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第 145 期 中間期 株主通信

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第 145 期 中間期 株主通信
株主メモ
事
業
年
度
定 時 株 主 総 会
基
公
準
告
毎年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日まで
毎年 6 月
日 ・定時株主総会 3 月 31 日
・期末配当 3 月 31 日
方
法
電子公告により行います。
当社のホームページに掲載
http://www.utoc.co.jp/
事故、その他やむを得ない事由によりホームページに掲載
できない場合は、日本経済新聞に掲載して行います。
東京都港区芝三丁目 33 番 1 号
中央三井信託銀行株式会社
郵 便 物 送 付 先 〒 168-0063
東京都杉並区和泉二丁目 8 番 4 号
中央三井信託銀行株式会社 証券代行部
( 電 話 照 会 先 ) 0120-78-2031
株主名簿管理人
(※1)
取次事務は中央三井信託銀行株式会社の
全国各支店ならびに日本証券代行株式会社の
本店および全国各支店で行っております。
(※ 2)
http://www.chuomitsui.co.jp/person/p_06.html
住所変更、単元未満株式の買取・買増等のお申出先について
株主様の口座のある証券会社にお申出ください。
なお、証券会社に口座がない株主様は、当社が開設した特別口座の口座管理機関で
ある中央三井信託銀行株式会社にお申出ください。
第 145 期 中間期 株主通信
未払配当金の支払いについて
株主名簿管理人である中央三井信託銀行株式会社にお申出ください。
UTOC PRESS
「配当金計算書」について
配当金支払いの際送付している「配当金計算書」は、租税特別措置法の規定に基づ
く「支払通知書」を兼ねております。確定申告を行う際は、その添付資料としてご使
用いただくことができます。
なお、配当金領収証にて配当金をお受け取りの株主様につきましても、配当支払い
の都度「配当金計算書」を同封させていただいております。
*確定申告をなされる株主様は、大切に保管ください。
(お知らせ)
(※1)当社の株主名簿管理人である中央三井信託銀行株式会社は、関係当局の許認可
を前提に、住友信託銀行株式会社、中央三井アセット信託銀行株式会社と 2012 年4
月1日をもって合併し、
「三井住友信託銀行株式会社」となります。なお、2012 年
4月1日(日)は、株主名簿管理人の休業日につき、実際のお取扱いは、2012 年4
月2日(月)からとなります。
株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
郵便物送付先・電話照会先
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(住所、電話番号の変更はございません)
(※2)日本証券代行株式会社による取次事務につきましては、2012 年3月末をもっ
て終了させていただきます。
〒 231-0007
神奈川県横浜市中区弁天通六丁目 85 番地
http://www.utoc.co.jp/
TEL:045-201-6608(代表)
