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シリコン・ラボラトリーズ社、新製品「C8051F96x および Si102x
米シリコン・ラボラトリーズ社発表ニュースリリースの抄訳です。 NEWS RELEASE 2011 年 12 月 8 日 シリコン・ラボラトリーズ社、新製品「C8051F96x および Si102x/Si103x ファミリ」を発売 ワイヤレス組み込みシステムのバッテリ動作時間を 65%延ばす MCU 卓越したアナログ設計技術で、高性能アナログ・ミックスシグナル IC を設計・販売するシリコン・ラボラトリーズ社(本 社: 米テキサス州オースチン、Nasdaq: SLAB)は、低消費化が課題の組み込みアプリケーションに向けた、業界 で最もエネルギー効率が高いマイクロコ ントローラ( MCU)およびワイヤレ ス MCU ソリュ ーシ ョンの新製品 「C8051F96x」および「Si102x/Si103x」ファミリを発表しました。特許取得の低電力技術により、競合する他の MCU ソリューションに比べシステムの電流消費が 40%少なく、バッテリでの動作時間を最大 65%延ばすことが可 能です。この超低消費 MCU ファミリは、バッテリ動作の組み込みシステム固有の電力要求に対応するよう設計され ているので、スマート・メータ(水、ガス、熱)、住宅内ユーティリティ・モニタ、ワイヤレス・セキュリティ、住宅およびビ ルの自動化、携帯型医療機器、アセット・トラッキング(資産追跡システム)といったアプリケーションに理想的です。 MCU の C8051F96x およびワイヤレス MCU の Si102x/Si103x ファミリは現在量産中で、さまざまな省スペース 小型パッケージで供給されています。1 万個購入時の参考単価は C8051F96x が 2.41 米ドルから、Si102x は 4.39 米ドルから、Si103x が 3.27 ドルから。ハードウェアやソフトウェアの開発キットは、129 米ドルから 829 米ド ルです(希望小売価格)。C8051F96x および Si102x/Si103x ファミリの詳細な製品情報、サンプル、開発ツール に関しては、www.silabs.com/pr/lowpower および www.silabs.com/pr/wirelessmcu をご参照ください。 バッテリ駆動システムを設計している組み込みシステムの開発者は、特にワイヤレス・データ・リンクを使う場合、そ のアプリケーションに合わせた最適な電力使用方法を考える必要があります。新製品の F96x は 8 ビットの MCU で、 超低消費とワイヤレス・コネクティビティに注力した製品です。ワイヤレス MCU の Si102x/Si103x は、省電力な F96x MCU と EZRadioPRO® sub-GHz トランシーバを組み合わせてワンチップにしたソリューションで、高いエネ ルギー効率と業界最高水準の RF 性能の両方を必要とするバッテリ駆動組み込みシステムに理想的です。 クラス最高の低消費とワイヤレス性能の最適化を実現したことにより、F96x および Si102x/Si103x ファミリは、3 つの重要なシステムレベルの刷新を提供します。 ●バッテリ駆動システムのための優れたエネルギー変換効率 バッテリからのエネルギー変換効率が高いため、熱損失としてのエネルギー喪失を減らすことになり、システムレベ ルの電力消費を削減しバッテリの駆動時間を延ばします。F96x および Si102x/Si103x ファミリは、チップに降圧型 DC/DC コンバータ回路を内蔵しており、リニア・レギュレータに比べ非常に高効率な電圧変換が可能で、最大 85% 米シリコン・ラボラトリーズ社発表ニュースリリースの抄訳です。 のエネルギー変換効率を達成します。内蔵の降圧コンバータは最大 250mW の電力供給が可能で、チップ内の MCU だけではなく、RF トランシーバといったシステム内の他の回路にもエネルギーを提供できます。シリコン・ラボラ トリーズは、MCU に省電力降圧型 DC/DC コンバータを集積した業界初の半導体メーカーで、優れたエネルギー変 換効率達成するだけではなく、部品数とコストを低減することにも成功しています。 ●アクティブ・モードの時間を削減 MCU はアクティブ・モードで最も多くの電力を使うので、F96x と Si102x/Si103x はアクティブ・モード状態の時間を 減らすいくつかの革新的な技術が使われています。ハードウェア・アクセラレーション・ブロックを持つ DPPE (Dedicated Packet Processing Engine:専用パケット処理エンジン)が、RF メッセージ処理速度を 5 倍以上に 高めることで、CPU がトランザクションの間アイドル状態を維持します。その結果、アクティブな時間は減少し、バッテ リの使用を減らすことができます。また、CPU の介入なしに自発的にスリープ・モードに入る動作を制御する低消費 パルス・カウンタを内蔵しています。このパルス・カウンタは、特に流量モニタでパルス列やスイッチ閉鎖器を使うユ ーティリティ・メータ・アプリケーションで使用電力を削減するのに役に立ちます。 ●スリープ・モードでの電力消費を削減 これらの MCU は、業界で最も低消費なリアルタイム・クロック(RTC)を内蔵しており、スリープ・モードでの電力消費 が競合する他の MCU に比べて 40%少なくなっています。