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防災トイレフォーラム2014

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防災トイレフォーラム2014
防災トイレフォーラム2014
~避難所、病院、企業等におけるトイレ運用計画の作成を目指す~
◆開催のご案内◆
劣悪なトイレ環境は、一人ひとりの健康を害し、感染症の温床にもなります。しかし、日常的に
あまり話題にならないトイレは、事前の対策が進まず、これまでの震災においても深刻な状況をも
たらしました。トイレを我慢することは、飲食を控えることにつながり、脱水症状や慢性疾患の悪化、
エコノミークラス症候群、脳梗塞、心筋梗塞など、心身に悪影響をもたらします。 このままでは、
災害時のトイレ問題は震災の度に繰り返すばかりです。備えも支援も、トイレ・水・食料とセットで
考えるべきです。
本フォーラムでは、避難所、病院、企業、中高層住宅などにおいて「災害時のトイレ運用計画」を
作成することの必要性を提案します。トイレなくして、生活も事業活動も成り立ちません。
地域の衛生インフラである汚水処理分野、避難所となる学校の施設・教育分野、人の命に直結
する医療・看護分野、地域の健康を担う保健分野、そして、災害対策を取りまとめる防災分野など、
様々な分野の方々の連携が必要になります。
本趣旨をご理解頂き、多くの方々にご参加頂けることを願っています。
①災害時のトイレ問題の所在を明確にし、トイレ対策の重要性を周知する
②発災直後のトイレ対応の重要性を周知する
③多分野が連携し、災害時のトイレ運用計画の作成・普及を目指す
*本フォーラムは、日本科学未来館で開催される企画展『トイレ?行っトイレ!~ボクらのうんち
と地球のみらい』の関連イベントです。
開催概要
日 時:2014 年 7 月 5 日(土)
会 場:日本科学未来館 7階 未来館ホール(地図参照)
〒135-0064 東京都江東区青海 2 丁目 3 番地 6 号
TEL:03-3570-9151(代) URL:http://www.miraikan.jst.go.jp
主
催:特定非営利活動法人日本トイレ研究所
〒105-0004 東京都港区新橋 5-5-1 IMCビル新橋 9 階
TEL:03-6809-1308
FAX:03-6809-1412
URL:http://www.toilet.or.jp
共
催:日本科学未来館
後 援:内閣府政策統括官(防災担当)、文部科学省、厚生労働省、国土交通省
(予定) 環境省関東地方環境事務所
参加費:無料(交流会は参加希望者
4,500 円程度)
プログラム
【受
付】
12:30
【開
会】
13:00
【提
挨拶/特定非営利活動法人日本トイレ研究所
上
幸雄
案】
13:05[医
療]
医療・災害現場から見たトイレの重要性
秋冨慎司(岩手県医科大学付属病院・医師)
ライフラインであるトイレは、水・食料とセットに支援すべきである。
東日本大震災では、岩手県災害対策本部・医療班として支援活動にあた
った。トイレ衛生対策を徹底するためのチーム・ネットワークづくり、
マニュアルづくり、支援のシステムづくりの必要性を提案する。
13:45[救助・支援]
中澤
災害時における自衛隊の能力活用
剛(防衛省
防衛研究所主任研究官)
自衛隊は侵略に対し国の平和と安全を守ることを主任務としているが、
国内外での人道支援/災害救援も現代における主要な任務の一つである。
自衛隊の保有する専門的スキルと機動力、組織力を最大限に引き出すた
め、平時からの地域防災機関等との連携のあり方について紹介する。
14:25
休憩
14:30[保健・衛生]
避難所での保健・公衆衛生に求められるトイレ環境
中瀨克己(岡山大学医療教育統合開発センター・教授)
避難所、被災地での衛生を保つには、トイレに関連する環境衛生の確保
と、適切に利用できるための支援が不可欠である。日頃から地域住民の
健康を担う保健師は、避難所における衛生改善の調整やトイレ使用に困
難がある避難者の支援を行った。また屎尿の衛生的な管理、廃棄は公衆
衛生上の課題であり環境衛生監視員の行った業務についても紹介する。
15:10[看
護]
災害支援看護として考えるトイレ排泄ケア
小原真理子(日本赤十字看護大学教授)
災害時におけるトイレ排泄ケアは、被災者支援の基礎となる。災害時要
援護者へのケアや災害関連死を防ぐためにも不可欠な要素である。災害
支援看護師に期待されるトイレ排泄ケアの役割と、そのために必要なス
キルを提案する。
15:50
【提
休憩
案】
16:00
『災害時トイレ運用計画(仮称)
』の提案
進
行:加藤
パネリスト:中澤
~トイレは命にかかわる~
篤(特定非営利活動法人日本トイレ研究所)
剛、中瀨克己、小原真理子
トイレ対応は、時間経過に伴うニーズの変化、場所(勤務先、外出時、
