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No. 58(2006.12.1)

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No. 58(2006.12.1)
58
Suzuka University
of Medical Science
鈴鹿医療科学大学
〒510-0293 鈴鹿市岸岡町1001番地1
TEL.059-383-8991
http://www.suzuka-u.ac.jp/
2006.11.20
医療福祉学科による手話発表
大学祭実行委員会 委員長 放射線技術科学科3年 明間 陵
11月4日・5日の両日ともお天気に恵まれ、無事に第16回碧鈴祭を終
えることができました。まず、先に全ての方々に御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
今年のテーマは
「わ」
とさせていただきました。
この
「わ」
には、
平和、
和み、繋がり、驚き、笑いと様々なものをこめてきました。その思いを
少しでも実現するため、今年は多くの新しいことに挑戦しました。そ
の一環として、地域の方々との繋がりを広げようと努力しました。鈴
鹿太鼓保存会やめっちゃええやんず、ジャグラーヨーチャン、サクラ
ギファミリア、鈴鹿消防署の方などに出演を依頼し、地元にはこんな
凄いものがあるんだというのを少しでも多くの方に感じていただけ 大学祭実行委員会のメンバー(委員長:前列中央)
るように致しました。
また、
その他のイベントも多数行いました。
各学科の学科発表や、
フリーマーケット、
まちゃまちゃ、
UNDERPOINT、
グリンピースの方々によるお笑いライブ、
midnight pumpkin、
ムラマサ☆、
PEACE!!の方々によるゲスト
ライブなど、
大変盛り上がりました。
ご来場いただいた方は、きっと、
「わ」
を感じていただけたと思います。
結果として、今年は多くの方々にこの碧鈴祭に来ていただきました。この「わ」が大きく広がったことが大変嬉しく言
葉もありません。
最後になりますが、
第16回碧鈴祭が無事成功に終わったのは、
ご協力、ご来場いただいた全ての皆様のおかげです。
厚
く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
碧鈴祭!
開催!
1
大
学
祭
で
の
学
放射線技術科学科
科 発
表
医療栄養学科
大学祭のテーマが、
「わ」という
事もあり、来ていただいた人の"話
(わ)"の種となるような学科発表に
したいと思いました。
今年も例年と同様に4年生の卒業
研究をパネルにし、来ていただいた
人にクイズ形式にして解いてもらい、理解を深めていただくと共に
もう一つの企画として「MRI(磁気共鳴画像装置)用造影剤として用
いられる市販飲料撮像」
と題して、ジュースを用いてどのように画像が
変化するのか展示しました。その中でもパイナップルジュースを大量
に飲むとMRI画像が変化し、T1強調画像では、胃などの消化器が見
やすくなり、T2強調画像では、胆管や胆のうが見やすくなります。
身近にある飲み物が画像に影響を与え、利用できることを来て
いただいた皆さんにわかりやすく説明できたと思います。
2日間に渡り、多くの来場者に来ていただきありがとうございま
した。このように学科発表を通じて、放射線、診療放射線技師の
仕事をわかっていただけたらと思います。
放射線技術科学科4年 村田 昌也
江戸っ子の粋な
食文化を体験しよう
これが今年の栄養学科の発表内
容で、貧しかったと言われる江戸
時代であっても、料理に対してこん
なにも工夫と遊び心が溢れていたという事実を知って頂くことで、
何かを感じ取ってもらえればという考えのもと始めたものでした。
しかし、昨年までの「今の食の問題」
とは全く違った方向性であ
ったがために、
「物足りなさを感じるのでは」
といった心配もありま
したが、実際には600人以上もの方々が来てくださり、
「料理は作る
側も食する側も喜びが必要だと思い出した」等の意見も頂けたこと
をとても嬉しく感じています。
また、
「栄養所要量も表示してほしい」との意見も多数頂きまし
た。食への関心を深めて頂こうという考えから始めた今回の発表
でしたが、一般の方々が、私たちの考えていた以上に食への関心
が高いことを知り、栄養を学ぶ私達としても、そういった方々に応
えられるよう、更に知識を習得していきたいと強く感じました。
学科発表をすることが出来、本当に良かったです。
医療栄養学科3年 中村 亜由美
理学療法学科
学科発表で説明する内容は私た
ち1年生にとっては実際初めて見る
器具・機器ばかりで、今の知識で
説明のできることといえば、飾りで
置いてある全身の骨の名前ぐらい
でした。ちゃんと説明ができるよう
に予習したりしていましたが、当日二、三質問されただけでもう言葉
が詰まってしまい、お客さんに残念な思いをさせてしまいました。
この学科発表を通して自分の知識の無さと自分の言葉で相手に説
明することの難しさを実感することができた気がします。
理学療法学科1年 尾下 裕紀
臨床工学科
医療福祉学科
1.手話発表
(世界に一つだけの花、
空も飛べるはず)
2.バザー
碧鈴祭での医療福祉学科での手
話の発表とバザーを通して、私た
ちが感じたことは、「手話」という一つのコミュニケーション手
段に関して、健常者とろうあの方では互いに「手話」の捉え方
が違うということが分かりました。バザーでは、いろんな施設
の利用者が作った品物を販売する上で、施設側との連絡調整が
合わずに苦労しました。試行錯誤の繰り返しでしたが、この経
験をこれから活かしていきたいと思います。
医療福祉学科2年 足立 真也
医療機器説明・
電子キット作成
臨床工学科では、人工透析装置、
人工呼吸器、人工心肺装置をはじ
め様々な医療機器の展示と解説を
