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データ - メットライフ生命
2011年5月26日 2010(平成22)年度決算報告 メットライフ アリコ(日本)の2010(平成22)年度(2010年4月1日~2011年3月31日)の業績をお知らせします。 <目 次> 1. 主要業績 ・・・・・・ 2 2. 2010年度末保障機能別保有契約高 ・・・・・・ 4 3. 2010年度一般勘定資産の運用状況 ・・・・・・ 5 4. 貸借対照表 ・・・・・・ 13 5. 損益計算書 ・・・・・・ 18 6. 経常利益等の明細(基礎利益) ・・・・・・ 21 7. 債務者区分による債権の状況 ・・・・・・ 22 8. リスク管理債権の状況 ・・・・・・ 22 9. ソルベンシー・マージン比率 ・・・・・・ 23 2010年度特別勘定の状況 ・・・・・・ 25 ・・・・・・ 30 10. (参考)2010年度証券化商品等への投資及びサブプライム関連投資の状況 以上 1 メットライフ アリコ 1. 主要業績 (1)保有契約高及び新契約高 保有契約高 区 分 件 数 2009年度末 金 額 個 人 保 険 5,773 102.4 個 人 年 金 保 険 775 98.6 団 体 保 険 - 件 数 前年度末比 前年度末比 19,712,488 3,832,592 3,446,959 99.8 94.7 92.2 (単位:千件、百万円、%) 2010年度末 金 額 前年度末比 前年度末比 6,111 105.9 780 100.6 - 20,202,534 102.5 3,614,647 94.3 3,541,587 102.7 (注) 個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金 を合計したものです。 新契約高 区 分 件 数 2009年度 金 額 前年度比 前年度比 個 人 保 険 870 121.1 2,440,059 個 人 年 金 保 険 24 42.2 121,142 団 体 保 険 - 277,345 件 数 新 契 約 転換による 純増加 89.2 2,440,059 36.5 121,142 20.9 277,345 - 前年度比 (単位:千件、百万円、%) 2010年度 金 額 前年度比 新 契 約 転換による 純増加 960 110.3 2,733,253 112.0 2,733,253 65 264.9 382,450 315.7 382,450 - 345,006 124.4 345,006 - (注) 個人年金保険の金額は、年金支払開始時における年金原資です。 (2)年換算保険料 保有契約 区 分 (単位:百万円、%) 2010年度末 2009年度末 前年度末比 前年度末比 個 人 保 険 個人年金保険 合 計 577,428 346,814 924,242 98.4 94.0 96.7 589,495 317,840 907,335 102.1 91.6 98.2 うち医療保障・ 生前給付保障等 288,905 100.0 298,527 103.3 新契約 (単位:百万円、%) 2010年度 区 分 2009年度 個 人 保 険 個人年金保険 合 計 79,593 12,806 92,400 99.9 31.1 76.5 90,918 39,297 130,215 114.2 306.9 140.9 うち医療保障・ 生前給付保障等 44,158 122.4 45,317 102.6 前年度比 前年度比 (注) 1.年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した 金額です(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)。 2.医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障害 を事由とするものは除く。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含む)等に該当する部分の年換算保険料を計上して います。 2 メットライフ アリコ (3)主要収支項目 区 分 保 険 料 等 収 資 産 運 用 収 保 険 金 等 支 払 資 産 運 用 費 経 常 利 (単位:百万円、%) 2010年度 2009年度 入 益 金 用 益 1,317,488 328,129 743,318 137,643 89,226 前年度比 前年度比 93.1 129.6 47.9 15.6 - 1,294,126 98.2 288,051 87.8 756,526 101.8 361,315 262.5 112,545 126.1 (4)総資産 区 分 総 資 (単位:百万円、%) 2010年度末 2009年度末 前年度末比 産 105.9 6,716,494 3 前年度末比 6,850,857 102.0 メットライフ アリコ 2. 2010年度末保障機能別保有契約高 項 目 死 普 通 死 亡 亡 災 害 死 亡 保 障 その他の条件付死亡 生 存 保 障 入 災 害 入 院 院 疾 病 入 院 保 障 その他の条件付入院 (単位:千件、億円) 個人保険 個人年金保険 団体保険 合 計 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 件 数 金 額 6,059 198,572 - 2,466 35,415 8,525 233,987 1,415 105,205 423 1,723 175 1,493 2,013 108,421 474 5,074 - - - - 474 5,074 52 3,453 780 36,146 0 0 833 39,600 3,956 297 - - 193 3 4,149 300 4,012 296 - - - - 4,012 296 1,669 143 - - - - 1,669 143 障 害 保 障 438 - - - 225 - 664 - 手 術 保 障 3,178 - - - - - 3,178 - 項 目 入 院 保 障 医療保障保険 件 数 金 額 135 5 (注) 1.団体保険、医療保障保険(団体型)の件数は被保険者数を表します。 2.生存保障欄の金額は、個人年金保険、団体保険(年金特約)については、年金支払前契約の年金支払開始 時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金を合計したものを表します。 3.入院保障欄の金額は入院給付日額を表します。 4.医療保障保険の入院保障欄には、疾病入院に関わる数値を記載しています。 4 メットライフ アリコ 3.2010年度一般勘定資産の運用状況 (1)2010年度の資産の運用状況 ①運用環境 2010年度のわが国の経済は、上半期は景気回復のペースが一段と減速していることが確認されました。内需に 力強い回復が見られない中、景気回復を主導してきた外需についても、海外経済の回復テンポが緩やかになるに つれ、輸出が減速傾向となりました。秋口以降は米国経済に対する過度な懸念が和らぎ、年明け以降は日本経済 も徐々に足踏み状態からの脱却が期待されました。しかし、3月11日の東日本大震災発生により足元の景気は下 振れが懸念されております。内閣府は直接被害額を16兆から25兆円と推計しており、阪神淡路大震災の9.9兆円 を大きく上回る戦後最悪の自然災害となりました。 株式市場は、上半期は軟調な展開となりました。2010年3月末には11,089.94円だった日経平均株価はギリシャ に端を発する欧州財政懸念の高まり、それに伴う円高から8月には9,000円を割り込みました。秋口以降は過度な 景気減速懸念の後退、日米の追加金融緩和などから2月には10,800円台まで回復しました。しかし、東日本大震 災の発生、急激な円高の進行により8,227.63円(3月15日)まで低下しました。その後は円売り協調介入をきっかけ に、過度の下落からの自律反発、堅調な海外株価などを手がかりに9,755.10円まで値を戻して今年度の取引を終 えました。 債券市場は、景気楽観論の後退、円高進行などにより、期初から金利低下傾向が続きました。9月には民主党総 裁選から財政悪化懸念が高まり、一旦は金利が上昇する局面もありましたが、世界的な金融緩和期待から金利は 再度低下、日銀が10月5日に予想外な「包括的な金融緩和政策」に踏み切ったことで10年国債金利は0.82%まで 低下しました。11月には米連邦準備銀行(FRB)は量的緩和政策・第2弾を実施しましたが、市場の期待を上回るも のでなかったことから材料出尽くしとなり相場は反転、2月には米国経済指標の持ち直しを手がかりに長期金利は 1.35%まで上昇しました。その後は中東情勢の悪化から原油価格が上昇、景気減速懸念から再び1.2%台での推移 となりました。長期金利は震災により一旦は1.145%まで低下しましたが、その後は財政悪化懸念から金利は押し戻 され3月末は1.255%で取引を終えました。 外国為替市場(円ドル相場)は、期初からほぼ一貫して円高傾向をたどりました。日本の通貨当局は9月15日に 約6年半ぶりとなる為替介入に踏み切りましたが、単独介入であったため効果は一時的なものに留まりました。その 後は日米の金融緩和など材料をこなしながらも80円台前半での推移となりましたが、震災発生後にはリパトリエー ション(本国への資金還流)期待からドル円は95年以来となる高値更新、1ドル76円台をつけました。主要7カ国(G7) は円高阻止の協調介入を決定し、3月18日に即実行、円は大幅安となり、年度末のTTMは83.15円となりました。 ②当社の運用方針 当社はALMの観点から負債特性に応じた資産運用を行い、債券を中心に安定した収益が期待できる資産を ポートフォリオの中核として、リスク許容度の範囲内で補完的に為替リスクのある債券、不動産を裏付けとする有価 証券、株式、貸付金等の資産へ分散投資を行うこととしております。 ③運用実績の概況 2010年度においては、一般勘定資産は2,162億円増加し、内外の公社債は2,994億円増加しました。 また外貨 建資産は、9億円減少しました。 なお、2010年度末の一般勘定資産残高の86.9%は国内外の公社債となっております。 ④トピックス 年度末に株式相場が大幅に下落いたしましたが、当社の運用資産における株式の割合は0.2%程度と少ないた め、これによる影響は僅少です。 