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道徳研究 - 文溪堂
道徳研究 � 死���学� � ���� 毎日新聞記者 福岡賢正 がえないものとして光輝く。だから生き物たちは死 ﹁生﹂はいつか必ず終わりを迎える。そして﹁死﹂ が不可避であるがゆえに、生きている﹁今﹂がかけ のち﹂も浮かんでいるということも。 する連載を新聞に書いていた。交通事故で脳挫傷と ﹁いのち﹂の軽さがしきりに言われていた六年前、 なって死にかけた際、痛烈に﹁生﹂を実感したわた の瞬間まで懸命に生き、生き続けたいと願いながら、 ﹁ 死 ﹂ の 現 場 を 訪 ね て は、 そ こ で 感 じ た こ と を ル ポ しは、﹁生﹂をかけがえのないものとして慈しむには、 その﹁いのち﹂を次の﹁いのち﹂に受け渡す。だか * ﹁死﹂を直視することが不可欠と考えたからだ。 件に生き続けようとするように運命づけられてい る。それはわたしたち人間も例外ではない。 らこそ、それを受け取った﹁いのち﹂もまた、無条 不要なペットを殺処分する施設、家畜を肉にする 屠場、そして自殺した人々が残した遺書。巧妙に隠 されているこれらの﹁死 ﹂ の現場で取材を重ねるうち、 瞬間は神々しく、いつまでも立ち会っていたい気持 豚の繁殖施設で日々誕生する子豚たちは、生まれ た時から死ぬ日が決められている。それでも誕生の という。どんなに﹁死﹂を思い詰めても、 ﹁いのち﹂ 人は頭からは落ちず、無意識に足やお尻から落ちる がいた。死ぬために高い場所から飛び降りてもなお、 何度も何度も書きながら、一年以上生き続けた男性 鮮明に見えてきたもの、聞こえてきたものがある。 ちになる。母豚の乳房に吸い付き、人なつっこくか ホ ー ム レ ス と な っ て 困 窮 の ど ん 底 に あ り、 大 学 ノートに﹁もう終わります﹂と弟妹たちへの遺書を けよってくる子豚たちは、ほおずりしたくなるほど はなお最後まで生きようとしてあがくのだ。 *連載は、﹃隠された風景 死 ―の現場を歩く﹄︵南方新社︶とし て、単行本化されています。 から響いてくる、その声を信じたい。 ﹁ 生 き る こ と に 意 味 な ど 求 め な く て い い。 生 き う る 限 り、 生 き よ ﹂。 わ た し た ち の 耳 に、 魂 の 奥 深 く 愛らしい。 それらを見た後、成長した豚たちが屠場で肉とな る現場を目の当たりにすると、わたしたちが、あの キラキラと輝いていた﹁いのち﹂を食することで生 きていることを思い知る。その﹁いのち﹂もまた穀 物や魚粉などの無数の﹁いのち﹂によって維持され ており、そうした生命潮流の中に、わたしたちの﹁い コード 6-1547 1 ・病気に負けないでがんばっている ・どんなこともあきらめない。 人。 2「母とながめた一番星」を読み、 話し合う。 ○家を飛び出したときの恵子の気持 ・仲間外れにされて、ショック。 ちはどうだったか。 ・このまま死にたい。 □ 生命尊重の授業の難しさ�もどかしさ まず、ある五年生の授業の概要を紹介しよう。 ように、嫌なことがあったんだ。 ○若干の考察 授業はたんたんと進められ、子どもたちは真剣に 参加していたように思われた。子どもの反応も、ね らいに迫った内容である。しかし、3 ︵ 2︶ 生 命 尊重の学習として、はたして、子どもたち一人一人 の心に響いていたか、深く心を揺り動かされていた ○主題名 力強い生命 3 ︵2︶生命尊重 ○ねらい 生命を大切にして力強く生きようとする 心情を育てる。 かとなると、首を傾げざるを得なかったのである。 のではないことをおさえ ○自分も恵子のように力強く生きよ レビや新聞で知ったことで うと思ったことはあるか。 もよい。 心�響� 1「力強い命」を発表する。 ○資料名 母とながめた一番星︵学研︶ ○資料のあらすじ い。 ���� 母の喜びの気持ちをおさえ � � ��生命尊重�授業実践�� ・恵子が生まれたときの父 恵子はどんなことを感じたか。 中川の土手まで来たとき、追いかけてきた母に呼び 未知の事柄が分かった喜びにひたれる授業﹂といっ ている。 ・自分のことでなくて、テ てはいるが、建て前としての﹁かくあらねばならな う、 ﹁心に響き心が動く﹂ということであろう。 C1 わたしは、こんなに愛 されていたんだ。 先ほどのC1からC5の子どもの反応を振り返っ てみよう。C1、C2、C5の発言は、資料から読 C2 お母さんが命懸けで産 み取れる内容である。C3、C4は、ねらいに迫っ きよう。 C5 お母さんにも、自分の 生命尊重の指導の難しさがある。 い﹂というもので、 いまひとつ深まりがみられない。 いで、生きていこう。 C4 命を大切にして強く生 ﹁自分のこととしてとらえさせ、いかに子どもの 心を揺り動かすことができるか。 ﹂そこに、 3 ︵2︶ んでくれた。 C3 もう死ぬなんて考えな 3自分のことを振り返る。 高橋壯之 ○母から自分の誕生の話を聞いて、 道徳授業 自由に発表させる。 財団法人総合初等教育研究所室長 ・直感的に感じたことを、 なことを想像するか。 導 入 展 開 ○「力強い命」という言葉からどん 恵子は、学校で、親友の良子に無視された。帰宅 ジョン=ロック︵イギリスの哲学者、一六三二∼ したが、心配する母の声を背にして家を飛び出した。 一 七 〇 四 ︶ は、 ﹁ よ い 授 業 と は、 教 え 方 が 平 明 で、 止められ、恵子を産んだとき ・﹁あっ、そうか。﹂とあいづちを打つような新しい ・自分の経験と照らし合わせて納得する。あるいは はっきりする。 ・ 疑 問 に 思 っ て い た こ と、 漠 然 と し て い た こ と が、 気付きがある。 の苦労話を聞かされ、母の愛 を深く感じる。自分が心を痛 ・自分の命は自分だけのも めていたことが、小さなこと に思われてきた。 ○子どもの主な反応 る。 ・死のうなんて思って、ごめんなさ ・こんなに深く愛されていたんだ。 未経験でも、自分の生活に当てはめて考えて、 ﹁本 T 母から自分の誕生の話を 当にそうだ。 ﹂と思う。 聞いて、恵子はどんなことを 感じたか。 以上は、小学校学習指導要領の道徳の解説書でい る。 ・命を大切にして生きよう。 指導上の留意点 学習活動・発問、予想される児童の反応 2 ○心に響く道徳授業をつくる○ * � 2 年 生 の ど う と く � で は � 二 年 生 向 け の 漢 字 表 記 を し て い ま す � 石 井 梅 雄 ・ 作 / � 2 年 生 の ど う と く � � 文 溪 堂 � と つ ぶ や き ま し た 。 3 実 話 や 体 験 談 は 、 子 ど も た ち の 心 を 捉 え る の に 効 2 ・ 主 人 に ﹁ 今 ま で も 一 生 懸 命 生 き て き た じ ゃ な い 。 ﹂ 怖 を 感 じ た 。 ﹁ 本 当 に そ う だ な あ 。 ﹂ ﹁ み 海 ん や な プ の ー 意 ル で 見 を 泳 げ 聞 る き 。 な ﹂ が ら 、 し ょ う た 君 は 、 定 が 、 特 に 大 切 で あ る 。 命 に か か わ る 実 話 を 題 材 に 生 か す 同 じ 病 気 の 人 が 、 翌 日 亡 く な っ た 。 