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“塩”を担保に融資枠設定 商工中金が株式会社青い海に対し、8千万円の
NEWS RELEASE SHOKO CHUKIN BANK 平 成 26 年 4 月 10 日 商 工 中 金 “塩”を担保に融資枠設定 商工中金が株式会社青い海に対し、8 千万円のABL実施 商工中金(那覇支店)は、株式会社青い海(本社:沖縄県糸満市、代表者:又吉 元榮氏)に対し、 “塩”を担保とする「アセット・ベースト・レンディング(ABL)契約」を締結し、8 千万円の融 資枠を設定しました。 株式会社青い海は、沖縄県で初めて製塩を始めた製造メーカーです。同社は、美しい自然に恵まれ た沖縄の青い海こそ、食の基本となる『塩』の源と考えており、伝統ある塩づくりを守りながら、良 質で安心して味わえる商品をサンゴ礁の広がる美しい海に隣接した工場で製造しています。糸満沖約 2,000mから取水した海水を平釜に移し煮詰めて製造した『海水塩』を主力として、さらに、消費者 のニーズを満たすべく、研究開発や品質管理に注力し、多くのお客さまから支持されています。 今般、同社の事業のライフサイクルに着目したABLのスキームを導入することで、従来は担保と して利用されることのなかった原材料、商品そして売掛金など「商流」を一括で資金調達に活用でき ることになり、将来の事業拡大を見据えた中で、機動的な資金調達が可能となりました。 商工中金は、今後もこうした取組みにより、多様化するお取引先の資金調達ニーズにこたえ、地域 経済の発展に貢献していきます。 ◆株式会社青い海様向けABL契約の概要 形式 :コミットメントライン 借入人 :株式会社青い海 組成額 :8 千万円 期間 :1 年 資金使途 :運転資金 契約日 :平成 26 年 3 月 20 日 【主力商品】 沖縄の海水塩 青い海 ◆株式会社青い海の概要 所 在 地 沖縄県糸満市西崎町 4-5-4 設 代 表 者 又吉 元榮 資 本 金 8 千万円 業 従業員数 68 名(平成 26 年 3 月現在) 種 製塩業 立 昭和 49 年 2 月 NEWS RELEASE SHOKO CHUKIN BANK 1.ABL(アセット・ベースト・レンディング)とは 在庫が販売されて売掛金となり、売掛金が回収される過程の「事業のライフサイクル」に着目し、 在庫・売掛金を一体として担保取得し、極度枠を設定するスキームを言います。 商工中金のABLモデルでは、原則としてこの「事業のライフサイクル」のみを貸付の主要な引当 てとするものであり、お借入される企業の不動産、機械設備もしくは、有価証券を担保としたり、ま たは代表者の個人の信用力に過度に依存したりすることを想定していません。その意味で商工中金の ABLモデルは、動産・不動産や債権を個別に担保と捉えてきた従来型の融資実務とは根本的に発想 を異にする取組みであり、中小企業の資金調達の多様化に大きく寄与するものです。 2.ABLスキーム図 販売代金入金指定(管理口座) 販売先 販売 品質チェック 商取引 融資実行 顧客企業 定期的に生産状況・担保情報報告 流動預金(管理口座) 商工中金 *正常時は払戻可能 質権 or 管理口座 回収 売掛金(債権) 譲渡担保 販売 在庫(動産) 譲渡担保 一 体 と し て 担 保 取 得