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第10回 法テラス札幌 関係機関連絡会議

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第10回 法テラス札幌 関係機関連絡会議
Vol.15
冬 号
平成28年2月 発行
第10回
法テラス札幌 関係機関連絡会議
〈第1分科会 成年後見〉
平成27年11月18日、札幌市教育文化会館にて「第10回 法テラス札幌関
〈第2分科会 高齢者・障がい者の債務整理〉
係機関連絡会議を開催いたしました。当日は、関係機関・団体、自治体の他、
社会福祉に関係する各機関・団体の方など、101機関165名の皆様にお
集まりいただきました。
今年度のテーマは、「福祉と司法の連携と法テラスの役割」。
第1部では、法テラス札幌川上副所長より法テラスの業務説明と札幌弁護
士会高齢者・障害者支援委員会末長委員長より実例報告。
第2部では、「成年後見」、「高齢者・障がい者の債務整理」、「高齢者に対す
る虐待」、「精神保健福祉に関する援助」の4つの分科会に分かれ、各関係
〈第3分科会 高齢者に対する虐待〉
機関の皆様とグループ協議や意見交換を行いました。
〈第4分科会 精神保健福祉に関する援助〉
川上副所長より法テラスの業務
説明を行いました。
末長委員長より法テラスとの連携の
実例について講演いただきました。
法テラス札幌通信 Page1
「
」を開催しました。
札幌市中央図書館との共催で、平成28年2
月20日(土)札幌市中央図書館講堂にて
「知っトク!納得!成年後見」 を開催しま
した。お忙しい中、122名の皆様にご来場い
ただきました。
突然ですが
成年後見 クイズ!
「現在、最も多く選任されている後見人
は配偶者である。」
劇団 「リーガルいち座」 公演!
-演劇でわかる成年後見制度-
【劇団「リーガルいち座」とは】
市民の皆様に成年後見制度を身近に感じ
てもらうため、平成25年に、司法書士の
有志会員で結成された劇団です。
成年後見制度の現状と課題について、法テラス
札幌副所長の岩井英典司法書士が講演しました。
成年後見制度
目指すものは普通の生活と共生社会の実現。
ノーマライゼーションの理念です。
札幌市中央図書館より、成年後見制度につ
いて調べるときにも役立つ「おすすめ図書
館活用術」を説明していただきました。
答えは「×」。
最も多く選任されているのは「司法書士」です。
(参考:最高裁判所事務総局家庭局発表の成年後見事件の概況より)
法テラス札幌通信 Page2
法律事務所職員対象
民事法律扶助研修
犯罪被害者週間
街頭キャンペーン
11月26日(木)
11月27日(金)
ロイトン札幌において、札幌弁護士会主催法
律事務所職員を対象とした民事法律扶助研
修があり、法テラス札幌から道尻副所長、土
田事務局長、長岡係長が講師として出席い
たしました。
JR札幌駅西口コンコース及びすすきの4丁目交差点で
行われた、犯罪被害者週間街頭キャンペーンに参加い
たしました。
参加人数153名
JR札幌駅西口コンコース
すすきの4丁目交差点
12:00~13:00
17:30~18:30
(弁護士39名、法律事務所職員114名)
JR札幌駅西口コンコース
札幌弁護士会・札幌市南区
地域包括支援センター勉強会
1月25日(月)
高齢者障害者
疑似体験研修
1月5日(火)
現在、法テラスでは「高
齢者・ 障害者への法的
支援」をテーマに取り組
みを行っております。
そこで、事務所建物や備
品等のハード面及び法
テラスとしてできるサー
ビスについて考えるため、
疑似体験実習を行いま
した。
札幌弁護士会・南区地域包括支援センター勉強会に
参加し、業務説明を行いました。
個 別事 例 検 討 会にも
参加させていただき、
現場で活躍している社
会福祉士の皆様とも
交流できて 、とても有
意義な時間となりまし
た。
札幌高等検察庁
被害者対応研修
1月27日(水)
ドコデモ 業務説明会!!!
