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橡 増設SCSI制御装置B8210-29使用の手引き

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橡 増設SCSI制御装置B8210-29使用の手引き
増設SCSI制御装置B8210−29使用の手引き
■この使用の手引きおよび本体装置
の使用の手引きをよくお読みにな
り正しくお使いください。
■使用の手引きは大切に保管してく
ださい。
目次
1 . 概 要 ..................................... 1
2 . 同 梱 品 ................................... 2
3 . 設 置 ..................................... 3
3 . 1 S C S I 制 御 装 置 の 設 置 .................................... 3
3 . 2 S C S I 制 御 装 置 の 接 続 .................................... 4
3 . 3 A H A - 1 5 4 0 C P の 動 作 モ ー ド の 設 定 ............................. 6
4 .S C S I 制 御 ソ フ ト ウ ェ ア の イ ン ス ト ー ル... 9
4.1
4.2
4.3
4.4
M S - D O S 6 . 2 / V , M i c r o s o f t W i n d o w s 3 . 1 を 使 用 す る 場 合 .......
M i c r o s o f t W i n d o w s 9 5 を 使 用 す る 場 合 .....................
M i c r o s o f t W i n d o w s N T 3 . 5 1 W o r k s t a t i o n を 使 用 す る 場 合 ...
M i c r o s o f t W i n d o w s N T 4 . 0 W o r k s t a t i o n を 使 用 す る 場 合.....
10
12
14
18
5 .困 っ た と き の 対 処 ....................... 2 1
1.概要
増設SCSI制御装置B8210−29は、三菱パーソナル・コンピュータ apricot
LS550/LS660本体の拡張スロットに増設するSCSI制御装置です。
本製品は、三菱パーソナル・コンピュータ apricot LS550/LS660のオプ
ションです。本製品を使用した場合、システムは第1種情報装置(商工業地域において
使用されるべき情報装置)で商工業地域での電波障害防止を目的とした情報処理装置等
電波障害自主規制協議会(VCCI)基準に適合しております。
従って、住宅地域またはその隣接した地域で使用すると、ラジオ、テレビジョン受信機
等に受信障害を与えることがあります。
また、当社製品以外の内蔵SCSIデバイスや外部装置を接続すると、システムとして
VCCI 基準に適合しないことがあります。
説明書に従って正しい取り扱いをしてください。
Adaptec, SCSI Master, AHA, SCSI Select は、Adaptec Inc. の商標です。
他のすべての商標は、各権利所有者の所有によるものです。
1
2.同梱品
本製品には、次のものが含まれていますので、確認してください。
● SCSI制御装置
(Adaptec AHA-1540CP ホストアダプタボード)
● 制御ソフトウェア一式
● 内蔵デバイス用SCSIケーブル1本(注1)
● 説明書
「AHA-1540CP/1542CP ユーザーズ・ガイド」
「Adaptec Q&A集」
「増設SCSI制御装置 B8210-29 使用の手引き」(本書)
● 登録書 / 保証書
(注1)内蔵デバイスに専用のケーブルが付属している場合は、デバイスに付属のケーブ
ルを使用し、本製品に付属のケーブルは使用しないでください。
2
3.設置
3.1 SCSI制御装置の設置
添付の「AHA-1540CP/1542CP ユーザーズ・ガイド」および、LS550/LS660
本体装置の「スタートガイド」、「テクニカルガイド」を参照して、次の手順で設置し
てください。
(1)AHA - 1540C P のスイッチの設定
AHA-1540CP では、次の項目をボード上のスイッチで設定します。
● I/O ポートアドレス ,BIOS メモリアドレス
AHA-1540CP ホストアダプタボードの I/O ポートアドレス、BIOS メモリアドレス
が他の拡張ボードや本体装置のアドレスと重ならない様に設定してください。
本体装置で使用している I/O ポートアドレス、BIOS メモリアドレスは、本体装
置「テクニカルガイド」の「拡張ボードの導入にあたって」を参照してくださ
い。
● 終端抵抗(ターミネータ)
ソフトウェア制御で使用することを推奨します。
本体装置に本SCSI制御装置1枚のみを実装する場合のスイッチ設定例を次に
