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日本語と英語におけるフォ リナー・ レジスターの比較研究

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日本語と英語におけるフォ リナー・ レジスターの比較研究
日本 語 と英 語 に お け る フ ォ リナ ー ・
レ ジ ス ター の比 較 研 究
大 河 原 眞 美
1.緒
言
ど の 社 会 で も,話
し手 が 聞 き 手 の 言 語 能 力 び 充 分 で な い と 判 断 し て 簡 略
化 し た 言 語 を 用 い る こ と が あ る 。 主 な も の は,幼
障 害 者 に対 し て のretardedtalk,非
児 に 対 し て のbabytalk,
母 国 語 話 者 に対 し て のforeignertalk
で あ る。 こ の 中 で,foreignertalk(FT)は,近
Hypothesisbと
年 のKraschenのInput
相 ま っ て 盛 ん に 研 究 さ れ て い る 。 し か しな が ら,FTの
研 究 は そ の ほ と ん ど が 英 語 に集 中 し て お り,目
本 語 のFTの
研究 はまだ
少 ない の が実 清 で あ る。
日本 語 のFTの
研 究 と して,ス
あ る 。 ス ク ー タ リ デ ス(1981,1988〉
ク ー タ リデ ス(1981)の
語 のFTと
の 類 似 性,独
詞 の省 略 はFTで
kamoto(印
控 え,代
本 語 のFTの
概 要 を述 ぺ,英
自性 に 触 れ た 。Onaha(19S7)は,名
詞 句 と助
は お こ 翼 こ くい こ と に つ い て 述 べ た 。Okawafa&Sa-
刷 中)は,語
名 詞,終
は,日
先 駆者 的研 究 が
彙 分 野 に 於 け るFTで
は 疑 問 詞,敬
語 の使 用 を
助 詞 等 を 頻 繁 に 使 う と書 い て い る 。
本 研 究 で は,Arthur値(1980)のTh巳RegistersofImpersQna更Discoursest・Foreigners=Verba1AdjustmentstoForei即Accentと
1)Kraschen(玉983)は,学
い
習 者 が現 在 の言語 能 力 よ ρ少 し上 の レペ ル の言 語 項
目(i十1)を 含 む入 力 言 語 を理 解 す る こ とに よ って,言 語 獲 得 が 可 能 にな る と主 張 し
て い るo
-88一
う 英 語 のFTの
研 究 とAr癒ur他(1980)と
本 語 のFTの
同 じ方 法 を用 い て 行 な っ た 日
研 究 を比 較 考 察 す る 。
(1)foreignertalk(FT)とfoセeignerreg孟ster(FR)
.筆 者 は,こ
れ ま でFTと
い う用 語 を 非 母 国 語 話 者 相 手 談 話 と い う広 義
で 使 用 して き た 。 こ こ で 狭 義 のFTと,FRの
に す る 。FTと
い う用 語 は,Fεrgusonに
Ferguson(1971二143〉
違 い にっ い て 述 べ る こ と
よ っ て1971年
は,FTをaregisterofs至mp1三
に提 唱 され た。
丘edspe亀chused
byspcakersofalanguagetoouts主derswhoarefelttohaveavery
limitedcommandofthelanguage・m・kn・wledge・fitatal1と
定 義 づ け て い る 。 さ ら に,Fergusonσ975)は,FTは
そ の母 国語 話 者 が
非 母 国 語 話 者 の 話 し方 を 模 倣 した も の だ と述 べ て い る 。 例 と し て,定
theやbe動
詞 の 省 略 や,noをnotの
冠詞
代 わ 凱 こ使 用 す る こ と等 の 英 語 の
非 文 法 的 な 用 例 を挙 げ て い る 。
Arthur他(1980:112)は,.Fergusonの
て 文 法 的 な 用 例 と して・FRを
FTは
非 文 法 的 な 用 例 のFTを
打 ち 出 し,FTとFRの
違 い を明確 に した 。
そ の 言 語 の あ る 構 造 を 省 略 した り,又,そ
を つ け加 え た,元
受 け
の言 語 で使 用 しな い構 造
の 言 語 に 反 す る文 法 規 則 で あ る 。 こ れ に 対 して,FRは
そ の母 国 語 の 文 法 に 従 っ て い る 言 語 目録 の 中 で,語
彙や文法や イディオム
の 使 用 を加 減 す る こ と で あ る 。 簡 潔 に 言 うな ら ば,FTは
そ の言 語 で は受
け入 れ られ な い 簡 略 化 し た 非 文 法 的 な 文 法 規 則 で あ る の に対 し,FRは