自宅等)や被災状況により対応方法が異なる。ここでは、各組織・団体
における災害時トイレ運用計画のあり方及び立案の必要性を提案する。
16:55
閉会
※都合によりプログラム変更する場合はご了承ください。
講師プロフィール
秋冨慎司あきとみしんじ(岩手県医科大学付属病院・医師)
専門は救急、集中治療、災害医学、外傷外科等。2005 年 4 月に起こっ
た JR 福知山線脱線事故の時には、現場の医療責任者の解散命令後にも
現場の安全確保の必要性とまだ生きている人が絶対にいるという信念
のもと留まり、発災から 7 時間後に先頭車両に閉じ込められていたク
ラッシュ症候群になっている傷病者を発見、治療を開始した。2011 年
の東日本大震災では岩手県災害対策本部の医療班長として現場を指揮
した。2008 年 4 月より現職。
中澤
剛なかざわたけし(陸上自衛隊研究本部主任研究開発官)
昭和 38 年 1 月 31 日生
昭和 60 年
防衛大学校卒業
第 24 普通科連隊第 3 中隊小隊長(えびの)、幹部候補生学校教官(久
留米)、外務省中東アフリカ局(霞が関)、第 33 普通科連隊第 2 中隊長
(三重)、防衛省陸上幕僚監部、統合幕僚監部、第 44 普通科連隊長(福
島)等を歴任。
中瀨克己なかせかつみ(岡山大学医療教育統合開発センター教授)
前・岡山市保健所長。阪神淡路大震災時に神戸市中央区保健所に勤務
していたことを契機に自然災害など健康危機管理に取り組んできた。
東日本大震災では、岡山市から仙台市への派遣第1陣として保健福祉
センター支援、避難所支援に従事した。保健所には多くの医療職が勤
務するが、保健師以外にも環境衛生監視員という専門家もおり東日本
大震災時にも環境衛生の確保業務を行っている。
小原真理子おはらまりこ(日本赤十字看護大学教授)
災害看護学教授として、学部・修士課程・博士課程の教育に従事。同
大学フロンテイアセンター災害看護部門に開設されている武蔵野地域
防災活動ネットワーク(COSMOS)の代表を務め、武蔵野市の行政、本
学、住民組織の官学民一体で地域防災活動に 10 年間取り組んできた。
中越地震、東日本大震災等では、学部・院生らと共に復興支援活動に
取り組み、現場の体験からの学びを大事にしている。バングラデシュ、
インドネシア等の災害看護教育の協力活動にも取り組んでいる。
●NPO法人日本トイレ研究所
日本トイレ研究所は、阪神・淡路大震災以来、災害時のトイレ問題に着手してきました。
東日本大震災以降は、国土交通省の業務で「下水道被災時におけるトイレ機能のあり方」および「マン
ホールトイレの要求性能に関する調査業務」
「気仙沼市における在宅被災者のトイレ・衛生環境に関するニ
ーズ調査」など、また、文部科学省の平成 24 年度の復興支援事業では、①学校トイレに対する実態把握、
②避難所(学校)トイレの課題整理、③トイレ指導案の作成、④災害時のトイレを考える授業の実施等を
行いました。文部科学省の「平成 25 年度学校施設の防災力強化プロジェクト」では、釜石市の白山小学校
をモデル校として、①学校トイレの問題・課題の整理、②学校トイレの改善・運用方法の整理、③災害時
におけるトイレ教育の実施などに取り組んできました。
会場のご案内
日本科学未来館
〒135-0064 東京都江東区青海 2 丁目 3 番地 6 号
TEL:03-3570-9151(代)
≪交通アクセス≫
●新交通ゆりかもめ
「船の科学館」駅
徒歩約 5 分
「テレコムセンター」駅
徒歩約 4 分
●東京臨海高速鉄道りんかい線
「東京テレポート」駅
徒歩約 15 分
●都営バス
「日本科学未来館」
徒歩約 1 分
◇日本科学未来館企画展『トイレ?行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい』◇
日常生活から地球環境にいたるまで多様な視点からトイレを見つめ直す企画展が 7 月 2 日
(水)より日本科学未来館 1 階企画展示ゾーン a にて開催
されます。日本トイレ研究所は、エリア 5「みんなが幸せ
になれるトイレって?」で紹介される災害時におけるトイ
レや学校のトイレにまつわる問題について展示協力を行っ
ています。詳細は、HP をご覧下さい。
www.miraikan.jst.go.jp
申込方法
申込書にご記入のうえ、FAXでお申し込みください。
後日、受講票をお送りいたしますので、当日ご持参ください。
定員になり次第締め切りますのでご了承ください。
申
込
先
特定非営利活動法人日本トイレ研究所
〒105-0004 東京都港区新橋 5-5-1 IMCビル新橋 9 階
TEL:03-6809-1308
FAX:03-6809-1412
URL:http://www.toilet.or.jp
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