大 変 な 驚 き と 恐 た と き 、 ﹁ 元 気 ? 大 丈 夫 よ 。 ﹂ と 声 を か け て く れ た こ の よ う に 、 生 命 そ の も の を 捉 え ら れ る 資 料 の 選 ・ 骨 髄 移 植 を 受 け て 四 十 度 の 熱 を 出 し て 苦 し ん で い ﹁ お も し ろ い 本 が 読 め る 。 ﹂ ﹁ 大 好 き な サ ッ カ ー が で き る 。 ﹂ 取 り 、 生 命 の 大 切 さ を 考 え る こ と が で き る 。 い 、 涙 が ぽ ろ ぽ ろ 流 れ た 。 ﹁ お い し い ハ ン バ ー グ が 食 べ ら れ る 。 ﹂ 以 上 の よ う な 点 か ら 、 生 命 そ の も の を 身 近 に 感 じ ・ 髪 の 毛 を か き 上 げ た ら 、 バ サ リ と 全 部 抜 け て し ま ﹁ 先 生 の 話 が 聞 け る 。 ﹂ ﹁ 友 達 と 遊 べ る 。 ﹂ そ の う ち 、 い ろ い ろ な 意 見 が 出 て き ま し た 。 教 室 が 、 急 に 静 か に な り ま し た 。 ど ん な こ と を し て い る か な 。 ﹂ な こ と が で き る ん だ よ 。 さ て 、 心 臓 が 動 い て い る か ら 、 み ん な は 、 ﹁ こ う や っ て 、 心 臓 が 休 ま ず 動 い て い る か ら 、 人 間 は 、 い ろ い ろ に 捉 え さ せ る の で あ る 。 で 、 心 臓 の 鼓 動 が 生 命 の 源 で あ る こ と を 子 ど も た ち え の な さ を 際 立 た せ て い る 。 心 音 を 認 識 さ せ た う え え て ﹁ 死 ﹂ に も 言 及 す る こ と に よ っ て 、 命 の か け が 心 臓 が 三 分 間 停 止 す る と 死 ぬ こ と を 教 え て い る 。 あ な く な っ た 。 ・ 抗 ガ ン 剤 の 影 響 で 食 欲 が な く な り 、 何 も 食 べ ら れ ・ I さ ん は 、 急 性 骨 髄 性 白 血 病 に か か っ た 。 ○ お 話 の 概 要 ○ 資 料 ゲ ス ト テ ィ ー チ ャ ー 、 I さ ん の お 話 ﹁ 藤 み 力 ド あ 原 ん 強 キ っ 先 な い ッ 、 生 も 音 、 本 が 交 が ド 当 、 代 、 キ だ 話 で 耳 ッ 。 を 、 に 、 聞 始 心 伝 ド こ え め 臓 わ キ ま の っ ッ る し 音 て ・ 、 た を き ・ 聞 。 聞 ま ・ こ え き す ・ ま 。 ・ る 。 し ・ 。 不 た 思 。 議 な 音 が す る よ 。 ﹂ こ れ は 、 主 と し て 中 学 年 以 降 の ね ら い で は あ る が 、 知 り 、 力 強 く 生 き よ う と す る 心 情 を 育 て る 。 ﹁ ま と し し こ 言 た ょ れ っ 。 う を て 使 た 、 君 っ て か ば は 、 、 ん 先 心 か 臓 生 ら に の 聴 教 音 診 え を 器 て 聞 を 取 も い ら て り っ ご 出 て ら し 、 ん ま 胸 。 ﹂ し に た 聴 。 診 器 を 当 て て み に も ふ れ て い る 。 ③ 一 方 で 、 ﹁ 心 臓 が 止 ま る と 人 間 は 死 ぬ 。 ﹂ と 、 ﹁ 死 ﹂ れ る も の で あ る こ と に 気 づ か せ ら れ る 。 ○ ね ら い ○ 主 題 名 生 命 が か け が え の な い も の で あ る こ と を 命 か が や か せ て 先 生 の 授 業 で あ る 。 ︵ 小 学 校 五 年 生 ︶ 3 ︵ 2 ︶ 生 命 尊 重 楽 し み が あ り 、 そ れ ら は 生 き て い る か ら こ そ 感 じ ら 次 の 実 践 は 、 東 京 都 文 京 区 立 林 町 小 学 校 斉 藤 往 子 ﹁ こ こ に 、 い い も の が あ る よ 。 ﹂ 普 通 に 過 ご し て い る 日 常 の 暮 ら し の 中 に た く さ ん の が あ る 。 こ れ ら を 参 考 に し て 、 子 ど も た ち 個 々 に 、 十 年 六 月 三 十 日 中 央 教 育 審 議 会 答 申 ︶ う 。 ﹂ ︵ ﹁ 新 し い 時 代 を 拓 く 心 を 育 て る た め に ﹂ 平 成 ﹁ 先 先 生 生 は 、 、 命 に っ て っ こ 、 り ど う と し 笑 い た な ら が 分 ら か 、 る ん で す か 。 ﹂ 資 料 で は 、 ﹁ 友 達 と 遊 べ る ﹂ を は じ め 六 つ の 例 示 接 話 を 聞 く 機 会 を 設 け る こ と も 考 え ら れ て よ い だ ろ 命 の こ と が 気 に な っ て き て 、 先 生 に き い て み ま し た 。 そ の 話 を 聞 い て 、 し ょ う た く ん は 、 び っ く り し ま し た 。 自 分 の ・ 人 間 は 、 三 分 間 、 心 臓 が 止 ま っ て し ま っ た ら 、 死 ん で し ま う こ と 。 ・ 心 臓 は 、 一 日 に 、 一 万 回 近 く も 、 休 ま ず 動 い て い る こ と 。 ・ 命 に は 限 り が あ る こ と 。 ② 生 き て い る 日 常 の 喜 び に 気 づ く 。 も よ い 。 ︶ 動 き を 確 か め る こ と が で き る 。 ︵ 聴 診 器 を 使 用 し て 子 ど も た ち が 自 分 の 心 臓 の 辺 り に 手 を 当 て て 、 そ の 看 取 る ホ ス ピ ス 関 係 者 、 医 師 や 看 護 婦 な ど か ら 、 直 体 験 す る こ と な ど は 大 い に 意 義 が あ る 。 人 々 の 死 を 福 祉 施 設 や 病 院 を 訪 れ 、 介 護 活 動 を 自 分 の 目 で 見 、 に 生 き る か な ど に つ い て 考 え る 契 機 と し て 、 高 齢 者 が 、 と っ て お き の 話 を し て く れ ま し た 。 も う す ぐ プ ー ル が 始 ま る 、 あ る 日 の こ と で す 。 校 医 の 藤 原 先 生 一 日 に 十 一 万 回 、 一 分 間 で は 約 八 十 回 。 実 際 に 、 り や い た わ り 、 生 命 の 大 切 さ 、 限 り あ る 人 生 を い か 不 思 議 な 音 ① な 生 内 き 容 て が い 凝 るあ 縮 証か さ し を れ 、 て 心 い 臓 る の 。 鼓 動 で 実 感 す る 。 社 会 を 展 望 す る と 、 老 い や 死 に つ い て 考 え 、 思 い や 促 す 工 夫 を 各 学 校 に お 願 い し た い 。 こ れ か ら の 高 齢 1 資 料 選 び を 工 夫 す る こ の ﹁ ふ し ぎ な 音 ﹂ の 資 料 に は 、 次 の よ う な 大 切 ﹁ こ こ で 特 に 、 生 や 死 の 問 題 に つ い て 考 え る 体 験 を 果 的 で あ る 。 