の 言 語 で 使 用 され て い る も の の 中 で,毎
そ
国譜 話 者 が非 母 国語 話 者 に と って
簡 単 だ と判 断 し た も の を 使 用 し,難 解 な も の を 避 け る 言 語 修 正 で あ る 。
(2〉
仮
説
Arthur他(1兇0:11S,123)は,英
母 国 語 話 者 と話 す 時,複
講 のFRの
雑 な 文 法 を 避 け,内
研 究 で,ア
メ リカ人 は非
容 を単 純 に し,母
国語 話 者 に
対 す る 時 程 親 切 な応 対 は し な い と述 べ て い る 。 単 純 な 文 法 を 用 い る の は 別
と して,応
対 の 不 親 切 さ とい うの は,英
語 のFRの
の 特 徴 は少 し異 な る の で は な い か と思 う、 筆 者 は3年
ー89一
特 徴 で,日
本 のFR
の 滞 米 経 験 か ら,ア
メ リ カ入 は 一 般 に,日
本 人 と比 ぺ て 外 国 人 誰 に は 興 味 淋 な く,む
的 に 受 け 止 め て い る よ うに 感 じ た 。一 方,日
本 人 は,外
テ レ ビ の コ マ ー シ ャ ル で は 外 国 人 誰 の 目本 語 や,そ
し ろ否 定
国 人 誰 に 好 意 的 で,
の外 国人 の母 国 語 す ら
出 て くる 。 外 国 人 誰 が 好 き な 国 民 とそ うで な い 国 民 が 各 々 の 非 母 国 語 話 者
と接 す る 時,双
方 共 に 単 純 な 文 法 を 用 い て い て も,応
惰 報 も 異 な り,そ れ らがFRの
者 は,次
える
特 微 に も影 響 を 及 ぼ す と思 う。 そ こ で,筆.
に示 す 仮 説 を た て 』Arthur他(1980)と
日本 語 のFRの
対 が 変 わ り,与
研 究 結 果 を 出 し,英
同 一 の 研 究 方 法 を用 い て
語 と 目本 議 のFRを
比 較 して み る こ
とに した 。
仮 説 一 そ の 国 の 外 国 人 観 もFRを
決 め る一 っ の要 因 に な る。
2・ 研 究 方 法
被 験 者 は,航 空 会 社 に勤 務 す る国 内 線,国 際 線 の 不 特 定 の 予約 担 当係 で
あ る。6名
の母 国語 話 者 と6名 の非 母 国 語 話 者 が,こ ち らが準 備 した 台本
を用 い て,1人
それ ぞ れ10回,予
約 係 に飛 行 機 の 予約 を電 話 で 問 い合 わ せ
た。本 研 究 の デ ー タは,「 どん な飛 行 機 で す か 。」 とい う曖 昧 な質 問 に対 す
る予約 係 の答 え と応 対 で あ る。
英語 の研 究 で,電 話 をか げた者 は6名 の ア メ リカ人 母 国 語話 者 と6名 の
非 母 国 語 話 者(韓 国 人2名,南
米 人2名,ペ
ル シ ャ人2名)で
れ の国籍 は男 女 同 数 で あ る。 目本 語 の研 究 で は,6名
は高 崎 経 済 大 学IIgBの
学 生(男 子3名,女
母 国 藷 話 者 は 早 稲 田大 学G1ク
語 話者 の 内 訳 は,韓
あ る。 そ れ ぞ
の 日本 語 母 国語 話 者
子3名)で,6名
の 日本 語 非
ラ ス(上 級 日本 語)の 学 生 で あ る。 非 母 国
国人(男 子2名),西
独 人(女 子2名),イ
ン ドネ シ ァ 人
(女子1名),ア
メ リカ人(男 子1名)で
あ る。 早 稲 田大 学 のG1ク
ラスは
糾 名 の た め,英
語 非 母 国 語 話 者 の よ うに各 国籍 男女 同数 に で き な か った
が,日 本 語 非 母 国 語 爺者 も全 体 数 は 男 女 同数 で あ る 。
次 のペ ー ジの台本 は このFRの
の部 分 はArth皿
他(1980)が
研 究 で使用 した台本 で あ る。左 側 の英 語
使 用 した もの で,右
一90一
側 の 目本 語 の 部分 はそ
ムロ
本
語
語
英
1
Hel1Q・ThisヱsMr・1Mrs・
'
本
日
ノMiミs!Ms・、
も し も し,予 約 の件 で ち ょ っ とi
_,CanyQupleasetellmeifyou!
お 尋 ね し ま す 。_か
haveanyplanesgoingfro皿to目
ま で3月
_duringthemorning!afternoon!
かD
eveヱ血
ら_,
目に便 が あ り ます
宮ofJune∼
2
予 約 係 恭便 につ い て話 す まで会 話 を続 け る 。
i そ れ は,ど
3.,Whatkindofplaneisthatl
尋
予 約 係 が飛 行 機 につ い て 話 す,(例
ん な 飛行 機 で す か 。■
えば,「 舛7で す。J)
5
Whatkindofplaneisa(7手7)P
(怨7)っ
て,ど
ん な 飛 行 機 で す,
か。
6
予 約 係 が答 え る ま で黙 っ て いる 。
;7a.