証券コード 9358
2011.4.1 ∼ 2011.9.30
TOPICS
東日本大震災からの復旧・復興への道
新機器を続々と導入 ∼「宇徳ビジョン 2020」実現に向け、サービス品質向上を担う
NEWS
宇徳ロジスティクス 新社屋・整備工場が完成
第4回「横濱万国橋覧会」開催
株主の皆様へ
2011 Apr.2011 Sep.
業績の推移(連結)
株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り厚くお礼申
第 145 期第 2 四半期ハイライト
しあげます。
当社第 145 期第 2 四半期の業績報告をお届けするにあた
り、一言ご挨拶申しあげます。
当第2四半期の連結業績について
東日本大震災による被害で、わが国の経済は当第2四半期
においても大きな影響を受けましたが、サプライチェーンの
営
業
収
入
235 億 8,700 万円
前年同期比
+ 28.1%
経
常
利
益
24 億円
前年同期比
+190.6%
第 2 四 半 期 純 利 益
14 億 1,400 万円
前年同期比
+211.1%
1 株当たり四半期純利益
32 円 70 銭
前年同期比
+107.8%
復旧など回復に向けた動きは急速に進展しております。この
ような状況下、当社グループでは総力をあげて営業活動を
行った結果、第2四半期の連結業績は、営業収入 235 億 8
千 7 百万円と前年同期比で 28.1%の増収となりました。
震災からの復興と「宇徳ビジョン 2020」
実現への取り組み
当社は、東日本大震災からの復興に関しましては 5 ~ 6
利益面では経常利益 24 億円と前年同期比で 190.6%増と
ページに記載しておりますとおり、事業活動を通じた取り組
なり、純利益も 14 億 1 千 4 百万円、同 211.1%増の大
みを行っております。また、前期に策定いたしました「宇徳
幅な増益となりました。
ビジョン 2020」の実現に向け、本年4月1日の国際コン
通期見通しについて
今後の当社を取り巻く事業環境に関して、港湾事業におい
ては京浜港の荷動きが順調に回復してきており、特に車輌・
建機類が前回予想を上回る数量となっています。また、プラ
ント事業においてはシンガポールにおける化学プラント大
型工事の順調な進捗に加え、国内においても復興関連案件を
含む幅広い受注を獲得するなど明るい材料が見受けられま
テナターミナル株式会社との合併以降、総合的なコンテナ
ターミナル運営やもう一段優れたサービスの提供を目指し
て機能強化への注力を行うなど、さまざまな取り組みに着手
しております。
株主の皆様におかれましては、何卒、一層のご支援とご鞭
撻を賜りますようお願い申しあげます。
期に発表いたしました計画より上方修正し、営業収入 475
2011 年 11 月
代表取締役社長
ります。
企業理念
20,763
23,587
19,558
20,000
3. 全ての事業領域での安全確保の徹底と環境保全に努めます。
2,500
2,400
2,000
18,407
15,000
1,500
10,000
1,000
5,000
500
2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度
9月期
9月期
9月期
9月期
9月期
1株当たり四半期純利益
(単位:百万円)
1,500
1,414
1,200
1,054
0
900
638
1,113
518
2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度
9月期
9月期
9月期
9月期
9月期
32.70
30
10
0
総資産
純資産
25,421 26,400
24,979 24,886
29,590
10,000
2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度
9月期
9月期
9月期
9月期
9月期
9,705
11,048
11,589 12,482
30
20
12,000
自己資本比率
有利子負債
46.4
40
15,659
(単位:百万円)
(単位:%)
60
50
20,000
15,000
15.74
0
454
自己資本比率/有利子負債
(単位:百万円)
25,000
36.49
340
300
総資産/純資産
30,000
40
600
826
(単位:円)
50
22.09
1. 顧客のニーズと時代の要請に沿った高品質なサービスの提供を通じ社会に貢献し、企業価値の向上を目指します。
第 2 四半期純利益
(単位:百万円)
1,689
20
2. 社会規範と企業倫理に則った透明性の高い経営を行い、チャレンジ精神豊かな人間性を尊ぶ企業を目指します。
1
24,055
25,000
0
き行い、継続的な企業価値の向上を目指してまいります。
経常利益
(単位:百万円)
