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ファクトブック2015
TOWARD A SOLUTION-ORIENTED BUSINESS FOR SUSTAINABLE GROWTH ALWAYS EVOLVING FOR VALUE CREATION Fact Book 2015 2015年3月期 目 次 1.経営基本情報 企業理念/ブランドステートメント .................................................................................................. 2 経営方針......................................................................................................................................... 3 コーポレート・ガバナンス ............................................................................................................... 4 2.全社業績 連結業績ハイライト ........................................................................................................................ 11 年間の主要連結財務データ ........................................................................................................ 連結貸借対照表 .............................................................................................................................. 連結損益計算書.............................................................................................................................. 連結キャッシュ・フロー計算書........................................................................................................ 四半期業績情報.............................................................................................................................. 3.セグメント別業績・事業概要 高機能繊維・複合材料事業 業績 ........................................................................................................................................ 高機能繊維.............................................................................................................................. 炭素繊維・複合材料 ................................................................................................................ 電子材料・化成品事業 業績 ........................................................................................................................................ 樹脂 ........................................................................................................................................ フィルム ................................................................................................................................... 10 12 18 22 24 26 30 31 37 41 41 45 ヘルスケア事業 業績 ........................................................................................................................................ 50 概要 ........................................................................................................................................ 50 製品事業 業績 ........................................................................................................................................ 59 概要 ........................................................................................................................................ 60 その他 概要 ........................................................................................................................................ 62 IT 事業グループ 主要製品・サービス ...................................................................................... 63 主要製品の概要と特徴 ............................................................................................................ 64 参考情報 ........................................................................................................................................ 65 4.会社情報 株式情報 ........................................................................................................................................ 帝人グループ概要図 ........................................................................................................................ コーポレート・データ ..................................................................................................................... 情報開示方針 ................................................................................................................................. 「セグメント情報に関する注意事項」 当社グループでは、各事業の実態をより適切に示す為、セグメント情報の算出基準の変更を実施しています。 変更の内容に関しては、14 ~ 16 ページの注記をご参照下さい。 68 70 72 73 1 経営基本情報 企業理念/ブランドステートメント 帝人グループ「企業理念」 1 Quality of Life 企 業 理 念 帝人グループは人間への深い理解と豊かな創造力でクォリティ・オブ・ライフの向上に努めます a)クォリティ・オブ・ライフ(Quality of Life)とは、 「生きていることの価値」 という意味です。生活の豊かさや、健康、安全、ゆとり、仕事・趣味・人 との触れ合いなどを通じて得られる人生のさまざまな喜び、さらには、地 球上のすべての生命の大切さ、という広い意味を込めた言葉です。 b)企業は人間の幸せのために存在する-これがすべての原点です。テイジン グループは人間への温かな理解と愛情を持ち、その上で創造的な技術力と 企画力、マーケティング力を磨いて、本当の価値を生み出す企業となります。 2 社会と共に成長します (1)株主と顧客から信頼され、期待される企業グループとして企業価値の増大に努 めます。 (2)広く社会の理解と共感を得られる企業グループをめざします。 (3)地球環境との共生を図り、自然と生命を大切にします。 a)企業は社会の一部です。テイジングループは常に社会との調和を保ち、健 全な成長をめざします。さらに、クォリティ・オブ・ライフを高める価値あ る創造を通じて社会と顧客に貢献します。 b)社会とは常に対話しています。社会からのメッセージを敏感に受け取り、社 会へのメッセージを通じて社会に開かれた企業グループになります。 c)日本での事業もまた、国際社会の中での事業です。常に国際的視野で仕事 をします。海外では、その地で社会の十分な理解と共感が得られる事業運 営に努めます。 d)人間は自然の一部です。地球環境へのリスポンシブルケアなくして、真の クォリティ・オブ・ライフの向上はありません。我々自身の重大な課題とし て取り組みます。また、提供する製品・サービスと日々の生産活動の両面で、 安全をすべてに優先させます。 3 社員と共に成長します (1)社員が能カと個性を発揮し、自己実現できる場を提供します。 (2)社員と共に、革新と創造に挑戦します。 (3)多様な個性に彩られた、魅カある人間集団をめざします。 a)社員がその能力と個性を十分に発揮し、さまざまな経験を積み、達成感を 味わい、仕事を通じて人間的成長を実現できる場を提供します。社員が自 らのクォリティ・オブ・ライフを高めることを支援します。 b)すべての経営資源(人、物、金、技術、情報、ブランド、企業文化など) の中で、社員が究極の経営資源です。テイジングループは、適材適所と公 正な評価・処遇を通じて、社員の可能性を最大限に引き出し、活かす企業 となります。 c)現状維持はすなわち衰退を意味します。絶えざる革新と創造なくして企業の 成長はあり得ません。テイジングループは、自らの役割を確実に遂行しさら に未知の可能性に果敢に挑戦する、バイタリティーある社員を大切に育て ます。 ブランドステートメント Human Chemistry, Human Solutions テイジンブランドの約束を “Human Chemistry, Human Solutions”と表現します。こ の約束は、 「人と地球環境に配慮した化学技術の向上と、社会と顧客が期待している 解決策を提供することで本当の価値を実現すること」を意味しています。 私たちはこの約束を確実に成し遂げ、企業理念である Quality of Life の向上に努め、 社会と顧客から信頼される企業グループであり続けます。 同時にこのステートメントは、21 世紀のテイジングループが目指す「化学素材を基盤に した事業 =Chemistry(ポリエステル、アラミド、ポリカーボネート等)」と「サービス 提供による付加価値創造の事業 =Solutions(医薬・医療、ソフトウェア、流通等) 」も 意味しております。また、Chemistry には、 「良い人間関係」といった意味合いもあり、 顧客との「信頼関係の大切さ」も表現しています。 ブランドステートメント 2 ■ 会社の経営の基本方針 帝人グループは、 「人と地球環境に配慮した化学技術の向上と、社会と顧客が期待している解 決策の提供により、本当の価値を実現することに挑戦し続けること」を通じて企業理念としている 「人間への深い理解と豊かな想像力をもってクォリティ・オブ・ライフの向上に努める*1」企業とな ることを目指しています。 この企業理念のもと、 「持続的な企業価値の増大」を図るために帝人グループは、 「事業戦略」、 「コーポレート・ガバナンス」 、 「CSR*2」の三つを軸として事業運営を行います。また、これを通 じ各ステークホルダー*3との信頼関係の構築に努めます。 *1 *2 *3 企業理念は、 「クォリティ・オブ・ライフ」を中心として「社会とともに成長します」 「社員とともに成長します」 の 3 つです。 CSR : 環境・安全・健康、コンプライアンス(社会規範・倫理・法令等の遵守)、社会貢献等の社会的責任 ステークホルダー:株主、従業員、債権者、顧客を含む取引先、消費者、地域社会等の利害関係者 ■ 利益配分に関する基本方針 当社は、 「連結業績に連動した配当」を基本とし、 「財務体質の健全性や中長期の配当の継続性、 将来の成長戦略投資に必要な内部留保の確保」を総合的に勘案し配当を実施いたします。 3 経営基本情報 経営方針 コーポレート・ガバナンス 2003 年 4 月 1 日制定 2013 年 4 月 1 日改定 帝人グループ「コーポレート・ガバナンスガイド」 -コーポレート・ガバナンスとコンプライアンス、リスクマネジメントに関する指針- Ⅰ コーポレート・ガバナンスの考え方 1. 会社は株主から資本を預託され、事業活動を通じて利益を挙げ、中長期的に株主価値を持続的に増大することを期待されて いる。この株主の付託に応えることが経営の基本的使命である。この基本的使命を踏まえた上で、会社は社員、顧客を含む 取引先、消費者、地域住民と地域社会等のステークホルダー(利害関係者)に対する夫々の責任を果たしていかなければな らない。また、会社は、社会の一員であり、社会規範に沿った事業活動を行うとともに、事業活動を通じて社会に貢献しな ければならない。 2. こうした基本の枠組みの中で優れた事業活動を行うことがコーポレート・ガバナンスを通じて会社経営者に求められるもので あり、会社の繁栄に貢献し、社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility) を果たし、そしてアカウンタビリティー(説 明責任と必要な情報開示)を実施するところにコーポレート・ガバナンスの重要性がある。 3. 帝人㈱は、こうした考え方に基づき、経営の透明性、公正性及び社会的責任を重視した経営を行うと共に、情報の適時開示 を行う。また、会社の競争力を高める為に迅速な決定と執行を行える組織と仕組みを追求する。また、帝人㈱は、そのグルー プ会社とその経営陣に対し、株主価値の持続的な増大に邁進するとともに優れた事業活動を行うよう求める。 Ⅱ 意思決定、監視・監督と監査の仕組み 1. 方針 コーポレート・ガバナンスの仕組みは、その時点で会社の目的達成に最適と思われる仕組みを採用することとする。従って、 社会環境、法的環境の変化に伴い適宜見直すこととする。 2. 取締役及び取締役会 (1)取締役会の役割 帝人㈱の取締役会は、各事業年度及び中長期の株主価値の最大化を目的とし、かつ株主以外のステークホルダーの立場に も充分な配慮を払いつつ、法定のあるいは法令が要請する事項と、帝人グループ全体の経営方針、全体計画などの重要事 項について審議し決定または承認する。また、取締役会はアカウンタビリティーの確保について責任を持つと共に、コンプ ライアンスと経営をとりまくリスクのマネジメントについて方針を明確にし、その実施を監督する。 (2)取締役会の構成と議長 (ア)取締役数は 10 名程度とし、内 4 名程度を社外取締役とする。 (イ)社内取締役の中から会長、社長執行役員を選任し、社長執行役員が CEO に当たる(以下社長執行役員を CEO という) 。 その他の社内取締役は原則として機能責任者を兼任する。 (ウ)社外取締役は別途定める独立取締役要件を満足すべきものとする。 (エ)監視・監督と対内的業務執行の分離の一環として、取締役会議長は取締役会長とする。取締役会長空席の場合は、取 締役である相談役または社外取締役から取締役会議長を選定する。 (3)会長の位置付け 会長は対内的業務執行には携わらないものとし、別段の必要がある場合を除いて代表権を持たない。 (4)代表取締役 代表取締役は 3 名を原則とし、CEO の他に 2 名を選任する。 (5)取締役の任期 取締役の任期は 1 年とする。なお、社外取締役を含めて、別途定める年齢制限等に抵触しない限り、再任を妨げないもの とする。 4 3. アドバイザ-とアドバイザリー・ボード (1)諮問機関としてのアドバイザリー・ボード 取締役会は、国内外の有識者を主体として構成されるアドバイザリー・ボードを継続運営し、その助言、提言を得ることを 通じて、 「より良い経営」 「より透明性の高い経営」を目指す。アドバイザリー・ボードは決定権を持たないが、取締役会に提案、 提言、助言をする権能を持ち、取締役会はその提案、提言、助言を充分に考慮して意思決定を行う。 (2)アドバイザリー・ボードの構成と議長 (ア)アドバイザリー・ボードは社外アドバイザー、会長(会長不在の場合は相談役とし、以下同じ)および CEO で構成する。 (イ)社外アドバイザーは 5 ~ 7 名とし、そのうち外国人アドバイザーは 2 ~ 3 名とする。社外アドバイザーは社外取締役に求 められる独立取締役要件を満足する個人とする。 (ウ)会長がアドバイザリー・ボードの議長となる。 (3)開催頻度と会議内容 (ア)アドバイザリー・ボードの定例会合は年 2 回の開催とする。 (イ)アドバイザリー・ボードは、指名・報酬委員会機能を有し、下記の指名・報酬事項を審議するものとする。 【指名・報酬事項】 1. CEO の交替および後任者の推薦(決定は取締役会) 2. CEO の後任候補者の選定及び CEO 策定の後任候補者育成計画の審議、進捗状況のレビュー 3. CEO の提案に基づく会長の選任に関する審議 4. CEO の提案に基づく代表取締役候補者の審議 5. 帝人グループ役員の報酬制度の審議 6. 帝人グループ役員の報酬水準の審議 7. CEO の業績評価 8. CEO の提案に基づく代表取締役の業績評価 注:①上記、1、6 及び 7 の事案については、CEO は原則として退席し、審議に参加しない。 ②会長に関する事案については、会長は退席し、審議に参加しない。 4. 監査役及び監査役会 (1)監査役会 (ア)監査役会の役割 監査役会は、経営に関する監視・監査機能を有する。各監査役は取締役会その他の社内重要会議に出席し、意見の表明 及び勧告を行う。 (イ)監査役会の構成 ①監査役数は原則として 5 名とする。その過半数を社外監査役とし、対外透明性を担保する。 ②監査業務の視点からは、社内事情を熟知した常勤監査役の存在を重視する。 ③社外監査役は別途定める独立監査役要件を満足すべきものとする。社外監査役の選任にあたっては、専門性を考慮し、 バランスのとれた構成とする。 (ウ)監査役の選任 監査役会として監査役候補者の提案・同意を行う。監査役の任期については、法定任期の 4 年を重視する。 (2)グループ監査役会 (ア)グループ監査役会の役割 ①グループ監査役会は、グループ連結経営に対応した帝人グループ全体の監視・監査の役割を担う。帝人㈱監査役会で決 定された帝人グループの監査方針・計画に基づき、事業別の監査方針・計画、重点監査事項の選定等を協議し、その徹 底を図る。 ②定例の会合を通じて情報を共有するとともに、メンバーの相互研鑽による監査水準の向上を図る。 (イ)グループ監査役会の構成 原則として帝人㈱の監査役、グループ会社の常勤監査役、及びグループ監査役室員により構成する。 (ウ)海外グループ会社 海外グループ会社の監査については、帝人㈱の経営監査部による内部監査を主軸とし、会計監査に関しては、会計監査 人による監査を義務付け、帝人㈱の監査役及びグループ監査役室員は計画に基づき往査を行う。 (3)監査役会・グループ監査役会と他の監査主体との関係 (ア)帝人㈱及びグループ会社の会計監査人との連携を強化する。会計監査人の選任・交代に関しては、原則として帝人㈱の 監査役会が主導する。 (イ)帝人㈱の経営監査部との連携を強化し、内部監査情報の恒常的かつ網羅的把握を行う。 5 経営基本情報 コーポレート・ガバナンス コーポレート・ガバナンス Ⅲ コンプライアンスとトータル・リスクマネジメント 1. コンプライアンス (1)コンプライアンスの基本原則 コーポレート・ガバナンス目的実現のために守るべきコンプライアンスの基本原則は以下の通りとする。 【コンプライアンスの基本原則】 1. 会社の役員及び社員は、法令遵守は当然のこととして、社会の構成員としての企業人、社会人として求められる倫理観・ 価値観に基づき誠実に行動することが求められる。そして、このような誠実な行動が株主価値増大に不可欠である。 2. この認識に基づき、帝人㈱は、社会規範・倫理そして法令などを厳守し、公正かつ適切な経営の実現と市民社会との 調和を図り、また企業理念、行動規範・基準その他の規程などの整備と徹底を行う。 3. 帝人㈱は、そのグループ会社の役員及び社員に対し、上記のコンプライアンス原則を充分理解し、誠実に行動するよ う求め、もって帝人グループを創造的に発展せしめる。 (2)内部統制とコンプライアンスの関係 企業倫理を含むコンプライアンスは、内部統制を支える要であり、帝人グル-プは高い企業倫理を持つ企業集団となること を目指す。 (3)企業行動規範、企業行動基準と関連規程類の周知徹底 コンプライアンス原則に基づく具体的なコンプライアンスの内容は、 「帝人企業倫理ハンドブック」に記載する 「企業行動規範」 と「企業行動基準」によるものとする。帝人㈱の取締役会は、随時「企業行動規範」、 「企業行動基準」その他の関連規程 をコンプライアンス、リスクマネジメントそしてステークホルダーに対する責任などの配慮をもって見直しするとともに、グルー プ会社並びにその役員及び社員にそれらを周知徹底させるものとする。 2. トータル・リスクマネジメント(TRM:Total Risk Management) (1)TRM の基本原則 リスクマネジメントは、コンプライアンスとともに、内部統制を支える要である。帝人グループの経営全般をカバーする総合 的な体制として TRM 体制を構築する。TRM は、会社が直面する不確実性に対する予防手段と位置付け、その基本原則は 以下の通りとする。 【TRM の基本原則】 1. 会社は、その株主価値を高め、さらに株主を始めとするステークホルダーが満足できる事業活動を継続する使命があ り、その実現を脅かすあらゆるリスク(不確実性)に対処する必要がある。帝人㈱は、グループ全体が晒されるかか るリスクを統合的かつ効率的に把握・評価・管理し、グループ経営に活かすための組織的・体系的アプローチを行う。 2. 帝人㈱の取締役会は、帝人グループ全体のリスクマネジメントを行い、経営戦略・経営計画策定、戦略的なアクション、 個別投資プロジェクトの決定等に伴う「経営戦略リスク」と、会社に悪影響をもたらす様々な有害事象である「業務運 営リスク」のアセスメントを意思決定を行うに際しての重要な判断材料として位置付ける。 3. 帝人㈱は、そのグループ会社とその経営者に対し、TRM 原則を充分理解し、会社活動を脅かすあらゆるリスクに対 処するよう求める。 (2)施策と運営 (ア)TRM 推進のため、業務運営リスクを担当する CSR 最高責任者を置き、経営戦略リスクについては CEO が直接担当する。 (イ)取締役会の下に、業務運営リスクと経営戦略リスクを統合的に管理するための「TRM コミティー」を設置する。 (ウ)TRM コミティーの委員長は CEO とし、その他の委員は、CSR 最高責任者、及び CEO が指名する他の機能責任者とする。 (エ)取締役会は、TRM コミティーから提案される TRM 基本方針、TRM 年次計画等の審議・決定を行うとともに、帝人グルー プとしての重要なリスクについて管理し、事業継続のための態勢を整備する。 (3)監査役による監査 監査役は、取締役会が TRM に関する適切な方針決定、監視・監督を行っているか否かについて監査する。 6 Ⅳ アカウンタビリティー 1. 基本認識 会社のアカウンタビリティ-は、事業の繁栄を図り株主価値を高めることと不可分の活動である。会社はそのミッションとビ ジョンを明確に示し、またコーポレート・ガバナンスの仕組みについて、適宜説明を行うべきである。また、コンプライアンス や TRM についても、そのポリシーの浸透を図る必要がある。帝人グル-プは、常に株主や社会の要請に配慮し、更に高いア カウンタビリティ-を目指して行動する。 2. 方針 (ア)具体的な情報の公開に当たっては、国内外に向けて、同時、同内容の開示を行うことを基本方針とする。 (イ)法定の財務情報の開示のみならず、CSR の観点から会社の情報の開示を積極的に行う。 (ウ)帝人㈱の株主総会は「開かれた株主総会」を常に志向し、株主とのコミュニケ-ションを重視する。 (エ)情報開示及び株主他とのコミュニケーションを含む IR 機能については、CFO が所管する。 