行いました。また電子キットを用意して小中学生の方に電子工作を
体験して頂きました。用意した医療機器に関わる冊子250部、電子
キット100組が、わずか2時間でなくなるという大成功な結果になり
ました。この学科発表を経て、自分自身も臨床工学技士について
新たな発見ができ、今後に活かしていきたいと思いました。
臨床工学科3年 金田 達也
鍼灸学科
今回の碧鈴祭では、鍼灸学科の
発表を通して人との接し方など多く
のことを経験することができました。
私が担当した灸体験や箱灸作りで
は、多くの人たちが訪れ、自らが体
験をすることにより
「鍼灸」をより身
近に感じてもらえたのではないかと思います。多くの人たちに灸の
特徴や効果を理解してもらうことができたことは、とても意義深く、今
後はこの貴重な経験を生かしつつ、一層の勉学に励んでいきたい
と考えております。
鍼灸学科3年 増田 雄介
2
医用情報工学科
医用情報工学科では、情報技術
(コンピュータ)
を利用して医療を支援
する学科で、情報技術を利用した学
科発表を行いました。
具体的には、遠隔医療や電子カ
ルテなどの紹介を行う医療情報シ
ステム展示&体験&デモ、大学祭の記念写真という位置づけで
のプリクラやL判写真のプリント、また、インターネットやゲ
ームの無料体験などがありました。
全企画とも大盛況であったと思います。ただ反省点などもあ
ったと思いますので、次年度に向けて改善できたらと思います。
医用情報工学科2年 牛江 幸資
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イ ベ ン ト 部
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大学祭実行委員会 イベント部長 放射線技術科学科 3年 山口 長志郎
今年のイベント部はステージを二つ用意したり、民間のパフォーマーの方に出演して頂いたり、早い段階から新しいシステ
ムに取り組みました。結果、実行委員一人一人の責任と仕事が増え、僕自身かなり忙しくプレッシャーのかかる当日を迎える
ことになりました。
また、いろんな人に助けられた学祭でした。
先輩・友達・後輩・先生・樋口さん・北村音響さんご一同・ピースさん・サクラギさん・ヨーチャンさん・鈴鹿太鼓さん・めっ
ちゃええやんずさん・・・
でも一番苦しい時、助けてくれたのは同じイベント部の後輩たちでした。
悔しかったことも、言いたかったことも、悲しかったことも沢山あったでしょうに、よく耐えて、よく最後までついてきてくれ
ました。 心から感謝しています。
今から後輩たちの作る来年の学祭が楽しみです。
鈴鹿太鼓保存会による和太鼓
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サクラギ・ファミリアによるフラメンコ
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模 擬 店 部
よさこいチーム・めっちゃええやんず
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大学祭実行委員会 模擬店部長 放射線技術科学科 2年 服部 友貴
今年の4月に学園祭の模擬店部を任され、初めての大役にとまどいながらも先輩方の適切なアドバイスに助けられなんとか
やりきる事が出来ました。
色々なトラブルがあり、混乱する事もしばしばありましたが、学園祭の幹部やクラブサークルのスタッフのみなさんが迅速な
行動をとってくれたために切り抜けられました。模擬店部の手伝いをしてくれた皆さん、本当にありがとうございます。
責任を伴う仕事というのはプレッシャーが強く、今までそのような事は避けていたような気がします。しかし責任というの
は行動を起こしてからついてくるものであって、行動を起こす前にそれを怖がっていても何もならないと今回で学びました。
少し、自分自身も成長できたような気がします。
最後に、学園祭を行うにあたり、たくさんのアドバイスや励ましをくれた先輩、
友達、また大変な協力をしていただいた大学事務局の方々にお礼を申し上げ
ます。
大学祭実行委員会 模擬店部長 医療栄養学科 2年 前田 亜希
はじめての参加で、戸惑うところも多々ありましたがたくさんの人に助けていた
だいて無事やり遂げることが出来ました。スタッフの方、学祭幹部の方、碧鈴祭に
来てくださった方みんなに感謝しています。みんなで作り上げたと実感できた大
学祭でした。楽しい時間をありがとうございました。
コロコロケーキいかが∼
3
骨 髄 バ ンクド ナ ー 登 録 会
骨髄バンクドナー登録会実行ボランティアグループ代表 医用情報工学科 3年 岡D
友美
11月5日
(日)
に開催された「碧鈴祭」において、今年度も骨髄バンクのド
ナー登録会および募金活動を行い、たくさんの方々にご協力頂きました。
おかげさまで、13人の方にドナー登録をして頂き、また募金総額は17,566
円に達しました。しかし、骨髄移植推進財団によれば、あと約5万人のド
ナー登録が望ましいと言われています。一人でも多くの命が助かるため
には、たくさんの方々のご理解・ご協力が必要です。今回は事前に、ドナ
ー登録会開催のポスターを大学中に貼り、会の存在の周知を図りました。
来年度も広報活動に力を入れ、皆様の引き続きのご協力をお願いいたし
たいと思います。
今回、皆様からいただいた募金は、骨髄移植推進財団とボランティア団
体「勇気の会」に寄付させていただきます。ご協力、ありがとうございまし
た。なお、この企画実施に際しては医用情報工学科から協力をいただき
ました。
平成1
8年度 教育支援の会総会・保護者懇談会開催
11月5日(日)に、平成18年度教育支援の会総会及び保護者懇談会が開催されました。総会前には、教育支援の会役員
会も実施されました。
まず、総会に先立ち作野学長挨拶のあと、大学側出席者の紹介がありました。議題は、1.平成18年度役員紹介 2.
