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平成19年度 各部会報告
平成19年度ひょうごe-スクールコンソーシアム 1 部会活動 Ⅰ 情報教育研究部会 1 部会活動報告 活動内容 (1) 教科情報合同研究会 (2) 情報モラルセミナー 日時 平成19年10月26日(金)13:30~16:30 場所 県立教育研修所 内容 講演 講堂 演題「子どもを取り巻く情報モラルの現状とその対応」 講師 NTTドコモ㈱モバイル社会研究所主任研究員 遊橋 Ⅱ 裕泰 氏 ICT コンテンツ利用研究部会 1 活動内容 (1)著作権イベントについて 実践!著作権 PartⅢ:みんなで学ぼう -市民のための権利処理実務- 実施機関: 八鹿高校チーム(兵庫県立八鹿高等学校)、養父市チーム(一般) 朝来市チーム(一般)、加東市チーム(一般)、 社高等学校チーム(兵庫県立社高等学校) 広く市民へと対象を広げ、市民の著作権意識の向上を図った。近年市民の間で広ま っている映像作品の制作、とりわけコミュニティ・チャンネルへの市民参加のための、 ビデオレター等の投稿にあたっての具体的な権利処理と著作権の基礎について学ん でいただき、地域 CATV局との連携の元で、地域住民のメディアリテラシーの向 上を図った。 (2)実施期間 ○平成 19 年 8 月 前期:8 月 3 日(金)講義「権利処理の基礎」 中期: 各グループ持ち帰り課題。映像作品制作、権利処理含む。 後期: 講義と指導「権利処理台帳と権利処理の確認」 ○平成 19 年 10 月~11 月 作品の放送、視聴者による講評、選考。 本イベントに関係する各地域 CATV 局は、すべての作品を放送する。 Ⅲ ネットデイ支援部会 1 活動内容 (1) ネットデイに関する普及啓発の実施 (2) ネットデイの実施 ・実施協力校・地域の募集 ・支援体制の整備 1 Ⅳ 先進的情報システムの構築及び実証実験部会 1 活動内容 (1) 実践校(県立青雲高等学校)による研究会の実施 (2) 新たな通信制高校の研究 ICTを活用した先進的な教育システムの構築を目指し、教材や課題の作成と配布、 教師への質問や生徒へのアドバイスなど、生徒個々の習熟状況に応じた教育を図る 2 取組内容 (1)学校HP ・生徒や家族を学校HPのリピータとすることを意識し、最新情報の更新 (シラバスの掲載、入学書類等各種書類のダウンロード、コンテンツ開発) (2)クラスサーバ ・「情報B」での、クラスサーバーを取り入れた実習 ・レポートを完全にクラスサーバ用に変更、電子レポートとして利用 ・「地理B」 「発達と保育」「情報B」など各教科において取組 ・職員向けミニ研修における活用 (3)職員研修 ・職員のスキルアップを図るため年間研修計画を立てた。 (総計 50 回程度) ・ミニ研修(水、金曜日) ・月例研修 ・集中研修(7 月や 12 月など) (4)環境整備 ・コンピュータ教室(情報図書室)の整備 (5)今後の課題 ・コンテンツの充実及び電子レポート化の複数教科での実施 ・職員研修の充実及び通信基盤を中心とした環境整備 ・クラスサーバに変わるeLearning ソフトウェアへの変更も教育委員会との連携を 図りながら検討していきたい。 Ⅴ 知的インターネットスクールシステムの構築及び実証実験部会 1 活動内容 (1) 県立高校との遠隔講義実験 (2) 高校生を含めた社会人向けの電子教材の作成と公開 実施機関:甲南大学 2 知的情報通信研究所 県立高校との遠隔講義実験 先進的コンピューティング・情報通信ネットワークの開発と改善、インターネットスク ールシステム構築および実証実験を行うことも目的に、インターネットを経由して県立高 校に対し、遠隔講義の実験を行った。 日時:2008/1/18 9:40-11:30 場所: 甲南大学 13 号館マルチメディアプレゼンテー ション室及び県立明石高校 内容:下記の講師・内容で講義を行った。 2 講義1(9:40~10:30) 講師:和田昌浩 (甲南大学理工学部情報システム工学科講師、 知的情報通信研究所兼任研究員) 題目:「身近なネットワークアプリケーション」 講義内容は、パソコンの仕組みから解説し、ネットワークを介した動画配信やライブ映 像など、最新のネットワークアプリケーションを分かりやすく説明した。 講義2(10:40~11:30) 講師:渡邊栄治 (甲南大学理工学部情報システム工学科教授、 知的情報通信研究所兼任研究員) 題目:「CG(コンピュータグラフィックス)の基礎」 本講義では、空間図形の説明と簡単なクイズを行い、 コンピュータグラフィックスがいかに作られるかを平 易に講義した。 講義終了後、双方向通信の機能を用い、高校生からの質問に講師が答える形でディスカッ ションを行い、双方向通信機器を用いた遠隔講義の有効性を示すことができた。