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vol.90_hp - 日本災害救援ボランティアネットワーク
Newsletter vol.90 2012.2.17 阪神・淡路大震災から17年が経ちました。NVNAD うそくの灯りに包ま では、その原点でもあるこの日を大切に過ごしてきま れながら、皆さんで黙 した。今年は、「1.17被災地交流会in神戸・西宮」とい 祷を捧げました。17年 う企画のもと、新潟県小千谷市塩谷集落、新潟県刈羽村、前のKOBEを想い、 岩手県野田村、青森県八戸市から、被災された皆様をK さらに、それぞれの OBEにお招きし、阪神・淡路大震災で犠牲になられた あ の 日 に 想 い を 馳 方々の追悼をともに行わせて頂き、交流を深めました。 せて、深く頭を垂れて 2004年中越地震で被災された皆様6名、2007年中越沖 下さいました。午前中 地震で被災された皆様9名、そして昨年の東日本大震 に、い つ も お 世 話 に 災で被災された皆様11名(野田村8名、八戸3名)がはる なっている被災地NGO恊働センターを訪れて、観音 ばるお越し下さいました。また、野田村でチーム北リア 像の前で、改めて被災者を悼み、振る舞われたぜんざい スとして一緒に活動しております弘前大学や京都大学 を頂きながら、代表の村井さんから、これまでの活動に からも駆けつけて下さいました。 16日は、それぞれに 込めてこられた想いを聴かせて頂きました。ここから、 飛行機、新幹線、車でお越しになった皆様を神戸にお招 小千谷闘牛会のご縁で知り合った大槌町の2名も合流 きし、東遊園地での追悼の場所を訪れた後、近くで交流 されました。続いて訪れた人と防災未来センターでは、 会を開きました。既に交流のあった塩谷集落と刈羽村 阪神・淡路大震災からの復興の過程をじっくりと学び の皆様、また、野田村で救援活動を行われた刈羽村の皆 ました。展示に見入る人、語り部さんから話を聴く人、 様と野田村の皆様は、知り合いの方々との再会を喜ば 資料室で資料を閲覧する人、それぞれに時間を過ごし れ、KOBEで初めて知り合った皆様も、まるで昔から ておられました。 午後は、西宮に移動し、「被災地交 の知り合いであったかのようにすぐに会話が弾みまし 流会in西宮」を3時間の予定で開催しました。これは、 た。新潟や野田村へ通っている学生さんも加わり、神戸 西宮市の委託事業でもあり、西宮市民の皆様も多く参 の語り部で野田村支援に動かれている方も参加してく 加してくださいました。まず、第一部として、小千谷市、 ださいました。大いに盛り上がった交流会は、被災とい 塩谷集落、刈羽村、野田村、大槌町、八戸市の被災状況 う共通の経験が人々を や経緯を発表して頂き、続いて、弘前やチーム北リアス 結びつけることを改め の活動も紹介して頂きました。第2部では、6班に分かれ て確認する場となりま て、グループディスカッションを行いました。各班には、 した。そして、翌朝に深 各被災地からの方々が混ざるように構成しましたので、 く追悼の想いをつなげ 東日本大震災の被災地からは、復興に向けた問題や不 ることを誓いながら散 安などが提示され、阪神・淡路、中越、中越沖からは、 会しました。 17日5時 それぞれの経験に基づいた対応が示されました。各班 46分は、東遊園地でろ で話し合われた内容を発表し、全員で共有しました。参 - c o n t e n t s P1 P2 P3 P4 P5 P6 P7 P8 ····· 1.17被災地交流会in神戸・西宮 ····· ボランティアバス第12弾の活動報告 ····· KSNプロジェクト・クリスマス交流イベント/子ども防災クラブ ····· ニュージーランド地震現地訪問 ····· 防災マップ作成会開催/竹炭石けんづくり体験コーナーを実施/マップコンクール表彰式 ····· チャリティカレンダー市を開催/NVNAD会費改定についてのお知らせ ····· Nうごき/Nごよみ ····· 会員・寄付者・募金者のみなさま/編集後記 - 1 - 2012.2.17 Newsletter vol.90 加された皆様からは、今後も、こうした交流会を続けて つつあります。