7 経営基本情報 コーポレート・ガバナンス 2 全社業績 連結業績ハイライト 経営実績 売上高 (億円) 営業利益 経常利益 1978.3 3,205 47 -50 1979.3 3,311 235 1980.3 3,893 348 1981.3 4,345 1982.3 1983.3 当期 純利益 財政状態 総資産 (億円) 流動資産 固定資産 自己資本*1 有利子 負債 発行済み 株式総数 (千株) 25 4,644 2,059 2,585 874 2,495 637,706 138 38 4,562 2,086 2,475 919 2,453 688,723 218 102 4,903 2,512 2,391 992 2,325 718,443 311 153 68 4,923 2,579 2,344 1,016 2,327 718,958 4,791 369 198 62 5,072 2,776 2,296 1,043 2,495 731,315 4,972 343 197 74 5,426 3,154 2,272 1,091 2,637 759,396 1984.3 5,803 434 280 141 5,536 3,141 2,395 1,249 2,442 775,194 1985.3 5,890 498 369 164 5,471 3,089 2,382 1,439 2,145 801,724 1986.3 5,865 430 356 173 5,394 2,993 2,402 1,629 2,092 828,737 1987.3 5,283 354 338 157 6,253 3,478 2,775 1,780 2,852 843,241 1988.3 5,383 420 428 201 7,222 4,076 3,146 2,137 3,340 894,819 1989.3 5,542 440 459 204 8,316 5,128 3,188 2,446 3,783 938,815 1990.3 5,700 479 514 254 8,983 5,397 3,586 2,784 3,920 964,298 1991.3 6,126 454 481 262 9,445 5,576 3,868 2,989 3,993 967,150 1992.3 6,319 392 387 204 10,067 5,895 4,172 3,123 4,603 973,666 1993.3 6,184 309 262 120 9,984 5,238 4,746 3,190 4,678 973,700 1994.3 5,627 126 89 38 8,983 4,501 4,482 3,188 3,872 974,202 1995.3 5,667 164 136 20 8,994 4,527 4,467 3,149 3,902 974,465 1996.3 6,186 317 273 85 8,661 4,497 4,165 3,172 3,305 974,465 1997.3 6,392 332 294 114 8,711 4,086 4,624 3,239 3,075 974,552 1998.3 6,081 274 239 98 8,502 3,764 4,738 3,100 3,172 946,289 1999.3 5,742 299 253 81 8,387 3,795 4,592 2,996 3,243 906,393 2000.3 6,042 263 202 71 10,159 4,379 5,780 2,946 4,125 905,993 2001.3 7,614 437 340 160 10,585 4,168 6,417 3,208 3,786 905,993 2002.3 9,234 295 178 10 11,046 4,593 6,453 3,115 4,292 928,299 2003.3 8,904 353 220 -210 10,365 4,352 6,013 2,785 4,436 928,299 2004.3 8,746 387 238 85 9,145 3,421 5,724 2,939 3,567 928,299 2005.3 9,084 519 431 92 8,520 3,699 4,822 2,906 2,770 928,299 2006.3 9,381 768 682 249 9,440 3,990 5,450 3,386 2,983 928,299 2007.3 10,096 751 605 341 9,999 4,174 5,825 3,668 2,955 928,299 2008.3 10,366 652 463 126 10,160 4,174 5,986 3,910 3,252 984,754 2009.3 9,434 180 -27 -430 8,742 3,511 5,230 3,056 3,613 984,759 2010.3 7,658 134 21 -357 8,231 3,327 4,903 2,713 3,203 984,759 2011.3 8,157 486 504 252 7,615 3,369 4,246 2,842 2,674 984,759 2012.3 8,544 340 343 120 7,621 3,618 4,003 2,920 2,610 984,759 2013.3 7,457 124 98 -291 7,624 3,723 3,901 2,713 2,708 984,759 2014.3 7,844 181 199 84 7,684 3,649 4,035 2,817 2,815 984,759 2015.3 7,862 391 424 -81 8,237 4,060 4,177 2,871 3,082 984,759 金融商品取引法(旧 証券取引法)に基づく連結財務諸表開示の制度化に従い、1978 年 3 月期以降の連結業績情報を記載している。 10 連結業績ハイライト キャッシュ・フロー 経営指標 1992.3 期 より表示 4.00 117 PER PBR ROA (%) ROE (%) D/E レシオ*3 1.0 3.0 2.85 5.1 4.3 2.67 7.4 10.7 2.34 6.3 6.8 2.29 1983.3 期より 表示 1983.3 期より 表示 4.00 133 5.00 142 5.00 179 5.00 231 7.4 6.0 2.39 9.97 143.73 5.00 260 50 26.08 1.81 6.5 7.0 2.42 18.25 161.15 5.50 442 30 24.22 2.74 7.9 12.0 1.96 20.63 179.55 6.00 475 29 23.02 2.65 9.0 12.2 1.49 21.01 196.60 6.00 565 29 26.89 2.87 7.9 11.3 1.28 18.72 211.07 6.00 760 32 40.60 3.60 6.1 9.2 1.60 22.71 238.81 6.00 815 26 35.89 3.41 6.2 10.3 1.56 21.93 260.59 7.00 865 32 39.44 3.32 5.7 8.9 1.55 26.41 288.69 7.00 700 27 26.51 2.42 5.5 9.7 1.41 27.08 309.07 7.00 575 26 21.23 1.86 4.9 9.1 1.34 1983.3 期より表示 133 -631 21.03 320.73 6.00 459 29 21.83 1.43 4.0 6.7 1.47 540 -1,110 12.33 327.66 6.00 421 49 34.14 1.28 3.1 3.8 1.47 616 -121 3.90 327.21 6.00 475 154 121.79 1.45 1.3 1.2 1.21 434 -344 2.02 323.12 6.00 460 298 227.72 1.42 1.8 0.6 1.24 633 -139 8.71 325.49 6.00 590 69 67.74 1.81 3.6 2.7 1.04 326 -534 11.65 332.38 6.00 473 51 40.60 1.42 3.8 3.5 0.95 317 -424 10.08 327.58 6.00 395 59 39.19 1.21 3.2 3.1 1.02 505 -261 8.75 330.55 6.00 478 69 54.63 1.45 3.5 2.7 1.08 611 -399 7.81 325.22 6.00 435 77 55.70 1.34 2.8 2.4 1.40 794 -505 17.61 354.09 6.50 546 37 31.01 1.54 4.2 5.2 1.18 524 -513 1.07 335.55 6.50 425 607 397.20 1.27 2.7 0.3 1.38 583 -659 -22.69 300.29 6.50 266 - -11.72 0.89 3.3 - 1.59 450 -167 8.96 316.75 6.50 351 72 39.17 1.11 4.0 3.0 1.21 733 127 9.73 313.27 6.50 458 67 47.07 1.46 5.9 3.1 0.95 755 -741 26.60 364.81 7.50 783 28 29.44 2.15 8.5 7.9 0.88 965 -871 36.78 395.18 10.00 665 27 18.08 1.68 7.7 9.7 0.81 537 -792 13.16 397.27 8.00 420 61 31.91 1.06 6.5 3.3 0.83 404 -1,163 -43.65 310.49 5.00 213 - -4.88 0.69 1.9 - 1.18 804 -334 -36.26 276.24 2.00 314 - -8.66 1.14 1.6 - 1.18 771 -277 25.59 288.80 5.00 372 20 14.54 1.29 6.1 9.1 0.94 537 -352 12.17 296.70 6.00 278 49 22.84 0.94 4.5 4.2 0.89 643 -379 -29.61 275.99 4.00 218 - -7.36 0.79 1.6 - 1.00 386 -473 8.50 286.62 4.00 256 47 30.12 0.89 2.4 3.0 1.00 760 -496 -8.23 292.09 4.00 408 - -49.57 1.40 4.9 - 1.07 【一株当たり情報に関する注記】 一株当たり当期純利益=当期純利益/(普通株式の期中平均発行済株式数ー普通株式の期中平均自己株式数) 一株当たり純資産= ( 期末純資産の部合計-期末新株予約権-期末少数株主持分)/(普通株式の期末株式数-普通株式の期末自己株式数) 【経営指標に関する注記】 配当性向=一株当たり配当金/一株当たり当期純利益 ×100 PER(株価収益率)=年度末の普通株式の株価終値/一株当たり当期純利益 PBR(株価純資産倍率)=年度末の普通株式の株価終値/一株当たり純資産 ROA(総資産営業利益率)=営業利益/期首・期末平均総資産 ROE(自己資本当期純利益率)=当期純利益/期首・期末平均自己資本 D/Eレシオ(有利子負債自己資本比率)=期末有利子負債/期末自己資本 *1 自己資本は「純資産-少数株主持分-新株予約権」 2006.3 期以前の実績値は会社法施行に伴い公表された会計基準適用前の「株主資本」 *2 2006.3 期以前の「一株当たり純資産」は会社法施行に伴い公表された会計基準適用前の「一株当たり株主資本」 *3 2006.3 期以前は 「 有利子負債÷株主資本」、2007.3 期以降は「有利子負債 ÷ 自己資本」にて算出 11 全 社 業 績 営業キャッ 投資キャッ 一株当たり 一株当たり 一株当たり 年度末 配当 株価 配当金 シュ・フロー シュ・フロー 当期純利益 純資産 性向 (円) (終値/円) (%) (円)*2 (億円) (億円) (円) 11 年間の主要連結財務データ 2005.3 2006.3 2007.3 2008.3 1. 経営実績 売上高 売上総利益 対売上高比率(%) 営業利益 対売上高比率(%) 当期純利益 対売上高比率(%) ¥908,389 222,607 24.5 51,865 5.7 9,159 1.0 ¥938,082 250,365 26.7 76,757 8.2 24,853 2.6 ¥1,009,586 258,737 25.6 75,061 7.4 34,125 3.4 ¥1,036,624 256,428 24.7 65,162 6.3 12,613 1.2 ¥852,029 369,860 322,652 526,126 320,828 158,959 290,586 290,586 ¥943,991 399,002 346,498 568,339 397,919 108,715 338,609 338,609 ¥999,917 417,409 379,632 592,181 426,748 102,105 407,736 366,753 ¥1,015,991 417,395 382,568 604,741 417,534 117,200 411,249 391,010 ¥73,313 52,287 12,708 -43,900 86,021 -79,643 6,249 ¥75,491 50,389 -74,062 -66,620 1,429 1,511 4,689 ¥96,456 54,009 -87,065 -69,996 9,391 -19,074 -9,309 ¥53,740 62,667 -79,218 -78,821 -25,478 16,080 -9,272 ¥9.7 9.7 313.3 6.5 ¥26.6 26.6 364.8 7.5 ¥36.8 36.8 395.2 10.0 ¥13.2 13.2 397.3 8.0 3.1 5.9 0.95 34.1 67 7.9 8.5 0.88 35.9 28 9.7 7.7 0.81 36.7 27 3.3 6.5 0.83 38.5 61 研究開発費(百万円) 資本的支出(百万円) 発行済株式数(千株) 30,024 54,135 928,299 31,196 66,777 928,299 35,097 75,698 928,299 36,282 84,641 984,754 従業員数(人):国内 (連結) :海外 従業員数計 10,361 8,599 18,960 10,427 8,392 18,819 10,277 8,776 19,053 10,457 8,668 19,125 2. 財政状況 総資産 流動資産 有形固定資産 負債 流動負債 長期借入金 純資産 *1 自己資本 *2 3. キャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フロー 減価償却費 投資活動によるキャッシュ・フロー 有形固定資産の取得による支出 フリー・キャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物増加(減少)額 4. 一株当り情報 純利益:希薄化前当期純利益 希薄化後当期純利益 純資産 *1 現金配当 5. 指標 自己資本純利益率(ROE)(%) 総資産営業利益率(ROA)(%) D/E レシオ *3 自己資本比率(%)*4 配当性向(%) 6. その他 *1 *2 *3 *4 2006.3 期以前は「株主資本」 2007.3 期以降は「純資産」-「少数株主持分」-「新株予約権」 2006.3 期以前は「有利子負債/株主資本」、2007.3 期以降は「有利子負債/自己資本」 2006.3 期以前は「株主資本比率」 12 11 年間の主要連結財務データ 2009.3 2010.3 2011.3 2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 (百万円) ¥765,840 191,901 25.1 13,436 1.8 -35,684 - ¥815,656 229,394 28.1 48,560 6.0 25,182 3.1 ¥854,371 225,219 26.4 34,044 4.0 11,979 1.4 \745,713 190,504 25.5 12,358 1.7 -29,131 - \784,425 194,333 24.8 18,078 2.3 8,356 1.1 \786,171 216,672 27.6 39,086 5.0 -8,086 - ¥874,157 351,120 339,704 544,171 325,074 177,081 329,985 305,577 ¥823,071 332,746 316,901 527,789 293,848 188,480 295,282 271,306 ¥761,535 336,895 259,659 453,836 244,771 168,871 307,698 284,236 ¥762,118 361,790 244,301 449,901 277,952 132,192 312,217 292,031 \762,399 372,255 244,856 470,272 289,281 132,247 292,127 271,252 \768,411 364,908 236,861 468,298 248,663 166,402 300,113 281,680 \823,695 406,005 208,883 520,059 241,556 208,705 273,039 287,074 ¥40,392 67,364 -116,304 -75,845 -75,912 79,178 1,274 ¥80,433 61,879 -33,437 -34,119 46,996 -42,949 4,168 ¥77,132 56,410 -27,745 -25,456 49,387 -42,063 5,491 ¥53,669 52,304 -35,165 -27,641 18,504 -14,123 4,828 \64,305 46,877 -37,868 -31,031 26,438 -12,606 15,417 \38,587 45,664 -47,279 -30,863 -8,692 -7,902 -15,725 \76,030 43,030 -49,624 -26,528 26,406 10,394 37,586 ¥-43.7 - 310.5 5.0 ¥-36.3 - 276.2 2.0 ¥25.6 25.6 288.8 5.0 ¥12.2 12.2 296.7 6.0 \-29.6 - 276.0 4.0 \8.5 8.5 286.6 4.0 \-8.2 - 292.0 4.0 - 1.9 1.18 35.0 - - 1.6 1.18 33.0 - 9.1 6.1 0.94 37.3 20 4.2 4.5 0.89 38.3 49 - 1.6 1.00 35.6 - 3.0 2.4 1.00 36.7 47 - 4.9 1.07 34.9 - 37,630 75,806 984,759 33,356 36,314 984,759 31,483 29,249 984,759 31,844 32,294 984,759 33,185 36,261 984,759 32,234 30,182 984,759 32,367 28,106 984,759 10,668 8,785 19,453 10,197 8,581 18,778 9,954 7,588 17,542 9,708 7,111 16,819 9,616 7,021 16,637 9,436 6,320 15,756 9,268 6,512 15,780 (百万円) (百万円) (円) 13 全 社 業 績 ¥943,410 218,636 23.2 17,966 1.9 -42,963 - 11 年間の主要連結財務データ 2005.3 2006.3 2007.3 2008.3 7. 事業別セグメント情報 売上高: 合成繊維事業 高機能繊維・複合材料事業 ポリエステル繊維事業 電子材料・化成品事業 ヘルスケア事業 製品事業 機械・エンジニアリング事業 その他 合計 ¥278,846 - - 216,432 97,104 261,199 - 54,808 908,389 ¥260,967 - - 264,511 105,589 259,828 - 47,187 938,082 ¥293,280 - - 287,902 113,093 266,492 - 48,819 1,009,586 ¥317,612 - - 293,834 114,403 265,931 - 44,844 1,036,624 営業利益: 合成繊維事業 高機能繊維・複合材料事業 ポリエステル繊維事業 電子材料・化成品事業 ヘルスケア事業 製品事業 機械・エンジニアリング事業 その他 消去又は全社 合計 ¥10,520 - - 19,145 18,148 6,145 - 3,758 -5,851 51,865 ¥14,549 - - 40,950 19,318 5,316 - 3,760 -7,136 76,757 ¥17,342 - - 33,900 21,192 5,395 - 4,320 -7,088 75,061 ¥24,448 - - 20,247 21,691 5,255 - 3,516 -9,995 65,162 総資産: 合成繊維事業 高機能繊維・複合材料事業 ポリエステル繊維事業 電子材料・化成品事業 ヘルスケア事業 製品事業 機械・エンジニアリング事業 その他 消去又は全社 合計 ¥335,506 - - 239,044 78,714 90,605 - 47,750 60,410 852,029 ¥355,906 - - 279,568 82,818 89,019 - 67,164 69,516 943,991 ¥406,473 - - 284,172 78,973 92,296 - 72,936 65,067 999,917 ¥464,289 - - 251,618 85,055 93,661 - 67,219 54,149 1,015,991 研究開発費: 合成繊維事業 高機能繊維・複合材料事業 ポリエステル繊維事業 電子材料・化成品事業 ヘルスケア事業 製品事業 機械・エンジニアリング事業 その他 合計 ¥72 - - 60 134 2 - 32 300 ¥74 - - 61 136 2 - 39 312 ¥98 - - 66 144 2 - 41 351 ¥104 - - 68 135 2 - 54 363 資本的支出: 合成繊維事業 高機能繊維・複合材料事業 ポリエステル繊維事業 電子材料・化成品事業 ヘルスケア事業 製品事業 機械・エンジニアリング事業 その他 消去又は全社 合計 ¥19,560 - - 16,623 13,349 475 - 1,813 2,315 54,135 ¥33,833 - - 19,179 8,737 221 - 3,424 1,383 66,777 ¥42,215 - - 19,915 7,909 189 - 2,989 2,481 75,698 ¥53,507 - - 14,805 6,599 277 - 3,920 5,533 84,641 (注)2011.3 期より「合成繊維事業」セグメントを「高機能繊維事業」と「ポリエステル繊維事業」に区分。 2004.3 期より「新事業他」セグメントを「IT・新事業他」、2011.3 期より「その他」として表示している。 加えて、2013.3 期より「高機能繊維事業」については「高機能繊維・複合材料事業」へ、「化成品事業」については「電子材料・ 化成品事業」へ、「医薬医療事業」については「ヘルスケア事業」へ名称変更を行い、「ポリエステル繊維事業」と「流通・リテ イル事業」を統合し「製品事業」としている。また、「ポリエステル繊維事業」の内、産業資材部門については「高機能繊維・ 複合材料事業」に、原料・重合事業については「その他」に区分。 14 11 年間の主要連結財務データ 2009.3 2010.3 2011.3 2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 ¥205,154 - - 177,791 131,711 205,314 - 45,870 765,840 - ¥103,354 103,502 217,109 136,446 216,922 - 38,323 815,656 - ¥120,725 109,944 215,376 143,000 224,574 - 40,753 854,371 - ¥111,166 - 175,538 138,334 237,160 - 83,514 745,713 - ¥123,550 - 179,446 138,415 254,180 - 88,833 784,425 ¥-2,780 - - 226 24,838 3,873 - 3,589 -11,780 17,966 ¥-15,111 - - 7,997 24,201 3,441 - 2,954 -10,046 13,436 - ¥4,423 3,017 23,446 22,910 4,744 - 3,105 -13,085 48,560 - ¥6,309 1,895 3,733 25,913 6,013 - 3,324 -13,143 34,044 - ¥-4,698 - -1,921 24,808 4,713 - 4,231 -14,777 12,358 - ¥5,742 - -7,218 24,529 5,186 - 1,741 -11,901 18,078 ¥396,937 - - 188,286 107,845 82,848 - 52,749 45,490 874,157 ¥357,206 - - 181,200 108,913 78,212 - 51,255 45,485 823,071 - ¥215,824 101,534 185,208 93,420 76,472 - 50,407 38,669 761,535 - ¥195,935 107,966 169,701 97,909 85,457 - 55,614 49,538 762,118 - ¥201,986 - 167,485 104,509 119,725 - 94,676 74,020 762,399 - ¥199,100 - 157,913 124,753 121,847 - 87,106 77,693 768,411 ¥104 - - 68 128 2 - 73 376 ¥88 - - 48 126 2 - 70 334 - ¥47 19 48 124 2 - 75 315 - ¥56 22 59 112 2 - 67 318 - ¥58 - 54 127 7 - 86 332 - ¥52 - 49 128 5 - 88 322 ¥47,531 - - 10,509 7,369 392 - 3,664 6,341 75,806 ¥14,184 - - 5,797 8,444 159 - 2,263 5,467 36,314 - ¥5,077 4,204 4,277 12,441 273 - 1,242 1,735 29,249 - ¥7,982 4,032 4,427 11,332 1,009 - 1,985 1,526 32,294 - ¥13,253 - 4,019 11,680 2,239 - 3,751 1,318 36,261 - ¥9,062 - 2,638 12,545 1,626 - 3,014 1,297 30,182 - ¥135,529 - 184,767 141,723 259,380 - 64,772 786,171 (百万円) - ¥14,352 - 3,402 24,829 4,249 - 3,983 -11,730 39,086 (百万円) - ¥193,893 - 151,978 147,931 133,329 - 79,121 117,442 823,695 (億円) - ¥48 - 42 145 5 - 83 324 (百万円) 15 - ¥10,034 - 1,676 11,232 2,025 - 2,296 836 28,098 全 社 業 績 (百万円) ¥273,208 - - 258,004 127,147 239,163 - 45,889 943,410 11 年間の主要連結財務データ 2005.3 2006.3 2007.3 2008.3 7. 