予 約 係 が質 問 をす る ま で待 って い る。 そ れ か ら・ そ の 質 問 に答 え る。 あ る
い は,
b
一⊃
!予約 係 が話 し終 わ っ て か ら3秒 お く。 それ か ら
8.丁
寧 に礼 を言 って 電 話 を切 る。
の 目本 語 訳 で あ る 。 た だ,目
ば,1の
本 語 の 台本 で は,変
更 が二 箇 所 あ る。 一 つ
名 乗 り を 省 い た こ と で あ る 、 ア メ リ カ は 英 語 圏 の 国 で あ っ て も,
移 民 を 積 極 的 に 受 け入 れ て き た た め ・ ア ン グ ・ サ ク ソ ン 系 以 外 の 名 前 が 多
い 。 し か し,日
本 め 場 合 は 日本 人 以 外 の 名 前 は 極 め て 少 な い た め,非
語 話 者 に 名 乗 り を さ せ る と,外
母 国
国人 誰 を被 験 者 に不 必 要 に印 象 づ け て しま
う か ら で あ る 。 も う一 つ は ・ 英 語 の 台 本 の よ う に 予 約 の 問 い 合 わ せ に 朝 ・
昼 ・晩 を 限 定 し な か っ た 。 こ れ は,日
本 の 国 際 線 の 場 合,行
週 に一 便 と い う こ と も よ く あ る た め,不
自然 さ を 避 け る た め に 省 略 し た 。
3。 研 究 結果 と考 察
(1)電
話 の か け主 が 母 国 語話 者 か否 か を声 か ら判 定
一91一
先 に よ って は
本 研 究 は,航 空 会 仕 の 予約 係 溺電 話 の か け主 を母 国 語 話 者 か あ るい は非
母国 語 話 者 で あ る か を判 別 出 来 な けれ ば な りた た な くな る。 そ こで,英 語
の研 究 も 目本 語 の研 究 も,電 話 のか け主 の声 を別 の それ ぞれ の母 国 語 話 者
によ っ て判 定 して も らっ た。 英 語 の方 は母 国 語話 者 は98,呂%,非
者 は97,6%で
聞 きわ け られ,日 本 語 の方 は母 国 語話 者 は96.6%,非
母国語話
母 国語
話者 は99・3%の 率 で 閏 きわ け られ た。
さ らに,外 国人 誰,流 暢 性,堅 苦 しさ,親 近 感,知 性,教 養,自 信,文
法 の 正確 さ につ い て意 味 微 分2》(semanticdi驚rentia1)を
そ の結 果,莫
用 い て判 定 した 。
語 も 日本 語 も非 母 国 語話 者 は母 国語 話 者 に 比 べ て 誰 が あ り,
文 法 の 不 正確 さが 目立 ち,・流 暢 性 に欠 け,自 信 も欠 如 して い る とい う数 値
が得 られ た 。 英 語 の研 究 で は,知 性,教 養 に関 して は非 母 国 語 話 者,母 国
語話 者 の間 で は差 が ない が,親 近感 に お い て は非 母 国 語 話 者 は劣 る とい う
数値 が出 た。`方,日
本 語 の研 究 で は非 母 国語 話 者,母 国 語 話 者 問 で は堅
苦 し さ,親 近 感,教 養 の面 で は差 が な い が,非 母 国語 話 者 の方 はや や 知 性
に劣 る とい う結 果 溝出 た。
(2)予
約 係 の応 対 一 型 式 の分 祈
予約 係 の応 対 を,長 短,文 法 難 易 度,流 揚 性,冗 漫 性,護 彙 密 度,遠 度
の六 つ の特 性 で分 析 した.長
難 易度 は,1丁
2)「
短 は,総
語 数 と 丁 単 位 数3!で計 っ た。 文 法
単 位 に お け る 語 数,従
属節 数41,同 格 語 数5》
で 表 した 。 流
ロ ン グ マ ン 応 用 言 語 学 用 語 辞 典 」 に よ る と,意
味微 分 は 語 にっ い て の 入 の
態 度 や 感 情 を 測 定 す る 一 っ の 技 術 で 評 牢 尺 度(両 極 的 形 容 詞,例
用い る。
3)rロ
ン グ マ ン応 用 言 語 学 用 藷 辞 典`に
の単 位 で,一
'の
よ る と,丁
εood._bad)を
単 位 は 文 が 分 割 され る最 小
つ の 独 立 節 と こ れ に 付 加 され る あ ち ゅ る 種 類 の 従 属 節 か ら な る 。
丁 単 位 の 長 さ と従 属 節 の 敷 が 比 例 す る こ とが 多 い の で ・ 長 い 丁 単 位 は 文 法
的 に 複 雑 とみ な さ れ て い る0
5)「
ロ ン グ マ ン 応 用 言 語 学 用 語 辞 典 」 に よ る と,同
格 は 文 中 の 二 つ の 語,旬,節
が 同 一 の 指 示 を 有 す る 事 で あ る 。 英 語 の 同 格 語 例 と し て,A丘hur他(193G)は,
「lt'sajet ,ab三gplane.」
を 挙 げ て い る 。 日本 語 の 同 格 語 例 と し て は,「 ジ ヱ ッ ト
機,大
rXと
き い飛 搬
で一
す『。」 に な る 翠M三ddleburyEleme寡tary∫apanese}こ
い うY」
も 同 格 語 で あ る の で ,本
研 究 で はrXと
い うY」
扱った。
一92一
よ る と,
も 同 格 語 と して
表1予
約 係の 応 対 の 分析(平 均 値)
語
英
目 本
語
語
岡者
母話
母国語・ 非母国
話者目 語話者1
非母 国
語話者
短
長
数 数
位
語 単
総 丁
16.36
26,6
23.83・
273,67,
30.83
2.93
3.5
:165・17
文 法 難 易度
単 位 にお け る語 数
6.981
8.85
5.38
7.斗9.