親会社のメットライフへの変更の為、満期保有目的有価証券のうち3,762百万円をその他有価証券へ保有目的 の変更を行っております。また、債券発行者の信用状況の悪化の為、満期保有目的有価証券のうち334百万円を 売却しております。この売却による売却額、売却損益は、それぞれ281百万円、52百万円の売却損です。 5 メットライフ アリコ (2)資産の構成 区 分 現預金・コールローン 買 現 先 勘 定 債券貸借取引支払保証金 買 入 金 銭 債 権 商 品 有 価 証 券 金 銭 の 信 託 有 価 証 券 公 社 債 株 式 外 国 証 券 公 社 債 株 式 等 そ の 他 の 証 券 貸 付 金 不 動 産 繰 延 税 金 資 産 そ の 他 貸 倒 引 当 金 合 計 う ち 外 貨 建 資 産 2009年度末 金 額 占 率 234,594 3.9 515 0.0 5,256,751 87.0 1,477,284 24.4 40,998 0.7 3,690,535 61.1 3,656,940 60.5 33,594 0.6 47,933 0.8 263,692 4.4 24,250 0.4 129,977 2.2 134,316 2.2 △ 1,387 6,042,710 100.0 3,629,513 60.1 (単位:百万円、%) 2010年度末 金 額 占 率 180,167 2.9 494 0.0 5,525,514 88.3 1,850,008 29.6 10,081 0.2 3,611,011 57.7 3,583,621 57.3 27,390 0.4 54,412 0.9 251,022 4.0 31,962 0.5 78,948 1.3 193,686 3.1 △ 2,870 6,258,924 100.0 3,628,558 58.0 (注)不動産については土地・建物を合計した金額を計上しています。 6 メットライフ アリコ (3)資産の増減 区 分 現預金・コールローン 買 現 先 勘 定 債券貸借取引支払保証金 買 入 金 銭 債 権 商 品 有 価 証 券 金 銭 の 信 託 有 価 証 券 公 社 債 株 式 外 国 証 券 公 社 債 株 式 等 そ の 他 の 証 券 貸 付 金 不 動 産 繰 延 税 金 資 産 そ の 他 貸 倒 引 当 金 合 計 う ち 外 貨 建 資 産 2009年度 △ 87,496 △ 6,622 2 449,335 134,182 4,894 311,933 319,544 △ 7,610 △ 1,674 △ 3,311 △ 485 △ 65,584 31,529 △ 663 316,703 230,764 (単位:百万円) 2010年度 △ 54,427 △ 21 268,762 372,724 △ 30,916 △ 79,524 △ 73,319 △ 6,204 6,479 △ 12,670 7,712 △ 51,028 59,369 △ 1,482 216,214 △ 955 (注)不動産については土地・建物を合計した金額を計上しています。 7 メットライフ アリコ (4)資産運用関係収益 区 分 利息及び配当金等収入 預 貯 金 利 息 有価証券利息・配当金 貸 付 金 利 息 不 動 産 賃 貸 料 その他利息配当金 商品有価証券運用益 金 銭 の 信 託 運 用 益 売買目的有価証券運用益 有 価 証 券 売 却 益 国債等債券売却益 株 式 等 売 却 益 外 国 証 券 売 却 益 そ の 他 有 価 証 券 償 還 益 金 融 派 生 商 品 収 益 為 替 差 益 そ の 他 運 用 収 益 合 計 2009年度 219,371 160 207,144 9,877 2,116 71 13 13,433 3,198 1,625 8,610 4,609 73 237,502 8 (単位:百万円) 2010年度 225,402 339 213,532 9,562 1,923 44 2 55,521 5,737 103 49,679 6,109 815 200 288,051 メットライフ アリコ (5)資産運用関係費用 区 分 支 払 利 息 商 品 有 価 証 券 運 用 損 金 銭 の 信 託 運 用 損 売買目的有価証券運用損 有 価 証 券 売 却 損 国 債 等 債 券 売 却 損 株 式 等 売 却 損 外 国 証 券 売 却 損 そ の 他 有 価 証 券 評 価 損 国 債 等 債 券 評 価 損 株 式 等 評 価 損 外 国 証 券 評 価 損 そ の 他 有 価 証 券 償 還 損 金 融 派 生 商 品 費 用 為 替 差 損 貸 倒 引 当 金 繰 入 額 貸 付 金 償 却 賃貸用不動産等減価償却費 そ の 他 運 用 費 用 合 計 2009年度 62 5,224 56 411 4,755 21,897 1,484 13,166 7,246 2,457 377 105,763 654 603 602 137,643 9 (単位:百万円) 2010年度 110 11,816 754 45 11,016 20,826 13,836 3,837 3,152 5,890 289,393 1,491 8,641 527 393 339,090 メットライフ アリコ (6)資産運用に係わる諸効率 ①資産別運用利回り (単位:%) 区 分 現預金・コールローン 買 現 先 勘 定 債券貸借取引支払保証金 買 入 金 銭 債 権 商 品 有 価 証 券 金 銭 の 信 託 有 価 証 券 う ち 公 社 債 う ち 株 式 う ち 外 国 証 券 貸 付 金 不 動 産 一 般 勘 定 計 う ち 海 外 投 融 資 2009年度 2010年度 △ 1.09 2.61 1.85 1.91 2.40 2.22 3.61 4.11 1.72 2.08 △ 2.08 0.47 △ 0.89 1.51 0.23 △ 2.03 △ 0.42 4.04 △ 0.86 △ 2.15 (注)利回り計算式の分母は帳簿価額ベースの日々平均残高、分子は経常損益中、資産運用収益-資産運用費用 として算出した利回りです。 (注)海外投融資とは、外貨建資産と円建資産の合計です。 10 メットライフ アリコ ②売買目的有価証券の評価損益 (単位:百万円) 2010年度末 2009年度末 区 分 当期の損益に含まれ 当期の損益に含まれ た 評 価 損 た 評 価 損 貸借対照表計上額 益 益 貸借対照表計上額 売買目的有価証券 - - - - (注)本表には、金銭の信託等の売買目的有価証券を含んでいます。 ③有価証券の時価情報(売買目的有価証券以外の有価証券のうち時価のあるもの) (単位:百万円) 2009年度末 区 分 帳簿価額 2010年度末 差 損 益 差益 時 価 帳簿価額 差損 差 損 益 差益 時 価 差損 満期保有目的の債券 252,750 284,429 31,678 31,724 △ 45 216,374 244,310 27,935 27,972 △ 36 責任準備金対応債券 2,461,996 2,531,554 69,557 109,096 △ 39,539 1,925,085 2,012,907 87,821 94,260 △ 6,439 子会社・関連会社株式 - - - - - - - - - - そ の 他 有 価 証 券 2,419,239 2,505,747 86,508 141,763 △ 55,254 3,253,368 3,369,272 115,903 172,294 △ 56,390 911,081 920,007 8,925 12,375 △ 3,450 1,195,674 1,207,117 11,442 22,668 △ 11,225 公 社 債 株 式 7,799 8,849 1,049 1,215 △ 165 7,879 8,133 254 871 △ 617 券 1,452,032 1,529,991 77,958 126,817 △ 48,858 1,998,727 2,102,705 103,978 145,466 △ 41,487 公 社 債 1,420,848 1,499,470 78,621 125,003 △ 46,382 1,981,951 2,085,052 103,100 144,215 △ 41,114 株 式 等 31,183 30,521 △ 662 1,813 △ 2,476 16,775 17,653 877 1,250 △ 372 そ の 他 の 証 券 48,325 46,898 △ 1,426 1,354 △ 2,780 51,087 51,314 227 3,288 △ 3,061 買 入 金 銭 債 権 - - - - - - - - - - 譲 渡 性 預 金 - - - - - - - - - - そ - - - - - - - - - - 外 国 証 の 他 合 計 公 社 株 外 国 証 5,133,986 5,321,730 187,744 282,584 △ 94,840 5,394,828 5,626,489 231,660 294,527 △ 62,866 債 1,468,358 1,496,958 28,600 33,205 △ 4,604 1,838,565 1,870,176 31,610 44,485 △ 12,875 式 7,799 8,849 1,049 1,215 △ 165 7,879 8,133 254 871 △ 617 券 3,609,503 3,769,024 159,520 246,809 △ 87,289 3,497,295 3,696,864 199,568 245,881 △ 46,313 公 社 債 3,578,319 3,738,502 160,183 244,996 △ 84,812 3,480,520 3,679,210 198,690 244,631 △ 45,940 株 式 等 31,183 30,521 △ 662 1,813 △ 2,476 16,775 17,653 877 1,250 △ 372 そ の 他 の 証 券 48,325 46,898 △ 1,426 1,354 △ 2,780 51,087 51,314 227 3,288 △ 3,061 買 入 金 銭 債 権 - - - - - - - - - - 譲 金 - - - - - - - - - - 他 - - - - - - - - - - そ 渡 性 の 預 (注)本表には、金融商品取引法上の有価証券として取り扱うことが適当と認められるもの等を含んでいます。 (注)金銭の信託のうち売買目的有価証券以外のものを含み、その帳簿価額、差損益は、それぞれ、502百万円、△8百万円で す。 11 メットライフ アリコ 時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券の帳簿価額は以下のとおりです。 (単位:百万円) 2009年度末 2010年度末 区 分 満 期 保 有 目 的 の 債 券 非 上 場 外 国 債 券 そ の 他 責 任 準 備 金 対 応 債 券 子 会 社 ・ 関 連 会 社 株 式 36,771 15,275 そ の 他 有 価 証 券 非上場国内株式(店頭売買株式を除く) 32,148 1,947 非上場外国株式(店頭売買株式を除く) 非 上 場 外 国 債 券 そ の 他 4,622 13,328 15,275 36,771 合 計 ④金銭の信託の時価情報 (単位:百万円) 2009年度末 区 分 貸借対照表 計 上 額 金 銭 の 信 託 差 損 益 差益 差損 時 価 515 2010年度末 515 - - 貸借対照表 時 価 計 上 額 - 494 494 差 損 益 差益 差損 △8 - △8 ・運用目的の金銭の信託 (単位:百万円) 2010年度末 2009年度末 区 分 貸借対照表 計 上 額 当期の損益に含まれた 評価損益 運 用目的 の 金 銭 の 信 託 - 貸借対照表 計 上 額 - 当期の損益に含まれた 評価損益 - - ・満期保有目的、責任準備金対応、その他の金銭の信託 (単位:百万円) 2009年度末 区 分 帳簿価額 2010年度末 差 損 益 差益 差損 時 価 帳簿価額 時 価 差 損 益 差益 差損 満期保有目的の 金 銭 の 信 託 - - - - - - - - - - 責 任準備金対応の 金 銭 の 信 託 - - - - - - - - - - 515 515 - - - 502 494 △8 - △8 そ の 他 の 金 銭 の 信 託 12 メットライフ アリコ 4.貸借対照表 科 目 金 額 2009年度末 2010年度末 (資産の部) 現 金 及 び 預 貯 金 現 金 預 貯 金 コ ー ル ロ ー ン 金 銭 の 信 託 有 価 証 券 国 債 地 方 債 社 債 株 式 外 国 証 券 そ の 他 の 証 券 貸 付 金 保 険 約 款 貸 付 一 般 貸 付 有 形 固 定 資 産 土 地 建 物 リ ー ス 資 産 その他の有形固定資産 無 形 固 定 資 産 ソ フ ト ウ エ ア その他の無形固定資産 再 保 険 貸 そ の 他 資 産 未 収 金 前 払 費 用 未 収 収 益 預 託 金 先物取引差入証拠金 先 物 取 引 差 金 勘 定 仮 払 金 そ の 他 の 資 産 繰 延 税 金 資 産 支 払 承 諾 見 返 貸 倒 引 当 金 投 資 損 失 引 当 金 190,453 9 190,443 51,439 516,511 5,397,179 638,685 96,902 815,432 40,998 3,698,168 106,991 265,062 112,020 153,041 28,733 13,327 10,922 - 4,482 15,862 14,783 1,079 14,486 103,607 35,624 1,567 50,078 2,500 2,838 5,404 3,840 1,753 129,977 4,568 △ 1,379 △8 176,004 9 175,995 8,804 444,768 5,658,675 1,036,320 100,512 789,158 10,081 3,617,539 105,062 252,382 109,367 143,015 35,574 16,523 15,439 403 3,208 18,045 13,183 4,862 72,414 107,570 45,235 1,742 50,327 2,805 2,140 - 3,789 1,528 78,948 539 △ 2,870 - 資産の部合計 6,716,494 6,850,857 13 (単位:百万円) 金 額 2009 年度末 2010年度末 科 目 (負債の部) 保 険 契 約 準 備 支 払 備 責 任 準 備 契約者配当準備 再 保 険 そ の 他 負 未 払 法 人 税 未 払 未 払 費 前 受 収 預 り 預 り 保 証 先物取引差金勘 金 融 派 生 商 リ ー ス 債 資 産 除 去 債 仮 受 そ の 他 の 負 退 職 給 付 引 当 役員退職慰労引当 価 格 変 動 準 備 支 払 承 本 支 店 勘 金 金 金 金 借 債 等 金 用 益 金 金 定 品 務 務 金 債 金 金 金 諾 定 5,767,655 44,478 5,718,703 4,472 517,562 55,030 137 16,536 24,526 220 1,147 506 - 8,971 - - 1,418 1,564 25,617 1,130 8,500 4,568 10,879 5,874,696 53,842 5,815,373 5,480 505,085 48,494 135 8,491 28,878 207 1,290 721 1,053 3,179 422 882 2,057 1,173 30,163 1,257 12,800 539 11,042 6,390,942 6,484,079 繰 延 ヘ ッ ジ 損 益 評価・換算差額等合計 456,841 200 △ 185,877 △ 185,877 271,163 58,057 △ 3,668 54,388 456,841 200 △ 165,237 △ 165,237 291,803 77,668 △ 2,694 74,973 純資産の部合計 負債及び純資産の部合計 325,551 6,716,494 366,777 6,850,857 負債の部合計 (純 資 産 の 部) 持 込 資 本 供 託 利 益 剰 余 繰 越 利 益 剰 余 持 込 資 本 金 等 合 金 金 金 金 計 その他有価証券評価差額金 メットライフ アリコ 貸借対照表関係 1. 会計方針に関する事項 (1) 有価証券(現金及び預貯金・買入金銭債権のうち有価証券に準じるもの及び金銭の信託において信託財産として運用している有価証券を含む)の評価 は、売買目的有価証券については時価法(売却原価の算定は移動平均法)、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、 「保険業における「責任準備金対応債券」に関する当面の会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第21号)に基づく責 任準備金対応債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、その他有価証券のうち時価のあるものについては当年度末日の市場価格等に基づ く時価法(売却原価の算定は移動平均法)、匿名組合、リミテッドパートナーシップ等(以下、組合等)への出資については、出資時には有価証券に計 上し、各組合等が獲得した純損益の持分相当額は損益に計上するとともに、同額を有価証券に加減する処理を行っております。また、組合等の保有する その他有価証券の評価差額金に対する持分相当額は、その他有価証券評価差額金に計上しております。それ以外の有価証券については移動平均法による 原価法によっております。なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。 (2) デリバティブ取引の評価は時価法によっております。 (3) 有形固定資産の減価償却の方法は、次の方法によっております。 ①建物(建物附属設備以外) a 平成10年3月31日以前に取得したもの 旧定率法によっております。 b 平成10年4月1日から平成19年3月31日までに取得したもの 旧定額法によっております。 c 平成19年4月1日以降に取得したもの 定額法によっております。 なお、主な耐用年数は50年~65年となっております。 ②建物附属設備及びその他の有形固定資産(リース資産以外) a 平成19年3月31日以前に取得したもの b 平成19年4月1日以降に取得したもの なお、主な耐用年数は4年~18年となっております。 旧定率法によっております。 定率法によっております。 ③リース資産 a 所有権移転外ファイナンス・リース取引 リース期間に基づく定額法によっております。 (4) 外貨建資産・負債は、当年度末日の直物為替相場により円換算しており、その換算差額は損益として処理しております。 なお、保険契約準備金に係る換算差額は、責任準備金等繰入額として処理しております。 (5) 貸倒引当金は、資産の自己査定基準及び償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。 破産、民事再生等、法的・形式的な経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という)に対する債権及び実質的に経営破綻に陥っている債 務者(以下「実質破綻先」という)に対する債権については、下記直接減額後の債権額から担保の回収可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除 し、その残額を計上しております。また、現状、経営破綻の状況にはないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸念 先」という)に対する債権については、債権額から担保による回収可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払 能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。上記以外の債権については、貸倒実績率に代え格付会社の公表する直近の倒産確率を用い て、債権額に乗じた額を計上しております。 すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、その査 定結果に基づいて上記の引当を行っております。 なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証等による回収が可能と認められる額を控除した 残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しており、その金額は8,641百万円であります。 (6) 退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、退職給付に係る会計基準(「退職給付に係る会計基準の設定に関する意見書」企業会計審議会)に 基づき、当年度末において発生したと認められる額を計上しております。 (7) 役員退職慰労引当金は、役員に対する退職慰労金の支給に備えるため、支給見込額のうち、当年度末において発生したと認められる額を計上しておりま す。 (8) 価格変動準備金は、保険業法第199条において準用する同法第115条の規定に基づき算出した額を計上しております。 (9) リース取引開始日が平成20年3月31日以前の所有権移転外ファイナンス・リース取引については、引き続き通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処 理によっております。 (10) ヘッジ会計の方法は、「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号)に従い、外貨建資産に対する為替変動リスクのヘッジとして時価ヘッジ又 は繰延ヘッジを行っております。なお、ヘッジの有効性の判定は、主に、ヘッジ対象とヘッジ手段の時価変動を比較する比率分析によっております。 (11) 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。ただし、資産にかかる控除対象外消費税等のうち、税法に定める繰延消費税等につい ては、前払費用に計上し5年間で均等償却し、繰延消費税等以外のものについては、発生年度に費用処理しております。 (12) 責任準備金は、保険業法第199条において準用する同法第116条の規定に基づく準備金であり、保険料積立金については次の方式により計算しておりま す。 ①標準責任準備金の対象契約については金融庁長官が定める方式(平成8年 大蔵省告示第48号) ②標準責任準備金の対象とならない契約については、平準純保険料式 (13) 無形固定資産に計上している自社利用のソフトウェアの減価償却の方法は、利用可能期間に基づく定額法によっております。 2. 重要な会計処理の原則及び手続の変更 (1) 当社は、その他有価証券に属する外貨建有価証券の為替変動リスクのヘッジを目的としてデリバティブ取引を行っております。ヘッジ取引の会計処理方 法として繰延ヘッジを採用しておりましたが、昨今の外国為替相場の変動幅を勘案して、ヘッジ取引の効果をより適切に財務諸表に反映させることを目 的として、当期より時価ヘッジを採用しております。時価ヘッジ適用対象であるヘッジ対象およびヘッジ手段の為替変動による損益は、ともに為替差損 益に計上しております。従来の方法によった場合に比べ、繰延ヘッジ損益(繰延ヘッジ利益)が24,470百万円(税効果考慮前)減少し、その他有価証券 評価差額金が同額増加しております。また、経常利益への影響はありません。 (2) 当期より、「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準第18号)及び「資産除去債務に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第21 号)を適用しております。これに伴い、有形固定資産が335百万円増加し、資産除去債務が882百万円計上されております。また、経常利益が34百万円減 少し、税引前当期純利益が538百万円減少しております。 3. 金融商品の状況に関する事項及び金融商品の時価等に関する事項 (金融商品に対する取組方針) 当社はALMの観点から負債特性に応じた資産運用を行い、債券を中心に安定した収益が期待できる資産をポートフォリオの中核として、リスク許容度の範囲内で 補完的に為替リスクのある債券、不動産を裏付けとする有価証券、株式、貸付金等の資産へ分散投資を行うこととしております。 14 メットライフ アリコ (金融商品の内容及びそのリスク) 当社が保有する金融資産のうち、有価証券は、主に公社債であり、主として満期保有目的、責任準備金対応目的、その他の目的で保有しております。なお、有価 証券、デリバティブ取引等は金利、為替、価格等の相場変動による市場関連リスク及び信用リスク、貸付金は貸付先の契約不履行によってもたらされる信用リス ク、不動産関連投資は、不動産投資リスク及び信用リスクに晒されております。また生命保険会社の場合その負債が長期にわたる商品が多く、当社も例外ではな いため、特に負債側のキャッシュフロー、デュレーション等のギャップから生じる、資産と負債の特性や状況が適合していないことによる損失等のリスク(ALM リスク)にも晒されております。 (金融商品に係るリスク管理体制) 当社では運用リスク管理部門が、運用部門とは独立して設置されており、当該部門では社内規程に基づき運用リスクに関するモニタリングを実施しております。 また、ALMリスクを管理するため、ALMリスク管理部門が関連各部門と連携してALMリスク管理を推進しております。具体的には、資産と負債のキャッシュフロー 分析等に基づきALMリスクの状況の把握を行い、ALMリスク管理委員会においてALMリスクの管理規程の制定、商品特性に応じた資産運用ポートフォリオの構築の 推進や資産運用・ALM方針の策定等を実施しています。 (1) 市場関連リスク 金利、為替、価格などの変動により投資した資産の価格が下がることで発生するリスクをいいます。当社では、投機的なリスク負担を避け、公社債を中 心とした安全性の高い運用を実施しています。投資にあたっては投融資委員会において、運用環境・投資方針・運用実績などを検証し、安定的な収益の 確保に努めています。また、運用リスクの管理規程に従い、外貨エクスポージャーのヘッジの検討、バリュー・アット・リスク(以下VaR手法)やスト レステストによるリスク量の評価、資産クラスやセクター毎の保有リミットの管理等を実施し、リスクのコントロールを実施しています。 ①金利リスク 当社は、金利の変動リスクに関して、金利感応度分析及び、為替、価格変動リスクを含んだVaR手法による最大予想損失額の測定に加えて、ストレス テストを行っております。 ②為替リスク 当社は、為替の変動リスクに関しては、通貨別にエクスポージャーを把握するとともに、感応度分析及び、金利、価格変動リスクを含んだVaR手法に よる最大予想損失額の測定に加えて、ストレステストを行っております。 また一部の金融資産に対しては、為替先渡取引等のデリバティブ取引を行って、為替変動リスクのヘッジを行っています。 ③価格変動リスク 当社は、価格の変動リスクに関して、感応度分析及び、金利、為替リスクを含んだVaR手法による最大予想損失額の測定に加えて、ストレステストを 行っております。 ④デリバティブ取引 デリバティブ取引に関しては、取引の執行、ヘッジの有効性の検証、事務管理に関する部門をそれぞれ分離し内部牽制を確立するとともに、取引に関 する規定を設け、管理しております。 (2) 信用リスク 保有する有価証券や貸付金などの資産が取引の相手方の債務不履行等によって回収できなくなるリスクをいいます。当社では、安全で堅実な運用を基本 方針としております。すべての融資案件は、貸付金の健全性維持のため、投融資委員会において厳格な審査を受けています。また、運用リスクの管理規 程に従い、格付け等に応じた与信先の保有リミットの管理を実施することにより、特定の企業・グループ等への信用リスクの集中を抑制するとともに、 保有資産について継続的に信用リスクの評価を行い、懸念がある資産についてはウォッチリストを作成し、継続的なモニタリング及び対応を実施してい ます。 (3) 不動産投資リスク 不動産関連投資の裏付けである不動産に関して賃貸料及び空室率等の変動を要因とした不動産の稼動によって投資時点において期待した収益率が達成で きなくなる、または、不動産市況の変化を要因として不動産価格が下落すること等により損失を被るリスクをいいます。不動産投資リスクの管理にあ たっては、長期的な収益を確保できるものを対象とするなど厳格な審査を実施しています。上記の各資産運用リスクに関する分析結果は運用リスク管理 部門より定期的に役員会及び資産運用リスク委員会、ALMリスク管理委員会等に報告しております。 (4) 主な金融資産及び金融負債にかかる貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。 貸借対照表計上額 176,004 時価 (単位:百万円) 差額 - 現金及び預貯金 176,004 金銭の信託 運用目的の金銭の信託 444,274 444,274 その他の金銭の信託 494 494 有価証券 売買目的有価証券 50,649 50,649 満期保有目的の債券 216,374 244,310 27,935 責任準備金対応債券 2,007,597 2,098,750 91,153 その他有価証券 3,368,778 3,368,778 貸付金 保険約款貸付 109,367 109,367 一般貸付 143,015 120,143 △ 20,614 貸倒引当金 △ 2,257 250,125 229,510 △ 20,614 金融派生商品 ヘッジ会計が適用されていないもの (211) (211) (2,968) (2,968) ヘッジ会計が適用されているもの (注1)非上場株式、組合出資金のうち組合財産が非上場株式など時価を把握することが極めて困難と認められるもの で構成されているものは含めておりません。 (注2)負債に計上されているものについては( )で表示しております。 (イ) 現金及び預貯金 現金及び預貯金は全て短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額と近似しているものと想定されるため、帳簿価額を時価としております。 (ロ) 有価証券(預貯金・買入金銭債権のうち「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号)に基づく有価証券として取扱うもの及び金銭の信託にお いて信託財産として運用している有価証券を含む) 上場株式は取引所等の当年度末日の価格によっております。