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新春号 - 名鉄病院

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新春号 - 名鉄病院
平成 22 年
新春号
撮影 地域医療連携室 古澤敦子
ごあいさつ
名鉄病院
副院長兼安全管理室長
野嵜
英樹
平 素 は 当 院 と の 医 療 連 携 に ご 理 解 い た だ き 、大 切 な 患 者 様 を ご 紹 介 い た だ き ま し
て あ り が と う ご ざ い ま す 。H 18 年 地 域 連 携 室 の 開 設 以 来 、私 が 担 当 し ま す 外 科 で
も紹介の患者様を治療させていただくことによって手術件数は少しずつ増加して
き ま し た 。 そ の 結 果 、 平 成 20 年 は 全 身 麻 酔 手 術 数 464 件 と こ れ ま で で 最 も 多 く
行 う こ と が で き ま し た 。患 者 様 が 名 鉄 病 院 で 手 術 を 受 け て 良 か っ た 、そ し て ご 紹 介
いただいた先生方が病診連携によって患者様の診療が順調にいってよかったと言
っ て い た だ け る よ う に こ れ か ら も 努 め る 所 存 で す 。も ち ろ ん 当 科 だ け で な く 病 診 連
携 を 充 実 発 展 さ せ る こ と は 当 院 に と っ て 最 も 大 切 な 課 題 で あ り 、佐 尾 地 域 医 療 連 携
室 長 の も と に 職 員 一 同 さ ら に 前 向 き に 取 り 組 ん で い き た い と 思 い ま す 。そ の ひ と つ
と し て 、こ の 名 鉄 病 院 ニ ュ ー ス レ タ ー で 各 科 の 診 療 内 容 や ス タ ッ フ の 紹 介 な ど 当 院
の 情 報 を 提 供 さ せ て い た だ く こ と に よ り 、先 生 方 と 名 鉄 病 院 が よ り 身 近 に な る こ と
を願っております。
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耳鼻咽喉科部長
秋田
泰孝
◆はじめに
今 ま で 当 院 で は SAS( 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 ) が 疑 わ れ る 患
者さんに対しての検査は、在宅での簡易スクリーニング検査
しか行えませんでした。このため、スクリーニング検査の結
果、詳細な検査が必要な患者さんに対しては他院へ紹介して
PSG( 終 夜 睡 眠 ポ リ グ ラ フ ィ ー ) 検 査 を 行 っ て 頂 か な く て は
いけなかったため、先生方と患者さんに多大な御面倒をおか
け し て い ま し た 。 し か し こ の 度 、 PSG 検 査 を 行 え る 体 制 が 整
い 、 当 院 で SAS の 確 定 診 断 を す る こ と が で き る よ う に な り ま
したので、紹介させて頂きます。
PSG 本 体
◆ 検査の流れ
この検査は1泊入院して頂いて行うものであり、夕方に入
院して頂き、翌朝検査終了後に退院して頂けますので、日常
生活にあまり支障を来すことなく検査を受けることができる
流れとなっております。通常、結果は後日当科外来で説明さ
P SG 検 査 の 様 子
せ て 頂 き ま す が 、 SAS に 携 わ っ て お ら れ る よ う な 先 生 か ら
の御紹介で、御希望があれば結果のレポートを郵送させて頂き、紹介元の先生の
所で患者さんが検査結果を聞くことも可能です。この場合は御紹介時に一言、そ
の旨を添えて頂けますと幸いです。
◆検査後の治療
PSG の 結 果 に よ り SAS と 診 断 さ れ た 場
合、全身状態や閉塞部位・様式などを考慮
して、患者さんと治療方法を相談の上、鼻、
咽 頭 な ど の 耳 鼻 科 手 術 、 nasal - CPAP 治
療 ( 経 鼻 的 持 続 陽 圧 呼 吸 療 法 )、 歯 科 装 具 な
ど で の 治 療 を 選 択 し て 行 い ま す 。 ま た 、 na
sal – CPAP 治 療 を 患 者 さ ん が 選 択 さ れ た 場
n a sa l - CP A P 治 療 の 原 理
合も紹介元の先生の所で治療を行うことも可
能です。従って、当院では検査を行うだけで、あとは紹介して頂いた先生の所で
結果説明や治療を行える場合も出てきます。
◆先生方へのお願い
以 上 、 今 回 新 し く 開 始 さ れ た PSG 検 査 に つ い て 紹 介 さ せ
て 頂 き ま し た 。 SAS が 疑 わ れ る よ う な 患 者 さ ん が お 見 え で
したら、是非、御紹介の程、よろしくお願い申し上げます。
◆予約方法について
地域医療連携室にて受付をさせていただきます。所定の紹
介患者連絡書の検査依頼項目のその他欄にPSGとご記入い
ただきFAXいただければご予約をさせていただきます。
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nasal - CPAP 治 療 の 様 子
血液内科部長
飯田浩充
◆血液内科スタッフ
副院長(地域医療連携室長)
血液内科部長
血液内科付部長
佐尾
浩
飯田 浩充
神谷 悦功
林 麿由子
7月より飯田が血液内科部長を務めております。
主として白血病の治療と造血幹細胞移植を学んでき
