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CA InterTest for CICS
PRODUCT SHEET CA InterTest for CICS ™ CA InterTest for CICS r8.5 CA InterTest™ for CICS には、COBOL、PL/I、 Assembler および Language Environment で書かれた IBM CICS Transaction Server for z/OS アプリケーシ ョンのテストおよびデバッグ機能が搭載されています。 この自動テストソリューションでは、再コンパイルした りテストセッションを終了することなく、エラーの発生 を対話式に検出して解決できます。そのため、CA InterTest for CICS を活用すると、IBM CICS Transaction Server 環境 および z/OS 環境で手動デバッグ手法よりもはるかに優 れた改善がもたらされます。 概要 メインフレームビジネスアプリケーションに効果的な対話式デバッグ機能を導入 して品質を高めると、アプリケーションで一定したサービスレベルを確保できま す。また、CA InterTest for CICS では、高品質のアプリケーションを迅速に 実現し、エラーを発生前に検出してアプリケーションの安定性を向上させます。 ビジネスへの貢献 テストおよびデバッグは、メインフレームアプリケーション開発のうちで最も重 要で最も時間のかかるフェーズです。その一方で、できるだけ数少ない熟練のメ インフレームプログラマで、できるだけ多くの業務を行ない、製品化までの時間 を短縮する圧力、業界や政府機関による規制の強化などの問題を抱えています。 CA InterTest for CICS CA InterTest for CICS に搭載された自動デバッグ/テスト機能を利用すること で、本番前に十分にテストされたプログラムを確認できるため、アプリケーショ ン開発の課題に正面から取り組むことができます。特に、信頼性と費用効果の高 いデバッグが自動化されています。 特長 CA InterTest for CICS r8.5 には、メインフレームに対する CA Technologies の投資と全力で取り組む姿勢が引き続き示されています。このリリースには、新 しいグラフィカルユーザインタフェース(GUI)や Mainframe 2.0 特長などの 強化が見られます。Mainframe 2.0 および新しい CA InterTest GUI の採用に より、従来からのメインフレーム投資を活用してメインフレームの拡張を行なっ て、現在、および今後のビジネスや IT のニーズに対するサポートを改善できま す。 Mainframe 2.0 CA InterTest for CICS は、CA InterTest for CICS の使用を簡素化する Mainframe 2.0 の主要な特長を採用しているため、効果的かつ迅速にインスト ール、設定、運用などを行えます。 CA Mainframe Software Manager: CA Mainframe Software Manager (CA MSM)は、CA InterTest for CICS のインストール、導入 およびメンテナンスを自動化し、SMP/E の複雑さを解消します。 — Software Acquisition Service は、製品のインストールパッケージと メンテナンスを、CA Support Online から直接メインフレーム環境へ移 動し、インストールの準備をします。 — Software Installation Service は、CA InterTest for CICS のインス トールを標準化します。このサービスには標準のユーティリティを使っ て CA InterTest for CICS をインストールするための新たな効率的な Electronic Software Delivery(ESD)方式が含まれます。このサービ スは、APAR と PTF を使用して標準化されたインストールとメンテナン スも提供し、直感的なグラフィカルユーザインタフェースとインテリ ジェントなインストールウィザードによって SMP/E 処理を簡素化しま す。 2 CA InterTest for CICS — Software Deployment Service は、メインフレーム環境での CA InterTest for CICS の導入を容易にします。 — CA MSM Consolidated Software Inventory(CSI)の更新とインフ ラストラクチャの改善は、CA MSM 処理をより柔軟にし、CA MSM が より効果的に CPU とメモリを使用できるようにします。 Installation Verification Program(IVP)および Execution Verification Program(EVP):毎年 5 月にリリースされる CA Technologies メインフレーム製品の必要条件として、CA InterTest for CICS は、リリース前の相互運用性の問題を発見/解決するために、IVP およ び EVP を通じて行われる厳しいテストに合格しました。