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平成28年度 九州大学アジア人財プログラム概要
平成28年度 九州大学アジア人財プログラム概要 資料に掲載されている写真・記事等を無断で転載・複製することをお断りいたします。 1.アジア人財プログラムの概要 目 的:日本企業に就職意志のある意欲・能力の高い外国人留学生に対して産学連携専門教育やビジネス日本語 教育等を実施し、日本国内はもとよりグローバルな観点から個々人のキャリア構築に結びつくような高 度人財の育成を行う。 沿 革:平成20年度より、日系企業に就職意志のある工学系の留学生を対象として、「アジア人財資金構想」 に基づく「AQプログラム(産業工学コース」)」を実施。 平成24年度より国の支援終了後、自立化プログラムとして再スタート。 対 象 学 府:大学院工学府、システム情報科学府、総合理工学府、統合新領域学府、システム生命科学府 対 象 学 年:修士1年・博士1年・博士2年から2年間 プログラム構成:4分野から構成①専門教育②日本語教育③インターンシップ支援④就職支援 2年間の期間で産業工学コースの授業科目から最低10単位を取得する。 コース修了者には修了証を授与する。 就 職 支 援:40社を超える日本企業に参加・協力を得て、日本企業を中心とした就職を支援する。 (就職実績ほぼ100%〈2009年度~2015年度〉) 受講生のメリット ① ② ③ ④ ⑤ 日本企業の研究者・技術者による専門講義の受講 日本語能力の向上 企業見学会への参加 インターンシップ参加 就職活動の支援 推薦状の発行、面接練習、説明会・セミナーの案内など 1 2.アジア人財留学生の概要 学位区分 出身国 修士 博士 修了区分 計 1期生 平成20年度 8名 4名 12名 ■中国 9名 ■韓国 2名 ■バングラデシュ 1名 2期生 21年度 10名 2名 12名 ■中国 7名 ■韓国 5名 平成23年3月 11名 平成23年9月 1名 平成24年3月 11名 平成24年9月 4名 平成22年3月 11名 平成22年9月 1名 3期生 22年度 12名 3名 15名 ■中国 11名 ■韓国 3名 ■インドネシア1名 4期生 (私費留学生) 23年度 5名 2名 7名 ■中国 7名 平成25年3月 5名 平成26年3月 2名 5期生 (私費留学生) 24年度 5名 2名 7名 ■中国 7名 平成26年3月 7名 6期生 (私費留学生) 7期生 (私費留学生) 8期生 (私費留学生) 9期生 (私費留学生) 25年度 16名 1名 17名 ■中国 15名 ■フランス 1名 ■マレーシア 1名 ■中国 13名 ■台湾 1名 ■ベトナム 1名 平成27年3月 16名 平成29年3月見込 1名 平成27年9月 2名 平成28年3月 12名 平成28年9月 1名 26年度 13名 2名 15名 27年度 13名 2名 15名 ■中国 14名 ■韓国 1名 平成29年3月見込 14名 平成29年9月見込 1名 13名 ■中国 11名 ■韓国 1名 ■インドネシア 1名 平成29年9月見込 1名 平成30年3月見込 12名 28年度 13名 合 計 - 113名 2 3.年間スケジュール (4月~6月) (7月~9月) (10月~12月) (1月~3月) ・受講生選考面接(4/8) ・オリエンテーション(4/14) 専 門 教 育 等 ・エネルギー・環境工学特論第一 ・ビジネス日本語A/B ・日本ビジネス研修A ・工学解析・計測特論第一 ・IT応用第一 ・技術開発マネジメント 専門/日本語教育 【夏期集中】日本ビジネス研修B ・ビジネス日本語A/B ・日本ビジネス研修A ・工学解析・計測特論第二 ・日本産業特論 ・IT応用第二 ・Intercultural Communication ※上記授業科目から最低10単位取得すること 工場見学会 支 援 内 容 インターンシッ プ 就職支援 ・11月予定 ・夏季参加希望調査(4月) 【次年度】 ・個別面談 ・就職相談&面接指導 ・エントリーシート添削 ・研修参加 (8~9月) ・帰着報告会 (9月末予定) ・冬季参加希望調査 ・先輩留学生との就活情報交換会 ・研修参加 (2~3月) ・帰着報告会 (3月末予定) ・合同企業説明会への 参加サポート 日本人学生とのグループディスカッション(不定期開催) ・留学生のための JOBFAIR(3月) 留学生のための就職活動講座全10回(全学) 自己認識 狙 い 学 内 行 事 ・モチベーションを高める ・現在の自己を知る ・日本の文化・経済を知る・なじむ ●入学式(4/7) 就活ルーティーンの体得 目的・方向性の明確化 ・就活全般へ向けた不安解消 ・日本企業・産業界についての理解を深める ・就活ノウハウ・スキルを養う ・前期試験(7/27‐8/9) ・夏期休暇(8/12~9/30) 就活能力の構築 ・就活に必要なほぼすべてのスキル獲得 ・個々の学生に沿った指導、直面する不 安や疑問の解決・解消 ・冬期休暇(12/26‐1/4) ・後期試験(2/1‐2/14) 3 4. 