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測定方法紹介 - 社会医療法人愛仁会 総合サイト

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測定方法紹介 - 社会医療法人愛仁会 総合サイト
/
医療経営情報
2015年 介護報酬改定 と
その背景 `意 味・・・ 0・ ●●Pl
検査 トビックス
結核 にお ける迅速診断の重要性・ P3
ラボニ ュース
マイク ロRNA・ 00・ 00● o OP5
ぶれいくたいむ
忘れにくいパスヮー ド・ 。・・ P7
測定方法紹介
免疫測定法の原理 (基 礎編) ・ P8
杏和総合医学研究所
理
念
「信頼 と満足 ので きる臨床 検 査 を提供 し地域社会に貢献 る
す 」
ス ロー ガ ン
私た ちはお客様 の要望 に、
迅速 にお応 え します
専門知識 でお応 え します
全社 をあげてお応えします
心 の こ もつ たお応 えを します
満足 され るサ ー ビス を します
表紙 :京 都東 山
撮影者 :増 池
昇
しだれ 桜
2曖 噺
護報酬政泰錯その背景,意 味
社 会 医療 法 人 愛 仁 会
介 護 福 祉 事 業 部長
本部
坪 茂典
2月 6日 、 社 会 保 障 審 議 会 介 護 報 酬 分 科 会 に よ る、 平 成 27年 度 介 護 報 WII改 定 の 答 申が
な され ま した 。 今 回 の 改 定 は マ イ ナ ス 2.27%、 そ の 内訳 は 、 基 本 報 酬 な どの 引 き 下 げ
マ イ ナ ス 4.48%に 、 介 護 サ ー ビス の 充 実 と して プ ラ ス 0.56%、 さ らに 介 護 職 員 の 処 遇
改 善 と して プ ラ ス 1.65%で す 。 今 回 の 改 定 は安 倍 政 権 に よ る消 費 税 ア ップ 見 送 りに よ
り、 当初 、 医療 ・ 介 護 の 充 実 に 投 じ られ る予 定 で あ っ た 1.6兆 円 の 原 資 が 得 られ ず 、 そ
の 結 果 生 じた 財 源 不 足 に よ つ て 、 平成 18年 (マ イ ナ ス 2.4%改 定 )以 来 の 厳 しい マ イ ナ
ス 改 定 とな りま した 。
改 定 の 方 向性 は 、 ① 地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム の 基 本 的 な考 え方 を実 現 す るた め 、在 宅
生 活 を支 え る サ ー ビス の 充 実 。 ② 今 後 増 大 す る 介 護 ニ ー ズ ヘ の 対 応 と質 の 高 い 介 護 サ
ー ビス 確 保 の た め に 、 介 護 職 の 安 定 的 な確 保 と資 質 向 上 。 ③ 介 護 保 険 制 度 の 持 続 可 能
性 を高 め 、 よ り効 果 的 か つ 効 率 的 な サ ー ビス 提 供 の た め の 評 価 適 正 化 や 規 制 緩 和 の 推
進 の 3点 で す 。
特 に 今 回 の 改 定 の プ ラ ス 部 分 で あ る介 護 サ ー ビス の 更 な る 充 実 とは 、 「中重 度 介 護 ヘ
の 対 応 」 「看 取 りへ の 対 応 」 「認 知 症 対 応 」 「在 宅 復 帰推 進 」 の4点 です 。
今 回 の 改 定 は 、 そ の 背 景 も考 え な が ら、 高 い 視 点 と大 き な流 れ の 中 で理 解 す る こ と
が 重 要 で す 。 介 護 や 医療 に 関与 す る大 き な 3つ の 因 子 と して 、 1)個 々 の 利 用 者 に対 す
るケ ア の 質 や 効 率 とケ ア ・ マ ネ ジ メ ン ト。 2)サ ー ビス を企 画 し提 供 す る側 の 経 営。 こ
こで は事 業 者 経 営 の み な らず 自治 体 経 営 も含 み ます 。 3)医 療 や 介 護 の 政 策 。 こ こで は
社 会 保 険 制 度 論 や サ ー ビス 提 供 体 制 論 、 さ らに 地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム の 制 度 設 計 論 な
どが あ りま す 。
1)の 利 用 者 へ の ケ ア ・ ア メ ジ メ ン トに つ い て は 、 介 護 ケ ア と同時 に疾 患 管 理 に よ る
悪 化 予 防 が 重 要 で 、 特 に 高 齢 者 の 栄 養 状 態 へ の 介 入 と して の 回腔 ・ 栄 養 管 理 、 悪 化 予
防 の た め の リハ ビ リテ ー シ ョン とそ の た め の 多 職 種 協 働 ア セ ス メ ン トが 重 要 で す 。 今
回 の 改 定 で は 、 中重 度 要 介 護 者 を支 援 す る 「包 括 報 酬 型 」 の 地 域 密 着 型 サ ー ビス が 評
価 され ま した 。 医療 機 関 へ の 日常 的 な情 報 提 供 や 利 用 者 の 地 域 で 生 活 す る う え で の 支
援 (社 会 交 流 と して の リハ ビ リテ ー シ ョン)を 求 め る総 合 マ ネ ジ メ ン ト体制 強 化加 算。