平成17年度事業・収支決算及び監査報告 3.平成18年度事業計画及び収支予算報告、が審議され全て承認されました。
最後に4.その他として、一つには、平成19年度以降は、春に総会を開催する方向(保護者懇談会は、従来通り学園祭期
間中に開催)で計画中である旨の報告、二つには、保護者(会員)の皆様から予算関連のご質問が数件ありました。
午後からは、学科別に各会場に分かれ教員との保護者懇談会が開催され、全国各地から250名の保護者の方々のご出席
を頂きました。保護者の方々と学科長・担任を中心とした教員が膝をまじえ、勉学・就職等について熱心に懇談が行われ
ました。
同時開催として大学祭(第16回碧鈴祭)が、11月4日(土)と11月5日(日)の二日間にわたり行われました。当日は、
学科発表で模擬店で、または各種イベント出場とか学園祭スタッフとして活躍しているお子様の姿をご覧になられた保護
者もみえたかと思います。
“普段の息子・娘の姿からは想像できない立派な大人”を垣間見られたのではないでしょうか。
臨床工学科 初級心電図セミナーに参加して
臨床工学科 1年 宇佐美 貴士
私は6月2日、第3
5回三重県臨床工学技士会教育セミナー「初級 心電図セミナー」に参加いたしました。今回のセミナーは、
鈴鹿医療科学大学に入学してから初めて体験するセミナーで、学外の臨床工学技士、看護師とともに学ぶことができました。
最初は、講師の先生の講義をしっかり聞くことができるのだろうかとても不安でした。が、ご担当頂いた名古屋掖済会病院
心臓血管外科部長を務めておられる平手裕市先生によるご講義は、大学の講義だけでは解らないようなこともやさしく説明し
て頂き、また心電図を解りやすく診ることができる楽しい体操が取り入れられ、さらに心拍数をいち早く計算するための魔法
の数字も教えて頂き、ただただ感心するばかりで、早く実践してみたいという気持ちでいっぱいになりました。
また先生からの問題に指名された私は、あまりの緊張に答えを間違ってしまいましたが、先生が自ら遠い私の席まで教
えにいらして下さった上、先生から心電図のとても解り易い下敷きを頂いたときはとても嬉しく、ずっと大切に持ってい
たいと思いました。
大学では心電図の基本の読み方については学びましたが、異常心電図についてこのように詳しく勉強したのは初めてであ
4
ったので、
「この心電図は、一体何処がどう異常なのだろうか?」
「異常があったときにはどう対処すればいいのか?」など沢山
の疑問がありました。しかし、今回頂いたテキストや、先生の解り易いご説明のおかげで、最後に行った異常心電図の問題を
自分の力で診断することができ、心電図に対する恐怖心の克服と自分が医療従事者に一歩近づいたような嬉しさを感じるこ
とができました。私は、今回のセミナーに参加して本当に良かったと思います。
「現在心電図モニタは、様々な検査法の進歩普及に伴って、循環器疾患における役割は低いものになっているが、重症患
者に関わる医療現場には必要不可欠なものとなっている」というお話を伺った時、心電図を活用する臨床工学技士はとても
重要な存在であることがわかりました。
私は、臨床工学技士として働く父の姿を見て、鈴鹿医療科学大学臨床工学科に入学しましたが、今回のセミナーをきっかけ
に、多くのセミナーに進んで参加し、医療機器に関する幅広い知識を持った臨床工学技士になるよう一生懸命頑張りたいと
いう気持ちを新たにしました。
鍼灸学科 解 剖 見 学 実 習 を 終 え て
鍼灸学科 2年 草間 友代
今回、献体の方の人体構造を見たり、触ったりして私は
大変勉強になった。
今までは模型だったり、教科書の図だったりと「視覚」
でしか解剖の知識がなかったが、実際に心臓や肺、動脈、
静脈、腕神経叢を触らせてもらって「触覚」の知識が少し
ではあるが身になったと思う。
心臓に関することでは医学部の学生方が丁寧に説明して
くれた。心臓の構造で私が一番気になっていたのが、左心
室と右心室の筋の厚さの違いである。中学、高校の授業で
も左心室の筋は血液を全身に送るために厚くなっていると
勉強してきた。実際触ってみると全然違っていた。左心室
以外はペラペラなのに対して、左心室は筋が7ミリぐらい
の厚みがはっきりとわかった。
動脈、静脈に関しても動脈の方が心臓からくり出される
血液の圧に耐えられるようになっていて、触ると静脈より
も弾力があった。神経叢もそれぞれがどこを支配するのか
などは大学で勉強していたが、神経があんなに硬いものだ
とは思っていなかったため改めて勉強になった。
私はこの見学実習前は「人体の解剖」は気持ち悪いし、
カラーアトラスを見ておけばいいじゃないかとずっと考え
ていたけれど、今思うとこんなに貴重な体験を嫌がってい
た自分が恥ずかしいと思える。
教科書ではわからない、言葉で
は伝えられない部分を献体の方
が身をもって教えてくれたと思
う。私の祖父母も献体登録をし
てあるためいずれは医療の発展
のために使われるのだと思うが、
今日の見学実習のように今後少
しでも多くの医療に携わる人の
勉強の糧になれば嬉しいのでは
ないかと思えた。
今日の実習で、今後もさらに
解剖学も頑張らなくてはいけないと思ったし、あの神経や
臓器がどのような刺激を受け、どんな働きをし、ヒトとし
て活動するのかという生理学も益々勉強しなくてはいけな
いと実感した。
鍼灸学科 2年 川澄 真央
今回の解剖見学実習は、自分は昔から人体のことや医学
に興味があったのでとても楽しみにしていた。今回の実習
で自分の財産になるような経験ができることを期待してい
た。不安はなかったが、人体に触れるということでそれなり
の緊張感を持っていた。