次 の 文 章 に 注 目 し た い 。 まされ、愛されて生きている。 ﹁これからも一緒だよ。﹂と励まされた。人間は、励 との尊さをIさんから学んだのである。子どもたち 深く捉えた。すなわち、人間の命の重さや生きるこ な学習の時間の入り口にするなどの工夫が特に大切 科で得た体験を生かすことや、道徳の時間を総合的 胎児とお母さんをつなぐへその緒を流れる血液は、 ﹁へその緒を流れているのはだれの血?﹂ 第一時 総合的な学習の時間︵養護教諭とのティー ムティーチング︶ ︻本実践のアウトライン︼ 各教科との見事なリンクである。 次に紹介する実践は、東京都大田区立東調布第一 小学校六年生の道徳の授業と総合的な学習の時間、 になる。 い今日、貴重な学びであったといえよう。 とること、死人の冷たさなどの実体験が消えて久し の生活の中から、看病や闘病、そして、末期の水を 生死の間をさまよって白血病と闘ってきたIさん の体験談は、子どもたちの心を深く捉えた。 ○子どもの主な反応 T 同室の人が亡くなったときのIさんの心の中は 生命尊重の指導では、命にかかわる実話を効果的 どんなだったの? に活用することの重要性を改めて指摘したい。 C1 こわい。 T 3 どうして? 総合的な学習の時間�各教科と道徳の時間 C1 昨日まで生きていて、元気だった人が、いき との有機的な関連を図る なり死んじゃった。 生命尊重の指導では、総合的な学習の時間、各教 死んじゃうのかなあ。 C2 不安になった。もしかすると、本当に自分も 仲良くして励ましてくれた人が死んじゃうなんて。 C3 悲しいし恐かったと思う。だって一緒にいて 自他の生命を大切にしようとする態度 このように、一様に、死の恐怖感や人間が実際に 死ぬということを、真剣に考えていた。 一般化の段階での子どもの発言やワークシートで は、次のように語っている。 ・今まで、死ぬということを軽く見ていた。 てあまり考えたことがなかったし、﹁生きる﹂こと 深める ・I さ ん の 話 を 聞 く ま で は、﹁ 生 き る ﹂ こ と に つ い 広げる をごく当たり前のことだと思っていた。 まとめる ・ わ た し は、︵ I さ ん に ︶ 目 の 前 で 話 し て も ら い、 追究する 命 の 大 切 さ が 分 か り ま し た。 生 き て い る と い う の 課題設定 は、いちばん幸せなことで、わたしは生まれてきて 課題の 吟味 総合的な学習(20 時間) 各教科・道徳 国語科⑥ 「生き物はつながりの 中に」 ○「へその緒に流れる血液はだれのもの」で 理科⑫ 生命の神秘にふれる。① 「動物のからだのはた ○保護者の手記を読み、自分たちの誕生につ らき」 いて考える。 ○世界の食糧事情について知る。① 道徳①(人命の尊重 飢えに苦しむ国の地図(ハンガーマップ) 3− (2)) 課題を見つけよう② 「この手に命を受けて ○命を脅かしているものにはどんなものがあ −国境なき医師団−」 るか考える。 ○人々が命を守るためにしている努力や願い について考える。 課題を決めよう① 理科⑦ ○命を脅かしているものや命を救っているも 「植物のからだのはた のの中から課題を設定する。 らき」 (グループの顔合わせ) ○活動計画を立て、活動に見通しをもつ。 追求しよう⑦ ○追求する □命を脅かすもの □命を救うもの ・食糧不足・貧困 ・赤十字 ・紛争・戦争 ・国境なき医師団 ・テロ・自然破壊 ・ユニセフ ・海洋汚染・大気汚染 ・医学の進歩 ・土壌汚染・森林伐採 ・再生医療 ・砂漠化・自然災害 ・ボランティア ・台風・水害・地震 ・医師 ・病気・薬物 ・看護師 ・アルコール・煙草 ・助産師 まとめよう⑤ ○追究したことをまとめる。 ○発表の準備をする。 まとめたことを伝えよう② ○調べて分かったことを発表する。 (保護者もリスナーとして参加) ・新聞・ポスター・テレビ番組・討論会 学習を振り返ろう① ○これまでの活動をポートフォリオファイル 道徳① にまとめる。 「小さな命を救え」 (3 ○これからできることについて考える。 − (2)) 「つながっている命Ⅱ」 出会う よかったと思いました。 この実践では、Iさんが生死の間をさまよいなが らも生き抜いてきた実際の話が、子どもたちの心を 第6学年1学期 総合的な学習 (案) 「つながっている命Ⅰ」 4 ﹁本当に 子どもが自分の命を捉える手がかりや、 そうだ﹂と実感できる内容があること。単に知的理 う二つの数字を板書し、前の数字が飢えに苦しむ国 に入った。展開後段の自分を振り返る段階でのワー 解を促すものや、実話だというだけでは、子どもの 活動を通して、胎児の生きることへの強い力やたく ましさを学ぶ。 とがあります。この言葉は、よくない言葉です。人 ・わたしは、よく﹁死ね﹂と言っている人を見るこ 心にせまれない。 お母さんのものなのか、胎児のものなのかを考える 第二時 総合的な学習の時間 ﹁飢えに苦しむ国の世界地図﹂ を傷つけ、 命に対して侮辱している言葉だからです。 2 百聞は一見に如かず︵何度も聞くより、一度実 際に見る方が勝る︶ の平均寿命、後が日本の平均寿命だと知らせ、資料 □ まとめにかえて 1 資料選定の重要性 ハンガーマップで、五秒に一人の子どもが、飢え からくる病気で命を落としていることを知った。涙 ちゅうで世話を忘れてしまい、枯れてしまいました。 ・わたしと弟とで、ビワを育てていたのですが、と クシートを二つ紹介しておく。 給食の食べ方を反省する子どもがいた。 と思いました。 そのとき、小さな命でも大切にしなくてはいけない 3 各教科や総合的な学習との有機的な関連 道徳の授業の本質は座学であり、いくら力説して も、言葉だけでは﹁命﹂の指導には限界がある。そ 切になる。 がら、捉えにくい命や死の問題と対峙することが大 授業に参加してもらい、子どもに最も大切でありな うな方や、医師、消防官など人命救助に携わる方に 二つ目の実践では、病気を克服されているIさん を、ゲストティーチャーとして招いている。そのよ ぐむ子ども、日本の状況との違いに驚き自分たちの 第三時 道徳の時間︵大平雅代先生実践︶ 第四�六時 総合的な学習の時間 ○ねらい かけがえのない生命を大切にし、自他の 生命を尊重しようとする心情を育てる。 ・戦争と曾祖父母の体験・国境なき医師団の活動 ○資料名 ﹁この手に命を受けて 国境なき医師団﹂ ﹁課題の設定﹂ ︶ 百二十人の子どもたちは、実に四十五もの課題を ︵出典 文溪堂﹃6年生の道徳﹄ ○資料のあらすじ 設定し、具体的な活動に積極的に取り組んだ。 田村美里さんが国境なき医師団としてブルンジの 病院に勤務していたときの話。双子を妊娠した妊婦 が病院に連れてこられた。一人目はすでに出産した 掘り起こして、 各教科や総合的な学習が行われれば、 こで、各教科や総合的な学習の時間とリンクさせる そこで学んだ実学が、道徳の授業に大きくプラスさ と、より効果的である。子どもの問題意識を十分に ・病気の予防 ・身近なボランティア活動 このようなテーマでの追求を通して、人命を守った ・世界の飢餓と貧困 ・エイズ ・骨髄バンク ・臓器移植 ・病気と医療 ・発熱する病気 り、救ったりする活動が地球上の各地で行われてい れる。 