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万引き対策の基本 ⇒『万引きをさせない店づくり』にあり!!

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万引き対策の基本 ⇒『万引きをさせない店づくり』にあり!!
万引き対策の基本 ⇒『万引きをさせない店づくり』にあり!!
● 従業員や警備員による店内の巡回や声かけ
万引き犯人のアンケートからも万引きを断念する場合で一番多か
ったのは
店員から(目があって)声をかけられた
場合でした。
☆ポイント☆
○
従業員による積極的な声かけ
来店客の顔を見て“いらっしゃいませ”などの
挨拶やアイコンタクトを積極的にしましょう。
○
従業員の適正な配置と連携
売場が手薄になったり、商品管理や接客で目が届かなくなった
りした場合は、従業員同士で連携しましょう。
☆ 状況に応じて他の売場から応援をもらう
☆ 売場を離れる場合は、他の従業員に一声かける など
○
店舗の形態に見合った警備体制の活用
制服・私服警備員と連携し、店舗の形態に見合った警備体制を
活用して、万引き行為の防止に努めましょう。
● 防犯ビデオ、カメラの設置と点検整備
防犯カメラ等を増設、効果的な場所へ設置し、万引きを防ぎましょう。
万引き犯人は、従業員の目を気にしています
○ 死角をなくす
陳列棚の影など死角となる場所に、防犯カメラや
☆ポイント☆
防犯ミラーを設置しましょう。
①
視認性の確保
防犯カメラについて
死角となる場所、十分な視認性が確保できない場所をなく
○ 撮影対象の顔等がはっきり認識できる角度に設置
し、レジ等の位置から見て全売り場を見通すことができるよ
○ 店舗出入口のほか、駐車場など店舗周辺にも設置
うにしましょう★
店外撮影用の防犯カメラは、万引き犯人が使用する車両番号等が
○ 陳列棚やショーケースの高さは、出来る限り低くする
分るように設置しましょう。
○ 死角ができる仕切板設置や商品の展示方法は避ける
○ 来店客に防犯カメラの存在を周知
○ 防犯ミラーを設置し視認性を確保する
・売り場内の来店客が見やすい場所にモニター画面を設置
○ レジコーナーは、店舗全体が見通せる場所に設置する
・「防犯カメラ作動中」等のプレートを掲出
② 「監視強化エリア」を設定
来店客の目に付きやすい場所に掲出しましょう
○監視強化エリアを設定して
○ 用途や設置場所に応じた防犯カメラを設置
従業員に徹底を!
防犯カメラには、防犯ミラーとしての機能をもつ「ミラーカメラ」
「監視強化エリア」は、レジコーナー等から十分視認
もあります。
が確保できる場所に設定し、高額商品や人気商品、万引
○ メンテナンスが容易なデジタル方式を導入
き被害が多い商品等を陳列しましょう。
○ 録画画像を一定期間保存
○トイレが万引きの犯行手段として
○ 日頃から機器の扱いに慣れましょう
悪用されないように!