示します。
(I/O ポートアドレス:330h ∼ 333h、BIOS アドレス:DC000h ∼ DFFFFh)
スイッチ番号
設定
1
Off
2
Off
3
Off
4
Off
5
Off
6
Off
7
Off
8
Off
本体装置に他の拡張ボードを実装している場合は、その拡張ボードに付属の説明
書を参照し、使用しているアドレスを確認してください。AHA-1540CP ホストアダ
プタボードのアドレスを、他の拡張ボードや本体装置のアドレスと重ならない様
に設定してください。
本体装置で使用している I/O ポートアドレスは本体装置の「テクニカルガイド」
の「拡張ボードの導入にあたって」を参照してください。
出荷時の設定は すべてのスイッチが Off 状態に設定されていますので、必要であ
れば適切な設定に変更してください。スイッチ設定の詳細な説明は、「AHA-1540CP
1542CP ユーザーズ・マニュアル」の「ホストアダプタスイッチの設置」の節を参
照してください。
3
( 2) スロットへの挿入
LS550/660本体装置の「スタートガイド」を参照して、拡張スロットへ
AHA-1540CP ホストアダプタボードを差し込んでください。内蔵デバイスを AHA1540CP に接続する場合には、一番右上のスロットを使用してください。
ご 注 意 : ま た 、 各 O S 、モ デ ル に よ っ て 、ス イ ッ チ の 設 定 が 異 な り ま す
の で 、「 4 . S C S I 制 御 ソ フ ト ウ ェ ア の イ ン ス ト ー ル 」を 参 照 し て く だ さ い 。
3.2 SCSI制御装置の接続
次の手順でSCSIデバイス、装置を設置 / 接続してください。
(1)SCSI IDの設定
SCSI IDは、接続するSCSIデバイス、装置を識別するための番号です。
すべてのSCSIデバイスは、同じ AHA-1540CP に接続された他のデバイス(内蔵
/ 外部)と異なったSCSI IDに設定する必要があります。デバイス、装置間
で重ならない様に設定してください。
標準的な設定は次の通りですが、同種の装置を複数接続する場合では、標準外の
設定でも差し支えありません。
但し、使用するソフトウェアによっては、IDの設定に制限がある場合もありま
すので、ソフトウェアの説明書を確認してください。
SCSI装置の種類
標準的なIDの設定
ハードディスク装置
0∼1
ストリーミング・テープ装置
2
SCSI制御装置
7
その他の装置
3∼6
(2) 内蔵デバイスの設置/接続
内蔵デバイスに添付の説明書及びLS550/660本体装置の「スタートガイ
ド」を参照して、内蔵デバイスを本体装置に取り付けてください。内蔵デバイ
スに専用のケーブルが付属している場合は、デバイスに付属のケーブルを使用
して内蔵デバイスと AHA-1540CP を接続してください。デバイスに付属のケーブ
ルを使用せず本製品に付属のケーブルを使用すると、電波障害が発生したり、
正常に動作しないことがあります。
LS550/660本体装置に内蔵できるSCSIデバイスは一台です。内蔵
デバイスの終端抵抗は有効(取り付けられた状態)にして使用してください。
4
( 2) スロットへの挿入
AHA-1540CP には外部SCSI装置を接続するためのコネクタを備えています。
また、一般にSCSI装置は入力用と出力用の2個のコネクタを備えていますの
でデージーチェーン(いもづる接続)により複数の外部SCSI装置を接続する
ことができます。
但し、外部SCSI装置を接続する場合の最大ケーブル長は使用するケーブルの
特性やデバイスの転送速度に依存します。転送速度が5MB/S以下のSCSI
装置を正しいSCSIケーブルで接続した場合で、外部ケーブルの合計長は6m
以下にしてください。また、AHA-1540CP の外部コネクタはアンフェノール50ピ
ンですが一般にSCSIコネクタには何種類かありますので、外部SCSI装置
のコネクタ形状も確認してケーブルを用意してください。
また、デージーチェーンした外部SCSI装置の最後の装置(AHA-1540CP から最
遠端のSCSI装置)にはターミネータ(終端抵抗)を接続する必要があります。
外部SCSI装置によっては、スイッチなどでターミネータを有効にできる場合
もありますので、外部SCSI装置に付属の説明書でご確認ください。
5
3.3 AHA-1540CPの動作モードの設定
AHA-1540CP では、ボード上のROMに組み込まれた SCSISelect と呼ぶコンフィ
ギュレーションソフトウェアで、SCSI制御装置の動作モードを設定します。
ここでは、通常の使用で 必要な設定のみを説明しますので、詳しい説明は「AHA
-1540CP/1542CP ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
( 1) SCSISelectの起動
LS550/660本体装置の電源を投入すると、本体起動途中に次のメッセー
ジが表示されます。
”Press <Ctrl><A> for SCSISelect(TM) Utility!”