さらに、環境や省エネルギーに配慮した取り組みを引き続
す。この結果、通期の連結業績につきましては、第 1 四半
億円、経常利益 38 億円、当期利益 23 億円を予想してお
営業収入
38.2
5,769
47.0
50.0
52.8
8,000
6,000
5,202
4,344
10,000
4,012
3,527
4,000
11.8
10
5,000
2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度
9月期
9月期
9月期
9月期
9月期
0
2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度
9月期
9月期
9月期
9月期
9月期
0
2,000
2007年度末 2008年度末 2009年度末 2010年度末 2011年度
9月期
0
2
2011 Apr.2011 Sep.
第 2 四半期財務諸表(連結)
連結貸借対照表(要旨)
期 別
科 目
(単位:百万円)
当第 2 四半期 前第 2 四半期
会計期間末 会計期間末
前 期
2011 年 9 月 30 日現在 2010 年 9 月 30 日現在 2011 年 3 月 31 日現在
期 別
科 目
13,304
11,446
11,568
現 金 及 び 預
金
2,874
1,678
3,739
受取手形及び営業未収入金
9,469
9,152
6,880
そ
1,002
641
1,000
貸
倒
の
他
引
当 金
固定資産
(有形固定資産
)
△
16,285
△
25
13,439
(10,602)
(8,954)
△
52
12,834
(8,109)
5,494
5,003
5,097
機械装置及び運搬具
1,500
709
466
土
地
2,383
2,638
2,067
他
1,223
603
478
の
(無形固定資産
)
(1,485)
(1,281)
(1,286)
(投資その他の資産)
(4,198)
(3,203)
(3,438)
投 資 有 価 証
券
そ
の
他
貸
資
3
41
建物及び構築
物
そ
倒
産
引
当 金
合 計
前 期
2011 年 9 月 30 日現在 2010 年 9 月 30 日現在 2011 年 3 月 31 日現在
負 債 の 部
資 産 の 部
流動資産
当第 2 四半期 前第 2 四半期
会計期間末 会計期間末
1,868
1,357
2,350
△
21
29,590
1,440
1,849
△
3
24,886
2,012
△
14
24,402
流動負債
9,187
8,197
7,811
支払手形及び営業未払金
3,770
3,285
3,061
短
入 金
2,119
2,419
2,248
一年内返済予定の長期借入金
622
731
701
他
2,675
1,761
1,800
4,743
4,206
4,331
入 金
785
1,093
1,062
退職給付引当
金
2,670
2,433
2,324
そ
1,287
680
944
13,930
12,403
12,142
15,434
12,278
12,023
期
そ
借
の
固定負債
長
負
期
債
借
の
他
合
計
純 資 産 の 部
株主資本
資
本
金
2,155
1,455
1,455
資
本
剰
余 金
330
330
330
利
益
剰
余 金
12,978
10,526
10,271
自
己
株 式
△
30
△
33
△
175
151
184
その他有価証券評価差額金
359
382
436
少数株主持分
純 資 産 合 計
負 債 及 び 純 資 産 合 計
△
184
△
230
△
期 別
当第 2 四半期 前第 2 四半期
累計期間
累計期間
(単位:百万円)
科 目
営業収入
23,587
18,407
36,187
営業支出
18,062
14,976
29,493
利 益
5,524
3,431
6,693
業務費及び一般管理費
3,245
2,666
5,415
利 益
2,278
764
1,278
営
営
業
業
総
営業外収益
150
101
177
営業外費用
28
40
69
2,400
826
1,386
経
常
利 益
252
50
52
51
15,659
12,482
12,259
29,590
24,886
24,402
連結キャッシュ・フロー計算書(要旨)
前 期
2011 年 4 月 1 日から 2010 年 4 月 1 日から 2010 年 4 月 1 日から
2011 年 9 月 30 日まで 2010 年 9 月 30 日まで 2011 年 3 月 31 日まで
特別利益
26
1
15
特別損失
56
50
1,073
税金等調整前四半期(当期)純利益
2,370
776
328
法人税、住民税及び事業税
874
268
331
法人税等調整
額
82
53
少数株主損益調整前四半期(当期)純利益
1,414
454
199
四 半 期( 当 期 )純 利 益
1,414
454
199
33