○ 定期的な点検で故障の有無を確認しましょう。
○ トイレ出入口周辺に、防犯カメラの設置や啓発ポス
ターを掲示する。
○ 理由なくトイレを長時間占有する来店客がいない
か確認する。
万引き犯人には、前兆行動があります
【万引き犯人の着眼点】
○ 集団で行動し、売場内を必要以上に徘徊
○ 買物をする様子もないのに、長時間必要以上に売場を徘徊
○ 専用の買物カゴを持たないで大型バック等を所持
○ バックのファスナーを開けたまま売場を徘徊
○ 店員等の様子を必要以上に気にしながら、店内を徘徊
○ 大き目の衣類を着用
○ 何回か来店するのに商品を買わず、出入りだけを繰り返す
高額商品や被害が多い商品、売れ筋人気商品などに導入を検討しましょう
○ グループで来店し、執拗に店員の気を引くように話しかける
○ タグ&ゲートシステム
【商品の点検と整理】
商品に取り付けるタグと、店舗出入口にセットするセンサー(ゲート、マット
陳列棚などに置いている商品を頻繁にチェックし、整理整頓★
等)の組み合わせで警報音を発し、商品の不正持ち出しを防止するシステム。ラ
・来店客の近くでの商品管理は効果があります。
ベル(テープ)式タグ、ハードタグ、ワイヤータグ等様々な種類のタグがある。
・商品を乱雑に置いていると、万引き犯人に「万引きしやすい」 ○ 自鳴式タグ
といった印象を与える可能性があります。
無理にはずしたり、センサーを通過したりするとタグ本体が警報音を発する。
○
ケーブル式タグ
ケーブルで什器に固定し、取り外そうとすると警報音を発する。
万引きを防止するためには、各店舗の自助努力のほか、“青パト”など各地域で
○
インクタグ、ロック式タグ
しての価値をなくす。
実施してもらうと同時に、店舗と地域住民が情報交換を行い、
自主防犯ボランティア等から、店舗敷地内の防犯パトロールに
ついての申し入れがあれば、積極的に受け入れましょう。
企業の持続的発展には、その前提として、社会の健全な持続
的発展が必要不可欠と言われています。企業市民として、地域
や社会の健全化(規範意識の向上)に貢献してみましょう。
警察に通報された万引き犯人のうち、
ほぼ全員が「万引き=犯罪」と認識し、
さらに、半数の万引き犯人(少年を含む)が
(警察に)捕まってよかったと答えています。
無理に外そうとすると、インクが飛び散ったり商品を傷つけたりし、商品と
活動している自主防犯ボランティアとの連携が必要です。店内の防犯パトロールを
万引きしにくい防犯環境の整備に努めましょう。
● 従業員の死角となる場所の排除
○
ソースタギングシステム
商品製造段階で、商品管理用タグを装着・内蔵するシステム。大規模小売店や自
社製品、自社ブランドの製造販売を行っている会社等で活用されている。
万引きを発見したら 警察に通報!
企業と警察が一丸となって、社会に
対する責任を果たしましょう。
声かけや店内放送、POP 等による万引き防止広報
万引きを防止するためには、啓発用ポスターやPOP等を掲示し、店舗側の万引き防止に対する姿勢(従業員による声かけや店内放送による注意喚起)を示すことが大切です。次の事例を活用して下さい。
店内表示の例
●いらっしゃいませ運動実施中
従業員による声かけの例
店内放送の例
ねらい
●いらっしゃいませ。
●お客様にお願い申し上げます。当店では、お客様に楽しくお買物
をしていただくために、従業員がお客様お一人お一人に声をお掛け サービス向上の一環として声かけをしてい
ることを強調し、万引き防止のための声かけ
するサービスを行っております。ご用の節はお気軽にお声をお掛け をしやすい環境を整える。
ください。
監視性が高い店舗であることをアピールす
る。
●防犯カメラ作動中
売場等
●毎度ご利用ありがとうございます。当店では、お客様に安心して
●当店ではお客様に安心してお買物を楽しんでいた ●何かお探しでしょうか。何かございま
各種トラブルを未然防止するため、制服警備
お買物をお楽しみいただきますよう、制服警備員(従業員)が店内
員を巡回させていることをアピールする。
だくため制服警備員が巡回中です。
したら、お気軽にお申し付けください。
を巡回しております。ご用の節は、お気軽にお声をお掛けください。
●お買物は店内専用カゴ・専用カートをご利用くださ
●当店では、専用買物カゴをご利用くださいますようお願いいたし
い。
●お手数ですが、当店では専用カゴをご ます。商品を専用カゴ以外にお入れになられた際には、従業員が声