このメッセージが表示されてから次のメッセージが表示されるまでの間(数秒間)
にキーボードの Ctrl キーを押したまま A キーを押してください。
SCSISelect が起動されます。
(2) SCSI制御装置の選択
SCSISelect を起動すると、I/O ポートアドレスの選択画面になりますが、この選
択は I/O ポートアドレスを設定するものではありません。複数の AHA-1540CP を実
装した場合に、どの AHA-1540CP に対して設定を行うのかを I/O ポートアドレスで
指定します。3 . 1 節の( 1 )を参照ください。
存在しない I/O ポートアドレスを選択するとエラー・メッセージが表示されます。
6
(3) 割り込み(IRQ)、DMAチャネルの設定
AHA-1540CP ホストアダプタボードの割り込み(IRQ)、DMAチャネルが他の
拡張ボードや本体装置と重ならない様に設定してください。本体装置で使用して
いる割り込み(IRQ)、DMAチャネルは、本体装置「テクニカルガイド」の
「拡張ボードの導入にあたって」を参照してください。
本体装置に本SCSI制御装置1枚のみを実装する際のデフォルト設定は、以下
の通りです。
IRQ11,DMA5
本体装置に他の拡張ボードを実装している場合は、その拡張ボードに付属の説明
書を参照し、使用している割り込み(IRQ)やDMAチャネルを確認してくだ
さい。他の拡張ボードや本体装置の割り込み(IRQ)やDMAと重ならない様
に、AHA-1540CP を設定してください。
OSの制限によってIRQが利用できない場合、またはIRQ9を使用する他の
拡張ボードをLS550/LS660に実装している場合、LS550/LS6
60の機能を一部分無効にし、IRQ9以外の割り込みを使用する必要がありま
す。
LS550/LS660の機能を無効に設定するには、LS550/660本体
装置「テクニカルガイド」を参照してください。
(4) 終端抵抗(ターミネータ)の設定
AHA-1540CP のターミネータは次の場合に有効にしてください。(デフォルト設定は
有効です。)
●内蔵SCSIデバイスのみを接続する場合
●外部SCSI装置のみを接続する場合
次の場合は、ターミネータを無効にしてください。
●内蔵SCSIデバイスと外部SCSI装置の両方を接続する場合
ターミネータの設定を誤ると、頻度の低いSCSIエラーとして障害
が発生する場合があります。必ず設定を確認してください。
7
( 5) その他の設定項目
通常、その他の設定項目はデフォルト設定のまま使用してください。
但し、使用するOSやSCSI装置に注記がある場合にはそれに従ってくださ
い。
8
4. SCSI制御ソフトウェアのインストール
本節を参照して各使用OSへのソフトウェアのインストールを行ってください。
また、添付の「AHA-1540CP/1542CP ユーザーズ・ガイド」もあわせて参照してく
ださい。特に次の点に注意してインストールしてください。
インストールの方法
SCSI制御ソフトウェアであるドライバは添付の「Adaptec SCSI インストー
ラ」に含まれていますが、これらは日本語モードでインストールしてください。
英語モードでインストールするとメッセージが判別できません。
以下の通りお使いのOSの環境にあわせてドライバをインストールします。
詳細な手順については、「AHA-1540CP/1542CP ユーザーズ・ガイド」の「ASPI マネ
ージャミニポートドライバのインストール」の節を参照してください。
■ DOS と Windows3.1 では添付の「Adaptec SCSI インストーラ for Windows3.1
/DOS」をインストールしてください。
■ Windows95 では、ドライバは Windows95 に標準で含まれています。最新のドラ
イバは添付の「Adaptec SCSI インストーラ for Windows95/WindowsNT」に含ま
れていますので、これをインストールされることをお勧めします。
■ WindowsNT では、ドライバは WindowsNT に標準で含まれています。最新のドラ
イバは添付の「Adaptec SCSI インストーラ for Windows95/WindowsNT」に含ま
