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産婦人科学系 - 日本大学医学部

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産婦人科学系 - 日本大学医学部
産婦人科学系
専門的で高度な医療が習得できる抜群の研修環境。
産科・婦人科とも豊富な症例数と手術件数を経験し、
3 年間研修修了で確実に産婦人科専門医を取得できるプログラムを用意しています。
総合周産期母子医療センター 2 施設、地域周産期母子医療センター 1 施設、婦人科腫
瘍専門医修練認定施設 2 施設を有し、実践的かつ専門的な医療現場で研修が出来ます。
一日でも早く独り立ちできるように、早い内から手術の執刀も経験できます。
医学博士の学位を取得し、その論文を国際的な学術雑誌に発表しています。
21 年 3 月から、東京都から母体救命スーパー周産期センターの指定を受けました。
■産婦人科の魅力とは?
思春期、生殖内分泌、妊娠・分娩、中高年関連疾患という女性
の全生涯における種々のイベントに対して、内科的に外科的に倫
理的に横断的対応ができる唯一の診療科である点が産婦人科診療
の醍醐味といえます。ここに、その醍醐味を実感できるような後
期研修のアウトラインを示します。
後期研修 3 年間(+ α)のアウトライン(2012ver)
年目
平成
1
22
2
23
3
4
5
6
7
8
9
24
25
26
27
28
29
30
研修プログラム
初期研修(2 年間)
後期研修(3 年間)
6 年目の 7 月 :
産婦人科専門医試験
婦人科腫瘍専門医試験 etc
研修内容
大学院
各科ローテーション
(他施設または本学)
平成 24 年から大学院入学
希望者は平成 23 年 10 月(予
定)の入学試験を受ける。
周産期・婦人科
(3 ∼ 6 ケ月毎)
後期研修中のどの学年
でも入学できる(10 月
入学試験・翌年 4 月入学)
サブスペシャリティー周産科・
原則 4 年で学位取得
婦人科腫瘍を専門的に研修する
延長可能
入学可能
■実際に後期研修で何を経験できるか?
産婦人科研修では、分娩介助に伴う会陰切開と縫合術を学ぶ機会が多いため、切開術と
縫合ならびに出血に対する手技や処置法を研修の早い段階から修得できる点が特徴的で
す。しかも、日大産婦人科は総合周産期母子医療センターと婦人科腫瘍専門医修練認定施
設であるため、東京都北部(城北地区 : 練馬区、豊島区、板橋区、北区)ならびに埼玉県
南部の東上線・埼京線沿線という広域の医療機関からの患者紹介が他の施設より突出して
多く、結果として、受け持つ症例の絶対数が多いため、多彩な疾患を数多く経験できる、
という研修におけるスケールメリットがあります。以下に、後期研修で何が出来るように
なるかを、周産期(産科)と婦人科に分けて列挙してみます。
−152−
周産期(産科)研修で何をやれるか
婦人科研修で何をやれるか
・正常妊婦健診
お産(年間 750 ∼ 800))
婦人科の外来診療
婦人科 手術
・正常分娩の管理
・異常妊娠の管理
会陰切開・縫合
産道損傷縫合
……会陰・頸管裂傷
・胎児超音波診断
産科 流産・不育症
子宮外妊娠
卵巣腫瘍(嚢腫・ガン)
子宮腫瘍(筋腫・ガン)
更年期障害
内分泌異常
不妊症
癌化学療法
超音波診断
CT/MRI 読影
術前・術後管理
子宮外妊娠
良性卵巣腫瘍
子宮全摘(腹式・腟式)
子宮脱
円錐切除(レーザー手術)
初歩的な腹腔鏡手術
・正常新生児の管理
・出生前診断
・IUGR の診断
・妊娠高血圧症の管理
・産科救急
手術
吸引 / 鉗子
帝王切開(260 ∼ 300 件)
頸管縫縮
子宮全摘
年間手術件数 530 ∼ 550
(産科を除く)
さらに、医療機関の産婦人科再編成ならびに集約化という社会環境の変化から周辺の医
療施設から依頼される重症例や合併疾患症例が急増していますが、現在のスタッフでは飽
和状態であるため後期臨床研修を始める諸君にもぜひとも加わってもらい、地域から期待
される医療を果たしたいと考えています。
■研修医の一年間はどのようなものか?