事業別セグメント情報 従業員数(連結): 合成繊維事業 高機能繊維・複合材料事業 ポリエステル繊維事業 電子材料・化成品事業 ヘルスケア事業 製品事業 機械・エンジニアリング事業 その他 全社 合計 10,095 - - 3,200 2,148 1,189 - 1,984 344 18,960 9,886 - - 3,136 2,328 1,202 - 1,946 321 18,819 9,984 - - 3,216 2,389 1,198 - 1,951 315 19,053 9,729 - - 3,228 2,562 1,229 - 2,011 366 19,125 ¥556,945 351,443 ¥556,289 381,793 ¥588,717 420,869 ¥593,700 442,924 908,389 938,082 1,009,586 1,036,624 8. 仕向地別セグメント情報 海外売上高 日本 海外 アジア 米州 欧州他 合計 (注)帝人㈱及び各連結子会社の売上高を、その販売先を基準に、日本及び海外に区分して算出している 16 11 年間の主要連結財務データ 2009.3 2010.3 2011.3 2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 8,806 - - 2,395 3,951 1,189 - 2,063 374 18,778 - 3,180 4,458 2,443 4,206 1,098 - 1,767 390 17,542 - 3,083 3,846 2,434 4,165 1,088 - 1,813 390 16,819 - 4,439 - 2,427 4,142 3,078 - 1,950 601 16,637 - 4,078 - 2,327 3,643 3,029 - 2,056 623 15,756 - 4,307 - 2,152 3,701 3,010 - 1,959 651 15,780 ¥548,054 395,355 ¥488,234 277,605 943,410 765,840 ¥512,153 303,503 180,245 64,129 59,129 815,656 ¥518,973 335,398 194,053 71,004 70,342 854,371 ¥491,354 254,358 154,106 51,398 48,854 745,713 ¥494,741 289,684 177,694 50,108 61,882 784,425 ¥465,413 320,758 200,097 56,534 64,127 786,171 (百万円) 17 全 社 業 績 (人) 9,702 - - 2,469 3,629 1,209 - 2,069 375 19,453 連結貸借対照表 資産の部 流動資産: 現金及び現金同等物: 現金及び預金 有価証券 受取債権: 受取手形及び売掛金: 非連結子会社及び関連会社 その他 非連結子会社及び関連会社への貸付金 その他 棚卸資産 繰延税金 その他流動資産 貸倒引当金 流動資産計 投資その他の資産: 投資有価証券: 非連結子会社及び関連会社 その他 長期貸付金: 非連結子会社及び関連会社 その他 その他 貸倒引当金 投資その他の資産計 有形固定資産: 土地 建物 機械、装置及び車両 工具器具 建設仮勘定 その他 有形固定資産取得額計 減価償却費累計額 有形固定資産計 無形固定資産及び繰延資産 繰延税金 のれん * 資産計 2005.3 2006.3 2007.3 2008.3 ¥32,908 - ¥37,594 - ¥28,375 - ¥19,096 - 3,134 188,548 2,371 11,080 115,793 12,695 4,857 -1,526 369,860 3,130 190,435 2,452 16,867 129,909 12,268 7,939 -1,592 399,002 4,997 203,416 2,382 20,527 141,095 11,289 6,790 -1,462 417,409 4,486 200,431 2,707 22,376 151,503 9,864 9,267 -2,335 417,395 17,584 65,415 18,241 103,868 18,303 96,566 28,179 68,988 1,352 219 32,745 -6,730 110,585 1,913 915 30,423 -3,341 152,019 2,501 597 32,770 -3,695 147,042 2,423 1,108 32,978 -3,039 130,637 48,491 172,103 475,144 59,702 23,613 - 779,053 -456,401 322,652 48,225 180,230 525,020 63,459 29,711 - 846,645 -500,147 346,498 47,764 187,073 594,270 66,713 22,743 - 918,563 -538,931 379,632 47,666 196,424 618,727 70,515 38,229 - 971,561 -588,993 382,568 23,626 2,463 22,843 ¥852,029 23,611 1,613 21,248 ¥943,991 22,705 2,080 31,049 ¥999,917 16,076 10,691 58,624 ¥1,015,991 * 2006.3 期以前は、「連結調整勘定」と表示。 18 連結貸借対照表 (百万円) 2010.3 2011.3 2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 ¥18,956 - ¥23,122 - ¥28,612 - ¥33,441 - ¥48,859 - \33,135 - \45,719 - 2,230 149,693 5,078 20,112 135,065 9,170 12,873 -2,057 351,120 3,056 155,895 2,873 13,663 106,315 19,783 10,710 -2,671 332,746 3,439 152,693 8,368 16,954 105,507 13,230 10,206 -2,114 336,895 3,324 168,763 10,945 21,216 108,997 12,215 5,829 -2,940 361,790 2,871 166,144 13,453 13,185 111,633 11,617 8,153 -3,660 372,255 2,084 163,156 17,544 15,774 118,668 7,269 9,965 -2,687 364,908 2,711 169,429 15,182 14,691 115,334 7,123 11,924 23,892 406,005 16,393 46,215 19,087 43,289 22,184 39,932 24,404 37,596 28,421 43,066 35,567 55,664 34,075 99,058 1,872 1,152 35,487 -2,643 98,476 1,665 2,514 29,002 -2,005 93,552 2,533 1,368 29,103 -1,970 93,150 2,648 788 28,824 -2,321 91,939 1,910 747 38,116 -2,340 109,920 1,336 723 44,708 -3,085 134,913 1,492 708 51,901 -2,929 184,305 46,180 184,567 554,892 71,694 26,477 1,256 885,066 -545,362 339,704 45,636 187,267 575,159 72,467 9,258 2,369 892,156 -575,255 316,901 44,532 176,560 512,070 72,108 6,629 2,261 814,160 -554,501 259,659 43,630 178,980 517,928 71,978 7,370 2,460 822,346 -578,045 244,301 43,735 185,466 551,899 75,406 9,562 2,714 868,782 -623,926 244,856 43,691 191,145 571,339 78,663 9,298 3,043 897,179 -660,318 236,861 43,811 191,047 574,943 83,509 10,246 2,976 906,532 -697,649 208,883 15,623 2,891 66,343 ¥874,157 17,614 2,438 59,820 ¥823,071 15,843 4,215 51,773 ¥761,535 16,371 1,397 46,320 ¥762,118 15,572 1,691 18,105 ¥762,399 13,651 2,272 15,806 ¥768,411 11,218 3,875 9,409 ¥823,695 19 全 社 業 績 2009.3 連結貸借対照表 2005.3 2006.3 2007.3 2008.3 ¥80,368 37,705 - ¥82,805 62,778 44,000 ¥65,101 53,274 75,000 ¥71,976 37,096 99,000 1,600 108,151 37,401 24,371 24,798 - 6,434 - 320,828 1,503 109,215 42,214 22,211 23,040 - 10,153 - 397,919 2,166 137,240 43,495 17,313 23,907 2 9,250 - 426,748 1,439 122,301 45,178 5,672 22,498 - 12,401 - 417,534 長期借入金 退職給付に係る負債 *1 繰延税金負債 持分法適用に伴う負債 その他固定負債 158,959 20,337 15,485 60 10,458 108,715 19,066 33,018 6 9,616 102,105 19,506 33,113 864 9,845 117,200 20,238 25,488 5,675 18,607 資本: 資本金 資本準備金 剰余金 その他有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 自己株式 資本計 70,788 63,124 149,712 23,593 -16,258 -373 290,586 70,788 63,132 167,050 46,922 -9,046 -237 338,609 - - - - - - - - - - - - - - 株主資本: 資本金 資本剰余金期首残高 新株の発行 自己株式の処分 自己株式処分差損の振替 資本剰余金期末残高 利益剰余金期首残高 会計方針の変更による累積的影響額 在外子会社の会計処理の変更に伴う増減 当期純利益(損失) 剰余金の配当 役員賞与 その他 自己株式処分差損の振替 利益剰余金期末残高 自己株式 株主資本計 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 70,788 63,132 - 5 - 63,138 167,050 - - 34,124 -7,888 -198 3,811 - 196,899 87 330,738 70,816 63,138 38,206 -19 - 101,325 196,899 - - 12,613 -9,535 - -24 - 199,953 -245 371,849 その他の包括利益累計額:*2 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 退職給付に係る調整累計額 その他の包括利益累計額合計 *2 - - - - - - - - - - 40,269 36 -4,290 - 36,015 24,062 -341 -4,560 - 19,161 新株予約権 - - 96 221 35,316 37,042 40,887 20,018 ¥852,029 ¥943,991 ¥999,917 ¥1,015,991 負債・純資産 流動負債: 短期借入金 一年内返済長期借入金 コマーシャルペーパー 買入債務: 支払手形及び買掛金: 非連結子会社及び関連会社 その他 その他 未払法人税等 未払費用 繰延税金 その他流動負債 事業構造改善引当金 流動負債合計 少数株主持分 負債・純資産計 *1 2013.3 期以前は「退職給付引当金」と表示している。 *2 2010.3 期以前は「評価 ・ 換算差額等」と表示している。 (注)2006.3 期以前の剰余金の変動は連結計算書 22 ~ 23 ページに掲載している。 20 連結貸借対照表 (百万円) 2010.3 2011.3 2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 ¥72,432 34,561 76,000 ¥54,137 24,319 51,000 ¥44,568 18,942 33,000 ¥61,555 47,359 18,000 ¥67,326 69,387 - ¥84,605 28,772 - ¥56,427 41,630 - 1,234 68,211 33,222 2,743 19,402 363 16,906 - 325,074 1,274 82,982 30,916 5,025 17,118 157 8,791 18,129 293,848 1,192 86,092 22,911 7,459 19,264 162 11,181 - 244,771 961 89,265 25,780 5,604 19,017 11 10,400 - 277,952 1,202 90,674 30,402 2,891 17,759 13 9,627 - 289,281 1,119 78,884 25,115 2,915 17,757 60 9,436 - 248,663 1,334 74,161 28,417 6,680 21,053 34 11,820 - 241,556 177,081 21,079 8,914 23 12,001 188,480 20,275 10,577 19 14,590 168,871 18,153 9,285 - 12,757 132,192 18,783 8,837 - 12,137 132,247 20,351 12,658 - 15,734 166,402 30,204 9,783 - 13,246 208,705 30,407 6,289 33,102 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 70,817 101,325 1 -42 41 101,325 199,953 - 1,342 -42,963 -6,398 - -1,007 -41 150,886 -226 322,802 70,817 101,325 - 3 - 101,328 150,886 - - -35,684 -1,969 - -250 - 112,983 -773 284,355 70,817 101,328 - 45 - 101,373 112,983 - 1,154 25,182 -3,933 - -1 - 135,385 -152 307,423 70,817 101,373 - 17 - 101,390 135,385 - - 11,979 -5,906 - -17 - 141,441 -128 313,520 70,817 101,390 - 18 - 101,408 141,441 - - -29,131 -4,922 - -59 - 107,329 -417 279,137 70,817 101,408 - 21 - 101,429 107,329 - - 8,356 -3,931 - - - 111,754 -436 283,564 70,817 101,429 - 18 - 101,447 111,754 1,465 - -8,086 -3,931 - - - 101,202 -427 273,039 12,744 -1,321 -28,648 - -17,225 13,025 299 -26,373 - -13,049 10,824 -199 -33,812 - -23,187 9,913 306 -31,708 - -21,489 13,551 1,069 -22,505 - -7,885 10,759 1,018 -13,026 -635 -1,884 24,227 -2,569 -8,102 479 14,035 320 401 439 567 650 738 845 24,088 23,575 23,023 19,619 20,226 17,695 15,717 ¥874,157 ¥823,071 ¥761,535 ¥762,118 ¥762,399 \768,411 \823,695 21 全 社 業 績 2009.3 連結損益計算書 売上高 原価及び費用: 売上原価 販売費及び一般管理費 2005.3 ¥908,389 2006.3 ¥938,082 2007.3 ¥1,009,586 2008.3 ¥1,036,624 685,781 687,717 750,849 780,195 140,719 142,412 148,578 154,985 研究開発費 営業利益 その他収益(費用): 受取利息及び配当金 30,024 31,196 35,097 36,282 51,865 76,757 75,061 65,162 1,015 1,809 1,723 1,849 支払利息 -6,689 -6,957 -9,481 -10,844 投資有価証券除売却益(損) 17,483 -53 -154 5,321 4,699 -8,776 2,747 -417 関係会社株式売却益 - - - - デリバティブ評価益 - - - - 投資有価証券評価損 -432 -449 -235 -341 為替差益(差損) -590 2 998 -76 貸倒引当金繰入損 440 71 -511 -617 -2,890 -2,105 -3,114 - 有形固定資産売却益(損) 構造改善費用 減損損失 - -6,001 -1,123 -32,199 542 -645 -3,973 -4,647 -1,692 -2,349 -1,709 -3,191 金銭信託の追加拠出による損失 - - - - 洪水関連差益 - - - - 退職給付制度改定損益 - - - - 震災関連費用 - - - - -43,970 -6,270 -1,754 -7,717 -32,084 -31,723 -16,586 -52,879 19,780 45,034 58,475 12,283 21,099 16,376 15,527 14,691 -8,354 2,067 5,281 -4,196 12,745 18,443 20,808 10,495 持分法による投資損益 異常操業損失 その他 その他収益(費用)計 税金等調整前当期純利益(当期純損失) 法人税等: 当期分 繰延分 法人税等計 少数株主損(益) 当期純利益(当期純損失) 当期処分額 *: 配当金 -2,124 1,738 3,542 -10,825 ¥9,159 ¥24,853 ¥34,125 ¥12,613 ¥-6,028 ¥-6,492 - - -135 -164 - - - - - - -7,207 -859 - - 149,712 167,050 - - 役員・監査役賞与 自己株式消却 その他 その他の剰余金期末残高 * 2006 年 5 月の会社法施行により利益処分という概念がなくなったことにより 2007.3 月期以降は記載を省略している。 22 連結損益計算書 (百万円) 2010.3 ¥765,840 2011.3 ¥815,656 2012.3 ¥854,371 2013.3 ¥745,713 2014.3 ¥784,425 2015.3 ¥786,171 724,774 573,939 586,262 629,152 555,209 590,092 569,499 163,040 145,109 149,351 159,330 144,962 144,021 145,220 37,630 33,356 31,483 31,845 33,184 32,234 32,366 17,966 13,436 48,560 34,044 12,358 18,078 39,086 1,790 1,591 1,382 1,325 1,348 1,465 1,931 -10,495 -5,785 -4,416 -4,885 -3,409 -3,359 -3,067 198 7,165 2,220 1,234 -60 8,289 1 -1,106 -487 769 -671 -102 -1,524 -535 - - - 713 - - - -2,701 -1,221 -117 -926 -991 106 - - - 2,617 1,496 2,664 -192 -762 -106 -4 232 -606 -287 1,032 -295 -525 -883 -791 -60 - - -3,320 -20,621 -1,050 - -58 -2,386 -16,759 -11,588 -4,387 -1,792 -2,614 -29,417 -8,781 -30,376 -8,046 -3,389 6,300 5,299 572 4,181 2,435 -10,185 -10,713 - - - - - - -7,199 - - - - - - - - 347 - - - - - - -3,300 418 - - - - -2,861 -327 - - - -5,197 -3,470 -3,724 -2,581 -4,940 -2,547 -3,335 -51,871 -50,032 -4,066 -6,211 -34,459 -3,559 -46,013 -33,905 -36,596 44,949 27,833 -22,101 14,519 -6,927 7,330 7,766 11,976 9,943 4,224 5,126 11,521 2,911 -9,288 4,196 4,780 1,884 2,781 -8,446 10,241 -1,522 16,172 14,723 6,108 7,907 3,075 1,183 -610 -3,140 -1,131 -922 1,744 1,916 ¥-42,963 ¥-35,684 ¥25,182 ¥11,979 ¥-29,131 ¥8,356 ¥-8,086 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 23 全 社 業 績 2009.3 ¥943,410 連結キャッシュ・フロー計算書 2005.3 2006.3 2007.3 2008.3 ¥19,780 52,287 - -1,165 - - - -3,814 -1,015 6,689 -542 -4,699 - -17,483 - 432 - 37,503 -17,431 -7,952 16,414 - 14,800 93,804 2,360 -6,595 -16,256 - - 73,313 ¥45,034 50,389 6,001 -1,424 - - - -3,403 -1,809 6,957 645 8,776 - 53 - 449 801 - 4,976 -11,076 -4,456 - -249 101,664 3,048 -6,679 -22,542 - - 75,491 ¥58,475 54,009 1,123 8 - - - 116 -1,723 9,481 3,973 -2,747 -2,550 154 - 235 - - -10,900 -7,704 25,145 - -8,223 118,872 2,839 -8,401 -16,854 - - 96,456 ¥12,283 62,668 32,199 261 - - - 196 -1,849 10,844 4,647 417 - -5,321 - 341 - - 3,706 -9,493 -15,973 - -5,856 89,070 3,546 -11,918 -26,958 - - 53,740 投資活動によるキャッシュ・フロー: 有形固定資産の売却による収入 有形固定資産の取得による支出 投資有価証券の取得による支出 投資有価証券の売却による収入 連結範囲の変更に伴う子会社株式の取得による収支 子会社株式の取得による支出 子会社株式の売却等による収入 短期貸付金の増減額(△は増加) 長期貸付けによる支出 長期貸付金の回収による収入 事業整理による収入及び支出 その他 投資活動によるキャッシュ・フロー 7,963 -43,900 -7,157 36,491 - -60 1,000 -596 -760 170 24,232 -4,675 12,708 5,619 -66,620 -3,407 453 - - - -942 -772 78 - -8,471 -74,062 8,032 -69,996 -6,835 1,263 - -10,854 - -1,089 -1,275 304 - -6,615 -87,065 2,501 -78,821 -2,011 6,196 - - - -1,105 -1,553 518 - -4,943 -79,218 財務活動によるキャッシュ・フロー: 短期借入金の純増減額(△は減少) コマーシャル・ペーパーの増減額(△は減少) 社債の発行による収入 社債の償還による支出 長期借入れによる収入 長期借入金の返済による支出 配当金の支払額 少数株主への配当金の支払額 少数株主からの払込みによる収入 その他 財務活動によるキャッシュ・フロー -38,600 -12,000 - -5,406 21,040 -42,956 -6,028 -780 5,184 -97 -79,643 -3,389 44,000 27,237 -46,482 8,133 -20,348 -6,492 -1,292 - 144 1,511 -18,966 31,000 51,733 -57,014 15,455 -32,160 -7,887 -1,487 - 252 -19,074 7,564 24,000 51,021 -90,698 51,788 -16,862 -9,535 -1,204 - 6 16,080 -129 6,249 26,263 384 ¥32,896 1,749 4,689 32,896 - ¥37,585 374 -9,309 37,585 89 ¥28,365 127 -9,271 28,365 - ¥19,093 営業活動によるキャッシュ・フロー: 税金等調整前当期純利益(当期純損失) 減価償却費及びその他の償却費 減損損失 退職給付引当金の増減額(△は減少) 退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 退職給付に係る資産の増減額(△は増加) 事業構造改善引当金の増減額 貸倒引当金の増減額(△は減少) 受取利息及び受取配当金 支払利息 持分法による投資損益(△は益) 