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「エア・バランサー」 いざという時、災害から私たちの暮らしを

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「エア・バランサー」 いざという時、災害から私たちの暮らしを
特 集 ステージ Ⅱ
いざという時、災害から私たちの暮らしを
守るために ∼BXグループの新製品∼
BXグループでは、お客様に
「安心」
「安全」
を提供する
「快適環境のソリューショングループ」
をめざして、
グループが持つ技術力を駆使して新製品の開発に取り組んでいます。
2014年度は
「エコ」
と
「防災」
をキーワードに身近で感じる環境の変化に対応した新製品を発売しました。
ゲリラ豪雨の
時に
いつものドアで簡単に浸水対策!
止水ドア
「アクアード」
(片開きスチールタイプ)
非常時には
「レバーを水平に引き上げる」
だけ。
「アクアード」は、ゲリラ豪雨によるビルや店
扉が枠に密着し、屋内への水の浸入を抑制します。
火災の時に
錠前部分からの
浸水を防ぐ
当社独自の構造
圧力差に負けない軽い操作力!
開放軽減機構付き鋼製ドア
オンリーワン
商品
「エア・バランサー」
扉単体で火災時の避難経路の安全性を確保し、
圧力差による開閉力を軽減する扉を開発しました。
※圧力調整装置の設置は条件、区画面積などにより変わります。
火災による熱や煙が避難経路に浸入したり、消火活動が妨
げられることがないよう、室内外に圧力差を生じさせる措置
1
能を有する設備が備えられています。それにより、圧力を受
けた防火扉が開きにくくなるなど、避難や消火活動への影
響が懸念されています。
室内
2
※圧力のバランスで扉の一部が回転
近年は建築防災設備に
「加圧排煙方式」
を採用する
ことで、避難階段付近に火災時の煙が流入することを
防止しています。
「エア・バランサー」
は避難や消火活動
を速やかに行うために、加圧排煙による空気圧を受けて
も、
ドアをスムーズに開放できるよう、開発しました。災
室内
に取り組んでいます。
BX鐵矢 事業部 生産図課 係長
今林 哲也
また、防火戸としての対応も可能で、汎用性の
高い商品でもあり、現状まだまだ遅れている水
害対策を支援・推進するこ
はドア下部や錠前部分から
の浸水のおそれがあります。
ています。
文化シヤッター 商品開発部
係長
廣瀬 誠
建物が歪んでも、ラクに開閉できる!
高齢者集合住宅向け玄関ドア
「ヴァリフェイス Ai」
(特定防火設備タイプ)
地震で建物が変形しても、扉を開くことができる機構を装備しています。
一般的な引き戸における課題
地震による
建物変形にも
対応する
対震性能を
実現!
枠が
変形すると
解錠が困難
業界初
開発においては、バリアフリー性を高めると同
時に、従来引き戸では難しいとされてきた対震性
能を追求し、開放障害や気密不足など様々な課題
に向き合いました。
「ヴァリフェイスAi」
は業界で
初めて、地震による建物の変形を受けてもスムー
ズに開閉できることが試験により確認された唯一
の引き戸です。できる、できないという既成概念
従来の引き戸では、錠前が施錠され
ていると、
地震によって建物が変形し
たとき、解錠するのが困難であり、
ま
た開閉しにくくなることから、避難等
に影響を受けるおそれがありました。
たちは常に最先端の
「安心」
「安
避難方向
BXグループ CSR報告書2015
地震の時に
品が
「エア・バランサー」
です。私
全」
の確保を心がけ、
“商品創り”
21
高い止水性能と
軽い操作性を
実現!
や使いやすさまでを追求した製
3
加圧防排煙
作動時でも
軽い操作で
開閉可能!
一般的なスチールドアは、
ゲリラ豪雨などの非常時に
害時の安全対策が高度化、多様化する中、
さらに利便性
室内
重厚な水密扉に比べて低コストを実現しました。
コスト
近年、
ビルなどの建物における火災時の避難対策として、
加圧
一般的なスチールドアと同等の軽い操作性と、
解決に貢献できればと思っ
意匠性
や、排煙をして煙を制御し、消防隊の消火活動を支援する性
加圧防排煙
作動時
策として、簡単かつスピーディーに止水ができ、
とで、気候変動による課題
一般的な防火扉における課題
必要面積の確保
室内
錠前から
浸水
止水グレモンを
引き上げるだけ!
圧力調整装置
通常時
舗、工場、マンション等の通用口における水害対
一般的なスチールドア
における課題
ドア下部
から浸水
オンリーワン
商品
誰にでも優しく快適に
バリアフリー設計
地震による建物変形に対応
対震性能
音漏れや外部の騒音も軽減
遮音性能
防火区画に使用できる
遮炎性能
にとらわれず、常に新しい時
代のバリアフリーによる安
全性を創造していく努力を
続けていきます。
文化シヤッター
ドア・パーティション事業本部
技術部 主任
野口 茂
BXグループ CSR報告書2015
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