実習では観察ポイントのほとんどを見て触ることができ
た。献体と対面したときは、ある種の感動を抱いた。初めて
手を触れるときはさすがに一番緊張した。心臓や肺を持ち
神経や血管をさわり、重さや硬さや筋や皮膚の厚さを感じ、
内部を確認することができた。複数の献体を見て、肺や心
臓、肝臓などの大きさや、微妙な形の違いなどの個体差と
いうものを確認できた。教科書の絵とは違い正面からでは
見えない部分があることを知り、正面から深部への位置関
係を見た。
三重大の学生にも積極的に話しかけられたと思う。そして
数々のことを教わった。そして一番に思ったことは、自分と
知識の量の差がものすごくあると
いうことだった。そして自分の不
甲斐無さを感じ少しでも三重大
の学生に近づきたいと思った。
実習が終わり思ったことは、今
回とても良い経験をしたと思っ
た。これは献体となって下さった
方々、そしてその家族の方々のお
かげなので、その方々に感謝した
いと思う。その感謝を忘れずに
今回の経験を今後の学習に生か
していきたい。
5
理学療法学科 臨 床 評 価 実 習 を 終 え て
理学療法学科 3年 金澤 佑治
今回の実習では、実際に患者様を評価させていただき、事前の情報収集や正確な検査・測定の大切さ、そして得た情報に
対しての考察の難しさを再認識することができました。また、評価を進めていく上では患者様の今後の生活を常に考える必要
があることも学べました。これらのことを次の総合実習につなげることができるように、今後の学習に反映させていかなけれ
ばならないと考えています。実習は、肉体的にも精神的にも過酷でしたが、それと同時に多くのことを学ぶことができました。
今、改めて振り返ってみると貴重な経験ができたと感じています。
理学療法学科 3年 山本 章代
今回、8月の末から3週間の臨床評価実習へ行かせていただきました。臨床の現場を見学させていただき、患者様に触れ、コ
ミュニケーションをとり、初めての経験ばかりで毎日が発見の連続でした。こうして体験する事でしかわからない多くの事を学び
ました。また、患者様の疾患・障害だけではなく、精神や生活に触れることで、理学療法士として患者様へアプローチしていく事
のできる、またしていかなくてはならない範囲の広さを認識しました。そして、患者様の生活や人生に及ぼす影響の大きさを実感
する事ができたことは、今後の私にとって大きな糧になると思います。
∼見学会・交流会開催∼
∼見学会・交流会開催∼
ウィンナー作り体験!
見学会・交流会推進実行委員会 放射線技術科学科2年 今村 有希
私達は10月22日、伊賀のモクモク手作りファームでウィンナー作りの体験をしてきました。始めに、8人位で大きな豚肉のかた
まりを手の熱で肉が傷まないように氷を沢山入れてこね、味のポイントとしてパセリを入れました。そして、羊の腸へ肉を50cm
位の長さになるように詰めていきました。肉を詰め過ぎたり均等に詰めないと腸が破れてしま
い、なかなか上手くいかず苦戦している人達もいました。そして、腸に詰めた肉はクルクルと
ねじって、ウィンナーの形にしていくのですが、同じ長さでねじるのが難しく、様々な大きさ
のウィンナーができていました。完成したウィンナーはボイルして、みんなで試食し残りはお
土産に持って帰りました。自分達で作ったウィンナーはとてもおいしく、また体験しに行きた
いです。ちなみに、日本ではウィンナーは羊の腸で、フランクフルトなどは豚の腸が使われて
いるそうです。私達は、今後もこのような見学会や交流会を企画していきたいと思いますので、
機会があればぜひ参加してみて下さい。
軟式野球部 全日本学生軟式野球選手権大会で奮闘!
軟式野球部 監督 医用情報工学科3年 宮坂 知宏
〈試合結果〉8月6日 1回戦 VS下関市立大学 10-12 負
下関 3 0 0 0 1 0 0 1 0 7 12
鈴鹿 0 3 0 2 0 0 0 0 0 5 10
愛知県豊田市で行われた全国大会は、全国から11校の大学が参加し熱戦を繰り広げました。私たちは開幕戦となり38度
という猛暑の中、下関市立大学と試合をしました。結果は10対12で惜しくも負けてしまいましたが、とても面白く、興奮
した試合となりました。試合後は、猛暑と試合の疲れのため立ち上がれない選手が続出し、試合の厳しさを痛感させられ
ました。しかし、勉強との両立のなかで大会に出場できたことが大きな経験となり、これからの学生生活に役立っていく
と思います。
6
第1回オータムフェスタ開催
医療福祉学科 10月1日
(日)
に、秋を彩る第1回オータムフェスタが、近隣の福祉施設利用者ら約250人が参加して学内で行われました。
この催しは、福祉施設のソーシャルワーカーなどを目指す医療福祉学科の学生たちが、自らイベントを企画し実施していく技術や方
法を身につけて将来に備えるだけでなく、地域との交流を深
めて社会的な貢献にも寄与しようと実施したものです。
前日から降り続く雨の中を施設からの招待客や外
国 人、幼 児 の手をひく親 子 連 れ の姿なども見られ、食
べ物コーナーの屋台では開会前から長い行列ができる
ほどの賑 わいを見 せていました。また、メイン会 場の食
堂ホールでは施設職員によるバンド演奏や大学吹奏楽
部のメンバーによる演奏が次々と披露されたほか、ゲー
ムコーナーでは大人から子どもまで、輪投げやペットボ
トルボーリングなどを思う存分楽しんでいました。
バザー用品の提供や準備・開催にあたってご支援いただ
いた教職員や関係者の皆様に紙上を借りて厚くお礼申し上
げます。
☆中学生 職場体験学習(^o^)
★★★★★★★★★★★★★★★
例年、本学では、中学生の職場体験学習が行われています。職場体験は、①働くことの苦労や喜び、職業を通しての生き