佐尾
飯田
林
ました。神谷付部長はがん化学療法の専門家であり、 神谷
悪 性 リ ン パ 腫 を 中 心 と し た 化 学 療 法 全 般 に 広 い 知 識 を も っ て い ま す 。林 医 師 は 卒 後
5年目の働き盛りで、日々難しい症例と格闘しています。
◆血液内科の特徴
名 古 屋 は も と も と 血 液 内 科 の 盛 ん な 地 域 で あ り 、特 に 日 本 の 骨 髄 移 植 は こ の 地 域
か ら 発 展 し た と い っ て も 過 言 で は あ り ま せ ん 。そ の た め 名 古 屋 に は 日 本 を 代 表 す る
移 植 病 院 が い く つ か あ り ま す が 、名 鉄 病 院 も そ の 一 つ で す 。今 の 無 菌 病 棟 は 1 9 9
3年に完成しました。これまでの造血幹細胞移植数は累積
450例を超えています。年間の造血幹細胞移植数こそ最
近は東京などのマンモス病院に及びませんが、それでも毎
年30例前後の造血幹細胞移植を行っています。中でも骨
髄バンクより骨髄の提供を受けて行う非血縁同種骨髄移植
については、その累積症例数は220例を超え、平成20
無 菌 病 棟 と 看 護 ス タ ッフ
年度の日本造血幹細胞移植学会の集計によれば全国4位で
す。造血幹細胞移植の分野では、わが名鉄病院は結構名の知れた病院なのです。
◆血液内科の運営
10床の無菌病棟と内科系病棟に、常時40~50名の患者さ
んが入院されています。その多くは、白血病や悪性リンパ腫とい
った悪性疾患です。当院では病棟に空床があれば診療科にこだわ
らず、可能な限り患者さんを受け入れる体制にあります。我々の
扱う疾患では緊急の入院を必要とする場合が多いのですが、時に
はいったん外科系の病棟に入院していただくこともあります。こ
のような柔軟な病棟運営は、大病院ではかえって難しいことだと
無菌病室
思います。その点では、入院が必要な患者さんに対して迅速に対
応 す る こ と が で き ま す 。造 血 幹 細 胞 移 植 に つ い て も 、1 0 床 あ る 移 植 病 室 を 有 効 に
活 用 し 、急 な 移 植 依 頼 に も 対 応 で き る よ う に し て い ま す 。血 液 内 科 で も 、最 近 は 他
の分野と同様高齢の患者さんが増えてきました。高齢の方にはその方の全身状態、
生 活 状 況 に 見 合 っ た 治 療 法 を 考 え る こ と が 必 要 で す 。一 方 で 、以 前 は 5 0 歳 ま で と
言 わ れ て い た 造 血 幹 細 胞 移 植 の 適 応 も 、骨 髄 非 破 壊 的 前 治 療 法 な ど の 導 入 に よ り 6
5 歳 程 度 ま で 拡 大 し て お り 、完 治 を 目 指 し て よ り 強 力 な 治 療 を 希 望 さ れ る 方 も み え
ます。1人1人の状態に応じた治療を選択しています。
◆先生方へのお願い
名 鉄 病 院 血 液 内 科 は 、地 域 の 中 核 病 院 と し て 、通 院 で 行 う 治 療 か ら 造 血 幹 細 胞 移
植まで、幅広い医療を提供することができます。
悪 性 腫 瘍 ば か り を 診 て い る わ け で は あ り ま せ ん 。貧 血 、リ ン パ 節 が 腫 れ た 、あ る
いは不明熱などお困りの症例があれば是非ご紹介ください。
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■ 菊地 均(予防接種センター)
名古屋検疫所から参りました菊池と申します。広島大学の平成2年卒
です。検疫所では黄熱等のワクチンを接種しておりました。趣味はパ
ソコンとバイクです。よろしくお願いいたします。
■ 永田 俊人(小児科)
この度名古屋大学小児科より赴任して参りました、永田俊人と申しま
す。一般小児科を担当いたします。不慣れな点も多く、御迷惑をおか
けする事が多々あるかとは存じますが、よろしくお願いいたします。
■ 大橋 一郎(放射線科)
1月から放射線科の常勤として着任する大橋です。
放射線診断全般、IVRなど、微力ながらお手伝いがで
きればと思います。頑張りますので、よろしくお願いし
ます。
12/5(土)名古屋大学医学部混声合唱団
のみなさんによるパノラマコンサートが開催
され、
『ふるさと』、
『上を向いて歩こう』を
はじめ、『きよしこの夜』、『涙そうそう』他
全8曲を披露した。
栄生小学校3年生のみなさんが心をこめて育て
あげた『菊の花』です。
NHK より、医療コンシェルジュの取材があり
ました。名鉄病院では、患者様サービスのため
に医療コンシェルジュが在籍しています。
紹介患者様がスムーズに受診できるようにサポ
ートをいたします。
※取材内容は、平成22年1月6日(水)
『ゆうどきネットワーク』
16:50~18:00 放映予定
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医 療 コンシェルジュ
古澤
12/24(木)クリスマスコンサートが開催された。名古屋鉄道ブラスバンド部による演奏
をはじめ、看護師とベルラフィーユによる楽器演奏やハンドベルによる『あわてんぼうなサン
タクロース』をはじめ『聖しこの夜』
『もろびとこぞりて』『We wish Merry Christmas』な
どが演奏された。また、保育所の子供達と看護師・保育士による劇『シンデレラ』が行われ、
出演した子供達には、サンタさんよりプレゼントがあった。
サービス介助士さんをご存知ですか?