1丁
単 位 にお け る従 属 節 数
0,質
0,22
0.05
0,171
1丁
単 位 にお け る同 格 語 数
〔).20
0.13
0.07
0.1牛
流
1丁
暢
性
1QO語1こ
3.OD
0,34
0.76
に お け る 埋 め られ た 休 止 数
2.42
4,711
7.90
7.S4
100語
に お け る無 言 休 止 数
5.3斗
3.40'
1.81
1,50
15,17
11,73'
8.47
3.31
4.69
1.96
2,58.
冗
2.20
100語
お け るfalses倣t数
慢 性
100の 情 報 にお け る重 複 した 清報 数
語彙 密度
総 語数 における異 なる語の数
速
3.69
度目
1分 問 あ た りの平 均 語 数
暢 性 は,100語
130.27
に お け るfalsestart数6〕,埋
数5〉 で 示 し た 。 冗 漫 性 は,100の
1138・83
130.34
162.90.
め ら れ た 休 止 数7),無
情 報(ねformationbit)に
言休 止
お1ナ る 重 複
6)Clark&Clark(1977;262)は,falsestartをcorrec厳onofawordと
定義
し て い る 。 例 と し て,「..9nooneyethasdonethe/inaway_.」
印 を つ け言 い 替 え た 箇 所 で あ る 。 日本 語 のfalsestartの
した
の
例 は,rあ
の う,機
「/」
で
種 の1
機 種 に っ い て の ・_」.の
「機 種 の 」 を 「機 種 に」 言 い 替 え た 箇 所 で あ る 。
7)埋
め ら れ た 休 止 は,英
語 の 揚 合 は 「um,er,mm」
等 で,日
本 語 の 場 合 は,
「え え ,あ
あ,あ
の う」 等 の 表 現 に よ っ て 埋 め られ た 途 切 れ の こ と を 言 う。 た だ,
A鴬hur他(1980)の
研 究 は,$chwa(曖
昧 母 音)と
し て 「er」 だ け を 扱 っ て い る 。
8)「
ロ ン グ マ ン 応 用 言 語 学 用 諾 辞 典 」 に よ る と,無
の途 切 れ の こ とで あ るo
一93一
言 休 止 は 語 と語 の 問 の 無 言
情 報数 の比 率 で 出 した。 語 彙密 度9)は,総 語 数 に対 して異 な った 語 が 占め
る比 率 で 出 した。 速 度 は,1分
(a)長
問 あ た りの平 均 語 数 で 表 した 。
短
英 語 と 日本 語 を比 較 して み る ど,総 語 数,丁
語 の10倍
にな って い る。本 研 究 は,Arth還
め,筆 者 のArthur他
単 位 数 共 に,英
語 は 日本
他 と筆 者 の 共 同 研 究 で な い た
の研 究 方 法 の解 釈 に不 充 分 さが あ?た も の と思 わ れ
る。 よっ て,こ こ で は 日本 語 と英 語 の全 体 の比 較 で な く,目 本 語 と英 語 の
各 々 の母 国 語 話 者 と非 母 国 語 話 者 の相 違 に焦 点 を あて て 述 べ る。
日本 語 も芙 語 も,予 約 係 は母 国語 話 者 に非 母 国 語 話 者 よP多
使 っ た。 丁 単 位 数 で は,母
くの語 数 を
国語 話 者 と非 母 国語 話 者 の 差 は そ れ ほ ど顕 著
で な い。 す なわ ち,・目本 人 の予 約 係 もア メ リカ人 の 予約 係 も,母 国 語 話 者
に長 文 を非 母 国 語 話 者 に は短 文 を使 用 した こ とに な る。
白本 語 と芙 語 は,応 対 の声 の調 子 で異 な る、 英 語 で は,非 母 国 語 話 者 の
声 を聞 くや 否 や 不 親 切 な応 対 を した り,中 に は切 符 を買 うか否 か を閏 かず
に電 話 を切 る者 す らい た 。
Arthur他(1980;118〉
は,非
母 国 語話 者 に対 す る短 い応 対 の一 因 とし
て,ア メ リカ人 予約 係 の 非 母 国 語 話 者 に対 す る 拒 絶 の態度 を 考 え て い る。
一 方 ,日 本 人 の 予約 係 は非 母 国語 話 者 には 好意 的 に応 対 した。 曖 昧 な質 問
を受 けて答 に窮 して も,そ れ が非 母 国 語話 者 か らの質 問 な ら,相 手 が求 め