後期研修医(卒業 3 年目)の 1 年間の生活を表にしてみました。ここで研修内容以外で
一番の関心事は当直回数であろう。産婦人科医研修の初めの半年間の最大の到達目標は、
分娩介助を一人で出来ることにあります。当然上級医の指導下であるが、「正常分娩はよ
り自然に(分娩し)、異常分娩はより正常に(分娩する)」を目指してもらいたい。そのた
めには、短期的に集中して分娩に接する必要があります。したがって、必然的に 4 月から
9 月一杯までの当直回数が多くなりますが、無事にお産介助と会陰縫合をやり遂げ、母児
の二つの命を安堵させることができた達成感と充実感を早く体験できるでしょう。その後
は、当直回数も減り、落ち着いて日常研修が出来ます。
後期研修医の 1 年間
学会入会
日本産科婦人科学会は
必須
周 産 期・ 新 生 児 学 会
婦人科腫瘍学会
お産が出来るまでは当
直回数が多い
当直
原則 3 人で行う
6∼8回/月
カンファレンス
グループで担当
3∼5回/年
抄読会
教授から手渡し
3∼4回/年
年間休暇
2 週間
夏休み
7∼9月
連続 1 週間
冬∼春休み
12 ∼ 3 月
連続 1 週間
学会発表
収入
年間
連続取得は 1 週間まで
1∼2回/年
地方部会、関東連合
600 ∼ 700 万円
専修医、有給助手
−153−
・VOICE 1(平成 18 年後期研修開始、20 年大学院入学)
後期研修 3 年間修了後に出産を経験した Dr.AS の 4 年間を振り返ってもらった。
婦人科 6 ヶ月(4 月∼ 9 月)専修医
開腹手術の執刀 30(7 ∼ 9 月)
当直 8 ∼ 9 回 / 月
カンファレンス 2 回発表
抄読会 1 回
学会発表 東京地方部会 1 回
産 科 4 ヶ月(10 月∼3月)有給助手
帝王切開の執刀 35(10 ∼3月)
当直6∼7回 / 月
カンファレンス 1 回発表
抄読会 1 回
学会発表 関東連合地方部会 1 回
●後期研修の最初の 1 年間は、婦人科、産科それぞれ半年ずつローテーションしました(上
記表参照)。婦人科勤務では、緊急手術が必要な救急疾患の診断から治療、家族への応対ま
で、悪性腫瘍の手術と術後療法など、日々幅広く多数の症例を経験できました。診断から治
療、退院後の経過まで責任をもった対応が要求されるため、厳しくはありましたが医師とし
ての技術面ならびに精神面でも修練できる環境だと思います。また、産科勤務では、総合周
産期母子医療センターとして母体搬送の受け入れ先であり、高度な周産期管理と治療を経験
することができました。経験できる正常分娩や帝王切開術も多く、無理なく確実にスキルアッ
プできると思います。産科・婦人科を通して大学病院ならではの貴重な症例を経験できるだ
けでなく、患者の立場にたって治療に当たっている医師として尊敬できる指導医の先生方と
チーム医療ができるのが大きな魅力と思います。 (平成 19 年 3 月記)
後期研修の 2 年目はどうだったろうか?その感想を書いてもらった。重複する部分もある
が経年変化を知る上で後期研修を目指す諸君には参考になると思う。
●後期研修の 2 年目は婦人科病棟で勤務しました。子宮筋腫、卵巣腫瘍などの良性疾患から
子宮癌、卵巣がんなどの悪性疾患、さらに、絨毛性疾患などの稀な疾患まで幅広く症例を経
験できました。特に、悪性疾患の場合、初診後の精査入院、治療方針決定、手術、術後化学療法、
さらにその後の外来通院まで、上級医の指導の下ですが責任を持って進めることが要求され
ます。どのように関れば病気に立ち向かう勇気を持ってくれるのかと一・例一例に悪戦苦闘
しましたが、この一年の経験は今後臨床を続けていくにあたりとても貴重なものになると確
信しています。病棟・外来診療業務のほかにも、年 2 ∼ 3 回の学会発表、抄読会、ケースカンファ
レンスの経験も非常に力になりました。また、いつも患者の立場に立ち診療に当たる医師と
して尊敬できる指導医とチーム医療が出来、技術ばかりでなく医療に対する姿勢も学べたこ
とも大きな魅力だと思います。少人数なので、他科よりも研修内容が濃厚で、難解な症例も
経験する骨の折れる研修かも知れませんが、その分充実し修練できる環境だと思います。何