専門講義科目とプログラム内容 授 業 科 目 一 覧 プ ロ グ ラ ム 内 容 ※下記授業科目から、最低10単位取得すること 授 業 科 目 単位 エネルギー・環境工学特論第一 2 日本ビジネス研修 2 産学連携専門プログラム ・企業が実際に取り組んでいる最先端の技術開発やプロジェクト、およびそのビジネ ス戦略など、視野を広げる科目を開講 ビジネス日本語 2 企業連携インターンシップ 2 日本産業特論 2 工学解析・計測特論第一 2 工学解析・計測特論第二 2 IT応用第一 2 IT応用第二 2 技術開発マネジメント 2 ・設計演習や実験計測を取り入れ実践的な能力を育成 ビジネス日本語/日本ビジネス教育プログラム ・日本社会やビジネスの現場での実践的なコニュニケーション能力を磨く ・企業で円滑な人間関係を築き日本文化を広く理解 ・企業文化や企業風土を理解し敬語や立ち居振る舞いを学ぶ インターンシップ支援 ・「就職」を見据えた企業での「インターンシップ研修(2~4週間)」を積極的に展開し、 現場体験の充実を図る ・インターンシップ終了後に成果発表 *各専攻の修了要件を満たすこと(30単位) 産業工学コース科目は関連授業科目として認定 就職支援 ・「留学生のための就職活動支援講座」等の就活講座受講参加促進 ・インターンシップ研修前にビジネスマナーを身に付け、就職活動に向けて面接の受 け方を習得する研修の開催(夏季集中4日間) ・日本企業から内定を受けた留学生と後輩との就活情報交換会の開催 ・日本人学生とのグループディスカッション講座の開催 4 5.授 業 風 景 自動演奏ベルの振動 音響特性の実験 日本語プレゼン テーション練習 日本語資料作成 模擬面接 ビジネスマナー研修 日本人学生との グループワーク 6 5 6.産業界との連携(企業講師による講義) 日程 企業名 講義題目 4/20 三菱重工業株式会社 発電所における熱サイクル 4/27 トヨタ自動車九州株式会社 トヨタ自動車九州の環境取り組み 5/11 MHIさがみハイテック株式会社 産業用ディーゼルエンジンの高効率、低公害化 5/18 マンディーゼルアンドターボ日本株式会社 舶用エンジンにおける環境対策について 5/25 三菱日立パワーシステムズ株式会社研究所 石炭火力における高効率化・環境負荷低減 6/1 三菱重工業株式会社 化石燃料を用いる高効率発電 6/8 【3限】 旭化成株式会社 省資源化と健康に関わるコンピュータシミュレーション技術 6/8 【4限】 太陽光発電技術研究組合 新エネルギーの開発動向 6/15 株式会社 構造計画研究所 社会シミュレーションの実践 6/22 三菱重工業株式会社 石炭ガス化複合発電 7/6 株式会社 安川電機 安川電機における環境に配慮したものづくり 7/13 三菱重工業株式会社 船舶における騒音の予測技術と対策 7/20 三菱重工業株式会社 大型風車用低騒音翼の開発 6 7.その他AQプログラムの取り組み 企 業 見 学 会 環境テクノス㈱ ㈱安川電機 インターンシップ帰着報告会 ㈱ブリヂストン 日本人学生とのグループディスカッション TOTO㈱ 九州電力㈱ 合同企業説明会等への参加サポート 就職支援セミナー 日本タングステン㈱ 先輩留学生との就活情報交換会 留学生のための就職 活動講座等 7 8.企業との連携について ステップ1 ステップ2 情報提供(関連企業の紹介) 留学生 人材ニーズ (国籍、専門分野) 面接 エントリー先企業 指導 ①推薦書発行 AQプログラム 担当者 相談 協力依頼の連絡 指導教員 または 専攻・学科の 就職担当教員 情報提供 国(別・専攻別・定員 、専 ) 門教育講師派遣 企業 (AQプログラムによる特別支援) ②推薦書を郵送 インターンシップ研修 就職支援セミナー 参画企業・協力企業 アジア人財プログラム協力企業 旭化成株式会社、旭硝子株式会社、麻生グループ、株式会社有薗製作所、株式会社アルバック、株式会社大島造船所、オリンパス株式会社、環境 テクノス株式会社、株式会社クラレ、黒崎播磨株式会社、株式会社構造計画研究所、株式会社再春館製薬所、スタンレー電気株式会社、株式会社 留学生 西部技研、第一施設工業株式会社、ダイハツ工業株式会社、株式会社長大、ツネイシホールディングス株式会社、株式会社同仁化学研究所、TOT O株式会社、株式会社トクヤマ、トヨタ自動車九州株式会社、株式会社名村造船所、日本TI株式会社、株式会社PAL構造、株式会社日立製作所、 平田機工株式会社、株式会社ブリヂストン、ボッシュ株式会社、本田技研工業株式会社、本多機工株式会社、三浦工業株式会社、三井化学株式会 社、三井造船株式会社、三井物産株式会社、三菱化学株式会社、三菱重工業株式会社、三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社、三菱電機 株式会社、三菱マテリアル株式会社、室町ケミカル株式会社、株式会社安川電機 (50音順) 8