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ルネサンスと宗教改革

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ルネサンスと宗教改革
第 14 講
経験論と合理論
ルネサンスと宗教改革
問1 1=④ 2=② 解説 1 ルネサンスにおこった人文主義(ヒューマニズム)は、ギリシア・ローマの古典を学ぶこと
で人間性を回復することをめざした文芸運動。 ①合理主義は理性に基づいて判断・説明すること。 ②福音は「喜ばしい知らせ」の意味で、福音主義は、教会の権威よりも聖書の福音に基づく
信仰をさす。 ③啓蒙主義は理性の力を信頼し、無知・蒙昧から人間を解放しようとする思想運動。 2 ①トマス=モアはイギリスの人文主義者で、ジェントリ(在地貴族)によるエンクロージャ ー(囲い込み)に対する批判を込めて、『ユートピア』で私有財産制度のない理想の社会 を描いた。 ③グロティウスは「国際法の父」といわれるオランダの法学者。(第25講・社会契約説) ④ウィクリフはイギリスの神学者で、宗教改革の先駆者。(第21講・宗教改革) 問2 ① 解説 ボッカチオの『デカメロン(十日物語)』は、ペストを避けてフィレンツェ郊外の山荘に集
まった若い男女10人が、十日間にさまざまな話を繰り広げるという内容。欲望を肯定し、
聖職者を皮肉るなど、ルネサンス的な人間性の解放精神にあふれている。 ②「偉大さと悲惨さとの間を揺れ動く中間的存在である人間」つまり「中間者」という捉え 方をしたのはパスカルである。 マキャヴェリのいう君主は、道徳や宗教とは無関係に、統治のためならいかなる手段も使 うずる賢さと、威圧的な力を持つべきだと説く。 1
第 14 講
経験論と合理論
人 物 著 書 ダンテ 『神曲』 ペトラルカ 『カンツォニエーレ』 ボッカチオ 『デカメロン(十日物語)』 ピコ=デラ=ミランドラ 『人間の尊厳について』 エラスムス 『愚神礼賛』 トマス=モア 『ユートピア』 マキャヴェリ 『君主論』 ③文章はレオナルド=ダ=ヴィンチ『最後の晩餐』の内容になっている。 『最後の審判』はイタリア・ローマのバチカンにあるシスティーナ礼拝堂にある壁画で、 終末の日にイエスによって人間が天国と地獄に振り分けれる様子を描いたもの。 ④文章はトマス=モア『ユートピア』の内容になっている。『愚神礼賛』はローマ教皇や聖
職者の偽善を皮肉った風刺を内容としている。 問3 1=③ 2=④ 解説 1 ①『国家』はプラトンの著書。②『政治学』はアリストテレスの著書。 ④『ユートピア』はトマス=モアの著書。 ルネサンス期の代表的な人物の著書は以下の通り 2 マキャヴェリはルネサンス期イタリアの外交官・政治家で、平和と安全を維持するためには
強力な君主が必要であると説き、そのためには権謀術数の限りを尽くすべきだとした。 彼の思想はマキャヴェリズムと呼ばれ、しばしば批判の対象となるが、そこには現実主義 (リアリズム)に徹する政治観がみられる。 ①時には非道徳的で冷徹な手段も辞さないのだから、
「民衆の要求に従った政治」は不適切。 2
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経験論と合理論
②キリスト教道徳に縛られないのだから、「深い信仰」「宗教的権威」は不適切。 ③「道徳的にふるまわなければならない」は不適切。 問4 ④ 解説 ④には「自分の価値を自ら選ぶことができる」「自由意志によって創造的に生きることがで
きる」と見えるので、ピコ=デラ=ミランドラの考え(自由意志)にもっともふさわしい。 ①パスカルの「人間は考える葦である」の内容。 ②ルソーの『社会契約論』の内容。 ③ルターの考えに近い。 問5 ② 解説 「自由意志」
「決定できる」
「人間の決断にかかっている」という部分が、ピコ=デラ=ミラン
ドラの考えにもっともふさわしい。 ①「神の栄光に奉仕すること」、③「生まれ変わる」、④「生活様式や社会関係を積極的に創
り上げていく」はそれぞれ不適切である。 問6 ③ 解説 1は、
「イタリア」
「政治は宗教や道徳に依拠することなく、現実の社会の状況を直視」とい
う部分から、マキャヴェリが適当であると分かる。 2は、
「イギリス」
「私有財産制」
「自由で平等」
「どこにもない理想的な国」という部分から、 ジェントリ(在地貴族)によるエンクロージャー(囲い込み)を批判し、『ユートピア』で
私有財産制度のない理想の社会を描いたトマス=モアであると分かる。
ペトラルカはルネサンス期の人文主義者で『カンツォニエーレ』で恋愛感情を表現。
ヒュームは経験論の立場からすすめて、懐疑論と説いた人物。