が、もう一人が生まれてこない。そんな中、至急帝 い無事赤ちゃんを取りあげた。一方、双子のもう一 さんは、最初の妊婦を心配しながら、手術に立ち会 ることを知った。 王切開を必要とする別の妊婦が運び込まれた。田村 人も生まれようとしていた。田村さんは妊婦を励ま を上げない。赤ちゃんは、産声とともに呼吸を始め るので、このままでは死んでしまう。田村さんは必 である。 死に手当をし、赤ちゃんは命をふきかえした。 それらの体験や学習を生かして、単元の終わりに 導入で赤ちゃんの心音を聞かせて、授業への興味・ ﹁小さな命を救え﹂︵学校図書、一部改作︶の道徳の 関心を高めた。次に﹁四〇・八﹂と﹁八一・九﹂とい 授業を実施したことを付記しておく。 となる生命尊重の授業の探求が、これからも継続さ れなければならない。 5 し、なんとか出産する。ところが、赤ちゃんは産声 そして、さまざまな角度からの活動を通して、命 いじめ、暴行、殺人、自殺⋮⋮、子どもたちの間 の大切さや、生命のかけがえのなさを学び取ったの でも悲惨な事件があとを絶たない。それらの防波堤 ○心に響く道徳授業をつくる○ い こ と を も 乗 り 越 え て 生 き よ う と す る た く ま 本 資 料 は � 実 話 を も と に 書 か れ た 話 を � 道 大 切 に す る た め に � 時 に は つ ら い こ と や 苦 し ③ 資 料 の 活 用 と 指 導 の ポ イ ン ト う え で � 親 や 祖 先 か ら 授 か � た 自 分 の 生 命 を を 尊 重 す る こ と と し て と ら え さ せ た い � そ の し て の 存 在 意 義 を 追 求 し � 自 他 の 人 格 ・ 個 性 命 と し て の 尊 重 だ け で は な い � 一 人 の 人 間 と を は ぐ く ん で き て い る � 交 流 し � 豊 か な 体 験 を 通 し て � 生 命 尊 重 の 心 の 時 間 で は � 体 の 不 自 由 な 養 護 学 校 の 友 達 と し か し な が ら � 生 命 尊 重 は � 単 に 生 物 的 生 大 切 さ を 理 解 し た り し て き た � 総 合 的 な 学 習 る 必 要 が あ る � た り � 社 会 科 や 国 語 の 学 習 を 通 し て � 平 和 の も に � 生 き て い る こ と へ の 感 謝 の 念 を も た せ い か に 自 分 の 命 を 守 る か と い う こ と を 体 験 し け れ ば な ら な い � 自 他 の 生 命 を 尊 重 す る と と 他 教 科 で の 学 習 で は � 着 衣 水 泳 を 実 施 し て � ① � � 主 題 設 定 � 理 由 主 題 名 か け が え の な い も の と し て � 深 く 認 識 さ せ な 分 の 命 は � 自 分 だ け の も の で は な く � ま た � た り し て � 命 の 大 切 さ に つ い て 考 え て き た � � ブ ラ � ク ジ � � ク � の 内 容 に つ い て 話 し 合 � 回 生 き た 猫 � の 読 み 聞 か せ を 行 � た り � 漫 画 ら � 命 の 大 切 さ を 学 ん で い る � ま た � 1 0 0 万 を 築 き 子 ど も が 生 ま れ て く る � と い う 資 料 か が 一 生 懸 命 に 努 力 し � そ の 結 果 � 幸 せ な 家 庭 が で き る よ う に し て い き た い � 止 め さ せ � 生 命 の 重 さ ・ 尊 さ を と ら え る こ と こ と に よ り � 生 き る こ と の 意 味 を 真 剣 に 受 け 生 き よ う と す る 光 祐 君 の 気 持 ち を 考 え さ せ る そ し て � 死 へ の 不 安 と 闘 い な が ら も � 精 一 杯 生 命 の 尊 重 は � 人 間 尊 重 の 基 盤 で あ る � 自 ね ら い と す る 価 値 精 い � ぱ い 生 き る 谷 中 田 正 児 童 は � こ れ ま で � � 片 腕 を 失 く し た 若 者 話 を 聞 く こ と が で き る � こ と を 挙 げ て い る � な 資 料 を 読 む こ と が で き る � � 識 さ せ な が ら � 資 料 へ と 引 き 込 ん で い き た い � づ か せ た い � 自 分 た ち の 体 験 と の 関 連 性 を 意 て て き た ア サ ガ オ と 同 じ 花 だ と い う こ と に 気 が 好 き だ と 答 え て い る � 理 由 教 と 師 し や て � 友 � 達 色 の 々 サ ガ オ の 写 真 を 提 示 し � 自 分 た ち が 春 か ら 育 出 典 福 島 県 い わ き 市 立 平 第 四 小 学 校 二 十 八 名 中 二 十 一 名 の 児 童 が � 道 徳 の 授 業 指 導 に あ た � て は � 光 祐 君 が 育 て た 命 の ア 文 溪 堂 発 行 � 5 年 生 の 道 徳 � ② る ん と と ら え さ せ な け れ ば な ら な い � 児 童 の 実 態 る 資 料 で あ る � ﹁ 5 命 年 生 の ア 精 サ い � ガ ぱ オ い 生 ﹂ き か ら � か け が え の な い 命 の 大 切 さ を 感 得 さ せ に は 必 ず 死 が あ る � と い う 現 実 の 重 さ を き ち ま た � 死 は 受 け 入 れ が た い が � 生 あ る も の と い 春 � � 治 に 療 突 光 に 然 祐 耐 白 君 え 血 を � 病 必 精 と 死 い 宣 に � 告 支 ぱ さ い え 生 れ る き た お よ 光 母 う 祐 さ と 君 ん す が の る � 姿 姿 つ ら � � し さ を 身 に つ け さ せ な け れ ば な ら な い � 徳 の 授 業 用 に ま と め た も の で あ る � � 五 歳 の 6 実践例 3 − (2) 生命尊重 3 ねらい ゲストティーチャーとの交流を通して、かけがえのない命を大切にし、精いっぱい生きよう とする態度を養う。 4 指導過程 段階 学習活動 ○主な発問 予想される児童の反応 ○指導上の手だて ◇留意点 □見取りの視点 気 づ く と ら え る 1.資料の挿絵を見て話し合う。 ○これは、何の写真ですか。 ・ぼくたちの育ててきたアサガ ○自分たちの育ててきたアサガオが、こ オだ。 れから学習する資料にも出てくることを 知らせ、自分たちの体験と本時の授業の つながりを意識させる。 ○白血病という病気を知ってい ・死んでしまうような重い病気 ますか。 なのかなぁ。 2.「命のアサガオ」を読んで、 ○教育講演会で「命のアサガオ」の映画 登場人物の気持ちを考える。 を見た児童は、その時のことを想起しな がら読むようにさせる。 ○光祐君のことで心に残ったこ ・ 「ぼく・・もうすぐ死ぬのか ○心に残ったことを発表させ、そのこと とは、どんなことでしょう。 なぁ」と言ったところ について話し合いを進めることで、問題 ・コシヒカリが死んでしまった 解決的な学習を進めていくようにする。 と き、 光 祐 君 は ど う 思 っ た か ◇人物の心情を問いかけ、そのつぶやき なぁ。 や表情をとらえながら話し合いをさせる ことで、子どもの思いを引き出す。 ○お母さんのことで心に残った ことは、どんなことでしょう。 ・お母さんは、光祐君を大切に 思っているんだなぁ。 ・お母さんは、どんな気持ちで 光祐君をはげましたのかなぁ。 ○お母さんは、どんな思いで光 ○光祐君のお母さんの丹後まみこさんを 祐君のことをはげましたので ゲストティーチャーとして招き、対話型 しょう。 の学習を行うことにより、お母さんの複 雑な心境をとらえさせる。 見つめる □光祐君やお母さんの気持ちを感じ取り、 自分の思いを意欲的に表そうとしているか。 3.親と一緒に写っている自分 ・生命のかけがえのなさについ □生命のかけがえのなさについて、自分 の幼いころの写真を見て、感じ て、いろいろ感じたよ。 なりにまとめようとしているか。 たことをノートに書く。 ・やっぱり命はつながっている んだなぁ。 広げる 7 4.光祐君の母親の話を聞く。 ・授業だけで分からなかった光 ○授業後のフレンドリータイムを活用し、 祐君の気持ちや家族の様子がよ 光祐君のお母さんから、命のアサガオに く分かったよ。 寄せる思いを説話として聞くようにする。 ありますか� のではないから大丈夫�海や山で遭難して助 C 光祐君の病気が白 血 病 だ と 知 � た と き� GT � 薬 を 飲 む の は つ ら い よ ね� で も � 治 し て く れ る の は� こ れ し か な い の だ か ら�� か�た人もいるでし�う��と答えました� ① 授業の記録 導入�命のアサガオの写真を提示した後に� どう思いましたか� と言いました�最後は�泣き疲れて飲んでく T 光祐君のお母さん に 聞 いて み た いこ と は T この写真を見て�何か気づくことはあり ませんか� 光 祐 君 の お 母 さ ん� 以 れました�わたしは�お医者さんを信じるし � 指導�実際 C 教室の外のベランダで育てていたアサガ オと同じだ� 下 GT � ドラマで知� て い た け れ ど� 目 の 前 かありませんでした� C 苦しが�ているとき�どのようになぐさ めてあげましたか� T 白血病という病気を知�ていますか�白 血病になるとどうな�てしまうか知�ていま がま�白にな�たよう C ア サ ガ オ の 種 は� 今 も お 母 さ ん の 手 に 残�ていますか� � 光 祐 君 の お 母 さ ん の写 真を 提 示 し た 後 に � C 光祐君が��死ぬのかな���ときいたと き�どう思いましたか� T お母さんのことで�心に残�たことから� きいてみたいことはありませんか� 込んでぐ�たりして元気になれませんでした� した�でも�抗ガン剤を入れられると�落ち GT ゲ�ムが大好きで�ゲ�ムボ�イやお 絵かきをしたり�カ�ドで遊んだりしていま C 光祐君は�学校に行けないとき�どうし ていましたか� る写真を見ながら�価値の一般化を図る�� �こ の後� 自分 の幼いこ ろ�家族と 一緒に写 い�光祐のことを知�てもらい�一人一人が にと�て�いやしの時間でした�そしてある とおし�べりをしているようでした�わたし えたのです�アサガオを育てている間�光祐 た�でも捨てられませんでした�アサガオの うな�てしまうのだろうと思いました� な�血の気が引いたような気持ち�光祐はど すか� C 血液のガン� T 光 祐 君 の お 母 さ ん は� こ う い う 方 で す � 何か気づいたことありますか� GT じ � と わ た し の 顔 を 見 て� 死 ぬ の か な��と き いて き ま し た� 病 気だ けで な く� GT はい�死んだ年の秋にとれました�そ れ ま で� 草 花 を 育 て た り は で き ま せ ん で し C あそこに立�ている人がそうかな�� 得体の知れない�死�とも闘�ているのだと ② ゲストテ��チ��について ○事前の打ち合わせ C 死んでしまうかもしれない� 展開�資料�命のアサガオ�の読み聞かせ� T 今日は�光祐君や光祐君のお母さんのこ とで聞きたいことを�お母さんに直接聞きな 気づきました�その不安を取り除かなければ C 運動会でビリにな�ても�一生懸命に走 る姿が心に残�た� C 一度あきらめそうにな�たけれど�家族 に支えられ精い�ぱい生きる姿に感動した� � 命 の ア サ ガ オ � を 活 用 し て� 生 命 尊 重 の 命について考えてくれたらと思いました� 時ひらめいて�骨髄バンクの方に広めてもら 種を捨てるのは�光祐を捨てるのと同じに思 がら�話し合いを進めていきます� と 思 い�� 人 間 �て� そ んな に 簡 単 に 死 ぬも T 光祐君のことで�どんなことが心に残り ましたか� �少し考える時間をと�た後に� 8 授業を構想するにあた�て�光祐君の母親で なりました� ネ�タ�役を務めるという形式をとることと ガオによせる思いや光祐君との闘病生活の様 めの活動を行�たりする時間�で�命のアサ 子�生きることの大切さについて�お話をい を�子どもたちは目に涙を浮かべながら聞い ただきました�十五分の予定を十分近くオ� 本学 級の 児童は�道徳の 時間だけで な く� 教育活動全体を通して�命を大切にする心を ていました�わたしも�深く考えさせられる バ�しながらも�真剣に語るまみこさんの話 はぐくむため�様々な学習を行�てきました� ③ 本時の考察 ある丹後まみこさんをゲストテ��チ��と して招いて授業ができないかと考え�電話連 絡をし�快諾をいただきました�授業の指導 案などは�事前に送付し�夏休みを利用して� 新潟にある光祐君の家庭を訪れ�打ち合わせ を行いました� 態度が養われてきています�しかし�この実 内容でした� わたし自身が�光祐君の家にお伺いし�今 なお感じる光祐君のにおいに触れ�育てられ 践を通して�まみこさんから命の大切さにつ その結果�生命尊重について�道徳的心情・ ている命のアサガオを見たことで�光祐君の いて 話を お 聞き したこ とで��死 �と いうも ました�光 祐君の写 真を 図工室で 見ました� 思いを子どもたちに伝えたいという気持ちが ④ 事後指導 授業後に�まみこさんにお礼の手紙を書き ました�次のような内容です� 価値の一般化を図る場面で�児童は�ワ� ク シ � ト に 次 の よ う な 感 想 を 書 い て い ま す� 病院のベ�ドでVサインをする光祐君は�と のを現実としてとらえ�かけがえのない命の �命の大切さを も �と 他の人に知ら せ たいと ても幸せそうでした�命のアサガオは�教室 高まりました� 思 い ま し た�ぼ くは�� 死 �と いう も のを 感 のベラ ン ダで 日直が 毎日�水を あげ ました� 大切さを考えるよい機会となりました� じ た こ と が 一 度 も あ り ま せ ん