固定資産除売却損益(△は益) 収用による移転補償収入 投資有価証券売却損益(△は益) デリバティブ評価損益(△は益) 投資有価証券評価損益(△は益) 社債償還損 事業整理損失 売上債権の増減額(△は増加) たな卸資産の増減額(△は増加) 仕入債務の増減額(△は減少) 退職給付制度移行未払金の増減額(△は減少) その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 法人税等の支払額 金銭信託の追加拠出額 災害による保険金収入 営業活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 現金及び現金同等物の期首残高 連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額 (△は減少) 現金及び現金同等物の期末残高 24 連結キャッシュ・フロー計算書 (百万円) 2010.3 2011.3 2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 ¥-33,905 67,364 11,588 1,717 - - - -164 -1,790 10,495 8,046 1,106 - -198 - 2,701 - - 33,989 -4,401 -35,110 - -3,152 58,286 3,527 -10,142 -11,279 - - 40,392 ¥-36,596 61,879 4,387 -551 - - 18,129 -68 -1,591 5,785 3,389 487 - -7,165 - 1,221 - - -7,234 29,631 15,451 - 6,893 94,047 3,774 -6,155 -4,034 -7,199 - 80,433 ¥44,494 56,410 1,792 630 - - - 1,082 -1,382 4,416 -6,300 -770 - -2,220 - 117 - - -10,937 -6,283 8,477 - -260 89,266 4,053 -4,481 -11,706 - - 77,132 ¥27,833 52,304 2,614 679 - 395 - 1,157 -1,325 4,885 -5,299 671 - -1,947 - 192 - - -14,410 -3,358 1,279 - -1,310 64,360 3,672 -4,903 -9,460 - - 53,669 ¥-22,101 46,877 29,417 1,199 - -7,302 - 476 -1,348 3,409 -572 102 - 60 -2,617 762 - - 11,070 2,509 -4,787 6,546 -4,763 58,937 4,044 -3,488 -3,309 - 8,121 64,305 ¥14,519 45,664 8,781 - 1,425 1,259 - -382 -1,776 3,359 -4,181 1,524 - -8,289 -1,496 106 - - 8,592 -2,371 -15,999 -2,421 -5,325 42,989 5,404 -3,663 -6,143 - - 38,587 ¥-6,927 43,030 30,376 - 5,421 -2,782 14,683 -1,917 -1,931 3,067 -2,435 535 - 39 -2,664 4 - - 1,051 6,767 -9,627 -2,082 2,802 77,410 7,068 -3,190 -5,258 - - 76,030 2,022 -75,845 -3,805 693 -24,537 - - -8,085 -1,072 673 - -6,348 -116,304 1,757 -34,119 -1,183 10,242 - - - -2,502 -1,805 260 - -6,087 -33,437 1,125 -25,456 -4,439 3,719 - - - -810 -662 933 - -2,155 -27,745 487 -27,641 -1,601 2,355 - -4,950 - -687 -57 136 - -3,207 -35,165 1,929 -31,031 -3,947 316 - - - -1,564 -775 231 - -3,027 -37,868 472 -30,863 -21,203 10,847 - - - -2,981 -56 255 - -3,750 -47,279 752 -26,528 -22,052 1,576 - - - 2,434 -1,908 329 - -4,227 -49,624 36,322 -23,000 50,321 -32,764 68,886 -13,302 -6,398 -879 - -8 79,178 -20,488 -25,000 15,226 -28,436 25,754 -8,473 -1,969 -169 - 606 -42,949 -3,648 -18,000 13,022 -22,584 6,788 -10,517 -3,933 -2,996 - -195 -42,063 16,781 -15,000 6,106 -10,957 22,159 -25,287 -5,906 -1,676 - -343 -14,123 -2,548 -18,000 23,912 -7,695 44,347 -46,862 -4,922 -185 - -653 -12,606 11,135 - 11,111 -21,632 51,730 -55,340 -3,932 -554 - -420 -7,902 -36,296 - 59,210 -19,809 37,535 -25,805 -3,931 -201 - -309 10,394 -1,992 1,274 19,094 -1,572 ¥18,796 81 4,128 18,796 40 ¥22,964 -1,946 5,378 22,964 113 ¥28,455 447 4,828 28,455 - ¥33,283 1,587 15,418 33,283 - ¥48,701 869 -15,725 48,701 - ¥32,976 786 37,586 32,976 - ¥70,562 25 全 社 業 績 2009.3 四半期業績情報 2010.3 売上高 高機能繊維事業 ポリエステル繊維事業 化成品事業 医薬医療事業 流通・リテイル事業 その他 連結合計 営業利益 高機能繊維事業 ポリエステル繊維事業 化成品事業 医薬医療事業 流通・リテイル事業 その他 消去又は全社 連結合計 2011.3 売上高 高機能繊維事業 ポリエステル繊維事業 化成品事業 医薬医療事業 流通・リテイル事業 その他 連結合計 営業利益 高機能繊維事業 ポリエステル繊維事業 化成品事業 医薬医療事業 流通・リテイル事業 その他 消去又は全社 連結合計 2012.3 売上高 高機能繊維事業 ポリエステル繊維事業 化成品事業 医薬医療事業 流通・リテイル事業 その他 連結合計 営業利益 高機能繊維事業 ポリエステル繊維事業 化成品事業 医薬医療事業 流通・リテイル事業 その他 消去又は全社 連結合計 1Q ¥19,897 27,682 34,035 32,371 44,352 7,665 ¥166,001 2Q ¥20,978 32,527 46,193 32,672 51,772 10,049 ¥194,191 上期 ¥40,875 60,209 80,228 65,042 96,124 17,714 ¥360,192 3Q ¥22,283 29,877 48,185 35,440 55,176 9,115 ¥200,077 4Q ¥26,753 32,006 49,379 31,229 54,014 12,191 ¥205,571 下期 ¥49,036 61,883 97,564 66,669 109,190 21,306 ¥405,648 年間 ¥89,912 122,092 177,791 131,711 205,314 39,020 ¥765,840 1Q ¥-2,029 -1,600 -1,754 6,525 153 59 -2,870 ¥-1,516 2Q ¥-2,246 -405 2,704 6,001 876 602 -3,232 ¥4,300 上期 ¥-4,275 -2,005 950 12,526 1,029 661 -6,102 ¥2,784 3Q ¥-1,913 -1,003 4,725 7,682 1,548 619 -3,081 ¥8,577 4Q ¥-1,550 -2,363 3,235 4,116 864 1,320 -3,547 ¥2,075 下期 ¥-3,463 -3,366 7,960 11,798 2,412 1,939 -6,628 ¥10,652 年間 ¥-7,738 -5,371 8,910 24,324 3,441 2,600 -12,730 ¥13,436 1Q ¥25,602 24,705 51,758 33,710 48,737 8,068 ¥192,580 2Q ¥26,512 26,160 59,058 32,770 53,457 9,333 ¥207,289 上期 ¥52,114 50,864 110,816 66,481 102,193 17,401 ¥399,869 3Q ¥24,690 24,893 54,832 35,746 58,065 8,044 ¥206,269 4Q ¥26,550 27,744 51,461 34,219 56,664 12,879 ¥209,517 下期 ¥51,240 52,637 106,293 69,965 114,729 20,922 ¥415,787 年間 ¥103,354 103,502 217,109 136,446 216,922 38,323 ¥815,656 1Q ¥45 5 3,614 6,892 700 -111 -3,076 ¥8,069 2Q ¥1,114 -16 7,324 4,917 1,219 1,009 -3,124 ¥12,443 上期 ¥1,159 -11 10,938 11,809 1,919 898 -6,200 ¥20,512 3Q ¥1,193 1,408 8,119 6,840 1,600 227 -3,506 ¥15,881 4Q ¥2,071 1,620 4,389 4,261 1,225 1,980 -3,379 ¥12,167 下期 ¥3,264 3,028 12,508 11,101 2,825 2,207 -6,885 ¥28,048 年間 ¥4,423 3,017 23,446 22,910 4,744 3,105 -13,085 ¥48,560 1Q ¥26,896 23,757 46,869 34,912 48,177 8,957 ¥189,569 2Q ¥27,486 30,167 46,082 33,131 57,187 9,945 ¥203,998 上期 ¥54,382 53,924 92,952 68,043 105,365 18,902 ¥393,567 3Q ¥25,660 26,588 46,311 36,075 58,459 8,815 ¥201,908 1Q ¥2,008 488 3,151 7,239 1,027 282 -3,168 ¥11,027 2Q ¥2,222 1,506 2,574 4,676 1,332 805 -3,489 ¥9,626 上期 ¥4,230 1,995 5,725 11,915 2,359 1,087 -6,658 ¥20,653 3Q ¥1,198 28 1,748 7,558 1,958 365 -3,138 ¥9,717 (百万円) (百万円) 4Q 決算期統一影響 * 下期 ¥24,213 ¥16,470 ¥66,343 26,428 3,004 56,021 41,376 34,738 122,424 35,393 3,489 74,957 55,111 5,639 119,209 13,030 5 21,851 ¥195,553 ¥63,344 ¥460,804 *2012 年 3 月期における、一部の連結子会社及び持分法適用会社での決算期変更影響額 26 4Q 決算期統一影響 * ¥-4 ¥885 237 -364 -2,526 -1,213 6,913 -473 1,623 73 2,035 -163 -3,348 0 ¥4,931 ¥-1,256 下期 ¥2,079 -100 -1,991 13,998 3,654 2,237 -6,486 ¥13,392 年間 ¥120,725 109,944 215,376 143,000 224,574 40,753 ¥854,371 年間 ¥6,309 1,895 3,733 25,913 6,013 3,324 -13,143 ¥34,044 四半期業績情報 2013.3 売上高 (百万円) 2Q ¥26,610 44,699 33,119 60,754 18,742 ¥183,923 上期 ¥52,756 88,429 64,305 115,652 37,118 ¥358,258 3Q ¥25,194 43,048 35,718 60,856 20,022 ¥184,838 4Q ¥33,217 44,062 38,312 60,653 26,374 ¥202,617 下期 ¥58,411 87,109 74,029 121,509 46,396 ¥387,454 年間 ¥111,166 175,538 138,334 237,160 83,514 ¥745,713 1Q ¥-322 1,604 3,804 744 367 -3,225 ¥2,972 2Q ¥638 -137 5,484 1,413 188 -3,183 ¥4,404 上期 ¥316 1,466 9,288 2,158 555 -6,408 ¥7,376 3Q ¥-2,019 -399 7,125 1,517 808 -4,257 ¥2,774 4Q ¥-2,994 -2,988 8,395 1,038 2,868 -4,112 ¥2,208 下期 ¥-5,013 -3,387 15,520 2,556 3,676 -8,369 ¥4,982 年間 ¥-4,698 -1,921 24,808 4,713 4,231 -14,777 ¥12,358 1Q 高機能繊維・複合材料事業 ¥28,240 電子材料・化成品事業 44,304 ヘルスケア事業 31,493 製品事業 57,051 その他 22,432 連結合計 ¥183,521 2Q ¥30,158 47,026 33,348 63,840 23,915 ¥198,287 上期 ¥58,398 91,330 64,841 120,892 46,347 ¥381,808 3Q ¥30,357 44,945 36,551 66,001 18,555 ¥196,408 4Q ¥34,796 43,171 37,023 67,287 23,932 ¥206,209 下期 ¥65,152 88,116 73,574 133,288 42,487 ¥402,617 年間 ¥123,550 179,446 138,415 254,180 88,833 ¥784,425 1Q ¥193 -229 4,601 589 -3 -3,314 ¥1,837 2Q ¥2,174 -2,443 4,769 1,759 -335 -2,574 ¥3,351 上期 ¥2,367 -2,672 9,370 2,347 -338 -5,887 ¥5,188 3Q ¥937 -1,831 7,961 1,100 -531 -3,145 ¥4,491 4Q ¥2,438 -2,716 7,198 1,738 2,609 -2,869 ¥8,399 下期 ¥3,375 -4,547 15,159 2,838 2,078 -6,014 ¥12,891 年間 ¥5,742 -7,218 24,529 5,186 1,741 -11,901 ¥18,078 1Q 高機能繊維・複合材料事業 ¥31,412 電子材料・化成品事業 46,207 ヘルスケア事業 33,246 製品事業 57,486 その他 13,508 連結合計 ¥181,858 2Q ¥32,986 45,994 34,549 66,104 15,908 ¥195,541 上期 ¥64,397 92,200 67,795 123,590 29,416 ¥377,399 3Q ¥34,389 46,732 38,072 66,939 14,920 ¥201,051 4Q ¥36,743 45,835 35,856 68,852 20,436 ¥207,721 下期 ¥71,131 92,567 73,928 135,790 35,356 ¥408,772 年間 ¥135,529 184,767 141,723 259,380 64,772 ¥786,171 2Q ¥3,024 -2,073 6,436 1,211 1,207 -2,491 ¥7,314 上期 ¥4,685 -1,345 12,094 1,964 496 -5,766 ¥12,127 3Q ¥3,162 1,105 9,185 1,233 894 -3,138 ¥12,441 4Q ¥6,505 3,642 3,550 1,052 2,593 -2,826 ¥14,517 下期 ¥9,668 4,747 12,736 2,285 3,487 -5,964 ¥26,959 年間 ¥14,352 3,402 24,829 4,249 3,983 -11,730 ¥39,086 営業利益 高機能繊維・複合材料事業 電子材料・化成品事業 ヘルスケア事業 製品事業 その他 消去又は全社 連結合計 2014.3 売上高 営業利益 高機能繊維・複合材料事業 電子材料・化成品事業 ヘルスケア事業 製品事業 その他 消去又は全社 連結合計 (百万円) 2015.3 売上高 営業利益 高機能繊維・複合材料事業 電子材料・化成品事業 ヘルスケア事業 製品事業 その他 消去又は全社 連結合計 (百万円) 1Q ¥1,661 728 5,657 754 -711 -3,276 ¥4,813 27 全 社 業 績 1Q 高機能繊維・複合材料事業 ¥26,146 電子材料・化成品事業 43,730 ヘルスケア事業 31,185 製品事業 54,898 その他 18,376 連結合計 ¥174,335 3 セグメント別業績・事業概要 高機能繊維・複合材料事業 業績: ■高機能繊維事業 業績 (百万円) 売上高 外部顧客への売上高 2011.3 2012.3 \114,004 \130,690 103,354 120,725 セグメント間取引 10,651 9,965 セグメント利益又は損失 4,423 6,309 215,824 195,935 16,780 16,986 セグメント資産 減価償却費 のれんの償却額 5,531 5,884 持分法適用会社への投資額 3,816 5,486 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 5,077 7,982 2011.3 2012.3 \144,277 \143,191 103,502 109,944 40,775 33,246 2013.3 2014.3 2013.3 2014.3 2015.3 ■ポリエステル繊維事業 業績 (百万円) 売上高 外部顧客への売上高 セグメント間取引 セグメント利益又は損失 セグメント資産 減価償却費 のれんの償却額 3,017 1,895 101,534 107,966 5,624 4,448 - - 持分法適用会社への投資額 3,409 3,397 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 4,204 4,032 2015.3 ■高機能繊維・複合材料事業 業績 (百万円) 2011.3 売上高 外部顧客への売上高 2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 \178,419 \134,956 \151,449 \163,186 135,529 153,218 111,166 123,550 セグメント間取引 25,201 23,790 27,898 27,657 セグメント利益又は損失 7,182 -4,698 5,742 14,352 235,459 201,986 199,100 193,893 19,196 15,962 16,313 15,462 セグメント資産 減価償却費 のれんの償却額 5,884 5,553 1,435 1,410 持分法適用会社への投資額 4,042 5,730 7,546 7,368 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 9,857 13,253 9,062 10,034 * 2013.3 期より「高機能繊維事業」と「ポリエステル繊維事業」産業資材部門が統合し、「高機能繊維・複合材料事業」に変更 30 高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維 高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維事業本部 ◆主要構成会社 (2015 年 3 月末時点) 会社名 所在地 事業分野 持株比率 ヘルダーラント州 アラミド繊維等の製造・販売・研究開発 100% 2. 帝人コードレ㈱ 日本 大阪府 人工皮革及び合成皮革等の製造・販売 100 3. Teijin (Thailand) Ltd. タイ バンコク ポリエステル繊維等の製造・販売 91.9 4. Teijin Polyester(Thailand)Ltd. タイ バンコク ポリエステル繊維等の製造・販売 66.9 5. Teijin Corporation (Thailand) Limited タイ バンコク アラミド繊維の製造・販売、及びポリカー ボネート樹脂・加工品の販売 100 6. 帝人モノフィラメント㈱ 日本 東京都 モノフィラメント等の製造・販売 100 7. ユニオンタイヤコード㈱ 日本 大阪府 タイヤコード簾織物製造、その他繊維 の撚糸加工 100 8. Teijin Cord (Thailand) Co., Ltd. タイ バンコク 農業用機械及び産業用伝動ベルトの芯 体生産販売 99.6 ※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。 ◆年表 ●アラミド繊維 1962. 7 1963.11 1972. 5 1987. 9 1995. 9 2000.12 2002.10 2003. 4 2003.12 2003. 7 2006.12 2007. 9 2011.10 2012.10 2013. 4 2013. 9 米アライドケミカル社のナイロン 6 製造技術導入許可を取得 三原工場、ナイロン操業開始 耐熱性のメタ系アラミド繊維「コーネックス」販売開始 松山工場、高強力のパラ系アラミド繊維「テクノーラ」操業開始 米デュポン社とナイロン繊維の日本における製造販売会社 帝人デュポンナイロン㈱を設立 オランダのアコーディス社から買収したパラ系アラミド繊維「トワロン」関連事業、Teijin Twaron B.V. として事業スタート ナイロン繊維事業からの撤収を決定し、帝人デュポンナイロン㈱の解消を決定 持株会社制への移行に伴い、帝人㈱の産業繊維事業を帝人テクノプロダクツ㈱へ分社化 ナイロン繊維事業から撤収 オランダの Teijin Twaron B.V. において「トワロン」の増設を完了、操業開始 (12,300トン/年 → 18,500トン/年) オランダの Teijin Twaron B.V. において「トワロン」の増設を完了 (23,000トン/年) Teijin Twaron B.V. の社名を、Teijin Aramid B.V. に変更 高機能ポリエチレン製品の商業生産開始 帝人テクノプロダクツ㈱を帝人㈱へ統合 上海に用途開発・技術サービス拠点「テクニカル・センター・アジア」設立 新規メタ系アラミド繊維の製造・販売、及びポリカーボネート樹脂・加工品の販売拠点として、Teijin Corporation (Thailand) Limited を設立 ●ポリエステル繊維 1918. 6 1951.11 1955.11 1957. 1 1957. 6 1957.12 1958. 6 1967. 9 1968. 4 1970.10 1971.10 1973.10 1976. 1 1991.10 1993.11 1997. 1 1999. 1 1999. 4 帝国人造絹絲㈱設立 レーヨン事業を開始 大聖寺精練㈱を子会社化(帝人ネステックス㈱の前身) 松山工場(現松山事業所北地区)開業 アセテート事業を開始 帝人㈱、東レ㈱、英国ICI社のポリエステル繊維及びフィルム等、製造技術導入許可を取得 帝人㈱、東レ㈱、ポリエステル繊維の商標名を「テトロン」に決定 三共毛織㈱(帝人テクロス㈱の前身)設立 松山工場、 「テトロン」操業開始 タイの「テトロン」繊維生産販売会社 Thai Tetoron Co., Ltd.(現 Teijin Polyester(Thailand)Ltd.)設立 徳山工場(現帝人ファイバー㈱徳山事業所)、 「テトロン」短繊維操業開始 愛媛工場(現松山事業所南地区)、 「テトロン」長繊維操業開始 レーヨン事業から撤収 インドネシアの「テトロン」繊維生産販売会社 P.T. Teijin Indonesia Fiber Corp. 設立 愛媛工場、 「テトロン」短繊維操業開始 タイの「テトロン」繊維生産販売会社 Teijin(Thailand)Ltd. 設立 マンテロ・セタ社(イタリア)、伊藤忠商事と合弁で、ポリエステル長繊維織物の製造販売会社 TMI Europe S.p.A. を イタリアに設立 PET ボトルリサイクル繊維「エコペット」使用製品発売 繊維製品回収リサイクルシステム「エコサークル」を開始 メキシコのノバコープ社への 50%資本参加により Akra Teijin S.A. de C.V. 設立 31 高機能繊維・ オランダ 複合材料事業 1. Teijin Aramid B.V. 高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維 2000.11 2001. 5 米ジョンズ・マンビル社 からモノフィラメント事 業を買収し、Teijin Monofilament U.S., Inc.、Teijin Monofilament Germany GmbH 設立 衣料用ポリエステル繊維事業改革案「テトロン・グローバル・ストラテジー(TGS)プラン」を策定 2001.11 帝人ネステックス㈱を設立 2002. 3 アセテート事業撤収 2002. 4 衣料用ポリエステル繊維事業を分社化し、帝人ファイバー㈱設立 帝人ファイバー㈱徳山事業所で原料リサイクル操業開始 2002. 5 旭化成㈱とポリトリメチレンテレフタレート繊維事業を行う合弁会社ソロテックス㈱設立 2002. 7 循環型社会を目指す「繊維 to 繊維」リサイクルを展開 2003.11 帝人ファイバー㈱徳山事業所で「ボトル to ボトル」リサイクル施設操業開始 2004. 5 「繊維 to 繊維」リサイクル施設を、帝人ファイバー㈱徳山事業所から松山事業所へ移転、操業開始 2005. 1 TMI Europe S.p.A 事業撤収決定 2005. 