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2 0 1 3 年 度 秋 学 期 行 政 法 行政事件訴訟の類型 ( 1 ) 行 政 争 訟 法 の 全 体 像 * 行政活動により国民が損害を被った場合に事後的に救済する方法は? →__________と___________________________
_____する方法に大きく分けられる ①金銭的救済としては、__________と__________がある ②行政の活動の効果を排除する方法としては、取消訴訟などの_______と___
________がある(これらをあわせて__________という) *行政争訟とは、たんに行政上の紛争をさすのではなく、______________
______________ことをいう *行政争訟制度は、裁断機関の違いにより、行政事件訴訟(_____)と行政不服申立
て(__________)とに分けられる *行政事件訴訟とは? →_______によって国民に具体的な不利益状態(_____________)
が生じ、または生じるおそれがある場合に、国民の側から裁判所に訴えを提起し、___
____________に関わる_________________につき審査を求
め、違法な行政作用によってもたらされた違法状態を排除して権利利益の回復や実現を求
める訴訟手続 *明治憲法下・・・________が設置され、行政事件は司法裁判所の管轄ではなく、
行政裁判所の管轄とされた *日本国憲法76条1項・・・行政事件についても司法裁判所の管轄へ *行政事件訴訟法上の行政事件訴訟・・・_______、_________、___
_____、________ ( 2 ) 主 観 訴 訟 と 客 観 訴 訟 *主観訴訟とは? →_________________を主な目的とする訴訟 *客観訴訟とは? →_________________、__________________を目
的とする訴訟 ( 3 ) 抗 告 訴 訟 と 当 事 者 訴 訟 ・ ・ ・ 主 観 訴 訟 *抗告訴訟とは? →______________________________________
1
(ここでいう「公権力の行使」とは_______などをいう) *当事者訴訟とは? →______________________________________
________________________________________
_____________ および_____________________________________
__________________ *抗告訴訟は、行政主体の一機関である行政庁と国民の関係が__________(_
______)にある場合に用いられる訴訟 *当事者訴訟は、両者の関係が____________(________な関係)に
ある場合に用いられる訴訟 ( 4 ) 民 衆 訴 訟 と 機 関 訴 訟 ・ ・ ・ 客 観 訴 訟 *民衆訴訟とは? →______________________________________
________________________________________
____________(具体的には________など) *機関訴訟とは? →______________________________________
____________________(具体的には______________
_____________など) ( 5 ) 形 式 的 当 事 者 訴 訟 と 実 質 的 当 事 者 訴 訟 ①形式的当事者訴訟とは? → *形式的当事者訴訟は、本来であれば、_______によるべき訴訟(ここで問題とさ
れるのは___________たる「_____又は____」であるから) *しかし、行政事件訴訟法は、法形式上、________________として構成
される場合には、これを当事者訴訟によって争わせることとした(土地収用法133条の
損失補償の訴え) ②実質的当事者訴訟とは? → *実質的に見ても公権力の行使に関する訴訟ではない(______________や
損失補償請求等) ( 6 ) 法 定 抗 告 訴 訟 と 法 定 外 抗 告 訴 訟 2
*法定抗告訴訟とは? →行政事件訴訟法によって名前が付されている抗告訴訟(__________) *法定外抗告訴訟とは? →法律によって名前が付されていない抗告訴訟(___________) ( 7 ) 法 定 外 抗 告 訴 訟 *従来、法定外抗告訴訟の典型と考えられていた____________と_____
_____は行政事件訴訟法の改正により、法定抗告訴訟へ *________________(__________なくして法令の憲法適合性
を争う訴訟)などが主張されている ( 8 ) 法 定 抗 告 訴 訟 ①______________・・・行政庁の処分その他公権力の行使に当たる行為の
取消を求める訴訟 ②______________・・・審査請求、異議申立てその他の不服申立てに対す
る行政庁の裁決、決定その他の行為の取消しを求める訴訟 ③無効等確認訴訟・・・_____________________________