これからも、被災というあまりにも悲 いって、絆を深めていきたいという声が上がりました。 しくつらい経験をしてきた者どうし、こうして絆を確 さらに、具体的な交流案も示されました。主催したNV 認し、深め合うことを、お手伝いできればと思ってお NADとしましては、是非、次回も集まる機会を持つこ ります。 この度の交流会の実現にも、皆様から頂戴しました とを約束させて頂きました。 交流会終了後、西宮神社 にお参りさせて頂きましたところ、宮司さんはじめ神 ご寄付の一部を充てさせて頂いております。改めて、 社の皆様からあたたかく迎えて頂きました。夜、地元西 NVNADを支えてくださっている皆様に感謝申し上 宮のお店にお世話になって開いた懇親会も、 「これから げますとともに、こうした活動が継続できますよう今 も皆さんと絆を深めていきましょう!」という乾杯で 後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。 最後になりましたが、お忙しい中、遠くからはるばる 始まり、阪神・淡路大震災で被災された経験のある地元 のピアニストによる即興演奏を楽しみながら、歓談し KOBEにお越し下さいました各被災地の皆様に心か ました。最後は、ピアノ伴奏で、「ふるさと」の大合唱。 ら御礼を申し上げます。また、今回の企画では、西宮市 より多大なご支援を頂戴しました。さらに、準備段階か 皆さんが再会をかたく誓い合って終了しました。 18日は、北淡町の野島断層を見学に行かれる方々、 ら、関西学院大学関嘉寛先生に運営の労をとって頂き 海の守り神である和田岬の神社を訪ねる方々、神戸や ました。また、関ゼミの 大阪を訪問される方々に別れて、出発までの時間を有 学生さん、大阪大学の学 意義に過ごされました。そして、午後から夕方にかけ 生さんにも細やかにお 手伝いを頂きました。N て、新幹線や飛行機で帰路につかれました。 NVNADでは、西宮→中越→中越沖→東日本大震 VNADとしまして、深 災と続いてきた「被災地のリレー」から生まれた関係 く感謝申し上げます。 が、さらに深まることを願って今回の交流会を実施さ (事務局) せて頂きました。おかげさまで、その願いも達せられ 12月9日(金)から12日(月)の3泊4日の日程で、 の皆さんは、新潟 西宮から野田村へボランティアバスを運行しまし にある株式会社ブ た。12月9日(金)午後2時にバス1台で西宮市役所 ルボンさんからい 前を出発しました。今回は2007年新潟県中越沖地震 ただいてきた缶入 の被災地である刈羽村からもバス1台で野田村に行 りクッキーの詰め かれるということで、夜10時過ぎに北陸自動車道の 合わせを、グルー 新潟県内の黒崎パーキングエリアで西宮組と合流を プに分かれて一軒 しました。翌10日(土)朝8時過ぎに予定通り野田村 一軒配布下さいま 役場前に無事到着しました。この日の朝の気温はな した。また西宮組 んとマイナス7度、寒さに慣れていない関西人に の方は、泉沢仮設の談話室で茶話会とビンゴゲーム とっては身体に堪えました。 大会を実施しました。茶話会では、西宮にある西北菓 1日目(12月10日)の活動内容は、泉沢の仮設住宅で 子工房さんの焼きドーナツをお持ちして、刈羽村社 のお餅つき大会と、談話室での茶話会&ビンゴゲー 会福祉協議会の武本会長さんが手作りして下さった ム大会です。今回刈羽村の方が用意されたもち米は コーヒーゼリーなどと一緒に食べながら、泉沢仮設 約100人分、またお餅つきと並行して野田中学校仮設 の皆さんと刈羽村や西宮のボランティアとが交流す 住宅の集会所では、野田中仮設で活動されている手 ることができました。 芸サークル「グラシアの会」の皆さんに、刈羽村から 2日目(日曜日)の活動は、朝8時30分に宿泊先の国 の来られた手芸がお得意なグループの皆さんが、ブ 民宿舎えぼし荘をバスで出発し、野田中学校に向か ローチづくりの指導をされました。昼からは刈羽村 いました。