次回の遠 隔講義を早期に実施するため、その準備を今後、進めていきたい。 【高校生を含めた社会人向けの電子教材の作成と公開】 高校生を含めた社会人向けの電子教材の作成と改善、学外学習用電子教材の啓蒙と普及の 推進を行っています。いろいろな形式の研究活動を通じて、電子教材を用いた連続講義や、 ひょうご講座で公開講座などを行い、地域社会貢献を行った。またオープンキャンパスでの 公開講座やミニ実験に加え、施設見学会・出張講義・高校訪問において、マルチメディア機 器やインターネットを利用した情報技術を体験させることによって、“高大連携”を進めて いる。また説明会等を通じて“大学のオープン化”を図ってきた。 電子教材の例としては 模擬講義教材: 高度な情報通信ネットワーク 高大連携特別講義教材: 人間に優しい情報通信ネットワークの技術とその応用 高大連携特別講義教材: 並列処理のしくみ などがある。 Ⅵ ひょうご国際教育研究部会 1 活動内容 (1) ICT 機器の授業での活用 (2) 修学旅行、ホームステイなどの事前の交流学習について研究 実施機関:明石市立野々池中学校 2 県立西宮今津高等学校 研究会日程、会場等 月 日 7月6日(金) 項目 場所 内容 第1回 明石市立野々池中学校 研究会 この会の趣旨説明 テレビ会議を使った授業 3 8月23日(木) 第2回 県立西宮今津高等学校 研究会 テレビ会議実習などハード面の研修 プロジェクト学習についての研修 参加可能なプロジェクトの提供 10 月29日(月) 第3回 県立西宮今津高等学校 研究会 2月~3月 授業実践 韓国との交流(テレビ会議)事例紹介 と研究 明石市立野々池中学校 子ども環境サミット in KOBE 参加者と の協働学習 3 研究会の報告 (1) 第1回研究会では、台湾の高校と明石市立野々池中学校の生徒がテレビ会議を行っ た。日本の生徒は、地域、学校などのテーマで、明石焼き、新幹線、川崎重工、部 活動、スキー実習、トライやる・ウィーク、授業についてパワーポイントを使って プレゼンテーションを行った。テレビ会議システムは兵庫県教育委員会のミーティ ングプラザを使用した。 パワーポイントを利用したが、少し複雑になっていた。また、もっとシンプルに、 パワーポイントのシートをA3サイズ程のパネル印刷にして、裏に発表原稿を印刷 して、パネルと、生徒の表情を一緒にカメラに映せば、もっとスムーズに発表でき た。もうすこし、発表の練習が必要だった。 (2) 第 2 回研究会では、実際にミーティングプラザの実習を行 った。県立西宮今津高等学校、県立多可高等学校、東京で 開催されている国際教育世界会議2007の会場とマル チポイントで接続した。研究会の参加者はそれぞれ割り当 てられた機器を使ってテレビ会議に参加した。JEARN の高木理事長が東京から、JEARNの国際交流事例の紹 介と、実際に会議に参加している外国人の参加者とテレビ 会議の体験を行った。 (3) 第 3 回研究会では、県立西宮今津高等学校と、韓国ソウルのシンモク高等学校との テレビ会議を実施した。両校は継続して交流を行っており、生徒の人的な交流も行 っている。毎年両校の生徒が学校を訪問し、学校体験、ホームステイ体験を行って いる。 (4) 平成 20 年 5 月に兵庫県で開催される、 「子ども環境サミット In KOBE」に参加する 海外の生徒たちと、インターネットフォーラムを使って交流学習を実施した。県内 外に募集し、北海道、兵庫、沖縄などから参加があり、海外の17カ国の生徒たち と、自国の環境問題、それに対する解決策などを話し合った。日本の生徒は英語の ハードルが高く、それを低くするために、日本語でダイジェスト版を発行し、参加 者に配布した。 ダイジェスト版の URL http://www2.jearn.jp/fs/1346/ 4 2 コンソーシアム運営 1 活動内容 (1) 第 1 回幹事会 日時:平成 19 年 5 月 24 日(木)15:00-16:50 場所:兵庫県庁 3 号館 教育委員会室 ・ 平成 19 年度活動計画等について(部会活動・収支報告) ・ 平成 19 年度講演会について ・ 諸連絡 (2) 総会(インターネット電子総会) 日時:平成 19 年 8 月 1 日(水)9 時~8 月 10 日(金)17 時 ・ 第 1 号議案「平成 19 年度活動計画について」 ・ 第 2 号議案「平成 18 年度決算」 ・ 第 3 号議案「平成 19 年度会長選出について」 (3) 講演会 日時:平成 20 年 3 月 3 日(月)13:30-16:30 場所:兵庫県民小劇場 セミナー ・ 「ゲームと人材育成」 社団法人コンピュータエンターテイメント協会 専務理事 堀口 大典 氏 ・ 「次世代ネットワーク」 富士通株式会社ネットワーク事業本部ネットワークフロントセンター 西日本ネットワークビジネス部 5 部長 後藤 勝志 氏