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定例会 - 宝塚市

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定例会 - 宝塚市
平成23年第7回宝塚市教育委員会(定例会)会議録
1 開催日
平成23年4月13日(水)
2 場
宝塚市役所 2-4・5会議室
所
3 開会時間
午後2時04分
4 閉会時間
午後2時24分
5 出席した委員の氏名
田辺
眞人委員長、舛 詇子委員、井上
及び伊達
輝久委員、
達治教育長
6 除斥した委員の氏名
7 委員及び傍聴人を除く、議場に出席した者
管理部長
久後 昌敏
学校教育部長
荻野 勝彦
社会教育部長
齊所 澄雄
管理室長
竹内 孝一
教育支援室長
荻野 雅憲
職員課長
西澤 健司
学事課長
上木 英一郎
学校教育課長
橘
俊一
教育企画課副課長
萩原
一樹
教育企画課係長
岩室 勝也
教育企画課事務職員
細井 妙子
8 会議の書記
9 報告
○報告第
10
1号
市立中学校生徒の食物アレルギーに関する請願の対応について
議題
○議案第13号
手当認定事務の市町への権限移譲に係る県教育委員会規則の改正に
ついて県教育委員会に意見を申し出ることについて
―1―
会議の概要
───────────
田辺委員長
開会
午後
2時04分 ─────────────
それでは、平成23年第7回宝塚市教育委員会を開催いたします。
本日は木本委員から欠席のご通知を受けております。地方教育行政の組織
及び運営に関する法律第13条第2項の規定によりまして、過半数の委員の
出席がございますので、本会は成立するということを、まずご報告をいたし
ます。その上で、本日の署名委員は伊達教育長ですので、よろしくお願いい
たします。
本日の予定の案件は報告1件、議案1件ということでございますが、進行
についてのご意見を事務局のほうからお伺いしたいと思います。
竹内室長
本日の案件は報告1件、議案1件でございます。
報告第1号 市立中学校生徒の食物アレルギーに関する請願の対応につい
て、議案第13号
手当認定事務の市町への権限移譲に係る県教育委員会規
則の改正について県教育委員会に意見を申し出ることについてでございます。
本日はこの2件、この順番でご審議いただきますようお願いいたします。
田辺委員長
それでは2件を番号の順番でということでございますが、よろしいでしょ
うか。
委員
田辺委員長
(異議なし)
では、そういうふうにしたいと思います。
審議に入ります前に、傍聴のご希望がございますので、一言申し上げなけ
ればなりません。傍聴されます
【
傍聴人氏名の読み上げあり 】
、3
人の方には傍聴人規則によりまして、次に掲げる行為をしてはならないとい
う規定がございますので、毎回のことでございますが、申し上げておきたい
と思います。みだりに傍聴席を離れること。私語・談話または拍手等をする
こと。議事に批評を加え、または賛否を表明すること。飲食すること。許可
を受けないで、撮影、録音等をすること。その他会議の妨害となるような挙
動をとること。というのが禁じられておりますので、ご協力をお願いいたし
ます。
それでは、報告第1号
市立中学校生徒の食物アレルギーに関する請願の
対応についてを報告していただきます。
竹内室長
まず、請願を朗読させていただきまして、その後、担当課から対応状況
について説明をさせていただきたいというふうに思います。本件に係る請願
は2回提出されております。1回目は平成23年1月24日付で、2回目は
平成23年2月7日付で提出されているものでございます。両請願につきま
しては、請願書の趣旨は同一の趣旨で同一の請願内容となっております。2
回目の請願の方がより詳しい内容となっておりますので、1回目の請願は朗
読を省略させていただきまして、2回目の請願を朗読させていただきたいと
思いますので、よろしくお願いいたします。
宝塚市教育委員会御中
憲法第16条の請願書
前略ごめんください。
―2―
卵、牛乳、魚、小麦など特定の食品を食べると、じんましんやかゆみ等の
アレルギー症状が出る食物アレルギーに悩む子は多く、呼吸困難や血圧低下
