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第51回大会プログラム
日本教育方法学会 第51回大会プログラム 前日 月 10 日 (金) 9 14:00 大会校企画「附属中学校における公開授業研究会」(岩手大学附属中学校) 17:00 18:00 全 国 理 事 会(ホテルメトロポリタン盛岡) 19:30 8 :30 9 :15 第 一 日 11:15 11:20 受 付 開 始 課題研究Ⅰ アクティブ・ラーニングを問い直す -その可能性と問題点- 総 会 12:10 13:00 月 10 休 憩 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 日(土) 15:40 10 15:50 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 広域巨大災害,復興と共生の教育を求め続けて 18:20 18:30 会 員 懇 親 会 20:00 第 二 日 8 :30 9 :00 12:10 13:15 月 10 日(日) 11 15:15 15:30 17:00 課題研究Ⅱ 価値をめぐる教育のあり方 -道徳と教科の関係- 受 付 開 始 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 自由研究 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 休 憩/新理事会 課題研究Ⅲ 課題研究Ⅳ 戦後70年と平和教育 -戦後教育実践と教育方法学(1) - 教師の〈実践知〉と教師教育の課題 ラウンドテーブル ① ラウンドテーブル ② ワークショップ ① ワークショップ ② 2015年10月10日 (土)・10月11日(日) 於 岩手大学 ―1― 大会参加要領 1.会 場 案 内:会場は, 岩手大学です。会場への経路につきましては,次頁をご参照ください。 2.受 付:両日ともに 8 :30からとなります。 受付は総合教育研究棟2階玄関ホールで行います。 ・大会参加費( 『大会発表要旨』代を含む)は,一般会員4,000円,学生会員 3,000円です。 ・当日会員(臨時会員)もこれに準じて受け付けております。 ・本年度までの学会費(一般会員8,000円,学生会員6,000円)を未納の方は, あわせてお納めください。 ・本年度の学会費を納入された方には,受付にて『教育方法44』をお渡しし ます。 ・会員懇親会の参加受付も行いますので,ふるってご参加ください。会費は 4,000円となっております。詳しくは,15頁の「インフォメーション」を ごらんください。 ・受付にてネームプレートを用意しておりますので,お名前をお書きのうえ, おつけください。 3.昼 食:土曜日は生協食堂(11:00~14:00)が営業しております。日曜日は受付にて 弁当の販売を行います。 4.研 究 発 表:発表会場につきましては,4~5頁の「会場配置図」をご覧ください。 ・自由研究の発表時間は,以下の通りです。 個人研究:発表20分 質疑10分 共同研究:発表30分 質疑10分 (但し,口頭発表者が1名の場合は,個人研究に準じます。) ・自由研究における共同研究発表者の氏名にある○印は口頭発表者を表して います。 ―2― 〈岩手大学案内図〉 〈交通手段のご案内〉 ○バス利用 (盛岡駅前バスターミナル 11番のりば) (盛岡駅東口バスプール 2番・3番のりば) ・岩手県交通バス 駅上田線 ・岩手県北バス 乗車− 「松園バスターミナル行き」 乗車- 「八幡平・大更・平館行き」 下車− 「岩手大学前」 「沼宮内・盛岡大学・県立大学・ 滝沢駅行き」 ・岩手県交通バス 駅桜台団地線 乗車− 「桜台団地行き」 下車- 「館坂橋」 下車− 「岩手大学前」 ※岩手県交通バスをご利用の方は,お帰りの際「上田二丁目」バス停からご乗車ください。 ○タクシー利用 盛岡駅から約2km 約10分 ○徒歩 盛岡駅から約25分 ―3― ―4― 自由研究5・15:総合教育研究棟E26講義室 自由研究6・16:総合教育研究棟E27講義室 自由研究7・17:総合教育研究棟E31講義室 自由研究8・18:総合教育研究棟E33講義室 自由研究9・19:総合教育研究棟E35講義室 自由研究10・20:総合教育研究棟E36講義室 ラウンドテーブル①:総合教育研究棟E23講義室 ラウンドテーブル②:総合教育研究棟E24講義室 ワ ー ク シ ョ ッ プ①:総合教育研究棟E26講義室 ワ ー ク シ ョ ッ プ②:総合教育研究棟E27講義室 ○公開シンポジウム 学生センターC棟 会場配置 受 付:総合教育研究棟2階玄関 総 会:学生センターA棟G1大講義室 公開シンポジウム:学生センターC棟GC1大講義室 課題研究Ⅰ :学生センターA棟G1大講義室 課題研究Ⅱ :学生センターA棟G2大講義室 課題研究Ⅲ :学生センターA棟G1大講義室 課題研究Ⅳ :学生センターA棟G2大講義室 自由研究1・11:総合教育研究棟E21講義室 自由研究2・12:総合教育研究棟E22講義室 自由研究3・13:総合教育研究棟E23講義室 自習研究4・14:総合教育研究棟E25講義室 ○受付 ○自由研究 ○ラウンドテーブル ○ワークショップ 総合教育研究棟 〈会 場 配 置 図〉 ※会員懇親会の会場は,中央学生食堂です。 新理事会:教育学部2号館4階会議室 事務局:総合教育研究棟 第2会議室 会員控室:総合教育研究棟E32講議室,キャリアアッ プルーム クローク・書籍販売:総合教育研究棟E28講義室 託児所:学生センターA棟2階「ぱるんひろば」 ○会員懇親会 中央学生食堂 ○総会 ○課題研究 学生センターA棟 N 自由研究4・14 自由研究8・18 自由研究9・19 ―5― ラウンドテーブル② 自由研究5・15 ワークショップ① 事務局 会員控室 自由研究7・17 自由研究10・20 3階 自由研究3・13 ラウンドテーブル① 自由研究6・16 ワークショップ② クローク 書籍販売 2階(地階) 会員控室 総合教育研究棟 〈教室配置図〉 受付 自由研究2・12 自由研究1・11 課題研究Ⅰ・Ⅲ 総会 会員控室 課題研究Ⅱ・Ⅳ 公開シンポジウム 1階 学生センターC棟 出口 1階 2階 学生センターA棟 自販 至 託児所→ 10月 9 日 (金) 14:00~17:00 大 会 校 企 画 「附属中学校における公開授業研究会」 (岩手大学教育学部附属中学校) 大会前日に,岩手大学教育学部附属中学校において,公開授業及び研究協議を行います。