れていますので、これをインストールしてください。
各使用OSにおける具体的なインストール方法については次頁以降を参照くださ
い。
9
4.1
MS-DOS 6.2/V,Microsoft Windows3.1 を使用する場合
以下の手順を参照してSCSI制御S/Wをインストールしてください。
(1)AHA-1540CP ホストアダプタのスイッチブロックS1のSW1を On にし、ホストア
ダプタのプラグ&プレイ機能を無効にします(工場出荷時の設定は有効となってい
ます)。
(2)ホストアダプタのスイッチブロックS1のSW2、SW3、SW4を次のいずれか
に設定し、ホストアダプタの I/O ポートアドレスを変更します(工場出荷時の設定
は 330h ∼333hとなっています)。
SW2
On
Off
On
Off
On
SW3
Off
On
On
Off
Off
SW4
Off
Off
Off
On
On
I/Oポートアドレス
334h∼337h
230h∼233h
234h∼237h
130h∼133h
134h∼137h
ご 注 意:M 3 5 5 2 の 場 合 に は 上 述 の( 2 ) に 続 い て 以 下 の * を 実 施 し て く だ さ い 。
*ホストアダプタのスイッチブロックのS1のSW6、SW7、SW8を次のいず
れかに設定し、ホストアダプタの BIOS アドレスを変更します。(工場出荷時の設
定は、DC000h になっています。)
SW6
On
Off
On
Off
On
SW7
Off
On
On
Off
Off
SW8
Off
Off
Off
On
On
BIOSアドレス
D8000h∼
D4000h∼
D0000h∼
CC000h∼
C8000h∼
(3) ホストアダプタを拡張スロットに増設し、システムを立ち上げます。
ご 注 意:M 3 5 5 2 の 場 合 に は 上 述 の( 3 ) に 続 い て 以 下 の * を 実 施 し て く だ さ い 。
10
*ホストアダプタを増設し、MS-DOS を立ち上げる途中に F2 キーを押下し、BIOS の
セットアップユーティリティを起動して、Advanced画面の"Reset Configuration
Data" 項目を "NO" から "YES" に変更して PC 本体装置を再起動してください。
また、ホストアダプタが使用できる IRQ は11、10、9です。
このうち、IRQ9 は BIOS のコンフィギュレーションで Reserve する必要がありま
す。BIOS のセットアップユーティリティの起動方法については、PC 本体装置に
同梱されている「テクニカルガイド」を参照してください。
ホストアダプタが使用する IRQ、DMA の設定を変更したい場合、AHA-1540CP が認
識されている間に[Ctrl+A]を押下し、SCSISelectコンフィギュレー
ション・ソフトウェアを起動します。SCSISelectについては、3.3 節
の(1)を参照してください。
(4)DOS 用 ASPI マネージャをインストールします。
①「Adaptec SCSI インストーラ for Windows 3.1/DOS 導入ディスク Disk2/2」を
フロッピーディスクドライブに挿入します。
②カレントドライブをAドライブにします(フロッピーディスクドライブをAド
ライブに設定している場合)。
C:¥>A:
③ DOSINST(インストールプログラム)を起動します。
A:¥>DOSINST
④画面の指示に従ってインストールします。
⑤インストールが正常に終了したら、システムを再起動します。
(5)Windows 3.1 用 ASPI マネージャをインストールします。
①「Adaptec SCSI インストーラ for Windows 3.1/DOS 導入ディスク Disk1/2」を
フロッピーディスクドライブに挿入します。
② Windows 3.1 を起動します。
③[アイコン(F)]-[ ファイル名を指定して実行(R)] を選択し、“A:¥SETUP ”
と入力して、[OK]ボタンをクリックします。
④画面の指示に従ってインストールします。