どこでも行きます!
少人数でも営業時間外でも構
いません。無料で伺いますの
で、お気軽にご連絡下さい。
検察事務官を対象と
した研修に、法テラス
札幌から荒木副所長、
土田事務局長が講師
として出席しました。
法テラスにおける犯
罪被害者支援につい
て、説明させていただ
きました。
法テラス札幌通信 Page3
法テラス札幌副所長より、法律の事や最近気になった事等、様々な情報を発信いたします。
『 悪 法 も ま た
法
な り 』?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
古代ギリシアの哲学者ソクラテスは、裁判にかけられ死刑判
決を言い渡されたとき、この言葉を残して、死刑を受け入れた
といわれています。ああ、だれかソクラテスに法教育を教えて
いれば、こんなことにはならなかったのに・・・。
わが国の小中高の学習指導要領に法教育は盛り込まれてお
り、全国各地の教育現場で実践されています。
本来の法教育とは、子どもを対象にしたものであり、「個人が
尊重される自由で公正な社会」の構成員としての市民を育て
るためのものです。「個人が尊重される自由で公正な社会」と
いうのは、立憲主義を採用している日本国憲法によって要請
されている社会です。日本国憲法は、国民主権原理を柱とし
つつ、個人の尊重原理に立ち、基本的人権を保障するという
ものです。
したがいまして、本来の法教育で求められるのは、細かな法
律知識ではなく、法や法制度の基礎にある価値や原則、たと
えば、自由とは何か、公正・正義とは何か、憲法(立憲主義)
は何のためにあるのか、契約の意味するものは何かなどを、
それぞれの年齢に応じた教材を使用し、自らの頭で考え、理
解させることにあります。
社会科の授業では、どちらかといえば
現にある法律や法制度の知識を教え
ることに重きがおかれていましたが、
法教育では、現在存在する法制度で
あっても批判的に検証し、ひとり一人
の個人の尊重のために必要な法制度
とは何なのか考える力を身につけさせ
るよう意識していかなければなりませ
ん。
そして、教育的効果を最大限発揮す
るためには、弁護士などの法律家と
学校の先生との連携が不可欠となっ
てきます。
札幌弁護士会では、このような授業形態を、学習指導要領に
盛り込まれるずっと以前から、高校生を対象に取り組んでき
ました。
私も、10年以上前に、ある公立高校の社会の授業の一コマ
を使わせていただき、社会科教師の進行にしたがって、憲法
裁判のお話をしたことがありました。それは、おそらく双方に
とって新鮮な出来事でした。
生徒からのアンケートの中には、バイト先の店長に似て、やさ
しそうな感じ、といった感想もある中で、法は何のためにある
かを考えるきっかけとなった、ですとか、自分は憲法と無関係
に生活していると思っていたけれども、実はとても身近なもの
だということが分かった、という感想もいただき、生徒たちの
感性の豊かさ、吸収力の高さに感動を覚えたことがあります。
現在の札幌弁護士会には、
数年前から法教育専門の委
員 会 が 創 設 さ れ 、ジ ュ ニ ア
ロースクールという名前で、
さまざまな学校の生徒たちを
一堂に会して、さまざまな学
校の先生方に協力を得なが
ら授業を行っています。
このような活動の継続によって、何が正しい法制度で、何が
正しくないのかを見極めることができ、「悪法は法ではない」
とはっきり意思表明できる市民が育っていくことを期待しま
す。
( A.K )
お
今年も開催予定!
「おとなのための法教育2016」
つきましては、テーマを募集いたします。
募集期間は平成28年3月末日まで。
下記代表電話(広報係)までお電話ください。
知
ら
せ
法テラス札幌通信 Page4
〒060-0061
札幌市中央区南1条西11丁目
コンチネンタルビル8階
業務時間 月曜日~金曜日(平日) 9:00~17:00
(情報提供業務は16:00迄)
Tel 0503383-5555 (代表・情報提供課)
0503383-5556 (民事法律扶助課 直通)
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