債券は市場で取引された価格がある場合には「市場価格」、市場価格が公正な評価額を示して いないと判断される場合、又は、市場価格がない場合は「合理的に算定された価額」によっております。当社は、「合理的に算定された価額」を大手情 報ベンダー等から入手しております。また投資信託は基準価格等によっております。非上場株式、組合出資金のうち組合財産が非上場株式など時価を把 握することが極めて困難と認められるもので構成されているものについては、帳簿価額を貸借対照表価額としており、上記(4)に含めておりません。 当該非上場株式の当年度末における貸借対照表価額は、1,947百万円、及び当該出資金の当期末における貸借対照表価額は 13,328百万円であります。 15 メットライフ アリコ (ハ) 貸付金 保険約款貸付は、当該貸付を解約返戻金の範囲内に限るなどの特性により返済期限を設けておらず、返済見込み期間及び金利条件等から、時価は帳簿価 額と近似しているものと想定されるため、帳簿価額を時価としております。一方、一般貸付の時価については、主に、元利金の合計額をリスクフリー・ レートに貸付先の信用状況・貸付金の残存期間を加味した割引率で割り引いて時価を算定しております。 (ニ) 金融派生商品 ・通貨先物取引の時価については、当年度末日の取引所価格によっております。 ・通貨先渡取引の時価については、ブローカーから入手した価格を評価額としております。 (5) 主な金融資産及び金融負債の当年度における売却額、売却益、売却損については、次のとおりであります。 売却額 有価証券 売買目的有価証券 満期保有目的の債券 責任準備金対応債券 その他有価証券 281 74,019 626,842 売却益 (単位:百万円) 売却損 2,577 51,458 52 114 8,881 (6) 主な金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額については、次のとおりであります。 1年以内 1年超 3年以内 3年超 5年以内 5年超 7年以内 7年超 10年以内 (単位:百万円) 10年超 預貯金のうち満期があるもの 有価証券 247,661 670,962 821,543 765,962 1,243,793 1,785,010 売買目的有価証券 満期保有目的の債券 12,996 31,989 65,642 30,019 30,126 45,599 責任準備金対応債券 105,250 263,612 362,427 340,533 330,501 605,270 その他有価証券のうち満期があるもの 129,414 375,360 393,472 395,409 883,164 1,134,140 貸付金(※) 20,709 17,650 26,675 20,800 2,904 52,393 資産計 268,370 688,612 848,218 786,762 1,246,697 1,837,404 (※)貸付金のうち、破綻先、実質破綻先、及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めない1,882百万円は 含めておりません。 4. 賃貸等不動産の状況に関する事項及び賃貸等不動産の時価に関する事項 当社は、東京都において賃貸ならびに営業の両方で使用している不動産、また、専ら賃貸を行なっている不動産を所有しております(土地、借地権を含む)。これ らのうち、当年度末において賃貸されている部分の貸借対照表価額は 26,933百万円、同部分の時価は 29,136百万円であります。時価については、社外の不動産 鑑定士に不動産鑑定の委託を行い、「不動産鑑定評価基準」に基づいて算定した金額を使用しております。なお、賃貸ならびに営業の両方で使用している不動産 については、当期末における使用面積の割合をもって貸借対照表価額ならびに時価を按分し、専ら賃貸用として所有している不動産については、貸借対照表価額 ならびに時価の全額を賃貸用としております。また、賃貸等不動産の貸借対照表価額に含まれている資産除去債務に対応する額は2百万円であります。 5. 貸付金のうち、延滞債権額は9,458百万円であります。上記取立て不能見込額の直接減額は、延滞債権額8,641百万円であります。なお、延滞債権とは、未収利息 不計上貸付金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸付金以外の貸付金であります。 6. 有形固定資産の減価償却累計額は 14,846百万円であります。 7. 保険業法第118条第1項に規定する特別勘定の資産の額は591,932百万円であります。なお、負債の額も同額であります。 8. 繰延税金資産の総額は、137,917百万円、繰延税金負債の総額は、34,064百万円であります。 繰延税金資産のうち評価性引当額として控除した金額は、24,904百万円であります。繰延税金資産の発生の主な原因別内訳は、繰越欠損金に係るもの56,641百万 円、有価証券の減損に係るもの33,679百万円、保険契約準備金に係るもの13,900百万円、退職給付引当金に係るもの10,904百万円、価格変動準備金に係るもの 4,627百万円であります。繰延税金負債の発生の主な原因別内訳は、その他有価証券評価差額に係るもの29,688百万円、為替に係るもの3,234百万円であります。 なお、当年度における法定実効税率は36.15%であり、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異はありません。 9. 契約者配当準備金の異動状況は次のとおりです。 前年度末現在高 当年度契約者配当金支払額 利息による増加等 契約者配当準備金繰入額 当年度末現在高 4,472 2,495 0 3,502 5,480 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 10. 担保に供されている資産の額は、有価証券25,997百万円であります。また、担保付き債務はありません。 11. 保険業法施行規則第73条第3項において準用する同規則第71条第1項に規定する再保険を付した部分に相当する支払備金(以下「出再支払備金」という。)の金額 は523百万円であり、同規則第71条第1項に規定する再保険を付した部分に相当する責任準備金(以下「出再責任準備金」という。)の金額は518,400百万円であ ります。 12. 責任準備金は、修正共同保険式再保険に基づく再保険会社からの預り責任準備金371,834百万円を含んでおります。 13. 契約者配当準備金に含まれる特別積立金準備金は次のとおりであります。 積立利率変動型終身保険(米国通貨建) 積立利率変動型保障期間自由設計保険 積立利率変動型養老保険(貯蓄重視型 米国通貨建) 積立利率変動型生存保障保険 積立利率変動型生存保障保険(米国通貨建) 1,082 3 307 0 5 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 14. 外貨建資産の額は、3,628,558百万円であります。(主な外貨額36,612百万米ドル、424百万ユーロ、5,535百万豪ドル) 外貨建負債の額は、3,116,135百万円であります。(主な外貨額31,787百万米ドル、328百万ユーロ、5,047百万豪ドル) 15. 保険業法第259条の規定に基づく生命保険契約者保護機構に対する当年度末における当社の今後の負担見積額は21,224百万円であります。なお、当該負担金は拠 出した年度の事業費として処理しております。 16 メットライフ アリコ 16. 退職給付債務に関する事項は次のとおりであります。 (1)退職給付債務及びその内訳 イ 退職給付債務 ロ 年金資産 ハ 未積立退職給付債務(イ+ロ) ニ 会計基準変更時差異の未処理額 ホ 未認識数理計算上の差異 ヘ 未認識過去勤務債務 ト 貸借対照表計上額純額(ハ+ニ+ホ+ヘ) チ 前払年金費用 リ 退職給付引当金 (2)退職給付債務等の計算基礎 イ 退職給付見込額の期間配分方法 ロ ハ ニ ホ ヘ △45,572百万円 8,582百万円 △36,990百万円 2,475百万円 4,351百万円 - △30,163百万円 - △30,163百万円 期間定額基準 割引率 期待運用収益率 会計基準変更時差異の処理年数 数理計算上の差異の処理年数 過去勤務債務の額の処理年数 内勤職員 営業職員 1.75% 1.75% 3.00% 3.00% 15年 15年 10年 4年 - - 17. 責任準備金対応債券に係る貸借対照表価額は、2,007,597百万円、時価は、2,098,750百万円であります。責任準備金対応債券にかかる運用は、当社の資産・負債 の特性に応じて予め策定された資産運用方針に基づいて行っております。当社では負債の特性に対応した金利リスクの管理を行っており、責任準備金対応債券の デュレーションの有効性の判定結果等については、経理本部が定期的に確認の上、役員会へ報告しています。責任準備金対応債券の設定に当たっては、「保険業 における「責任準備金対応債券」に関する当面の会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第21号)に基づき、以下のように小区 分を設定しています。 ・円貨建の個人保険・個人年金については、保険商品特性を鑑み4つの小区分を設定しています。 なお、管理の対象とする保険契約群は、無配当終身保険(円建)については残存年数7年以上の保険契約群を対象とし、それ以外の商品については全ての保険契 約群を対象としています。 ・外貨建の個人保険・個人年金については、通貨に基づき4つの小区分を設定しています。 ALM運用のさらなる高度化へ向けて、デュレーション・コントロール等において一体的な運用を行なうことを目的に、当年度より責任準備金対応債券の対象とな る保険商品の小区分の統合・新設、キャッシュ・フローの対象期間の見直しを実施しております。この変更による損益への影響はありません。 また、責任準備金対応債券のうち157,052百万円については債券発行者の信用状態の悪化の為、375,361百万円については当社に起因しない予期できなかった事象 の発生により、その他有価証券へ保有目的区分の変更を行っております。