などの全身症状が激しく出るアナキフィラシーショックが起こる場合もあり
ます。2007年3月、文部科学省が調査したところ、小学校から高校生約
1,280万人のうちの2.6%が食物アレルギーだったとのことです。
魚を食べるとアレルギー症状が出る 【
女が通う
【
学校名に関する発言あり 】
学年に関する発言あり
】の次
中学校では、現在、卵と牛乳
の除去を行っているが、それ以外の食品の除去や代替食調理(例えば、さん
まの塩焼きのときはソーセージ )は行っていません。
入学時の学校との話し合いにより、魚が出る日は代替食を持たせていまし
たが、思春期でもあり、持参した代替食を学校で食べることができなかった
ようで、昨年末に学校から魚関連給食だけでなく、持参代替食も食べていな
かったことを初めて知らされました。
もし、除去食か代替食が給食で出れば、次女は遠慮せず食べられるという
ので、給食ご担当者(前奥先生)とのご面談時に、例えば、まぐろのから揚
げとじゃがいもの炒めたものを混ぜる食の場合、混ぜる前のじゃがいもの炒
めたものだけを食べることは可能かどうかお伺いしたところ、それはできな
いとのことでした。ただし、市の食物アレルギー対応ルールが変わればそれ
に応じて対応するとも発言され、市学事課に相談するようご案内いただきま
した。
そして、市学事課に食物アレルギー対応ルール変更についてお電話でご相
談いたしましたところ、
「食物アレルギー対応は、学校(食物アレルギー対応
委員会)の判断次第です。」というご回答のみでしたので、いたしかたなく、
請願請求に至りました。
2月3日、市学事課上木様からFAXいただいた「食物アレルギー対応委
員会の手引き」を初めて拝見いたしましたが、これによれば、可能な範囲で
除去食提供に取り組むとの努力義務が明示されているとお見み受けいたしま
す。しかしながら、これまで給食ご担当者様からは、数度、学校に呼び出し
面談されるものの、上述のとおり、除去食提供についての前向きなご発言は
一切ありませんでした。結果的には、献立表を学校から渡されるのみで、当
該手引きで想定され得る対応と現実のご対応のギャップに落胆せざるを得ま
せん。
学校給食が成長期及び思春期にある子どもを前提とする以上、代替食調理
や除去食提供など子どもの健全な成長に誠実かつ真剣に向き合った対応の実
施を給食ご担当者様にご指導いただく、請願いたします。また、ご指導状況
や結果につきまして、適時に文書によりご回答いただきますよう、あわせて
請願いたします。
なお、本紙でお伝えすることのできていない内容のご説明や各委員様から
のご質問等にお答えするため、教育委員会会議に出席させていただきたく、
お願いいたします。
―3―
公務ご多忙の折、大変ご面倒をおかけいたしますが、次女のみならず食物
アレルギーに悩む子どもたち全員のために、暖かいご理解とご支援を賜りま
すよう、何とぞよろしくお願いいたします。
田辺委員長
どうぞ。
上木課長
それでは、私のほうからご説明申し上げます。
資料につきましては、3ページをごらん下さい。市立中学校生徒の食物ア
レルギーに関する請願の対応について報告いたします。
1番としまして、請願書でございます。同一請願者から平成23年1月2
4日付及び同年2月7日付で、同趣旨で同一請願項目の請願が提出されまし
た。請願書につきましては添付のとおりでございます。
請願の内容でございますが、代替食調理や除去食提供など子どもの健全な
成長に誠実かつ真剣に向き合った対応の実施を給食担当者に指導すること及
びその指導状況や結果について、適時に文書により回答すること、でござい
ます。
請願への対応でございますが、平成23年1月26日開催の宝塚市教育委
員会協議会に請願内容をご報告するとともに、請願者、当該中学校及び教育
委員会で話し合いの場を持ち請願内容の解決を図ってまいりました。また、
対応状況につきましては、その都度、教育委員会協議会において報告を行っ
てまいりました。
主な対応の経過につきましては、
次のとおりでございます。
時系列的に申し上げます。
1月25日 請願者から「憲法第16条の請願書」が届きました。これに
ついては、資料の5ページから6ページに添付しております。
1月28日 学事課長、学事課係長、
学校教育課長が当該中学校に出向き、