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘
定
連結損益計算書(要旨)
△
202
期 別
科 目
当第 2 四半期 前第 2 四半期
累計期間
累計期間
(単位:百万円)
前 期
2011 年 4 月 1 日から 2010 年 4 月 1 日から 2010 年 4 月 1 日から
2011 年 9 月 30 日まで 2010 年 9 月 30 日まで 2011 年 3 月 31 日まで
営業活動によるキャッシュ・フロー
△
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 1,337
△
財務活動によるキャッシュ・フロー
△
△ 1,114
△ 1,406
32
△
8
△
△
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
2,035
△
398
1,662
現金及び現金同等物の期首残高
3,739
2,077
2,077
合併に伴う現金及び現金同等物の増加額
988
-
-
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額
181
-
-
残高
現金及び現金同等物の四半期末(期末)
2,874
1,678
3,739
現金及び現金同等物に係る換算差額
69
661
1,020
297
3,803
△
723
10
4
UTOC TOPICS 1
東日本大震災からの復旧・復興への道
3月 11 日の東日本大震災発生から8ヶ月以上が経ちましたが、復旧・復興に関するさまざまな活動は着実
に継続しております。宇徳グループにおきましても被災地での作業をはじめとした復旧・復興に関する事業
活動を行っております。
今回は、当社グループの復興の状況と事業活動を通じた復興への取り組みをご紹介いたします。
被災地への支援や復興に関するさまざまな事業を展開
仙台港地区
「仙台港」復興のため、宇徳ロジスティクスが事業支援
宇徳ロジスティクス株式会社(以下、宇徳ロジ)東北支店は仙台港にほど近く、大手ビー
ル工場、冷蔵・物流倉庫や運送会社が立ち並ぶ港地区に位置します。
宮城県石巻市
津波被害からの復旧に向け、食用オイルタンクの輸送・据付を実施
3月 11 日の震災時は震度 6 強に襲われ、間もなく近くにも津波が押し寄せ、周囲に数多
くの車輌が流出していました。翌朝の港周辺の光景は唖然とするものでしたが、誰もが諦め
当社は、東日本大震災による津波で流された食用オイルタンクを元の場所へ輸送し、据付を行うという一連の作業を請負いました。
た宇徳ロジの事務所は数々の好条件のおかげで、周囲の被害とは比べられぬほど最小限の被
今回の作業は、設置場所から約 200 m流され、横転した容量 400k ℓ、全体重量 22 トンのオイルタンクを足場の不安定な中、ま
害で済みました。所内の復旧が早かったため、お客様へ復旧に関する輸送協力を申し出、代
がれき等で足場の悪い中での作業
トレーラーで慎重に輸送
ずクレーン 2 台で縦に起こし、次にト
替港とされた京浜港と工場(宮城県岩沼市)
レーラーに積み込み、輸送を開始しま
間輸送に連日多くの車輌提供を行ったこと
した。途中、道路を横断する際には段
により、お客様から感謝状の贈呈を受けま
差があるため、トレーラー間で積み替
した。また、甚大な被害を受けた運輸会社
えを行い、さらに輸送を続け、無事に
にも協力し、仮設住宅部材・救援物資や遮
元の基礎部分の上に据付を実施し、作
水シートなど、復旧貨物の輸送に全力を注
業を完了しました。
ぎ、地域復興に尽くしました。その他、京
元の場所に据付
宇徳ロジスティクス㈱ 東北支店
浜地区のお客様の依頼により、20 FTコ
20FT コンテナを改造したシャワーハウス ンテナをシャワーハウスに改造し、被災地
を巡回輸送させ注目を集めました。
震災から 3 ヶ月を過ぎた頃には応急処
電力需要に対する機器輸送
3 月 12 日の港地区の様子
置ながらコンテナターミナルが稼動を開始
緊急電源用機器の国内輸送を実施
し、内航船が入港して「復興」への弾みを
当社は、夏場の電力需要に備えた緊急電源用機器の国内輸送業務を請負い、横須賀火
つけ、半年が経過した 9 月末には外航船
力発電所ならびに常陸那珂火力発電所に向け、輸送を行いました。
も入港し、勢いがついて「気持ちを変えよ
機器は海外から輸入されたガスタービン発電設備、ディーゼル発電設備等で、最大
う!」との声が盛んに発せられております。
88 トンの重量物が在来船、コンテナ船で横浜港まで輸送されました。当社は、港湾事
地域によっては復旧の遅れもありますが、
業部門が港での沿岸作業、物流事業部門が輸入通関から内航船および陸上輸送を手配
東北最大の港である仙台港は、確実に復興
し、プラント事業部門が発電所内の輸送・据付を行うという3事業部門が一丸となった
へ向かって進んでおります。
取り組みで輸送を完了させました。
この他、プラント事業部門において、川崎火力発電所ならびに大井火力発電所におけ
復興中の仙台港ターミナル