3 Teijin Akra S.A. de C.V. 事業撤退 2005.12 中国にカーシート用ファブリック製造販売会社を設立 2008. 7 高強度ポリエステルナノファイバー「ナノフロント」の商業生産開始 2008.12 高性能耐久制電素材「ビーウェル」 の設備増強 2009. 8 「ポリエステル繊維事業の構造改革プラン」を発表 2009.12 住江織物㈱との合弁会社スミノエ テイジン テクノ㈱を設立 2010. 3 ソロテックス㈱の合弁契約を解消、清算手続き開始 Teijin Monofilament U.S., Inc. 事業撤収 帝人ネステックス㈱事業撤収 2010. 4 帝人ファイバー㈱の原料重合事業・動力事業を会社分割し帝人㈱へ移管 インドネシアの P.T. Teijin Indonesia Fiber Tbk. を譲渡 2010. 6 Teijin Monofilament Germany GmbH を譲渡 2010.12 バイオ由来PET「PLANTPET」の本格展開発表 2012. 3 帝人と中国化学繊維工業協会が相互連携に基本合意 2012. 9 「帝人(中国)商品開発センター」設立 2012.10 帝人ファイバー㈱のアパレル事業を除く全ての事業を帝人㈱へ統合 2013. 2 ポリエステルのケミカルリサイクル事業の合弁会社浙江佳人新材料有限公司を設立 ◆生産拠点、生産能力 主要製品 メタ系アラミド繊維 パラ系アラミド繊維 ポリエステル繊維 所在地 コーネックス® 日本 テクノーラ® 日本 山口県岩国市 愛媛県松山市 トワロン® オランダ デルフザイル エメン テトロン® 日本 タイ 愛媛県松山市 山口県周南市 山口県岩国市 パトンタニ県 アユタヤ県 会社 帝人 帝人 Teijin Aramid 帝人 帝人 帝人 Teijin Polyester (Thailand) Teijin (Thailand) 32 形態 ステープルファイバー フィラメントヤーン、 ステープルファイバー フィラメントヤーン、 ステープルファイバー、パルプ 短繊維 短繊維 工業繊維 長繊維 短繊維 工業繊維 長繊維 短繊維 計 生産能力 (トン/年) - - - 8,000 49,000 12,000 10,500 52,800 11,400 11,800 7,800 163,300 高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維 ◆研究開発拠点 会社 所在地 帝人 日本 愛媛県松山市 Teijin Aramid オランダ アーネム Teijin Aramid Asia (テクニカル・センター・アジア) 中国 上海 帝人(中国)商品開発センター 中国 江蘇省 山口県岩国市 トワロン® 【プロダクトライン】 パラキシレン *1 テレフタル酸クロライド *2 パラフェニレンジアミン T.P.C *1 反応 精製 アニリン 重合 P.P.D.A*2 【化学構造式】 *1 テレフタル酸クロライド *2 パラフェニレンジアミン T.P.C*1 P.P.D.A.*2 PCNB*5 エーテル 結合 トワロン Teijin Aramid (エメン/ オランダ) Teijin Aramid(デルフザイル/オランダ) テクノーラ® 【プロダクトライン】 MAP*4 湿式 紡糸 ポリパラフェニレン テレフタラミド DAPE*3 重合 コポリパラフェニレン・ 3.4'オキシジフェニレン・ テレフタラミド *3 3.4'-ジアミノジフェニル・エーテル *4 メタアミノフェノール *5 パラニトロクロロベンゼン 湿式 紡糸 延伸 テクノーラ 帝人(松山/ 日本) 【化学構造式】 ●メタ系アラミド繊維 コーネックス® 【プロダクトライン】 I.P.C *1 M.P.D.A *2 【化学構造式】 *1 イソフタル酸クロライド *2 メタフェニレンジアミン 重合 ポリメタフェニレン イソフタラミド 帝人(岩国/ 日本) 33 湿式 紡糸 コーネックス 高機能繊維・ ●パラ系アラミド繊維 複合材料事業 ◆プロダクトライン・化学構造式 高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維 ◆プロダクトライン・化学構造式 ●ポリエステル繊維 エチレン グリコール 【プロダクトライン】 パラキシレン テレフタル酸 ジメチル ポリエチレン テレフタレート 重合 帝人(松山/日本) 溶融紡糸 テイジン® テトロン® (糸・綿) 帝人 (岩国/日本) (徳山/日本) (松山/日本) テレフタル酸 Teijin Polyester(Thailand)(パトンタニ/タイ) Teijin (Thailand) (アユタヤ/タイ) 【化学構造式】 ◆素材の特性 ●アラミド繊維 アラミド繊維とは、その分子骨格が芳香族 ( ベンゼン環 ) からなるポリアミド繊維であり、ナイロンの一種である。 米連邦通商委員会 (FTC) が、従来の脂肪族ポリアミド繊維、すなわちナイロンと区別して、1974 年に『アラミド』(aramid) という 一般名を与え、その後、国際標準機構(ISO)も、1977 年に人造繊維の分類名称としたものである。 アラミド繊維は、その分子骨格が全体に直線状のパラ系タイプと、ジグザグ状のメタ系タイプに大別されており、それぞれ異なる性 質を有する。 高強力、高弾性率を有し、耐熱性、寸法安定性に優れる。例えば、引張強度は同一重量で スチールの5~8倍に相当する。このような優れた性質を生かし、主に防弾チョッキ、自動 車のブレーキパッド等の摩擦材(アスベスト代替)やタイヤの補強材、光ファイバーの補強 材等に使用されている。 パラ系アラミド繊維 トワロン® テクノーラ® メタ系アラミド繊維 コーネックス® ポリエステル並みの繊維性能(強伸度、弾性率、比重、風合い、色等)を持ちながら、長 期耐熱性(200℃常時使用が可能)、難燃性(ナイロン、ポリエステルより引火点、発火点が 高い)に優れることから、鉄鋼、セメント、アスファルト等の産業用耐熱集塵フィルター、 消防用の防火服、各種プラント・サービスユニフォーム等に使用されている。 ●ポリエステル繊維 テイジン® テトロン® 合成繊維の中では高い強度を持ち、線膨張係数及び吸水率(公定水分率:0.4%)が小さく、寸法安定性に 優れる。また、合成繊維の中では比較的融点(255 ~ 260℃)が高く、高温での加工・使用に耐える。化学 的には、一般的な有機溶媒に不溶であり、アルカリ水溶液により繊維表面から、強度の低下を伴わず均一に 分解されるという特性を持つ。発色に優れ、着用・洗濯を繰り返しても変色・色落ちが少ない。紫外線に強く、 屋外で長時間使用しても強度劣化が少ない。 ポリエステル繊維は世界で最も生産されている合成繊維である。 34 高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維 ◆主要素材の用途展開 ●アラミド繊維 メタ系アラミド繊維 コーネックス® ◎ 耐熱性 ○ 摺動性 ◎ 耐熱性・難燃性 ◎ 長期耐熱性 ●ポリエステル繊維 分 野 衣料 主 要 商 品 用 途 例 エコペット®、エコペットプラス®、プラントペット®、 紳士、婦人ファッションウェア、スポーツウェア、ユニフォーム、 ウェーブロン®、トリクシオン®、デルタ®、ダストップ®、 インナーウェア、裏地 涼しや®、オクタ®、エコピュアー®、ソロテックス® 産業資材 エコペット®、エコペットプラス®、プラントペット®、 スーパーエクスター®、ベルオアシス®、ケミタック®、 テピルス®、ナノフロント®、エルク®、V-LAP ®、 ファイバークッション®、凉しや®、テオネックス® カーテン、椅子張り、寝装具、オフィス用ファブリック、紙 オムツ、ワイピング素材、自動車・列車・航空機用シート、 自動車内装材、タイヤコード、ゴム補強材、シートベルト、マッ ト、クッション、フィルター ※テオネックス®(PEN 繊維)の特性と用途例 応用例 タイヤコード キャッププライ カーカスプライ 自動車用ホース オイルブレーキホース ベルト 伝動ベルト 現行素材 要求特性 ナイロン ポリエステル レーヨン 高接着性、高弾性 高弾性、低収縮 ポリエステル ポリビニルアルコール レーヨン 高弾性、低収縮、耐化学薬品性 ポリエステル 高弾性、低収縮 キャッププライ カーカスプライ 35 高機能繊維・ △ 長期耐熱性 (ブレーキ材) 複合材料事業 用 途 ◎:優れている ○:やや優れている △:条件次第で優位 パラ系アラミド繊維 タイプ トワロン® テクノーラ®(共重合) ◎ △ タイヤ 強度・弾性率 強度・耐疲労性 ○ ◎ ゴムベルト、ホース補強 強度・弾性率 耐疲労性・耐熱性 ・ 強度 ○ ◎ ロープ・細幅ベルト 強度・弾性率 強度・耐疲労性 ・ 耐熱性 摩擦材 ◎ × (ブレーキ、ガスケット補強、 パルプ化容易 パルプ化が困難 アスベスト代替) 耐熱・寸法安定性 ◎ 〇 防弾/防刃/防護手袋 防護特性・強度 強度 ◎ 土木グリッド ○ 強度、耐アルカリ良好 耐震補強シート モジュラス、強度 (コンクリート補強) プラスチック補強材料 ◎ ◎ (熱可塑、熱硬化) 強度・弾性率 耐衝撃性、強度 消防防火服 , 活動服 〇 〇 難燃ユニフォーム 強度・短時間耐炎性 強度 ・ 短時間耐熱性 フィルター (鉄鋼、セメント、アスファルト) ◎ ◎ 光ファイバーケーブル補強 強度・弾性率 強度・耐疲労性 高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維 ◆販売形態 ●アラミド繊維 ●トワロン® ●テクノーラ® ●コーネックス® 委託加工 (糸加工、染色、 織布など) ◇コンバーター ◇中間加工業者 ◇製品加工業者 など <用途> タイヤ補強材 ゴム補強材 ロープ 摩擦材 防弾防刃 土木補強材 プラスティック補強材 消防服、防火服 フィルター など ●ポリエステル繊維 ポリエステル 長繊維 委託加工 (糸加工、染色、 織布など) ◇コンバーター ◇縫製加工業者 など ポリエステル 短繊維 <衣料用途> 婦人アパレル 紳士アパレル スポーツアパレル S. P. A. など 委託加工 (紡績加工) ◇紡績会社 ◇製綿メーカー ◇不織布メーカー ◇製紙メーカー など 36 <産業資材用途> インテリアメーカー 車両資材メーカー 産業資材メーカー タイヤメーカー ベルトメーカー など 高機能繊維・複合材料事業-炭素繊維・複合材料 高機能繊維・複合材料事業-炭素繊維・複合材料事業本部 ◆主要構成会社 (2015 年 3 月末時点) 会社名 所在地 事業分野 持株比率 東京都 炭素繊維等の製造・販売 99.75% 2. ㈱ジーエイチクラフト 日本 静岡県 各種成形品の製造・販売 52 3. Toho Tenax Europe GmbH ドイツ ノルトライン・ ヴェストファーレン州 炭素繊維等の製造・販売 100 4. Toho Tenax America, Inc. 米国 テネシー州 炭素繊維等の製造・販売 100 5. Diversified Structural Composites, Inc. 米国 ケンタッキー州 複合材料製品の製造・販売 100 ※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。 ◆年表 1999.10 炭素繊維事業への進出を目的として東邦レーヨン㈱(現東邦テナックス㈱)へ資本参加 2000. 2 東邦レーヨン㈱の株式持分を買い増し、連結子会社化 2006. 9 ドイツの Toho Tenax Europe GmbH において「テナックス」の増設を完了 (1,900トン/年 → 3,400トン/年) 2007. 9 東邦テナックス㈱の完全子会社化 2008. 4 東邦テナックス㈱三島事業所において「テナックス」の増設完了 (3,700トン/年 → 6,400トン/年) 2008. 5 炭素繊維プルトルージョン(引抜成形)事業の大手であるダイバーシファイド・コンポジット社を買収 2009. 8 Toho Tenax Europe GmbH Line4 完成(3,400トン/年→ 5,100トン/年) 2009.12 Toho Tenax America, Inc. Line3 改造(2,000トン/年→ 2,400トン/年) 2010. 9 Toho Tenax Europe GmbH Line4 稼動開始 2011. 4 新事業開発グループ内に設置していた複合材料開発センター等を統合し、 「炭素繊維・複合材料事業グループ」に組織再編 2011.12 Teijin Advanced Composites America Inc. を米国に設立 2012. 6 インドの大手テキスタイルメーカー Hindoostan Technical Fabrics Limited との提携を発表 2012.12 熱可塑性 CFRP 製品の松山パイロットプラント稼働開始 2013. 5 「複合材料開発センター」松山事業所内へ移転 2013.11 Toho Tenax America, Inc. の炭素繊維生産ラインを休止 ◆生産拠点、生産能力 主要製品 炭素繊維 テナックス® 所在地 形態 生産能力 (トン/年) レギュラートウ・フィラメント 6,400 レギュラートウ・フィラメント 5,100 会社 日本 静岡県三島市 東邦テナックス ドイツ ハインスベルク Toho Tenax Europe 計 ◆研究開発拠点 会社 所在地 東邦テナックス 日本 静岡県駿東郡長泉町 帝人 日本 愛媛県松山市 Toho Tenax Europe ドイツ ブッパタール 37 11,500 高機能繊維・ 日本 複合材料事業 1. 東邦テナックス㈱ 高機能繊維・複合材料事業-炭素繊維・複合材料 ◆プロダクトライン・化学構造式 ●炭素繊維「テナックス®」 、耐炎繊維「パイロメックス®」 【プロダクトライン】 アクリロニトリル コモノマー 重合 紡糸原液 紡糸・水洗・後処理 プリカーサー (*) 表面処理・ サイジング処理 テナックス® 溶剤(ZnCl2) 東邦テナックス (三島/日本) プリカーサー 250~300℃ 空気中 1,000~1,500℃ 不活性ガス中 耐炎化 炭素化 Toho Tenax Europe (ハインスベルク/ドイツ) 耐炎化 250~300℃ 空気中 パイロメックス ® 東邦テナックス (三島/日本) Toho Tenax America (テネシー州/米国) * プリカーサー: 前駆体 炭素繊維製造用の原料繊維。東邦テナックスは衣料用とは異なった共重合組成を有するアクリル繊維プリカー サーを使用している。一般的にはアクリル繊維の他ピッチ系繊維、レーヨン等がプリカーサーとして使用されるが品質的に はアクリル繊維が最適とされている。 ※東邦テナックスはプリカーサー、レギュラートウ、耐炎繊維を生産 Toho Tenax Europe はレギュラートウを生産、Toho Tenax America は耐炎繊維を生産 ◆素材の特性 炭素繊維 テナックス® 密度が金属に比べて小さく、引張強度、引張弾性率が高く、疲労特性、摩耗特性、潤滑性にも優れており、 鉄の 10 倍の強さを持ちながらも 4 分の 1 の軽さを実現している。また、熱膨張係数が小さく、寸法安定性 に優れており、高温下における機械的性質の低下ならびに極低温域での熱伝導率も小さい。化学的安定性 に優れており、酸、塩基、各種溶媒に侵されにくい。電気・電磁的には、導電性で電磁波シールド性があり、 X 線の透過性にも優れるという特徴を持つ。 耐炎繊維 パイロメックス® 優れた耐炎性を持つ。高温での物性低下が少なく、重量変化、寸法安定性に優れる。 また、有機溶剤及び弱酸・弱アルカリに強い抵抗力をもち、強酸・強アルカリにも短時間であれば抵抗性がある。 無機繊維には無い紡織加工性やドレープ性を有する。 ※レギュラートウとラージトウの相違点 レギュラートウ ラージトウ フィラメント数 ~ 24K(24,000 本) 40K(40,000 本)~ 主な使用分野 航空宇宙・スポーツレジャー・産業資材 産業資材(チョップ) 特徴 機械的性能が高い・取扱い性が良い 低価格 ※ただし、最近ラージトウを風力発電等の産業資材分野またはゴルフシャフト等の スポーツ・レジャー分野で使用する動きがある 38 高機能繊維・複合材料事業-炭素繊維・複合材料 ◆主要素材の用途展開 ●炭素繊維「テナックス®」 分 野 用 途 航空宇宙 飛行機 使 用 箇 所 一次構造材:主翼、尾翼、胴体 二次構造材:補助翼、方向舵、昇降舵 内装材:フロアーパネル、ビーム、ラバトリー、座席 人工衛星 アンテナ、太陽電池パネル、チューブトラス構造材 釣具 釣り竿、リール ゴルフ シャフト、ヘッド、フェース板、シューズ ラケット テニス、バドミントン、スカッシュ 自転車 フレーム、ホイール、ハンドル 海洋 ヨット、クルーザー、競技用ボート、マスト その他 野球バット、スキー板、スキーストック、剣道竹刀、和弓、洋弓、ラジコンカー、卓球、ビリヤード アイスホッケー用スティック 産業資材 自動車 プロペラシャフト、レーシングカー、CNG タンク、スポイラー、ボンネットフード 自動二輪車 レース用カウル、マフラーカバー 車両・コンテナ 鉄道車体、リニアモーターカー車体、座席 機械部品 繊維部品、板ばね、ロボットアーム、軸受、ギア、カム、ベアリングリテーナー 高速回転体 遠心分離器ローター、ウラン濃縮筒、フライホイール、工業用ローラー、シャフト 電気・電子部品 パラボラアンテナ、音響スピーカー、VTR 部品、CD 部品、IC キャリアー 風力発電 ブレード、ナセル 圧力容器 油圧シリンダー、ボンベ 海底油田掘削 ライザー、テザー 海底無人探査機 2次ケーブル 化学装置 攪拌翼、パイプ、タンク 医療機器 天板、カセッテ、X 線グリッド、手術用部品、車椅子 土木建築 ケーブル、コンクリート補強材 OA・事務機 プリンターの軸受、カム、ハウジング 精密機器 カメラ部品、プラント部品 耐食機器 ポンプ部品、プラント部品 その他 樹脂型、洋傘、ヘルメット、面状発熱体、眼鏡フレーム ●耐炎繊維「パイロメックス®」 分 野 用 途 産業資材 耐熱・保護 飛行機 使 用 箇 所 溶接スパッタ養生シート、断熱材 航空機ブレーキ材 電気・電子部品 NAS 電池電極材 燃料電池 GDL 39 高機能繊維・ ノズルコーン、モーターケース 複合材料事業 スポーツ ロケット 高機能繊維・複合材料事業-炭素繊維・複合材料 ◆販売形態 (炭素繊維・複合材料事業本部) (顧客) 圧力容器メーカー ゴルフシャフトメーカー プロペラシャフトメーカー フィラメントワインディン グ法での製造メーカー フィラメント 糸加工メーカー 織物メーカー プリプレグ製造メーカー チョップドファイバー 織物プリプレグ 航空機部品メーカー コンポジットメーカー パソコンメーカー カメラメーカー 産業資材メーカー 樹脂メーカー スポーツメーカー シャフトメーカー プリプレグ 航空機部品メーカー 自動車部品メーカー 各種機械製作メーカー 医療機器メーカー コンポジット 「フィラメント」 … 多数の(1,000 本、3,000 本、6,000 本、12,000 本、24,000 本)単繊維から構成される長繊維束。 撚りなし、撚り有りの種類有り。 「チョップドファイバー」 … サイジング剤(糊剤)で集束された長繊維状原糸を所定の長さに切断した短繊維束。 「織物」 … フィラメントで構成される織布。平織り、綾織り、朱子織り等の種類有り。 「プリプレグ」 … pre-impregnated material の略称で、炭素繊維に熱硬化性樹脂を含浸させた半硬化状態のシー ト状成形用中間材料。 成形品の品質が安定しており、積層作業の自動化に適している。 「コンポジット」 … 一般的には異なる性質をもつ材料(通常、強化繊維と樹脂)を複合加工してできる、個々の材料 より優れた性質・性能をもつ材料、の意味だが、業界では炭素繊維と樹脂(熱硬化性または熱可 塑性)とを組み合わせた CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の事を指す。 40 電子材料・化成品事業 業績: (百万円) 売上高 外部顧客への売上高 セグメント間取引 2011.3 2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 \225,060 \221,840 \181,226 \184,297 \189,276 207,109 215,376 175,538 179,446 184,767 7,951 6,464 5,688 4,851 4,509 セグメント利益 23,446 3,733 -1,921 -7,218 3,402 セグメント資産 185,208 169,701 167,485 157,913 151,978 11,492 10,946 9,018 9,985 8,154 減価償却費 -39 132 190 190 95 持分法適用会社への投資額 のれんの償却額 9,313 10,619 11,811 16,658 21,694 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 4,277 4,427 4,019 2,638 1,676 会社名 (2015 年 3 月末時点) 所在地 事業分野 持株比率 1. 広島プラスチック㈱ 日本 広島県 プラスチック成形品の製造・販売 100 2. テイヨー㈱ 日本 広島県 プラスチック押出品の製造・販売 100 3. 錦海化学㈱ 日本 岡山県 臭素系難燃剤、ファインケミカル中間製品の 製造・販売 99 4 ウィンテックポリマー㈱ 日本 東京都 PBT 樹脂、ガラス繊維強化 PET 樹脂の製造・販売 40 5. Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd. シンガポール シンガポール ポリカーボネート樹脂の製造 100 6. Teijin Polycarbonate China Ltd. 中国 浙江省 ポリカーボネート樹脂の製造 100 7. 帝人化成複合塑料(上海)有限公司 中国 上海市 ポリカーボネート樹脂のコンパウンド品の製造 100 8. Teijin Corporation (Thailand) Limited タイ バンコク ポリカーボネート樹脂の販売 100 9. Initz Co., Ltd. 韓国 ソンナム市 ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂の製 造・販売 ※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。 41 34 電子材料・ ◆主要構成会社 化成品事業 電子材料・化成品事業-樹脂事業本部 電子材料・化成品事業-樹脂 ◆年表 1959.10 ポリカーボネート樹脂「パンライト」商業生産技術確立 1960.11 帝人化成㈱松山工場にてポリカーボネート樹脂「パンライト」操業開始 1968. 7 ガラス繊維強化 PET 樹脂「FR-PET」を本格販売 1973. 9 PBT 樹脂を事業化 1973.10 複合樹脂「マルチロン」の製造開始 1976.10 ポリカーボネート樹脂シート「パンライトシート」の製造開始 1982.10 コンパクトディスク(CD)用「パンライト」光学グレードの販売開始 1993. 6 プラスチックステクニカルセンターを千葉市に開設 1997. 6 ポリカーボネート樹脂の製造販売会社 Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd. をシンガポールに設立 1999.10 Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd. にてポリカーボネート樹脂の生産開始(60,000トン/年) 2000.12 Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd. のポリカーボネート樹脂生産能力を増強(60,000トン/年→ 80,000トン/年) 2001. 1 ポリプラスチックス㈱との PBT 樹脂、 ガラス繊維強化 PET 樹脂「FR-PET」事業統合会社ウィンテックポリマー㈱営業開始 2001. 4 PET 樹脂、PEN 樹脂事業を帝人㈱から帝人化成㈱に譲渡 2001. 7 Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd. のポリカーボネート樹脂生産能力を増強(80,000トン/年→ 130,000トン/年) 2002. 7 帝人化成複合塑料(上海)有限公司設立 2002.12 Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd. のポリカーボネート樹脂生産能力を増強 (130,000トン/年→ 180,000トン/年) 2003. 3 Teijin Polycarbonate China Ltd. を設立 2003. 8 帝人化成複合塑料(上海)有限公司のコンパウンド工場が操業開始 2003. 8 「メトン」事業を日本ゼオン㈱との合弁会社であるRIMTEC㈱に移管 2003.10 世界最大級の超大型射出プレス成形機(型締力:3,400 トン)をプラスチックステクニカルセンター(千葉)に導入 2004. 4 世界初の完全循環型リサイクルシステムである「ボトル to ボトル」による PET ボトル用樹脂の販売を開始 2004. 8 Teijin Polycarbonate Singapore Pte.Ltd. のポリカーボネート樹脂生産能力を増強(+20,000トン/年) 2005. 4 Teijin Polycarbonate China Ltd. のポリマー工場運転開始(50,000トン/年) 2005. 7 ポリカーボネートシート押出機増設 2005.10 帝人化成複合塑料 (上海) 有限公司のコンパウンド工場第 2 期増設工事が完了し商業運転開始 (総生産能力 43,000トン/年) 2006. 3 ポリカーボネートフィルム用「次世代精密光学フィルム押出設備」稼動開始 2006. 4 Teijin Kasei Malaysia Sdn. Bhd. 設立 2006. 6 Shenzhen Teijin Kasei Trading Co., Ltd. 設立 2006.10 世界最大級の超大型2色回転射出プレス成型機完成 2006.12 Teijin Polycarbonate China Ltd. のポリカーボネート樹脂生産能力を増強(50,000トン/年→ 100,000トン/年) 2007.11 帝人化成複合塗料 (上海)有限公司のポリカーボネート樹脂コンパウンド生産能力を増強 (43,000トン/年→ 63,000トン/年) 2008.10 透明導電性フィルムの生産能力を増強(120 万 m2/年超へ) 2008.12 Teijin Polycarbonate China Ltd.で能力増強工事を実施し、ポリカーボネート樹脂生産能力を増強(100,000トン/年→ 130,000トン/年) 2009. 8 帝人化成複合塗料 (上海) 有限公司のポリカーボネート樹脂コンパウンド生産能力を増強 (63,000トン/年→102,000トン/年) 2010. 4 中国域内でのより効率的な運営を目的とした新部署「中国事業統括室」を設置 2011. 4 ボトル用 PET 樹脂事業を三井化学㈱との合弁会社である MCT ペットレジン㈱に移管 2011. 9 Teijin Polycarbonate China Ltd.