て レ・そ うな答 を捜 す傾 向 が あ った 。 しか し,母 国語 話 者 に対 して は,質 問
が不 適 当 だ とい う こ とで冷 淡 な態 度 を とる 者 が い た。 目本 語 の場 合,予 約
係 の非 母 国 語話 者 に対 す る短 い応 対 は必 ず し も拒 絶 の態 度 か ら発 して い る
の では な いo
(b)文
法難 易度
日本 語 で も英 語 で も,予 約 係 は母 国 語話 者 に非 母 国語 話 者 よ り,長 くか
9)「 ロン グ マ ン応 用 言 語 学 用 語 辞 典 」 に よ る と,語彙 密 度 は タ イ プ ・ トー ク ンの
比 率 の こ とで,文 章 や テ ク ス トの難 し さの尺 度 として 使 われ る。
識 額 誰 綻
攣 な罐 磁X1・ ・
テ クス"の 総 語 数
一9尋
一
つ 従 属 節 の 多 い 文 を 使 用 し た こ と に な る 。 目本 人 の 予 約 係 は 母 国 語 話 者 に
多 く の 同 格 語 を 使 い,ア
メ リ カ人 の 予 約 係 は 非 母 国 語 話 者 に 多 くの 同 柊 語
を 使 っ て い る 。 こ れ は,目
て い て,複
本 語 の 同 柊 に は 「xと
雑 な 説 明 に な り う る こ と も あ る た め,日
い うY」
の 形 も含 ま れ
本 人 の 予約 係 が使 用 を
控 え た よ うだ 。
(c)流
暢
性
Arthur他(1980=118)は,falsestartの
使 用 を 控 え る こ と は 大 人 のFR
の 特 徴 だ と 推 測 して い る 。 英 語 の数 値 は 顕 著 で な い が,日
Arthur他(1980)の
こ の 見 解 を支 持 し て い る 。
埋 め ら れ た 休 止 は,話
れ に対 し て,無
本 語 の 数値 は
し手 が 話 を ま だ 続 け る 合 図 と して 用 い られ る 。 こ
言 休 止 は,話
し手 が 聞 き 手 に 話 を 始 め る よ う に 促 す 合 図 と
し て 使 用 さ れ る。 英 語 で は,予
ら れ た 休 」.ヒ
を 用 い,非
約 係 は 母 国 語 話 者 に 対 し て こ り多 く の 埋 め
母 国 語 話 者 に 対 して 多 く の 無 言 休 止 を 使 っ て い る 。
こ の数 値 か ら,Arthur他(1980=119)は,ア
メ リカ 人 の 予 約 係 は,母
国
語 話 者 と話 す 時 は 充 分 な 説 明 を し た い た め 自分 の 話 を ま だ 続 け る 合 図 と し
て 埋 め ら れ た 休 止 を使 い,非
り,非
母 国 語 話 者 と 話 す 時 は 説 明 を 早 く終 わ ら せ た
母 国 語 話 者 が理 解 して い るか を確 認 す る た め に無 言 休 止 を使 っ た よ
う だ と述 べ て い る 。
日本 語 の 場 合,埋
め ら れ た 休 止 と 無 言 休 止 に お け る 母 国 語 話 者 と非 母 国
語 話 者 の 数 値 は 余 り違 わ な い 。 た だ,日
本 人 の 予 約 係 は,母
国語 話 者 が
「ど ん な 飛 行 機 で す か 、」 の 質 問 を し た 時 に,埋
め られ た 休 止 と無 言 休 止 を
頻 繁 に 使 用 し た 。 非 母 国 語 話 者iこ対 し て は,こ
の 双 方 の 休 止 を談 話 全 体 で
比 較 的 満 遍 無 く使 用 し て い る.日
問 を す る と,当
本 人 の 予 約 係 は,母
国語 話者 解 緩昧 な 質
惑 して 埋 め ら れ た 休 止 を 用 い て 適 切 な 答 を 捜 し,無
言休 止
を 用 い て 母 国 語 話 者 に も う少 し具 体 的 に 質 問 す る よ う に 求 め た よ う で あ
る 。 つ ま り,目 本 人 の 予 約 係 は,ア
メ リ カ 人 の 予 約 係 の よ う に母 国 語 話 者
に 対 し て 長 々 と説 覗 して 非 母 国 語 話 者 に 対 し て 説 明 を 控 え る よ うな こ と は・
し て い な いc
一95一
表2予
約 係 の 応 対 の内 容
語
芙
大きさ
8,75
機
8.ヰ2
種
そ の値 の情 報
3.25
座席数
3,25
質
2.92
問
他 社 の航 空 機 との 比 較
2.呂3
製 造 会 社.