_________________(出訴期間に制限はない) i)________________ ii)________________ ④________________・・・行政庁が法令に基づく申請に対し、相当の期
間内に何らかの処分又は裁決をすべきであるにかかわらず、これをしないことについての
違法の確認を求める訴訟(原則として、不作為状態が続く限り、いつまでも提起可能) ⑤義務付け訴訟 i)________________ ii)________________ ⑥差止め訴訟・・・行政庁が一定の処分又は裁決をすべきでないにかかわらずこれがされ
ようとしている場合において、__________________________
________________________________ 自己に対する不利益処分が行われないようにするため 第三者に対する行政庁の許認可が出されないようにするため(___________
_______など) ※差止めの訴えは、一定の処分・裁決がされることにより_____________
________がある場合に限り、提起することができる ※ただし、_________________________________と
きは、差止め訴訟は許されない 3
取消訴訟の訴訟要件 ( 1 ) 取 消 訴 訟 の 流 れ *取消訴訟は、________________することによって始まる *裁判所が行う審理には______ある・・・_________と________ i)要件審理=裁判所は_____________________________
を審理する *要求審理の段階をクリアできない場合には________が下される(_____
____ともいう) ii)本案審理=裁判所は____________________________を
審理する *本案審理を経て出される判決・・・__________、__________、
_________ ( 2 ) 取 消 訴 訟 の 訴 訟 要 件 ①______=________が適当であること ②_______=__________________が適当な人であること ③___________=取消訴訟で勝訴することによって、___________
が行われること ④______=__________が適当な人であること ⑤_________=訴えを提起した裁判所が適当な裁判所であること ⑥_______=訴えの提起が__________に行われていること ⑦_________=一定の場合に訴訟提起の前に不服申立てを行っていること ⑧_______が適当であること *以上の訴訟要件が一つでも充足されないと、不適法な訴えと評価され、___される 4
( 3 ) 取 消 訴 訟 の 対 象 〜 処 分 性 *取消訴訟の対象は「______________________________」
に限定される *どのような行為がそのような行為に該当するか? i)伝統的な立場 従来の判例によれば、処分とは「__________たる国または公共団体が行う
行為のうち、その行為によって、_________________________
____________することが法律上認められているもの」 ①公権力性が認められるか?・・・_______はこの要素を欠く ②国民の権利義務に対する直接具体的な法的規律が認められるか?・・・_____
_________________はこの要素を欠く ○ごみ焼却場の設置を計画し、その計画案を議会に提出した行為? ○墓地の管理者に異教徒の埋葬拒否を認めないこととした通達? ○日本鉄道建設公団が作成した新幹線建設工事の実施計画に対して大臣が行った認可? ○関税定率法に基づく税関長からの輸入禁制品該当の通知? ○都市計画法に基づく工業地域指定の決定? *「工業地域」について http://www.city.mishima.shizuoka.jp/faq000046.html ○都市計画法に基づく同意を公共施設の管理者が拒否する行為? ii)新しい立場・・・判例も、個別の事例に柔軟に対応し、積極的に処分性を認める方向 ○都市再開発法に基づく第二種市街地再開発事業計画の決定? *「市街地再開発事業」について http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/seido/06sigaichisai.html ○_________の指定? *「建築基準法42条2項による道路(二項道路)」について http://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenchikushido/machi/kenchiku/kenchikukiju
n/42-2doro.html ○医療法に基づく__________________(行政指導)? ○土地区画整理事業の事業計画の決定? *「土地区画整理事業」について http://www.pref.osaka.jp/toshiseibi/kukaku/ ○__________________行為? 5
( 4 ) 原 告 適 格 *取消訴訟において原告適格を有するのは「取消しを求めるにつき__________
を有する者」 *法律上の利益として認められない利益は__________という *「法律上の利益」の有無をどのように判断するか? ①______________説・・・法律がその者の利益を保護しているかどうか
