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用語と説明 systematic review:システマティックレビュー strategy:方法

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用語と説明 systematic review:システマティックレビュー strategy:方法
2010.3.15 抄読会資料
担当:山川
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用語と説明
systematic review:システマティックレビュー
strategy:方法
exacerbate:~を悪化させる
narrative summary:記録の要旨
multidisciplinary:多くの専門分野にわたる、学際的な
population of interest: 対象となっている母集団
sedating medications:鎮静剤
arouse:目を覚めさせる
be prone to:(好ましくないことをする)傾向がある
older people:高齢者
sleep fragmentation:睡眠が分断すること
unrest:不穏
intact:健全な
adhere:しっかりと決まった(くっつく、の意味の意訳)
prevalent:流行している
sleep disturbance:睡眠障害
sleep disorder:睡眠障害
hypnotic:催眠の
counter-productive:逆効果の
lethargy:倦怠、無関心(病的には昏睡の意味もある)
well-being:良い状態
imperative:避けられない、緊急の、必須の
high-level:専門的な
expert panel:専門調査会
extensive:広範囲な
instrument:測定ツール
extraction:抽出
disclose:明らかにする
wiring:(電気の配線)
electroencephalogram:脳波図、脳波計
electrooculogram:眼電図
electromyogram:筋電図
electrode:電極
intensity:強さ
valerian preparation:ヴァレリアン(神経鎮静剤)
sustain 維持する、支える
abatement:減少
compromise:妥協して
contradictory:矛盾した
instigate:そそのかして始める
sleeping soundly:熟睡すること
promising:見込みのある
residual:蒸留液
alleviate:問題を多少とも解決する
dawn-dusk:夕暮れ
activity acrophase:活性頂点相
phase- advancing:位相が前進すること
exogenous:外因的な
time series design:前後比較デザイン
titrate:~を滴定する
2010.3.15 抄読会資料
担当:山川
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drowsiness:うとうと眠いこと
neuroleptic:神経弛緩性の
zolpidem:超短時間作用型、入眠障害によく使われる。翌日への持ち越し効果すくない。マイスリー。
anecdotal:逸話的な
delineate:~の輪郭を描く
instrumental:役に立つ
(※1)高齢者の睡眠サイクル:「睡眠障害の対応と治療ガイドライン 内山 真編 じほう 2006」
①睡眠の構成要素: 量、質、位相(どの時間帯に寝るか)、睡眠感の 4 つ
②高齢者の睡眠の特徴:浅くなり、中断しやすい。早寝早起きとなる
・量は、就寝してから入眠までの入眠潜時が長くなる→入眠困難
入眠後の覚醒回数が多い→中途覚醒
・質は、ノンレム睡眠の浅いとき(ステージ 1,2)が増加、深いとき(ステージ 3,4)が減少する。レム睡眠も減
少する。→エネルギー消費が少ないので、深いノンレム睡眠の必要性が低い。
・位相は、加齢に伴って睡眠時間が前にずれる。位相が前進する。その理由として、生体リズムの指標(深
部体温、コルチゾールやメラトニンの分泌の振幅)が減少する。また、体内リズムの強度自体が減少
するので、昼寝が増えて多相性になる。
③高齢者に多い睡眠障害:
・閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS,※4)
・周期性四肢運動障害(PLMD,※5)
・むずむず脚症候群:Restless Legs Syndrome:RLS、夕方の安静時、夜間就床時
に下肢に限局した「痛がゆい」「虫がはうような感じ」の異常感覚がある。PLM が
出現することが多い
・睡眠相前進症候群:入眠と覚醒時刻が通常の社会生活に適した時間よりも前進しているため、夕方早
くから眠くなり、起きていられなくなり、早朝に目覚めてしまう。睡眠の質、量自体に問題はなく、日中
の午睡も少ないことも多い。→治療としては、最初は早朝の光にあたると、さらに位相が早まってしま
うので、サングラスをかけたり部屋を暗くして、夕方の通常寝る時間の前に光療法をして位相を後退さ
せ、夜間の深いノンレム睡眠を増やして中途覚醒を減らす。ある程度後退したら、朝覚醒した後に光
療法を行いリズムを整える。
・不規則型睡眠覚醒パターン:脳梗塞などの自発性が低下したり、脳の器質的疾患がある場合は重篤
化しやすく、治療はむずかしい。治療は日中の活動性をあげたり、光療法をしたりメリハリをつける。早
朝の高照度光療法(2 時間)もよく聞く。薬物療法として、ビタミン B12(日中の深部体温を高め、体内
時計の光感受性を高める(白内障などの場合、光感受性は低い)。短時間作用型の睡眠薬(トリアゾ
ラム:ハルシオンやゾピクロン:アモバン、ゾルピデム:マイスリー)を少量投与するとよい。
・レム睡眠行動異常:REM sleep Behavior Disorder:RBD
(※2)benzodiazepines ベンゾジアゼピン系
睡眠薬の種類:歴史順
バルビツール酸系:優れた催眠作用、耐性、依存性を早期に形成する。大量服用により呼吸抑制あり。退
薬症候あり(せん妄、痙攣発作)
非バルピツール酸系:耐性、依存性強い
ベンゾジアゼピン系:持ち越し効果が非常に少ない、離脱症状があるので(作用時間が短いほど)
非ベンゾジアゼピン系:筋弛緩作用や副作用がベンゾジアゼピン系より少ない。
(※3)データベース
AgeLine
http://www.ebscohost.com/thisTopic.php?marketID=1&topicID=23
AgeLine® focuses exclusively on the population aged 50+ and issues of aging. AgeLine is the
premier source for the literature of social gerontology and includes aging-related content from
the health sciences, psychology, sociology, social work, economics, and public policy.