がいなどを学ぶ ②社会生活を営む上でのマナーや礼儀を知る ③学校、家庭、地域社会が連携して、地域で子供を育てる
という気運を高めることを目的としています。
今回は、9月中旬∼下旬に、白子中学校2名と千代崎中学校2名が職場体験に来ました。各校とも連続して三日間、庶務課、
図書館、健康管理センターで奮闘してもらいました。下記に、職場体験を終えた感想を書いていただきました。
【先生の声】
・「三日間では足りないくらい、もっと仕事がしたいなぁ…、私が社会人になるまでに直さなきゃいけない課題が分かり
ました…」本年度の職業体験学習、鈴鹿医療科学大学にお世話になった本校3年女子生徒2名の事後学習(個人新聞)
での“思い”です。学校では学べない大切な心の財産、働くことの“厳しさや喜び”だけでなく、人生の“課題や夢”をも、
子どもたちに与えて下さった、大学スタッフの皆さまに心から感謝します。
・中学2年生の子どもたちにとって「仕事」は遠い存在だ。
「将来何がしたいのか」
「自分ができることは何か」
・・・そんな
「自分探しの時間」に身を置いているといえよう。この職場体験学習は、義務教育の終着点を控えた子どもたちが将来
を考えるきっかけの一つとして、大きな役割を担っている。今後もこの活動を通して、一人でも多くの生徒が「迷い」の
中から新しい世界を見つけることを期待している。
【生徒の声】
・すごく緊張したけど、みんなが優しくしてくれたので嬉しかったです。今まで知らなかったことも知れたし、大学について
も考えてみようと思いました。三日間ありがとうございました。
・仕事の大変さ、楽しさを学びました。大学の図書館は、2階建てですごく広くて驚きました。職場の方たちの言葉遣い
がすごく丁寧だったことが、印象に残りました。本当にありがとうございました。
7
新
新人
人紹
紹介
介
第65回理事会(平成18年9月25日開催)
での主な決定事項
・学校教育法改正に伴う教員組織の
変更について承認した。
・同法改正に伴う、
学則等の一部改正を行った。
附属図書館 菅原 智恵
本年6月より附属図書館で勤務しております菅
原です。本学に勤務する前は公共の図書館に勤め
ておりました。少々勝手が違い戸惑う面もありま
したが、ようやく慣れてきた今日この頃です。世
間では本離れが進んでおりますが、皆さんには在
学中たくさんの本と出会って欲しいと願います。
本に触れるきっかけを橋渡しできるよう頑張りたいです。頼りない
司書ですが、宜しくお願い致します。
ttttttttttttttttttttttttttttttttttttttt
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教職員レクリエーション・
ウォーキング
教職員レクリエーション・
教職員レクリエーション・ウォーキング
ウォーキング
教職員レクリエーション・
ウォーキング
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法人事務局 総務課長 山本悦男
9月30日
(土)斎宮近辺で教職員レク・ウォーキングを
開催しました。
大人子供合わせて1
8名の参加でした。
早朝の伊勢地方は雨が降っており、開催が危ぶまれ
たのですが、幸いにも雨は早くあがり、スタート時刻に
は絶好のウォーキング日和となりました。
今回は、近鉄明星(みょうじょう)駅から斎宮跡を経由
して漕代(こいしろ)駅までの約6キロのコースでした。
このウォーキングは、平成15年5月に本学衛生委員会
主催で第1回目を開催し、その後、春と秋の毎年2回ず
つ実施して今回は8回目となりました。歴史と自然の中
での気晴らし
(レクリエーション)のためのウォーキングです。今まで、桑名、四日市、鈴鹿、津、松阪とそれぞれの場所
で歴史と自然を満喫しながらのウォーキングでした。
「来年からは、春2回と秋2回の年4回を開催し、参加するたびにポイント
(回数ポイント、家族ポイント)
を集め、ポイ
ントの貯まった方に記念品を提供する。
」
というのがウォーキング世話役の「想い」です。
スモールトーク
鍼灸と囲碁
放射線技術科学科 教授 大橋 昭南
最近、統合医療ということが言われている。西洋医学と伝統医学の両方を合わせた医療である。伝統医学の一つに
鍼灸がある。私は囲碁が趣味である。鍼灸と囲碁は何の関係もない様であるが、思わぬ共通点がある。鍼灸も囲碁も
共に中国で生まれたものである。鍼灸では針を打つが、囲碁でも石を打つという。
鍼灸では針を打つ場所をツボ、専門用語では経穴という。人間の体には経穴(ツボ)
が361個ある。最初は、1年36
5日になぞらえて3
6
5個のツボがあったが整理されて3
6
1になったようである。
碁盤のマス目は19×19である。これは何処から来たのであろうか。色々なマス目を試しているうちに、ゲームの面白
さから自然淘汰的に決まったものであろう。一方、囲碁は天文学から生まれてきたとも言われている。昔、天文学は大
いに発達した。これは、人の生活に欠かせない暦(こよみ)
を作成するために天体観測が必要だったからである。
囲碁が天文学、暦に関係しているとすれば、1年の3
6
5日に近い、1
9×1
9=3
6
1が選ばれたのもうなずける気もする。
鍼灸の針は、どのツボに打っても良いというわけではない。症状に合ったツボに打たないと病気に勝てない。囲碁
も局面に適したマス目に打たないと相手に勝てない。これが難しい。
発生、言葉、マス目と囲碁と鍼灸には思わぬ共通点がある。
8
鈴鹿川(5)
鈴鹿川流域は遺跡の宝庫(2)
伊勢国政庁跡、鈴鹿川左岸で発見!