参加は 無料,受け入れ人数は30人となっております。ご参加をお待ち申し上げております。 〈参加申込〉 資料の用意等の関係から,9月25日 (金)までに,学会事務局([email protected]. ac.jp)へお申し込みください。ご連絡いただく必要事項は,ご氏名・ご所属・連絡先(住所・ 電話番号・メールアドレス) ・参観予定の授業(数学か社会か),です。 〈プログラム〉 13:20~ 受 付 附属中学校 玄関ホール 14:00~14:50 公 開 授 業 1A・3A教室,3B・3C教室 数学・社会 15:05~17:00 研究協議会 ■附属中学校へのアクセス 住所 〒020-0807 盛岡市加賀野三丁目9番1号 T E L 019-623-4241 FAX 019-623-4243 ホームページ http://www.edu.iwate-u.ac.jp/fuchu/ ○バス利用(岩手県交通 盛岡駅前バス停12番線) ・新庄線 つつじが丘団地行き 附属中学校前下車 徒歩2分 ・浅岸線 水道橋行き 附属中学校前下車 徒歩2分 ○タクシー利用 ・盛岡駅からおよそ20分 ※さらに詳しい情報については,随時,学会ホームページ上でお知らせいたしますので,そちらを ご確認ください。 ―6― 10月10日 (土) 9 :15~11:15 課 題 研 究 Ⅰ アクティブ・ラーニングを問い直す ― その可能性と問題点 ― (学生センターA棟G1大講義室) コーディネーター 阿 部 昇(秋 田 大 学) 松 下 佳 代(京 都 大 学) 司会者 久 田 敏 彦(大 阪 青 山 大 学) 提案者 自らの言葉で語り,探り,進めるアクティブ・ラーニング 下 町 壽 男(岩手県立大野高等学校校長) -「私たち」のアクティブ・ラーニングの構築から未来の扉を開こう- 高 橋 智佳子(和 光 中 学 校 教 諭) 伝え合いながら学びの道筋を作り出す授業をめざして -小説『急行列車』の読みの授業を例に- 阿 部 昇(秋 田 大 学) 「アクティブ・ラーニング」の危うさと展開可能性 松 下 佳 代(京 都 大 学) ディープ・アクティブラーニングの提案 -知識と資質・能力をつなぐ- 〈設定趣旨〉 次期学習指導要領についての審議の中で,文部科学省は「アクティブ・ラーニング」を,子ども たちに必要な力を育てる指導・学習方法として強く提唱しています。2008年の学習指導要領でも 「言語活動の充実」が盛り込まれていましたが,アクティブ・ラーニングは,それを,言語活動に 限定されない「課題の発見と解決に向けて主体的 ・ 協働的に学ぶ学習」に拡張したものだと言えま す。言語活動の充実は,PISA の読解力を引き上げるのに寄与したとみなされていますが,他方, 一部で活動主義と言えるような状況を作り出しています。 戦後の教育方法学の歴史を振り返ると,吉本均や大西忠治らによる「学習集団」や佐藤学の「学 びの共同体」などの理論にもとづき,子ども相互の学び合いを通して創造的な発見を促す取組が, 教育現場では自生的・主体的に行われてきました。また,全国学力・学習状況調査でトップクラス を続けている秋田県では, 「学び合い」による探究型授業が盛んです。そうした教育方法学の理論 や教育実践は,アクティブ・ラーニングを問い直す上で,どのような力を持ちうるでしょうか。 学習指導要領が改訂されつつあるこの時期に,学習集団,学びの共同体,学び合いによる探究型 学習,参加型授業などを視野に入れつつ, 「アクティブ・ラーニング」の可能性と問題点について 教育方法学の立場から批判的に検討を行いたいと思います。 ―7― 10月10日 (土) 9 :15~11:15 課 題 研 究 Ⅱ 価値をめぐる教育のあり方 ― 道徳と教科の関係 ― (学生センターA棟G2大講義室) コーディネーター・司会者 大 野 栄 三(北 海 道 大 学) 子 安 潤(愛 知 教 育 大 学) 提案者 笠 潤 平(香 川 大 学) 理科で価値観が関わる科学的問題を扱う際の諸問題 鶴 田 清 司(都 留 文 科 大 学) 〈教科内容〉としての文学の読み方,〈教育内容〉としての価値観 - 「鶴田・中村論争」を中心に- 高 橋 英 児(山 梨 大 学) 価値の教育と「観」の教育を考える 〈設定趣旨〉 本学会は,昨年度「道徳教育のあり方と教育方法学」をテーマとして「道徳」の教科化をめぐっ て,その位置付けや文科省作成の副読本「私たちの道徳」の内容的検討を行い,シティズンシップ の教育との異同を含めた議論を行った。その後,2015年3月に「特別の教科道徳」略称「道徳科」 への改訂が行われた。こうした中で,教科と道徳教育との関連が改めて問われる状況となってい る。 そこで今年度は,道徳教育がすぐれて価値と関わる教育であることに鑑み,教科ならびに全教育 活動における価値の問題との関係について議論を深めたい。教科は価値の教育とどのように向き合 うのか。そもそも教育活動は価値の問題にどのようにアプローチしようとしてきたのか。こうした 問題を,当然ながら「個人の尊厳」 「思想良心の自由」などを保障しつつ行なう教育の原則として 深めたい。 「道徳科」においても表層的な道徳的言明の教育を越えることが期待されている。価値 が学び取られていく教育活動に関する教育方法学研究の今日的到達点と課題を検討したい。 ―8― 10月10日 (土) 13:00~15:40 自由研究1 (総合教育研究棟E21講義室) 司会者:藤 井 啓 之(日 本 福 祉 大 学) 山 崎 雄 介(群 馬 大 学) 13:00 ① 特設道徳に関する審議の問題点 -1957年度教育課程審議会に対する押谷由夫研究の批判的検討を通して- 臼 杵 龍 児(日 本 大 学 大 学 院) 13:30 ② 天野貞祐の道徳教育論の展開と課題 菊 地 真貴子(東 北 大 学 大 学 院) 14:00 ③ 小学5年生の学級における,授業ルールの導入と教師 -生徒関係のダイナミックシステムアプローチの検討 笹 屋 孝 允(東 京 大 学 大 学 院) 14:30 ④ 社会科授業における子どもの道徳的意思決定プロセスの分析 丹 下 悠 史(名 古 屋 大 学 大 学 院) 15:00 ⑤ 相互理解のための道徳教育 -モノローグからダイアローグへ- 浅 沼 茂(東 京 学 芸 大 学) 自由研究2 (総合教育研究棟E22講義室) 司会者:河 原 尚 武(近 畿 大 学) 山 田 綾(愛 知 教 育 大 学) 13:00 ① 教育実践における教師の子ども理解に関する研究 - 「当事者研究」を手がかりに- 13:30 小 山 美 香(広 島 大 学 大 学 院) ② 子どもの発言の背後にある論理と志向性の可視化 