小 規 模 多 機 能 事 業 所 か ら の 訪 問 サ ー ビス (中 重 度 者 の 見 守 り支 援 )の 強 化 や 、 看 護 提
供 体 制 (中 重 度 者 へ の 医療 介 入 )の 強 化 に 対 す る加 算 な どで す 。 さ らに 、看 取 りに対
す る取 り組 み が 重 視 され 、 特 養 ・ 老 健 と い っ た 施 設 だ け で な く小 規 模 多機 能 型 事 業 所
で も看 取 り機 能 の 強 化 が 求 め られ て い ま す 。 リハ ビ リに つ い て は身 体 機 能 の 改 善 だ け
で な く、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョン や 社 会 交 流 能 力 に も介 入 し、 社 会 との つ な が りに焦 点 を
当 て た リハ ビ リ の 推 進 に大 き く舵 を切 りま した 。 リハ ビ リ・ カ ン フ ァ レンス に よ る リ
ハ 。マ ネ ジ メ ン トの 評 価 、訪 間 と通 所 とを組 み 合 わ せ られ る 新 た な報 Ell体 系 の 創 設 は
そ の 現 われ で す 。
-1-
2)の 経 営 とい う因子 で は 、 医療 法 人 、社 会 福 祉 法 人 、 NPO、
株 式会 社 と多 様 な事 業 主
い
体 の 参 画 を認 め て る介 護 保 険 制 度 で あ り、 営 利 法 人 と非 営 利 法 人 が 同 じ土 俵 で 事 業
を行 う ゆ え に 経 営 の 健 全 性 や コ ン プ ライ ア ン ス (法 令 遵 守 )。 ま た 、 社 会 福 祉 法 人 の
財 務 体 質 (内 部 留 保 問題 )の 透 明性 の 確 保 とい つ た こ とが 課 題 とな り、 これ らは今 回
の 改 定 とは別 に 関連 法 や 制 度 改 革 の 中 で 整 理 され て ゆ く も の で す 。 一 方 、 地 域 包 括 ケ
ア シ ス テ ム の 推 進 は 、 国 の 最 重 要 施 策 で あ り、 そ の 実 務 は 自治 体 が 担 う こ とに な つ て
い ま す 。 平 成 27年 度 か ら法 定 化 され る地 域 ケ ア 会 議 の 主 催 は 市 町村 で あ り、 2025年 に
向 け て整 備 され る地 域 密 着 型 事 業 の 開設 許 可 権 限 も市 町 村 に あ りま す 。 市 町 村 が 介 護
と 医療 の 連 携 基 盤 を どの よ うに描 くか 、 地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム を ど う構 築 す るか 市 町
村 の 自治 体 経 営 の 大 き な課 題 とな ります 。
3)の 政 策 で は 、今 回 の 厳 しい マ イ ナ ス 改 定 で 、 65歳 以 上 (1号 被 保 険者 )が 負 担 す
る介 護 保 険料 は全 国平 均 で 当初 の 5,800円 月 額 か ら5,550円 程 度 、年 間 ひ と り3,000円 相
当 が 抑 え られ る こ とに な りま す 。 介 護 も 医療 の 社 会 保 険 な の で 給 付 と負 担 の 問題 が あ
りま す が 、 も つ と大 き な視 点 で 見 る と、 2025年 に 向 か つ て 介 護 ― 医療 サ ー ビス の 需 要
は 増 大 し 、 介 護 や 医療 の 質 を 下 げ な い とす るな らば 、 社 会 コ ス トは 増 大 しま す 。 需 要
が 増 大 し 、 社 会 的 コ ス トを抑 制 す れ ば サ ー ビス の 質 は 下 が りま す 。 この バ ラ ン ス を ど
の よ うに取 るか 、 給 付 と負 担 の 視 点 か ら、 も つ と国 民 的 な議 論 が必 要 と思 い ます。
今 回 の 改 定 の も うひ とつ の 視 点 は 、 社 会 保 障審 議 会 介 護 給 付 費 分 科 会 併 行 して 行 わ
れ た 福 祉 人 材 確 保 専 門委 員 会 で の 議 論 で す 。 この 専 門委 員 会 で は、 「介 護 人 材 確 保 の
総 合 的 ・ 計 画 的 な推 進 」 が 審 議 され ま した 。 2025年 に は 、 介 護 人材 248万 人 の 需 要 が あ
る に も か か わ らず 、供 給 見 込 み は 215万 人 で お よそ 30万 人 の 需 給 ギ ャ ップ が あ り、総 合
的 な確 保 方 策 に よ る押 上 げ が必 要 と され 、 国 は 2015年 か ら都 道 府 県 が 作 成 す る第 6期 介
護 保 険 事 業 支 援 計 画 に この ギ ャ ッ プ を埋 め る方 策 を盛 り込 む こ とを求 め て い ま す 。 介
護 人 材 の 確 保 は喫 緊 の 急 務 で す 。
この よ うな 中 で 従 来 の 処遇 改 善加 算 に上 乗 せ した 新 た な改 善加 算 制 度 が 創 設 され 、 1.