これらのプログラ ムは、2009 年 5 月に開始された CA の相互運用性認定イニシアチブを拡張 したものです。 ベストプラクティスガイド: このガイドは、CA InterTest for CICS のイン ストールと管理に責任を持つ要員の習熟時間短縮のために、本製品のインス トール、初期設定および導入に関する情報を提供します。 Eclipse 統合開発環境(IDE)をベースとした ユーザフレンドリなグラフィカルユーザインタフェース(GUI) この強化によって、CA InterTest for CICS および CA InterTest™ Batch の 両方で共通のルックアンドフィールと新規機能を使用できる Eclipse IDE ベース のユーザインタフェースが実装されます。この GUI は、従来の 3270 画面イン タフェースに代わるものではありませんが、グラフィカル制御のパワーをすぐに 利用できる代替のユーザインタフェースとして機能します。 Eclipse IDE ベースでない環境であっても、CA InterTest for CICS か CA InterTest Batch、またはその両方を導入することで、Eclipse IDE をインス トールしなくても、この新しい GUI を容易に、かつ効率良く利用できます。た だし、Eclipse IDE ベースの環境では、この強化を Eclipse IDE プラグインとし て活用できます。Eclipse IDE プラグインとして活用することで、サードパー ティ Java および C++開発ツールなど、他の Eclipse IDE ベースのアプリケー ション開発/品質保証ソリューションと合わせて、CA InterTest for CICS と CA InterTest Batch を使用できます。 + + 3 CA InterTest for CICS 図A 新しい CA InterTest GUI には、従来のメインフレームユーザにも新世代のメイン フレームプログラマにも使いやすいインタフェースが備わっています。 新しい CA InterTest GUI + + その他の主要な特長 ソースから直接テストとデバッグを行なう: — プログラムモニタリングの開始 — ブレークポイントの設定と削除 — あらゆるプログラムロケーションの問題をテストセッションを妨げるこ となく修正 — コードをステップ毎または後方にトレース — メインストレージ、ファイルおよびデータベースの表示と変更 — 各命令の実行回数をリストする すべてのアプリケーションエラーをトラップして異常終了を防止する: CA InterTest for CICS は、実行時にすべてのプログラムステートメントを監 視します。エラーが検出されると、CA InterTest for CICS は、プログラム が失敗する前に、または IBM CICS Transaction Server for z/OS 領域が 破損する前に、自動ブレークポイントを使用してプログラム実行を自動的に 4 CA InterTest for CICS 一時停止します。自動ブレークポイントが発生すると、システムの保護と対 話式のデバッグが直ちに開始されます。 ブレークポイントを設定してプログラム実行を中断する: 多くの種類のブ レークポイントを設定して任意のポイントでプログラム実行を中断できます。 ポイントごとに、ソースリストが表示されます。続いて、ストレージ内のプ ログラム変数またはデータ領域の変更、他のブレークポイントの設定または 削除、プログラムの実行パスの動的な変更またはやり直し、ファイルの確認 など、デバッグタスクを実行できます。 また、ブレークポイントがプログラム実行の中断をステートメントの実行前 に行なうか、実行後に行なうかを決定することもできます。実行後ブレーク ポイントでは、[Keep Window]で更新されたフィールド値を表示できます。 このウィンドウはフルスクロールできるので、大きなグループ/データ項目 も表示できます。 プログラム実行を制御してすべてのプログラムパスをテストする: 任意のポ イントで停止したり任意のポイントから再開してプログラム実行を制御でき ます。こうした柔軟性のため、特定のプログラムセクションのテストやエ ラーの回避を容易に行えます。 データ値を容易に表示/更新する: CA InterTest for CICS ソースコード表 示の利便性を活用して、すべてのデータ値の表示/更新をセッションビュー を中断することなく行えます。 ストレージを表示/変更する: CA InterTest for CICS CORE 機能では、表 示データを上書きするだけで、ストレージ内のデータの表示/変更を容易に 行えます。 プログラム変数の自動表示(AUTOKEEP): アクティブなステートメント で参照されるプログラム変数の内容が表示されるため、これらの項目を変更 できます。さらに、これらの内容は従来の 16 進および文字形式または DISPLAY 形式で表示できるため、数値フィールドの表示/変更が簡易化され ています。 また、前に実行したステートメントを逆上って、COBOL プログラム変数の 履歴データ値も表示できます。 プログラム実行の追跡: 追跡機能を使用すると、プログラムの実行パスを逆 上ってその論理を把握することができます。特に、ステートメント単位の追 跡機能を使用すると、ある特定の時点に至るまでの様子を把握できます。 