田 中 眞 帆(名 古 屋 大 学 大 学 院) 14:00 ③ 峰地光重の「土」に根ざした生活指導(1922) -子どもを「一人前」にすることと「ケア」することの狭間で- 14:30 後 藤 篤(一 橋 大 学 大 学 院) ④ 生活指導実践における社会記号論的解釈の試み 八 木 秀 文(安 田 女 子 大 学) 15:00 ⑤ 抽出児の省察機能に関する研究 - 「自己否定」的省察の理論的考察- 田 上 哲(九 ―9― 州 大 学) 10月10日 (土) 13:00~15:40 自由研究3 (総合教育研究棟E23講義室) 司会者:奥 平 康 照(和 百 々 康 治(志 13:00 ① 教育関係におけるひとへの信頼 -ルーマン信頼論を編み直す- 光 学 学 館 大 園) 学) 横 井 夏 子(東 京 大 学 大 学 院) 13:30 ② プランゲの授業図式における反省的学習(reflexives Lernen) -主体的な学習のための授業構成の重要性- 田 中 怜(筑 波 大 学 大 学 院) 14:00 ③ グルーシュカの理解志向の授業理論に関する研究 松 田 充(広 島 大 学 大 学 院) 14:30 ④ 話し合い活動への文化-歴史的アプローチ 田 中 雄 二(新 15:00 潟 大 学) ⑤ 授業記録の記述言語による解釈過程の明示化 的 場 正 美(東 海 学 園 大 学) 自由研究4 (総合教育研究棟E25講義室) 司会者:高 田 清(安 田 女 子 大 学) 田 代 裕 一(西 南 学 院 大 学) 13:00 ① 教職自己評価尺度に関する信頼性と妥当性の検討 ○金 星(京 都 教 育 大 学 大 学 院) 小 林 稔(京 都 教 育 大 学) 13:30 ② 実践を記録することによる教師の成長 -群馬県玉村小学校『草原』誌- 吉 村 敏 之(宮 城 教 育 大 学) 14:00 ③ 初任教員の授業鑑識眼の育成に関する一考察 -拠点校指導教員との校内研修の取り組み事例を中心に- 14:30 近 藤 茂 明(名 古 屋 大 学 ・ 非 常 勤) ④ 意味生成を原理とする授業実践における評価への視点 15:00 清 村 百合子(京 都 教 育 大 学) ⑤ 持続可能な評価の方法論 安 藤 輝 次(関 ― 10 ― 西 大 学) 10月10日 (土) 13:00~15:40 自由研究5 (総合教育研究棟E26講義室) 司会者:西 岡 けいこ(香 川 大 学) 渡 部 淳(日 本 大 学) 13:00 ① イギリスにおけるドラマを通じた学校改善の取り組み -D4LC(Drama for Learning and Creativity)の活動に焦点を当てて- 渡 辺 貴 裕(東 京 学 芸 大 学) 13:30 ② ピッコロシアターにおける演劇教育「ピッコロ演劇学校」 -秋浜悟史の演劇教育方法論を中心に- 広 瀬 綾 子(梅 光 学 院 大 学) 14:00 ③ A. R. イングリッシュの『学びの不連続』における教育的タクト論の検討 宮 原 順 寛(北 海 道 教 育 大 学) 14:30 ④ 教師の学習の契機としての小中一貫教育 -開校から3年間の教師の語りを通して- 藤 江 康 彦(東 自由研究6 京 大 学) (総合教育研究棟E27講義室) 司会者:小 川 博 久(東京学芸大学名誉教授) 湯 浅 恭 正(大 阪 市 立 大 学) 13:00 ① ヴィゴツキーにおける発達のパラドクスに関する一考察 -発達の最近接領域論の観点から- 平 野 拓 朗(大 阪 女 子 短 期 大 学) 13:30 ② 交流後の高校生の語りにみる障害児への印象における多観点・多基準視点 -他者評価と自己への言及を同時に行う交流的評価に着目して- 楠 見 友 輔(東 京 大 学 大 学 院) 14:00 ③ 特別支援学級における授業研究の歴史 -戦前の東京市における特別学級の教育実践- 荒 巻 恵 子(帝 京 大 学) 14:30 ④ 1980~90年代アメリカ合衆国の学校教育における多層的な介入システムに関する検討 -特別なニーズを持つ児童・生徒への早期支援に焦点を当てて- 15:00 羽 山 裕 子(国 士 舘 大 学) ⑤ 通常学級における合理的配慮 江 原 京 子(群 馬 医 療 福 祉 大 学) ― 11 ― 10月10日 (土) 13:00~15:40 自由研究7 (総合教育研究棟E31講義室) 司会者:細 川 和 仁(秋 田 大 学) 三 石 初 雄(帝 京 大 学) 13:00 ① 科学的リテラシーにおける「科学の本質」理解の意義とその抽象化 -NSTA の基本声明を中心に- 小 林 優 子(筑 波 大 学 大 学 院) 13:30 ② J. S. クレイチェックの科学教育論に関する検討 - 「プロジェクトにもとづく科学」に着目して- ( ) 14:00 京 都 大 学 大 学 院 大 貫 守 日本学術振興機構特別研究員 ③ 〈分かちあい〉方式の授業研究適用に関する実践研究 -上海,台湾および電大理工学生の授業研修会での模擬授業を通じて- 野 坂 秀 樹(星 槎 大 学 大 学 院) 14:30 ④ 海岸保護林と持続可能な未来のための防災教育 若 菜 博(室 蘭 工 業 大 学) 15:00 ⑤ 教育実習前の教科教育における授業づくり活動過程 三 橋 功 一(北 海 道 教 育 大 学) 自由研究8 (総合教育研究棟E33講義室) 司会者:市 川 博(横浜国立大学名誉教授) 姫 野 完 治(北 海 13:00 ① 大伴茂の教育診断学における個性調査の役割 -児童の指導特質についての理解とその方法に着目して- ② A. R. ルリアのロマンティックサイエンスの今日的意義 -授業における子ども理解の理論として- 学) 松 尾 奈 美(広 島 大 学 大 学 院) 14:00 ③ 探究的な数学学習における学習課題解決の過程 -関数の授業での図に着目して- 茂 野 賢 治(東 京 大 学 大 学 院) ④ 上田薫の動的相対主義の理論と授業研究 15:00 大 村 井 輝 久(筑 波 大 学 大 学 院) 13:30 14:30 道 杉 本 憲 子(茨 城 大 学) ⑤ 授業実践の文化的基底の解明のための比較授業分析の方法論 ○サルカール アラニ モハメッド レザ(名 古 屋 大 学) ○柴 田 好 章(名 古 屋 大 学) ― 12 ― 10月10日 (土) 13:00~15:40 自由研究9 (総合教育研究棟E35講義室) 司会者:木 内 剛(成 蹊 大 学) 平 山 勉(名 城 大 学) 13:00 ① イタリアの歴史教育にみる教師の専門性の変化 -民間教育研究団体の活動に着目して- 徳 永 俊 太(京 都 教 育 