で し た� お じ いちばん最初に採れた種は�とても大きくき ○活用の段階・方法について しかし�せ�かく来ていただくのに�それ だけでは��と思い�展開前段の場面から登 いち�ん�おばあち�ん�お母さん�お父さ れいな色をしていました�丹後さんが授業で �丹後さんへ 十 月 十 三 日 の 研 究 授 業 で は� いろいろと教えていただきありがとうござい 場していただき�子どもたちと対話形式で授 ん�そしてひいばあち�ん�みんな生きてい 涙を流しながら光祐君の話をしてくださ�た 当初は�授業を六十分に設定し�柔軟な指 導過程を組むことで�終末段階で丹後まみこ 業を進めることが�よりねらいにせまる活用 ます�ぼくは�光祐君の分まで生きたいと思 ことを�わたしはこれからも忘れません�� さんに説話を して いただこ うと 考え ました� 法だと思いました� います�� みこさんと子どもたちの話し合いのコ�デ� る質問内容などを事前に説明し�わたしがま とても不安な様子でした�そこで�想定され が� 対 話 形 式 の 授 業 は 初 め て と い う こ と で � たり�望ましい学級集団づくりをはぐくむた 位置づけられた�命を大切にする活動を行� て�授業後のフレンドリ�タイム�日課表に また�本時では�児童との対話だけでは語 りきれないまみこさんの思いを伝える場とし と話をしていました� 生に読み聞かせして�種をプレゼントしたい に な � た ら� � 命 の ア サ ガオ � の 絵 本を 一 年 また�学級で育てた命のアサガオの種をと りながら�子どもたちは�自分たちが六年生 9 まみこさんは�PTAなど様々な団体に招 かれ�講演活動を行�ているとのことでした 実践例 3 − (2) 生命尊重 ば ら し さ を 感 じ 取 ら せ た い � ち に � 互 い に 手 を 取 り 合 � て 生 き る こ と の す 尽 く そ う と す る 人 々 の 姿 を 通 し て � 子 ど も た る こ と が で き た � と い う 内 容 で あ る � 村 さ ん の お か げ で � 赤 ち � ん は 命 を と り と め 上 げ な い � 必 死 に 赤 ち � ん の 背 中 を こ す る 田 た 分 で 聞 い の の く � 命 生 こ を 活 と 支 の に え 中 よ て で � も � て ら た � � く 自 て さ 分 き ん が た の 生 こ 人 ま と 々 れ を や て 感 家 か じ 族 ら さ に 今 せ 自 ま て 赤 ち � ん を 産 む こ と が で き た 教 師 の 説 話 を 母 親 と 同 じ よ う に � 医 師 や 看 護 師 に 支 え ら れ 本 学 級 の 児 童 は � 命 は 大 切 な も の で あ る こ 田 村 さ ん の 気 持 ち に 共 感 さ せ る こ と で � 命 の ② 児 童 の 実 態 や お 母 さ ん の 命 を 必 死 で 助 け よ う と 奮 闘 す る 厳 し い 環 境 の 中 で � 生 ま れ て く る 赤 ち � ん 自 分 が 苦 し い 思 い を し て も � 相 手 の た め に 人 の 赤 ち � ん も ど う に か 生 ま れ る が � 産 声 を あ た た め る 段 階 で � 本 時 の 資 料 に 出 て く る う こ と が で き る の で あ る � め 合 う こ と が で き � 喜 び や 悲 し み を 分 か ち 合 中 で の 人 と 人 と の 共 生 に よ � て � お 互 い を 高 け ら れ 支 え ら れ な が ら 生 活 し て い る � 集 団 の れ て い る � 家 族 � 友 達 � 地 域 の 人 々 な ど に 助 共 に 無 事 に 出 産 す る � そ の 後 � 双 子 の も う 一 村 さ ん だ が � ま ず は � 帝 王 切 開 を 行 い � 母 子 れ て き た � ど ち ら の 患 者 も 助 け た い と 思 う 田 そ こ へ 至 急 帝 王 切 開 が 必 要 な 妊 婦 が 運 び 込 ま こ と に 気 付 か せ た い � を 与 え ら れ � お 互 い に 支 え 合 � て 生 き て い る け で な く � ブ ル ン ジ の 人 々 か ら 喜 び や 充 実 感 村 さ ん は ブ ル ン ジ の 人 々 の 命 を 支 え て い る だ が れ る � 二 た � � 双 人 一 子 目 人 を は 目 妊 出 の 娠 て し こ 赤 ち な � た 妊 い ん 婦 � は が 心 � 音 無 病 院 も に 聞 事 に 連 こ れ 出 え て な 産 こ し い た ら � こ 考 と え 中 で を 心 � 書 発 考 か 問 え せ で を た は 広 後 � め に ワ さ � � せ ダ ク て イ シ い ア � く ロ ト � グ に そ 学 自 し 習 分 て を な � 行 り 田 う の わ た し た ち の 命 は � 多 く の 命 の 中 で 支 え ら ① � � 主 題 設 定 � 理 由 主 題 名 ね ら い と す る 価 値 ん が ブ ル ン ジ で 体 験 し た こ と が 描 か れ て い 解 さ せ � 田 村 さ ん の 思 い や 生 き 方 に 迫 り た い � 支 え 合 う 命 本 資 料 に は � 国 境 な き 医 師 団 の 田 村 美 里 さ ブ ル ン ジ や 国 境 な き 医 師 団 の 活 動 の 様 子 を 理 江 崎 真 理 子 ③ 資 料 に つ い て が ら 資 料 を 読 み 進 め た り す る こ と に よ � て � 世 界 地 図 や 写 真 を 見 せ た り � 説 明 を 加 え な 佐 賀 県 佐 賀 市 立 諸 富 北 小 学 校 出 典 文 溪 堂 発 行 � 6 年 生 の 道 徳 � 国 境 な き 医 師 団 ﹂ か 考 え 始 め て い る � 心 を も ち � 自 分 た ち に は ど ん な こ と が で き る そ し て � 世 界 の 子 ど も た ち の 現 状 や 問 題 に 関 ど も た ち が 大 勢 い る こ と を 知 り � 驚 い て い た � 他 の 命 を 尊 重 し よ う と す る 心 情 を 育 て た い � 命 の 中 で 支 え ら れ て い る こ と に 気 付 か せ � 自 の 姿 に 共 感 さ せ る こ と に よ � て � 命 が 多 く の せ � 世 界 の 人 々 の た め に 活 動 す る 団 体 や 人 々 る 中 で � 戦 争 や 災 害 の た め � 苦 し ん で い る 子 道 徳 の 時 間 と 総 合 的 な 学 習 の 時 間 を 関 連 さ ビ デ オ な ど で � 世 界 の 国 々 の 様 子 を 見 聞 き す ④ 指 導 に つ い て ﹁ 6 こ 年 生 の 手 支 に え 合 命 う を 命 受 け て � と 死 総 ぬ は 合 � � 的 と 頭 で な 学 い は う よ 習 の 言 く 理 時 葉 を 解 間 に 安 し � 易 て イ に い ン 使 る が タ う こ � と � 日 ネ が 常 � あ で ト や る は � � 深 く 考 え さ せ る こ と が で き る 資 料 で あ る � か け が え の な さ � 支 え ら れ て い る 命 に つ い て 10 実践例 3 − (2) 生命尊重 3 ねらい 命は、多くの命の中で支えられていることに気付き、自他の命を尊重しようとする心情を育 てる。 