5 CA InterTest for CICS ソースコードカバレッジ: CA InterTest for CICS では、ソース一覧で各ス テートメントが直接実行された回数がリストされます。この情報を使用して、 未テストコードを特定して、テストデータの適性を検証したり、すべてのプ ログラムパスが本番で変更を実行する前にテストされたのかを確認できます。 共通のシンボリックサポートで、製品間統合を簡易化します。エラーの解決 を短縮するには、CA InterTest for CICS を使用することで、共通のシンボ リックファイル(PROTSYM ファイル)を使用して、アドレスや移動を計算 したり再コンパイルによるアドレスの変化を心配することなく、プログラム の場所をシンボリックに特定できます。一緒にリンクを編集され、別々にコ ンパイルされたプログラムで構成されたモジュールでも同様です。 PROTSYM ファイルは、CA InterTest™ Batch、CA InterTest for CICS、 CA Optimizer®/II、CA SymDump® for CICS および CA SymDump® Batch で利用されます。さらに、CA InterTest for CICS は、CA Technologies 変更/構成管理製品と直接統合されています。ソースリストは CA Endevor® Software Change Manager(SCM)、CA Librarian® Base for z/OS および CA Panvalet® for z/OS から PROTSYM ファイルに 簡単に転送できます。 CA Endevor SCM をご利用のお客様の場合は、CA Endevor SCM Footprint 機能を利用することで、CA InterTest for CICS でシンボリック 情報を動的に探してフォーマットできるため、シンボリックサポートに必要 なすべてのプログラムレベルセットアップ要件を省くことができます。 同期処理: ソースコードの正しいバージョンが使用されていることを裏付け る時に役立つよう、CA InterTest for CICS には PROTSYM ファイル/ロー ドモジュール同期機能が搭載されています。テスト対象のプログラムを選択 すると、CA InterTest for CICS はソースリストの日時とロードモジュール の日時を比較します。照合ファイルが見つからないと、選択リストが表示さ れるので、その選択リストから正しい一覧を選択できます。 見やすく構造化されたファイル表示: CA InterTest for CICS FILE 機能で は、ファイルのレコード、一時的なデータ待ち行列、一時的なストレージ待 ち行列、DL/I セグメントなどがフィールド別に、ユーザの見慣れたデータ 構造にマップされた状態で表示されるため、参照枠が直ちに示されます。構 造化されたフィールドは、16 進または文字形式のいずれかで表示されるた め、データは画面上で内容を直接上書きして変更できます。 6 CA InterTest for CICS DB2 for z/OS にアクセスするアプリケーションを対話式でデバッグ: SQL 機能の実行に加え、CA InterTest for CICS には DB2 にアクセスする CICS アプリケーションのテスト/デバッグを行なうための機能が搭載されて います。DB2 リターンコードとその関連のメッセージは、いずれのブレー クポイントでもオンラインで利用できます。 有用な診断情報: CA InterTest for CICS では、エラー(ストレージ違反な ど)が検出されると、エラーの検出やエラー発生の原因の確定に役立つ診断 情報が示されます。ヘルプ機能では、異常終了ごとに状況に応じた説明と発 生したエラーを訂正するための CA InterTest for CICS の使用方法が提示 されます。関連付けられた問題説明で固有の異常終了コードを定義して、事 前にプログラムされた異常終了の原因を特定することができます。異常終了 コードは、特定のプログラムに関連付けることも、CA InterTest for CICS デフォルト説明を上書きすることもできます。 IBM CICS Transaction Server for z/OS をサポート: CA InterTest for CICS は、IBM が現在サポートするすべての IBM CICS Transaction Server for z/OS 対象バージョンをサポートします。サポートは迅速である ため、ITマネージャは移行プロジェクトを問題なく実装できます。また、 IBM CICS Transaction Server for z/OS のサポートも拡張されているた め、新規機能を利用するアプリケーションプロジェクトのデバッグも容易に 行えます。 IBM CICS Transaction Server for z/OS のサポートでは、リリース 3.1 に搭載された、以下の IBM CICS Transaction Server for z/OS 機能も利 用できます。 — チャネルとコンテナ: 新しい IBM CICS トランザクションサーバチャネ ルおよびコンテナ機能を使用するプログラムのデバッグ時に、CA InterTest for CICS では特定のブレークポイントでのチャネルおよびコ ンテナ情報が表示されます。