2,83
知 らない
エ ン ジ ン の数 と位 置
2.83
座、
席配 置
1.00
(d)冗
漫
本
語
報
電話10回 ご
との 平 均 値
清
電 話1D回 ご
との 平均 値
報
』目
目
機
種
9.〔}2
質 問
発 着
便 名
製造 会社
経 由
直行便 か否か
座 席数
2.50
8.20
2,62
2.斗6
1.80
1.64
0.98
0.66
大 きさ
使用会仕
D.35
値社 の航空機 との比較
説 明をやめ る
D.31
0.33
D.16
性
日本 語 で も英 語 で も,非
母 国 語 話 者 は 母 国 語 話 者 よ り多 く の 重 複 し た 情
報 を受 け て い る 。
(e)'語
彙 密 度
日本 語 で も 芙 語 で も,母
国 語 話 者 は 非 母 国 語 話 者 よ 除多 く の 種 類 の 語 彙
に接 し て い る 。
(f)速
度
日本 人 の 予 約 係 も ア メ リ カ 人 の 予約 係 も,非
母 国 語 話 者 に 対 して 速 度 を
落 と して 話 し て い る。 日本 入 の 予 約 係 の 速 度 の 落 と し方 の 方 が ア メ リ カ 人
よ り顕 著 で あ る 。
(3〉
予約 係 の応 対 一 内容
表2は,予
約 係 の 応 対 の 内 容 を情 報(至nformat王onbit)別
に 分 類 し て,
頻 度 順 に並 べ た もの で あ る。
日 本 語 と英 語 で は,予
る・ 第1に,日
約 係 の与 え た情 報 の内 容 と頻 度 が随 分 異 な って い
本 語 の 情 報 の 種 類 が 多 い 。 これ は,英
一96一
語 でrそ
の他 の 情
衰3予
約 係 の応 対 の タイ プ とそ の 比 率
語
英
日
本
語
非母 国語話皆1母 国語話者 非母国語話者 母国語話者1
総 階報数
28,17
41,67
・総 丁 単位(%)
単純情 報
49.93
37.77
複 雑情 報
21.86
37.58
.35.96
1〔}.11
33.60
・ 29,76
9.52
22.47
33.33
30.34
27,38
33[93
32.26
28・21…}24・65
雛 の藩報1
第1丁
24.72
単 位(%)
単 純情 報
複 雑情 報
穿礁
65.2140.23
25,26
報
残余 丁 単 位(%)
単純情 報
複 雑情 報
質 問情 報
その他 の情報
い
145・
亭5.尋1
・54い
斗・3フ
5.36
3.23
14.29
32,26
46'43
32.26
39,4斗
36.07
39.39
28.30
15.09
33.48
18.18
ユ3.21
36.36
33.96
6.07
24,53
手713・
・尋5
報 」 と して 一 ま と あ にで きた惰 報 群 が,日 本 語 の方 で は数 値 が高 く一 ま と
め にで き ない た め,「 そ の 他 の情 報 」 を一 つ ずつ 情 報 と して 扱 っ た か らで
あ る。 第2に,英
語 で は余 り現 われ な か っ た,「 そ の質 問 は ど うい う意 味
か」 と質 問 を し返 す 「
質 問 」 が,目 本 語 で は非 常 に多 く出 て い る。 共 通 点
と して は,双
て,ア
方 で 「機 種 」 につ い て の 数値 が 高 い こ とで あ る。 全 体 と し
メ リ カ人 の 予約 係 は飛 行機 の物 体 につ い て情 報 を 与 え た の に 対 し,
目本 人 の 予 約係 は飛 行機 の便 につ い て の情 報 を提 供 した。
表3は,予
約 係 が 与 え た情 報 の タ イ プ と比 率 を母 国 語 話 者 と非 母 国 語 話
者 で 比 較 した もの で あ る。
総 情 報 数 は,母 国 語話 者 と非母 国 語 話 者 が受 け た情 報 の総 数 を一 人 あ た
りの 平 均 で 示 した も ので あ る。 ア メ リ カ人 の 予約 係 は 非 母 国 語 話者 に28
-97一
の情 報 を,母
国 語 話 者 に は42近
母 国 語 話 者 に25近
合 も,母
く の 情 報,母
国 語 話 者 に は34近
く与 え た 。 い ず れ の 揚
国 語 話 者 は 非 母 国 語 話 者 よ り多 くの 情 報 を得 た こ と に な る 。
Art五ur他(1980=121)は,情
て,予
く の 情 報 を与 え た 。 日本 人 の 予 約 係 は 非
報 を 「単 純 情 報 」 と 「
複 雑 惜 報 」 に二 分 し