⑤インストールが正常に終了したら、システムを再起動します。
11
4.2
M i c r o s o f t W i n d o w s 9 5 を使用する場合
以下の手順を参照してSCSI制御S/Wをインストールしてください。
ご 注 意:M 3 5 5 2 , M 3 5 5 5 , M 3 5 5 8 , M 3 5 5 9 , M 3 5 6 1 , M 3 5 6 2 の 場 合 に は 、以 下 の *
を 参 照 し 、ス イ ッ チ ブ ロ ッ ク の 設 定 を 行 っ て く だ さ い 。以 下 の 操 作
を 行 わ な い と 、ソ フ ト ウ ェ ア イ ン ス ト ー ル 時 に エ ラ ー が 起 き る 場 合
があります。
*ホストアダプタのスイッチブロックのS1のSW6、SW7、SW8をすべて
ON に設定してください。S1のSW6、SW7、SW8をすべて ON にした場
合、SCSIデバイスからのブートはできなくなります。
(1)ホストアダプタを拡張スロットに増設し、Windows95 を立ち上げます。
ご 注 意:M 3 5 5 2 , M 3 5 5 5 , M 3 5 5 8 , M 3 5 5 9 , M 3 5 6 1 , M 3 5 6 2 の 場 合 に は 、上 述 の( 1 )
に続いて以下の*を実施してください。
*ホストアダプタを増設し、Windows95 をたちあげる途中に F2 キーを押下し、
BIOS のセットアップユーティリティを起動して、Advanced 画面の "Reset
Configuration Data" 項目を "NO" から "YES" に変更してから、PC 本体装置を
再起動してください。BIOSのセットアップユーティリティの詳細については、PC
本体装置に同梱されている「テクニカルガイド」を参照してください。
(2) Windows95標準のドライバを組み込みます。
① ホストアダプタが自動認識されます。
② 次のドライバが自動的に組み込まれます。
"Adaptec AHA-154X/AHA-1535 Plug and Play SCSI Host Adapter"
12
(3)ミニポートドライバ /ASPI マネージャをインストールします。
①「Adaptec SCSI インストーラ for Windows 95/Windows NT 導入ディスク」をフ
ロッピーディスクドライブに挿入します。
②タスクバーの[スタート]ボタンをクリックし、
[ファイル名を指定して実行
(R)...]を選択します。
③“A:¥SETUP32”と入力し、
[OK]ボタンをクリックします。
④画面の指示に従ってインストールします。
(4)Windows 95 を再起動します。
13
4.3
M i c r o s o f t W i n d o w s N T 3 . 5 1 W o r k s t a t i o n を使用する場合
以下の手順を参照してSCSI制御S/Wをインストールしてください。
(1)AHA-1540CP ホストアダプタのスイッチブロックS1のSW1を On にし、ホストア
ダプタのプラグ&プレイ機能を無効にします(工場出荷時の設定は有効となってい
ます)。
(2)ホストアダプタのスイッチブロックS1のSW2、SW3、SW4を次のいずれか
に設定し、ホストアダプタの I/O ポートアドレスを変更します(工場出荷時の設定
は 330h ∼333hとなっています)。
SW2
On
Off
On
Off
On
SW3
Off
On
On
Off
Off
SW4
Off
Off
Off
On
On
I/Oポートアドレス
334h∼337h
230h∼233h
234h∼237h
130h∼133h
134h∼137h
本操作は、サウンド機能を搭載していないPC本体(LS550
では不要です。
M3551)
ご 注 意:M 3 5 5 2 , M 3 5 5 5 , M 3 5 5 8 , M 3 5 5 9 , M 3 5 6 1 , M 3 5 6 2 の 場 合 に は 、上 述 の( 2 ) に
続いて以下の*を実施してください。
*ホストアダプタのスイッチブロックS1のSW6、SW7、SW8を次のいずれ