学校長と協議をいたしました
2月3日
学事課から、請願者に回答書及び「食物アレルギー対応の手引
き」の抜粋をFAXにて送付いたしました。これにつきましては、7ページ
から10ページに資料を付けております。
2月7日
請願者が来庁されました。学事課長、学事課係長、学校教育課
長が対応いたしました。FAXの内容での対応では納得できない旨をご主張
され、再度、請願書を提出されました。2月8日付の受け付けでございます。
11ページから14ページにお付けしております。
2月10日 当該中学校長が市役所に来庁しました。アレルギー対応につ
いて、来年度以降、学校として前向きに取り組むことの報告がありました。
2月16日 請願者に回答書をFAXにて送付いたしました。それを15
ページにお付けしております。
2月28日 当該中学校にて、請願者と学校長、学事課が話し合いを持ち
ました。請願者、学校長・教頭、学事課長、学事課係長が同席いたしました。
学校から、これまでの対応についての説明と配慮が至らなかった点について
のおわびを申し上げました。今後、できるところから学校全体で取り組んで
いくことを説明いたしまして、請願者の理解を得ました。請願の取り扱いに
―4―
つきましては、教育委員会で取り上げていただき、形として残してもらいた
い旨を請願者から要望されました。
次のページでございます。
3月18日 当該中学校にて、請願者と学校、学事課が再度話し合いを持
ちました。請願者、教頭、栄養教諭、養護教諭、学事課係長が同席いたしま
した。次年度以降のアレルギー対応に係る取り組みについて、同校の栄養教
諭等から請願者に説明を行い、理解を得ました。
請願への対応の結果でございますが、学校及び給食担当者との協議の中で
指導に努め、3月18日の話し合いにより、次年度以降のアレルギー対応の
取り組みについて、請願者の了解を得たところでございます。また、上記請
願への対応のとおり、回答書を送付したところでございます。回答書につき
ましては、先ほど説明しましたが、添付のとおりでございます。
添付資料は、先ほどご説明させていただきました請願書、学事課回答文、
請願書、学事課回答文ということで、時系列的にお付けしております。
以上でございます。
田辺委員長
ありがとうございました。
1月26日の教育委員会の協議会で一番最初にお話があった事案ですね。
それ以降の対応についてはご報告いただきましたが、何かご質問、ご意見が
おありでしょうか。
井上委員
私が思いますに、やはり最初の対応がまずかったんじゃないかなと思いま
す。保護者の立場に立って物事を考えていただいて、かたくなな、型にはま
ったような対応はしないでほしいと思いますし、学校側も真摯に対応してい
ただきたいと思います。
舛委員
前回の協議会でもご報告を受けましたけれども、除去食の必要な、どのお
子さまに対しましてもできる限りのことをしていただきますよう、どうぞよ
ろしくお願いいたします。
田辺委員長
もちろん、すべて100パーセントが要望どおりにできるというふうに
我々も思っておりませんけども、資料に付けていただきました7ページのア
レルギー対応についての文書を見ましても、やはり可能な限り個々の状況に
合わせて対応していく、プラス、そのことを正確にお伝えして理解していた
だくという努力をしなければいけないと書いてあるわけですが、恐らく、一
番最初のところでそのあたり、何か齟齬が起こってしまったんだろうと思い
ます。これは命にかかわることでもありますし、特に年齢的にもこれから育
っていくという、まさに若い人達相手ですから、十分、今後ご注意をしてい
ただく必要があると思います。
教育長、何かご意見はありますか。
伊達教育長
請願の趣旨の中で個別に、このことだけではなくて、請願者の意向として
は、アレルギー対応が必要なお子さんはたくさんいるわけですから、そうい
うところも含めて教育委員会できちっと対応してほしいということをおっし
ゃっているわけで、念のために確認しますけども、ほかの学校でもこういう
―5―
例がたくさんあって、それに対して対応はできているのかどうか、ちょっと
確認をしておきたいと思うのですが。
田辺委員長
新しい年度が始まったところですけども、昨年度の取り組みでも。