この機能は、32K COMMAREA 制限に対応 する新しい IBM CICS トランザクションサーバアプリケーションプログ ラミング機能をサポートします。また、CA InterTest for CICS リクエ ストブレークポイント(RBP)機能も新しい IBM CICS トランザクショ ンサーバチャネルおよびコンテナコマンドをサポートします。 — 新規の Web API コマンド: CA InterTest for CICS RBP 機能は、デ バッグセッション時に新しい IBM CICS トランザクションサーバアウト バンド Web API コマンドを認識します。 7 CA InterTest for CICS — LE 対応アセンブラ: CA InterTest for CICS は、トランザクションの メインプログラムとして呼び出される LE 対応アセンブラプログラムを サポートします。 任意の CICS 領域から本番アプリケーションをシンボリックにデバッグす る: 完璧なテスト済みのプログラムでさえ、本番で異常終了することもあり ます。CA InterTest for CICS の補完製品である CA SymDump for CICS では、ダンプの分析を行なわずに、トランザクション異常終了をシンボリッ クに診断することができます。 CICSPlex の利用: CA InterTest for CICS は、CICSPlex でのプログラム 実行時にプログラムをモニタリングして CICSPlex 環境を利用します。また、 CA InterTest for CICS も CICSPlex 以外の MRO/ISC 構成をサポートしま す。 主要なストレージ領域表示: この機能を利用することで、プログラムスト レージ、ベースロケータ、グローバルテーブル、コミュニケーション領域の 詳細を表示できます。 使いやすさ/技術の即時性を実現する豊富な機能: — すべての 64 ビット命令をデバッグし、64 ビットレジスタを監視/表示 します — IBM Enterprise COBOL コンパイラのローカルストレージデータセク ションからデータ項目を表示します デリバリのアプローチ CA Services は、お客様が希望するビジネス成果をできるだけ早く得られるよ う、CA Technologies とビジネスパートナーによってメインフレームサービス のポートフォリオを提供します。標準サービスの目的は、導入を速め、お客様が スピーディに習熟できるよう支援することです。CA Technologies の既に実証 済みのベストプラクティスとトレーニングは、リスクの低減、使用と採用の改善 および最終的にはビジネス要件に適合した製品構成を可能とします。 8 CA InterTest for CICS メリット CA InterTest for CICS では、ソースから直接テストおよびデバッグし、すべ てのアプリケーションエラーをトラップして異常終了を防止し、エラーの発生と 同時に対話形式にエラーを検出して解決することができます。さらに、ブレーク ポイントを設定してプログラム実行を中断したり、IBM CICS Transaction Server for z/OS および CICSPlex にある最新機能を利用することもできます。 上記のすべての機能が統合されているため、アプリケーションダウンタイムを効 果的に低減して品質を向上させます。 9 CA InterTest for CICS CA Technologies の優位性 CA Technologies は、堅牢で信頼性が高く、スケーラブルで安全なエンタープ ライズクラスの IT 管理ソフトウェア分野における、30 年以上の専門知識を誇っ ています。CA アプリケーション品質およびテストツールに属する CA InterTest for CICS は、CA Technologies が提供する Mainframe 2.0 イニシ アチブの重要なコンポーネントで、CA Technologies メインフレーム製品の価 値を最大化し、価値を素早く柔軟に実現する簡素化された経験(エクスペリエン ス)と画期的なソリューションを提供することで、メインフレームの管理手法を 大きく変えます。 Copyright © 2010 CA.All rights reserved.本書に記載のすべての商標、商号、サービスマーク、ロゴ は、該当する各社に帰属しています。DB2、IMS、CICS、COBOL、PL/I および z/OS は、 International Business Machines Corporation の米国、その他の国またはその両方における登録商標で す。本書は情報提供のみを目的としています。本文書に含まれる情報の正確性または完全性について CA は一切の責任を負いません。適用法規で認められる限り、CA は本文書を現状有姿のまま提供し、商品性、 特定の使用目的に対する適合性、他者の権利に対する不侵害についての黙示の保証を含むいかなる保証も しません。また、本書の使用が直接または間接に起因し、逸失利益、業務の中断、営業権の喪失、業務情 報の損失等いかなる損失または損害が発生しても、CA は一切責任を負いません。CA がかかる損害の可能 性について明示的にあらかじめ通告されていた場合も同様とします。 CS0389_1210 1 0