午前中は昨日活動した泉沢の後片付け チームと、お昼に開催するお鍋パーティの準 備作業チーム、また、昨日に引き続き野田中学 校の仮設の皆さんにブルボンのクッキーを配 布するチームにそれぞれ分かれて活動を行い ました。また、集会所では、クリスマス会とい うことで、お昼にお鍋パーティを行いました。 参加したのは野田中仮設の方が25名、ボラ ンティア関係が17名、計42名の大お鍋パー - 2 - Newsletter vol.90 2012.2.17 ティになりました。仮設の皆さんからは、 「久しぶり した。仮設の皆さんにとても喜んでいただけよう にお鍋を食べたわ」「みんなで食べたらお美味しい だったので、開催して本当によかったと思います。野 ね」という感想をたくさんお聞きすることができて、 田村での2日間の活動はあっという間でしたが、は ホント和気あいあいととてもなごやかな雰囲気で交 じめてお会いする方もたくさんおられて、また交流 流ができたと思います。お鍋パーティの後は、まつ の輪が広がったのではないかとうれしく思います。 ぼっくりツリーづくりや関西学院大学の上ヶ原ハビ 泉沢仮設の皆様、野田中仮設の皆様、色々と本当にあ タットというボランティアグループの企画で、クリ りがとうございました。またお会いできる日を楽し スマスツリーの飾りつけと灯籠づくりなどを行いま みにしています。(事務局) 12月20日(火)17時30分から19時30分まで関学会館にて、KSNプ ロジェクト(K=関西学院大学、S=西宮市社会福祉協議会、N=N VNAD)の主催で、東日本大震災の影響で西宮に避難されている皆 様を対象にした第4回目の交流イベントとしてクリスマス会を開催し ました。今回は6家族14名の方がご参加して下さり、子どもたちは2 歳から7歳まで合計8名でした。18時になって、関西学院大学・関先 生の挨拶でクリスマス会はスタート、まずは食事タイムということ で、皆さん自由にお料理をとっていただき、テーブルに座って食事をしながら、避難者同士、あるいは スタッフや学生さんたちと歓談のひと時を楽しんでいただきました。18時30分からはゲームタイムとい うことで、関西学院大学の関ゼミ生の皆さんによります○×ゲームとジャンケンゲームをしていただき ました。19時からは歌の時間ということで、まず「ジングルベル」のクリスマスソングに合わせて、子 どもたちが手にタンバリンやカスタネットなどを持って、それぞれ鳴らしながら歌を全員で歌いまし た。とても素敵な音色が会場内に響き渡っていました。次に「あわてんぼうのサンタクロース」をまた 全員で歌いました。その曲が終わったら司会者の合図で会場内の照明が少し暗くなり、いよいよ「サン タさん」の登場です。大きなプレゼントの入った袋をさげてサンタさんは登場しました。サンタさんが 子どもたち一人ひとりの名前を呼びながら、プレゼントを手渡ししていってくれました。プレゼントを サンタさんからもらった子どもたちは大喜び。サンタさんと一緒に記 念撮影も撮りました。参加した子どもたちは全員目が輝いていて、と ても楽しいひと時を過ごしてもらえたのではないかと思います。この クリスマス会の開催にあたり、会場の調整や備品の段取りをして下 さった西宮市社会福祉協議会のスタッフの皆様、また、司会やゲー ム、クリスマスソングなど事前に色々と打ち合わせと準備をして下 さった関西学院大学・関ゼミ生、あるいは子どもたちのサポートをし て下さった大阪大学と関西学院大学・関ゼミ生の皆様に心より感謝申 し上げます。(事務局) 子ども防災クラブ(Dクラブ)で足湯体験 1月14日(土)、西宮市の高木小学校の家庭科教室をお借りして、Dクラブ の活動として今年度第5回目のプログラムとして、 「足湯の体験」を行いまし た。足湯というのは、阪神・淡路大震災以降、各地の被災地で実施されている プログラムの一つです。足湯という活動は、被災された皆さんにリラックスし ていただくのと同時に、被災された方々から課題や困っておられることなど のつぶやきをお聴きすることがとても大切な役割です。今回はまず子どもた ちが足湯のやり方を関学生のリーダーから学び、実際に実演の練習をしました。