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中国本土株(上海、深セン)の下落について

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中国本土株(上海、深セン)の下落について
2015年8月19日
【ご参考資料】
中国本土株(上海、深セン)の下落について
8月18日の上海総合指数は前日比6.15%の下落となり、7月27日以来、約3週間ぶりの大幅下落となり
ました。深セン総合指数の下落率は同6.58%となりました。
ポイント1
約3週間ぶりの大幅下落
18日の中国本土株は約3週間ぶりの大幅下落となりま
した。
上海総合指数は取引開始直後に、心理的な節目とな
る4,000ポイントを一旦突破しましたが、午後に入り、最
近上昇が目立っていた軍事関連銘柄や合併・再編が取り
ざたされていた国営企業株などに売りがふくらみました。
ポイント2
指数の節目回復を契機に利益確定売り
当日は特に大きなニュースはありませんでしたが、足元で
は株価が短期間で大きく上昇しており、利益確定売りが
出やすい状況にありました。
14日、証券監督管理委員会は「市場の異常な変動が
システミックリスクを引き起こす場合を除いて、一般の状況
では市場に介入しない」と発表、当局として初めて、株価
下支え策の規模縮小を示唆していました。
また、18日に発表された7月の新築住宅価格は住宅
市場の回復を示すものとなり、中国政府による追加の景
気刺激策への期待を後退させることとなりました。
こうしたなか、上海総合指数が4,000ポイントの節目を
回復したのをきっかけに、直近、株価が大きく値上がりして
いた銘柄を中心に利益確定売りが広がったものと見られま
す。
ポイント3
当面はボラタイルな動きが続くか
バリュエーションや利益成長の視点からは、現在の中国
本土株の水準に割高感は見られません。
しかしながら、個人投資家が中心の中国本土株市場で
は、当面、株価対策や景気刺激策に関する当局のスタン
スをにらみながら、ボラティリティの高い動きが継続するもの
と想定されます。
【図1】中国本土株指数の推移
250
200
期間:2015年1月5日~2015年8月18日、日次
上海総合指数
深セン総合指数
150
100
2015年1月5日=100として指数化
50
15/1 15/2 15/3 15/4 15/5 15/6 15/7
15/8(年/月)
【図2】中国本土株指数の直近騰落率(8月17日時点)
月初来
9.0%
13.9%
10.3%
23.5%
上海総合指数
深セン総合指数
7月8日以来
終値ベースの騰落率。7月8日は上海総合指数、深セン総合指数が終値
ベースで直近安値をつけた日。
【図3】中国株式市場のファンダメンタルズ
EPS(1株当たり
利益)成長率
上海総合指数
深セン総合指数
PER(株価収益
率)
上海総合指数
深セン総合指数
2015年
(予想)
2016年
(予想)
2015年
(予想)
2016年
(予想)
19.2%
71.4%
2014年
(実績)
18.3倍
53.7倍
15.3倍
31.3倍
13.6%
27.6%
13.5倍
24.6倍
PERは8月18日終値ベース。
(出所)Bloombergデータより野村アセットマネジメント作成
当資料は、投資環境に関する参考情報の提供を目的として野村アセットマネジメントが作成したご参考資料です。投資勧誘を目的とした資料ではありません。当資料は
市場全般の推奨や証券市場等の動向の上昇または下落を示唆するものではありません。当資料は信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の
正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に示された意見等は、当資料作成日現在の当社の見解であり、事前の連絡なしに変更される事があります。な
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