か問題があったときにグループを超えて親身になりいつでも協力し合う、そんな暖かな雰囲
気の病棟も他にはなく誇れるものだと思います。 (平成 20 年 3 月記)
−154−
● 3 年目の平成 20 年度は、学外の関連病院で 1 年間研修をしました。病棟・外来・手術で
習得することは多く充実した毎日を送ることができました。また、併設する周産期母子医
療センターでの母体搬送は、大学と同様に多く、地域の周産期施設ならびに産科医の不足
を実感しました。そのような状況下であっても、上級医の先生方は非常に親身に、時に厳
しく指導してくださいました。アットホームな雰囲気の中、他科の先生方と症例について
深く話し合う機会が多く、今までとは違った視点で病気を考えることができました。4 年
目の平成 21 年度は、大学勤務に戻り、7 月の産婦人科専門医試験を受験する予定です。卒
後臨床研修の 1 期生として 3 年間で身に付けた研修経験と知識をもっと高めたいと思って
います。 (平成 21 年 6 月記)
●入局 4 年目の平成 21 年は産婦人科専門医を取得しました。試験内容は、基礎的な事項か
らかなり専門的な問題まで幅広く出題されていましたが、大学病院や出張病院で一つ一つ
症例を大切に学び取ることで十分対応できると思いました。現在、妊娠 8 か月になりますが、
病棟・外来診療、手術やお産、大学院での研究、学会発表などにおいては、自分の希望や
体調に配慮していただき無理なく充実した勤務を行っています。 (平成 22 年 6 月記)
●入局 5 年目の平成 22 年に産婦人科専門医を取得してからの約一年間は産科病棟で勤務し
た後、妊娠 9 カ月で産休に入りました。出産 2 カ月で職場復帰し、6 年目の今は、大学院の
研究と週 2 回の外来診療を行っています。職場復帰の時期や業務内容については、自身と家
族の希望を述べ育児との両立を図っています。女医にとって、出産・育児と仕事の両立は大
きな問題ですが、医局はどのような問題に対しても事情を考慮した対策を講じてくれました。
この点で、出産後も無理なく現場に復帰できる環境にあると思います。 (平成 23 年 6 月記)
・VOICE 2(平成 20 年後期研修開始)
後期研修を開始して 4 年目になった Dr.AZ はどのような経験をしただろうか。
●私は、大学を卒業後、市中病院の初期臨床研修コースを選び、研修をしました。初期研
修中に産婦人科ローテーションをし、そこで産婦人科の魅力を知りました。学生の頃は産
婦人科は難解で具体的なイメージがつかめず、また男性である自分が女性患者さんに距離
を置いてしまうのではないかと危惧したからです。しかし、実際に仕事をしてみるとその
ような先入観は一気に解消しました。指導医の丁寧なアドバイスに従って分娩や手術を経
験できるということに医師というプロフェッショナルの喜びと誇りを感じました。
2 年間の初期研修終了後、出身大学の産婦人科に入局したわけですが、入局後も大学の
勤務のほかに関連する市中病院にも出張しました。大学病院ではアカデミックかつ先進研
究を目指した医療を学び、出張先の市中病院では地域医療に根差した高度医療に従事しま
した。その経験の一つ一つがどれも貴重なものでした。また、産婦人科は分娩、腫瘍、生
殖・内分泌、中高年女性医学と取り扱う広く、同じ骨盤内臓器であっても女性のライフス
テージによって対処法が異なってくるという点が他科では味わえない大きな特徴です。そ
のような特殊性をもつ患者さんの治療にあたるという充実感は産婦人科をやってみなくて
は味わえないと思います。この拙文を一読された皆さんに是非体験していただきたいと思
います。 (平成 23 年 6 月記)
−155−
・VOICE 3(平成 23 年初期研修中)
初期研修 2 年目の平成 23 年に 4 カ月産婦人科を研修した Dr.IK に聞いてみた。
●私は、産婦人科で 4 ヶ月間研修をしました。将来の選択肢として一番に考えていたこと
もあるし、何よりもお産がとても好きだったからです。最初の 2 か月は婦人科で研修しま
した。正直、癌が苦手と思っていたので最初は不安が強かったのですが日が進んでいくう