という観点から判断(判例) ②______________説・・・_________があるかどうか *裁判所は、実質的に原告適格の範囲を拡大する解釈方法を提示 ( 5 ) 狭 義 の 訴 え の 利 益 *取消訴訟を通じて勝訴判決が得られても、原告の法律上の利益が救済されないような場
合は却下される *_______が失われたような場合も、狭義の訴えの利益は消滅する *処分の失効後でも、当該処分の取消しを求めなければ回復できないような法律上の利益
が存する場合には、狭義の訴えの利益は消滅しない ( 6 ) そ の 他 の 訴 訟 要 件 ①被告適格・・・原則として_______であり、行政庁ではない ②管轄裁判所・・・原則として被告の普通裁判籍の所在地を管轄する裁判所、または処分
もしくは裁決をした行政庁の所在地を管轄する裁判所 ③出訴期間・・・原則として___________________________
___________を経過したときは提起できない ④__________・・・個別の法律が、取消訴訟の前に____________
____を求めている場合 ⑤訴えの形式・・・訴状の書き方など 6
取消訴訟の審理過程と判決 ( 1 ) 仮 の 権 利 保 護 i)__________の原則・・・処分の取消訴訟を提起しても、原則として処分の効力
および処分の執行は停止されず、手続が続行される ii)執行不停止の原則の例外・・・________________という見地から、一定
の要件が充足された場合には執行が停止される *積極要件・・・①取消訴訟が_________していること、②処分、処分の執行
または手続の続行により生ずる_________を避けるため________がある
こと *消極要件・・・①____________________を及ぼすおそれがない
こと、②本案について理由がないとみえないこと *「重大な損害」について、裁判所は_______________、______
_______ならびに______________も勘案しなければならない iii)________________・・・内閣総理大臣が理由を付し、その理由の中で「処
分の効力を存続し、処分を執行し、又は手続を続行しなければ、___________
__を及ぼすおそれのある事情を示す」ことによって認められる *異議は_____________に限って許され、異議を述べたときは_____
_しなければならない ( 2 )職 権 証 拠 調 べ・・・裁判所は、必要があると認めるときは、職権で、証拠調べをす
ることができる *____________(当事者が主張していない事項の職権調査)までは採用して
いない ( 3 ) 関 連 請 求 の 移 送 と 併 合 *_______が取消訴訟と別の裁判所に係属する場合、裁判所は、その訴訟を取消訴
訟の係属する裁判所に____することができる *関連請求に係る訴えについては、___________することができる ( 4 ) 訴 訟 参 加 *原告(国民)と被告(行政主体)以外の者も訴訟に参加することができる・・・①訴訟
の結果により権利を害される第三者、②処分または裁決をした行政庁以外の行政庁 ( 5 ) 処 分 理 由 の 追 加 ・ 差 替 え *判例では、原則として、処分理由の追加・差替えが認められている 7
*しかし、安易に認めると、①_______________、②_________
_____を害することになる ( 6 ) 違 法 判 断 の 基 準 時 ①_____を基準にして違法性の判断をすべきとする説(通説・判例) ②_____を基準にして違法性の判断をすべきとする説 ( 7 ) 判 決 の 種 類 ①_______・・・______の結果、________であると判断された場合
に下される(本案審理は行われない) ②___________・・・_________に入った後、__________
___と判断される場合に下される ③___________・・・本案審理に入った後、原告の請求に_______と判
断される場合に下される ④_______・・・処分または裁決が違法であるが、それを取り消すことにより__
______________________において、原告の受ける損害の程度、そ
の損害の賠償または帽子の程度および方法その他一切の事情を考慮したうえ、処分または
裁決を取り消すことが_______________と認めるときに下される ( 8 ) 判 決 の 効 力 ①______・・・請求認容判決(取消判決)が下された場合、行政処分の効力は、_
_________して失われる *形成力は、訴訟当事者のみならず、_____________にも及ぶ(____
___という) ②______・・・当事者・裁判所は、同一事項について後の裁判で矛盾する主張や判
断をすることができな ③______・・・処分又は裁決をした行政庁その他の関係行政庁を拘束する *_________・・・取消判決によって、行政庁が同一内容の処分をすることは
禁止される(行政庁は判決の趣旨に従い、改めて申請に対する処分または審査請求に対す