AgeLine indexes over 600 journals, books, book chapters, reports, dissertations, consumer
guides, and educational videos. EBSCO
APAIS Health
http://www.informit.com.au/indexes_APAIS-HEALTH.html
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担当:山川
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Australian Public Affairs Information Service - Health (APAIS-Health), produced by the National
Library of Australia, is a bibliographic database that indexes articles from published material.
APAIS-Health covers health and medicine in Australia and in particular the legal, social,
economic and ethical aspects of health.
Current Contents
世界の学術研究雑誌・図書の目次速報データベース。 全文野の 7,500 誌以上について、記事、レビュー、
会議抄録、短評など全ての記事情報を収録。
・AGRI Agriculture, Biology & Environmental Sciences
・ARTS Arts & Humanities
・BEHA Social & Behavioral Sciences
・CLIN Clinical Medicine
・LIFE Life Sciences
・PHYS Physical, Chemical & Earth Sciences
・TECH Engineering, Computing, & Technology
の内容を含む。
Dissertation Abstracts International(DAI)
Virtually all accredited institutions in North America that award doctoral degrees submit their
dissertations to ProQuest for publication or listing in DAI. The listings provide:Bibliographic
citations that include title, author name, degree- granting university, year awarded, number of
pages. Monthly issues of DAI include approximately 5,000 new entries from North America,
grouped by subject and printed in two separate sections: Section A, Humanities and Social
Sciences Section B, Sciences and Engineering.
EMbase
Elsevier Science の EMBASE は 70 カ国で発行された 3,600 誌の医薬品情報が大規模に収録されてい
ることで有名な包括的な製薬と生物医学に関するデータベース。毎月アップデートされる EMBASE は最も
最新の情報を提供する生物医学に関するデータベースでもある。完全に索引かされた書誌データと完全な
著者抄録は Elsevier 社が雑誌を入手してから平均 20 日で公表され、これは最もタイムラグの少ないアッ
プデートといえる。
Proquest:フルテキストのデータベース
PsycINFO:アメリカの APA:American Psychological Association が作成する心理学関連領域の最大の
文献データベース
Science Citations Index:Web of Science のひとつ
Science Citation Index Expanded は、世界の代表的な 自然科学分野の雑誌約 8,200 誌 をカバー
(※4)obstructive sleep apnea syndrome 閉塞性睡眠時無呼吸症候群
睡眠中の筋弛緩によって起こる気道の狭窄などにより呼吸が停止し、夜間何度も覚醒するための十分な睡
眠が得られず、夜間の不眠、日中の過眠が出現する。65 歳以上の高齢者の 25%に見られるが無症候性
のものも多い。側臥位の習慣をつけたりする。基本的に睡眠薬、寝酒は呼吸を悪化させるので禁止。
(※5)周期性四肢運動障害 Periodic Limb Movement Disorder
主として下肢の不随意運動が睡眠中に周期的かつ常同的に出現し、睡眠が障害される。原因は不明である。
健常高齢者の 35~57%に見られるが半数は自覚症状がない。
多発すると、中途覚醒になり、睡眠の質、量が低下し、日中の眠気、倦怠感がある。
治療は、ドーパミンアゴニスト、ベンゾジアゼピン誘導体のクロナゼパムを投与。
(※6)メタ分析
①定義
A meta-analysis is a particular type of systematic review that attempts to combine and
summarize quantitative data from multiple studies using sophisticated statistical
methodology. Such a strategy strengthens evidence as it makes the small sample size
of individual studies much larger, giving the results more statistical power and,
therefore, more credibility than the individual studies. Meta-analyses are not
comprehensive, as only compatible data may be combined into a larger data set.