問7 ① 解説 絵画という人間が行う芸術活動の中に、遠近法という技法を用いることによって自然の風景
などを配置・構成する。さらに文中には「主体としての人間の視点から再構成する」と見え
るので、「人間が自然を支配」という選択肢がもっとも適切である。 3
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問1 ① 解説 『愚神礼賛』で堕落したカトリック教会を批判していたエラスムスは、ルターの宗教改革に
影響を与え、これを支持していた。しかし、エラスムスが人間の「自由意志」を認めたのに
対し、ルターは神の全能を認め、原罪を負った人間は善行を求めることすらできないとして
人間の自由意志を否定した。(自由意志論争) ②トマス=モアは、『ユートピア』で私有財産制を否定。 ③カルヴァンは、ルターの宗教改革を引き継ぎ、予定説を説いた。 ④ピコ=デラ=ミランドラはイタリアの人文主義者で、『人間の尊厳について』では人間の 尊厳を自由意志に求めた。 問2 ① 解説 「神の前ではすべてのキリスト者は平等」「自己の信仰心によって直接神と向き合う」 「聖書のみがキリスト教の信仰のよりどころ」という部分は、すべてルターの考え(聖書中
心主義)にふさわしい。 ②カルヴァンの予定説と職業召命の説明である。 ③「哲学は神学の侍女」といった、スコラ哲学者で実在論を展開したアンセルムスの思想。 ④ルターは『キリスト者の自由』で、キリスト者が何者にも従属しない自由な存在であると 同時に、すべてのものに奉仕する神の僕(しもべ)であると述べている。またルターは、 ドイツ農民戦争において当初は農民側に同情的であったが、しだいに暴徒化した農民に対 しては批判的な態度をとった。 問3 エラスムス=⑤ カルヴァン=③ 解説 ⑤エラスムスは『新約聖書』をラテン語以外で初めて出版した。また「痴愚の女神に託して 当時の教会の堕落や神学者の聖書解釈の愚劣さを痛烈に風刺」という部分が主著『愚神礼 賛(痴愚神礼賛)』の内容に合致する。 ③カルヴァンの予定説・職業召命観の説明にふさわしい。 ①「斬新な技法」は遠近法をさし、その他の部分からもレオナルド=ダ=ヴィンチである。 4
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②ルターの説明である。 ④「残酷さをもって統一と平和を確立する君主」「イタリアの分裂状況の克服」という部分 から、マキャヴェリであることが分かる。
問4 ④ 解説 カルヴァンは、神から与えられた世俗の職業こそが「天職」(神の召命)であるとし、その
職業に励むことが救いの証であると考えたので、文中「現世の生活は積極的な意味をもたな
い」という部分は不適切である。 ①万人司祭主義、②予定説、③信仰義認説については正文として確認のこと。 問5 ③ 解説 ドイツの社会学者マックス=ウェーバーは『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
の中で、カルヴィニズムの禁欲・勤勉・正直などを重視する職業倫理が、資本主義を生み出
す精神的基盤になったと分析した。 問6 ② 解説 「近代自然科学」「科学者」というキーワードから②ケプラーが選べるだろう。 ①ピコ・デラ・ミランドラはルネサンス期のイタリアの人文主義者。 ③マキャヴェリも同じくルネサンス期のイタリアの政治家・外交官。 ④ヒュームは18世紀イギリスの思想家で、ベーコンの経験論を徹底させ懐疑論を説いた。
問7 ③ 解説 機械論的自然観は、ガリレイの「自然の書物は数学の言葉で書かれている」に象徴されるよ
うに、自然を数量的な法則で把握しようとした。 ①地動説を唱えたのはポーランドの「コペルニクス」である。 ②このような汎神論的な無限宇宙論と説いたのは、ルネサンス期イタリアの哲学者ブルーノ である。 ④帰納的な方法で科学研究を行ったのはベーコンである。 5
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経験論と合理論
解答・解説 問1 ④ 解説 「劇場のイドラ」とは、伝統や権威や誤った学説の盲信からくる偏見である。 ①種族のイドラではなく、洞窟のイドラの説明になっている。 ②洞窟のイドラではなく、種族のイドラの説明になっている。①と②は逆である。 ③市場のイドラとは、不適切に使われた言語からくる偏見・噂やデマや風説などであるから、 「言葉を簡単には信頼しないため」というのは、噂やデマに流されない意味になるので、 内容として逆になってしまう。 問2 ③ 解説 ベーコンが主著『ノヴム=オルガヌム(新機関)』の中で述べている、「自然は服従すること