大 学) 13:30 ② 総合学習における教師の環境構成 -問題の設定について- 廣 津 友 香(奈良教育大学・非常勤) 14:00 ③ ニュージーランドの公立学校における授業スタイルの多様性 伏 木 久 始(信 14:30 州 大 学) ④ 社会科との関係を考慮した総合的な学習の時間の授業設計 境 野 仁(埼玉県上里町立七本木小学校) 15:00 ⑤ 子どもの発言を基に構成される授業の分析(1) -単元を通した個の思考の変容過程とその要因を中心に- 柴 田 好 章(名 古 屋 大 学),○付 洪 雪(名古屋大学大学院) ○副 島 孝(愛 知 文 教 大 学),○中 島 淑 子(名古屋大学大学院) 鈴 木 稔 子(名古屋大学大学院), 近 藤 茂 明(名古屋大学・非常勤) 矢 内 淑 子(名古屋大学・研究生) 自由研究10 13:00 (総合教育研究棟E36講義室) 司会者:白 石 昌 子(福 島 大 学) 寺 岡 英 男(福 井 大 学) ① 音楽の生成に基づく授業構成における子どものイメージ形成 岡 寺 瞳(大 阪 教 育 大 学 大 学 院) 13:30 ② 教員養成教育における実技指導で育成すべき能力の問い直し -ピアノ指導の場合- 衛 藤 晶 子(畿 14:00 ③ 教員養成における問題解決学習としての授業の構想と実践 - 「初等音楽科教育法」の授業を対象として- 14:30 央 大 学) 髙 橋 澄 代(京都教育大学・非常勤) ④ アクティブラーニングによる教職実践演習の冒険 青 木 幸 子(昭 和 女 子 大 学) 15:00 ⑤ 学生のプレゼン力また対話力(傾聴・自己表現力含),そして授業研究協議力を育てる教職科目における実践研究 -理系大の教職科目で<学生主体の学習(グループ学習・授業研修含)をなぜ段階的に進めるのか,その意義と課題- 小 島 勇(東 京 電 機 大 学) ― 13 ― 10月10日 (土) 15:50~18:20 公開シンポジウム 広域巨大災害,復興と共生の教育を求め続けて (学生センターC棟GC1大講義室) コーディネーター 梅 原 利 夫(和 光 大 学) 田 代 高 章(岩 手 大 学) 小 泉 祥 一(白 鷗 大 学) 田 代 高 章(岩 手 大 学) 司会者 提案者 西 田 牧 恵(遠 野 市 立 遠 野 中 学 校) 社会参画力を育む実践 -沿岸復興行政計画への子どもの参画- 命と向き合う教室 制 野 俊 弘(東松島市立鳴瀬未来中学校) - 「命とは何か」を問う授業- 三 浦 浩 喜(福 島 大 学) OECD 東北スクールの取組と教育改革 光 大 学) 指定討論者 梅 原 利 夫(和 〈設定趣旨〉 東日本大震災からすでに4年半が経過した。この間,被災県を含めて復興のための様々な教育実 践が展開されており,本学会でも,震災年から翌年にかけて,第47回学会大会の特別課題研究 (2011年10月:秋田大学) ,第16回研究集会テーマ(2012年3月:東北大学),学会誌「教育方法 41:東日本大震災からの復興と教育方法」 (2012年10月)などで特別に重視して扱ってきた。わが 国では,地震のみならず火山噴火,土砂災害も含む風水害など,広域巨大災害に対して,学校とし て,どのように立ち向かうかは重要な課題である。 このような巨大災害を踏まえ,過去から現在,そして将来へと,子どもたちの生活現実に即し て,多様な人々とのつながりのもとで,地域復興 ・ 地域創造を担うことのできる子どもたちの生き 方の構築に,教育実践はどのように応えていけばよいのか。 本シンポジウムでは,これまでの教育実践の蓄積に学びながら,東北被災3県の教育実践の報告 を受け,復興と共生という観点から,教育実践のあり方をともに考えていきたい。 ― 14 ― インフォメーション ◉会員総会 日 時 : 第一日(10月10日 (土) )11:20~12:10 会 場 : 学生センターA棟G1大講義室 主な議題 : 会務報告 2014年度決算 2016年度予算案 次期大会校 昼食・休憩前ですが,ぜひとも多数ご参集ください。 ◉会員懇親会 日 時 : 第一日(10月10日 (土) )18:30~20:00 会 場 : 中央学生食堂 会 費 : 4,000円 会員相互の親睦をはかるため,懇親会を開きます。多数の会員のみなさまのご参加をお願い いたします。 ◉書籍販売について 学会事務局では,受付にて学会機関誌『教育方法』,研究紀要『教育方法学研究』,『大会発 表要旨』の最新刊およびバックナンバーを,大会割引価格で販売いたします。この機会にぜひ お求めください。 なお,『教育方法』最新刊(第44巻)は,本年度の学会費を納入された方には,受付の際に お渡しいたします。大会以降に学会費を納入された方には, 随時お手元に郵送いたしております。 ◉託児所について 10月10日 (土) ,10月11日 (日)は,学生センターA棟 2階「ぱるんひろば」に託児所(有料) を開設いたします。対象は1歳~小学校3年生です。外部委託業者との契約,損害保険への加 入の手続きの関係上,9月25日 (金)までに事務局までご相談,ご連絡ください。 ― 15 ― 10月11日 (日) 9 :00~12:10 自由研究11 (総合教育研究棟E21講義室) 司会者:成 田 雅 樹(秋 田 大 学) 冨士原 紀 絵(お 茶 の 水 女 子 大 学) 9:00 ① 初期池袋児童の村小学校における学習者主体教育 出 雲 俊 江(筑 紫 女 学 園 大 学) 9:30 ② 大学教育における「パーソナル・ライティング」導入の意義 -大学生の「文章表現者としての主体形成」を促す実践的研究- 谷 美 奈(帝 10:00 ③ 物語文を「書くこと」で再読する - 『白いぼうし』全文を蝶の視点で書き換える事例から- 塚 山 大 学) 大 杉 稔(滋賀県高島市立安曇小学校) 10:30 ④ 一次的ことばと二次的ことばをつなぐ児童詩教育 -雑誌「きりん」の詩を参考に- 今 宮 信 吾(関 西 大 11:00 ⑤ 近代日本における統合主義カリキュラムに関する研究 -樋口勘次郎『統合主義各科教案例』における教授案検討を通して- 深 谷 圭 助(中 自由研究12 部 大 学) 学) (総合教育研究棟E22講義室) 司会者:田 上 哲(九 州 大 学) 三 村 和 則(沖 縄 国 際 大 学) 9:00 ① 日本と中国の小学校における漢字作りを通した異文化理解教育の授業プログラムの開発 陳 卓 君(千 葉 大 学 大 学 院) 9:30 ② 社会的公正をめざす音楽授業と教師の役割 -教室における民族の多様性をめぐって- 10:00 磯 田 三津子(埼 玉 大 学) ③ 