4 指導過程 段階 学習活動 ○主な発問 予想される児童の反応 教師の支援(●ねらいとする価値の高まってい ない児童への手だて) 気 づ く つ か む ふかめる 見つめる あたためる 1 今までの総合的な学習の時 ○総合的な学習の時間に学習したことの 間を振り返る。 中で、命にかかわるキーワードを紹介し、 ○ 3 秒 に 1 人 と は、 何 の こ と ・世界の子どもたちが3秒に1 ブルンジが同様の問題を抱えていること だったでしょう。 人亡くなっている。 を知らせる。 2 資料を読んで、田村さんの ○資料を読みながら、世界地図や写真を ことを話し合う。 見せ、ブルンジの状況や国境なき医師団 ○田村さんは、どんな気持ちで、 ・この国の人たちの役に少しで の活動について簡単に説明する。 ブルンジに来たのでしょう。 も立ちたい。 ○困っている人々の命を助けたいという ・医師も看護師も足りないから、 強い意志に気付かせ、田村さんの生き方 わたしが行ってあげたい。 や思いに迫らせる。 ・いやだ。あきらめない。 ○田村さんの言動を手がかりに、お腹の ○「もう死んでいるわ」 「あき らめなさい」と言われたとき、 ・絶対に助けたい。 中の赤ちゃんを大切に思う田村さんの気 田村さんはどんな気持ちだった ・無事に産まれてきて。 持ちに共感させる。 ○田村さんは、どんな気持ちで ・がんばって、息をして。 ○ゆっくり範読し、赤ちゃんの命をなん 赤ちゃんの背中をこすったで ・絶対に助けたい。 としても助けたい田村さんの気持ちに共 しょう。 ・産声をあげて。 感させ、ねらいとする価値につなげる。 ◎赤ちゃんが助かったとき、田 ・助かってよかった。 ○ワークシートに自分なりの考えを書か 村さんはどう思ったでしょう。 ・お母さん、よかったね。 せた後、ダイアログ学習で、考えを広める。 でしょう。 ・元気に育ってね。 3 今までの自分を振り返り、 ●総合的な学習の時間の写真やワーク 命について話し合う。 シートを教室に掲示しておき、今までの ○今までの自分を振り返って、 ・命はとても大切なもの。 命について考えてみましょう。 4 教師の説話を聞く。 学習を思い出させる。 ・命は支えられている。 ○教師の説話を聞くことで、自分の命も 他の人々の命も大切にしたいという気持 ちをもたせたい。 11 ていく� � が ら� メ モ し 意見交換しな C �友達と C �ワ�クシ�トに書く�� T 発表してください� クシ�トに書きまし�う� して� 命についてどんなことを考えたか�ワ� での自分の生活や学習してきたことを思い出 たことが�たくさん掲示されています�今ま C 命は�いろいろな人の助けや支えがあ� C わたしもお母さんががんば�たから生ま れることができたと分か�た� 思�た� C 自分の命だけを 大切にす るので はな く� 周りの人の命も大切にしないといけないと C 命はとても大切なもの� T で は� 赤 ち� んが 助か � たと き の 田 村さんの気持 ち を 発 表 して ください� C 命を救うことができてよか�た� C あき ら め な くて よ か � � 指導�実際 たな� ① 授業の記録 ■ふかめる段階 T この教室には�国語・総合的な学習・道 徳・朝の時間に�命について考え学習してき ■見つめる段階 T 赤ち�んの命が助か�て�田村さんもお 母さんもとてもうれしそうです� C この国に来てよか�た� C みんなのために役に立�てうれしい� C 命�てすばらしい� T 今まで出た考えと少し違う人�発表して ください� C これからも元気に育�てね� C 赤ち�んもお母さんもよくがんば�たね� C お母さんが喜んでくれてうれしい� T 赤ち�んがようやく助かりました�この とき�田村さんはどう思�たでし�う�ワ� クシ�トに書きまし�う� � C �ワ�クシ�トに書く� T �お母さんの気持ちにふれている児童や� みんなと違うことを書いている児童をチ�� クする� � T 席を離れて自由に�友達の考えを聞きま し�う�自分と同じだな�違うなと比べなが ら聞いてください�自分と違う考えの友達を 見つけたら�ワ�クシ�トに短く書きまし�う� 12 て生まれてくるものだと分か�た� も�て話し合いに参加できるように�ワ�ク し 合 い で は� 児 童 一 人 一 人 が 自 分 の 考 え を T みんな�命の大切さや�自分の命が周り の人たちに支えられているなあと感じてくれ 設けた�書くことによ�て�自分の考えを整 ワ�クシ�トに友達の考えを書くスペ�スも シ�トに書く活動を取り入れた�また�友達 C 命は�たくさんの人に愛されて大切にさ れて生まれてくる� たようです�これからも命について考えてい 理することができ�ダイアログ学習にすすん の考えを もと に自分の考えを 広げ るために� きまし�う� で参加することができた� ○ダイアログ学習について 道徳の時間と関連させて学習を進めた�まず� のためにでき ること �と いう 単元を 設定し� 六 年 生で は� 総 合 的な学 習 の 時間 に�� 平 和 本校では�総合単元的な道徳学習による生 命尊 重の指導法について 研究を 行�て いる� とで�ダイアログ学習に移るときも�スム� また�机をはずし椅子のみで授業を行�たこ も�たり�考えを広げたりすることができた� 意 見 を 積 極 的 に 聞 き� 自 分 の 意 見 に 自 信 を ログ学習を行うことによ�て�児童は友達の ②本時の考察 ○総合的な学習の時間との関連について 道徳の時間に�命のかけがえのなさについて ズに移動ができた� ダイアログ学習とは�児童相互の自由な話 し合いによる意見交換のことである�ダイア 考える授業を行�た�その後�総合的な学習 の時間に� 世界の人々の生活を調べさせ�様々 活動する人々の姿に共感させ�自分の生活を の時間と道徳の時間に�世界の人々のために ビデオ・写真を交えて分かりやすく話してい トテ��チ��に迎えた�クイズ・ゲ�ム・ 本時の道徳の授業を行う前に�総合的な学 習の時間に�ユニセフ佐賀県支部の方をゲス た�児童は�道徳の時間や総合的な学習の時 課題として�インタ�ネ�トや本で調べさせ 団体について�も�と知りたいことを個人の 総合的な学習の時間に�世界の国々の様々 な問題や�平和のために活動している人々や ④事後指導 振り返り� � 自分の命が 周りの人々 に支えら ただいた�自分たちの想像以上に厳しい世界 間に考えた命や平和への思いをもとに�世界 ③事前指導 れて いる� �自分の命も他の人の命も大切に の子どもたちの現状にふれ�それらは自分た の子どもたちのため�平和のために�自分た