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私の接続速度を計算します

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私の接続速度を計算します
グループ統合EDIの構築と
「流通BMS」への対応
お客様導入事例: EDIシス
テムコンソリデーション
業界: 製造・食品
山崎製パンがHP Integrity NonStopサーバーで
「EDI統合システム」を構築
目的
••グループ各社EDI (Electronic Data Interchange)
システムの統合
••流通BMS (Business Message Standard)などの次
世代EDIへの対応
••外部接続システムの更なる高信頼化
アプローチ
••HP Integrity NonStop NS16200の採用
••疎結合アーキテクチャの単一システムによる
統合
••EDIパッケージのバージョンアップ
導入効果
••EDIシステムの更なる高信頼化
••複数EDIシステムの統合を可能にした拡張性
••次世代EDIへの柔軟な対応が可能に
ビジネスの効果
••EDIシステムのグループ統合化によるコスト
削減
••グループ間取引における業務効率向上
••流通BMSなど次世代EDIへの早期対応の実現
EDIシステムを支え続ける高信頼性
パンや菓子類を中心とするバラエティ豊かな食品
事業と、
「デイリーヤマザキ」
「ヴィ・ド・フランス」
など独自のグループ店舗網を展開する山崎製パン
株式会社では、受発注業務を本社で一元管理する
「EDI統合システム」をHP Integrity NonStopサーバー
上で運用している。山崎製パンでは、現在26か所の
工場で生産される1日1,800万個もの商品を全国各
地の販売店に配送しており、そのオーダー処理は
リアルタイムで行われる。
この「EDI統合システム」は、発注先の様々な
メッセージフォーマットに対応しつつ、リアルタイム
で受注処理を行っており、万一システム障害が発生
するとリカバリが非常に難しい。しかも「受注から
生産、工場出荷までわずか十数時間。システムにト
ラブルがあると、文字通りビジネスが止まる」と計
算センター・室長の石毛幾雄氏が言う通り、山崎製
パンの“サプライチェーンの起点”を担う極めて重
要なシステムとして位置づけられている。
EDI統合システムで採用されているHP NonStopサー
バーは、1995年に第1世代のEDIシステムを稼動させ
て以来、取引先や取引量の拡大に対応しながらバー
ジョンアップを重ねてきた。
「しかし、この15年間、
驚くことに現在まで一度も障害によるシステム停止
を経験していない」と計算センター・次長の水野
徹氏は言う。HP NonStopサーバーは文字通り“無停
止”でEDIシステムを支え続け、絶対的な信頼を獲得
している。
「お客様のニーズも、流通の業態も刻々と変化してい
きます。しかし、私たちの使命は変わりません。
ヤマザキブランドの多様な商品を、タイムリーかつ確
実にお客様へお届けする仕組みをITで実現することで
す。HP Integrity NonStopサーバーの圧倒的な信頼性と柔
軟性を活かして、私たちは使命を遂行していきます」
山崎製パン株式会社 計算センター 室長 石毛幾雄氏
グループのEDI統合と流通BMSへの
対応
計算センター・室長代理の土屋昌久氏は、第4世代
EDIシステム構築の狙いを次のように語る。
「大きな
目的が2つありました。ひとつは『EDIシステムの統合
によるITコスト削減と業務の効率化』、もうひとつ
は『次世代EDIへの対応』です」
従来、山崎製パンとデイリーヤマザキをはじめとする
グループ企業は、個別の対外接続システムを運用し
てきた。具体的には、山崎製パンは受注と自社
工場・原材料メーカーへの発注を行うシステム。コン
ビニエンス業態であるデイリーヤマザキは、仕入先
への発注を行うシステムだ。1つ目の目的とは、これ
を山崎製パンが運用する「EDI統合システム」に
一本化するというものである。
2つ目の目的は、いち早く次世代のEDIに対応する
ことだ。流通系企業(発注者側)とメーカー系企業
(受注者側)を結ぶEDIには、メッセージフォーマッ
トの不統一や低速な通信速度などの問題が指摘さ
れてきたが、こうした問題を解決するものとして期
待されているのが「流通BMS」である。
現在稼動中の「EDI統合システム」は第4世代に
あたるものだ。プラットフォームにはプロセッサやメモリ
「JCAや全銀TCP/IPといったレガシーな手順だけでな
が三重化された「HP Integrity NonStop NS16200」が
く、
『流通BMS』などの新しいプロトコルにいち早く
採用され、EDIシステムの無停止運用をより盤石な
対応することを目指しました」
(土屋氏)
ものにしている。
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無停止かつ柔軟な統合基盤の実現
「難度は非常に高かったが、トラブルもなくスムー
ズに進めてくれた」と評する。
2007年にスタートさせたプロジェクトでは、まず
プラットフォームを「HP Integrity NonStop NS16200」 本システムにはデイリーヤマザキの発注システムが
に移行し、第4世代EDIシステムの基盤部分を確立。 統合されたが、今後は小規模な小売店からの発注
に対する集配信も統合していく計画だ。また、
次に、UNIXシステムで稼動していたデイリーヤマザ
グループ各社のシステムも順次統合されていくこと
キの発注システムを同プラットフォーム上に統合。
になろう。
最終段階として、2010年3月に「流通BMS」への
対応を完了させた。
今後は「流通BMS」ベースの発注が増えていくこと
が予想されるが、
「これは、システムにとっては必ず
先述したとおり、EDI統合システムは山崎製パンの
しも嬉しいことではない」
と水野氏は指摘する。
サプライチェーンの起点を担うミッションクリティ
流通BMSでは、すべての企業が共通メッセージとして
カルなシステムだ。稼動中のシステムを新しい
使えるように構造やデータ項目を標準化している
プラットフォームに移行させ、複数システムの統合
基盤として再構築するプロジェクトに対し、水野氏は が、このことが従来の「40倍」というデータ量の
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増加を招く要因となった。これに対しては、不要な
データをホスト側に転送しないよう処理し、逆に
ホストから戻す際にはデータを復元する処理をEDI
統合システム側につくり込んだ。
「大幅にパフォー
マンスが向上したHP Integrity NonStop NS16200
であったからこそ十分な対応ができた」
と水野氏は言う。
山崎製パン株式会社 計算センター 室長 石毛幾雄氏
山崎製パン株式会社 計算センター 室長代理 土屋昌久氏
HP Integrity NonStopサーバーは、他に類のない無停
止性、スケーラビリティ、データの信頼性を提供し
てきたが、現在ではこれらに加えて“オープン性”
を大幅に強化。他のシステムとの柔軟な連携は
もちろん、開発生産性の向上を含むシステム全体の
コストダウンを実現している。
ソリューション概略:
導入ハードウェア
••HP Integrity NonStop NS16200
導入ソフトウェア
••iTP Messaging Model F(集配信パッケージ)
HP サービス
••AMod Re-interface
最後に、石毛氏が次のように締めくくった。
「お客様のニーズも、流通の業態も刻々と変化して
いきます。しかし、私たちの使命は変わりません。
ヤマザキブランドの多様な商品を、タイムリーかつ
確実にお客様へお届けする仕組みをITで実現するこ
とです。HP Integrity NonStopサーバーの圧倒的な信
頼性と柔軟性を活かして、私たちは使命を遂行して
いきます」
山崎製パン株式会社 計算センター 次長 水野徹氏
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