で能力増強工事を実施し、ポリカーボネート樹脂生産能力を増強(130,000 トン/年→ 150,000 トン/年) 2013. 4 帝人化成㈱を帝人㈱へ統合 2013. 9 PPS 樹脂事業における SK ケミカル社との合弁会社 Initz Co., Ltd を設立 2014. 3 Teijin Corporation (Thailand) Limited にてポリカーボネート樹脂の販売活動開始 ◆生産拠点、生産能力 主要製品 PC樹脂 PC樹脂 (ポリカーボネート樹脂) パンライト® マルチロン® 所在地 会社 形態 日本 愛媛県松山市 帝人 ポリマー シンガポール ジュロン島 Teijin Polycarbonate Singapore ポリマー 中国 浙江省嘉興市 Teijin Polycarbonate China ポリマー 日本 中国 PCフィルム ピュアエース® 日本 エレクリア® PCシート パンライト® 日本 PEN 樹脂 テオネックス® 日本 (ポリエチレンナフタレート樹脂) 生産能力 (トン/年) 125,000 225,000 150,000 計 500,000 広島県三原市 帝人 上海市 帝人化成複合塑料(上海) コンパウンド コンパウンド - 102,000 愛媛県松山市 帝人 広島県三原市 帝人 フィルム 加工 愛媛県松山市 帝人 シート 愛媛県松山市 帝人 ポリマー 42 - 120 万㎡ / 年超 16,100 - 電子材料・化成品事業-樹脂 ◆研究開発拠点 会社 所在地 帝人 日本 愛媛県松山市 広島県三原市 千葉県千葉市 帝人化成複合塑料(上海) 中国 上海市 ◆プロダクトライン・化学構造式 ● PC 樹脂 【プロダクトライン】 塩素 一酸化炭素 反応 塩化カルボニル 精製・蒸留・ 乾燥・押出 パンライト® O C O O Teijin Polycarbonate Singapore (ジュロン島/シンガポール) C CH3 n Teijin Polycarbonate China (嘉興市/中国) ◆素材の特性 PC樹脂:5大エンプラのなかで最も市場規模が大きく、透明性、耐衝撃性、寸法安定性、高強度の特性を有し、OA機器、自 動車部品等の大型製品にも採用されている。 PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート樹脂):透明性、ガスバリア性、機械強度に優れ、ボトル用として広く採用されている。 PEN樹脂(ポリエチレンナフタレート樹脂) :PET樹脂に比べ耐熱性、強度に優れ、食品用途、医療機器用途に使用されている。 PC 樹脂 衝撃特性 プラスチックの中で最高の強度を持つ(ガラスの 200 倍以上) 耐熱性 低温領域から高温領域(-100℃~ 129℃)まで、幅広い範囲で使用可能 透明性 優れた光学特性を持ち、ガラスのように透明 燃焼性 燃えにくい特性を持つ 寸法安定性 吸湿・温度・時間による寸法変化が少ない(クリープ特性に優れる) 電気的特性 広い温度範囲で優れた絶縁性を持つ PET 樹脂 ガスバリア性 透明で衛生性にも優れる PEN 樹脂 透明性 透明で紫外線遮断性能があり、内容物を保護する 耐熱性 熱変形温度が高く、耐熱性に優れる ガス、水分透過 ガス・水分透過率が極めて低い 耐薬品性、耐加水分解性 有機溶媒や化学薬品に対して優れた耐性を持つ フレーバーや汚れが吸着しにくい 43 電子材料・ 帝人(松山/日本) ビスフェノールA CH3 化成品事業 【化学構造式】 ポリカーボネート 反応 電子材料・化成品事業-樹脂 ◆主要素材の用途展開 用途 分野 光学用途 PC 樹脂 パンライト® マルチロン® 一般産業用途 PC 樹脂シート パンライト® シート PC 位相差フィルム ピュアエース® 用途例 光学レンズ スマートフォンのカメラレンズ、車載カメラのレンズ、眼鏡レンズ等 その他 Blu-Ray ディスク、DVD等 電気・電子機器 LED ランプ、パソコン、AV 機器、デジタルカメラ等の外装材 OA 機器 各種 OA 機器の外装材・機構部品、プリンタ等の光学シャーシ 自動車 自動車・鉄道車両窓、ヘッドランプレンズ、ドアハンドル等の外装部材 その他 信号機レンズ、各種家電品外装材等 液晶部材 拡散板、前面板等 自動車 自動車用計器文字盤、建機ルーフ等 銘板 各種銘板 雑貨 自販機ダミー缶、ヘルメットシールド等 ディスプレイ モバイル液晶ディスプレイ、車載液晶ディスプレイ、有機 EL ディスプ レイ 光学 3D メガネ PC、 PET 透明導電性フィルム エレクリア® タッチパネル用フィルム基板、ディスプレイ用フィルム基板 PEN 樹脂 テオネックス® 医療機器 消火器 給食用食器 化粧品容器 PET 樹脂 化粧品、食品用容器・シート材料 電子ペーパー部材 ◆販売形態 (樹脂事業本部) (顧客) パンライト ® PC樹脂 成形加工メーカー コンパウンド パンライト ® 、マルチロン ® 帝人(三原) 帝人化成 複合塑料(上海) シート・フィルム 成形加工メーカー パンライト ® シート、フィルム 帝人(松山) 透明導電性フィルム 後加工メーカー エレクリア ® 電気・電子部品メーカー 自動車部品メーカー PCシートメーカー 自動車部品メーカー 電気・電子部品メーカー OA機器メーカー その他一般産業部品メーカー 液晶部材メーカー 自動車部品メーカー 建材メーカー 雑貨メーカー タッチパネルメーカー 帝人(三原) 車両部品メーカー 樹脂成形品 44 電子材料・化成品事業-フィルム 電子材料・化成品事業-フィルム事業本部 ◆主要構成会社 会社名 (2015 年 3 月末時点) 所在地 事業分野 帝人デュポンフィルム㈱ 日本 2. P.T. Indonesia Teijin DuPont Films インドネシア タンゲラン 3. DuPont Teijin Films U.S. Limited Partnership 米国 デラウェア州 ポリエステルフィルムの製造・加工・販売等 50 4. DuPont Teijin Films U.K. Limited イギリス ダンフリーズ ポリエステルフィルムの製造・販売等 50 5. DuPont Teijin Films Luxembourg S.A. ルクセンブルグ ルクセンブルグ ポリエステルフィルムの製造・販売等 50 6. DuPont Teijin Films China Ltd. 香港 ポリエステルフィルムの販売、中国合弁事業 の持株会社 49 中国 東京都 持株比率 1. ポリエステルフィルムの製造・加工・販売等 60% ポリエステルフィルムの製造・販売等 50 ※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。 帝人㈱、東レ㈱、英国ICI社のポリエステル繊維及びフィルム等、製造技術導入許可を取得 1968. 3 小西六写真工業㈱との合弁による帝人小西六フィルム㈱が、相模原工場にてPETフィルムの操業開始 1971. 8 岐阜工場(現帝人デュポンフィルム㈱岐阜事業所)開業、PET フィルム「テトロン」操業開始 1985. 8 宇都宮工場(現帝人デュポンフィルム㈱宇都宮事業所)開業、 「テトロン」フィルム操業開始 1990. 5 PEN フィルム「テオネックス」事業化 1990.11 高機能加工フィルム「ピューレックス」事業化 1991.10 米デュポン社とポリエステルフィルムの製造販売に関する合弁会社を欧州と米国に設立 1995. 3 帝人相模原フィルム㈱の工場を閉鎖 1996. 3 「テトロン」フィルムの製造販売会社 P.T. Indonesia Teijin Films(現 P.T. Indonesia Teijin DuPont Films)をインドネシアに設立 1996. 4 「テオネックス」フィルムが新写真システム(APS)に採用 2000. 1 デュポン社とのポリエステルフィルム事業統合による新合弁会社、世界 7 カ国で営業開始 2000. 8 「テオネックス」フィルムの生産能力を増強し、3,000 トン/年体制に 2003. 3 「フィルム to フィルム」リサイクルを目指した定期券の循環サイクルを確立 2003. 4 帝人デュポンフィルム㈱のフィルム研究所(神奈川県相模原市)の研究開発機能・施設を 岐阜事業所に移転 2004. 4 宇都宮事業所の生産設備を改造、 「テオネックス」フィルムの生産能力を増強 2004. 7 宇都宮事業所の新規コーティング加工フィルム加工設備が完成、商業運転を開始 2006. 9 帝人デュポンフィルム㈱が台湾販社台湾帝人杜邦薄膜股份有限公司(TDFJ Taiwan Limited)を設立、営業開始 2007. 1 岐阜事業所の透明厚物フィルム製造新設備が完成、商業運転を開始 2008. 4 中国・上海市に駐在員を配置 2008. 7 韓国・ソウル市に帝人デュポンフィルム㈱支店を開設 2009. 2 米国・オハイオ州のサークルビル工場閉鎖 2010. 1 中国・深圳市に駐在員を配置 2010. 4 宇都宮の製膜 1 ラインを PET・PEN 併産の厚物フィルム製膜設備に転換、増強 2011. 2 米国・サウスカロライナ州のフローレンス工場を完全閉鎖 2012. 7 韓国・ソウル市の支店を現地法人化(Teijin Dupont Films Korea Limited)し、営業開始 2012.10 帝人フィルム㈱を帝人㈱へ統合 2013.12 茨城事業所休止 45 電子材料・ 1957. 1 化成品事業 ◆年表 電子材料・化成品事業-フィルム ◆生産拠点、生産能力 主要製品 PET フィルム PEN フィルム 会社 生産能力 (トン/年) 岐阜県安八郡 帝人デュポンフィルム 栃木県宇都宮市 60,000(*) 所在地 テトロン® フィルム メリネックス® フィルム マイラー™フィルム テフレックス® フィルム 加工フィルム ピューレックス® フィルム サンドマットフィルム 低熱収縮フィルム コーティッドフィルム テオネックス® フィルム 日本 インドネシア タンゲラン P.T. Indonesia Teijin DuPont Films 10,000 米国 DuPont Teijin Films U.S. 58,000 ホープウェル ルクセンブルグ ルクセンブルグ DuPont Teijin Films Luxembourg 英国 ダンフリーズ DuPont Teijin Films U.K. 中国 広東省佛山市 浙江省寧波市 中国資本との合弁会社 60,000 総計 264,000 日本 栃木県宇都宮市 帝人デュポンフィルム - 日本 岐阜県安八郡 フィルム加工 - 米国 リッチモンド DuPont Teijin Films U.S. - 日本 岐阜県安八郡 帝人デュポンフィルム 栃木県宇都宮市 * PET フィルムの生産能力 60,000 トン/年には、PEN4,000 トン/年を含む ◆研究開発拠点 会社 76,000 所在地 帝人デュポンフィルム 日本 岐阜県安八郡 DuPont Teijin Films U.S. 米国 ホープウェル DuPont Teijin Films U.K. 英国 ウィルトン 46 (*) 電子材料・化成品事業-フィルム ◆プロダクトライン・化学構造式 ● PET フィルム エチレン グリコール 【プロダクトライン】 パラキシレン テレフタル酸 ジメチル 溶解 ポリエチレン テレフタレート 重合 キャスティング 巻き取り 二軸延伸 スリット PETフィルム テレフタル酸 帝人デュポンフィルム(岐阜/日本) 帝人デュポンフィルム(宇都宮/日本) DuPont Teijin Films U.K. (ダンフリーズ/英国) DuPont Teijin Films Luxembourg (ルクセンブルグ/ルクセンブルグ) 【化学構造式】 中国資本との合弁 (佛山/中国) 中国資本との合弁 (寧波/中国) ●加工フィルム PETフィルム 後加工 加工フィルム フィルム加工(岐阜/日本) 帝人デュポンフィルム (宇都宮/日本) DuPont Teijin Films U.S. (リッチモンド/米国) 47 電子材料・ DuPont Teijin Films U.S. (ホープウェル/米国) 化成品事業 Indonesia Teijin DuPont Films (タンゲラン/インドネシア) 電子材料・化成品事業-フィルム ● PEN フィルム 【プロダクトライン】 エチレン グリコール NDC * 重合 ポリエチレン ナフタレート 二軸延伸 溶解 テオネックス® (PEN) フィルム 帝人デュポンフィルム(岐阜/日本) 帝人 (松山/日本) 帝人デュポンフィルム(宇都宮/日本) 【化学構造式】 * 2.6-ナフタレンジカルボン酸ジメチルエステル 【フィルムの製造工程】 PET フィルムはポリエチレンテレフタレート(PET)を、PEN フィルムはポリエチレンナフタレート(PEN)を、二軸延伸法で製 膜したプラスチックフィルムである。この二軸延伸、すなわち縦方向と横方向に均一に延伸、熱処理することが、分子を配向、 結晶化させ、特有のバランスの取れた機能を生じる。 チップ乾燥 溶 解 原料チップ受入 貯 蔵 キャスティング 縦延伸 横延伸 熱固定 巻 取 スリット 梱 包 出 荷 48 倉 庫 電子材料・化成品事業-フィルム ◆素材の特性 PET フィルム 機械的強度特性、寸法安定性、透明性、光学特性、耐熱性、耐薬品性等の特性に優れたコストパフォーマ ンスのある基幹素材 PEN フィルム 高強度、耐熱性、耐加水分解性、寸法安定性、低オリゴマー等の特性を有しながら、同時に PET フィルム の使い易さを兼ね備えたバランスの取れた高機能フィルム ◆主要素材の用途展開 ● PET フィルム 用途 テトロン® フィルム メリネックス® フィルム マイラー™フィルム テフレックス® フィルム 分野 工業用途 電気・電子 離型 用途例 ディスプレイ材料(液晶部材、プラズマディスプレイ、有機 EL 等) フレキシブルプリント基板 <FPC>、プリント配線板用フィルム<DFR>、各 種電機絶縁材料、コンデンサ、メンブレンスイッチ、各種タッチパネル 各種コーティング基材 各種工程材料、粘着離型 内外装材、電気絶縁、カーエレクトロニクス関連、ガラス中間膜 印刷・画像 受像紙、印画紙、転写、サーマルリボン、各種印刷基材 農業・建材 農業ハウス、合板、ラミネート鋼鈑、壁紙 生活関連 金銀糸、ウィンドウフィルム、熱線反射フィルム、防爆フィルム 包装用途 食品包装 一般包装 飲料用・食品用フィルムラミネート缶、シュリンク包装、 レトルト・パウチ、環境対応型プラスチックトレイ用材料 日用品等の一般包装 ●加工フィルム 特徴 用途例 離型フィルム ピューレックス® PETフィルムにシリコン 離型処理を施したフィルム 各種工程用離型フィルム(セラミックコンデンサ、 LCD 偏光板等) 半導体製造 医療用(経皮医療薬用) 、コスメティック用 特殊粘着 サンドマットフィルム PETフィルムの片面又は両面にサンド ラベル、各種離型材 ブラスト加工したフィルム 極低熱収フィルム PETフィルムの高温安定性を一段と フレキシブルプリント基板 <FPC>、RF-ID、IC カー 改良したタイプのフィルム ド等、各種コーティング基材 ● PEN フィルム 用途 テオネックス® フィルム 磁気用途 分野 磁気記録 工業用途 電気・電子 用途例 高密度データストレージ用テープ、デジタルビデオテープ <DVC> 電気絶縁、各種 FPC 関連、RF-ID 離型 各種離型材、各種工程材料、各種粘着材 自動車 電気絶縁、カーエレクトロニクス関連 ◆販売形態 (フィルム事業本部) フィルム原反 (顧客) 自社加工 加工業者 49 磁気メディアメーカー 電子部材メーカー 電機部材メーカー 自動車部品メーカー 製缶メーカー 印刷会社 包装材料メーカー 電子材料・ 自動車 化成品事業 カード・ラベル 各種カード(IC カード、 ID カード、 IC タグ、 磁気カード等) 、 各種ラベル ヘルスケア事業 業績: (百万円) 売上高 2011.3 2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 \136,446 \143,000 \138,334 \138,415 \141,723 136,446 143,000 138,334 138,415 141,723 0 0 0 0 0 外部顧客への売上高 セグメント間取引 セグメント利益 22,910 25,913 24,808 24,529 24,829 セグメント資産 93,420 97,909 104,509 124,753 147,931 減価償却費 9,486 7,921 8,454 9,789 10,935 のれんの償却額 1,816 1,970 1,464 1,116 763 772 569 931 879 1,062 12,441 11,332 11,680 12,545 11,232 持分法適用会社への投資額 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 概要 ◆主要構成会社 会社名 (2015 年 3 月末時点) 所在地 事業分野 持株比率 1. 帝人ファーマ㈱ 日本 東京都 医薬品・在宅医療機器の研究開発・製造・販売 100% 2. 帝人在宅医療㈱ 日本 東京都 在宅医療サービス 100 3. 帝三製薬㈱ 日本 東京都 医薬品の製造・販売 4. スリープメディカルサービス㈱ 日本 東京都 スリープクリニック開設・運営支援 5. YUYU Teijin Medicare Inc. 韓国 ソウル特別市 韓国における在宅医療サービス 6. 帝人医薬商貿(上海)有限公司 中国 上海市 学術情報の提供及び収集 100 7. Teijin America, Inc. 99 100 50 米国 ニューヨーク州 医薬品の研究開発 100 8. Associated Healthcare Systems, Inc. 米国 ニューヨーク州 米国における在宅医療サービス 100 9. Braden Partners L.P. 米国 カリフォルニア州 米国における在宅医療サービス 100 10. Home Therapy Equipment, Inc. 米国 ニューヨーク州 米国における在宅医療サービス 100 11. Esteve Teijin Espan~a S.A. スペイン カタルーニャ州 ※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。 50 スペインにおける在宅医療サービス 50 ヘルスケア事業 ◆年表 ●医薬品 帝人㈱未来事業本部内で探索を開始 1972. 1 医薬品の研究を開始 1973. 8 独ベーリンガー・インゲルハイム社との合弁会社帝人フェーア・メディカル㈱設立 1974.10 化学及血清療法研究所と共同開発契約締結 1978. 3 帝人フェーア・メディカル㈱を発展的に解消、帝人医薬㈱設立 1978. 5 藤沢薬品工業㈱と販売提携を開始 1980. - 首都圏自販開始 1983.10 帝人㈱が帝人医薬㈱を吸収合併 1986. - 近畿圏自販開始 1992.10 英国に帝人MRC研究所設立 1993. - 東海圏自販開始 1994. 2 新薬理研究センター完成 1996.10 医薬品の全国自社販売開始 1998.11 独ビックグルデン社(現 Takeda GmbH 社)と新規吸入ステロイド喘息治療剤「オルベスコ」のライセンス契約締結 2000. 5 米国ニュージャージー州(現在はニューヨーク市)の Teijin America Inc. に臨床開発拠点を設置 2000.12 静注用人免疫グロブリン製剤「献血ベニロンⅠ」にギラン・バレー症候群の効能が追加承認 2001. 8 骨粗鬆症治療剤「ボナロン錠 5mg」発売 2003.10 持株会社制への移行に伴い、帝人㈱の医薬医療事業を帝人ファーマ㈱へ分社化 2006. 9 骨粗鬆症治療剤「ボナロン錠 35mg」発売 2006.11 中国での自販拠点として帝人医薬諮詢(上海)有限公司を設立 2007. 6 吸入ステロイド喘息治療剤「オルベスコ」発売 2009. 3 米国における高尿酸血症・痛風治療剤「Uloric」 (フェブキソスタット)の販売開始 2010. 1 「献血ベニロン-Ⅰ」が、Churg Strauss 症候群への適応追加の承認を取得 2010. 3 欧州における高尿酸血症・痛風治療剤「Adenuric」 (フェブキソスタット)の販売開始 2010. 4 中国・香港における高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの独占販売権を中国アステラス社・香港アステラス社へ導出 2010.12 米ジェンザイム社(現仏サノフィ社)変形性膝関節症の疼痛緩和剤「サイビスクディスポ関節注 2mL」販売開始 2011. 3 トルコにおける新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権をメナリーニ社へ導出 2011. 4 吸入ステロイド喘息治療剤「オルベスコ」少容量新規格の販売開始 メキシコ・カリブ海諸国における新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権を武田ファーマシューティカルズ・ ノースアメリカ社へ導出 中東・北アフリカにおける新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権をアルゴリズム社へ導出 2011. 5 日本での高尿酸血症・痛風治療剤「フェブリク錠」 (フェブキソスタット)の販売開始 2011. 7 韓国における高尿酸血症・痛風治療剤「Feburic」 (フェブキソスタット)の販売開始 2011. 8 東南アジア諸国・インドにおける新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権をアステラス社へ導出 2011.12 高脂血症治療剤「トライコア錠 53.3mg、錠 80mg」発売 2012. 4 中南米・CIS 諸国・オセアニアにおける新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権をメナリーニ社へ導出 2012. 5 日本初の点滴投与型骨粗鬆症治療剤「ボナロン点滴静注バッグ 900μg」の販売開始 2012. 5 台湾における高尿酸血症・痛風治療剤「Feburic」 (フェブキソスタット)の販売開始 2012. 9 英国プルマジェン セラピューティクス(アズマ)リミテッドと気管支喘息治療薬 ADC3680 の日本における独占的開発・製 造・販売に関するライセンス契約締結 2012.10 腰椎椎間板ヘルニア治療薬 KTP-001 の臨床試験を開始 2013. 1 先端巨大症及び下垂体性巨人症治療剤「ソマチュリン皮下注」の販売開始 2013. 3 骨粗鬆症治療剤として世界初の経口ゼリー剤「ボナロン経口ゼリー 35mg」の販売開始 2013. 7 米国アムジェン社と自己免疫疾患治療薬に関する共同研究契約、及び開発・製造・販売に関するオプション契約を締結 イスラエルにおける新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権をネオファーム社へ導出 2014. 2 化学及血清療法研究所と外科手術用シート状フィブリン糊接着剤 KTF-374 の共同開発準備に着手 2014. 5 英国シグマ・タウ・ファルマ社と ADA 欠損症治療剤 EZN-2279 の日本における独占的開発・販売契約を締結 2014. 9 岩国事業所に融合製剤棟着工 2015. 3 大正製薬㈱と新規消炎鎮痛貼付剤 TT-063 の日本における販売契約を締結 (注)ボナロン®/Bonalon® は Merck Sharp & Dohme Corp. の登録商標です。 ソマチュリン® は Ipsen Pharma, Paris, France の登録商標です。 KTP-001 は波呂浩孝氏(山梨大学大学院・教授)と小森博達氏(横浜市立みなと赤十字病院・副院長)の発明に基づき、帝人ファーマ㈱ と一般財団法人化学及血清療法研究所が共同で開発・創製した薬剤です。 51 ヘルスケア事業 1968. 5 ヘルスケア事業 ●在宅医療 1971. - 帝人㈱にて酸素富化膜の研究を開始 1982.10 在宅酸素療法(HOT)事業開始 1985. 3 在宅酸素療法が健康保険の適用を受ける 1993.12 帝人在宅医療中部㈱、帝人在宅医療西日本㈱設立 1994.12 帝人在宅医療関西㈱設立 帝人在宅医療東京㈱設立 帝人在宅医療東日本㈱設立 1995.11 SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「スリープメイト」発売 1997. 6 帝人在宅医療九州㈱設立 1998. 1 二相式気道陽圧ユニット「NIP ネーザル」発売 1998. 6 超音波骨折治療器「セーフス」発売 1999.10 訪問看護ステーションを大阪府に設立(現在、全国 6 ヵ所に開設) 2003. 1 酸素濃縮式供給装置「ハイサンソ 3C」発売 2003. 6 SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「オートセットS」発売 2005. 3 旧藤沢薬品工業㈱(現アステラス製薬㈱)の在宅医療事業業務受託で合意 2005. 6 酸素濃縮式供給装置「ハイサンソTO ー 90-3E」発売 2005. 7 SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「スリープメイトS8」発売 2005.10 SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「GoodKnight 420」シリーズ発売 2006. 2 SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「オートセットC」発売 2006. 4 帝人在宅医療東日本㈱、帝人在宅医療東京㈱、帝人在宅医療中部㈱、帝人在宅医療関西㈱、帝人在宅医療西日本㈱、 帝人在宅医療九州㈱の 6 社が合併し、帝人在宅医療㈱として営業を開始 2006.10 韓国 YUYU Inc. と韓国における在宅医療の合弁会社 YUYU Teijin Medicare Inc. 設立 2007. 1 「喘息テレメディスンシステム」の本格的なサービスの展開を開始 2007. 6 酸素濃縮式供給装置「ハイサンソ 2U」発売 2008. 1 米国ニューヨーク州の在宅医療機器プロバイダー、 Associated Healthcare Systems, Inc. の株式を取得し、連結子会社化 2008. 5 在宅医療用酸素濃縮器「ハイサンソポータブル」のレンタル開始 2008. 6 米国カリフォルニア州の在宅医療機器プロバイダー、Braden Partners L.P. の株式を取得し、完全子会社化 2008.10 在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソ 3R」のレンタル開始 SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器、改良型「オートセットC」発売 米国ニューヨーク州の在宅医療機器プロバイダー、 Home Therapy Equipment, Inc. を Associated Healthcare Systems, Inc. の完全子会社化 2009. 