その後、地域にお住いの 5名の方々にお越しいただいて、今度は習った子どもたちがその地域の5名の方々に足湯をしました。地 域の方々の感想は、「とても気持ちがよかった」「足を洗ってもらうのは初めて」ととても喜んで下さっ ていました。参加した子どもたちも、とても貴重な経験が出来たのではないでしょうか。地域の方々をお 招きして下さった西宮市社会福祉協議会のスタッフの皆様には感謝申し上げます。(事務局) - 3 - 2012.2.17 Newsletter vol.90 1 月 20 日 か ら 2 日 間、ニ ュ ー ジ ー ラ ン ド の ク ラ イ ス ト チャーチに行ってきました。昨年2月22日にM6.3の大地 震があり、日本人28人を含む181人が犠牲となった場所 です。日本全国の皆様からお預かりした募金17,000ドル (日本円で約111万円)を、現地で復興作業に携わるボ ランティア団体のRebuild Christchurchにお渡し、市内の 様子を案内して頂きました。 当日はまず、市中心部の立ち入り禁止区域周辺を見せ て頂きました。徐々に縮小はされているもののまだ一定の 区域はフェンスで囲まれ、作業の方以外は誰も入ることはで きません。以前は市内で一番高い建物であったGrand Chancellorというホテルが半分近くの高さまで解 体されているのが見えました。塔が崩壊してしまった大聖堂もまだ近寄ることはできません。市のシンボ ルである大聖堂ですが、修理するにも建て直すにも費用がかさみ、まだどうするかは未定だとのことでし た。路面電車も震災以降一度も走っていません。日本人の方 も多く犠牲になったCTVビルは更地になっていました。写真に あるフェンスのすぐ向こう側です。多くの方がお花などを捧げて いました。 その後、郊外を案内して頂きました。海に近い東側は地盤が あまり良くなく、2010年9月にあった地震の時から液状化が起 こり、噴出した水が引いた後に残った大量の砂で、軒先に手が 届くくらい地表が高くなっていました。国がRed Zoneと決めた場 所には将来的に建物を再建しないと決められており、住んでい る人達はいずれ立ち退かなければなりません。余裕がある人はいいのですが、経済的に不安のある方 も多くおり、これらの方の引越しをお手伝いするための活動に私達の募金が使われることになっていま す。別の郊外のAddington地域は、元々生活の苦しい方が多いところだそうで、その方達の家の修理 やがれきの撤去、コミュニティ再生のためのイベント開催などにも5,000ドルを使って頂きました。 震災後11ヶ月経ちましたが、まだ復興は始まったばかりのように見えました。ですが、徐々に明るい雰 囲気も戻りつつあるようです。更地になった中心部には、色鮮やかなコンテナを使ってお店を出し、そ ばでイベントを行うなど、人を集める試みもなされています。空き地に作られたアートも見せて頂きまし た。日本からの支援はとても喜ばれ、議員さんにお会いでき たり現地の新聞に紹介されたりもしました。これからも、同じ地 震国として、交流を深めていきたいと思っています。国内の 事情もあり、現地に届けるのが遅くなってしまいましたが、募 金をして下さった皆様、どうもありがとうございました。 (ボランティアスタッフ 谷渕啓子) - 4 - Newsletter vol.90 2012.2.17 西宮市鳴尾地区 防災マップ作成会開催 ∼まち歩き作戦会議∼ 12月6日(火)西宮市鳴尾公民館2階第4会議 室に於いて、西宮市鳴尾地区防災マップ作成のた めの、「まち歩き作戦会議」が開催されました。 当日は、自主防災会長はじめ鳴尾校区八町会防災 会、武庫川町・池開町自主防災会の総勢33名の 方々が出席され、最初に市役所の方から「地域防 災マップづくりの説明、まち歩きについて説明」 の後、NVNADが「まち歩きチエックリストの 説明、確認、情報整理、まち歩きの実施方法につ いて」説明を行いました。 1月29日(日)13:00∼16:00、神戸三ノ宮 にありますサンボーホールにて、NPO法人プラ ス・アーツ主催の「イザ!カエル大キャラバン」 という防災イベントが開催されました。