65%の 改 定財 源 が 投 入 され ま した 。 2014年 度 の 介 護 給 付 費 総 額 はお よそ 10兆 円、 そ の
うち介 護 保 険 給 付 は 90%な の で 、 金 額 に して 1,440億 円 に 相 当 しま す 。 厚 労省 は 、 この
制 度 を今 回 改 定 の 中 心 に据 え 、 介 護 職 の 賃 金 ベ ー ス ア ッ プ に よ つて 何 とか 介 護 人 材 確
保 を進 め よ う と して い ま す 。 今 回 の 改 定 の 本 質 は 、 賃 金 以 外 に払 う介 護 報 酬 は抑 え 、
介護 を支 え る保 険 料 や 税 負 担 の 急 増 を避 け る とい う こ とです 。
今 回 の マ イ ナ ス 改 定 が 介 護 事 業 経 営 に 与 え る影 響 は大 き い と言 わ ざ る を 得 ませ ん 。
在 宅 介護 を行 つて い る株 式 会 社 で は 、 小 規 模 事 業 者 の 市 場 か らの 撤 退 も あ り得 るで しょ
う し 、 ま た 、 特 養 経 営 を担 う社 会 福 祉 法 人 の 中 に は 、 今 後 の 市 町村 介 護 保 険 事 業 計 画
で の 整 備 目標 と され る地 域 密 着 型 特 養 な どへ の 新 た な投 資 意 欲 の 減 退 も あ り得 るで しょ
う。 再 度 申 し上 げ る と、 今 回 の 改 定 の 背 景 は 、 2025年 に 向 か つ て 増 大 す る介 護 需 要 に
対 して 、 人 材 確 保 を最 優 先 と しな が ら社 会 コ ス トを極 力 抑 制 し よ う とす る も の で す 。
この 改 定 に よ る影 響 度 は しつ か り分 析 され 、 国 の 審 議 会 で の 正 確 な評 価 が 議 論 され る
必 要 が あ ります 。
-2-
結 核 におけ る迅 速 診 断 の重 要 性
結 核 の現 状
か つ て は 国 民 病 とい わ れ た 結 核 も 、 国 民 の 栄 養 事 情 の 向 上 と国 を 挙 げ て の 結 核
「
対 策 、 す ぐれ た 抗 結 核 薬 の 開 発 に よ り着 実 に 減 少 して き た 。 しか し 結 核 の 統 計 2
012」 に よ る と 、 2011年 に 日本 で 発 生 した 結 核 患 者 は 22,681人 、 結 核 に よ る 死 亡 者
が そ の 9.5%に あ た る 2,166人 で あ り 、 こ れ ら の 数 字 は 欧 米 、 先 進 諸 国 の 中 で も 著
し く 高 く 、 わ が 国 で は 今 な お 公 衆 衛 生 上 大 き な 問 題 と な つ て い る感 染 症 の 1つ で
あ る。
結 核 と結 核 菌
∪
結 核 は 「結 核 菌 (M.tuberculosis)」 の 感 染 に よ つ て 起 こ る。 人 が 感 染 す る には 、
そ の 人 が 結 核 菌 に 接 触 し 、 体 内 に 取 り込 む こ と に よ つ て 引 き 起 こ され る 。
そ の 主 な 侵 入 経 路 は 通 常 呼 吸 器 か ら で あ り、 結 核 に 感 染 す る に は 、 我 々 の 生 活 環
境 の ど こ か で 存 在 し て い る 「生 き た 結 核 菌 」 に 遭 遇 し 、 そ の 菌 を 吸 入 す る こ と に
「
な る。 こ の 感 染 源 とな る結 核 菌 は 、 そ の ほ とん どが 既 に 感 染 の成 立 して い る結
核 患 者 」 の 排 出 す る 喀 痰 な ど に 由 来 して い る 。
結 核 菌 は 他 の 病 原 菌 と 異 な り、 乾 燥 ・ 熱 な ど に 対 す る 抵 抗 性 が 比 較 的 高 い の が