この変更による財務諸表への影響はその他有価証券評価差額金24,680百万円(税効果考 慮前)であります。 18. 満期保有目的有価証券のうち 3,762百万円については当社に起因しない予期できなかった事象の発生により、その他有価証券へ保有目的区分の変更を行っており ます。 19. 本支店勘定は米国本店に対する未払金であります。未払金の主な内訳は、本店で発生した管理費用のうち、日本支店に対して賦課されたものです。 20. 持込資本金は、日本国内に持ち込んだ金額のうち、保険業法第197条の自己資本に相当するものを計上しております。 21. 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しています。 17 メットライフ アリコ 5.損益計算書 (単位:百万円) 科 目 経 常 損 益 の 部 経 常 収 益 保 険 料 等 収 保 険 再 保 険 収 資 産 運 用 収 利 息 及 び 配 当 金 等 収 預 貯 金 利 有 価 証 券 利 息 ・ 配 当 貸 付 金 利 不 動 産 賃 貸 そ の 他 利 息 配 当 金 銭 の 信 託 運 用 有 価 証 券 売 却 有 価 証 券 償 還 金 融 派 生 商 品 収 そ の 他 運 用 収 特 別 勘 定 資 産 運 用 そ の 他 経 常 収 年 金 特 約 取 扱 受 入 保 険 金 据 置 受 入 支 払 備 金 戻 入 そ の 他 の 経 常 収 経 常 費 用 保 険 金 等 支 払 保 険 年 給 付 解 約 返 戻 そ の 他 返 戻 再 保 険 責 任 準 備 金 等 繰 入 支 払 備 金 繰 入 責 任 準 備 金 繰 入 契 約 者 配 当 金 積 立 利 息 繰 入 資 産 運 用 費 支 払 利 有 価 証 券 売 却 有 価 証 券 評 価 有 価 証 券 償 還 金 融 派 生 商 品 費 為 替 差 貸 倒 引 当 金 繰 入 貸 付 金 償 賃 貸 用 不 動 産 等 減 価 償 却 そ の 他 運 用 費 特 別 勘 定 資 産 運 用 事 業 そ の 他 経 常 費 保 険 金 据 置 支 払 税 減 価 償 却 退 職 給 付 引 当 金 繰 入 そ の 他 の 経 常 費 経 常 利 益 18 入 料 入 益 入 息 金 息 料 金 益 益 益 益 益 益 益 金 金 額 益 金 金 金 金 金 金 料 額 額 額 額 用 息 損 損 損 用 損 額 却 費 用 損 費 用 金 金 費 額 用 金 2009年度 1,671,951 1,317,488 862,920 454,568 328,129 219,371 160 207,144 9,877 2,116 71 13 13,433 4,609 - 73 90,627 26,333 14,264 5,328 3,729 3,010 1,582,725 743,318 81,453 49,029 109,056 341,494 2,265 160,019 468,549 - 468,549 0 137,643 62 5,224 21,897 2,457 377 105,763 654 - 603 602 - 208,488 24,725 4,416 9,052 5,296 5,345 614 89,226 額 2010年度 1,603,540 1,294,126 1,135,525 158,601 288,051 225,402 339 213,532 9,562 1,923 44 2 55,521 6,109 815 200 - 21,362 12,676 6,029 - 2,656 1,490,995 756,526 87,148 161,871 116,170 296,833 2,489 92,012 106,034 9,363 96,670 0 361,315 110 11,816 20,826 5,890 - 289,393 1,491 8,641 527 393 22,224 238,487 28,630 4,961 11,925 6,923 4,546 273 112,545 メットライフ アリコ (単位:百万円) 科 目 金 2009年度 特 別 損 益 の 部 特 別 利 益 投 資 損 偶 発 損 そ の 額 2010年度 額 額 益 5,960 5,857 13 89 1,645 8 1 1,635 特 別 損 失 固 定 資 産 等 処 分 損 価 格 変 動 準 備 金 繰 入 額 資 産 除 去 債 務 会 計 基 準 の 適 用 に 伴 う 影 響 額 そ の 他 特 別 損 失 11,430 421 4,300 - 6,709 4,944 140 4,300 504 - 契 税 法 法 法 当 額 益 税 額 計 益 2,843 80,913 294 32,147 32,442 48,470 3,502 105,743 143 36,490 36,633 69,110 金 金 金 △ 234,348 - △ 185,877 △ 185,877 48,470 △ 165,237 前 本 繰 約 者 失 失 他 配 前 税 引 人 人 当 当 及 税 人 金 金 別 特 準 備 期 び 等 越 社 利 戻 戻 繰 益 入 利 民 整 調 等 利 入 入 利 金 純 住 合 純 繰 越 当 当 税 期 期 引 引 利 益 剰 送 剰 余 余 19 メットライフ アリコ 損益計算書関係 1. 有価証券売却益の内訳は、国債等債券 5,737百万円、株式等 103百万円、外国証券49,679百万円であります。 2. 有価証券売却損の内訳は、国債等債券 754百万円、株式等 45百万円、外国証券 11,016百万円であります。 3. 有価証券評価損の内訳は、国債等債券 13,836百万円、株式等 3,837百万円、外国証券 3,152百万円であります。 4. 支払備金繰入額の計算上、足し上げられた出再支払備金戻入額の金額は 123百万円、責任準備金繰入額の計算上、足し上げら れた出再責任準備金戻入額の金額は 12,264百万円であります。 5. 金銭の信託運用益には、評価損益を含んでおりません。 6. 金融派生商品収益には、評価益 2,055百万円が含まれております。 7. 再保険収入は、修正共同保険式再保険に係る出再保険事業費受入 61,270百万円、および共同保険式再保険に係る解約に伴う 再保険責任準備金移転額 24,547百万円を含んでおります。 再保険料からは、修正共同保険式再保険に係る出再保険責任準備金調整額 251,940百万円を差し引いております。 8. 退職給付費用の総額は、8,935百万円であります。なお、その内訳は以下のとおりです。 イ 勤務費用 ロ 利息費用 ハ 期待運用収益 ニ 会計基準変更時差異の費用処理額 ホ 数理計算上の差異の費用処理額 ヘ 過去勤務債務の費用処理額 ト 退職給付費用(イ+ロ+ハ+ニ+ホ+ヘ) チ その他(注) 計(ト+チ) 4,332百万円 843百万円 △214百万円 618百万円 2,668百万円 - 8,248百万円 686百万円 8,935百万円 (注)「チ その他」は、確定拠出年金制度の掛金及び退職金前払制度による支払額であります。 9. 事業費には、本店配賦費用 5,612百万円が含まれております。 10. その他特別利益には、前期にクレジットカード情報流出対応関連費用として見積計上した金額の戻入額 1,635百万円が計上さ れております。 11. 当期において、当社日本支店は当社米国本店へ48,470百万円の送金を実施しております。これは当社日本支店を含むアメリカ ン・ライフ・インシュアランス・カンパニーが、平成22年11月1日をもって、以前の親会社アメリカン・インターナショナ ル・グループ・インク(AIG)から分離したことに伴い、AIGグループとのグループ内取引を解消するために、前期における当 期純利益に相当する金額を送金したものであります。 12. 金額は記載単位未満を切り捨てて表示しています。 20 メットライフ アリコ 6.経常利益等の明細(基礎利益) 基礎利益 キャピタル収益 金銭の信託運用益 売買目的有価証券運用益 有価証券売却益 金融派生商品収益 為替差益 その他キャピタル収益 キャピタル費用 金銭の信託運用損 売買目的有価証券運用損 有価証券売却損 有価証券評価損 金融派生商品費用 為替差損 その他キャピタル費用 キャピタル損益 キャピタル損益含み基礎利益 臨時収益 再保険収入 危険準備金戻入額 その他臨時収益 臨時費用 再保険料 危険準備金繰入額 個別貸倒引当金繰入額 特定海外債権引当勘定繰入額 貸付金償却 その他臨時費用 臨時損益 経常利益 A B A+B C A+B+C 2009年度 120,441 115,460 13 13,433 102,013 138,551 5,224 21,897 377 105,763 5,290 △ 23,091 97,350 8,123 7,658 465 △ 8,123 89,226 (単位:百万円) 2010年度 113,505 341,770 2 55,521 815 285,431 326,080 11,816 20,826 289,393 4,043 15,690 129,195 16,649 6,498 1,509 8,641 △ 16,649 112,545 (参考)その他キャピタル収益等の内訳は以下のとおりとなります。 その他キャピタル収益 外貨建商品に係る為替差損 一時払年金商品等に係る市場価格調整額 その他キャピタル費用 外貨建商品に係る為替差益 一時払年金商品等に係る市場価格調整額 21 2009年度 102,013 102,013 5,290 5,290 (単位:百万円) 2010年度 285,431 285,431 4,043 4,043 メットライフ アリコ 7.債務者区分による債権の状況 (単位:百万円, %) 区 分 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 危険債権 要管理債権 2009年度末 1,003 1,003 (0.37) 271,295 272,298 小計 (対合計比) 正常債権 合計 2010年度末 16,078 644 16,723 (6.55) 238,713 255,436 (注) 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始又は再生手続開 始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権 です。 