作 野 史 朗(学長 中古文学会会員)
伊勢国は、律令制による大国で、現桑名市辺りから伊勢
湾に沿って現伊勢市辺りまでの伊勢平野を含む広大な国
であった。そして南部の伊勢地区には、皇室が祭祀する伊
勢神宮が置かれ、国の
「まつりごと」
を行う政庁
(国衙ともい
う)
は伊勢国の北部に当たる現在の鈴鹿市内に置かれて
いた。
古代の東海道は、奈良時代までは伊賀国を通り、加太
峠越えをした。加太川沿いに伊勢国、現在の亀山市関町
に入り、律令制による三関の一つ、
「鈴鹿関」
に到った。最
近、亀山市教育委員会が行った発掘によって、鈴鹿関の遺
構が発見され、築地塀を張り巡らした大規模なものであった
ことが確認された。この鈴鹿の関を過ぎ、山地の間を縫って
流れる鈴鹿川に沿って下り、鈴鹿川が平野に流れ込む辺り
の現鈴鹿市の地に、古代の政庁が置かれていたのである。
平安時代になると、東海道は鈴鹿峠を越え、鈴鹿川沿いに
進むようになるが、伊勢国政庁が現鈴鹿市内に置かれてい
たことに変わりはなかった。
最初の伊勢国司には、飛鳥時代の文武2年
(西暦6
9
8年)
に高橋朝臣嶋麻呂が任命されている。そして、国政庁は鈴鹿川右岸の鈴鹿市国府町辺りだといわれてきた。これは地名に国
府という言い方をする場合、そこに古代の国政庁が置かれていて、遺跡の確認もできることが多いからである。しかし、前号で触
れたように、鈴鹿市国府町からは、政庁の証拠となる遺跡は発見されていない。ところが、反対側の鈴鹿川左岸から約2km北
「鈴鹿市史」に一部加筆
の鈴鹿市広瀬町地内に、昔から長者屋敷跡といわれる遺跡があり、ここを発掘した鈴鹿市教育委員会は、平成4年1月に、こ
こが伊勢国政庁跡であると発表した。その後ここは伊勢国政庁跡として国の認定を受け、国史跡に指定された。この遺跡を囲
む築地塀は、東西約80メートル、南北110メートルの規模で、中に正殿、後殿、脇殿、軒廊があり、これらは全て瓦葺礎石建物
であったことが分かった。現在でも、森の中に約1米の高さの正殿、後殿、脇殿
の基壇跡が残っている。そして、従来からいわれてきた国府町には、これよりも古
い時代の政庁があったのではないかとされている。
鈴鹿川左岸には、古代の古墳群や遺跡が数多くある。上図の黒点はこの様
子を示すものであるが、発見された主なものは伊勢国政庁跡、この東方約2,5k
mにある白鳥塚古墳、さらにここから約3km東にある伊勢国分寺跡等で、全て鈴
鹿川左岸にある。そして、鈴鹿地内を通る古代の東海道も、鈴鹿川左岸に沿っ
て通っており、関、亀山を経た後、鈴鹿川左岸に沿って、小田∼庄野∼山辺と
辿り「
、山辺御井跡」
辺りから伊勢国分寺を左に見ながら、四日市の采女丘陵地、
そして杖衝坂へと向かっていたと思われる。
縄文時代、弥生時代、古墳時代の鈴鹿川右岸一帯は、国府町の東から、広
大な原野で、方々の丘陵地に人が住んでいるという状況であった。そしてこの原
野は、農耕社会の進展とともに次第に開墾され、肥沃な田畑となって伊勢平野
北部を形成したのである。
鈴鹿市教育委員会による
9
ロシア・モスクワでの共同研究プロジェクトに参加して
臨床工学科 教授 桑野 泰宏
さる9月24日∼10月2日まで、ロシア・モスクワ独立大学へ出張
し、無事帰国した。初日は成田前泊、最後は機中泊のため、
モスクワ滞在はちょうど1週間であった。今回の出張は、
「可解
模型と表現論」
をテーマにした、日ロの代表数名ずつの研究者
による情報交換と人的交流が目的であった。
このプロジェクトは、
日本学術振興会の日ロ二国間交流事業として全学術分野か
ら公募され採択された20件のうちのひとつである。2005年8月
からの2年間、日ロの研究者が相互に行き来して、
「可解模型と
表現論」分野の交流を深めるのが趣旨である。これまで双方が
1回ずつ訪問しており、今回の訪ロが2回目となった。
ロシア入国には観光・業務・通過を問わず、ビザが必要だ。
ビザを取るために航空券を予約し日程を確定させなければなら
なかったが、最初に予定していた日程は7月下旬時点では満席
状態だった。キャンセル待ちで結局は取れたものの、そのとき既
に8月中旬。その後ロシア側が業務ビザ取得のためのアクション
を開始し、ビザを受け取ったのは9月中旬、成田を発つ10日ほ
ど前であった。また、ロシアの通貨・ルーブルは日本で購入・売
却できないので、出発前にドルを購入し、モスクワの空港や街
中にある両替所でルーブルに替える必要があった。
往復の飛行機はアエロフロート・ロシア航空。日本航空も
成田∼モスクワ間を運行しているが毎日ではなく、今回の日
程では使えなかった。ところで、アエロフロートはリストラが
徹底していて、往きの便では映画上映もなかった。食事の
メニューもなく
(ビーフかチキンかヌードルかと選択肢はある
が、事前にどれにしようかなと迷う楽しみはない)
、また、
エコノミークラスではアルコール類は有料販売であった。機
中での楽しみが何もないので、今度乗るときは読む本を持
っていくか、計算などをして過ごすこととしよう。
モスクワで一番驚いたのは、分煙が徹底していない、女
性もかなりの割合でタバコを吸っている、ということだ。
空港も明確に禁煙の表示がないところではみんなスパス
モスクワ独立大学での議論風景
10
パ吸っている。トイレはさすがに禁煙だが、トイレの前にゲ
ームセンターのような一角があり、もうもうと紫煙が立ち込