2 スペインの大手製薬会社 Laboratorios del Dr.Esteve S.A. と共同で、呼吸器系在宅医療事業の欧州展開を統括する 合弁会社 Esteve Teijin Healthcare S.L. を設立 2009. 5 SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「REMstar Auto M シリーズ A-Flex 」のレンタル開始 2010. 2 スペインの事業会社を Esteve Teijin Healthcare S.L. の 100%子会社化し、社名を Esteve Teijin Espan~a S.A. とする 2010. 3 在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソ 5Fx」のレンタル開始 2010. 7 運転状況や異常発生を 24 時間モニタリングするシステム搭載の在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソ 7R」のレンタル開始 2010. 8 二相式気道陽圧ユニット「オートセットCS」のレンタル開始 2011. 4 小型・軽量・高機能の最新型睡眠時無呼吸症候群治療装置「スリープメイトS9」のレンタル開始 2012. 3 汎用人工呼吸器(二相式気道陽圧ユニット) 「NIP ネーザルV」のレンタル開始 2012. 4 日本初の携帯電話網による在宅医療診療支援システム「ネムリンク」を開発 安心・安全・省エネタイプの在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソ 3S」のレンタル開始 SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「レムスター Auto PRI システム」のレンタル開始 2013. 1 携帯型の在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソポータブルα」のレンタル開始 2013. 4 歩行神経筋電気刺激装置「ウォークエイド」のレンタル開始 2014. 2 二相式気道陽圧ユニット「オートセットCS -A Type」のレンタル開始 2014. 6 災害・停電時の不安・不便を解消する「サンソセーバー 5」、 「ハイサンソ 5S」のレンタル開始 2014. 7 SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「REMstar Auto System One 60 シリーズ」のレンタル開始 2015. 2 二相式気道陽圧ユニット「オートセットCS-A Type TJ」のレンタル開始 52 ヘルスケア事業 ◆事業拠点 (2015 年 3 月末現在) ●医薬品 営業拠点 所在地 営業所数 1. 札幌支店 北海道 札幌市 4 2. 仙台支店 宮城県 仙台市 6 3. 高崎支店 群馬県 高崎市 5 4. 千葉・埼玉支店 千葉県 / 埼玉県 千葉市 / さいたま市 5 5. 東京支店 東京都 文京区 8 6. 神奈川支店 神奈川県 横浜市 4 7. 名古屋支店 愛知県 名古屋市 7 8. 京都支店 京都府 京都市 6 9. 大阪支店 大阪府 大阪市 9 10. 広島支店 広島県 広島市 5 11. 松山支店 愛媛県 松山市 3 12. 福岡支店 福岡県 福岡市 8 70 所在地 1. 東京配送センター 東京都 江東区 2. 大阪配送センター 大阪府 大阪市 ●在宅医療 営業拠点 所在地 1. 札幌支店 営業所数 北海道 札幌市 1 2. 仙台支店 宮城県 仙台市 4 3. 高崎支店 群馬県 高崎市 6 4. 千葉・埼玉支店 千葉県 / 埼玉県 千葉市 / さいたま市 4 5. 東京支店 東京都 文京区 9 6. 神奈川支店 神奈川県 横浜市 4 7. 名古屋支店 愛知県 名古屋市 8 8. 京都支店 京都府 京都市 4 9. 大阪支店 大阪府 大阪市 10 10. 広島支店 広島県 広島市 5 11. 松山支店 愛媛県 松山市 3 12. 福岡支店 福岡県 福岡市 7 65 サービスセンター 所在地 在宅医療技術サービスセンター 岐阜県 安八郡 ◆研究開発拠点 会社 帝人ファーマ 所在地 日本 東京都日野市 山口県岩国市 Teijin America 米国 ニューヨーク州 53 ヘルスケア事業 配送センター ヘルスケア事業 ◆医薬品 上市品目 ●国内 ■自社開発品 ベニロン® *1 ワンアルファ® ライトゲン® アフタッチ® リノコート® サルコート® ボンアルファ® アンタップ® アナクト®C *1 フェブリク® (2015 年 3 月末時点) 上市時期 1980 年 1981 年 1981 年 1982 年 1986 年 1987 年 1993 年 重症感染症治療剤 骨粗鬆症治療剤 鎮咳剤 付着型アフタ性口内炎治療剤 粘膜付着型鼻過敏症治療剤 噴霧式口内炎治療剤 角化症治療剤 虚血性心疾患用通気性経皮吸 1999 年 収テープ剤 プロテインC欠損症治療剤 2001 年 高尿酸血症・痛風治療剤 2011 年 ■導入品目 あすか製薬㈱より トライコア® 高脂血症治療剤 上市時期 2005 年 ■導入品目 独 Takeda GmbH 社より オルベスコ® 気管支喘息治療剤 上市時期 2007 年 ■導入品目 独フレゼニウス社より 上市時期 サリベート® 人工唾液、口腔乾燥症治療剤 1986 年 ■導入品目 独ベーリンガー・インゲルハイム社より 上市時期 ラキソベロン® 緩下剤 1980 年 アトロベント® 抗コリン性気管支収縮予防剤 1981 年 ムコソルバン® 気道潤滑去痰剤 1984 年 スピロペント® 持続性気管支拡張剤 1986 年 ■導入品目 (財)化学及血清療法研究所より ボルヒール® 生体組織接着剤 上市時期 1991 年 ■導入品目 森下仁丹㈱より ソルミラン® 閉塞性動脈硬化症治療薬 上市時期 1999 年 ■導入品目 仏サノフィ社より 上市時期 サイビスクディスポ® 変形性膝関節症の疼痛緩和剤 2010 年 ■導入品目 仏イプセン社より ソマチュリン® *3 先端巨大症及び下垂体性巨人症 ■導入品目 米国メルク社より *2 上市時期 テイロック® 高カルシウム血症治療剤(注射剤) 1997 年 ボナロン®(毎日錠剤) 骨粗鬆症治療剤 2001 年 ボナロン®(週一錠剤)骨粗鬆症治療剤 2006 年 ボナロン®(点滴注射剤) 骨粗鬆症治療剤 2012 年 ボナロン®(経口ゼリー剤) 骨粗鬆症治療剤 2013 年 上市時期 2013 年 *1 ベニロン® 及びアナクト®C は(財)化学及血清療法研究所との共同開発。 *2 ボナロン®/Bonalon®、テイロック®/ Teiroc® は Merck Sharp & Dohme Corp. の登録商標です。 *3 ソマチュリン® は Ipsen Pharma, Paris, France の登録商標です。 ●海外 ■自社開発品 Uloric® Adenuric® Feburic® Feburic® Adenuric® Adenuric® Feburic® 高尿酸血症・痛風治療剤 高尿酸血症・痛風治療剤 高尿酸血症・痛風治療剤 高尿酸血症・痛風治療剤 高尿酸血症・痛風治療剤 高尿酸血症・痛風治療剤 高尿酸血症・痛風治療剤 ■自社開発品 Onealfa®/Bon-one® (ワンアルファ) Bonalfa®(ボンアルファ)* Aftach®(アフタッチ) 販売会社 販売地域 備考 武田 USA 社 Menarini 社/Ipsen 社 SK ケミカル社 アステラス社 アルゴリズム社 Menarini 社 Neopharm 社 北米 欧州 韓国 アジア 中東・北アフリカ 中南米・CIS・オセアニア イスラエル 2009年3月より順次販売を拡大 2010年3月より順次販売を拡大 2011年7月韓国 2012年5月より順次販売地域を拡大 2012年9月より順次販売地域を拡大 2013年9月より順次販売地域を拡大 2014年6月より販売開始 販売地域 骨粗鬆症治療剤 韓国、中国、台湾、香港、タイ、パキスタン、シンガポール、マレーシア、 インドネシア、ミャンマー、ベトナム、エジプト 角化症治療剤 韓国、中国、台湾、パキスタン、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン 付着型アフタ性 韓国、台湾、香港、イタリア、フィンランド、ポルトガル、ドイツ 口内炎治療剤 * Bonalfa® は欧州では他の商標で販売 ◆主要医薬品 品目別売上高の推移 フェブリク® ボナロン® ワンアルファ® ベニロン® ムコソルバン® ラキソベロン® トライコア® オルベスコ® ボンアルファ® 10上 104 57 47 47 22 8 6 8 10下 106 57 44 53 22 10 6 8 10計 210 114 91 100 44 18 12 16 (億円) 11上 5 103 54 45 45 21 7 6 7 11下 4 101 57 48 54 21 9 7 7 11計 9 205 111 93 99 42 15 13 14 12上 18 73 38 47 40 19 9 6 7 54 12下 37 86 41 52 50 20 9 7 7 12計 55 159 79 99 90 40 18 13 14 13上 44 69 33 45 35 18 8 6 6 13下 71 73 33 49 43 18 9 7 6 13計 114 142 66 94 79 36 17 13 13 14上 67 63 28 49 30 15 8 5 6 14下 88 65 26 49 34 14 8 6 5 14計 155 129 54 98 64 29 16 12 11 ヘルスケア事業 ◆主要既存薬の概況 疾患分野 商標 剤型 備考 ボナロン® 骨粗鬆症治療のガイドラインで第一選択薬として推奨されて いるアレンドロネート製剤で、破骨細胞の働きを特異的に抑 制することで骨密度を増やす。年齢や性別、骨粗鬆症の重 篤度に関わらず、骨折を抑制する明確なエビデンスが揃った 薬剤。従来の1日1回服用する 5mg 錠に加え、2006 年 9 月 骨粗鬆症治 には国内で初めての週1回服用する「ボナロン錠 35mg」を、 療剤 2012 年 5 月には日本初の点滴投与型「ボナロン点滴静注バッ グ 900 μg」 、2013 年 3 月には骨粗鬆症治療剤として世界初 の経口ゼリー剤「ボナロン経口ゼリー 35mg」を発売し、薬 剤の効果を減じることなく患者さんの服薬上の負担を軽減す ると期待される。 錠剤、注射、 ゼリー 導入: 米メルク社 ワンアルファ® 骨粗鬆症患者の骨代謝を改善し、骨折抑制のエビデンスを 骨粗鬆症治 持った活性型ビタミンD3 製剤。製剤的には患者さんにとっ 療剤 て服用しやすい小型の錠剤を開発。 錠剤、液剤 自社開発 ムコソルバン® サーファクタント(肺表面活性物質)等の気道液の分泌を促 進することで、痰の性状を選ばず痰の喀出を促す。また剤 型も豊富で、 「ムコソルバン錠」をはじめ、1日 1 回の服用 を可能にした徐放剤の「ムコソルバン L カプセル」等 6 剤型 を取り揃えている。 骨・関節領域 去痰剤 特徴 錠剤、L カプセル、 導入: 液剤、シロップ(小 独ベーリン 児用)、ドライシ ガー・インゲ ロップ、ドライシ ルハイム社 ロップ(小児用) エアゾール剤 導入: 独 Takeda GmbH 社 トライコア® 脂質内の中性脂肪を減少させる薬剤であり、同時に善玉コ レステロールを上昇させる作用を持っている。また、大規模 臨床試験: 「FIELD」により、糖尿病の患者さんにおいて本 高脂血症治 剤の投与により 脂質を改善するとともに、心筋梗塞も予防 療剤 できるという事が、2005 年 8 月に発表された論文で明らか になった。一日一回の投与の薬剤であり生活習慣病を持っ た中高年にとって服用しやすくなっている。 錠剤 導入: あすか製薬 フェブリク® プリン骨格を持たない新しい尿酸生成抑制剤。1 日 1 回服 高尿酸血症・ 用で血清尿酸値を治療目標値まで低下させ、維持すること 痛風治療剤 が可能。軽度・中等度の腎機能低下がある場合にも用量調 節の必要がなく、多くの患者さんに使用できると期待される。 錠剤 自社開発 注射 導入: 仏イプセン社 注射 共 同 開 発: 一 般 財団法 人化学及血清 療法研究所 ソマチュリン® 先端巨大症 及び下垂体 性巨人症治 療剤 先端巨大症及び下垂体性巨人症における過剰な成長ホルモ ンの分泌を抑制する薬剤。 長期にわたり効果が持続するため、4 週間に 1 度の投与で治 療が可能となることや、簡単な操作で投与できるデバイスの 利便性によって、患者さんの服薬コンプライアンスの向上が 期待される。 初めての国産技術で開発された、完全分子型の静注用人免 重症感染症 疫グロブリン製剤。 献血ベニロン®-Ⅰ や川 崎 病 等 国内献血由来の血漿を原料としており、室温保存が可能な の治療剤 免疫グロブリン製剤。 ボンアルファ® 表皮細胞の増殖抑制・分化誘導作用で奏功する角化症治療 角化症治療 剤。3 種の剤型ラインナップがあり、また軟膏 / ローション 軟膏、クリーム、 剤 では 2μg/g と 20μg/g の 2 製剤があり、種々の医療ニーズ ローション への対応が可能な活性型ビタミンD3 外用剤。 ラキソベロン® 緩 下 剤・ 大 各種便秘症に対して、大腸の蠕動運動を亢進させ、かつ便 腸 検 査 前処 を軟便化させる。液剤では、患者にあった用量調節が可能 置薬 であり、また大腸検査前処置としての適応も有している。 その他 アナクト®C 先 天 性プロ テ イ ンC 欠 乏 症 に起 因 する血 栓 症 の治療剤 世界で初めてのヒト血漿由来の活性化プロテインC 製剤。本 剤は厚生労働省から「先天性プロテインC 欠乏症に起因する 次の疾患 深部静脈血栓症、急性肺血栓塞栓症、電撃性 紫斑病」についての希少疾病医薬品として指定されている。 55 自社開発 液剤、錠剤 導入: 独ベーリン ガー・インゲ ルハイム社 注射 共 同 開 発: 一般財団法人 化 学及 血 清 療法研究所 ヘルスケア事業 オルベスコ® 成人用として日本初となる 1 日 1 回投与の吸入ステロイド剤 であり、服用コンプライアンスの向上が期待される。肺で活 性化される局所活性化型の吸入ステロイド剤であり、口腔咽 喘息治療剤 頭部の副作用軽減が期待される。また、2011 年 4 月には小 児の患者さんに使いやすい少容量新規格「オルベスコ 100μ g インヘラー 56 吸入用」も発売し、服薬利便性をさらに高 めている。 呼吸器領域 代謝・循環器領域 (2015 年 3 月末時点) 薬効 ヘルスケア事業 ◆新薬開発状況 (2015 年 3 月末現在) 【Phase Ⅲ】 開発コード(一般名) 対象疾患 GGS-ON(乾燥スルホ化人免 視神経炎 疫グロブリン) 薬効・特徴 本剤の免疫調節作用により、視神経の炎症を抑制し、視機能を改善すること が期待される。 GGS-MPA( 乾燥スルホ化人 顕微鏡的多発血管炎 本剤の抗炎症作用と免疫調節作用により、自己免疫性血管炎を鎮静化させ、 免疫グロブリン) 標準治療で残存する神経障害(多発性単神経炎)を改善することが期待さ れる。 GGS-CIDP(乾燥スルホ化人 慢性炎症性脱髄性 免疫グロブリン) 多発根神経炎 本剤の免疫調節作用により、末梢神経の炎症を抑制し、低下した筋力を改 善することが期待される。 TMX-67TLS (フェブキソスタッ 腫瘍崩壊症候群 ト) 本剤の強力な尿酸生成抑制作用により、1 日 1 回の投与で、悪性腫瘍に対す る化学療法に伴う高尿酸血症の発症を抑制することが期待される。 TMX-67(フェブキソスタット) 高尿酸血症・痛風 国内販売しているフェブリク錠を中国に導出する。本剤は、強力な尿酸生成 抑制効果に加え、腎機能低下等により既存治療薬を使うことのできなかった 患者へも使用が可能であり、中国における高尿酸血症・痛風治療の新たな選 択肢として、高尿酸血症・痛風患者の QOL(Quality of Life)向上に貢献で きることが期待される。 【Phase Ⅱ】 開発コード(一般名) 対象疾患 薬効・特徴 ITM-014N(ランレオチド酢酸 神経内分泌腫瘍 塩) ソマトスタチン受容体を介したアポトーシスの誘導(直接的作用)や細胞栄 養因子の分泌制御(間接的作用)を介した作用により、神経内分泌腫瘍の 進展抑制や諸症状の改善が期待される。 ITM-058 骨粗鬆症 強力な骨形成作用により短期間で骨密度増加と骨折抑制効果が期待できる 骨粗鬆症治療薬。既存薬に比べ、強い骨密度増加作用と高い安全性(高カ ルシウム血症のリスク低減)が期待される。 KTP-001 腰椎椎間板ヘルニア 腰椎椎間板ヘルニアに対する化学的髄核融解療法剤。 生体内でヘルニアの自然退縮に関わる酵素(マトリックスメタロプロテアーゼ) と同じ構造のヒト型タンパク質であることからアレルギー反応のリスクが少な く、選択的に作用するため、椎間板周囲組織の傷害性が低いと期待される。 手術に代わる低侵襲性の治療法の選択肢を広げることができる。 TMX-67XR(フェブキソスタッ 高尿酸血症・痛風 ト) 既に販売している高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタット(フェブリク) の徐放剤。 PTR-36 新規作用機序(CRTh2 拮抗作用)によって喘息症状をコントロールする長期 管理薬。 単剤による吸入ステロイドと同等の治療効果(軽症患者)や吸入ステロイドと の併用による十分な治療効果(軽症~重症の患者)が期待される。 気管支喘息 【Phase Ⅰ】 開発コード(一般名) TMG-123 対象疾患 2型糖尿病 薬効・特徴 新規作用機序(肝優位型 GK 活性化作用)による血糖コントロール薬。 血糖コントロールが不十分な患者で有効性が期待されるほか、高い利便性(1 日1回投与、腎機能低下患者で用量調節の必要性低い、薬物相互作用の懸 念が少ない等)が期待される。 56 ヘルスケア事業 ◆在宅医療 主要製品 分類 機種 特徴 製品ラインナップ 酸素濃縮装置 空気を取り込み、空気から窒素を取り除いて、 21%の酸素を 90%に濃縮する装置。慢性呼吸 ハイサンソ® シリーズ 不全患者さん等が自宅で酸素吸入を行う在宅酸 マイルドサンソ® シリーズ 素療法(Hot=Home Oxygen therapy)に使用 呼吸同調式レギュレータ 通院等外出時に使用する携帯酸素ボンベの使 用時間を長くするために、呼吸に同調させ息を サンソセーバー ® シリーズ 吸った時だけ酸素を送り出す装置 在宅酸素療法関連機器 携帯用軽量酸素ボンベ 外出時、停電時等に使用する酸素ボンベ ウルトレッサ® / ライトテック® / Luxfer 社製酸素ボンベ 二相の圧(吸気圧、呼気圧)を供給することで、 慢性呼吸器疾患患者や心不全患者の呼吸、循 オートセットTM CS 環動態を改善する装置 補助換気療法機器 二相式気道陽圧ユニット 持続的気道陽圧ユニット (CPAP 装置) 慢性呼吸不全患者さんのうち、低酸素血症に 加えて高二酸化炭素血症をともなう患者さんに NIP ネーザル® シリーズ 気管切開をせずマスクを介して換気を補助する NPPV 療法用機器 睡眠時無呼吸症候群(SAS) 治療器 スリープメイト® シリーズ マスクを介し気道内に陽圧をかけ、気道の閉塞 REMstar® シリーズ を防ぐことにより、無呼吸を取りのぞく装置 睡眠呼吸障害関連機器 睡眠評価装置 脳波のほか心電図、眼球運動、おとがい筋活動、 (睡眠ポリグラフィー測定記 PSG-1100 手足の筋電図等を同時に記録する装置 録・解析装置) SAS-2100 睡眠評価装置 持ち運びが可能な小型の睡眠時無呼吸検査装置 SAS-3200 (携帯用睡眠時無呼吸検査 (呼吸努力、心電図測定も可能:モルフェウス) 装置) Alice PDx 脳波計 睡 眠 障 害 の診 断に適した終 夜 睡 眠 ポリグラ (睡眠ポリグラフィー測定記 EEG-9200 ニューロファックス フィー測定記録・解析装置 録・解析装置) 酸素飽和度モニタ/ 解析ソフト パルスオキシメータ データ解析用ソフトウェア 超音波骨折治療法関連機器 喘息テレメディスンシステム 超音波骨折治療器 ピークフロースパイロメータ 酸素飽和度モニタ PULSOX® シリーズ パルスオキシメータ 血中の酸素飽和度を測定する装置 SAT-2200 Oxypal mini 簡便に呼吸器疾患、睡眠時無呼吸症候群のス パルスオキシメータ クリーニングが可能 OLV-2700 オキシパル パルスオキシメータ MASIMO Rad-8® 酸素飽和度モニタ等で収集したデータを解析す DS-Me るためのソフトウェア 断続的(パルス状)超音波の音圧による機械的 刺激を骨折部位に与え、骨癒合を促進する骨折 セーフス® シリーズ 治療器 ピークフローと1秒量を測定し、データの蓄積 が可能。エアーウォッチを用いた喘息テレメディ スンシステム(6 ヶ月)は、入院と緊急外来の回 エアーウォッチ® 避及びピークフローの改善がみられる、重症喘 息患者さんのための新しい外来治療システム 57 ヘルスケア事業 オートセットTM シリーズ 持続的自動気道陽圧ユニット CPAP 療法に必要な送気圧力を機器が自動的 スリープメイト® シリーズ (CPAP 装置) に調整する装置 REMstar® シリーズ ヘルスケア事業 ◆プロダクトライン・販売形態 ●医薬品 プロダクトライン 調液・ 打錠等 原料 包装 医薬品 帝人ファーマ(岩国/日本) 帝人ファーマ・帝三製薬(立川/日本) ●医薬品 販売形態 学術情報提供 販売 処方 販売 販売 帝人ファーマ 特約店 支払 支払、ロイヤルティ 患 者 医療機関 個人負担分支払 支払 診療報酬(薬価)請求 支払(審査) 海外販売権 取得会社 支払基金 ●在宅医療 プロダクトライン 組立 部品など 梱包 在宅医療 機器 整備 レンタル 回収品 帝人ファーマ(岐阜/日本) 帝人ファーマ(岩国/日本) ●在宅医療 販売形態 機器の設置・回収・定期点検・緊急対応 レンタル レンタル 帝人在宅医療 帝人ファーマ レンタル 患 者 医療機関 支 払 支 払 退院(日・時・処方) 58 個人負担金 支払 診療報酬請求 支払 (審査) 支払基金 製品事業 業績: ■流通・リテイル事業 (百万円) 2011.3 \221,735 216,922 4,812 4,744 76,472 200 15 367 273 売上高 外部顧客への売上高 セグメント間取引 セグメント利益 セグメント資産 減価償却費 のれんの償却額 持分法適用会社への投資額 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 2012.3 \228,512 224,574 3,938 6,013 85,457 430 16 731 1,009 2013.3 2014.3 ■製品事業 2015.3 (百万円) 2011.3 売上高 外部顧客への売上高 セグメント間取引 セグメント利益 セグメント資産 減価償却費 のれんの償却額 持分法適用会社への投資額 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 2012.3 \265,479 262,711 2,768 6,621 122,803 1,689 16 1,352 2,214 2013.3 \240,318 237,160 3,158 4,713 119,725 1,863 16 938 2,239 2014.3 \258,414 254,180 4,234 5,186 121,847 1,795 16 698 1,626 2015.3 \264,067 259,380 4,687 4,249 133,329 2,021 41 1,823 2,025 * 2013.3 期より 「ポリエステル繊維事業」のアパレル部門と「流通・リテイル事業」を統合し「製品事業」に変更 製 品 事 業 59 製品事業 概要 ◆主要構成会社 会社名 1. 帝人フロンティア㈱ 2. 帝商産業㈱ 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. (2015 年 3 月末時点) 所在地 日本 日本 事業分野 持株比率 大阪府 衣料・産業資材用途の原材料・製品の販売 100% 福井県 ボビン・包装材料の回収及び原糸・織編物 100 の運送・保管 健康・快適・防災・安全に関する製品の製造販売 100 ㈱帝健 日本 大阪府 ㈱フォークナー 日本 岡山県 紳士服の製造販売・物流加工 100 ㈱テイジンアソシアリテイル 日本 東京都 衣料品、生活雑貨、コスメの小売業 100 帝人加工糸㈱ 日本 石川県 各種繊維の加工糸及び編物の製造・販売 100 東邦テキスタイル㈱ 日本 大阪府 紡績糸及び編物・製品の製造・販売 100 ㈱テクセット 日本 東京都 生活関連消費財の企画・販売 100 南通帝人有限公司 中国 江蘇省 ポリエステル長繊維織物等の製造・販売 100 新和合繊㈱ 日本 石川県 合繊加工糸及び編物生地製造 99.67 フロンティアテックス㈱ 日本 福井県 合繊織物の製造 100 帝京レース㈱ 日本 滋賀県 ポリエステル編物製造(レースカーテン) 67.19 THAI NAMSIRI INTERTEX Co., Ltd. タイ バンコク ポリエステル長繊維織物等の製造・販売 81.25 TEIJIN FRONTIER (U.S.A.), Inc. 米国 ニューヨーク州 輸出入、国内販売及び三国間貿易 100 TEIJIN FRONTIER EUROPE GmbH ドイツ ハンブルグ 輸出入及び国内販売代理店業務、三国間貿易 100 TEIJIN FRONTIER (THAILAND) Co., Ltd. タイ バンコク 繊維製品の国内販売及び輸出入 100 TEIJIN FRONTIER (SHANGHAI) Co., Ltd. 中国 上海 輸出入貿易、保税区内外との取引、仲介・中 100 継貿易、簡易加工、その他 TEIJIN FRONTIER (HONG KONG) Ltd. 中国 香港 輸出入、国内販売及び三国間貿易 100 P.T. TEIJIN FRONTIER INDONESIA インドネシア ジャカルタ 繊維品を中心とするインドネシア産品の輸 100 出及び仲介業務 TEIJIN FRONTIER (VIETNAM) Co., Ltd. ベトナム ビエンホア 衣料品の加工・製造・販売・輸出 100 TEIJIN FRONTIER MYANMAR Co., Ltd. ミャンマー ヤンゴン コンサルティング業 100 * 持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。 ◆年表 1945. 8 1952.11 1960. 4 1979. 9 1988. 5 1989. 7 1994. 3 1995. 4 1995.10 2001. 4 2001. 7 2002. 4 2003. 1 2003.11 2004. 9 2005. 7 2008. 4 2009. 3 2010. 2 2011. 1 2012.10 2013. 2 2013. 4 2013. 9 2014. 6 帝人織布㈱(現帝人加工糸㈱)設立 帝人商事㈱設立 ㈱フォークナー設立 ㈱帝健設立 ㈱テクセット設立 ㈱テイジンメンズショップ、㈱ウィンクル、テイジン・インテリアート㈱の 3 社を合併、㈱テイジンアソシア設立 タイのポリエステル長繊維の製繊・染色会社 THAI NAMSIRI INTERTEX Co., Ltd. 