●当店では、商品を店内専用買物カゴ以外にお入れに 利用ください。
をお掛けする場合がございます。よろしくご協力のほどお願い申し
店内専用買物カゴシステムを導入している
ことをアピールし、所持バック等への商品の
取り込みを防止する。
異常行動発見の際の声かけをスムーズにで
きる環境を整える。
なった場合には、声をお掛けする場合がございます。
あげます。
●タグ(ラベル)をつけたまま商品を店外に持ち出し
ますと警報音が鳴ります。
●タグを切断しますと警報音が鳴ります。
●当店では、防犯システムを導入しております。防犯タグを付けた
まま商品を店外に持ち出されますと、警報音が鳴るシステムでござ タグ&ゲートシステム、ソースタギングシス
テム等を導入している場合の防犯効果を高
います。警報音がなりましたら声をお掛けさせていただきますの める。
で、よろしくご協力のほどお願い申しあげます。
試着室
●毎度ご利用ありがとうございます。当店の衣料品売場におきまし
●ご試着希望のお客様は従業員に声を掛けてくださ ●ご試着の際は、お気軽にお申し付けく
試着への従業員の立ち会いを徹底し、犯意を
て、ご試着をご希望のお客様は、お近くの従業員に声をお掛けくだ
喪失させる。
い。
ださい。
さいませ。従業員がご案内申し上げます。
●恐れ入りますが、試着室への商品の持 ●お客様にお願い申し上げます。当店でのご試着は、1度に2点ま 試着室への商品の大量持ち込みを防止し従
●恐れ入りますが商品の持ち込みは2点までとさせ
ち込み2点までとさせていただいてお でとさせていただいております。ご協力のほどお願い申しあげま 業員による商品の確認が容易になるように
ていただきます。
する。
りますので、ご協力をお願いします。
す。
トイレ
●ご清算前の商品お持ち込みはお断り申しあげます。
●ご清算前の商品はトイレに持ち込ま
●ご清算前の商品をお持ち込みの場合には、声をお掛
ないよう、ご協力をお願いいたします。
けする場合がございます。ご了承願います。
未清算品のトイレへの持ち込みを防止し、ト
イレを悪用した万引きを防止する。
未清算品の持ち込みを把握した際の声かけ
によるトラブルを防止する。
万 引 き を 目 撃 し た 場 合 の 措 置
★
まず近くにいる警備員(従業員)等に連絡
⇒
人権侵害等のトラブルを避けるため店長等、責任者に連絡して対応を
【理由】●法律上、現行犯は誰でも逮捕することができますが、声かけの時期、場所等について法律的な知識がなければ難しい面があります。犯人を捕まえる際は、①自分の目で確実に犯行を確認すること、②自店の商品であることを確認する
こと、③犯行の確認から退店するまでの間絶対に目を離さないこと、④丁寧な言葉遣いで声かけすることに注意してください。
●商品をバックに入れて万引きするのを見たが、警備員が一瞬目をそらした隙に商品を元の場所に返されていることに気付かず、声をかけたところ「人権侵害」と抗議されトラブルとなった事案があります。
●相手から反抗されたり、逃げられたりした場合に、お客様等に被害が及んだり、警備員等が怪我をすることが心配されます。
●最近では、刃物等を持っている者がおり、万引きで捕まることをおそれて反撃してくる者もいます。
【対応時の留意事項】
●持 ち 物 検 査
●犯 人 と の 対 峙
~
~
持ち物検査は、盗んだものを確認するためにも必要な行為ですが、店舗の方が直接これを行うと、トラブルの原因となりかねないことから、相手に直接持ち物を出させるようにしましょう。
年齢、性別にとらわれることなく、き然とした対応を心がけ、相手から反撃や逃走を企てられることのないようにしましょう。また、対応にあたっては、できるだけ複数対応に努めるほか、凶器となるような
物を付近に置かないようにしましょう。
●関 係 者 へ の 連 絡 ~ 家族以外の関係者への連絡は、トラブルの原因となることもありますので、連絡先は慎重に選定する必要があります。
●警察への全件通報 ~ 万引きを捕まえた際は、犯人が抵抗するなどの緊急時には110番通報をし、その他の場合には管轄する警察署へ通報しましょう。
通報の際は、店舗名、所在地、犯人の氏名、年齢、状況などを簡潔明瞭に伝え、警察官の臨場を待ちましょう。
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