かに設定し、ホストアダプタの BIOS アドレスを変更します。
(工場出荷時の設定
は DC000h になっています。)
SW6
On
Off
On
SW7
Off
On
On
SW8
Off
Off
Off
BIOSアドレス
D8000h∼
D4000h∼
D0000h∼
(3)ホストアダプタを拡張スロットに増設し、Windows NT を立ち上げます。
14
ご 注 意:M 3 5 5 2 , M 3 5 5 5 , M 3 5 5 8 , M 3 5 5 9 , M 3 5 6 1 , M 3 5 6 2 の 場 合 に は 、先 述 の( 3 ) に
続いて以下の*を実施してください。
*ホストアダプタを増設し、WindowsNT を立ちあげる途中に F2 キーを押下し、BIOS
のセットアップユーティリティを起動して、Advanced 画面の "Reset
Configuration Data" 項目を "NO" から "YES" に変更して PC 本体装置を再起動し
てください。
また、ホストアダプタが使用できる IRQ、DMA は以下のとおりです。
(以下の IRQ、DMA の設定は、SCSISelectで設定できます。
SCSISelectについては、3.3 節の(1)を参照してください。)
IRQ: 10、9(M3552、M3555、M3558、M3561 の場合)
11、10 (M3559、M3562 の場合)
DMA: 7、6、5
以上の IRQのうち、11と9は、BIOSのセットアップユーティリティでReserveす
る必要があります。BIOS のセットアップユーティリティの起動方法については、
同梱されている「テクニカルガイド」を参照してください。
(4)ミニポートドライバをインストールします。
①「Adaptec SCSI インストーラ for Windows 95/Windows NT 導入ディスク」をフ
ロッピーディスクドライブに挿入します。
②[メイン]グループの[Windows NT セットアップ]アイコンをダブルクリック
します。
③[設定(O)] メニューの[SCSI アダプタの追加と削除(S)] を選択します。
④[SCSI アダプタセットアップ]画面で[追加(A)...]ボタンをクリックしま
す。
⑤[セットアップメッセージ]画面で[OK]ボタンをクリックします。
⑥ アダプタの一覧の中から、[その他(ハードウェアメーカーのディスクが必要
です)]を選択します。
⑦ パス名の入力画面が表示されるので、以下のパス名を入力します。
A:¥WINNT¥AHA154X
⑧ SCSI ドライバの一覧の中から、以下のものを選択します。
"Adaptec AHA-154x SCSI Host Adapter"
15
⑨[OK]ボタンをクリックし、画面の指示に従ってインストールします。
(5) ASPIマネージャをインストールします。
①「Adaptec SCSI インストーラ for Windows 95/Windows NT 導入ディスク」を
フロッピーディスクドライブに挿入します。
② 以下のファイルを C:¥WINNT35¥SYSTEM32¥DRIVERS にコピーします。
A:¥ASPIW32¥ASPI32.SYS
③ 以下のファイルを C:¥WINNT35¥SYSTEM32 にコピーします。
A:¥ASPIW32¥WNASPI32.DLL
④ 以下のファイルを C:¥WINNT35¥SYSTEM にコピーします。
A:¥ASPIW32¥WINASPI.DLL
A:¥ASPIW32¥WOWPOST.EXE
ここで、C:¥WINNT35 は Windows NT がインストールされているディレクトリを示
します。
(6)REGEDT32.EXE(レジストリエディタ)を起動し、レジストリを変更します。
① HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services を選択します。
②[ 編集( E ) ] メニューの[ キーの追加( K ) . . . ] を選択し、キー名として
ASPI32 を追加します。
③ 追加した ASPI32 を選択した状態で[編集(E)]メニューの[値の追加(V)..]