るガスタービン発電設備の輸送も実施いたしました。
大黒埠頭に荷揚げされる移動式発電機
5
横須賀火力発電所での移動式発電機の荷揚げ・輸送
6
UTOC TOPICS 2
新機器を続々と導入
「宇徳ビジョン2020」実現に向け、サービス品質向上を担う
当社事業において欠かせない荷役機器や重量物を輸送する機器の数々。
本年は従来より性能の向上はもちろん、環境への負荷を考慮したものなどを導入しております。
当社がサービス品質向上を目指す上で重要な役割を担う機器群のうち、
これらの新規導入機器をご紹介します。
特殊車輌のさらなる充実で幅広い案件での活躍を目指す
当社は 2008 年に導入し、橋梁工事等数々の大型案件で活躍してきた「スーパー
キャリアⅣ」に続き、「スーパーキャリアⅤ」の導入を本年 4 月に決定、8 月から
9 月にかけドイツ・ゴールドホファー社の工場より日本に到着しました。総積載量
は前回のスーパーキャリアⅣ同様、2,400 トン(車輌重量を含む)であり、スーパー
キャリアⅣの性能を引き継ぎつつ、追加機能として従来の有線のリモコン操作に加
トランステナー 環境に配慮したハイブリッド式を導入
え、無線での操作が可能になり、また輸送物の荷重条件が
本年6月、大井コンテナターミナルにハイブリッド式のトランステナー2台を導入いたしまし
が加わります。戦力を増強し、今後も日本各地における幅
た。今回導入のトランステナーはリチウム電池を使用し逐電能力に優れ、排気ガス量が軽減され
るという環境に配慮した仕様となっております。
大井コンテナターミナルでのトランステナーの保有数は、今回の導入により計 23 台となりま
す。機器の有効な活用により、より一層の安全・確実な作業でサービス品質の向上を目指します。
「トランステナー」とは
ターミナル内でコンテナを一時的
に蔵置する際に積みおろしを行う機
器で、鋼製車輪でレール上を移動す
る「レール式」とタイヤにより無軌
道の路面を走行する「タイヤ式」が
あり、今回の導入機器は「タイヤ式」
となっております。
トランステナーロールオフ作業 サイズ:L:24.3m × W:11.2m × H:22.0m
モニターで輸送中に確認できるビジュアライザー機能など
広い案件での活躍が期待されます。
「スーパーキャリア」とは
重量物輸送を目的として開発された特殊車輌であり、1983 年
の導入以来、積載重量や機能を向上 ・ 発展させてモデルチェンジ
し、今回の「スーパーキャリアⅤ」で 5 代目となります。当社有
史以来の伝統である重量物の輸送に力を発揮しています。
従来型の2倍以上にせり上げ能力が向上
この度、油圧式門型装置スーパーリフトⅠ(以下 SL- Ⅰ)
の代替機として、国産メーカーであるオックスジャッキ株
式会社との共同開発によるスーパーリフトⅤ(以下 SL- Ⅴ)
を 4 基導入いたしました。SL- Ⅴは従来型 SL- Ⅰのジャッ
本年1月、当社は新型タグマスターを導入いたしました。新型タグマスターの特徴は、これま
倍以上に向上(SL- Ⅰ:676 トン/ 4 基→ SL- Ⅴ:1,404
ピュータシステムが搭載され、不具合箇所の早期
発見 ・ 対応が可能であり、安全面における飛躍的
な効果も期待されます。
「タグマスター」とは
RO / RO 船荷役用として開発された特殊フォークリ
フトで、通常のフォークリフトやトレーラーを牽引する
ことができ、低い船内でも動けるように高さが
2,850mm に設定してある車輌です。
マーフィートレーラーを牽引する
新型タグマスター
スーパーキャリアⅤの一部(写真上)
。
リモコン操作による遠隔操作が可能に
スーパーリフトⅤ
タグマスター MAFI 貨物増加に対応しサービス向上を図る
で日本では展開していないエンジンとトランスミッションを導入している点、さらに最新のコン
7
スーパーキャリアⅤ
キストローク(5.4m)を確保しつつ、せり上げ能力を 2
トン/ 4 基)したことが最大の特長です。
SL- Ⅴは橋梁工事(架設・撤去)や湾岸火力発電所での
主要機器据付など、さまざまな工事現場での活躍が期待さ
れており、初稼動となった名神高速道路上に架設した鋼橋
(800 トン)の降下作業現場では、従来の降下作業にかか
る時間を大幅に短縮させることに成功いたしました。
スーパーリフトⅤの一部(写真上)と
名神高速道路での施工風景(写真下)
「スーパーリフト」とは
重量物の積込み、荷卸し、移動、据付工事に威力を発揮している油圧式の門型装置で、
スーパーキャリア同様、モデルチェンジごとに進化を続ける当社重量物輸送を担う機器です。
8
8
会社の概況 (2011 年 9 月 30 日現在)
UTOC NEWS FLASH
宇徳ロジスティクス 新社屋・整備工場が完成
商
機能性・効率性の向上により、
輸送と自動車整備部門のサービス充実を図る
神奈川県横浜市中区弁天通六丁目 85 番地
創
業
1890 年(明治 23 年)3 月 1 日
宇徳ロジスティクス株式会社(以下、宇徳ロジ)の新社屋
設
立
1915 年(大正 4 年)12 月 8 日
および整備工場が本年3月に完成しました。