によってでなければ征服されない」の意味にふさわしい。 ①ベーコンは人間を自然から切り離して自然を外部から客観的に観察して法則を見出すと いう機械論的自然観に立っているので、「自然を人間の生命と繋がる生きたものと見る」 という部分が不適切である。 ②イドラ(偏見や先入観)を排除すべしというのがベーコンの考えである。 よって「イドラに基づく知」という部分が不適切である。 ④「確実な真理から推論によって必然的に導かれる」というのは、デカルトの演繹法である。
ベーコンが提唱したのは、個々の経験悌事実からそれらに共通する一般的法則を求める帰納
法である。 6
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問3 ③ 解説 劇場のイドラは、劇場で演じられていることを本当のことと信じてしまうように、伝統や権
威や誤った学説の盲信からくる偏見である。 兄は、大学の偉い先生、倫理の教科書や高校の先生、父のイデアはあってもおかしくないと
いう意見に従って(盲従して)、「やっぱりイデアはあるんだよ」と言っている。 妹は権威を無批判に受け入れていない。母は普段の生活を判断基準にして「イデアなんて意
味があるとはとても思えない」と言っている。父は「どうかは知らないけど」と半信半疑。 問4 ① 解説 設問文からベーコンを選べばよいことが分かる。 ②はヒュームの説明である。 ③「存在することは知覚されること」としたバークリーの説明である。 ④「白紙」つまりタブラ=ラサから、ロックの説明だと分かる。 問5 ① 解説 ベーコンは、イドラ(偏見や先入観)を排除して自然を観察するという考えである。 ②プラトンのイデア論・想起説(アナムネーシス)。 ③ロックの「白紙」(タブラ=ラサ)。 ④デカルトの物心二元論(心身二元論)の説明である。 問6 ③ 解説 ヒュームは、原因と結果を結びつける因果関係そのものを知覚することはできず、因果関係
が正しいと思えるのは心の習慣にすぎないとして、因果律(原因と結果の因果関係)を否定
し、法則もありえないと考えた。 ①「判断を停止」(エポケー)は、現象学を唱えたドイツの哲学者フッサール。 ②「無知の知」はソクラテスである。 ④「真理は相対的なもの」という部分はギリシアのソフィストの説明。「つねに物事を疑い 続ける」はモンテーニュの説明に近い。 7
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問1 ④ 解説 デカルトは『方法序説』の冒頭で、「良識(理性・ボン=サンス)はこの世でもっとも平等
に分配されている」と述べている。良識(ボン=サンス)は万人に等しく備わっており、そ
れを正しく用いることによって真理に到達できると考えた。
①ベーコンの「知は力なり」の意味である。 ②スピノザが『エチカ』に書いた「永遠の相のもとに」の意味である。 ③パスカルが『パンセ』に書いた言葉である。 問2 ② 解説 問1でしっかり良識(ボン=サンス)が理解できていれば、②が正解であると分かる。 ①「人間は神から自由意志を授けられた唯一の存在」からピコ=デラ=ミランドラ。 ③「生命あるものへの畏敬の念」からシュヴァイツァー。 ④ スピノザの考え。 問3 1=② 2=① 解説 1 近代科学の特徴は「実験」と「観察」の積み重ねによって客観的な法則を見出すことである。
2
デカルトの演繹法の内容であるから、
「これ以上疑い得ない根本原理から出発して」
「確実な
推論を行う」という流れがふさわしい。 ②「問答を繰り返す」という問答法はソクラテスの真理到達への方法である。 ③「対立する主張を止揚する」という弁証法はヘーゲルの方法。 ④「観察に基づき判断する」のはベーコンなど経験論の立場である。
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問4 ③ 解説 デカルトの物心二元論(心身二元論)は、精神の本質である「思惟」(思考=考えること)、
物体の本質である「延長」(空間的な広がり)を区別し、物体と精神はそれぞれ独立して実
在するものであると考える。
①フロイトのエス(欲望)・エゴ(自我)・スーパーエゴ(超自我)の関係の説明である。
超自我は親のしつけや教育によって道徳が内面化されることで形成される良心で、自我を
厳しく監督・抑制しながら、エス(欲望)を調整・制御する働きをもつとされる。
②デカルトは、良識(ボン=サンス)はこの世でもっとも平等に配分されていると考えたが、
「信仰に応じて各人に配分」されているわけではない。
④デカルトのいう「高邁の精神」は、自らの意志により情念を制御し、最善と判断したこと
を実現する意志であるから、客観的な真理の追究ではないし、「情念との関わりをもたず
に存在」というのもおかしい。
問5 ③
解説
文章2行目に「「知識と力は合一する」と語るベーコン」とある。ベーコンといえば、
「知は