な問題によ�て大切な命が数多く失われてい したい� という気持ちを高めることができた� ちの生活や命と深くかかわ�ていることに気 る現実に気付かせた�そして�総合的な学習 ○ワ�クシ�トについて ちにできることを真剣に考えていた� 13 付くことができた� � ふ か め る � 段 階 と� 見 つ め る � 段 階 の 話 実践例 3 − (2) 生命尊重 生命尊重�学�本 写真/伊藤泰寛 発行/ポプラ社 ﹃からすたろう﹄作・絵/八島太郎 発行/偕成社 ﹃しらんぷり﹄作/梅田俊作、梅田佳子 絵/梅田佳子 発行/ポプラ社 ﹃はせがわくんきらいや﹄作・絵/長谷川集平 発行/温羅書房 ●苦しむ人たちとともに ﹃ゆたかな命のために﹄作/甲斐裕美 発行/偕成社 ﹃ぼくたちの生きる理由﹄作/今西乃子 発行/ポプラ社 ﹃ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間﹄ 作/菅谷昭 発行/ポプラ社 絵/マイケル・グレイニエツ 発行/教育画劇 ﹃マザー・テレサ かぎりない愛の奉仕﹄作/沖守弘 発行/くもん出版 ﹃約束の国への長い旅﹄作/篠輝久 発行/リブリオ出版 ●命の輝き ﹃いのちのいろえんぴつ﹄ 作/こやま峰子 ﹃はしれ江ノ電ひかりのなかへ﹄ 作/金子章 絵/渡辺有一 発行/PHP研究所 ﹃アシェリー﹄作/アシェリー・ヘギ 発行/フジテレビ出版 ﹃仲間と。がんと向きあう子どもたち﹄ 編/がんの子供を守る会 発行/岩崎書店 ﹃いのちのリレー﹄作/川久保美紀 発行/ポプラ社 ﹃エイズと闘った少年の記録﹄作/ライアン・ホワイト 発行/ポプラ社 ﹃ぼくがあかちゃんだったとき﹄作・絵/浜田桂子 発行/教育画劇 ﹃おおきくなるっていうことは﹄ 作/中川ひろたか 絵/村上康成 発行/童心社 作/岸川悦子 発行/ポプラ社 ﹃100万回生きたねこ﹄作・絵/佐野洋子 発行/講談社 ●人生について考えるヒント ﹃ユウキ 世界で8番目のたたかいに勝った男の物語﹄ ﹃海くん、おはよう﹄作/西原理乃 発行/新日本出版社 ﹃生きてます、15歳。 ﹄作/井上美由紀 発行/ポプラ社 ﹃ハッピーバースデー﹄作/青木和雄 絵/加藤美紀 発行/金の星社 作/レイフ・クリスチャンソン 絵/ディック・ステンベリ 発行/岩崎書店 ﹃ぼくはここにいる﹄作/さなともこ 絵/かみやしん 発行/講談社 ﹃わたしのせいじゃない﹄ ﹃わたしのいもうと﹄作/松谷みよ子 絵/味戸ケイコ 発行/偕成社 ●﹁いじめ﹂とはどういうことか ﹃ぼくのいのち﹄作/細谷亮太 絵/永井泰子 発行/岩崎書店 ﹃だいじょうぶだいじょうぶ﹄作・絵/いとうひろし 発行/講談社 ●成長を考える ﹃いのちはみえるよ﹄作/及川和男 絵/長野ヒデ子 発行/岩崎書店 ﹃赤ちゃんの誕生﹄ 文/N・テイラー 写真/R・ニルソン他 発行/あすなろ書房 ﹃うちにあかちゃんがうまれるの﹄ 文/いとうえみこ ﹃生まれてよかった﹄ 文/福岡光子 写真/広瀬飛一 発行/日本図書センター ﹃おとうさんがおとうさんになった日﹄作・絵/長野ヒデ子 発行/童心社 ﹃あやちゃんのうまれたひ﹄作・絵/浜田桂子 発行/福音館書店 ﹃生まれてきてくれてありがとう﹄ 作/鈴木せい子 絵/立花千栄子 発行/ぱすてる書房 ﹃おかあさんがおかあさんになった日﹄作・絵/長野ヒデ子 発行/童心社 ●誕生の喜び、神秘 図書紹介 14 ﹃葉っぱのフレディ﹄ 作/レオ・バスカーリヤ 絵/島田光雄 発行/童話屋 ﹃あたしのいもうと﹄ 作/尾崎美紀 絵/尾崎曜子 発行/ひさかたチャイルド 作/ジュディス・ボースト 絵/ブレグバッド 発行/偕成社 ﹃わすれられないおくりもの﹄作・絵/スーザン・バーレイ 発行/評論社 ●戦争を考える ﹃ぼくの見た戦争 ﹃折り鶴の子どもたち﹄作/那須正幹 絵/高田三郎 発行/PHP研究所 ﹃アンネの日記﹄作/アンネ・フランク 発行/文藝春秋 ﹃いしぶみ 発行/ポプラ社 広島二中一年生全滅の記録﹄ 編/広島テレビ放送 ﹃ガラスのうさぎ﹄作/高木敏子 絵/武部本一郎 発行/金の星社 ﹃おとなになれなかった弟たちに﹄作・絵/米倉斉加年 発行/偕成社 ﹃えんぴつびな﹄作/長崎源之助 絵/長谷川知子 発行/金の星社 ﹃ななしのごんべさん﹄ 作/田島征彦、吉村敬子 絵/田島征彦 発行/童心社 ﹃かわいそうなぞう﹄作/土家由岐雄 絵/武部本一郎 発行/金の星社 ﹃おれはなにわのライオンや﹄ 作/さねとうあきら 絵/長谷川知子 発行/文溪堂 ﹃戦争が終わっても﹄文・写真/高橋邦典 発行/ポプラ社 ﹃えっちゃんのせんそう﹄作/岸川悦子 絵/狩野ふきこ 発行/文溪堂 年イラク﹄文・写真/高橋邦典 2003 発行/ポプラ社 ﹃ホレイショー﹄作/B・G・ポリコフ 絵/浜田洋子 発行/あかね書房 ﹃さようなら、ありがとう、ぼくの友だち﹄ 作/河原まり子、利岡裕子 発行/岩崎書店 ﹃いつでもあえる﹄作・絵/菊田まりこ 発行/学研 ﹃ずーっとずっとだいすきだよ﹄ 作・絵/ハンス・ウィルヘルム 発行/評論社 ﹃ぼくはねこのバーニーがだいすきだった﹄ ﹃13歳からの﹁いのちの授業﹂﹄作/小澤竹俊 発行/大和出版 作/ローレンス・ブルギニョン 絵/ヴァレリー・ダール 発行/文溪堂 ﹃十歳のきみへ 九十五歳のわたしから﹄ 作/日野原重明 発行/富山房インターナショナル ﹃いのちのまつり 絵/平安座資尚 発行/サンマーク出版 ヌ チ ヌ グ ス ー ジ ﹄ 作/草場一壽 ●死と向き合う ﹃だいじょうぶだよ、ゾウさん﹄ ﹃ ﹁死﹂ってなに?﹄作・絵/ローリー& マーク・ブラウン 発行/文溪堂 ﹃ありがとう 絵/中村悦子 発行/教育画劇 フクロウじいさん﹄ 作/武鹿悦子 ﹃おばあちゃんといつもいっしょ﹄ 作/池見宏子 絵/池見民子 発行/岩崎書店 ﹃はじまりもなくおわりもなく﹄作/フィリップ・デュマ 発行/講談社 ﹃ことりのいのち﹄作・絵/アロナ・フランケル 発行/アリス館 作/ミスカ・マイルズ 絵/ピーター・パーノール 発行/あすなろ書房 作/パット・ブリッソン 絵/ウェンデル・マイナー 発行/あかね書房 ﹃アニーとおばあちゃん﹄ ﹃スカイメモリーズ﹄ ﹃月にとんだ猫﹄作・絵/森津和嘉子 発行/文溪堂 ●死の悲しみをのりこえるために ﹃いのちのあさがお﹄作/綾野まさる 絵/松本恭子 発行/ハート出版 ﹃ごりら先生﹄作/岸川悦子 絵/狩野ふきこ 発行/文溪堂 ﹃おばあちゃんがいるといいのにな﹄ 作/松田素子 絵/石倉欣二 発行/ポプラ社 ﹃街のいのち﹄作/立松和平 絵/横松桃子 発行/くもん出版 15 1~6年生の道徳 道徳研究 No.52 2007.2 発行 東京本社 東京都文京区大塚 3-16-12 〒 112-8635 TEL03-5976-1311 ㈹ FAX03-5976-1300 ㈹ 岐阜本社 岐阜県羽島市江中 7-1 〒 501-6297 TEL058-398-1111 ㈹ FAX058-398-2821 ㈹ 大阪支社 大阪府東大阪市今米 2-7-24 〒 578-0903 TEL072-966-2111 ㈹ FAX072-966-2110 ㈹ ホームページ http://www.bunkei.co.jp/ 道徳のことなら http://www.bunkei.co.jp/kokokara/doutoku