特 徴 で あ る。 従 つ て 、 体 外 に 排 出 され た 喀 痰 が 乾 燥 して もす ぐ に は 死 な ず 、 空 気
中 の 散 舌Lし た 微 細 な 塵 な ど に 付 着 し て 生 き な が ら え て い る 。 こ れ が 呼 吸 器 を 通 じ
て 吸 い 込 ま れ る と感 染 が 起 こ り、 感 染 し た 人 の 一 部 で 結 核 と い う病 気 を 発 病 す る
こ と に な る。
∪
か つ て は 、 BCGワ ク チ ン の 接 種 が 強 制 的 に 施 行 され て い た の で 、 大 多 数 の 人 に 免
の
疫 が で き て い た が 、 任 意 接 種 と な つ た 現 在 で は 、 若 年 層 を 中 心 と した 多 く 人 に
結 核 に 対 す る 免 疫 が な く 、 罹 患 率 が 減 らな い 遠 因 と考 え られ て い る 。
への
そ し て 特 に 非 特 異 的 な 抵 抗 性 、 免 疫 性 が 低 下 し て い る よ う な 場 合 (HIV感 染 者
感 染 や 栄 養 不 良 、 高 齢 に よ る 抵 抗 性 の 低 下 な ど )、 結 核 を 発 病 す る 可 能 性 は 非 常
に 高 く な る 。 従 つ て こ の よ うな 状 況 下 で は 、 感 染 者 を 減 らす 対 策 を と ら な い 限 り、
罹 患 者 の 減 少 、 結 核 の 撲 滅 は な か な か 難 しい と い え る 。
結 核 の 罹 患 者 を 減 らす 上 で 最 も 大 切 な こ と は 、 潜 在 し て い る 感 染 者 を と に か く
早 く み つ け る こ と 、 つ ま り感 染 源 と な る 患 者 を い ち 早 く確 認 し 、 そ し て 適 切 な 治
療 を 施 す こ と に あ る と言 え る の で は な い だ ろ う か ?
図 1 2012年 年 代 罹 患 者 数
-3-
鶉 核 盪 な 量 蟷漉 れ
抗 酸 菌 検 査 に は い く つ か の 段 階 が あ る (図
ま ず は 提 出 され た 臨 床 材 料 (検 体 )
2)。
を 均 等 化 と前 処 理 を して 、 雑 菌 を 除 去 す る 。 さ ら に 検 体 を 冷 却 遠 心 機 に て 3000rpm・
20分 間 遠 心 し 、 集 菌 され た 検 体 を 塗 抹 検 査 と 培 養 検 査 、 ま た は 遺 伝 子 学 的 手 法 で
あ る PCR法 な ど の 核 酸 増 幅 法 に 用 い る 。
図 2抗 酸 菌 検 査 の 流 れ
培 養 検 査 は 培 地 を用 い て 抗 酸 菌 を
検 出す る検 査 で あ る。 以 前 は 固形
培 地 の み を使 用 して い た が 、 固形
培 地 と液 体 培 地 を 併 用 す る こ と で 、
ム
Hi↓
い
占
r l
峙
主
向
鶏
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/_ 嫌
検 出 率 が 向 上 し 、 培 養 日数 の 短 縮
│
結 核 菌 は 一 分 裂 に 18∼ 24時 間 を
要 す る た め非 常 に発 育 が遅 く、 一
般 細 菌 の よ う な ス ピ ー ドで 検 査 結
果 を報 告 す る こ とが 出来 な い 。 し
1丁
1
│
:
│.基
│
が 得 られ る 。
臨床材料
(喀 痰など)│
1丁
1
│
T一 下
採検査
IT「 II「 I
`
均等化・前処理
三
■
│‐
二
二■ 二
十
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■ ■
「
│
抗酸菌染色
│
│
│
│
TT:_J
││■
培養
1核
酸増幅ホIIII
│
│
│
鑑 別・同定
│
薬剤感受性検査 │
!