資
金
21 億 5,530 万円
宇徳ロジは、1965 年に一般貨物運送事業を開始するにあ
従 業 員 数
1,106 名(連結)
たり社屋を建設し、また自社車輌の点検整備の必要性から
主要な事業内容
港湾運送事業、海上運送事業、
一般貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、
倉庫業、通関業、建設業、不動産業
宇徳ロジスティクス 全景
テナ輸送の老舗として港湾物流事業の発展に寄与するとともに、自動車整備部門において
ました。また、整備工場においては、作業スペースの拡大と人・
も、民間車検指定工場の機能を備え、近隣の港湾運送業者・建設荷役業者が保有する車輌
車輌の動線を踏まえた建物配置とし、最新設備(3柱式パワー
の整備・点検・修理等を行い、事業の拡大に努めてきました。
リフト、2分割式フロアリフト、2方向走行式天井クレーン
今般、経年により社屋と整備工場の老朽化が著しいことから、既存整備工場の耐震工事
他)の導入により安全の確保、労力の軽減等、作業効率の向
ならびに新社屋・整備工場の建設を計画し、昨年 5 月に着工、9 月に新社屋が竣工し、そ
上を図りました。
して本年3月に整備工場が竣工となりました。
今後も、より一層のサービス充実を図り、
「安全」
「確実」
「迅
新社屋は、1フロア(OA フロア)を1部門が使用することにより、機能性と効率性の
速」な輸送と名実ともに横浜港地区随一の自動車整備工場を
向上を図るとともに、空調設備・人感センサー等、環境負荷の低減が可能な事務所となり
目指してまいります。
第4回「横濱万国橋覧会」開催
宇徳として初の協賛
当社が保有する “創造空間「万国橋 SOKO」” に入居するテナントによって構成される横濱万
および SOKO の壁面をスクリーンに見立て、クリエイティブ
国橋覧会協会主催の「横濱万国橋覧会’ 11」が9月9日・10 日の2日間で開催され、国際コン
な映像を次々と映し出し、道行く人々の足を止めていました。
テナターミナル株式会社との合併後、宇徳として初めて同イベントに協賛いたしました。「横濱
“創造空間「万国橋 SOKO」
” とは
万国橋覧会」は、2008 年以降横浜のクリエイティブ ・ シティ活動を支援するものとして例年開
催されております。
今回はオープニングイベントとして「ブ
リッジ・フォーラム[クリエイティブが
地域にできること]」が開催され、入居テ
ナントの代表者を始めとした方々のディ
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ライトアップとスクリーン映写で外壁を演出
旧国際コンテナターミナル㈱が 1968 年に「万国橋倉庫」と
して竣工し、以降 30 余年倉庫として活用していた建物を、横浜
市の「地域再開発計画[ナショナルアートパーク構想]」に協賛
し て 2006 年 に 改 修
したクリエイティブな
空間。横浜市のみなと
スカッションが行われました。
みらい地区にある万国
また、神奈川フィルハーモニー管弦楽
橋の袂に立地し、テナ
団による演奏やプロミュージシャンによ
ントとして文化芸術に
る SOKO ライブが行われたほか、各テナ
携わるスタジオ、事務
ントのオープンスタジオと展示も行われ
フォーラムでのディスカッションの様子
株式会社宇徳
本社所在地
1969 年に自動車整備工場を建設しました。以来、海上コン
北西側から新社屋を望む
号
ました。夜には施設周辺のライトアップ、
代 表 取 締 役 会 長 齊 藤 俊 樹
代 表 取 締 役 社 長 外 園 賢 治
代表取締役副社長 新 田 耕 一
常 務 取 締 役 堀 光 良 治
常 務 取 締 役 杉 山 伸 幸
取 締 役 滋 野 晃
取 締 役 平 尾 燎 之
取 締 役 竹 内 雄 二
取 締 役 権 藤 修 一
取 締 役 古 川 貴 雄
※ 1 取 締 役 池田 潤一郎
※ 1 取 締 役 中 根 忠
常 勤 監 査 役 佐 藤 昇
※ 2 常 勤 監 査 役 小 林 正 夫
※ 2 監 査 役 成 田 純 一
員
(注)
※ 1 は、社外取締役であります。 ※ 2 は、社外監査役であります。
宇 徳 グ ル ー プ ・国内関係会社 12 社
宇徳ロジスティクス㈱ 千葉宇徳㈱ 宇徳港運㈱ 九州宇徳㈱ 北海宇徳㈱
宇徳プラントサービス㈱ 宇徳不動産㈱
㈱宇徳ビジネスサポート 宇徳流通サービス㈱
ターミナル・エンジニアリング㈱
シー・ティ・サービス㈱
㈱国際コンテナ販売
・海外関係会社 6 社
所、工房等が入居して
いる。
役
本
万国橋から “創造空間「万国橋 SOKO」
” を望む
UTOC AMERICA,INC.
UTOC ENGINEERING PTE LTD.
UTOC(THAILAND)CO.,LTD.
UTOC ENGINEERING(MALAYSIA)SDN.BHD.
鉄宇国際運輸(天津)有限公司
天津鉄宇建築安装工程有限公司
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