る裁決をしなければならない) ( 9 ) 教 示 制 度 *行政庁が取消訴訟を提起することができる処分・裁決をする場合には、相手方に対し、
①____とすべき者、②_______、③__________の法規定がある場合
にはその旨を書面で教え示さなければならない(処分・裁決が口頭でなされる場合には教
示義務は発生しない) 8
行政不服申立て ( 1 ) 行 政 不 服 申 立 て と 行 政 訴 訟 の 関 係 *行政不服申立てと行政訴訟をあわせて_________と呼ぶ ( 2 ) 不 服 申 立 て の 対 象 ・ 種 類 *不服申立ての対象は、行政庁の___と______ *処分 → 行政行為とほぼ一致。処分には_______や_______といった
_____________も含まれる(精神病患者の入院措置が具体例) *処分・不作為に該当する事項は、基本的に不服申立ての対象となる・・・_____
__という法的枠組み(列記されている事項についてのみ不服申立ての対象とするのは列
記主義) *不服申立ての種類には①________、②________③________
___がある *異議申立ての不服申立て先は、________または_________ *審査請求の不服申立て先は、処分庁・不作為庁以外の行政庁 *再審査請求の不服申立て先は、審査請求を提起した行政機関とは別の行政庁 ( 3 ) 異 議 申 立 て ・ 審 査 請 求 ・ 再 審 査 請 求 の 利 用 *最初に異議申立てと審査請求のどちらを利用するか? *処分の場合は、原則として審査請求による・・・___________主義 *処分の場合でも、異議申立てが法律で認められている場合には、異議申立てについて
の決定を経た後でなければ審査請求をすることができない・・・___________
主義 *不作為の場合は、異議申立てと審査請求のどちらでも自由にすることができる・・・
________主義 ( 4 ) 不 服 申 立 て の 資 格 ・ 期 間 *一定の要件を満たした者のみが不服申立てを提起しうる *処分については「行政庁の処分に不服がある者」、不作為については「当該不作為に係
る処分その他の行為を申請した者」でなければならない *いずれの場合も、不服申立人には「_________」がなければならない *処分に対する審査請求・異議申立ては、原則として、処分があったことを知った日の
翌日から起算して____日以内 *異議申し立ておよび審査請求を経た後の審査請求および再審査請求は、原則として、
9
決定・裁決があったことを知った日の翌日から起算して____日以内 *不作為については、期間制限の定めはない(不作為の状態が続いている限り、いつで
も提起可能) ( 5 ) 執 行 停 止 *不服申立ての提起は、原則として、処分の効力、処分の執行または手続の続行を妨げ
ない *積極要件・消極要件が充足されると執行停止されうる *執行停止の後、執行停止が公共の福祉に重大な影響を及ぼし、または処分の執行もし
くは手続の続行を不可能とすることが明らかになったとき、その他事情が変更したときは、
執行の停止が取り消されうる ( 6 ) 審 理 の 終 了 *異議申立てに対する回答を____、審査請求・再審査請求に対する回答を____
という(どちらも、__________を伴う行政行為) *不服申立てが不適法な場合には、______の決定・裁決が下される *不服申立てに理由がない場合には、______の決定・裁決が下される *不服申立てに理由がある場合は? →事実行為を除く処分の場合は、処分の全部または一部の_____となり、事実行
為の場合は事実行為の全部または一部の_____となる →不作為の場合については、異議申立ての場合は、不作為庁は何らかの行為をするか、
不作為の理由を示し、審査請求の場合は、不作為庁に対し何らかの行為をすべきことが命
じられる ( 7 ) 教 示 制 度 *行政不服審査法57条1項:「行政庁は、審査請求若しくは異議申立て又は他の法令に
基づく不服申立てをすることができる処分をする場合には、処分の相手方に対し、当該処
分につき不服申立てをすることができる旨並びに不服申立てをすべき行政庁及び不服申立
てをすることができる期間を書面で教示しなければならない。ただし、当該処分を口頭で
する場合は、この限りでない。」 10
国家賠償法1条 ( 1 ) 国 賠 法 1 条 1 項 の 法 律 要 件 ①__________ ②___________ ③______ ④_______________ ⑤____________ ⑥_____ ⑦_________ → 国又は公共団体の賠償責任の発生 ( 2 ) 国 賠 法 1 条 の 基 本 構 造 *損害を被った国民は、行為を行った公務員ではなく、______________
______に賠償請求をする(公務員は直接国民に対して損害賠償責任を負わない) *加害公務員に___________があった場合、加害公務員は________
_____において責任を負う(行政主体は当該公務員に対して______を行使する) ( 3 ) 代 位 責 任 説 と 自 己 責 任 説 ①_________説・・・本来は公務員個人が責任を負うべき しかし、公務員個人の財産に限りがあり、被害者の救済が十分になされない可能性が
ある 公務員が責任を取りたくないがために________に陥り、結果として____