2.危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪 化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権です。 3.要管理債権とは、3カ月以上延滞貸付金及び条件緩和貸付金です。なお、3カ月以上延滞貸 付金とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している貸付金(注1 及び2に掲げる債権を除く。)、条件緩和貸付金とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを 目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利 となる取決めを行った貸付金(注1及び2に掲げる債権並びに3カ月以上延滞貸付金を除く。)で す。 4.正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、注1から3まで に掲げる債権以外のものに区分される債権です。 8.リスク管理債権の状況 (単位:百万円, %) 区 分 破綻先債権額 ① 延滞債権額 ② 3カ月以上延滞債権額 ③ 貸付条件緩和債権額 ④ 合計 ①+②+③+④ (貸付残高に対する比率) 2009年度末 1,000 1,000 (0.38) 2010年度末 9,458 9,458 (3.75) (注) 1.実質破綻先に対する担保・保証付債権等について、債権額から担保の評価額及び保証等に よる回収が可能と認められる金額を控除した残額8,641百万円を取立不能見込額として債権額か ら直接減額しています。 2.破綻先債権は、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により 元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸付金 (未収利息不計上貸付金)のうち、会社更生法、民事再生法、破産法、会社法等による手続き申 立てにより法的倒産となった債務者、又は手形交換所の取引停止処分を受けた債務者、あるい は、海外の法律により上記に準ずる法律上の手続き申立てがあった債務者に対する貸付金で す。 3.延滞債権とは、未収利息不計上貸付金であって、上記破綻先債権及び債務者の経営再建又 は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸付金です。 4.3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延して いるもので、破綻先債権、延滞債権に該当しない貸付金です。 5.貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、 利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行ったもの で、破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しない貸付金です。 22 メットライフ アリコ 9.ソルベンシー・マージン比率 項 目 ソルベンシー・マージン総額 (A) 供託金等 価格変動準備金 危険準備金 一般貸倒引当金 その他有価証券の評価差額×90%(マイナスの場合100%) 土地の含み損益×85%(マイナスの場合100%) 全期チルメル式責任準備金相当額超過額 持込資本金等 負債性資本調達手段等 控除項目 その他 (R1 + R8 ) + (R2 + R3 + R7 ) + R4 リスクの合計額 保険リスク相当額 R1 第三分野保険の保険リスク相当額 R8 予定利率リスク相当額 R2 資産運用リスク相当額 R3 経営管理リスク相当額 R4 最低保証リスク相当額 R7 ソルベンシー・マージン比率 2 2 (A) ×100 (1/2)×(B) (B) 2009年度末 603,005 200 8,500 7,658 395 66,382 214 294,279 222,492 2,881 (単位:百万円) 2010年度末 713,560 200 12,800 14,157 376 96,620 △ 1,620 295,315 291,603 4,107 96,602 18,915 11,641 9,478 70,468 3,553 7,941 97,574 17,132 12,101 9,586 71,654 3,557 8,115 1,248.4% 1,462.5% (注) 1.上記は、保険業法施行規則第86条、第87条、第161条、第162条及び第190条、平成8年大蔵省告示第50 号の規定に基づいて算出しています(「全期チルメル式責任準備金相当額超過額」は告示第50号第1条第 3項第1号に基づいて算出しています)。 2.最低保証リスク相当額R7の算出に際しては、標準的方式を用いています。 23 メットライフ アリコ (参考)新基準によるソルベンシー・マージン比率 項 目 ソルベンシー・マージン総額 (A) 供託金等 価格変動準備金 危険準備金 一般貸倒引当金 その他有価証券の評価差額×90%(マイナスの場合100%) 土地の含み損益×85%(マイナスの場合100%) 全期チルメル式責任準備金相当額超過額 負債性資本調達手段等 全期チルメル式責任準備金相当額超過額及び負債性資本調達 手段等のうち、マージンに参入されない額 持込資本金等 控除項目 その他 (R1 + R8 ) + (R2 + R3 + R7 ) + R4 リスクの合計額 保険リスク相当額 R1 第三分野保険の保険リスク相当額 R8 予定利率リスク相当額 R2 資産運用リスク相当額 R3 経営管理リスク相当額 R4 最低保証リスク相当額 R7 ソルベンシー・マージン比率 2 2 (単位:百万円) 2010年度末 712,515 200 12,800 14,157 376 96,620 △ 1,620 295,315 - (B) (A) ×100 (1/2)×(B) 291,603 3,061 164,167 17,132 12,101 23,913 123,298 5,553 8,684 868.0% (注) 1.平成22年内閣府令第23号、平成22年金融庁告示第48号により、ソルベンシー・マージン総 額及びリスクの合計額の算出基準について一部変更(マージン参入の厳格化、リスク計測の 厳格化、精緻化等)がなされています。当該変更は2011年度末から適用されます。上記は、 仮に当該変更を2010年度末に適用したと仮定した場合の数値です。 2.最低保証リスク相当額R7の算出に際しては、標準的方式を用いています。 24 メットライフ アリコ 10.2010年度特別勘定の状況 (1)特別勘定資産残高の状況 区 分 63,863 92,376 323 517,219 673,783 (単位:百万円) 2010年度末 金 額 54,947 91,114 325 445,545 591,932 2009年度末 件 数 金 額 6 23,967 55 490,067 61 514,034 (単位:千件、百万円) 2010年度末 件 数 金 額 5 20,343 53 475,619 59 495,962 2009年度末 金 額 個 人 変 額 保 険 高 齢 者 生 存 保 障 保 険 最低保証付変額生存年金保険 個 人 変 額 年 金 保 険 特 別 勘 定 計 (2)個人変額保険(特別勘定)の状況 ①保有契約高 区 分 変 額 保 険 ( 有 期 型 ) 変 額 保 険 ( 終 身 型 ) 合 計 25 メットライフ アリコ ②年度末個人変額保険特別勘定資産の内訳 区 分 現預金・コールロ ーン 有 価 証 券 公 社 債 株 式 外 国 証 券 公 社 債 株 式 等 そ の 他 の 証 券 貸 付 金 そ の 他 貸 倒 引 当 金 合 計 2009年度末 金 額 構成比 654 1.0 59,058 92.5 - - - - - - - - - - 59,058 92.5 - - 4,150 6.5 - - 63,863 100.0 (単位:百万円、%) 2010年度末 金 額 構成比 344 0.6 50,649 92.2 - - - - - - - - - - 50,649 92.2 - - 3,953 7.2 - - 54,947 100.0 ③個人変額保険特別勘定の運用収支状況 区 分 2009年度 金 額 利息配当金等収入 有 価 証 券 売 却 益 有 価 証 券 償 還 益 有 価 証 券 評 価 益 為 替 差 益 金融派生商品収益 そ の 他 の 収 益 有 価 証 券 売 却 損 有 価 証 券 償 還 損 有 価 証 券 評 価 損 為 替 差 損 金融派生商品費用 そ の 他 の 費 用 収 支 差 額 1,542 - - 11,799 - - - 570 - - - - - 12,771 26 (単位:百万円) 2010年度 金 額 754 - - - - - - 776 - 5,476 - - - △ 5,497 メットライフ アリコ (3)高齢者生存保障保険(特別勘定)の状況 ①保有契約高 区 分 高 齢 者 生存 保障 保険 2009年度末 件 数 金 額 33 217,942 (単位:千件、百万円) 2010年度末 件 数 金 額 31 206,207 ②年度末高齢者生存保障保険特別勘定資産の内訳 区 分 現預金・コールローン 有 価 証 券 公 社 債 株 式 外 国 証 券 公 社 債 株 式 等 そ の 他 の 証 券 貸 付 金 そ の 他 貸 倒 引 当 金 合 計 2009年度末 金 額 構成比 6,626 7.2 81,077 87.8 79.5 73,464 - - 7,612 8.2 7,612 8.2 - - - - 1.5 1,370 3,303 3.6 - - 92,376 100.0 (単位:百万円、%) 2010年度末 金 額 構成比 4,275 4.7 82,219 90.2 75,711 83.1 - - 6,508 7.1 6,508 7.1 - - - - 1,360 1.5 3,258 3.6 - - 91,114 100.0 ③高齢者生存保障保険特別勘定の運用収支状況 区 分 2009年度 金 額 利息配当金等収入 有 価 証 券 売 却 益 有 価 証 券 償 還 益 