今回NV NADとしては、佐用町の竹炭の粉末を使った石 けんづくり体験コーナーを実施させていただきま した。約100名の親子が竹炭石けんづくりを体験 して下さりとても大盛況でした。当日急きょ運営 にご協力下さった舞子高校の生徒さんには心より 感謝いたします。参加下さった皆様、主催者の皆 様、ありがとうございました。(事務局) 鳴尾地区で最も危惧される「武庫川氾濫による水害」を想定災害(テーマ)に防災マップ作成に取り組 んでいます。前回災害図上訓練で得られた情報点検や新たな情報収集を 行う「まち歩き」を行うためのチエックポイントなどを伝授する作戦会 議を実施しました。 まち歩きは、グループ毎に1月10日までに実施していただくことにな りました。 自然災害に対して、自分の身や地域を守るため住民の皆さんの意見や考 えを総合した、住民の皆さんの手作りの防災マップを作り、普段から災害 に対し関心を持ち、被害を最小限にくい止めていただくことを目的として 実施しました。3月完成予定で、素晴らしい防災マップが出来ることを期待 しています。(事務局) 「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」の表彰式が 1月21日(土)に東京 で行われま した。この コンクー ル は 我々と日本損保協会、朝日新聞社、ユネスコが主催するもの で、今回で8回を数えます。全国344の学校や団体から寄せ られた1,643の作品の中から文部科学大臣賞をはじめとする入 選15作品が表彰されました。その中には東日本大震災で被災 した福島県相馬市と茨城県東海村からの作品もありました。 我々が「わがまち再発見賞」として選んだのは沖縄県那覇市 久場川のグループ名「いっぺいじょうとう」の作品です。メン バーは小学校1年生の男女5人。もちろん今回の最年少です。 「いっぺい」とは「とっても」の意味、「じょうとう」 は彼らの通う「城東」小学校と「上等」をかけています。 つまり、「とっても上等」という意味を含んでいるので す。通学路で見つけた危ない場所や、町のおじさんやお ばさんがたくさん登場するマップには、子供たちの地域 に対する愛情があふれていました。それは、その名の通 り、「とても上等」なぼうさいマップでした。 - 5 - 2012.2.17 Newsletter vol.90 毎年恒例となりました、「第16回チャリティカ レンダー市」を、1月7日(土)∼9日(祝)の3日 間、西宮市役所東館8階の大ホールにて開催いたし ました。 7日(土)はいよいよ10時からカレンダー市が開 店。初日ということもあり朝9時前から会場の外に は来場者が並んで長蛇の行列が出来ていました。10 時ちょうどに開店。待ちかねていた来場者で会場内 はすぐに一杯になり、 安全面と暑さ予防の ため入場制限をさせ ていただきました。退 場される方がある程 度になった ら入場して いただくと いうことを 繰り返しな がら、12時 頃まで行列 が途切れる ことはあり ませんでし た。昼からも入れ替わり立ち代 わり入場者がお越しくださり、 会場内はとてもにぎわっていました。また、会場の外 に岩手県野田村の物産展の販売コーナーも設置させ ていただきました。こちらもとても人気でたくさん の方が買っていって下さいました(9日の昼には完 売しました。) 8日(日)と9日(祝)は朝から比較的空いていて、 並ばずに入場していただくことができ、カレンダー も余裕をもってゆっくりとご覧いただくことが出来 ました。今年の売上は3日間の合計は151万円、 募金の合計は4万3千円、集まったカレンダー(手 帳を含む)は約6万点、入場者数は約7000人、ボ ランティア数は延べ約340名でした。カレンダー 市にお越し下さいました皆様、カレンダーをご提供 して下さった全国の企業・個人の皆様、お手伝い下 さいましたボランティアの皆様、本当にありがとう ございました。カレンダー市の売上と募金につきま しては、東日本大震災をはじめ兵庫県佐用町水害、 新潟県中越地震や中越沖地震などの被災者の支援活 動や復興活動に有効に活用させていただきたいと思 います。