____を招く可能性がある したがって、国・公共団体が公務員の責任を肩代わりするという制度が設けられた ②_________説・・・本来は公務員個人が責任を負うべきではない 公務員は国・公共団体の一機関として公務を遂行している 公務に伴う責任については、国・公共団体自らが一種の_______としてその責
任を負うべき ( 4 )「 公 権 力 の 行 使 」 の 意 味 ①狭義説 ②広義説(判例・通説) ③再広義説 *権力的作用・・・行政と国民の関係が_________で行われる作用(____) *非権力的作用・・・行政と国民の関係が_________で行われる作用であって、
_______をもつもの(_______や_______など) 11
*私経済作用・・・行政と国民の関係が_________で行われる作用であって、
_______をもつもの(_________など) *広義説は、国・公共団体の作用から、__________とともに、国賠法2条の
_____________________を除いた作用として捉えられるのが一般的 *広義説によれば、私経済作用によって国民が損害を被った場合は国賠法による救済は
されないが、_________による救済の可能性がある *民法による場合は、_________される可能性があり(715 条 1 項但書)、_
___________________をすることができる(709 条) ( 5 ) 立 法 権 お よ び 司 法 権 と 「 公 権 力 の 行 使 」 *「公権力の行使」には、行政権の行使だけでなく、______および______
の行使も含まれる ( 6 ) 不 作 為 と 「 公 権 力 の 行 使 」 *「公権力の行使」には、作為だけでなく、______も含まれる ( 7 )「 公 務 員 」 の 意 味 *「公務員」とは、_________________________ *私人でも、公権力行使の権限をゆだねられていれば、国賠法上の「公務員」 ( 8 )「 そ の 職 務 を 行 う に つ い て 」 の 意 味 ①___________ ②_________________________________ ③______________________________________
____________ → 外形主義 ( 9 )「 故 意 又 は 過 失 」 の 意 味 *__________・・・行為者である個々の公務員の内面に着目して過失の有無
を判断 → 個人の能力には差があるので、不合理な結果を生む *__________・・・通常の公務員に要求される_____________
に違反して行われた行為については過失があったとする(抽象的過失) *行政組織の活動全般に着目して過失の有無が判断されることもある(組織過失) 12
( 1 0 )「 違 法 」 の 意 味 ①行為不法説・・・___________に着目し、法が許さない____をしたこ
とを違法とみる ②結果不法説・・・____________________に着目し、法が許さな
い____を発生させたことを違法とみる *判例は、行為不法説に依拠しつつ、___________説をとる → 公務員が_________________を尽くすことなく、______
__________場合に違法の評価を受けるとする説 国家賠償法(昭和二十二年十月二十七日法律第百二十五号) 第一条 国又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又
は過失によつて違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責に
任ずる。 ○2 前項の場合において、公務員に故意又は重大な過失があつたときは、国又は公共団体
は、その公務員に対して求償権を有する。 第二条 道路、河川その他の公の営造物の設置又は管理に瑕疵があつたために他人に損害を
生じたときは、国又は公共団体は、これを賠償する責に任ずる。 ○2 前項の場合において、他に損害の原因について責に任ずべき者があるときは、国又は
公共団体は、これに対して求償権を有する。 第三条 前二条の規定によつて国又は公共団体が損害を賠償する責に任ずる場合において、
公務員の選任若しくは監督又は公の営造物の設置若しくは管理に当る者と公務員の俸給、給
与その他の費用又は公の営造物の設置若しくは管理の費用を負担する者とが異なるときは、
費用を負担する者もまた、その損害を賠償する責に任ずる。 ○2 前項の場合において、損害を賠償した者は、内部関係でその損害を賠償する責任ある
者に対して求償権を有する。 第四条 国又は公共団体の損害賠償の責任については、前三条の規定によるの外、民法 の
規定による。 第五条 国又は公共団体の損害賠償の責任について民法 以外の他の法律に別段の定がある
ときは、その定めるところによる。 第六条 この法律は、外国人が被害者である場合には、相互の保証があるときに限り、これ
を適用する。 13
国家賠償法2条 ( 1 ) 国 賠 法 2 条 1 項 の 法 律 要 件 と 法 律 効 果 ①______________________ ②_______________________ ③________________ → 国又は公共団体の賠償責任の発生 ( 2 ) 国 賠 法 1 条 と 2 条 の 責 任 ①国賠法1条は人=______に関して、同2条は物=__________に関し