水俣市立小中学校における水俣病教育の実践史 内 山 仁(福 岡 国 際 大 学) 10:30 ④ 憲法教育についての一考察 -二つの授業プランの作成から- 前 田 輪 音(北 海 道 教 育 大 学) 11:00 ⑤ Mission Hill School のカリキュラム・教育方法 -社会的正義(social justice)のための学校教育実践とは何か- 澤 田 稔(上 ― 16 ― 智 大 学) 10月11日 (日) 9 :00~12:10 自由研究13 (総合教育研究棟E23講義室) 司会者:新 井 英 靖(茨 城 大 学) 原 田 信 之(名 古 屋 市 立 大 学) 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 ① R. E. スレイヴィンの協同学習論に関する検討 -学校改革プログラム Success for All への発展に焦点を合わせて- 福 嶋 祐 貴(京 都 大 学 大 学 院) ② DGF-ETiK-Projekt におけるコンピテンシー・モデルとテスト開発 牛 田 伸 一(創 価 大 学) ③ PISA 後ドイツのカリキュラム改革におけるコンピテンシー(Kompetenz)の位置 吉 田 成 章(広 島 大 学) ④ オーセンティックな学びを追究する外国語教育 -米国における日本語教師のカリキュラム改善の事例をもとに- ○加藤(山元)友夏(ウィンストン・チャーチル高校 テキサス大学リオグランデバレー校) 藤 本 和 久(慶 應 義 塾 大 学),石 井 英 真(京 都 大 学) ⑤ 能力の共同性と授業づくりの課題 -認識における他者の存在- ○八 田 幸 恵(大 阪 教 育 大 学),○福 田 敦 志(大 阪 教 育 大 学) ○吉 田 茂 孝(大 阪 教 育 大 学) 自由研究14 (総合教育研究棟E25講義室) 司会者:権 藤 誠 剛(島 樋 口 直 宏(筑 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 11:30 根 波 大 大 学) 学) ① 教育方法としての P. フレイレの「対話」と「意識化」 佐 藤 雄一郎(広 島 大 学 大 学 院) ② 定時制高校における視写教育の試み -ゲーミフィケーション概念をたよりに- 伊 藤 晃 一(千 葉 大 学 大 学 院) ③ 対話による知識の共同構築過程の形成的ルーブリック評価 -ディープアクティブラーニングの学習原理の探究- ○水 野 正 朗(愛 知 文 教 大 学),副 島 孝(愛 知 文 教 大 学) 坂 本 篤 史(福 島 大 学),柴 田 好 章(名 古 屋 大 学) ④ 英語圏カナダの2つの広告教育 -リスク管理か消費文化への対抗か- 上 杉 嘉 見(東 京 学 芸 大 学) ⑤ 「新たな学び」と関わる学習活動の設計及び評価方法に関する研究 小 柳 和喜雄(奈 良 教 育 大 学) ⑥ 困難を抱える地域高校での発達支援の試み - 「現代社会」の授業と生徒の内面の課題を重ねる- ○高 橋 亜希子(北海道教育大学),○池 田 孝 司(北海道立奈井江商業高校) ― 17 ― 10月11日 (日) 9 :00~12:10 自由研究15 (総合教育研究棟E26講義室) 司会者:杉 本 憲 子(茨 中 野 和 光(美 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 11:30 城 作 大 大 学) 学) ① 授業記録分析の過程における教師の省察 坂 本 篤 史(福 島 大 学) ② 米国における学校改善の検討 -校内研修をめぐる困難と可能性- 黒 田 友 紀(日 本 大 学) ③ 発展途上国の教師教育実践における日本型授業研究の受容・変容過程 岡 村 美由規(広 島 大 学 大 学 院) ④ 授業研究を“核”とする学校づくりに関する実証的研究 -泡瀬幼稚園・小学校(沖縄)の教育実践を中心に- 狩 野 浩 二(十 文 字 学 園 女 子 大 学) ⑤ ドイツにおけるコンピテンシー志向の授業論に関する一考察 高 橋 英 児(山 梨 大 学) ⑥ 授業研究のグローバル化とローカル化 -WALS-Lesson Study Immersion Programme の実施とその成果- ○久 野 弘 幸(名 古 屋 大 学) ○千々布 敏 弥(国 立 教 育 政 策 研 究 所) 自由研究16 (総合教育研究棟E27講義室) 司会者:佐久間 亜 紀(慶 應 義 塾 大 学) 柴 田 好 章(名 古 屋 大 学) 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 ① 変容的学習としての教師の実践的知識の発達 田 中 里 佳(立 教 大 学 大 学 院) ② ライフヒストリーをつなぐアーティファクト -教師と教え子との関わりの中の写真の機能- 滝 川 弘 人(東 京 大 学 大 学 院) ③ ゲーミフィケーションを取り入れた協働学習プログラムのあり方 - 「西千葉子ども起業塾」と「比例」「プレゼンテーション入門」を例に- 藤 川 大 祐(千 葉 大 学) ④ 教師の感情研究と教師教育における諸概念との関係性 ○深 見 俊 崇(島 根 大 学),木 原 俊 行(大 阪 教 育 大 学) 小 柳 和喜雄(奈 良 教 育 大 学),森 久 佳(大 阪 市 立 大 学) 島 田 希(高 知 大 学),廣 瀬 真 琴(鹿 児 島 大 学) 宮 橋 小百合(和 歌 山 大 学) ⑤ Instructional Rounds の我が国への導入可能性に関する検討 ○廣 瀬 真 琴(鹿 児 島 大 学),○森 久 佳(大 阪 市 立 大 学) 木 原 俊 行(大 阪 教 育 大 学), 深 見 俊 崇(島 根 大 学) 宮 橋 小百合(和 歌 山 大 学) ― 18 ― 10月11日 (日) 9 :00~12:10 自由研究17 (総合教育研究棟E31講義室) 司会者:鈴 木 京 子(日 本 大 学) 宮 原 順 寛(北 海 道 教 育 大 学) 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 11:30 ① 初等教育段階でのプロジェクト型学習における自己評価活動 -グリーン・ヒルズ小学校の実践と教師の支援から- 尾 形 望(信 州 大 学 大 学 院) ② 中国の師範大学における生徒指導授業を設ける必要性の考察 -中国の師範大学の学生を対象にしたアンケート調査の報告- 張 夢 竹(千 葉 大 学 ・ 専 攻 生) ③ レジリエンスに着目した大学生のボランティア活動への関心,経験,態度の考察 -精神的回復力尺度と向社会的行動を手がかりとして- 若 山 修 也(早 稲 田 大 学 ・ 学 部 生) 保 崎 則 雄(早 稲 田 大 学) ④ School Based で開発された児童・生徒の社会性測定法の妥当性の検証 山 田 雅 彦(東 京 学 芸 大 学) ⑤ テスト作成過程の思考にみる中学校教師の実践的知識(4) ○細 川 和 仁(秋 田 大 学),後 藤 真 一(後藤教育研究所) 浅 田 匡(早 稲 田 大 学) ⑥ 子どもの発言を基に構成される授業の分析(2) -板書と発言の関連構造を中心に- ○埜 嵜 志 保(名古屋大学大学院),○Tan Shir Ley(名古屋大学大学院) 田 中 眞 帆(名古屋大学大学院), 柴 田 好 章(名 古 屋 大 学) 自由研究18 (総合教育研究棟E33講義室) 司会者:豊 田 ひさき(中 藤 江 康 彦(東 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 部 京 大 大 学) 学) ① 自主的な学びの場における教師の成長 -明日の教室東京分校を事例として- 有 常 洋 菜(千 葉 大 学 大 学 院) ② 授業省察場面におけるディスコース分析 -ハーマンスの対話的自己論を手がかりとして- 藤 井 佑 介(長 崎 大 学) ③ 1930年代の奈良女子高等師範学校附属小学校における「修養」と「訓練」 齋 藤 智 哉(國 學 院 大 學) ④ 求められる教師の「学び」の〈場所〉の姿 -小学校現場における実践者の視点から- 原 田 三 朗(愛知県豊川市立一宮南部小学校) ⑤ 中間項とデータ解析による授業記録共同分析法の開発 ○須 田 昂 宏(名古屋大学大学院),○中 道 豊 彦(愛知県立半田高等学校) ○深 谷 久 美(名古屋大学大学院),○野 村 昴 平(名古屋大学・研究生) ○胡 田 裕 教(名古屋大学大学院), 坂 本 篤 史(福 島 大 学) 丹 下 悠 史(名古屋大学大学院) ― 19 ― 10月11日 (日) 9 :00~12:10 自由研究19 (総合教育研究棟E35講義室) 司会者:金 本 良 通(埼 玉 大 学) 三 橋 功 一(北 海 道 教 育 大 学) 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 11:30 ① 思考ツールを活用したアクティブラーニングの教育方法の提案 -教科横断型カリキュラムを通して“学び方を学ぶ”- 安 谷 元 伸(滋 賀 大 学) ② 1880年代後半における東京教育博物館の「学術講義」 - 「算術教授法講義」の内容と受講生の学習歴に注目して- 髙 田 麻 美(帝 京 科 学 大 学) ③ 国定教科書(第2期版)の使用時期における分数の定義の導入過程に関する実践的研究の動向 -初等教育としての分数論の形成に注目して- 岡 野 勉(新 潟 大 学) ④ 和田義信の数学教育思想 佐 藤 英 二(明 治 大 学) ⑤ 「倍のかけ算」と「量のかけ算」をどうつなぐ 井 上 正 允(元 ・ 佐 賀 大 学) ⑥ ティーム・ティーチングの授業実践を通した授業実践能力育成の可能性 -教師視点の映像記録を活用して- ○平 山 勉(名 城 大 学),○後 藤 明 史(名 古 屋 大 学) 竹 内 英 人(名 城 大 学) 自由研究20 (総合教育研究棟E36講義室) 司会者:芦 田 宏(兵 庫 県 立 大 学) 豊 田 和 子(名 古 屋 芸 術 大 学) 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 11:30 ① 保育者による保育の質の評価に関する研究 - 「遊び込み」に関する語りに着目して- 池 田 竜 介(九 州 大 学 大 学 院) ② 幼小接続を意識したプロジェクト活動における表現の位置づけ 小 林 佐知子(大 阪 教 育 大 学 大 学 院) ③ ドイツの幼児教育におけるプロジェクト法の展開に関する一考察 渡 邉 眞依子(愛 知 県 立 大 学) ④ MEB プログラムの実践過程におけるモーションキャプチャーによる定量的分析 -U保育園児の音楽と動きの要素の関係性に着目して- 佐 野 美 奈(大 阪 樟 蔭 女 子 大 学) ⑤ フランスにおける幼児期学校教育の改革動向 -2015年プログラムの枠組と教員の教育行為を中心に- 赤 星 まゆみ(西 九 州 大 学) ⑥ 現代学校教育システムの分業化の論理の克服は可能か (3) -私立めばえ幼稚園における通過儀礼としてのお誕生会の分析を通して- ○小 川 博 久(東京学芸大学名誉教授) ○岩 田 遵 子(東 京 都 市 大 学) ― 20 ― 10月11日 (日) 13:15~15:15 課 題 研 究 Ⅲ 教師の〈実践知〉と教師教育の課題 (学生センターA棟G1大講義室) コーディネーター 三 橋 謙一郎(徳 島 文 理 大 学) 山 﨑 準 二(学 習 院 大 学) 司会者 小 柳 和喜雄(奈 良 教 育 大 学) 藤 原 顕(福 山 市 立 大 学) 提案者 木 原 俊 行(大 阪 教 育 大 学) 専門的な共同体のネットワーク化がもたらす教師の実践知の再構築 庄 井 良 信(北 海 道 教 育 大 学) 擾乱のナラティブから高度実践構想力へ -教師への育ちを支える教育方法学の役割- 〈設定趣旨〉 教師が,自らの実践の中で発揮し,同時に実践の中で自己形成し豊穣化させていく専門的力量と しての〈実践知〉に,多くの実践的・研究的関心が寄せられてきている。また,現実の教育政策主 導の教師教育改革課題の一つに「実践的指導力」育成があげられたために,〈実践知〉への関心は, 短期間でもたらされる成果の明示化とそれを生み出すためのシステマティックな手法の定式化とい う事態をも引き起こしかねないものとなっている。 昨年度の大会では,上記のような問題意識の下で, 〈実践知〉の解明と育成の問題に焦点を当て つつ, 「ナラティヴ・アプローチ」と「組織論的アプローチ」という異なった研究的手法からの報 告を受け,教師教育における教育方法学研究の課題を明らかにしていく第一歩を踏み出した。 今年度も引き続き,日々,政策的な対応に迫られる教師教育の現場に身を置きながらも, 〈実践 知〉の本質にたえず立ち返りつつ,その研究上の困難さを克服し,一歩でも前進させていく,とい う基本姿勢を採りつつ,さらに多様なアプローチからの報告を受け,議論を深めていきたいと考え ている。 ― 21 ― 10月11日 (日) 13:15~15:15 課 題 研 究 Ⅳ 戦後70年と平和教育 ― 戦後教育実践と教育方法学 (1) ― (学生センターA棟G2大講義室) コーディネーター・司会者 井ノ口 淳 三(追 手 門 学 院 大 学) 藤 原 幸 男(沖縄キリスト教短期大学) 提案者 久保田 貢(愛 知 県 立 大 学) 平和教育実践の成果と課題 -大学生の戦争認識・憲法認識にふれながら- 山 口 剛 史(琉 球 大 学) 沖縄における平和教育実践の課題について -ヒトからモノ,モノとヒトへ- 井ノ口 貴 史(京 都 橘 大 学) 国際紛争と平和教育 - 「9.11」後の授業づくりと課題- 〈設定趣旨〉 本課題研究は3年継続を予定している。平和と教育(1年次)からはじめて,以後,人権と教育 (2年次) ,福祉と教育(3年次)をテーマに戦後教育実践の成果を振り返り,教育方法学研究のあ り方を探ることをねらいとするものである。 昨年,ガルトゥングの概念とは正反対の積極的平和主義が首相から提起され,集団的自衛権の行 使容認が閣議決定された。本年, 「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)が改定された。こ うして,戦争する国家をめざした「平和教育」が現実化しつつある。 このような状況の中で本課題研究では,戦後70年を迎える本年において,多様な視点から戦後の 平和教育の成果を明らかにし,それを踏まえて,議論し考える平和教育の創造にむけての具体的な あり方を深めていきたいと考えている。 ― 22 ― 10月11日 (日) 15:30~17:00 ラウンドテーブル① インクルーシブ授業の分析枠組みと分析方法を問う (総合教育研究棟E23講義室) 企画者 湯 浅 恭 正(大 阪 市 立 大 学) 司会者 今 井 理 恵(日 本 福 祉 大 学) 福 田 敦 志(大 阪 教 育 大 学) 提案者 新 井 英 靖(茨 城 大 学) 指定討論者 湯 浅 恭 正(大 阪 市 立 大 学) 〈設定趣旨〉 インクルーシブ授業の考え方やインクルーシブ授業の成立と構造をめぐる議論を踏まえて,企画 者らは『インクルーシブ授業をつくる』 (ミネルヴァ書房,2015)を提起した。この提起をいっそ う深めていくために必要な課題の一つは,インクルーシブ授業を分析し,研究する枠組みと方法を 問いかけることである。学習困難な子を含めて特別なニーズのある子どもの学習参加の研究は,応 用行動分析論を基盤にしたアプローチから,アクション・リサーチによる方法,さらには現象学的 接近まで多岐にわたる。これらの研究方法の背景には,インクルーシブ教育の知である「差異と共 同」や「同化と排除」等をめぐる理論的枠組みがあり,それが授業過程を分析するための視角に なっているはずだが,その枠組みの薄い研究方法も少なくない。 本ラウンドテーブルでは,インクルーシブ授業について今日の学校教育で影響力を持つ応用行動 分析論・ユニバーサルデザイン論等を視野に入れつつ,特にアクション・リサーチによる授業研究 の事例報告を手かがりにして,テーマに迫りたい。そこでは,①子どもの認知的発達・行動変容と 社会的・情緒的発達との関連,②わかる授業を生成するための条件等を探ること等を課題にする が, ・何のためのインクルーシブ授業なのか, ・インクルーシブ授業の研究方法は,教育方法学が探 究してきた授業研究の方法論にどのような知見を提起するのか, ・インクルーシブ教育は,その理 念を探究するプロセスに意義があるとはいえ,授業過程の分析枠組みと研究方法の検討が,インク ルーシブ教育の知の発展にどう寄与するのかといった課題も意識して議論したい。こうした原理的 ともいえる課題に注目するのは,今盛んに流布しているインクルーシブ授業づくりの方法・技術 が,子どもたちや教師の生活現実とその基盤への問いを欠落させ,インクルーシブ教育の知を問う ことなく共通善として取り上げられている今日の学校の状況に鑑みて,改めて議論すべき課題だと 考えるからである。 ― 23 ― 10月11日 (日) 15:30~17:00 ラウンドテーブル② 演劇的知の教育方法学的検討 (3) ―平和学習の転換とドラマワーク― (総合教育研究棟E24講義室) 企画者 渡 部 淳(日 本 大 学) 島 大 学) 本 大 学) 司会者 深 澤 広 明(広 提案者 渡 部 淳(日 宮 崎 充 治(桐 朋 小 学 校) 和 田 俊 彦(跡 見 学 園 高 校) 共同研究者 三 橋 謙一郎(徳 島 文 理 大 学) ,武 田 富美子(立 命 館 大 学) 青 木 幸 子(昭 和 女 子 大 学) ,宮 原 順 寛(北海道教育大学) 渡 辺 貴 裕(東 京 学 芸 大 学) ,中 野 貴 文(東 京 女 子 大 学) 藤 井 洋 武(日 本 大 学) 〈設定趣旨〉 第1期のラウンドテーブル「教育方法のトポロジー」では, “ドラマワーク”を主なキーワード として,教育における演劇的手法の活用可能性を5年間にわたって検討した。 一昨年からはじまった第2期では, “演劇的知”をキーワードとした新たな研究に着手してい る。今回は,平和学習のパラダイム転換と演劇的手法の関わりについて検討する。 語り部の高齢化・引退に象徴される通り,戦争体験の継承そのものが,大きな曲がり角にさしか かっている。そこで今回のセッションでは,新しいアプローチとして,若者たちが戦争資料とじか に向き合い,そこから半即興型の演劇的プレゼンテーションを創りだすプログラム「プレゼンフェ スタ」の可能性について検討する。 検討の素材となるのは「第五福竜丸展示館」 , 「東京大空襲・戦災資料センター」,「不屈館 瀬長 亀次郎と民衆資料」という三つの施設を舞台として行われた教員研修プログラム「教師たちのプレ ゼンフェスタ」の事例である。 本ラウンドテーブルにこれまで参加したことのない会員のみなさまの参加も歓迎いたします。 ― 24 ― 10月11日 (日) 15:30~17:00 ワークショップ① 各教科における辞書を活用した効果的な 言語活動への取り組み(2) (総合教育研究棟E26講義室) 企画者 深 谷 圭 助(中 部 大 学) 報告者 古 野 美 香(帝 京 大 学 小 学 校) 菊 池 健 一(さいたま市立海老沼小学校) 木 幡 延 彦(ベネッセコーポレーション) 〈設定趣旨〉 自ら調べ,自ら発表,表現するという学習をすすめていく上で,小学校における「辞典指導」は 重要な指導内容の一つである。特に,平成20年小学校学習指導要領改訂により,各教科における言 語活動の充実が強調され,これらの取り組みにおいて辞典を活用することは大切である。日本の小 学校教育において,辞典指導は,現在,小学校3・4年生国語科の教育内容として位置づけられて いるが,必ずしも「アクティブ」な活用のさせ方とはなっていない。 