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根堀台だより 第 78 号

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根堀台だより 第 78 号
由利本荘市立由利中学校 校報
「チーム由利中
心ひとつに」
平成28年1月14日
根堀台だより
根堀台だより
第 78 号
校 訓 「 進 歩 (文 )」 「 健 康 (武 )」 「 協 力 (道 )」
明けまして
おめでとうございます
今日は3学期始業式。2016年の新たな出発の日となりまし
た。19日間にわたる冬休みでしたが、ご家庭のご指導の下全員
無事に終えることができたようです。ほとんどの生徒が、補習や
部活動でほぼ毎日登校していましたが、充実した生活をおくるこ
とができたようです。
今年は申年ですが、「申」は十二支の9番目の干支となります。
干支の十二支はかつて中国で農業を行う際に「暦」として使われ
ていた農業用語で、農作物の成長過程を12段階で表しており、
農作業のカレンダーとしての役割を果たしていました。その十二
支が江戸時代に日本に言い伝えられ、一般庶民でも分かりやすいよ
う十二支に動物が当てはめられ、そこから十二支が広がったと言わ
れています。実際は干支の「申」は動物の「猿」とは無関係のもの
でしたが、「申」には動物の「猿」が割り当てられることになりま
した。
申年の「申」は本来「しん」と読み、意味は「伸ばす」で、「草
木が十分に伸びきった時期で、実が成熟して香りと味がそなわり、固く殻におおわれていく
時期」を表しています。1年間の「総まとめ」の時期であるこの3学期、そして「受験本番」
を控えた3年生にとっても、大変ふさわしい「干支」のように思われます。
また、「申」には病気や災厄が「去る」という「云われ」もあって、「縁起のよいもの」と
して神社なので祭られるなどしています。休み明けですので、由利中生全員の「気の緩み」
や「弱気」が「去る」ことを切に願っています。
今年も104名の子どもたち一人一人が、自己の「夢の実現」を目指し、「夢あきらめな
い」で、前へ進んでいけるように「チーム由利中 心ひとつに」力を尽くして参ります。
どうぞ本年も由利中学校をよろしくお願い申し上げます。
由利中学校職員一同
3学期始業式「式辞」から
皆さん,明けましておめでとうございます。元気に冬休みを過ごしたことだと思います。どんな初
夢を見ましたか?「なりたい自分」という夢に向かい少しでも前へ進むことができたでしょうか。
今日から3学期が始まります。平成27年度も残すところ3ヶ月を切り、3年生と一緒に学校生活
を過ごせるのも後少しとなりました。これからは寒さも厳しくなりますが、3年生は高校受験、そし
て1・2年生は進級に向けて「勝負の時」を迎えることになります。皆さん、準備はいいですか?
さて、皆さんは社会の歴史の時間に、
「金印」について勉強しましたね。皆さん、覚えていますか。
西暦57年に「倭奴国王」が光武帝から「金印」を授かったということは、「後漢書」という中国の
歴史書の「東夷伝」に書かれています。そして、その「後漢書」の「王覇伝」の中で、後漢の初代皇
帝である光武帝のこの言葉が記されています。さあ,皆さん何と読むか考えてみて下さい。
最初の二文字「疾風」(しっぷう)とは「早く激しく吹く風」を意味します。
その次の二文字「勁草」(けいそう)は「強い草」を意味します。
この四文字熟語「しっぷうけいそう」から、「疾風に勁草を知る」と言う言葉になります。
「強く激しい風が吹くと,弱い草は吹き千切られて飛んでいきます。しかし,地面にしっかりと根
を張った強い草はどんな風が吹いても残るものだ。」という意味です。
人生は決して「順風満帆」とはいきません。無風であったり、温かく穏やかな風だけが吹く訳では
ありません。大地がひび割れる熱風やすべてを凍てつかせる厳しい北風、時には前へ進むことすらで
きない嵐の日が訪れるかもしれません。誰もが現実の厳しさや困難に行き当たることが必ずあります。
思い通りにならないことも沢山あります。心が折れたり、不安で眠れない夜は誰にでもあるものです。
皆さんは、今自分は本当に一生懸命頑張っているのに、ふと自信が無くなる瞬間がありませんか?
自分の姿と比べれば他の人があまりに立派に見えたり、余裕がありそうに感じることがありません
か?悩みや不安のない人は決していません。優越感よりは劣等感、自信よりは不安の方が多いもので
す。特に3年生の皆さんは、そうではないですか。勉強すればするほど不安を感じることがあるもの
です。
「疾風勁草を知る」
困難や試練に直面した時に、はじめてその人の意思の強さや、人間としての価値がわかるものです。
でも、私たちが果たして常に「勁草」、つまり「強い人間である」と言い切ることができるでしょ
うか?
私は正直自分が「勁草である」とは思いません。人間は「弱い生き物」です。
でも、疾風の中にあって、「勁草」であろうとする気持ちを失ってはいけないと思っています。
「勁草」となるために、どんなに厳しい嵐の中でも精一杯踏ん張って生きていこう、前へ進んでい
こうと思っています。
ではどうやったら疾風に負けないで踏ん張れるのでしょうか?
それは「夢を持つこと」、「夢あきらめない心をもつこと」です。
「夢」は「未来」です。「夢」は「前へ進む力」です。
平成28年4月の「なりたい自分」を目指して進んでいきましょう。
平成28年新しい年の出発にあたり、皆さんが「夢あきらめない」「勁草」となることを期待して
います。
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