て定めている ②国賠法1条は____を要件としているが、同2条は要件としていない(_____
_____) ( 3 )「 公 の 営 造 物 」 の 意 味 *一般には、公の営造物とは、公目的に供される人的手段および物的手段の総合体をさ
すが、国賠法2条にいう公の営造物には人的要素は含まれない *国賠法2条にいう公の営造物とは、国・公共団体によって特定の公目的に供されてい
る________________(講学上の「公物」とほぼ一致する) *国賠法2条にいう公の営造物には、不動産だけでなく、____も含まれる *また、_______だけでなく、________も含まれ、法律上管理されてい
る物だけでなく、事実上管理されている物も含まれる ( 4 )「 設 置 又 は 管 理 に 瑕 疵 が あ っ た 」 の 意 味 *設置または管理の瑕疵とは、一般に__________________のことを
さすと考えられる ①客観説・・・_____________________________であれ
ば設置管理の瑕疵がある ②主観説・・・__________________________があれば、設
置管理の瑕疵がある ③折衷説・・・物自体の物的欠陥に管理者の安全確保義務違反を加えて、設置管理の瑕
疵の有無を判断 *判例の基本的立場・・・瑕疵の存否については、当該営造物の構造、用法、場所的環
境及び利用状況等________________________________
______ 14
( 5 ) 道 路 の 設 置 管 理 の 瑕 疵 *判例は基本的に客観説の立場に依拠しつつも、主観説的な考慮もしている ( 6 ) 河 川 の 設 置 ・ 管 理 の 瑕 疵 *河川は自然公物であり、自然災害をもたらす危険性をもともと有しているため、判例
は道路の場合とは異なる判断基準を示してきた *判例は、河川の個別的属性等を考慮して設置管理の瑕疵を判断している ( 7 ) 機 能 的 瑕 疵 ・ 併 用 関 連 瑕 疵 *営造物それ自体には物理的瑕疵はなく、営造物の本来の利用者に被害は生じていない
が、営造物の第三者(近隣住民)との関係で瑕疵が認められる場合 ( 8 ) 費 用 責 任 者 の 賠 償 責 任 *費用負担者も賠償責任を負う場合(3条1項) ①公務員の選任・監督者と公務員の俸給、給与その他の費用負担者が異なるとき ②公の営造物の設置・管理者と公の営造物の設置・管理費用負担者が異なるとき ( 9 ) 他 の 法 律 と の 関 係 *国賠法は、_________(国賠法の中に必要な規定が不足しているときは、民
法の定めによる) *民法の他の法律に特別の定めがあるときは、その定めによる *適用の順位は 「その他の法律(特別法)」→「国賠法」→「民法」 ( 1 0 ) 相 互 保 証 主 義 *外国人が被害者である場合には、_______があるときに限り国賠法が適用 損失補償 ( 1 ) 国 家 補 償 *行政作用によって権利利益を侵害された者は、国または公共団体に対して補償を求める
ことができる → _______(_______と_______) *損失補償は、原因行為が____である場合の補償 *国家賠償は、原因行為が____である場合の補償 15
( 2 ) 損 失 補 償 の 根 拠 *損失補償が認められるためには、________が必要 *法律規定がない場合には、国民は、直接、_________を根拠にして損失補償の
請求をすることができる ( 3 ) 損 失 補 償 の 要 件 *法律規定のある場合 → 規定された法律要件が充足されてはじめて請求が認められる *法律規定のない場合 →「___________」があれば請求が認められる(伝統
的理解) *「特別な犠牲」の有無の判断基準 ①_________ ②_________ *近年では、損失補償の要否は、規制の目的・程度・態様、社会通念など______
__________して決すべきとする見解も有力 ( 4 ) 損 失 補 償 の 内 容 *憲法 29 条 3 項の「__________」とは? ①____________ ②____________ ( 5 ) 補 償 の 対 象 ・ 方 法 ・ 時 期 *補償の対象・・・__________に対して補償がなされる(精神的価値・文化的
価値に対しては補償されない) *補償の方法・・・金銭以外の方法によることも可能(土地、土地に関する所有権以外の
権利など) *憲法は損失補償の支払時期について明文では定めていない *判例は、補償が財産の供与と交換的に同時に履行されることは憲法上保障されていない
としている ( 6 ) 違 法 ・ 無 過 失 の 行 政 作 用 ( 国 家 補 償 制 度 の 谷 間 ) *国民が違法・無過失の行政作用によって損害・損失を被った場合には、救済されるのか? ①損失補償の制度を使って救済する方法・・・_______________ ②国家賠償の制度を使って救済する方法・・・国賠法1条の___________して、
国賠法1条の適用を試みる 16
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