任機関が含まれる.
今後の予定
• 2011年11月3日(木)~11月10日(木)の日程で調査チームを派遣
2011年11月3 (木) 11月10 (木)
程 調査
ムを派遣 .
• 12月2日にバンコクで 開催する9th International Symposium on Southeast Water
Environmentにて今回のチャオプラヤ川流域洪水に関する特別セッションを開催する予定.
➔IMPAC-T Panel Discussion -How utilize Hydro-Meteorological Moniroting and Prediction
for Adaptation to Water Related Disaster and Climate Change-(supported by IMPAC-T)
1)タイ気象局
• Causes of the Big Flooded Event in Choa Praya River Basin of Thailand in 2011: Cases of
Concerned Preliminary Meteorological Factors Analysis
2)タイ王立灌漑局
• Flood in the ChaoPhraya River basin in 2011
3)東京大学:沖大幹
• New Challenges on Hydro-Meteorological Prediction and Adaptation to Climate Change in
Thailand
4)パネルデ スカ シ ン
4)パネルディスカッション
• How utilize Hydro-Meteorological Moniroting and Prediction for Adaptration to Water
Related Disaster and Climate Change
13
Fly UP