力なり」「自然は服従することによってでなければ征服されない」という言葉から、自然を
支配して人類の生活を改善していくことをめざしたと学習した。
また、文章最後の2行にも「自然を技術的に支配することで人類の福祉を増大させること」
と見える。つまり人間は自然を「支配」することで開発・利用し生活に役立てると彼ら(ベ
ーコンやデカルト)は考えたのである。よって「支配」にもっともふさわしい「主人」を正
解と考えるのが適切である。 問6 ③ 解説 デカルトは、明晰判明な知(道徳)が求められるまで、日常の生活では仮の(暫定的)道徳
に従うことと説いている。よって「行為についてどのような判断も下すべきではない」とい
う部分は不適切である。
①デカルトは、人間は生得的に神の観念を持っており、それには根拠がなければならな
いので、神は存在すると考え、神の善性を真理であるとしている。
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経験論と合理論
②外部の影響(身体)から生まれた受動的な情念を、自らの意志(能動的な自由意志)
により制御することろに人間の高邁さがある。
④良識(ボン=サンス)はすべての人間に平等に配分されている。
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第 15 講
啓蒙思想
啓蒙思想
問1 ② 解説 モンテスキュー、ヴォルテールという人名が見えているので、啓蒙主義と分かる。 ①資本主義は、17 世紀イギリスの囲い込み運動、工場制手工業の発達、さらに産業革命 により発達する。 ③人文主義(ヒューマニズム)は、ルネサンス期における人間性の解放、回復の思想。 ④社会主義はマルクスや、それに先立つオーウェン、サン=シモン、 フーリエらの思想である。 問2 ② 解説 ヴォルテールは、フランス王政の堕落を風刺する作品で投獄されたのち、イギリスにわたり ニュートン物理学やロック経験論を学んだ。 ①モンテスキューは絶対王政には批判的であったが、それを防ぐための三権分立を主張した のであって、人民の革命を説いたわけではない。 ③『百科全書』は政府から発禁処分を受けるなど弾圧を加えられたので、「王政の保護のも と」という部分は不適切である。さらに、合理的・科学的思考を重視する唯物論的な傾向
をもっていたので、「宗教を擁護する」という部分も誤りである。 ④サン=シモンは、マルクスらによって空想的社会主義と批判された思想家であるので、 「科学的分析に基づいて」という部分が不適切である。 問3 ④ 解説 ヴォルテール(フランス)はイギリスに渡り、自国の絶対主義とは異なる自由な社会風土の
影響を受けた。自然科学的知識を尊重し、旧来の政治的・宗教的な体制を批判、啓蒙主義を
提唱した。 11
第 15 講
啓蒙思想
①百科全書派にはヴォルテールも参加したが、中心人物として唯物論的な思想を形成したの
はディドロである。 ②イドラは偏見・偶像・幻影を表すベーコンの用語。 ③「大地震」という動揺を経験したのは 19 世紀の実存主義思想家キルケゴール。 問4 ④ 解説 「イギリス文化の紹介」「フランスの遅れを厳しく批判」「自然科学的知識を重視」「伝統的
偏見や教会の横暴を攻撃」「フランス啓蒙運動を推進」と、ヴォルテールを導き出す代表的
なキーワードが並んでいる。 ①「自然権を国家へと移譲」「国家的統治の下でこそ」という内容は、ロックではなくホッ
ブズの考えである。 ②ライプニッツは「無神論的立場」ではない。モナド(単子)は神の意志(摂理)によって あらかじめ調和されている(予定調和説)、という知識があれば判定できる。 デカルトやパスカルもそうであるように、近代ヨーロッパの思想家の多くは熱心なキリス
ト教信者であり、無神論を唱える者は少ない。 ③『百科全書』派の中心人物であるディドロは、数少ない無神論者で、唯物論的な傾向を強 く持っていた。よって、その唯物論的傾向に「思想的貧困を見て取った」は不適切である。 問5 ④ 解説 『百科全書』はディドロとタランベールを中心に、200 人をこえる執筆協力者によって成立
したフランス18世紀の大百科事典。神を中心としたそれまでのヨーロッパ文化の古い枠組
みを破壊し、非合理的な伝説や制度を打破しようとする「啓蒙思想」に基づく試みであった。 ①ダーウィン『進化論』の説明である。 ②フランスの旧体制(アンシャン=レジーム)を批判・打破するのであるから、絶対王政の
象徴であるルイ 14 世を「進歩の頂点」と扱うのは不適切である。 ③モンテスキューによる『ペルシア人への手紙』の内容であるが、教科書の内容を超えた知 識である。 12
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