Authors should clearly specify the criteria for inclusion or exclusion of individual
studies somewhere in a systematic review or meta-analysis.(イリノイ大学シカゴ校が出し
ているもの:Evidence-Based Practice in the Health Sciences http://ebp.lib.uic.edu)
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メタ分析とは,「分析の分析」を意味し,統計的分析のなされた複数の研究を収集し,いろいろな角度から
それらを統合したり比較したりする分析研究法である。
②メタ分析の長所
・第 1 に,1 つの研究では見失われていた小さな関係が,多くの研究を統合することで明らかになる
・第 2 に,研究を相互に比較することで新たな視点が得られ,将来の研究の方向づけになる。
③メタ分析の短所
・使用上の注意が必要である。
・メタ分析は他の研究者の研究データを利用するので,メタ分析者が研究データを誤解し,誤った結論を導
く可能性がある。
・異なった動機で収集されたデータ群の中には,違った概念に同じ名前が与えられていることもある。
・元の研究データが間違っていると,その影響を受けてしまうのも問題である。
・出版バイアスがある。
→有意な結果のみが発表されるバイアスである。症例数が大きいスタディでは、有意差が出やすいが、症
例数が小さいスタディでは有意差が出にくいため、症例数が少ないスタディでは有意差が出たものが発
表される傾向がある。その他、メタアナリシスのバイアスとしては、評価基準が統一されていないこと、他
の治療法が標準化されていないことなどがあげられる。(増井健一著「ここからはじめるメタ・アナリシ
ス」)
④対象研究の抽出
・収集した研究から,注目する観点に寄与するデータを含む研究を選び出す。その際,その研究の品質評
定をする(重み付け:エビデンスレベルなどで)
・信頼できるものだけを選定する。
・データの収集・分析上の欠陥が発見された研究は,メタ分析には含めないようにする。
→このプロセスが恣意的になると,「適当に都合のいい研究だけを選んでいる」と,メタ分析自身が批判
を招くので,客観的な評定基準を設定して 2 名以上の者で評定をおこなうのがよい。ときには,その評
定値に基づいて各研究に重みをかけて分析することもある。
⑤メタ分析の評価:QUOROM statement
“
Systematic reviews in Health care: Meta-analysis in context, Second edition”Egger M, Smith
GD, Altman AG, BMJ Books, (1995) 7th published 2007 p124
(次ページ表 1)
(※7)Quality Care and Health Outcome Committee 1995
エビデンスレベルを示したもの。他にも様々なエビデンスレベルがある。
(次ページ表 2)
(※8)メラトニン(睡眠ホルモン)
体内時計の働きによって外が明るいときには産出されず暗くなると産出される。加齢により夜間の産出量が
減少する。
(※9)quasi-experiment:準実験研究 Quasi-experiment is a research design having some but not all
of the characteristics of a true experiment. The element most frequently missing is random
assignment of subjects to the control and experimental conditions.
http://sociologyindex.com/quasi_experiment.htm
→実験のように見えるけど実は無作為割当をしていない実験。例えば、原因変数の操作をしていないもの。
操作をしていなければ実験ではないのだが、実験室に連れて来ていくつかの変数の統制をしたり、変数を
系統的な組み合わせを調べてみたりして、いかにも実験っぽく見えるもの。
現実的に多いケースを言うと、本当は危ういのだが、因果の方向を状況的に推論し交絡変数はないだろ
うと勝手に見込んで因果関係についての飛躍した結論を出そうとする場合の研究デザイン。そんなことをし
ようとしなければ問題にはならない。むしろ、変数を操作できない場合でもなんとかデータを得るための1つ
の選択肢程度に考えるべき。(兵庫教育大学 教育・社会調査研究センター)
(※10)夕方の光療法(Nasseh 2002)
睡眠相前進症候群のときに行う
(※11)acrophase
タイミングの尺度。リズムに最も近似する関数(例えば正弦関数)の頂点(最大値)の位相角。時計や外部
環境サイクルの特定の位相(例えば、午前 6 時、日没時など)を基準にして、そこからの時間であらわしたり、
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体内リズムの特定の位相(例えば覚醒時刻)からの時間であらわしたりする。前者を external (外的)
acrophase といい、後者を internal (内的)acrophase という。
日本時間生物学会用語委員会: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsc/tech_terms/index.html
表1
Improving the quality of reports of meta-analyses of randomized controlled trials: the QUOROM statement
Moher D, Cook DJ, Eastwood S, Olkin I, et al, for the QUOROM Group* Lancet 1999; 354: 1896–900
(下図)p1897:QUOROM statement
表2
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