表 l CDCの 勧 告
か し、 早 期 発 見 ・ 治 療 の た め に米
国 疾 病 管 理 予 防 セ ン タ ー (CDC)で
・塗 抹 検 査 の 結 果 を24許 闇 鼓 向 に 担 当 医 に報 告 す る。
は 、 検 査 体 制 の 目標 と し て 、表 1の
`結 核 菌 群 の 分 類 と同 定 結 果 を21日 以 内 に報 告 す る。
改 善 点 を推 奨 して い る。
・薬 剤 感 受 性 結 果 を30日 以 内 に報 告 す る。
鍍 悴 辣 兆 な 資 勒飩 鍾 盤
従 来 の 固 形 培 地 に よ る 培 養 検 査 は 4∼ 8週 間 か か り、 そ の 後 に 薬 剤 感 受 性 検 査 に lヵ
月 ほ ど要 し 、 分 離 培 養 ・ 薬 斉」感 受 性 検 査 で 早 く て も約 2ヵ 月 ほ ど を 要 す る 検 査 で あっ
た 。 液 体 培 養 検 査 の 普 及 に 伴 い 、 結 核 菌 培 養 で は 5∼ 12日 、 非 結 核 性 抗 酸 菌 培 養 で
は 10∼ 24日 短 縮 で き (図 3)、 ま た 検 出 率 に お い て も 結 核 菌 で は 約 15%、 非 結 核 性 抗
酸 菌 で は 約 30%も 向 上 し 、 迅 速 な 結 核 診 断 に 貢 献 し て い る (図
図 4検 出率 の比 較
図 3検 出 日数 の 比 較
単位 (日 )
4)。
菫渡体培地 鐵固形培地
自渡俸培 地 慶固形培 地
90.0%
25.0
800%
700%
20.0
60_0%
15.0
50』 %
400%
10_0
300%
20_0%
5_0
10■ %
0■ %
10_0
非結核性抗酸菌
非結核性抗酸菌
-4-
ロ
ラボ ■ ■ =ズ
次〃代診″ システスのフ″
7〃
耐
"?」
日本 人 の 約 3人 に 1人 は が ん で 亡 くな つ て い る。 が ん 治 療 で 大 切 な の は 、早 期 発 見 。早 期 治 療 で
ある が 、 これ ま で の 検 診 で発 見 され るが ん は 、 全 体 の 約 65∼ 70%で あ る。 特 に肺 ・ 乳 腺 ・ 子 官 体
部 ・ 膵 臓 ・ 胆 管 の 治 療 可 能 な早 期 が ん をみ つ け る こ とは 困難 とい われ て い る。
そ こで 、独 立 行 政 法 人 新 エ ネ ル ギ ー ・ 産 業 技 術 総 合 開発 機 構 (以 下 、 NEDO)は 、 患者 へ の 負 担
が 小 さ く、 よ り早 期 に 一 度 に様 々 な が ん を診 断 で き る技 術 の 開発 の 支 援 を は じめた 。
そ れ は 、 た つ た 1滴 の血 液 に 含 ま れ る 「マ イ ク ロRNA」 を測 定 す る こ とに よ つ て 、 13種 類 の が ん
(胃 が ん 、食 道 が ん 、肺 が ん 、肝 臓 が ん 、 胆 道 が ん 、す い 臓 が ん 、 大腸 が ん 、卵 巣 が ん 、 前 立 腺
が ん 、 膀 洸 が ん 、手しが ん 、 肉腫 、神 経 膠 腫 )や 認 知 症 を早 期 に発 見 す る とい う画 期 的 な次 世 代 診
断 シ ス テ ム の 開 発 で 、 NEDOが 、独 立 行 政 法 人 国 立 が ん研 究 セ ン タ ー (以 下 、 NCC)及 び ア カ デ ミ
ア 、 企 業 と共 に 着 手 して い る (プ ロ ジ ェ ク ト期 間 は2018年 度 末 まで)。
マイクロRNAの 特徴
細 胞 は 、 細 胞 質 内 で不 要 に な つ た タ ンパ ク 質 や ア ミノ酸 な どを 「エ ク ソ ソー ム 」 と よばれ る膜
の 構 造 体 で包 ん だ うえ で 、 細 胞 外 に 輸 送 して お り、 この エ ク ソ ソー ム は、血 液 、 唾液 、 尿 、母 乳
な どの 体 液 中 を 循 環 して い る。
最 近 の 研 究 で 、 が ん細 胞 が 自 ら の マ イ ク ロRNAを エ ク ソ ソー ム に封 入 して 分 泌 して い る こ とが
明 らか に な つ て きた 。 が ん 細 胞 は 、 自 ら の 増 殖 や 転 移 の た め に細 胞 内外 の 輸 送 シ ス テ ム を利 用 し
て い る よ うで あ る。
がん細議
がん鰤
分泌
場の
ヨ
絲
[員
脇 たがみ織織
● in液申の 自舘即 醸 島鍛 榛 臨
・ シグナル海t響 議紀島tヽ
・
観 哺 :農 喜撃
]纂 篠 鐸 F意 ・
数癬
がん細胞
■
‐
機糖饗曝符‐
・
独 立行政法人新 エネルギー・ 産業技術総合開発機構