めていた。空港以外でも、ATMの前でタバコを吸ってた
り、ホテルのフロントで客がタバコを吸ってたりと、日本で
は想像もできない光景の数々を目にした。
ロシアでは、英語がまず通じないと思わなければならない。
大学の研究者は大丈夫だが、秘書さんだともう駄目。さすがに
空港では通じることが多いが、駅の窓口では駄目、レストランで
も駄目、モスクワの竹下通りことアルバート通りでも観光客が多
い割りには英語は全く通用しない。まったく、日本人みたいに少
しは英語ができないことを恥じたらどうなんだ、と言いたくもなっ
たが、この恥じらいのなさが逆に強みなのであろう。
さて、肝心の研究の方はどうか。9月25日は1日移動に費やさ
れたので、翌26日からセミナーは始まった。プロジェクトのタイトル
の可解模型は数理物理の一分野、また、表現論というのは芸
術関連の用語に聞こえるかも知れないが、実際には代数学の
一分野で、数学の多くの分野と深い関連がある。私は27日の
午後に2時間10分ほど、可解模型に関する講演をした。日ロ双
方で計7名が講演した。
さて、最初の方で情報交換と人的交流が今回の目的と書
いた。数学は紙と鉛筆
(と最近は計算機)
さえあれば、他の実
験系諸科学と違って一人でできると思われている。実際、数学
の研究は基本的には一人で行うものだが、新しい問題意識を
得たり、問題解決のヒントを得たりするには、数学者同士直接
会って、情報交換したり議論したりして刺激を受けることが重要
になる。その結果、意気投合して共同研究に発展することもあ
る。それに、
「可解模型と表現論」
は数学の中では例外的に共
同研究が盛んな分野でもある。ちなみにこの分野における共同
研究は、すべての共著者が等価な寄与をすべしとの考えから、
筆頭著者の概念はなく、すべて著者のアルファベット順に並べ
る慣習となっている。
ロシア側責任者B. Feigin氏と
今回のモスクワ出張は、いろいろハプニングはあ
ったが、大変楽しい1週間だった。もちろん、時期的
に気候がよく、また天候にも恵まれていたおかげで
もあり、夏の北海道に感激するようなものかも知れ
ない。しかし、航空券を取るのに苦労し、またビザ
取得でも苦労したので、出発前からもう二度と行か
ないと思っていたことからすると、かなり快適で、も
っと言えばモスクワが気に入ってしまった。もしチャ
ンスがあればまた行きたいと思う今日この頃である。
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第五回中国・天津国際中医薬学術検討会に参加して
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鍼灸学科 講師 張 文平
10月14日に天津中医学院から天津中医薬大学への改名式典が盛大に行われました。その後、二日間に渡って、継承・発揚・創
新&国際化を主題にし、第五回中国・天津国際中医薬学術検討会・第九回国際鍼灸学術交流会が開幕しました。
米国、日本、韓国、イタリア、オーストラリア、ロシア、インドネシア、マレーシアなどの国から来られた中国伝統医学の研究者や漢方・
鍼灸臨床専門家らが天津に集まって、研究成果の発表や豊富な臨床治療の経験や貴重な養生知識の紹介などが報告され、参加者
の私にとってとても勉強になり、今後の教育研究や臨床実習に対して非常に役立つと思いました。
下記に、鍼灸学部長 森 和教授を始めとする本学からの参加者が発表した研究論文のテーマを記しました。
1.森 和
(鍼灸臨床への科学的アプローチ − 得気の客観化に関する研究 −)
2.石田 寅夫・徐 強
(インビトロにおけるバイカリンの低酵素刺激アストロサイトによる神経前駆細胞の遊走の
促進作用)
3.王 暁明
(倦怠感を伴う脾虚証を評価する血清中乳酸値測定の意義)
4.鈴木 聡
(中国における鍼灸治療を用いた関節リウマチに対する臨床概況)
5.張 文平
(OVX骨粗鬆症モデルラットへの足三里穴および三陰交と非経穴に対する鍼刺激の影響の比
較検討)
閉幕式で、学長が、
「2008年に、第六回中国・天津国際中医薬学術検討会・第十回国際鍼灸学術交流会を天津で開催する予定で
す。ちょうど、天津中医薬大学成立5
0周年記念にあたるのでもっと盛大な学術交流会を行います。その際も多くの方の参加を期待い
たします。
」
と強くアピールされました。
『自然のお栗もの(贈り物)にびっ栗!』
生まれて初めて、栗拾いに行った。鈴鹿市内の雑木林だ。山栗
があることは、以前から話に聞いていたが、おじさんはよそ者だ
から、何処にあるのか知ってる筈がない。一度は挑戦したいと思
あ り か
っていたが、秘密の在り処を簡単に教えてくれる人はなかなかい
あ り か
ない。今年は運よく、職員のお父さんから、栗の在り処を教えて
もらった。なになに、教えてくれって? ダメだよ。おじさんは
信義を重んじるほうなんだ。秘密の在り処を教えてくれたと言う
ことは、言われなくたって、「他人に教えないこと、独り占めし
ないこと」などの暗黙の了解があるのは当然さ。相手の信頼を裏
切らないことが大切なんだ。
秘密の在り処は、地図上にマークされていた。何回か道を間違
えながら、その辺りにたどり着くと、細い道の片側には小川が流
れていて、反対側が小高い雑木林になっている。あたりには雑木
林に入る道は見当たらない。登れそうな斜面を選んで、小高い丘