約 係 の 応 対 の タ イ プ と し て分 析 して い る。 「単 純 情 報 」 は 「大 き さ」
と 「機 種 」 で,「 複 雑 情 報 」 は 「座 席 数 」,「他 者 の 航 空 機 と の 比 較 」,「製 造
会 社 」,「エ ン ジ ン の 数 と位 置 」,「座 席 配 置 」 で あ る 。 し か し,日 本 藷 で は,
Ar痴ur他(1980)のr単
純 情 報 」,r複
雑 情 報 」 に該 当 しな い 飛 行便 に関
す る 情 報 や 「舞 問 」 の 情 報 も 多 い の で,飛
行 便 に 関 す る惜 報 を 中 心 に 叛 う
「そ の 他 の 情 報 」 と 「質 閤 惰 報 』 を新 た に 設 け て
,情
報 の タイ プ を 四 分 し
た σ・
表3の
「
総 丁 単 位 」 は,「 ど ん な 飛 行 機 で す か 。」 に対 す る 予 約 係 の 応
対 に現 れ た全 て の 丁 単 位 を 指 す 。 「第1丁
単 位 」 は そ の 応 対0中
景 初 の 丁 単 位 を 示 し,「 残 余 丁 単 位 」 は 「第1丁
全 て の 丁 単 位 を 示 す 。 各 々 情 報 の 数 字 は,そ
け る 比 率 を%で
の 一番
単 位 」 を除 い た 残 釦の
の 範 囲(総
丁 単 位 等)に お
表 し た 。 芙 語 で は 「質 問 情 報 」,「 そ の 弛 の 情 報 」 の 考 察
が な い の で,こ
れ ら二 つ の 情 報 の 合 計 を比 率 で 示 す の み に と ど ま っ た 。
ア メ リ カ人 の 予約 係 は,母
国 語 話 者 に は 非 母 国 語 話 者 よ り多 く の.「複 雑
情 報 」 を 与 え て い る。 特 に,「 第1丁
情 報 』,非 母 国 語 話 者 に は
単 位 」 で は,母
国 語 話 者 に は 「複 雑
「単 純 情 報 」 が 多 い 。 「残 余 丁 単 位 」 に お い て
も,非 母 国 語 話 者 に対 す る複 雑 情 報 」 の 比 率 は 少 な い 。 こ の こ と か ら,非
母 国 語話 者 が
約係 は
ず,「
「そ れ は ど ん な 飛 行 機 で す か 。」 と 最 初 の 質 問 を す る と,予
「単 純 情 報 」 を 与 え,非
∼ っ て,ど
母 国 語 話者 が
「
単 純情報」 の答 に満足せ
ん な 飛 行 機 で す か 。」 と再 質 問 を し て も,「 複 雑 情 報 」 を
与 え な い 傾 向 が あ る こ と が わ か る 。Arthur他(1980=121)は,ア
人 の 予約 係 は,母
メ リカ
国 語 話 者 は 飛 行 機 につ い て の 知 識 が あ る が,非
者 に は な い と考 え て い る か ら だ と述 べ て い る 。 さ ら に,こ
カ 入 の 予 約 係 の応 対 は,外
母 国 語話
の よ うな ア メ リ
国 人 と話 す 時 は 話 を 手 短 に 簡 潔 に す る と い う一
一98一
般 に 行 な わ れ て い る 外 国 人 対 応 術 の 影 響 だ と つ け 加 え て い る 。目
目本 人 の 予 約 係 は,非
母 国 語 話 者 に も 母 国 語 話 者 に も 「複 雑 情 報Jは
り与 え て い な い 。 こ れ は 前 に 述 ぺ た よ う に,日
飛 行 機 で す か 。」 と い う質 問 に 対 して は,飛
本 人 の 予 約 係 は,「
余
どん な
行 機 の物 体 的 な 説 明 よ り飛 行
便 に つ い て の説 明 を 求 め て い る と推 測 し た か ら だ ろ う。
「第1丁
単位」 で は
,日
情 報 」 を 与 え て い る の に,非
丁 単 位 」 に な る と,非
本 人 の 予 約 係 は 母 国 語 話 者 に32%も
母 国 語 話 者 に薄 し て は14%し
母 国 語 話 者 に 向 け られ た
え て い る。 し か し,「 単 縛 情 報 」 も39%に
が最 多情 報 で は な い。 母 国 語 話 者 が
か な い 。 「残 余
「質 問 情 報 」 は36%と
「そ れ は ど ん な 飛 行 機 で,すか 。」 と最
約 係 は 随 分 曖 昧 な 質 問 だ と思 い,質
が 多 い 。 と こ ろ が,非
母 国 語 話 着 が 同 じ曖 昧 な 質 問 をす る と,予
よ う だ 。 さ ら に,非
増
増 加 して い る ρ で ・ 「質 問 情 報 」
初 の 質 問 を す る と,予