(蠅 DO)ホ ームページより
│
マ イ ク ロRNAは 22塩 基 ほ ど の 小 さな RNAで 、 ヒ トの マ イ ク ロRNAは 2500種 以 上 が知 られ て い る。
ェ ク ソ ソー ム 内 に は 200∼ 300種 類 が 存 在 す るとい われ 、血 液 や 唾 液 、尿 な ど の 体 液 に 含 ま れ て い
る。ま た 、他 の 遺 伝 子 の 発 現 を調 整 す る機 能 を 有 す る と考 え られ 、 生 物 自身 の DNAか ら合 成 され て
い る。 マ イ ク ロRNAは ゲ ノ ム か ら転 写 され るが 、 メ ッセ ン ジ ャ ー RNAの よ うに タ ンパ ク質 に翻 訳 さ
れ る こ とは な く、 お もに翻 訳 阻害 とメ ッセ ンジ ャ ー RNAの 切 断 とい う2つ の プ ロセ ス で 、標 的 とな
-5-
j貢
る複数 の遺伝 子 を制御 して い る こ とが明 らか になつ 診 断 マ ー カ の 可 能 性 が 示 され た 仁 =つ コi
て き た 。 す べ て の ヒ ト遺 伝 子 の うち 1/3が これ ら
の マ イ ク ロRNAに よ つ て 制 御 を受 け る と され て い
る。 この うち、各 種 のが ん特 有 の マ イ ク ロRNAは 、
RNAs
が ん の 転 移 や 病 態 変 化 な どに 関 与 して お り、 患 者
の血 液 中 で そ の 種 類 や 量 が 変 動 す る こ とが 明 らか
に な つ て い る。 よつて 、 が ん な ど の 疾 患 に伴 い 、
血 液 中 の マ イ ク ロ RNA量 は 、抗 が ん 斉1の 感 受 性 の
変 化 や 転 移 、 が ん の 消 失 等 の 病 態 の 変 化 に相 関す
と して期 待 され て い
る ので 、新 しい 疾 病 マ ー カ
る。
この 数 年 、世 界 中 で盛 ん に研 究 され て い るが 、
患 者 の 膨 大 な バ イ オ バ ン ク と照 合 を実施 す るが ん
マ ー カ 探 しは今 回 の プ ロ ジ エ ク トが初 め て とな
る。
イ躍
漏 近 話題 の マイ ク圧
‐
5211
マイク籟RIA― ―
に形 質 転 換 で き る こ とが 判 明 して い る。
悪 性 度 の 高 い 未 分 化 が ん に導 入 した と こ ろ、 正 常幹 細 胞
1・ 111_F
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52中
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ttFF=ヽ ぃ時・‐i'II ドANO曝 喘 Frci=1● n
守 tat,=こ ここr― ■
L性マーカ藤HANOG陽 性
多肖
奇影腫
正常肝組織
獨所授
ー の分子]と 経合させ、
マイク回RNA lllliF‐ 520dな ど}奄 DDS轄 雛鍾栞トラッグデリバリ 躍
ひDSの 共同開発を目指す.
与おょび全 投与による撰治的饉治療を目的轟 で、
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[韮轟
慶 型 電 写
振酸 医垂 と lJて の 臨 奎応 用
9鶴
マ イク醸RNA一 最
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が ん の 抑 制 遺 伝 子 を制 御 す る因子 と して 明 らか とな た 。
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劃T離 攘 伝子およびntR・ 露b曇 転写 PI■ 1'ン パク翼の認少
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燎 7■ ∬
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大 事 翻 ノヽス リ ー ト 詈 思 れ 撃 曖 耀 め 鰹
イ ンターネ ッ トの登場 によ り、ネ ッ ト上で通信販売 がで きた り、近況 をSNSに ア ップ ロー ドして世界
中の人 々 と結 びつ くことができるようにな り、生活が便利で豊かにな りま した。
しか し、イ ンターネ ッ ト上で様 々なサー ビス を利用 しよ うと思 うとサー ビスにログイ ンす る必要があ り
ます。 このサー ビス に ログインするときのパ スワー ドを忘れた らどうしますか。