(事務局) NVNAD会費改定についてのお知らせ 前回のニュースでもお知らせしましたが、2011年8月18日の臨時総会に於いて、NVNAD会費の 改定について、次の通り決議されましたので、お知らせします。 個人賛助会員 個人正会員 改定の時期 年間一口2,000円を3,000円 年間一口3,000円を3,500円 平成24年4月1日 (改定の理由) 本会が個人・法人からの寄付金を集めやすくするために、認定NPO法人を目指したいと考えていま す。ただし、現時点では認定NPO法人の要件であるPST(パブリックサポートテスト)の要件がクリア できていません。総収入に占める寄付金の割合が五分の一以上(2割以上)必要。ただし、この要件 が今回の法改正で来年4月からは、年間の寄付金3,000円以上が100名以上あればクリアできることに なりました。←要件が緩和されました。 認定NPO法人になるためには、大きな要件としてその年間3,000円以上の寄付者を年間100名以上 集めることにあり、この寄付金は賛助会費でも可であるということは国税庁および兵庫県のNPO法 人担当者に確認済です。(ちなみに正会員は総会で議決権=対価があるということで寄付金としては みなされません) 以上の通り決定しましたので、ご了承の上ご協力いただきますようよろしくお願い申し上げます。 (事務局) - 6 - Newsletter vol.90 2012.2.17 NVNADの活動をお知らせするコーナーです。 ★=主催、講師・パネラーなど ☆=メンバー・引率などとして出席 11月 12月 1月 2日 2日∼5日 10日 12日 13日 15日 17日 17日 18日 19日 3日 4日 6日 9∼12日 14日 16日 18日 19日 7日 7∼9日 14日 16日 17日 18日 21日 21日 28日 29日 2月 8∼12日 11日 12日∼15日 14日 17日 ★鳴尾地区防災マップ作成会「災害図上訓練」(西宮市) ★第11弾野田村ボランティアバス(岩手県野田村) ★西宮市手をつなぐ育成会講演「災害時に必要なシステムや支援とは?」(西宮市) ★第4回子ども防災クラブ「人と防災未来センター見学ツアー」(神戸市) ☆津市民防災大学「防災ウオッチング&災害図上演習」(津市) ★第16回チャリティカレンダー市打ち合わせ会(西宮市) ★兵庫県教育委員会「災害ボランティアコーディネーター基礎知識」講演 (兵庫県加東市) ニュースNo.89発行 ★浜の宮中学校講演(加古川市) ★市民活動マッチングセミナー「ボランティア活動の魅力」(西宮市) ★市民活動マッチングセミナー「ボランティア活動の魅力」(西宮市) ★防災マップ作成会「災害図上訓練」(兵庫県宍粟市) ★鳴尾地区「防災マップまち歩き作戦会議」(西宮市) ★第12弾野田村ボランティアバス(岩手県野田村) ★KSNプロジェクト会議(西宮市) ☆関西学院大学岩手県野田村支援活動報告会(西宮市) ★野田村ファンクラブのつどい(西宮市) ★チャコネット定例会(西宮市) ★NVNAD臨時理事会(西宮市) ★第16回チャリティカレンダー市(西宮市) ★第5回子ども防災クラブ「足湯出前隊」(西宮市) ★1.17行事参加者歓迎会(神戸市) ★1.17行事「神戸東遊園地∼NGO協働センター∼人と防災未来センター」 ∼「被災者交流会」(西宮市) ★ニュージーランド募金被災地クライストチャーチ市の支援団体に渡す (ニュージーランド) ☆第8回ぼうさい探検隊マップコンクール表彰式(東京) ★市民活動マッチングセミナー「ボランティア活動の魅力」(西宮市) ★佐用町訪問(佐用町) ☆いざ、カエルキャラバン「竹炭石鹸づくり体験」(神戸市) ★第13弾野田村ボランティアバス「出前プレーパーク」(岩手県野田村) ★市民活動マッチングセミナー「ボランティア活動の魅力」(西宮市) ★第14弾野田村ボランティアバス(岩手県野田村) ★鳴尾地区防災マップ検証会(西宮市) ★ニュースNo.90発行 今後の予定・講演などのスケジュール 2月 25日 3月 3日 3日 4日 11日 24日 8日 17日 4月 5月 