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役員賞与の会計処理 - 税理士法人 石井会計
法人税 お役立ちQ&A 新会社法に対応した役員賞与の実務処理について教えてください Q:新 会 社 法 で 利 益 処 分 案 が 廃 止 さ れ 、従 来 、総 会 で の 利 益 処 分 案 承 認 決 議 に よ り 支 給 し て い た 役 員 賞 与 を 、今 後 ど の 様 に 処 理 す れ ば 良 い の か 教 え て 下 さ い 。 A:役員賞与の会計処理が変わりました! 1 . は じ め に : 新 会 社 法 で は 、 従 来 の 利 益 処 分 制 度 廃 止 に よ り 「 剰 余 金 の 配 当 」・「 資 本 の 部 の 計 数 変 動( 資 本 金 ・ 準 備 金 の 減 少 等 )」・「 役 員 賞 与 」等 は 、総 会 決 議 事 項 と し て 各 々 承 認を得る必要があります。 2. 会 社 法 の 規 定 に よ る 役 員 賞 与 の 決 め 方 : 従 来 、 役 員 報 酬 は 、 定 款 に 定 め の あ る 場 合 以 外は総会決議にて支給限度額を定めて支給、役員賞与は利益処分項目として総会決議によ り支給されておりました。 会社法(361条・387条)では、報酬・賞与を「報酬等」として一括規定し、①定 款に定めて支給する②一度総会で報酬限度額を定め、以降は賞与込みで支給額が限度内で あれば、新たな決議を経ずに支給する③役員賞与は、その都度総会決議を経て支給する方 法があります。実務的には②か③の方法が一般的です。 3. 役 員 賞 与 の 会 計 処 理 : 企 業 会 計 基 準 で は 、 役 員 賞 与 も 報 酬 と 同 じ く 職 務 執 行 の 対 価 の た め 、「 役 員 賞 与 は 発 生 し た 会 計 年 度 の 費 用 処 理 と す る 」 と 定 め ま し た 。 従って、従来の利益処分方式と異なり、以下の様な会計処理になるため、当期利益が減 少します。 決 算 日 役 員 賞 与 引 当 金 繰 入 ××/ 役 員 賞 与 引 当 金 ×× 又 は 役 員 賞 与 ××/ 未 払 費 用 ×× 支給日 役 員 賞 与 引 当 金 ××/ 現 預 金 ×× 又 は 未 払 費 用 ××/ 現 預 金 ×× *引当金繰入、役員賞与は販売費・一般管理費に計上。 1. 役員賞与の税務:役員賞与は、事前確定届出給与・利益連動給与(主に公開会社の み) ・使 用 人 兼 務 役 員 に 支 給 す る 場 合 を 除 い て 、税 務 上 は 損 金 に 算 入 さ れ ま せ ん 。 (法 人 税 法 35 条 Ⅰ ) 2. 総会召集通知への記載の仕方:役員賞与の支給を総会決議事項とするか否かについ ては、①一度定めた役員報酬限度額の範囲内であれば決議事項としないケ−スと② 役員賞与の支給総額(例:取締役分○○円、監査役分○○円)を明らかにして決議 事項とするケ−スがあります。実務的には①のケ−スの様に決議事項としない会社 が多いと思います。 平 成 18 年 10 月 税理士法人石井会計 代表社員 石井栄一 (公認会計士・税理士) 本ウェブサイトの著作権は税理士法人石井会計に帰属します。掲載されている記事の無断転載を禁じます。