自分 の親やペ ッ トの名前 をパ スワー ドにすれば忘れ ることはあ りませんが、ハ ッカーの辞書攻撃 (※ 1)
で破 られやす くな ります。 しか し、逆 に破 られにくい複雑なパ ス ワー ドを設定 して しま うと忘れて しま
うことがあ ります。そ こで、忘れ にくく、複雑なパ スワー ドの作 り方 を紹介 します。
/ゴ 評 書攻 撃
つている単語を片端からフ動 すること0パ スワー ドを破る方法。
辞摯り 銘 録ヤ
碑に
圃勢 は 覺 昆 τ 鶴 ろが 国 られ て 曖 閣 鉢 鬱 の
子供 の時に好 きだ つた歌や小説 のフ レーズ等 の よく
覚 えてい る言 葉 をパ ス ワー ドに してみま しょ う。
ただ し、文章 をそ の ままパ ス ワー ドにす ると長す ぎる
ので 、頭文字 を切 り出 してパ ス ワー ドを作 ります。
た とえば、 「吾輩 は猫 である。名 前はまだな い。」 の
頭文字 をパ ス ワー ドにす ると右 の通 りにな ります。
WAGAHAI HA NEKO DEARU。
NAMAE HA MADANAl。
晰
WH‖ DNHM
ノ ス リ 中 卜饗 璽 化 す る
の頭文字 をパ ス ワー ドにす ることで忘れ ることはな くな りま した。
例 :Hの み を小 文 字 にす る。
さらに、 そ こに も う一工夫 を加 えて 自分だけのルール を作 るとよ リパ ス ワー
WHNDNHM
ドを強化 できます。 しか しパ スワー ドが大文字だけ、小文字 だけだ とハ ッカー
の総 当た り攻撃 (※ 2)で パ スワー ドが破 られ る事があ ります。
そ こで大文字、小文字、数字、記号 が混在 させてパス ワー ドを破 られ に くく
します。他 に もAを @マ ー クに置 き換 えた り、Lを 数字 の 1に した りす る方法
文章
“
蟷
WhNDNhM
し
があ ります。
X′ 麟 当をり攻 撃 時間の許す限 リアル ファベ ッ トを組み合わせて片端か ら入力す ることで
パ スワー ドを破 る方法。
他 脇 も め る 強 力 認 バ ス リ ー lト
=
へ
猟
=
歌や小説 の頭 文字以外 に も、 自分 の よ く覚 えてい る単語 で強力 なパ ス ワー ドを作 る方法があ ります。
単語 をアル フ ァベ ッ トに して、A∼ Zの 1贋 に任意 の位置へず らす方法 です。
例えば、「 SAKURA」 を右に2文 字ずらす場合、
K
G DIEIF G H I J K
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3
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CDEFGH
‖ ‖ OP
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13111‐ 4‐
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醸 ‖ OP.01R S T tt v‐ 闇 XYZ‐
「 uc順 響Tc」 になります。
忘れ に くく、破 られ に くいパ ス ワー ドの紹介 いかがで したで しょ うか。
安全 で快適 なネ ッ トライ フをお楽 しみ くだ さい。
-7-
A‐
B
場
顔
力疫測定法 Э原理 薩ξ
"
臨床 検 査 の 場 にお い て 自動 分 析 装 置 は迅 速 化 、微 量 化 、大 量 検 体 処理 の 実 現 に と つて 不
可 欠 な も の とな つ て い る 。 現 在 の 免 疫 検 査 分 野 も 自動 化 機 器 が 普 及 して い る が 、 測 定 原
理 は RIA法 の 頃 か ら使 用 され て い るサ ン ドイ ッチ 法 、及 び 競 合 法 とな る。
そ の 特 性 を充 分 に理 解 した上 で各 種 検 査 項 目を判 定 す る事 が 重 要 に な る。
ッず奪れ物ツチ騰を維 ιた測定原理
椒夕升
夕■っ厄万計 検 体 と試 薬 中 の 回相 化 抗 体 を反 応 させ る。 検 体 中 に 目的抗 原 が 存 在 す る と
抗 原 ―抗 体 の 結 合 物 が 形 成 され る。
固相 法 に は プ レー ト固相 、 チ ュー ブ 固相 、 ビー ズ 固相 等 が あ るが 、現 在 で は微 粒 子 が広
く使 用 され て い る。 他 の 固相 法 と比 較 して 微 粒 子 は 、液 体 ―液 体 に近 い ス ムー ズ な反 応 が
れ る事 にカロえ表 面 積 が 広 く、 感 度 の 向 上 、 測 定 範 囲 の 拡 張 と い う試 薬 性 能 を も
.ら .