伊達教育長
昨年度の取り組みで結構です。
上木課長
昨年度と申しますか、2月時点で作成したものでございますが、小学校2
4校のうち15校で統一除去食以外の対応をしております。統一除去という
のは主食と牛乳と卵ですが、それ以外の対応をしているものが小学校で24
校中15校、中学校で12校中9校、養護学校で1校です。そういう状況で
す。
田辺委員長
それでは、今回は現場の学校では校長先生にかなり責任がゆだねられてい
るわけですから、このことを伝えていただいて、給食の担当者の方に校長先
生から教育的指示をしていただくということも、改めてちょっとお伝えいた
だいたら、
学年の初めですから、ちょうどいいきっかけになるかと思います。
ほかに何かございませんか、どうぞ。
竹内室長
今、ご指摘いただきましたことを十分わきまえまして、特に学校園の校園
長会もございますので、そういう場も利用させていただいて、今後とも除去
食対応ができるように、努めていきたいというように思っております。よろ
しくお願いいたします。
田辺委員長
全市全校で全部の児童、生徒数で、大変ですけれども、ぜひ、よろしくお
願いしたいと思います。本件につきましては、以上でよろしいでしょうか。
委員
田辺委員長
(異議なし)
それでは、次に、議案第13号
手当認定事務の市町への権限移譲に係る
県教育委員会規則の改正について県教育委員会に意見を申し出ることについ
て、これをお諮りしたいと思いますので、担当課からご説明をお願いいたし
ます。
西澤課長
議案第13号 手当認定事務の市町への権限移譲に係る県教育委員会規則
の改正について県教育委員会に意見を申し出ることについて、提案理由及び
その内容をご説明を申し上げます。
本件は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第55条第5項の規定
に基づき、兵庫県教育委員会から市教育委員会に対し、県費負担教職員に係
る手当認定事務の市町への権限移譲に係る県教育委員会規則の改正について
協議があったものであり、これについて回答するものです。
このたびの県教育委員会からの協議は、市町立学校県費負担教職員の手当
認定事務について、県から市町へ権限を移譲することを目的とした県の条例
の一部改正が行われたことを受け、県教育委員会が規則を見直すに当たり、
市教育委員会に意見を求める、というものです。規則改正の内容といたしま
しては、手当認定事務のうち住居手当の認定に関する事務について、事務の
簡素化及び効率化を図るため、各学校での認定が可能となるよう、規則の改
正を行うものです。
本市教育委員会としましては、先般の条例改正の提案につきましても、全
―6―
国的な地方分権化の流れや権限移譲の状況、また、学校現場において実質的
な負担増にならないことやその後の県の支援体制等を踏まえ、同意する旨を
市長を通じて県へ申し出たことから、このたびの規則改定につきましても同
意する旨、県教育委員会に回答しようとするものであります。なお、今回の
協議は住居手当に関するものであり、扶養手当、通勤手当については別途、
協議が行われる予定です。
以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
田辺委員長
いかがでしょうか。
これは特に、県のルールに沿った改正ということですから、ご提案のまま
でいいと思うんですけども、よろしいですか。
委員
田辺委員長
(異議なし)
それでは、特にご意見、ご質問がございませんので、議案第13号
手当
認定事務の市町への権限移譲に係る県教育委員会規則の改正について、兵庫
県教育委員会に意見を申し出ることについては原案のとおり可決するという
ことにしたいと思います。
本日の予定案件は以上2件でございますが、何か事務のほうから追加のご
報告、ご提案はございますか。
竹内室長
ございません。
田辺委員長
それでは、本日はこれで教育委員会を閉会したいと思います。
どうも、ありがとうございました。
───────────
閉会
午後
2時24分 ─────────────
―7―
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