平成10年小学校学習指導要領改訂で,それまで4年生で辞書の使い方を理解し,5年生で辞書を 利用し,6年生で辞書を利用することを習慣にするという指導の系統が,3・4年生で辞書の使い 方を理解し,5・6年生で辞書を利用することを習慣にするという系統に変わっている。さらに, 平成20年改訂で,3・4年生で,辞書の使い方を理解し,活用するということを一体的に指導する ことになった。このように近年,辞典指導の時期が低年齢化しており,よりアクティブに国語辞典 を活用させることが求められているといってよいだろう。 これまでの辞書の使い方は,極めて「限定的」であり,教科書の新出語,特に国語科教科書にお ける新出語を,調べさせるといった使い方に留まっている。こうした伝統的な辞典指導のアプロー チを打破し,児童の主体的な学びにつながる指導方法を開発しなければならない。 本ワークショップでは,国語科教育において,昭和23年学習指導要領試案以来,一貫して指導内 容として位置づけられてきた辞典指導を,いかにアクティブに,いかに効果的に活用させたらよい のかという点について,その理論背景と具体的な実践方法を踏まえて説明する。具体的には,辞書 を活用した指導法研究に取り組む先生方から実践報告をしていただく。そして,その方法をワーク ショップという形態で参加者に体験していただこうと考え,本ワークショップを企画した。 本ワークショップが,各教科における言語活動の充実に資することができればと考えている。 ― 25 ― 10月11日 (日) 15:30~17:00 ワークショップ② 授業逐語記録にもとづく比較授業分析 ― 韓国の小学校における児童発言の相互関連を中心に ― (総合教育研究棟E27講義室) 企画者 柴 田 好 章(名 古 屋 大 学) 提案者 サルカール アラニ・モハメッド レザ(帝 京 大 学) 千 鎬 誠(全 州 教 育 大 学) 久 野 弘 幸(名 古 屋 大 学) 坂 本 將 暢(愛 知 工 業 大 学) 〈設定趣旨〉 本ワークショップでは,過去4年間の国際比較授業分析のワークショップの成果をもとにし,提 案者らが協同して研究を進めている比較授業分析を行う。今回は,韓国の小学校の授業の逐語記録 と映像にもとづいて,比較授業分析を行い,異なる国の授業の共通性や差異を明らかにする。これ を通して,文化を越えて互いに有益な知見を見いだすことをめざしている。 ワークショプでは,まず,提案者側から,分析対象授業の紹介を行う。そして,授業逐語記録を 読み,参加者にも実際に比較授業分析を行ってもらい,意見交換をする。今回の授業分析では,児 童発言の相互関連に着目する。 比較授業分析によって,国を超えて,授業あるいは学習という事象における共通する知見や課題 が明らかになると予想される。また,両国の教育の制度や文化背景を考慮しつつ比較文化論的に考 察することによって,授業の有する文化的固有性や共通性についても明らかになると予想される。 さらに,文化複合の観点から提案者らが行っている最新の研究成果の一部も提案する。参加者も交 えてディスカッションを行い,授業という複雑な事象に対する研究アプローチのあり方を考えた い。 ― 26 ― 日本教育方法学会刊行書籍 教育方法13. いま授業で何が問われているか 教育方法14. 子どもの人間的自立と授業実践 教育方法16. 個性の開発と教師の力量 教育方法17. 教育方法を問い直す 教育方法18. 新教育課程と人間的感性の育成 教育方法19. 知育・徳育の構想と生活科の指導 教育方法20. 学校文化の創造と教育技術の課題 教育方法22. いま,授業成立の原則を問う 教育方法23. 新しい学力観と教育実践 教育方法25. 戦後50年,いま学校を問い直す 教育方法26. 新しい学校像と教育改革 教育方法27. 新しい学校・学級づくりと授業改革 教育方法28. 教育課程・方法の改革 -新学習指導要領の教育方法学的検討- 〒114-0023 東京都北区滝野川7-46-1 明治図書 1983 (2,472円) 1985 (2,940円) 1987 (2,520円) 1988 (3,045円) 1989 (2,039円) 1990 (1,794円) 1991 (1,794円) 1993 (1,896円) 1994 (1,896円) 1996 (1,998円) 1997 (1,890円) 1998 (2,058円) 1999 (1,953円) (価格は税込) TEL.(編)03-5907-6620 TEL.(営)048-256-2337 『教育方法』は,大会当日,会場にて大会割引価格にて販売いたします。 この機会に多数の方々のご購入をお願いいたします。 『教育方法29』より,図書文化から出版されることになりました。 教育方法29. 総合的学習と教科の基礎・基本 教育方法30. 学力観の再検討と授業改革 教育方法31. 子ども参加の学校と授業改革 教育方法32. 新しい学びと知の創造 教育方法33. 確かな学力と指導法の探求 教育方法34. 現代の教育課程改革と授業論の探求 教育方法35. 学習意欲を高める授業 -どのような学力を形成するか- 教育方法36. リテラシーと授業改善 -PISA を契機とした現代リテラシー教育の探究- 教育方法37. 現代カリキュラム研究と教育方法学 -新学習指導要領・PISA 型学力を問う- 教育方法38. 言語の力を育てる教育方法 教育方法39. 子どもの生活現実にとりくむ教育方法 教育方法40. デジタルメディア時代の教育方法 教育方法41. 東日本大震災からの復興と教育方法:防災教育と原発問題 教育方法42. 教師の専門的力量と教育実践の課題 教育方法43. 授業研究と校内研修 ― 教師の成長と学校づくりのために ― 2000 (1,890円) 2001 (1,890円) 2002 (1,995円) 2003 (1,995円) 2004 (1,995円) 2005 (1,995円) 2006 (2,100円) 2007 (2,100円) 2008 (2,100円) 2009 (2,100円) 2010 (2,100円) 2011 (2,100円) 2012 (2,100円) 2013 (2,100円) 2014 (2,100円) (価格は税込) 最新刊・教育方法44. 教育のグローバル化と道徳の「特別の教科」化 〈内 容〉 Ⅰ 教育のグローバル化と教育方法学の課題 Ⅱ 道徳の「特別教科」化と教育実践の展望 Ⅲ 教育方法学の研究動向 〒112-0012 東京都文京区大塚1-4-5 図書文化 ― 28 ― TEL.03-3943-2516