に 質 問 を 返 す の で は な く,相
の 「質 問
問 を し返 す こ と
約 係 は単
手 が望 ん で い そ うな答 を捜 す 努 力 を して い る
母 国 語 話 者 び,「 ∼ っ て,ど
ん な 飛 行 機 で す か 。」 と 質
問 す る と,予 約 係 峠 非 母 国 語 話 者 に 対 し て も質 問 を 返 す(「質 問 情 報 」)こ と
が 多 くな る 。 し か し,そ
れ で も 「単 純 情 報 」 の 方 を よ り多 く与 え る傾 向 が
あ る 。 予 約 係 の 非 母 国 語 話 者 に 対 す る 応 対 に は,外
の 同 情 が あ り,母
国 語 話 者 に 対 す る応 対 に は,い
国語 で話 す不 自由 さへ
た ず ら電 話 で は な い か と
迷 惑 が っ て い る 様 子 が あ っ た。 こ の 非 母 国語 話 者 に 対 す る 同 情 的 な応 対
は1外
国 語 の 使 用 に ま で 発 展 して い る,予
約 係 が 「ロ ッ キ ー ド」 と 言 っ た
の を,日 本 語 非 母 国 語 話 者 の 西 独 人 が 二 度 も 「rockspeed」
そ の 直 後,予
約 係 は,rAreyou圭nterestedinbusinessclass・
語 で 話 し始 め た 。 ア メ リ カ 人 の予 約 係 と違 っ て,目
と聞 き違 え た。
一 」 と芙
本 人 の 予約 係 に は あ る
程 度 の外 国 語(英 譜)の 能 力 が 要 求 さ れ て い る 。 そ の 上,ア
メ リカに い る 入
商 は 外 国 人 で あ っ て.も英 語 を話 す べ し と い うア メ リ カ 人 の 考 え 方 を,目
語 に あ て は め る 目本 人 は窮 め て 少 な い 。 む し ろ,大
本
多 数 の 日本 人 は,目今 だ
に 外 国 人 溺 日本 語 を話 す と驚 く始 末 で あ る 。 こ の よ う な 日本 人 の 母 国 語 に
対 す る 非 母 国 語 話 者 へ の期 待 度 の 薄 さが,英
一99一
語 と異 な っ た 数 値 を 出 し た 原
因 の 一 つ と思 わ れ る 。
Okawara&Sakamoto/印
刷 中)は,日
控 え る よ う だ と述 べ た 。 本 研 究 で も,巨
本 語 のFRで
は 敬語 の使 用 を
本 人 の 予約 係 は非 母 国 語話 者 に は
敬 語 を 余 り使 わ な か っ た 。 敬 語 は 難 し い と考 え た た め か,或
欠 け る 日本 語 の た め 子 供 扱 い し た の か,こ
は,流
暢性 に
の 原 因 は 今 後 の 研 究 を待 た ね ば
な ら ない 。
4.結
論
航 空 会 社 の予 約 係 の応 対 で の 目本 語 と莫 語 の共 通 点 は,非 母 国語 話 者 に
は文 法 的 に単 純 で 短 い文 を使 う傾 向 が あ っ だ こ とで あ る。 相 違 点 は,ア
メ
リカ人 の 予約 係 は非母 国語 話 者 に は母 国語 話 者 ほ ど丁 寧 に説 明 しな か っ た
の に対 して,日 本 人 の 予約 係 は非 母 国 語 話 者 に は母 国 語 話 者 よ り充分 に説
明 した こ とで ある 。 この相 違 は,両 国民 の各 々 の母 国 語 に対 す る非母 国 語
話者 の 期 待度 の 違 い か ら くる もの ξ思 われ る。 ア メ リカ人 は,ア メ リカ に
い る人 間 は全 て英 語 を話 す べ し と考 え て い る の に,日 本 入 は,目 本 語 は難
しい か ら 目本 人 に しか話 せ ない と考 えて い る か らだ。 よ って,そ の 国 の 人
間 の外 国 人観 もFRの
特 徴 を決 定 す る一 つ の要 因 だ と考 え る。
付.記
本 稿 は 昭 和63年9月23目,第27回
大 学 英 語 教 育 学 会 全 国 大 会 で 行 な っ た 「A
Contr呂stofForeignerRegistersbεtweenJapamseandEngHsh」
と題 す る 発 表
の 草 稿 に 基 づ い て 書 い た も の で あ るo
参
考
文
献
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(編),山
崎 真 稔,高
橋 貞 雄,佐,藤
久 美 子,目
一101
野 信 行(訳),南
雲 堂
第53巻1号
日本
Fly UP