ちに苦手意識が楽しみに変わりました。婦人科といったら手術です。もともと一般外科・
外科系に興味があったのでこの 2 か月はだいぶ手術に入らせてもらいました。週 3 日は手
術日で夜まで手術がありへとへとになり、病棟の患者さんの顔を見ずに一日が終わってし
まうことありました。2 ヶ月目はいよいよオペレーターデビューです。研修開始時は、「状
況次第でオペレーターも考慮する」でしたので最初の 1 か月はとにかく指導医の手の動き
を観察することに徹しました。初めての開腹手術のときはとても緊張し、終わった時には
泣きそうになりました。手術書もできるだけ読み、解剖を頭に叩き込もうとしながら爆睡・・・
なんでことも。手術の多いグループだったので 1 か月でも様々な手術を経験し、充実した
2 か月を過ごすことができました。後半の2か月は産科研修で、帝王切開の執刀もはじま
りました。自分の内科的な知識が不足していると思う症例もたくさんあったので今後はそ
ういうことに対しても積極的に勉強していきたいと思っています。 (平成 23 年 6 月記)
■最後に主任教授の VOICE
後期研修が始まって早くも 6 年目をむかえ、平成 18 年に 3 人、19 年に 1 人、20 年に 4 人、
21 年に 2 人、23 年に 2 人の仲間が増えました。その中で大学院修了者 2 人、産婦人科専
門医 4 人を数えるまでになりました。従来とは異なる初期研修を終えてきた Dr 達の加入
で医局内も明るく新鮮で溌刺とした雰囲気にあり、大変好ましく思います。日大産婦人科
は大学病院ならではの難解で稀な症例を経験できることと、都内有数の症例数を誇る施設
であるため、診断・治療・手術などの臨床面での技能を向上させることのできる環境にあ
るのが、特徴です。その結果、平成 18 ∼ 19 年入局者 4 人全員が専門医試験に合格してい
ます。また、産科、婦人科分野の指導医がそろっているため後期臨床研修を終了した後は
スムースにサブスペシャリティ修練に移行できます。チーム医療を行うことで、同僚医師
ならびに先輩医師や指導医らとお互いが刺激しあう環境にあり、その状況が診療科全体の
ボトムアップとチャージアップにつながっていると確信しています。また、20 年度からは
従来の大学院プログラムの他に横断型専門教育プログラム(大学院と専門医を目指して並
行した指導を受ける)が開設され、臨床を学びながら大学院を履修できるようになりまし
た。更に平成 21 年 3 月から母体救命スーパー総合周産期センターに東京都から指定され、
日大産婦人科に対する期待度が高まってきています。これからわれわれと一緒に勉強を始
める皆さんは、21 世紀前半の日本の医療を背負っていく運命にあります。その立場を自覚
して切磋琢磨されることを期待します。
(平成 23 年 6 月記)
−156−
■追記1 現場では(ある病棟医長の声)
周産期分野は、総合周産期センターや母体救命対応スーパー周産期センターの認定を受け
地域ならびに東京都全域の周産期医療に貢献していると自負しています。一方、婦人科分
野では、悪性腫瘍治療では地域がん拠点病院として機能しています。さらに報道によれば
DPC 施行病院(包括評価を用いた入院医療費の定額払い制度を採用した医療機関)を対象
にした調査では、入院期間の短縮が評価されますが、当科の婦人科良性・悪性腫瘍手術で入
院する期間は都内でトップグループに入り、全国でも 10 数位に挙げられています。これは、
無駄のない、安全で確実な診療を実践することで成立することであり、我々の診療行為が評
価されていると考えています。
■追記2
診療実績に載らない記録で当科の特徴として、院内死亡に対する病理解剖率が高いことが
あげられます。07 年から 77 人死亡し 37 人(48%)のご遺族から病理解剖の承諾を得ました。
これは日ごろの我々の診療姿勢が患者さん並びにそのご家族に支持されていることと解釈し
ています。また、緩和ケアチームへのコンサルテーション数は病院内の全依頼数の 30%に
も達し、院内緩和ケアチームに積極的に介入してもらうことで、患者 QOL の向上に取り組
