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対抗性反応の範囲 バランスのとれた対抗性反応

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対抗性反応の範囲 バランスのとれた対抗性反応
対抗性反応の範囲
対抗性過保護
対抗性攻撃
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見えないふり
反応を遅らせる
皮肉を言う
どなりつける
重すぎる罰を科す
脅す
身体暴力
見えないふり
規則を甘くする
特別扱いする
彼(女)には無理、私がやって
あげなければ
• 子どもの味方をする必要がある
と感じる
• わかってあげられるのは私だけ
• 過剰に贈り物をする
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バランスのとれた対抗性反応
ヒール
対抗性攻撃
理解せず変化を期待
疎外・孤立
ヒーロー
愛着の機会と
自立(個性化)の機
会をともに提供する
対抗性過保護
変化を期待せず理解
依存・融合
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理解と変化への期待の
バランスがとれた効果的介入とは
自己認識
• 対抗性反応、他からの指摘に開かれている
• その瞬間に何が起きているか(思考・感情・身体反応)を認識す
る
• 自身のそれに名前をつける(裁かず注意深く)
• 強い感情を体験しているときは介入しない
自己統制 • 「対抗して行動する」傾向をとめる
新たな
解決法
• 行動の意味の理解に努める(葛藤サイクルに沿って相互交流と
行動を追う⇒パターンが見えてくる
• 健康であること、健全であること
• それはうまくいくか?うまくいっているかどうすればわかるか
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2
非行への対応
(1) 働きかけのコツ
(2) チーム・アプローチ:協働とは?
(3) リスクとニーズ、そして4つの壁
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(1)働きかけのコツ
(迷いどころ)
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支援者における二重の責任
秘密保持の原則とその限界
被害と加害への立ち位置
逆転移/対抗性反応への対処
悩んでいない者への支援
家族・社会との関係
価値・規範から逃れられない
☞腰が据わっていること
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非行・反社会的行動への対応
∼腰のすえ方の例
*被害者の安全と安心(被害を減らす)
*暴力行動を抑える
法的,制度的対処&加害行動への対処
暴力に対する社会の態度
*対等で協力的な関係性を作り,維持する
力を育てること 自己と他者
☞一人一人が自分らしく生き、可能性を進展
する権利を尊重する。ただし、他者のその
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権利を侵してはならない。
「問題」とみなされうる行動とは?
①自己中心的
自分にとってはよいが,他に害を与える
②近視眼的
その時はよいが,後々悪影響が出る
③非効果的
いくつかの欲求は満足させるが,その他
の満足を阻害する
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「責任」を負うとは?
修復的司法の考え方
×処罰を受ける,施設に入れられる
×過去の「失敗」の「悪玉」を探す
○自らの行動の結果を引受ける
○「問題とされる行動」を振り返る
○将来の再犯罪防止
○被害者に対する謝罪・償い行動
説明責任/再犯防止責任/謝罪償い責任
ハワード・ゼア『責任と癒し∼修復的正義の実践ガイド』
築地書館
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非行少年を扱うのに
効果的な治療者の特徴
• 意味ある関係を作ることができる
暖かさ,的確な共感,報いること
• 向社会的方向性を提供する
スキル,問題解決,価値
アファーメーションを覚えよう
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相談を受ける際のポイント
• 自身の被害と加害への態度を自覚する
• 被害者を出すことは許容できないという毅
然とした態度
• 嘘や隠し事にごまかされない
• 具体的に話を聞く
• 当事者の力を信じる
• 当事者の役に立てる
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非行関係のインタヴューのコツ
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傾聴&客観的情報収集
正したい病をやっつけろ
ボクシングから合気道へ
変化への動機づけ
感情(特に怒り)への対処
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変化の段階に応じて適切な介入方法は変わる。
前考慮
変わることを考えていない。「変化」に焦点をあてると逆効果。
「変化への動機づけ」がまず必要。
→モチベーショナル・インタビューイング うまくいくと、「問題」を認め、
問題とされる行動のマイナス面に気付き始める。
考慮
変化を考え始める。問題に関する情報を求め始める。変化に伴うプラスとマ
イナスを比べる。(再評価)
→問題に関する適切な情報を提供し、問題意識を高める。自分と環境に関す
る見直しを促進する。うまくいくと、変化を自己決定する。
準備
意識啓発と自他の再評価をさらに進める。
実際の変化のための行動に焦点を移していく。
→コミットメントと自己開示を促す。変化の目標・優先順位・行動プラン作
成
実行
変化のための行動を実践する。問題行動への逆戻りを防止するスキルを学ぶ。
認知・感情の変化、社会的技能の習得、ソーシャル・サポートの活用、高危
険状況への気づきと対処方法の獲得
→行動変化のための具体的介入。行動が変化し、自己効力感が高まる。
維持
達成した変化の維持に努める。再発回避に注意を払う。
→新しいライフスタイルの支援、新たな対処スキルの獲得支援、サポート
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モーチベーショナル・インタビューイング
Motivational Interviewing
4つの基本原則
1)共感を表明:心情に充分共感
2)食い違いを作りだす:現在の状況と望む姿の
ギャップ
3)抵抗とともに転がる:ガチンコ勝負はしない
4)自己効力感を支援する:変化への希望
「正したい病」をやっつけろ31
(2)チーム・アプローチ
∼協働とは
• メンバー全員が、安心して、新たな関わりと行
動を探求することができる信頼できる「関係の
ネットワーク」を提供することによって、人に
安全と感じさせるもの。(安全・安心の関係ネ
ットワーク)
• 父母(教師、支援者)は、現在の関係に責任を
負い、関わる。
• 探求の過程に責任を負い、関わることに同意す
る。
• 協働関係の発展に努めるという責任を受け入れ
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る。
協働のつまづき
• コミュニケーションの問題
• 主たる問題、進むべき方向について、
合意がない
• 仲間のひび割れ、メンバー喪失
• 全体的アプローチについての教育がな
いこと
• やり抜かないこと
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新たな関係を体験する
機会を提供する
• 不安定な家庭と激しやす
いコミュニケーション
• 事態が困難になると、放
り出すか、怒りだす
• 頼りにならないが、制限
だけする
• 家庭内不和
• 非難の応酬
• 虐待や暴力の問題を避け
る
• 見捨てる
• 対抗性反応に陥る
• 安定したチームと安全な
コミュニケーション
• 困難時には、選択肢を話
合い、柔軟に対応
• 頼りになる、制限もする
• 統一戦線
• 責任を負う
• 虐待や暴力の苦しい現実
に向き合う
• 支える
• 対抗性反応に気づき対処
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する
自己と関係性の変化
をもたらすポイント
• 新しい関係を体験させることができる
• 一貫性を保つことによって、自己主張
をして、内的統制力を持つことができ
るようエンパワーできる
• 尊重し、目的ある限界設定は、健康な
関係に必要な制限を教えることができ
る。
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