をよじ登った。木をきれいに伐採したところを登って行くと、茶
畑に出てしまった。うーん、栗は何処にあるんだーっ。お茶を摘
みに来たんじゃないんだーっ。うーん、やっぱり、誰かに連れて
来てもらわないとダメだったかな。一瞬諦めかけたが、折角来た
んだからと気を取り直して、薄暗い雑木林のほうに足を踏み入れ、
栗の木を探すことにした。「こんな薄暗いところにある筈がない。
早くここを通り過ぎて丘の上の明るい方へ行こう」と歩き始めた。
すると、えーっ、何これーっ。雑木林に足を踏み入れたばかりな
いがぐり
のに、足元には、たくさんの毬栗が転がっている。おじさんにと
っては初めての経験なので本当に「びっ栗」し、「シンジララナ
∼イ」(信じられない)などとすっかり日本ハムのヒルマン監督状
態となって、すっとんきょうな声を上げていたに違いない。ここ
の栗の木はすっごく大きくて、あたりを見回しても葉も実も見当
たらない。周りの杉と同じくらい背が高く、ずっと上のほうにあ
るらしい。栗の木を探すのが先決と思っていたが、それは間違い
だった。
さっそく、栗を拾い始めたが、黒っぽいもの、青っぽいもの、
いが
色々ある。黒ずんだ毬は古くて、中の栗はすでに取られてしまっ
いが
ているか腐っている。若々しい毬は、口を開けたところから3個
の栗が見える。ここにも、ここにも、ここにも。あるわ、あるわ。
慣れた人は、口の開いた毬を両足で広げ、いとも簡単に取り出す
そうだ。おじさんも挑戦してみたが、地面に落ち葉が堆積して弾
力があるためか、長靴を履いているためなのか、なかなかうまく
いかない。棒を使って、こじ開けて取り出すことにした。それで
も、1時間も経たないうちに、バケツに半分くらい栗が溜まって
いた。
初めての栗拾いにびっ栗したが、その後、またまた、びっ栗し
たことが2つあった。1つは、栗の皮むき器だ。ニッパのような形
をしていて、生の栗の皮を簡単にむくことができるんだ。こんな
便利なものがあるとは知らなかった。おじさんは新し物好きなの
で、インターネットですぐ注文した。もう1つは、NHKの番組
「ためしてガッテン」で紹介してたんだけど、生の栗を袋詰めで
冷蔵庫に1カ月くらい入れておくと、甘さが約6倍、メロンと同じ
くらいになるというんだ。これまた、びっ栗だよ。おじさんもす
ぐにやってみたが、まだ食べてはいない。
ところで、栗拾いは本当に楽しかったな∼っ。春に何十年ぶり
でタケノコ掘りをした時も感じたんだけど、自然の恵みを貰うと、
本当にありがたいなと感じる。これは、タダだから得をしたとい
う金銭上の問題じゃあないんだ。縄文時代から食べていたからで
もないんだ。人間は食べ物によって命を繋いでいるけれど、きっ
と、その食べ物が自然界からの贈り物なんだということを再認識
させてくれるからだと思うんだ。感謝、感謝、自然の恵みに感謝。
自然の「お栗もの」にも感謝。
(P.S.
)秘密の在り処は、自分で探してクリクリ。
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鈴鹿医療科学大学産学官交流フォーラム開催
9月2
2日
(金)
日本放射線技師会教育センター講義室において、SUZUKA産学官交流会共催、三重県・鈴鹿市後
援の鈴鹿医療科学大学産学官交流フォーラムが開催された。
今回のフォーラムは「これからの食と健康」をテーマとして、
「お茶・にがうりなどの効能∼2型糖尿病に対する食
品の基礎的研究から∼」
(医療栄養学科 三浦俊宏助教授)と
「健康調理技術(減塩・脱油効果)の可能性―過熱
水蒸気利用による調理―」
(医療栄養学科 小倉和恵教授・高木康之助手)が概要や今後の可能性について講
演した。
フォーラムは 、教 育
機関が技術開発のシ
ーズとなる研究内容を
発表し、企業と研究者
の 交 流 、共 同 開 発を
進める目的で開催。公
共機関や県内企業お
よび教育機関ら約100
名が参加した。
健康管理センターからのお知らせ
風邪・インフルエンザを予防しよう!!
風邪は熱が37℃台程度、喉や鼻などの軽い症状がずるずると続くことが多いのに対して、インフルエンザは
38℃以上の高熱が突然現れ、 頭痛・筋肉痛・関節痛・だるさなどの全身的な症状を伴い、風邪よりはるかに
重く感じられることが特徴です。風邪もインフルエンザも病原体は主に喉や鼻から感染するので、マスクをし、
口の中の湿気を保ったり、うがい・手洗いをこまめに行いましょう。
行 事 予 定
冬季休暇開始
(火)
12月26日
【28日
(木)∼1月5日
(金) 大学事務室閉室】
(教職員の年末・年始休暇のため)
後期授業再開
(火)
1月9日
大学入試センター試験準備
19日
(金)
(休講・但し午前中のみ補講予備日)
20日
(土)∼21日
(日)
大学入試センター試験
後期授業終了
29日
(月)
1月31日
(水)
A日程入学試験
2月 1日
(木)∼9日
(金) 後期定期試験
14日
(水)
大学院Ⅱ期入学試験
19日
(月)∼23日
(金) 後期追・再試験
3月2日
(金)
卒業判定会議
6日
(火)
B日程入学試験
9日
(金)
進級判定会議
16日
(金)
学位授与式
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(12∼3月)
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