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スライド 1 - 経済産業省

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スライド 1 - 経済産業省
資料 1
わが国の測量体系について
平成20年3月5日
国土地理院企画部地理空間情報企画室
大木 章一
国土地理院について
○国土地理院の所掌業務
国土交通省設置法 (平成十一年七月十六日法律第百号)
第四条
九 国が行う土地の測量、地図の調製及びこれらに関連する業務に関す
ること。
十 測量業の発達、改善及び調整その他土地の測量及び地図の調製に関
すること。
十六 宇宙の開発に関する大規模な技術開発であって、測量その他の国
土の管理、航空保安業務の高度化その他の交通の発達及び改善並びに気
象業務に係るものに関すること。
百二十八 前各号に掲げるもののほか、法律(法律に基づく命令を含
む。)に基づき国土交通省に属させられた事務
・測量法(昭和二十四年六月三日法律第百八十八号)
・地理空間情報活用推進基本法(平成十九年五月三十日法律第六十三号)
・国土調査法(昭和二十六年六月一日法律第百八十号) 等
測量法について
○測量法は、土地の測量に関する基本的な法律
(目的)
第一条 この法律は、国若しくは公共団体が費用の全部
若しくは一部を負担し、若しくは補助して実施する土地の
測量又はこれらの測量の結果を利用する土地の測量につ
いて、その実施の基準及び実施に必要な権能を定め、測
量の重複を除き、並びに測量の正確さを確保するとともに、
測量業を営む者の登録の実施、業務の規制等により、測
量業の適正な運営とその健全な発達を図り、もって各種測
量の調整及び測量制度の改善発達に資することを目的と
する。
我が国の測量体系
基本測量:約1%
公共測量:約8割
国家基準点網の整備
測量成果は、基本測量成果と同様に
他の公共測量やその他の測量の基準
として利用される
基本図の整備
路線測量
都市計画図
その他の測量:約2割
電気・ガス等
インターネット
道路地図
公共基準点
地籍調査
一般的に、基本測量又は公共測量で作成された地図を基に作成
公共測量の流れ
国 土 地 理 院 長
国土交通大臣
国土交通大臣
登録
審査
提出
助言
提出
承認
申請
承認
申請
準則
民間
承認
測量
量成
成果
果の
の複
複製
製・
・
使用
用
測
使
測量
量業
業
測
申請
測量計画機関
作業規程の承認申請
測 量 標
の使用承認
測量成果
実施
施計
計画
画書
書の
の提
提出
出
実
公共
共測
測量
量の
の通
通知
知等
等
公
測量
量成
成果
果等
等の
の提
提出
出
測
測量士
測量士
基準点網の整備
◇経度・緯度の基準を定める
◇水平位置の基準(電子基準点、三角点など)
日本経緯度原点(東京都港区)
(東京都港区文化財指定)
国際協力で行うVLBI観測
◇高さの基準を定める
◇高さの基準(水準点 )
高さの変化を監視
験潮場
日本水準原点(東京都千代田区)
(東京都文化財指定)
地図の整備
作成計画の立案
作成計画の立案
対空標識設置
基準点の設置
撮 影・現地調査
細部測量
図化・編集
数値編集
地図完成
地図完成
地図情報レベル(縮尺)と精度(1/2)
○各部署で作成される代表的な主題図の縮尺と関係法令
図面の名称
所管部署
規程縮尺
関係法令
都市計画基本図
都市計画部門
1/2,500 以上
・都市計画法第14 条の2
・都市計画法施行規則 第9条
地番図
固定資産部門
1/1,000 以上
・地方税法第380 条第2 項
・固定資産現況調査標準仕様書
(平成13 年3 月 財団法人資産評価シス
テム研究センター)
道路台帳平面図
道路管理部門
1/1,000 以上
・道路法第28 条
・道路法施行規則 第2 条、第3 条
下水道台帳平面図
下水道部門
1/ 600 以上
・下水道法第23 条
・下水道法施行規則 第20 条
地図情報レベル(縮尺)と精度(2/2)
○測量法第34条で定める作業規程の準則(案)
第80条 地図情報レベルごとの位置精度は、次表を標準とする。
地図情報
レベル*
水平位置の
標準偏差
標高点の
標準偏差
等高線の
標準偏差
500
1000
2500
5000
10000
0.25m以内
0.70m以内
1.75m以内
3.5m以内
7.0m以内
0.25m以内
0.33m以内
0.66m以内
1.66m以内
3.33m以内
0.5m以内
0.5m以内
1.0m以内
2.5m以内
5.0m以内
*:地図情報レベルとは、数値地形図データの地図表現精度を表し、数値地形図に
おける図郭内のデータの平均的な総合精度を示す指標をいう。
公共測量作業規程準則 改定のポイント