有 価 証 券 評 価 益 為 替 差 益 金融派生商品収益 そ の 他 の 収 益 有 価 証 券 売 却 損 有 価 証 券 償 還 損 有 価 証 券 評 価 損 為 替 差 損 金融派生商品費用 そ の 他 の 費 用 収 支 差 額 1,751 278 - - - - - - 0 - - - - 2,029 27 (単位:百万円) 2010年度 金 額 1,661 - - - - - - - 0 - - - - 1,661 メットライフ アリコ (4)最低保証付変額生存年金保険(特別勘定)の状況 ①保有契約高 区 分 最低保証付変額生存年金保険 (単位:千件、百万円) 2010年度末 件 数 金 額 0 1,047 2009年度末 件 数 金 額 0 1,186 ②年度末最低保証付変額生存年金保険特別勘定資産の内訳 区 分 現預金・コールロ ーン 有 価 証 券 公 社 債 株 式 外 国 証 券 公 社 債 株 式 等 そ の 他 の 証 券 貸 付 金 そ の 他 貸 倒 引 当 金 合 計 2009年度末 金 額 構成比 17 5.5 292 90.2 272 84.1 - - 19 6.2 19 6.2 - - - - - - 13 4.3 - - 323 100.0 (単位:百万円、%) 2010年度末 金 額 構成比 21 6.6 291 89.7 271 83.6 - - 19 6.1 19 6.1 - - - - - - 11 3.6 - - 325 100.0 ③最低保証付変額生存年金保険特別勘定の運用収支状況 区 分 2009年度 金 額 利息配当金等収入 有 価 証 券 売 却 益 有 価 証 券 償 還 益 有 価 証 券 評 価 益 為 替 差 益 金融派生商品収益 そ の 他 の 収 益 有 価 証 券 売 却 損 有 価 証 券 償 還 損 有 価 証 券 評 価 損 為 替 差 損 金融派生商品費用 そ の 他 の 費 用 収 支 差 額 4 - - - - - 0 - - - - - - 4 28 (単位:百万円) 2010年度 金 額 5 - - - - - 0 - - - - - - 5 メットライフ アリコ (5)個人変額年金保険(特別勘定)の状況 ①保有契約高 区 分 個人変額年金保険 2009年度末 件 数 金 額 87 755,251 (単位:千件、百万円) 2010年度末 件 数 金 額 84 682,252 ②年度末個人変額年金保険特別勘定資産の内訳 区 分 現預金・コールロ ーン 有 価 証 券 公 社 債 株 式 外 国 証 券 公 社 債 株 式 等 そ の 他 の 証 券 貸 付 金 そ の 他 貸 倒 引 当 金 合 計 2009年度末 金 額 構成比 - - - - - - - - - - - - - - - - - - 517,219 100.0 - - 517,219 100.0 (単位:百万円、%) 2010年度末 金 額 構成比 - - - - - - - - - - - - - - - - - - 445,545 100.0 - - 445,545 100.0 ③個人変額年金保険特別勘定の運用収支状況 区 分 2009年度 金 額 利息配当金等収入 有 価 証 券 売 却 益 有 価 証 券 償 還 益 有 価 証 券 評 価 益 為 替 差 益 金融派生商品収益 そ の 他 の 収 益 有 価 証 券 売 却 損 有 価 証 券 償 還 損 有 価 証 券 評 価 損 為 替 差 損 金融派生商品費用 そ の 他 の 費 用 収 支 差 額 - - - 83,131 - - 462 - - 20 - - 7,751 75,822 (単位:百万円) 2010年度 金 額 - - - 2,888 - - 925 - - 13,056 - - 9,150 △ 18,393 以上 29 メットライフ アリコ (参考) 2010年度証券化商品等への投資及びサブプライム関連投資の状況 1.投資状況 ①特別目的事業体(SPEs)一般 0 - - - - 0 - - - - - - - - (単位:百万円) 実現損益 - - - - - - - 10,670 - - - - - - - 2,300 - - 2,300 - - - 8,369 8,369 - - - - - - - - - - 含み損益 1,259 - - - - - - - 889 - - 889 - - - 369 369 - - - - - - - - - - (単位:百万円) 実現損益 213 - - - - - - - 213 97 - 115 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 2,300 - 1,128 1,171 - - - - 8,369 8,369 - - - - - - (単位:百万円) 含み損益 - - - - - - - - 889 - 432 456 - - - - 369 369 - - - - - - 含み損益 時価 特別目的事業体(SPEs)一般 ABCP うち当社が組成するSPEs SIV うち当社が組成するSPEs その他 うち当社が組成するSPEs ②債務担保証券(CDO) 時価 債務担保証券(CDO) シニア うちサブプライム・Alt-Aエクスポージャー メザニン うちサブプライム・Alt-Aエクスポージャー エクイティ うちサブプライム・Alt-Aエクスポージャー シンセティックCDO シニア うちサブプライム・Alt-Aエクスポージャー メザニン うちサブプライム・Alt-Aエクスポージャー エクイティ うちサブプライム・Alt-Aエクスポージャー CLO シニア メザニン エクイティ CBO シニア メザニン エクイティ その他 シニア メザニン エクイティ ABSCDO (補足)格付別の状況 時価 ABS-CDO AAA AA A BBB BB B以下 格付なし シンセティックCDO AAA AA A BBB BB B以下 格付なし CLO AAA AA A BBB BB B以下 格付なし 30 メットライフ アリコ ③その他のサブプライム・Alt-Aエクスポージャー 時価 その他のサブプライム・Alt-Aエクスポージャー 証券化されていないローン RMBS デリバティブ コミットメントライン その他 注)上記は全てAlt-Aであり、サブプライムのエクスポージャーはありません。 含み損益 128 - 128 - - - - - - - - - 128 128 - - - - - - (単位:百万円) 含み損益 - - - - - - - - 128 - - 128 - - (単位:百万円) 含み損益 - - - - - - (補足)格付別の状況 時価 その他のサブプライム・Alt-Aエクスポージャー AAA AA A BBB BB B以下 格付なし (補足)LTV別の状況 時価 その他のサブプライム・Alt-Aエクスポージャー 75~80 70~75 65~70 60~65 55~60 ④商業用不動産担保証券(CMBS) 商業用不動産担保証券(CMBS) 日本 米国 欧州 英国 その他 446,496 16,482 425,470 1,249 3,292 - 時価 参考:2010年3月末 513,907 29,009 479,164 1,293 4,440 - (補足)格付別の状況 時価 商業用不動産担保証券(CMBS) AAA AA A BBB BB B以下 格付なし 446,496 235,526 70,444 55,369 42,494 18,404 12,288 11,967 (単位:百万円) 実現損益 含み損益 48,322 △ 1,931 50,025 △ 244 472 - 含み損益 5,000 5,000 - - - - 時価 参考:2010年3月末 646 - - - - 646 含み損益 361 - - - - 361 時価 参考:2010年3月末 5,707 - - - - 5,707 (単位:百万円) 実現損益 - - - - - - ⑥ヘッジファンド ヘッジファンド 日本 米国 欧州 英国 その他 31 15,597 △ 15,157 29,622 △1 1,133 - (単位:百万円) 含み損益 48,322 10,294 5,344 7,814 15,908 7,591 2,776 △ 1,408 ⑤レバレッジド・ファイナンス レバレッジド・ファイナンス 通信 電機 娯楽 サービス その他 (単位:百万円) 実現損益 △ 168 - △ 168 - - - - - - - - - (単位:百万円) 実現損益 2 - - - - 2 △ 1,671 - - - - △ 1,671 メットライフ アリコ ⑦住宅ローン債券担保証券(RMBS) 住宅ローン債券担保証券(RMBS) 日本 米国 欧州 英国 その他 127,136 26,365 90,367 - 9,903 500 時価 参考:2010年3月末 83,823 7,847 61,021 - 11,724 3,229 (補足)格付別の状況 時価 住宅ローン債券担保証券(RMBS) 127,136 AAA 39,733 AA 2,063 A - BBB 31 BB - B以下 - 格付なし※ 85,308 ※格付なしの銘柄は、発行体格付AAAのアメリカ政府関係機関発行の債券、およびアメリカ政府保証の銘柄です。 含み損益 4,726 △ 71 1,639 - 3,158 - 資産担保証券(ABS) △ 1,120 0 △ 2,062 - 574 367 (単位:百万円) 含み損益 4,726 1,607 743 - 5 - - 2,370 ⑧資産担保証券(ABS) 時価 参考:2010年3月末 15,033 18,929 (単位:百万円) 実現損益 含み損益 3,307 (単位:百万円) 実現損益 2,634 ※実現損益は、売却損益、償還損益及び減損額です。 ※格付は、企業内容等の開示に関する内閣府令第1条第13号の2に規定する指定格付機関によるものとし、複数のランクに 相当する場合は下位ランクのものを用いています。 ※なお、上記数値につきましては2011年5月26日付公表の2010(平成22)年度報告の「有価証券の時価情報」の 評価損益に含まれております。 2.補足情報 ①サブプライム関連投資 サブプライムの直接保有、サブプライムを担保とした有価証券への投資はありません。 ②米国モノライン会社の保証する債券を43億円保有しております。 32 メットライフ アリコ