写夕
固相 して い る抗 体 に は ポ リク ロー ナ ル 抗 体 とモ ノ ク ロー ナ ル 抗 体 が 存 在 す るが 、 モ ノ ク
ロー ナル 抗 体 同 士 で も認 識 す る エ ピ トー プ の 違 い に よ り反 応 性 は変 化 す る。
B/F分離
:第
1反 応 後 、洗 浄 に よ り未 反 応 の 共 存 物 質 等 を除去 す る。
※ B=bond(結 合 )F=free(遊 離 )
免 疫 検 査 に お い て 測 定 結 果 に影 響 す る未 反 応 物 質 を取 り除 く為 、 洗 浄 効 率 を上 げ る事 が
重 要 な カ ギ とな る。 現 在 は抗 体 が 固相 され た磁 性 化 粒 子 を磁 石 で 引 き寄 せ て 、 B/F分 離 を
行 う とい う方 法 が 多 く採 用 され て い る。
ヨオ
目
鸞
+讐
鰺
抗原 第 1反 応
し
抗体
抗原一
標識抗体の結合物が形成される。
多彩効乙が■標識抗体を添加すると抗体―
標 識 物 質 に よ り方 法 論 が 変 わ る。 1125を 標 識 して い るRIA法 (放 射 線 )か ら酵 素標 識 のE
IA法 (比 色 、 蛍 光 等 )を 経 て 発 光 物 質 を標 識 した 化 学 発 光 法 (発 光 量 )が 現 在 で は主 流
とな つ て い る。 標 識 物 質 を比 較 す る と、分 子 量 550程 の 発 光 物 質 に対 し、酵 素 の 分 子 量 は
100,000程 度 あ る。
EIA法 の 場 合 、抗 体 は大 き な 酵 素 を標 識 して 抗 原 抗 体 反 応 す る事 に な るが 、 化 学 発 光 法
は標 識 物 質 の 影 響 が 少 な い 為 、 低 分 子 か ら高 分 子 ま で の 測 定 が 可 能 にな る。
高感 度 測 定 が 可能 な化 学発 光 法 にお い て は 、発 光 物 質 自体 の 安 定性 が重 要 とな る。
多 様 な発 光 物 質 の 中 に は 、 比 較 的 早 期 に発 光 収 率 が 下 が り、 演1定 結 果 に影 響 を与 え る も
の も存 在 す る。 ま た 、 発 光 が 瞬 間 的 で あ る為 に発 光 物 質 自体 の 発 光 時 間 を延 ばす 改 良 、
繰 り返 し発 光 させ る等 、 正 確 な測 定 が で き る工 夫 を して い る。
-8-
B/F分離 、力際言 :洗 浄により未反応の標識抗体を除去する。
そ の 後 、反 応 した 標 識 物 質 の 量 に応 じた シ グナル を測 定す る。
(ワ ンス テ ッ プ 法 )も あ る。
の
最 初 の 洗 浄 が 無 く演1定 時 間 短 縮 に な る が 、 対 象 項 目に よ つ て は共 存 物 質 が 測 定 結 果 に
影 響 を与 え る ケ ー ス が あ る。 しか し 、 ワ ン ス テ ッ プ 法 は洗 浄 が 1回 で あ る為 、 2回 洗 浄
B/F分 離 (洗 浄 )が 1回 の 測 定 法
と比 較 す る と再 現 性 は 良好 に な る。
躙
・ュケ=― 卜
コンシ
添加
+絆 鞭
攀
断
B/F分 離
第 2反 応
洗浄
テ ンドイ ッ チ 艦
:過 剰 量 の 抗 体 と過 剰 量 の 標 識 抗 体 で 検 体 中 の 目的物 質 をサ ン ドイ ッチ
す る。
形 成 され る抗 体 一目的 抗 原 ―標 識 抗 体 の 結 合 物 は 目的抗 原 の 量 に比例 して 増 加 す る。
測 定 結 果 は あ らか じめ機 械 に記 憶 され た キ ャ リブ レー シ ョンの シ グナ ル か ら計 算 され る。
■■
「
人人人人人 +鰊
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抗体1■
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江 →ミトヽハ←撃
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1
少 ← 抗原量 → 多
形髭全落 i:一 定 量 の 抗 体 に対 して 検 体 中 の 目的物 質 と一 定 量 の 標 識 抗 原 が 競合 的 に反 応 す
る。
目的抗 原 が 増 加 す る と、反 比例 して一 定 量 の 抗 体 と結 合 す る標 識 抗 原 は減 少 す る。
測 定 結 果 は あ らか じめ機 械 に記 憶 され た キ ャ リブ レー シ ョン の シ グナル か ら計 算 され る。
1
当 研 究 所 で は HCV抗 体 ・
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肛 →ミトヽふ←撃
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少 ← 抗 原量 → 多
HBsA g/Ab・ HIVAg/Ab・ HTLV・ AFP o CA15-3・ CYFRA・ E2・ FSH・
L耳 ││
M、 電ぷ貶 薫ξI縫 供できる島
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努 め て ま い ります 。
-9-
KYOWA
SYNTHETIC
MEDICAL‐
LABORAT10RY
杏和総合医学研究所
〒663・ 3142
2丁 目 1・ 24
兵庫県西宮市鳴尾浜 ‐
TEL 0798(4‐ 3)2031
FAX.0798(41)2257
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