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愛のレッスン プレス資料

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愛のレッスン プレス資料
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ダンス公演
とつとつダンス part.2
愛のレッスン
————京都府舞鶴市で創作・初演し、大好評を得た舞台作品 「とつとつダンス part.2 愛のレッスン」の全国巡回公演を行います!! ———— >>大阪公演 2014 年 10 月 3、5 日 @アートエリア B1 (大阪市北区)
>>東京公演 2014 年 11 月 28〜30 日 @アサヒアートスクエア(東京都墨田区)
>>仙台公演 2015 年 1 月 24、25 日 @せんだいメディアテーク(仙台市青葉区)
■主催・問合せ:一般社団法人 torindo(担当/森・豊平)
〒625-0036 京都府舞鶴市浜 615 yashima art port
TEL 080-2411-0790 MAIL [email protected] URL http://torindo.org/
■共催:グレイスヴィルまいづる、アートエリア B1[大阪大学+NPO 法人ダンスボックス
+京阪電気鉄道(株)](大阪公演)、せんだいメディアテーク(仙台公演)
■助成:芸術文化振興基金(多分野共同等芸術創造活動助成)
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■作品について 未整理の過去と手さぐりの未来との間に
点描でしか描けない現在がある。
それを描く音、とつとつ。
(伊達伸明 『とつとつな音』より)
京都府舞鶴市を拠点に活動する非営利芸術活動団体「torindo」では、アーティストとの創作
活動を通じた豊かで多様な地域づくりを目的とするアート・プロジェクト「まいづる RB」を実
施しています。その活動の一つとして、舞鶴市の特別養護老人ホーム「グレイスヴィルまいづる」
の協力の下、ダンサー・振付家である砂連尾理(じゃれお・おさむ)と認知症高齢者による舞台
公演「とつとつダンス」を 2010 年 3 月に舞鶴赤れんが倉庫で上演しました。
公演後も「グレイスヴィルまいづる」が主催となって、砂連尾理によるダンスワークショップ
は継続されることになり(企画協力:一般社団法人 torindo)、認知症ケアにおける身体コミュニ
ケーションの可能性を探る一方で、哲学者・看護師である西川勝による人と人の間に息づくケア
の経験をもっとありのままに記述するための哲学勉強会や、多様な価値観や文化に関する理解を
深めるための対話を中心とした文化人類学カフェ活動が行われてきました。やがて、ワークショ
ップと勉強会は形を変えて砂連尾と西川が合同で行う新たな「とつとつダンス・ワークショップ」
を生み出しました。「シリーズとつとつ」と呼ばれるこれら一連の活動は、施設介護の関係者の
みならず、地域のさまざまな人たちの関心を呼び起こして今なお継続されています。
今年 3 月には、
「とつとつダンス」の公演から 4 年の歳月を経て、老人ホームで継続されてき
た活動の発表の場として、舞鶴赤れんがパークにて「とつとつダンス・ワークショップ」を元に
した舞台公演『とつとつダンス part.2 愛のレッスン』を上演し、たくさんの反響を得ました。
禅の思想である「十牛図(じゅうぎゅうず)」を道標にしながら、グレイスヴィルまいづるの
入居者・岡田邦子と砂連尾理が静かに描きだす身体の動きとコミュニケーションの在りようを、
映像作家・久保田テツによるダンスワークショップの記録映像を基にしながらも大胆・緻密に構
成された映像と美術家・伊達伸明が奏でるウクレレの音が支え、舞台上でも展開される西川勝に
よるワークショップが身体と言語が一体となった対話の可能性を観客に静かに問いかけます。
砂連尾理構成による『とつとつダンス part.2 愛のレッスン』は、現代におけるコミュニケ
ーションの新たな可能性/不可能性を、ダンス、映像、哲学ワークショップを用い探っていく、
新しい形のパフォーマンス作品です。
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■シリーズとつとつ概要 2009 年 11 月〜 特別養護老人ホーム「グレイスヴィルまいづる」で、砂連尾理の作品創作のためのダンス