西宮市市民交流センター講演 「大災害からまちを守る地域力一人ひとりの意識と協力が地域を助ける」(西宮市) 親子でわがまち探検隊(西宮市) 子ども防災クラブ(西宮市) 野田村ファンクラブのつどい(大阪市)0 3.11 一周年 第15弾野田村ボランティアバス(岩手県野田村) 香住町社会福祉協議会講演(兵庫県) 佐用町桜まつり(兵庫県) ニュース№.91発行 - 7 - 2012.2.17 Newsletter vol.90 ■ 新規、継続会員のみなさま 2011年11月1日∼2012年1月31日 個人正会員 : 「継続」花岡 豊、中村 有美、定藤 美雪、片岡 春樹、 個人賛助会員 : 「新規」平井 芳明、今井 曜子、平崎 百合子、平井 淳一、黒木 慶子、 忽那 須美男、宮城 久代 個人賛助会員 : 「継続」梅沢 信広、玉巻 真由美 ■ 寄付者のみなさま 2011年11月1日∼2012年1月31日 「一般」 馬場 十三男、深山 操江、岸本 光夫、小千谷復興ネットワーク、小椋 康成、 センシュウ ユタカ、後藤恵美子、本間 ひろみ、フジモト マキト、檜垣 龍樹、 古屋 真理子、吉田 聡、モリ キヨタカ、近藤 光栄、大井 大、池田 秀樹、 マツカワ トミコ、岡田 麻鳥、上田 恵、平崎 百合子、多知川 節子、田島 孝一、 大名門 曜子、オノ ミツオ、オカダ ケイコ、忽那 須美男、宮城 久代、田村 竹次、 カレンダー市にご来場のみなさま、定藤 美雪、飯田 トヨ子、飯田 久佳、 中澤 春枝、大澤 悦子 、大ヶ瀬 隆代、京極 節子、掛田 紀夫、 神戸マリーナーズセンター、山崎 裕代 ■ 募金者のみなさま 2011年11月1日∼2012年1月31日 (東日本大震災) NPOハートフル、池田 秀樹、深山 操江、AKARI加藤理恵、にしのみや遊び場つくろう会、 カレンダー市ご来場のみなさま、渡利 宣子、山下 智子、富士ゼロックス大阪株式会社、 奈良 悦子、小山内 陽子、高橋 直美、木村 裕子、松 恵子、白川 洋、両国 哲夫、栗原 玲子、 田渕 範子、高野 隆司、梶 昌代、田中、高坂 邦子、萓野 順子、傅塚 和栄、塚越 啓示、 鈴木 憲一、菅野 義則、武江 美代子、大江 良一、馬場 貴子、笹森 タマキ、阿部 千鶴江、 糸井 佐都江、市田 澄代、多田 和子、板坂 優子、山田 昌志、谷 雅博、水口 勝子、三橋 雅子、 佐川 靖恵、桜山薬局、大阪府立大学工業高等専門学校学友会、岡 繁代、景山 久雄、 今井 千郎、佐藤 正哉、平谷 真彦、上田 恵、国立明石工業高等専門学校学生会、 コウベシリツコウギョウコウコウ、イチノセ ユキヒコ、オクダ ヒデオ、 アイテイゴゴロクナカカ、グッドスナカヤマヨシ、クリハラ マサヒロ、ヤマダ ヒロコ、 フルツカ、オカダ ナオヤ、ヤマダ チカヨ、ミマタ ツネオ、プテイバレエサークル、 カワナベ ノリコ、ササキミワヒガシニホン、イケオカ ノブコ、ホシノ ツヨシ ■ ご協力いただいた企業のみなさま 西北菓子工房シェ・イノウエ、株式会社フェリシモ (順不同、敬称略) ご支援、ご協力ありがとうございました。 尚、振込みで、頂いた方につきましては、振込名で、ご紹介させていただきましたので、ご了承下 さい。 編集後記 2月22日でニュージーランド大地震から1年が、3月11日で東日本大震災から1年が経過します。また、 東京では首都直下型大地震が4年以内に70%の割合で発生するかもしれないとも報じられていますし、東 海、東南海、南海の3連動地震の発生確率もますます高まってきています。今一度、自分ができること、 自分たちの地域でできること、などをもう一度真剣に考えてみたいと思います。一人でも多くの犠牲者を 出さないためにも。(H・T) 特定非営利活動法人 日本災害救援ボランティアネットワーク〔NVNAD〕 〒662-0854 兵庫県西宮市櫨塚町2番20号 西宮商工会館南館 TEL0798(34)9011 FAX0798(34)9022 http://www.NVNAD.or.jp/ 発行人:渥美公秀 編集人:伴美代子 - 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