1.多様な測量作業方法の規定
GPS測量の新手法、航空レーザ測量、デジタル写真測量等の新技術を反映
2.地理情報標準への対応
製品仕様書の記載内容の規定、品質基準の設定、メタデータの整備を義務付け
3.基盤地図情報の整備の促進
公共測量として作成された成果のうち、主要地物項目のデータについては、基盤地
図情報として利用可能となるよう、必要な規定を設ける。
4.測量成果の電子化の推進
電子納品の義務化、地形測量を「地形図作成」から「数値地形図データ作成」へ
定義変更し、関連条項を全面見直し
GPS測量の新手法のイメージ
携帯電話等を通じて配信
GPS衛星
GPS衛星
GPS衛星
配信機関
GPS衛星
GPS衛星
国土地理院中央局
電子基準点の観測データ
測量
電子基準点
(既知の座標)
地理空間情報の標準化
地理空間情報の標準化
データ形式がばらばらだと、
他のシステムでデータが
利用しづらい
標準化が必要
地理情報標準の作成
•ISO規格
準拠
ISO 19100シリーズ
(地理情報)
日本は、投票権のあるPメンバー
地理空間情報が流通しにく
く、幅広い活用が進まない
•JIS化の
推進
JIS X7100シリーズ
(地理情報)
所管大臣
経済産業省大臣
国土交通省大臣
基盤地図情報について
地理空間情報活用推進基本法(平成十九年五月三十日法律第六十三号)第2条第3項
この法律において「基盤地図情報」とは、地理空間情報のうち、電子地図上における地理空間情報の位置を定め
るための基準となる測量の基準点、海岸線、公共施設の境界線、行政区画その他の国土交通省令で定めるもの
の位置情報(国土交通省令で定める基準に適合するものに限る。)であって電磁的方式により記録されたものをい
う。
所在検索
国土地理院
ワンストップで提供
(インターネットによる無償提供)
××町
いつ・どこで等の
整備・更新情報を提
供
△町
都市計画区域内は縮尺/2,500、
都市計画区域外は縮尺1/25,000を基礎とし、
公共測量成果を用いた
シームレス化と集約を
継続的に実施
□□町
基盤地図情報
電子地図上の位置の基準
当該地域で、最も、高精度かつ、
最新の基盤地図情報を提供
国・地方公共団体等
行政の各分野で地図データを電子的に整備・更新
××町
△町
□□町
25000レベル地形図データ
道路関係図面
都市計画基図 等
地域版基盤地図情報
基盤地図情報サイト http://www.gsi.go.jp/kiban/index.html
基盤地図情報の項目
(国土交通省令第78号第1条)
市町村の町若しくは字
の境界線及び代表点
法
面
字□□
公共施設の境界線
(道路区域界)
建築物の
外周線
測量の基準点
道路縁
水涯線
○○二丁目△△番
河川堤防の
表法肩の法線
街区の境界線
及び代表点
湖
○○市
軌道の中心線
0.9
標高点
公共施設の境界線
(河川区域界)
標高点
1.4
測量の基準点 行政区画の境界線 海岸線
及び代表点
・作成の際は、高精度なものを活用し、隣接図と整合(国土交通省告示第1144号)
・4月1日からインターネットで無償提供開始(基本法第18条第2項)
各種情報を地理空間情報として統合した
“国土交通地理空間情報プラットフォーム”の整備
○
○ 基盤地図情報を構築し、ICTを活用して各種情報を基盤地図情報に
基盤地図情報を構築し、ICTを活用して各種情報を基盤地図情報に
結びつけ地理空間情報として統合する。
結びつけ地理空間情報として統合する。
統合するためのICT
様々な地理空間情報を基盤地図情報上に統合
GPS, ICタグ
位置を知る技術
高分解能衛星画像
画像を取得する技
術
・・・
災害情報
自然環境
基準点
気象
地形
基盤地図
GIS
空間情報を扱う技
術
Internet
土地利用
地質
情報通信技術
“国土交通地理空間情報プラットフォーム”
新たな社会資本として整備
水文
空中写真
①基盤地図情報の整備・更新システムの構築
②地理空間情報の整備・更新システムの構築
電子国土の実現に向けて
『行政機関が所有する地理情報を始め、過去から現在及び将来にわたる
あらゆる地理情報を、いつでも、どこでも、だれでも容易に共有できる環境を
構築することが必要である』
第6次基本測量長期計画(平成16年国土交通省告示第769号)
産学官民にて活用
国・地方公共団体が情報を取得
情報の取得
古地図
気象情報 電子基準点情報
活用
各種地図
共有
道路・河川等
施設管理情報
空中写真
災害情報
~様々な国土に関する情報を、コンピュータネットワーク上で再現するバーチャル国土~
電子国土ポータル http://portal.cyberjapan.jp/index.html
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