名鉄電車の駅には、ご高齢の方や身体に障害がある
お客様のために、電車の乗り降りをお手伝いしてくだ
さるサービス介助士の資格がある駅員の方が配置され
ています。
サービス介助士
『電車に乗ってチョットお出かけしたいな! でも
大野さん
足が悪いから無理だね、電車に乗れない!』
『今日は病院におじいさんを連れて行く日なのに息子は仕事を休めない!
車椅子で電車に乗れないから病院にいくのをあきらめようかな?』
“チョット
こんな時
お待ちください”名鉄電車の駅に相談しましょう。
みなさまに強い味方のサービスがあります。
サービス介助士さんに連絡をしてみたらどうでしょうか!
寒い日のお出かけは、暖かくゆったりと電車に乗って車窓を楽しむのも
また、セントレアに出かけ飛行機の飛ぶ様子を観るのも爽やかな気分に
なれるかな・・!
栄生駅にもサービス介助士の駅員の方が
配置されています。受診時電車の乗り降
りでお困りの方は、駅に直接ご連絡され
てはいかがでしょうか!
※ 栄 生 駅 ( 052- 551-47 32)
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栄養管理科
北林
由布子
旬 の 野 菜 に は 、ビ タ ミ ン が 豊 富 に 含 ま れ て い て 、抵 抗 力 を つ け る た め に 是 非 お す す
め で す 。 た と え ば 、『 ブ ロ ッ コ リ - 』 に 含 ま れ て い る カ ロ テ ン は 、 夏 に 比 べ 冬 ~ 春 先
に は 、約 4 倍 量 と な り 、ビ タ ミ ン C は 約 2 倍 量 と な り ま す 。ま た 、冬 野 菜 の 代 表『 大
根』には、消化酵素”ジアスタ-ゼ”を多く含み、消化不良や胸やけにいいことが、
良く知られています。
【冬野菜のホワイトシチュ-】
~ 1 人 分 3 58kca l
塩 分 2.1 g ~
○材料(4人分)
ブロッコリー・・・・・・1/2株
ウィンナソーセージ・・・・・・8本
玉ねぎ・・・・・・・・・・・1個
バター・・・・・・・・・・・・大さじ1
じゃがいも・・・・・・・・・2個
スープ(固形コンソメ1個分)・・500CC
にんじん(小)
・・・・・・1本
大根・・・・・・・・・・・・300g
ホワイトソース缶(285g)・・・1缶
塩コショウ・・・・・・・・・・少々
○作り方
1.ブロッコリーを小房に分けて下ゆでする。
2.たまねぎは大きめのくし切り、じゃがいもは皮をむいて乱切り、にん
じんと大根は乱切りにし下ゆでする。
3.ウインナ-ソ-セ-ジは乱切りにする。
4.鍋にバタ-を熱し、たまねぎを透き通るまで炒めて、ス-プを加え、
残りの2を加えてひと煮たちさせる。
5 . 4 に ホ ワ イ ト ソ - ス を い れ 、 1 と 3 を 加 え て 4~ 5 分 煮 、 塩 コ シ ョ ウ で
味を調える。
このたび、新たに、予防接種センター、小児科、放射線科に3名の医師をむかえることができま
した。それぞれ経験豊富な先生方で、各科とも今まで以上に充実した診療が可能になるはずです。
これまで以上の受入・対応が可能になると思いますので、よろしくお願いいたします。
特に、放射線科の大橋先生は、当院にとり、約5年ぶりの専任常勤医師の復活です。この5年間、
外部の先生からの放射線検査のご依頼に関しては、ご不便をおかけしたことと思います。大橋先生
は放射線診断の専門家です。今後、大橋先生と相談のうえ、よりスムーズな放射線検査の受入を考
えていきたいと思います。本ニュースレターの次号で、紹介させていただく予定ですのでご期待く
ださい。
(地域医療連携室長 佐尾 浩)
名鉄病院
医療支援センター
地域医療連携室
〒451-8511 名古屋市西区栄生2-26-11
TEL.052-551-6121(代) 052-586-5755(連携室) FAX.052-586-5756
URL : http://www.meitetsu-hospital.jp/
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