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交通安全情報 No.87 (PDF形式:65KB)
交通安全情報 ∼ めざせ 安全で安心な車社会 平成18年12月13日 No87 北海道 警察本部交通部 交通総合対策センター ∼ 身 近 に 潜 ん で い る 危 険 に 注 意 ! ∼ 自動車専用道路高架橋下の日陰部分でスリップ1人が死亡 ∼ 12月8日午後3時30分ころ、帯広市大正町の市道で 軽四乗用車が対向車線にはみ出して大型バスと正面 衝突、軽四乗用を運転していた男性が亡くなりまし た。この事故の発生場所は、自動車専用道路と一般 道路が交差する高架橋(ボックスカルバート橋)直 下の日陰になっている箇所で、当時路面はブラック アイスバーンになっていましたが、その他の日向部 分は乾燥状態でした。 スリップ事故の起こりやすい場所は、「橋、トン ネル、カーブ」の3地点といわれていますが、高架 橋下の日陰部分でも、十分注意して運転するように しましょう。 帯広警察署管内の事故概要 12月8日 午後3時30分ころ 帯広市 市道 天候 晴れ 路面 凍結 軽四乗×大乗 A当(▲):豊 頃 町・65歳・男性 B当(△):北広島市・46歳・男性 ※ A当死亡 ボックスカルバート 注:写真と事故現場は関係ありません。 帯広広尾 自動車道 乾燥 凍結 道内における高規格幹 線道路の供用状況は、平 成17年末現在、 ○ 高速自動車国道 538㎞ ○ 一般国道自動車専用道路 144㎞ となっています。 乾燥 〔北海道開発局道路事業概要より〕 ス リ ッ プ 事 故 が 発 生 し や す い 場 所 【 橋 の 上 】 【 ト ン ネ ル 】 【 建物や高架橋の日陰 】 【 カ ー ブ 】 スリップはみ出し事故を防止するために! スリップはみ出し事故の落とし穴 ○ 直線路を走行 ・ 積雪状態では、中央線が見えず知らないう ちに中央線に寄ったり対向車線側を走行 ・ 下り坂ではスピードが上昇 ○ 対向車発見 特に大型車の場合は心理的圧迫が強い ○ 回避行動 慌ててブレーキやハンドルを操作 ○ スリップそしてパニック パニックになって急ブレーキや急ハンドルを切 ることにより、車両のコントロールができず、対 向車線にはみ出したり路外に逸脱 事故を防止するための留意点 ○ 自車の走行車線をしっかりとキープ 中央線寄りに走行しがちとなるので注意する。 ○ 坂道やカーブの手前では十分な減速を シフトダウンによるエンジンブレーキが有効。 ○ 対向車が接近しても慌てない 常に対向車の接近を予測し、大型車が接近しても 殊更慌てない。 ○ ハンドルとブレーキ操作を同時にしない 同時操作はスリップの危険性が極めて高くなる。 ○ スリップしてもパニックにならない アクセルから足を放し、緩やかなハンドル操作で 車体を立て直す。 ∼愛する人を、愛する大地を守っていく、北海道警察∼