電源電圧 3V におけるスリープ・モードでの消費電流は、 RTC 動作時で 400nA、RTC が動作していない場合は 70nA です。さらに、電源電圧が最小の場合、10nA という 超低消費のスリープ・モードが可能です。また、スリープ・モードからのウェイクアップ時間は 2 マイクロ秒と業界最速 を実現します。このような最先端の低消費設計技術により、F96x および Si102x/Si103x ファミリを使ったシステム では 20 年以上のバッテリ寿命が可能です。 シリコン・ラボラトリーズの MCU 製品統括マネージャの Mike Salas はこうコメントしています。「F96x および Si102x/Si103x ファミリには、超低消費 MCU 市場で最も優れた革新的なミクストシグナルの技術が使われていま す。これらの新しい MCU は、システム全体の消費電力を大幅に削減することにより、組み込みシステムに使われる バッテリのサイズとコストを削減、または大幅にバッテリでの動作時間を延ばし、しかも業界をリードする RF 性能を提 供することができます。」 包括的な開発環境 F96x および Si102x/Si103x ファミリは、シンブル・マザーボード、モジュラー・ボード、完全な LCD、試作のための 十分な面積、拡張性、そしてシステムの一本化を特長とする新しい UDP(Unified Development Platform:統合 開発プラットフォーム)によってサポートされています。サポート内容は、MCU コードとファームウェア開発、RF 設計と 最適化、そしてネットワークおよびスマート・メータ・アプリケーション向けのワイヤレス M-Bus スタックのようなプロト コル・スタックとなっています。また、RF 設計の経験がほとんどなくても、高効率で頑強かつコスト効果が高いワイヤ レス・アプリケーションを簡単に設計できる WDS(Wireless Development Suite:ワイヤレス開発パッケージ)ソフ トウェアも提供されています。さらに、製品評価を促進する詳細な資料、参考設計、ランタイム MAC/PHY、コード見 本 も 入 手 可 能 で す 。 UDP お よ び WDS ソ フ ト ウ ェ ア に 関 す る 詳 細 は 、 www.silabs.com/UDP お よ び www.silabs.com/WDS をご参照ください。 米シリコン・ラボラトリーズ社発表ニュースリリースの抄訳です。 シリコン・ラボラトリーズ社について シリコン・ラボラトリーズ社(Silicon Laboratories Inc.、本社: 米テキサス州オースチン、www.silabs.com)は、 卓越したアナログ設計技術で高性能なミックスシグナル IC を幅広いアプリケーション向けに設計する、業界大手半 導体メーカーです。シリコン・ラボラトリーズ社の多様な高集積製品と特許は、ミックスシグナル設計において長年に わたる経験と実績を有する業界最先端のエンジニアリング部門が開発しています。シリコン・ラボラトリーズ社は、北 米、ヨーロッパ、アジアの各地に設計、エンジニアリング、マーケティング、販売、アプリケーションの拠点を置いてい ます。会社概要・事業内容の詳細は、www.silabs.com をご覧ください。 ご注意 このプレスリリースには、シリコン・ラボラトリーズ社の現時点における期待に基づく予測が含まれていることがありま す。このような発言にはリスクと不確実性が伴います。様々な重要な要素が原因となって、予測とは異なる結果にな ることもあります。シリコン・ラボラトリーズ社では、投資家の方々に社の将来性をお伝えすることが重要と考えます が、正確な予測や管理が不可能な事態が今後発生するかもしれません。シリコン・ラボラトリーズ社の財務成績に影 響を与え、実績が将来的記述と著しく異なる場合の要因の詳細については、シリコン・ラボラトリーズ社が米国証券 取引委員会(SEC)へ最近提出した書類をご覧ください。 ### Silicon Laboratories, SiLabs 及び Silicon Laboratories ロゴは、Silicon Laboratories Inc.の商標です。 Cirrus Logic は Cirrus Logic 社の商標です。その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属 します。シリコン・ラボラトリーズは Twitter ( http://twitter.com/silabs)及び Facebook を活用しています ( http://www.facebook.com/siliconlabs ) 。 製 品 情 報 検 索 は 、 こ ち ら を ご 参 照 く だ さ い (www.silabs.com/parametric-search.)。 報道関係者お問合せ先 シリコン・ラボラトリーズ社 Dale Weisman (グローバル広報マネージャ) TEL: +1-512-532-5871 E メール: [email protected] 公式 Twitter アカウント http://twitter.com/silabs. 公式 Facebook アカウント http://facebook.com/siliconlabs ミアキス・アソシエイツ 河西 TEL: 0422-47-5319 E メール: [email protected] 記事ご掲載時のお問合せ先 シリコン・ラボラトリーズ K.K. TEL: 03-6717-4268(代表) www.silabs.com