を選択し、以下の3つの値を追加します。
値の名前
ErrorControl
Start
Type
データタイプ
REG_DWORD
REG_DWORD
REG_DWORD
値
1
3
1
④ REGEDT32.EXE(レジストリエディタ)を終了し、Windows NT を再起動します。
16
(7)ASPI32 を有効にします。
①[ コントロールパネル]を起動し、[デバイス]アイコンをダブルクリックしま
す。
②リストの中から ASPI32 を選択し、
[開始(S)]ボタンをクリックします。
③[閉じる]ボタンをクリックします。
17
4.4
Microsoft WindowsNT 4.0 Workstation を使用する場合
以下の手順を参照してSCSI制御S/Wをインストールしてください。
(1)AHA-1540CP ホストアダプタのスイッチブロックS1のSW1を On にし、ホストア
ダプタのプラグ&プレイ機能を無効にします(工場出荷時の設定は有効になってい
ます)。
(2)ホストアダプタのスイッチブロックS1のSW2、SW3、SW4を次のいずれか
に設定し、ホストアダプタの I/O ポートアドレスを変更します(工場出荷時の設定
は 330h ∼333hになっています)。
SW2
On
Off
On
Off
On
SW3
Off
On
On
Off
Off
SW4
Off
Off
Off
On
On
I/Oポートアドレス
334h∼337h
230h∼233h
234h∼237h
130h∼133h
134h∼137h
本操作は、以下のPC本体では不要です。
LS550
M3551、M3552、M3555、M3558、M3559
LS660
M3561、M3562
ご注意:M3552,M3555,M3558,M3559,M3561,M3562 の 場 合 に は 、上述の(2)に
続いて以下の*を実施してください。
*ホストアダプタのスイッチブロックS1のSW6、SW7、SW8を次のいずれ
かに設定し、ホストアダプタのBIOSアドレスを変更します(工場出荷時の
設定は DC000h になっています)。
SW6
On
Off
On
SW7
Off
On
On
SW8
Off
Off
Off
BIOS アドレス
D8000h∼
D4000h∼
D0000h∼
(3)ホストアダプタを拡張スロットに増設し、Windows NT を立ち上げます。
18
ご注意:M3552,M3555,M3558,M3559,M3561,M3562 の 場 合 に は 、先述の(3)に
続いて以下の*を実施してください。
*ホストアダプタを増設し、WindowsNT を立ちあげる途中に F2 キーを押下し、BIOS
のセットアップユーティリティを起動して、Advanced 画面の "Reset
Configuration Data" 項目を "NO" から "YES" に変更して PC 本体装置を再起動し
てください。
また、ホストアダプタが使用できる IRQ、DMA は以下のとおりです。
(以下の IRQ、DMA の設定は、SCSISelectで設定できます。
SCSISelectについては、3.3 節の(1)を参照してください。)
IRQ: 10、9(M3552、M3555、M3558、M3561 の場合)
11、10 (M3559、M3562 の場合)
DMA: 7、6、5
(4)ミニポートドライバをインストールします。
①「Adaptec SCSI インストーラ for Windows 95/Windows NT 導入ディスク」をフ
ロッピーディスクドライブに挿入します。
②[コントロールパネル]を起動し、
[SCSI アダプタ]アイコンをダブルクリック
します。
③[ドライバ]タブをクリックします。
④[追加(A)...]ボタンをクリックします。
⑤[ディスク使用(H)...]ボタンをクリックします。
⑥パス名の入力画面が表示されるので、以下のパス名を入力します。
A:¥WINNT¥AHA154X
⑦ SCSI アダプタの一覧が表示されるので、以下のアダプタを選択します。
Adaptec AHA-154x SCSI Host Adapter
⑧[OK]ボタンをクリックし、画面の指示に従ってインストールします。
⑨[今すぐコンピュータを再起動しますか?]というダイアログボックスが表示
されるので、
[いいえ]ボタンをクリックし、
[OK]ボタンをクリックします。
19
(5)ASPI マネージャをインストールします。
①「Adaptec SCSI インストーラ for Windows 95/Windows NT 導入ディスク」をフ
ロッピーディスクドライブに挿入します。
②以下のファイルを C:¥WINNT¥SYSTEM32¥DRIVERS にコピーします。
A:¥ASPIW32¥ASPI32.SYS
③以下のファイルを C:¥WINNT¥SYSTEM32 にコピーします。
A:¥ASPIW32¥WNASPI32.DLL
④以下のファイルを C:¥WINNT¥SYSTEM にコピーします。
A:¥ASPIW32¥WINASPI.DLL
A:¥ASPIW32¥WOWPOST.EXE
(6)REGEDIT.EXE(レジストリエディタ)を起動し、レジストリを変更します。
① HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services を選択します。
②[ 編集( E ) ] メニューの[ 新規作成( N ) ] - [ キー( K ) ] を選択し、キー名とし
て ASPI32 を追加します。
③追加した ASPI32 を選択した状態で、[編集(E)]メニューの[新規作成(N)][DWORD 値(D)]を選択し、以下の3つの値を追加します。
値の名前
ErrorControl
Start
Type
データタイプ
REG_DWORD
REG_DWORD
REG_DWORD
値
1
3
1
④ REGEDIT.EXE(レジストリエディタ)を終了し、Windows NT を再起動します。
(7)ASPI32 を有効にします。
①[ コントロールパネル]を起動し、[デバイス]アイコンをダブルクリックしま
す。
②リストの中から ASPI32 を選択し、
[開始(S)]ボタンをクリックします。
③[閉じる]ボタンをクリックします。
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4.困ったときの対処
本製品を使用時になんらかの異常があった場合の対処について説明します。
「AHA-1540CP/1542CP ユーザーズ・ガイド」の「トラブル対策」の章、及び「Adaptec
Q&A集」をあわせて参照ください。
●本体起動時
現 象 : セ ッ ト ア ッ プ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ 画 面 に な っ て 起 動 で き な い 。
処置:AHA-1540CP のコンフィギュレーション・スイッチの設定が誤っている可
能性があります。
コンフィギュレーション・スイッチに関しては「AHA-1540CP/1542CP ユー
ザーズ・ガイド」を、セットアップ・ユーティリティに関してはLS55
0/LS660本体装置の「テクニカルガイド」を参照してください。
現象:”P r e s s < C t r l > < A > f o r S C S I S e l e c t ( T M ) U t i l i t y ! ”の 表 示 が
出ない。 Ctrl+A を押しても SCSISelect が起動できない。
処置:AHA-1540CP のコンフィギュレーション・スイッチSW6∼8の設定が誤
っている可能性があります。BIOS が”Disable”になっていないか、BIOS
アドレスが他の拡張カードと重なっていないか確認してください。その場
合、2.1 節の(1)を参照しスイッチを正しく設定してください。
但し、M3552,M3555,M3558,M3559,M3561,M3562 の場合には、Windows95 上で
使用する時 "Disable" に設定しているので表示されません。
現 象:サ ウ ン ド 機 能 を 搭 載 し て い る 本 体 にA H A - 1 5 4 0 C P を 追 加 搭 載 し た
場合にエラーメッセージが表示される。
処置:AHA-1540CP とサウンド機能は、標準状態では I/O ポートアドレス:330h
と DMA チャネル5番の競合が発生する場合があります。以下の様に AHA1540CP の設定を変更してください。サウンド機能の設定は元のままにして
おいてください。
◎ AHA-1540CP の変更箇所
I/O アドレス:334h ← ディップスイッチ sw2 を On にします。
DMA チャネル:6
← SCSISelect ユーティリティ(起動時に Ctrl+A
で起動します)で変更します。
* 操作方法の詳細は「AHA-1540CP/1542CP ユーザーズ・ガイド」の
「SCSISelect ユーティリティの実行」を参照してください。
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(C) 1997 MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION
Printed in Japan
ご
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資料名
注 意
本書の内容の一部又は全部を当社に断りなく、いかなる形でも転載または
複製することは、固くお断りします。
本書の記述内容は、ソフトウェア、ハードウェアの改訂に追従するように
努力しておりますが、やもなく同期できない場合も生じます。
三菱クライアント・サーバコンピュータ
apricot シリーズ
増設SCSI制御装置
B8210-29 使用の手引
資料番号
A7-HR02-36A<7YB0>
1997年 7月15日 第1版第1刷発行
1997年11月20日 第2版第1刷発行
発行所
三菱電機株式会社
情報システム製作所
神奈川県鎌倉市上町屋325
増設SCSI制御装置B8210−29使用の手引き
三菱電機株式会社
A7-HR02-36A<7YB0>
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