ワークショップが始まる。
2010 年 3 月 7 日 舞台公演「とつとつダンス」上演。(会場:舞鶴赤れんが倉庫・まいづる智恵蔵)
2010 年 4 月〜 砂連尾理によるダンスワークショップが「グレイスヴィルまいづる」で継続して実施。
2010 年 12 月 10 日 西川勝による「とつとつ勉強会」が「グレイスヴィルまいづる」で開始。
2011 年 4 月〜 砂連尾・西川による「とつとつダンス・ワークショップ」が開始。
「シリーズとつとつ」は、「とつとつダンス」公演の後、特別養護老人ホーム「グレイスヴィ
ルまいづる」にて、4 年間で計 100 回ほど行われており、参加者総数は約 700 名。参加者は多
様な人々で構成されており、グレイスヴィルまいづるの入居者(要介護高齢者、認知症高齢者を
含む)や看護・介護職員、事務職員、栄養科職員だけでなく、近隣の住民(小学校教師、中学校
教師、主婦、学生、自衛隊員、府職員、団体職員、自営業者、会社員、フリーター)、遠方から
の参加者(ダンサー、舞台芸術家、映像作家、写真家、歯科医師、理学療法士、NPO 職員、大
学教員、大学生、新聞記者、出版業者など)も多く参加している。年齢、性別、職業の異なる人
たちが、身体ワークショップ・人類学カフェ・勉強会の複数に共通して参加していることも特徴
的である。
ケアとアートが出会い、そこに哲学や文化人類学といった知の活動が巻き込まれたのが特別養
護老人ホームという場所だった。施設で暮らす高齢者や、施設職員、地域の人たちや、遠来の客
人まで、さまざまな人が、ともに身体を動かしながら交流して、自らの新たな感性に気づく。ま
た、言葉を交わし合って、お互いの考えを深めていくのが「シリーズとつとつ」の目的である。
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■公演データ 公演名 『とつとつダンス part.2 愛のレッスン』 振付・構成 砂連尾理(じゃれお・おさむ) 出演 砂連尾 理(ダンサー・振付家) 岡田 邦子(特別養護老人ホームグレイスヴィルまいづる入居者) 西川 勝(看護師・哲学者) 伊達 伸明(美術家) 大阪公演/日時:2014 年 10 月 3 日(金)19:00 開演 10 月 5 日(日)14:00 開演 ※10 月 4 日(土)は、とつとつダンスワークショップを開催します。 10:00〜12:00、14:00〜16:00 の二回/各回定員 15 名/参加費 1,000 円 会場:アートエリア B1(大阪市北区中之島 1-1-1 京阪電車なにわ橋駅 地下 1 階) 東京公演/日時:2014 年 11 月 28 日(金)19:00 開演 11 月 29 日(土)15:00 開演 11 月 30 日(日)15:00 開演 会場:アサヒアートスクエア(東京都墨田区吾妻橋 1-23-1 スーパードライホール 4F) 仙台公演/日時:2015 年 1 月 24 日(土)14:00 開演 1 月 25 日(日)14:00 開演 会場:せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町2−1) ■各回とも豪華なゲストを迎え、上演後にアフタートークを行います。 トークゲスト: 10 月 3 日 志賀玲子(舞台芸術プロデューサー) 10 月 5 日 平尾剛(スポーツ教育学者/元ラグビー日本代表) 11 月 28 日 西村ユミ(看護師/看護学研究者) 11 月 29 日 松田正隆(劇作家/演出家) 11 月 30 日 山田創平(社会学者) 1 月 24 日 濱口竜介(映画監督) 1 月 25 日 鷲田清一(哲学者/せんだいメディアテーク館長) ×
料金 一般 前売3,000円/当日3,500円
18 歳以下&70 歳以上 前売2,000円/当日2,500円
※5 歳以下無料
※未就学児・乳幼児の方もご入場いただけます(要事前予約)。
小さなお子様は、ご同伴の方と同じ席(お膝の上)になります。
出入口に近いお席をお取りしますので、必ず事前予約の際にお伝えください。
※全自由席(とつとつダンスがよくわかるブックレット付き)
※上演時間 約60分
チケット取扱い ◎ 電話,メール,または torindo ホームページのチケット予約フォームよりご予約の上、