んでいます。
■追記3 臨床成績
婦人科治療内容
抗菌薬投与(手術なし)
子宮鏡手術
子宮脱手術
腹腔鏡手術
卵巣腫瘍摘出手術
筋腫摘出術(核出術)
広汎子宮全摘術
準広汎子宮全摘術
腹式子宮全摘術
円錐切除術
子宮内膜掻爬術
試験開腹術のみ
自己血貯血(産科+婦人科)
総手術数
2007 年
17
7
12
39
145
52
2
20
112
37
2
2
68
474
2008 年
11
12
6
34
156
51
2
14
142
56
12
2
98
549
2009 年
9
14
8
23
141
39
3
29
136
59
34
7
96
545
2010 年
17
20
9
71
93
38
9
17
129
78
38
3
94
550
07∼10 年
53
53
35
167
535
180
16
80
519
230
86
14
356
2118
悪性腫瘍の治療
手術療法(円切、NAC を含む)
化学療法(NAC、CCRT を除く)
放射線療法(CCRT、術後照射を含む)
その他(免疫、緩和など)
2007 年
91
47
15
5
2008 年
102
53
11
4
2009 年
113
61
15
3
2010 年
109
48
12
5
07∼10 年
415
209
53
17
−157−
総合周産期センター
年間入院
出産
早産(妊娠 28 週未満)
死産
帝王切開
帝王切開率(%)
母体搬送受入
母体搬送 / 全入院(%)
母体偶発合併症
産科合併症
胎児異常
極低出生体重児
2007 年
1111
711
26
7
300
42.2%
61
5.5%
184
412
41
49
2008 年
1155
786
13
8
339
43.1%
96
8.3%
228
380
23
36
2009 年
1129
795
24
13
383
48.1%
104
9.2%
216
460
52
59
2010 年
1150
717
22
15
340
47.4%
77
6.7%
210
426
49
64
07∼10 年
4545
3015
85
43
1362
45.1%
338
7.4%
838
1678
165
208
■追記4 ある日の医局説明会のお知らせ(例文)
医局説明会のご案内
#1 生殖免疫学の進歩 日大産婦人科 山本樹生主任教授
18:30∼18:50
#2 超音波使用法(胎児循環スクリーニング法)
18:50∼19:10
#3 3D立体映像から学ぶ骨盤臨床解剖学
19:10∼19:20
#4 産婦人科医局の説明(具体的な習得内容、待遇、展望)
19:20∼19:40
日 時 平成23年○月○○日△曜日 18:30∼
場 所 凸凹(医局または、リサーチセンター)
対 象 初期臨床研修医、医学部学生(全学年)、卒業生
今回は生殖免疫学の進歩について山本教授からレクチャー(#1)があります。その後、
STIC(Spatio-Temporal Image Correlation)といわれる胎児の心臓を対象にした4D収集
法として開発された機能と3D用のディスプレイを使用し婦人科手術の習得に必要な骨盤
臨床解剖の「立体視」による説明を行います(#2#3)。
医局説明(#4)では、入局したら指導医の下で産婦人科として基本的技能を習得し、
患者さんの心を理解して多様なニーズに対応できるような医師を目指して、生殖医学、周
産期医学、腫瘍学、内視鏡手術学など各分野をバランスよく研修して診断・治療計画を自
ら立案できるレベルに到達することを目標にします。次に、後進を指導する能力を身につ
けると同時に産婦人科専門医の習得した後に、山本教授と相談して、各種専門医の修練、
博士号取得、研究などの分野を目指します。
■連絡先
〒 173-8610 東京都板橋区大谷口上町 30-1 日本大学医学部産婦人科
TEL:03-3972-8111,FAX:03-3972-9612
産婦人科後期研修担当指導医 髙田眞一 (産婦人科医局 内線 2522)
E-mail:[email protected]
−158−
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