当日精算。 Tel. 080-2411-0790 / Mail. [email protected] / HP torindo.org ◎ Confettie(カンフェティ) Tel. 0120-240-540(平日 10-18 時)/ http://www.confetti-web.com(チケットサイト) ※チケットの支払/受取は、お近くのセブンイレブンになります。発券手数料がかかります。 スタッフ 映像:久保田テツ/音響:西川文章/照明:藤原康弘/舞台監督:大田和司 宣伝美術:納谷衣美/プロデューサー:森真理子 制作:豊平豪・木村衣里(torindo)、淡路由紀子・仲井なるみ(グレイスヴィルまいづる) 制作協力:内山幸子(大阪公演)、中山佐代(東京公演)、千田優太(仙台公演) 主催 一般社団法人 torindo 共催 グレイスヴィルまいづる、アートエリア B1[大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+
京阪電気鉄道(株)](大阪公演)、せんだいメディアテーク(仙台公演)
協賛 アサヒビール株式会社(東京公演) 助成 芸術文化振興基金(多分野共同等芸術創造活動助成)
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■2014 年 3 月 初演時(舞鶴赤れんがパーク 4 号棟)の様子
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■プロフィール 砂連尾 理 ダンサー・振付家。1991 年 寺田みさことダンスユニットを結成。近年はソロ活動を行い、舞台
作品だけでなく臨床哲学者や、映像作家、情報・ロボット工学者と様々なプロジェクトを行う等、
ジャンルの越境、文脈を横断する活動を行っている。2008 年度文化庁・在外研修員としてベル
リンに 1 年滞在。近年の作品に「Thikwa+Junkan Project」「とつとつダンス」等。立命館大学、
神戸女学院大学非常勤講師。 西川 勝 臨床哲学者・看護師。精神科病棟での見習い看護師を皮切りに、人工血液透析、老人介護施設と
職場を移しつつ、二十数年にわたって臨床の現場での経験を積む。その一方で、関西大学の二部、
大阪大学大学院文学研究科にて哲学を学び、看護の実際に即してケアのあり方をめぐる哲学的考
察をおこなう。現在は「認知症ケア」に関わるコミュニケーションの研究・実践を進行中。大阪
大学コミュニケーション・デザイン・センター特任教授。 久保田 テツ 映像作家。神戸芸術工科大学卒業。1995 年より株式会社生活環境文化研究所に入社し、都市空
間、文化施設、現代美術のドキュメンテーションと支援に関するメセナ事業運営に携わる。2000
年より早稲田大学メディアネットワークセンター非常勤講師として web や映像を活用したメデ
ィア実践教育に従事。映像作家、音楽作家としても活動を展開中。
NPO remo(記録と表現とメ
ディアのための組織)メンバー。大阪大学コミュニケーション・デザイン・センター特任准教授。 伊達 伸明 美術家。「建築物ウクレレ化保存計画」主宰。京都市立芸術大学美術学部大学院工芸家修了。取
り壊される建物から生活痕の残る材料を用いてウクレレを制作し、肌合いにこもる記憶を楽器と
して元の住人に手渡していく長期プロジェクト「建築物ウクレレ化保存計画」をはじめ、現在ま
でに学校、寺、劇場、一般住宅など 60 以上の建物をウクレレ化している。
一般社団法人 torindo 2009 年から舞鶴市内で行われているアートプロジェクト「まいづる RB」の運営団体として活
動を行っている。活動のきっかけとなった舞鶴赤れんが倉庫(赤れんがパーク)のほか、市内小
中学校や老人ホーム、商店街などと連携しながら、舞鶴市内各所でアーティストとともに行う活
動を展開中。また京都、大阪、東京などでもジャンルを横断したさまざまな展覧会や舞台公演等
の企画・マネジメント・コーディネートを行う。
グレイスヴィルまいづる 舞鶴市内にある特別養護老人ホーム。入居者、家族、職員、地域とともに「共に暮らし、共に考
え、共に感動し、共に働く」をモットーに、すべての人に優しい施設運営を目指し、全室個室の
新型特別養護老人ホームとして、平成 17 年 4 月に開設。 
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