設立 中国江蘇省の南通市経済技術開発区総公司と合弁で裏地の染色加工及び販売会社南通帝人有限公司設立 帝人香港有限公司設立 タイの THAI NAMSIRI INTERTEX Co., Ltd. に資本参加、経営権獲得 帝人商事㈱、日商岩井アパレル㈱が合併し、NI 帝人商事㈱として営業開始 海外拠点の拡大(ミラノ、台北、ホーチミン、ハノイ、ロサンゼルス) FASHION FORCE NO.1 FACTORY Co., Ltd. 設立(ベトナム) 衣料用ポリエステル繊維事業を分社化し、帝人ファイバー㈱設立 日岩帝人商事(上海)有限公司の大連、青島、無錫事務所を開設 カーシートメーカーの中国進出、及び中国でのテキスタイルの高付加価値素材ニーズの高まりに対応するため、中国・南 通市に帝人加工糸(南通)有限公司設立 帝人グループのインターネット通販ショップ「くらし@サイエンス」スタート 日岩帝人商事(上海)有限公司の広州事務所を開設 NI帝人商事㈱東京支社分室原宿オフィス新設 旭化成せんい㈱からポリエステル繊維の一部について商権譲受及びOEM生産受託を合意 NI帝人商事㈱ダッカ駐在員事務所の開設 法人向けインターネット通販ショップ「未来@サイエンス」スタート NI 帝人商事㈱と帝人ファイバー㈱のアパレル事業が統合し、帝人フロンティア㈱として事業開始 FASHION FORCE NO.1 FACTORY Co., Ltd.、帝人フロンティア㈱のホーチミン事務所、ハノイ事務所を統合、TEIJIN FRONTIER (VIETNAM) Co., Ltd. 設立 TEIJIN FRONTIER (HONG KONG) Ltd. と帝人香港有限公司が合併 TEIJIN FRONTIER MYANMAR Co., Ltd. 設立 タイヤコードの生産を行う合弁会社 Teijin FRA Tire Cord (Thailand) Co., Ltd. 設立 60 製品事業 ◆商流概要 ●帝人フロンティア 1.衣料繊維分野 原糸 T F R 原 糸 販 売 紡 績 ・ 原 糸 加 工 場 縫製 生地(織編物) 機 屋 ・ ニ ッ タ T F R 生 地 販 売 縫 製 メ カ 製品 ア パ レ ル T F R 製 品 販 売 小売 百貨店 量販店 専門店 通販 直営店 消 費 者 TFR事業領域 素材から製品までの一貫体制を構築 ※実線矢印はTFRの販売を示す。 2.産業資材分野 仕入れ 販売 コンバーティング 糸・綿 織、編、染色、樹脂加工 織 編 物 織編物 製 品 (半)製品 各種加工 TFR事業領域 コンバーティング強化による産業資材SCM構築 ◆取り扱い商品 衣料繊維分野 衣料用繊維原料、各種繊維素材、テキスタイル メンズ・レディス・カジュアル衣料 スポーツ衣料、子供服、インナー、ユニフォーム、その他衣料 産業資材分野 工業繊維資材: タイヤコード、V ベルト、各種ホース補強織物、シートベルト・エアバッグ用織物等 産業繊維資材: 土木・建築・農水産関連、テント・重布関連、生活関連、フェルト関連、不織布関連、 高機能繊維等 車輌資材: 自動車内装資材、自動車向け用品等 インテリア: カーテン・壁装・カーペット等、寝装関連、生活関連機能製品等 化成品: 合成樹脂、各種フィルム、シート、人工皮革、梱包資材等 機材: クリーンルーム機材、産業機械・装置等 61 製 品 事 業 半 自動車関連部材メーカー(ゴム資材・車輛資材) 生活用資材メーカー(重布、ミシン糸等) 産業資材メーカー(土木、不織布等) インテリア関連業界 化成品・各種機材メーカー その他 概要 ◆主要構成会社 会社名 (2015 年 3 月末時点) 所在地 事業分野 持株比率 1. インフォコム㈱ 日本 東京都 情報提供サービス及びコンピュータ・ソフトウェア の開発・販売 55% 2. ㈱アムタス 日本 東京都 コンテンツ配信サービス及び e コマースサービス 3. 帝人エンジニアリング㈱ 日本 大阪府 機械・エンジニアリング事業等 100 4. 帝人エコ・サイエンス㈱ 日本 東京都 環境アセスメント、環境分析及び測定 100 5. 帝人物流㈱ 日本 大阪府 運輸業・運送取扱業及び倉庫業 100 6. Teijin Electronics Korea Co., Ltd 韓国 ソウル市 リチウムイオン 2 次電池用セパレータの販売 100 55 ※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。 ◆年表 1983. 9 1993. 7 1994. 2 1996.10 1996.12 1997. 4 1997.12 2001. 3 2001. 4 2001.11 2002. 3 2003. 3 2003. 4 2004. 2 2004. 4 2005. 2005. 2007. 2008. 2008. 2008. 2008. 2008. 1 3 3 2 4 6 7 8 2009. 7 2010. 4 2010. 7 2011. 4 2011.10 2012.10 2013. 1 2013. 4 ㈱帝人システムテクノロジー設立 帝人エコ・サイエンス㈱設立 東京研究センター内に、 「薬理研究センター」開設 FRP/アルミ系複合圧力容器「ウルトレッサ」本格販売 米国メトン社の経営権を取得、北米及び欧州での「メトン」事業本格開始 液晶表示装置(LCD)用プラスチック基板を事業化 帝人ディーエスエム・ソルテック㈱設立 積層セラミックコンデンサー用のエンジニアリングフィルム「ソルフィル」の生産増強を決定 ㈱帝人システムテクノロジーとインフォコム㈱が合併し営業スタート 帝人ディーエスエム・ソルテック㈱に全額出資し単独事業化、帝人ソルフィル㈱へと社名変更 インフォコム㈱が JASDAQ 市場に上場 旭化成㈱とアラミドフィルム「アラミカ」事業の合弁会社帝人アドバンストフィルム㈱を設立 「メトン」事業及びポリカーボネートフィルム事業を帝人化成㈱へ移管 帝人エコ・サイエンス㈱及び「ウルトレッサ」事業を機械・エンジニアリング事業グループへ移管 帝人ファイナンス㈱の個品割賦事業を新生銀行グループへ譲渡 機械・エンジニアリング事業グループの廃止に伴い、帝人エンジニリング㈱、呉興業㈱、帝人エコサイエンス㈱、 東邦機械工業㈱、東邦化工建設㈱をIT・新事業他セグメントへ移管 ビル賃貸事業をモルガン・スタンレー・グループへ譲渡 帝人ソルフィル㈱が帝人㈱と合併 帝人アドバンストフィルム㈱を解散し、アラミドフィルム「アラミカ」事業から撤退 昭和シェル石油㈱、三菱商事㈱とパラキシレン事業を行う合弁会社 TS アロマティックス㈱設立 岩国事業所内に、 「先端技術開発センター」開設 先進複合材料の設計・開発に優れた実績を持つ㈱ジーエイチクラフトを子会社化 ㈱ジーエイチクラフトの敷地内に「複合材料開発センター」を設置 トヨタ自動車㈱からポリ乳酸(PLA: Poly Lactic Acid)の実証プラントを譲受し、 耐熱性バイオプラスチック「バイオフロント」の開発体制を強化 探索研究の技術を融合する研究所として、 「融合技術研究所」を開設 医療材料の開発研究・事業化を目指す新たな組織「IMM 推進班」を設立 ナノグラムコーポレーションを買収 複合材料開発センターを炭素繊維・複合材料事業グループへ移管 韓国に合弁によるセパレータ生産会社(Teijin CNF Korea Co., Ltd.)及び販売子会社(Teijin Electoronics Korea Co., Ltd.)設立 ㈱帝人知的財産センター、帝人クリエイティブスタッフ㈱を帝人㈱へ統合 米国イン・キューブ・ラボとの提携を開始 新事業開発推進グループ内に「提携推進部」を新設(素材関連分野において M&A や提携をグローバルに企画・探索・推進) 2013. 9 医薬品業界向けシステムサービス事業の強化のため、インフォコム㈱と㈱ミュートスの共同出資によりインフォミュートス㈱を 設立 2013.10 インフォコム㈱のネットビジネス事業を㈱アムタスとして分社化 2015. 4 人工関節事業を展開する帝人ナカシマメディカル㈱設立 62 その他 ◆研究開発拠点 会社 所在地 帝人 日本 山口県岩国市 東京都日野市 IT事業グループ 主要製品・サービス セグメント IT サービス・ セグメント 主要事業 ヘルスケア 主要製品・サービス 内容 Medi-Bank® 診療情報管理の日常業務から退院サマリの作成までトータル にサポートし、病院機能評価や診療録管理体制加算取得にも 効果的なシステム iRad® シリーズ 病院の放射線部門のワークフローをトータルにサポートする フィルムレス化に対応した効果的なシステム MRSupport ® 製薬企業 MR の生産性向上を支援する営業活動管理(SFA) 、 実績定型帳票参照、プロモーション資材管理の3機能を包括 した統合活動支援ソリューション エンタープライズ 大規模企業向け ITサービス: 企画 / 開発 / 運用 / 保守 顧客の問題を解決するソリューションの企画、情報システム の開発・運 用・保守といった IT サービスを提供(国際 規格 ISO9001、20000、27001 に適合し実施)。 サービスビジネス GRANDIT ® 多岐にわたる業種を代表するユーザー系システム会社がコン ソーシアム(共同事業体)を組み、蓄積されたノウハウを集大 成して開発された完全 Web-ERP パッケージシステム ネットビジネス・ ネットビジネス セグメント エマージェンシーコール® 緊急連絡機能及び安否状況確認機能を利用して、リスク管理 やBCP(事業継続計画)の支援ツールとして、また平常時の 社内コミュニケーションツールとして、迅速かつ正確な情報の 発信、収集が可能。 eco Deliver Express 社外向け帳票(請求書・支払通知書等)のクラウド型電子配信・ 保管サービス めちゃコミック® 最新人気コミック、定番コミックや写真集等タイトル数充実の スマートフォン・携帯電話向け電子書籍配信サービス そ の 他 63 その他 主要製品の概要と特徴 ● LIELSORT®(リエルソート) リチウムイオン 2 次電池用革新的セパレータ (リチウムイオン 2 次電池の正極と負極を隔絶する役割を担いつつ、リチウムイオンの移動を妨げることなく、電池の安全性と特性 を両立させた)PE 多孔質表面に弊社アラミド樹脂またはフッ素系化合物を用いた特殊多孔質層を形成した部材 リチウムイオン 2 次電池用革新的セパレータの特徴 メタ系アラミドコーティング 高容量化・高エネルギー化 高安全性・長寿命化 メタ系アラミドをコーティングすることで、250℃でも形状維持 スポット加熱試験で 350℃でも破膜しない フッ素系化合物コーティング 高安全性 高出力化・長寿命化 フッ素系化合物をコーティングすることで、ポリマー電解質との易 接着性や耐酸化性に優れる ●バイオフロント® バイオフロント® とは 植物由来の原料から製造したステレオコンプレックスタイプ *1 のポリ乳酸 バイオフロント® の特徴 耐熱性 融点が 210℃で従来のポリ乳酸の融点を 40℃上回る 成形性 成形サイクル短縮につながる速い結晶性 透明性 汎用性の高いPETを上回る高透明性 *1 ステレオコンプレックスタイプ:ポリL乳酸とポリD乳酸が作る互いに逆回りのらせん構造をかみ合わせて作られた強固な高分子構造 ● RecoPick® RecoPick® とは 書籍や物品の入出庫やロケーションの管理を、正確かつ効率的に支援する RFID*1 棚管理システム。 帝人が開発した 2 次元通信シート「セルフォーム®」*2 をアンテナシートとして活用し、物品に貼付した UHF 帯の IC タグの情報をリー ダライタで読み込むことで、棚単位での個品管理を実現。 *1 RFID:Radio Frequency ldentification(電波による個体識別)の略。 電波の送受信により、非接触で IC チップの中のデータを読み書きする技術。 *2 セルフォーム ® :東京大学発のベンチャー企業である株式会社セルクロスが開発した 2 次元通信技術『@CELL』と、テイジンのシート製造技術を用いて開発した 2 次元通信シート。 ●人工関節・骨接合材料 人工関節 骨接合材料 人工関節とは、変形もしくは損傷した関節に置き換えることで本来の機能を再獲得させる 目的で使用する人工材料 使用部位:膝・股・肩・肘・足・指 など 骨折や脱臼、外反母趾になった骨を接合するための髄内釘 「髄内釘」は骨の中心部に挿入して、対象となる部分を強固に固定 64 参考情報 事業別競合他社と当社の強み 事業 アラミド繊維 シェア 業界順位 競合他社 約 50% 1位 デュポン (パラ系) (パラ系) 強み グローバルな生産、販売力 特性の異なる 2 種(パラ系、メタ系)のアラミド繊維を持つ 炭素繊維 約 15% 2位 東レ 三菱レイヨン 日米欧の生産・販売拠点からグローバル展開 PC 樹脂 約 10% 4位 SABIC、Bayer、 三菱グループ 成長市場の中国へ先行進出 特殊 PC 樹脂で展開中 PET フィルム 約 10% 2位 東レ、三菱樹脂 液晶ディスプレイや電子部品用途等の工業用途で高シェア PENフィルム市場で圧倒的なシェア <骨粗鬆症> ・中外製薬 ・イーライ・リリー 生活習慣病、高齢化社会に合致した領域に集中した事業展開 ・旭化成 等 <高尿酸血症・痛風> ・GSK 等 医薬品 骨 粗 鬆 症 治 療 剤、 高 尿酸血症・痛風治療剤 で高いプレゼンスを確 立 在宅医療 CPAP と フクダ電子 HOT 機器、 在宅酸素療法で日本のパイオニア も国内トップクラスの フィリップス・レスピロ 日本全土をカバーした 24 時間 365 日安心のケア体制 シェア ニクス 等 *1 *2 *1 在宅酸素療法 *2 睡眠時無呼吸症候群治療器 ※シェア、業界順位は当社推定。 参 考 情 報 65 参考情報 石油由来の主原料フローチャート 石油化学用 ナフサ アクリロニトリル ブ タ ジ エ ン プ ロ ピ レ ン B B - 留 分 エチレングリコール キ シ レ ン オルソキシレン パラキシレン D A P E P P D A N D C *4 テレフタル酸ジメチル テレフタル酸 B P A T P C 炭 素 繊 維 テナックス P E N テオネックス P E T アラミド繊維 トワロン アラミド繊維 テクノーラ ポリカーボネート パンライト 66 R R R R *1 *2 *3 *4 エ チ レ ン 芳 香 族 ベ ン ゼ ン フ ェ ノ ー ル *3 パラフェニレンジアミン 3.4’- ジアミノジフェニル・エーテル ビスフェノールA 2.6 -ナフタレンジカルボン酸 ジメチルエステル *5 テレフタル酸クロライド R *2 *1 分解・精製 抽出 *5 4 会社情報 株式情報 ■株式数および株主数 (2015 年 3 月末現在) 発行可能株式総数 3,000,000,000 株 発行済株式の総数 984,758,665 株 株主数 98,874 ■大株主の状況(上位10 位) 当社への出資状況 株 主 名 持株数 持株比率 1 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) 74,047,000 7.53% 2 日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口) 59,504,000 6.05% 3 日本生命保険(相) 35,227,509 3.58% 4 帝人従業員持株会 25,141,992 2.56% 5 ㈱三菱東京UFJ銀行 20,694,935 2.11% 6 日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口 9) 14,751,000 1.50% 7 STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234 10,841,859 1.10% 8 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 10,837,714 1.10% 9 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 10,297,975 1.05% 9,766,292 0.99% 10 日清紡ホールディングス㈱ (注)持株比率は、自己株式(1,925,911 株)を控除して計算 ■株主分布状況(株主数:98,874 名) 所有者別 金融商品取引業者 58名/1.56% その他の法人 583名/3.97% 外国法人等 512名/34.38% 金融機関 82名/32.25% 個人・その他 97,639名/27.84% 所有株数別 1,000株未満 20,649名/0.25% 1,000株以上 64,600名/10.84% 5,000株以上 7,803名/4.73% 10,000株以上 5,148名/8.08% 50,000株以上 262名/1.75% 100,000株以上 412名/74.35% 68 株式情報 長期株価データ (円/株) 始値 1992 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 高値 安値 (株) (円/株) 終値 出来高 始値 \459 \477 \389 \405 404 460 352 411 412 428 371 400 405 437 372 421 37,865,000 42,643,000 30,080,000 35,553,000 2003 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 高値 安値 (株) 終値 出来高 \263 \306 \250 \300 301 349 273 306 310 341 281 315 318 361 300 351 190,931,000 374,247,000 213,743,000 240,857,000 1993 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 422 477 464 403 510 499 498 491 415 452 390 400 477 464 405 475 66,343,000 45,283,000 43,799,000 54,035,000 2004 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 351 409 394 447 409 410 449 467 321 366 394 404 408 394 445 458 375,687,000 193,865,000 261,309,000 254,890,000 1994 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 470 532 556 526 577 605 575 531 440 524 511 405 537 557 525 460 96,362,000 80,310,000 55,685,000 63,207,000 2005 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 466 514 652 756 515 679 774 852 443 505 608 670 515 662 749 783 256,842,000 271,180,000 403,187,000 316,593,000 \450 \486 \400 \406 406 530 404 475 467 538 451 528 548 599 524 590 45,508,000 61,388,000 60,345,000 84,169,000 2006 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 790 727 642 741 899 729 768 766 651 594 600 613 726 636 733 665 465,617,000 498,779,000 446,905,000 534,638,000 1995 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 595 595 557 506 606 597 563 524 545 512 482 424 595 562 506 473 86,186,000 51,287,000 46,507,000 56,615,000 2007 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 655 671 560 470 694 681 605 471 609 522 461 363 674 561 479 420 359,624,000 456,738,000 378,183,000 394,549,000 1997 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 459 540 380 271 567 540 435 424 435 370 220 222 540 380 273 395 64,568,000 54,014,000 73,499,000 115,307,000 2008 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 420 369 318 254 446 374 326 261 349 303 219 166 364 312 251 213 419,437,000 348,089,000 341,582,000 293,309,000 1998 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 386 420 355 414 420 450 444 484 333 320 351 385 420 360 416 478 67,982,000 64,872,000 67,004,000 86,089,000 2009 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 215 314 274 301 331 322 314 315 213 262 243 259 311 280 300 314 365,556,000 296,781,000 280,473,000 250,774,000 1999 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 476 495 503 372 540 521 560 512 451 439 374 343 490 513 377 435 95,774,000 93,216,000 123,962,000 137,126,000 2010 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 312 263 277 353 326 290 352 440 247 251 273 268 266 276 347 372 319,164,000 291,805,000 370,291,000 631,961,000 2000 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 440 512 455 570 543 535 593 595 425 391 438 485 517 450 590 546 116,939,000 116,380,000 126,547,000 135,420,000 2011 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 372 354 277 239 402 380 292 297 339 251 215 221 353 281 237 278 402,611,000 500,094,000 307,134,000 519,547,000 2001 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 556 701 524 510 759 708 564 518 541 403 416 394 701 514 503 425 176,793,000 148,251,000 156,607,000 235,978,000 2012 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 282 244 185 227 285 247 216 231 218 163 156 196 241 191 213 218 320,949,000 409,729,000 463,375,000 584,111,000 2002 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 421 411 322 289 492 438 323 328 395 315 248 255 408 324 284 266 229,482,000 186,137,000 175,595,000 297,600,000 2013 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 215 217 226 234 285 238 238 269 199 206 208 223 218 226 234 256 637,194,000 375,057,000 364,458,000 505,373,000 2014 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 257 251 266 320 261 271 337 421 224 244 237 305 254 265 321 408 368,746,000 282,465,000 574,338,000 533,179,000 2015 第 1 四半期 403 499 395 475 491,892,000 第 1 四半期:4月1日~6月30日 第 2 四半期:7月1日~9月30日 第 3 四半期:10月1日~12月31日 第 4 四半期:1月1日~3月31日 69 会 社 情 報 1996 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 帝人グループ概要図 (2015 年 3 月 31 日現在) 製品事業 (35社) 高機能繊維・複合材料事業 (31社) 繊維製品等の企画・加工・販売等 アラミド繊維の製造・加工・販売等 ◎Teijin Aramid B.V. ◎帝人フロンティア㈱ ◎㈱テイジンアソシアリテイル 製品 他 11社 ◎㈱帝健 ◎南通帝人有限公司 他 31社 ポリエステル繊維(産業資材)の 製造・加工・販売等 ◎Teijin Polyester (Thailand) Limited ◎Teijin (Thailand) Limited 原料 △スミノエテイジンテクノ㈱ 製品 他 7社 炭素繊維製品の製造・販売等 高機能繊維・複合材料 原料 電子材料・化成品事業 (27社) フィルムの製造・加工・販売等 ◎東邦テナックス㈱ ◎Toho Tenax Europe GmbH 他 5社 その他の製造・販売等 ◎帝人コードレ㈱ ヘ ル ス ケ ア 帝人㈱ その他 電 ・ 子 化 材 成 料 品 ◎帝人デュポンフィルム㈱ ◎PT. INDONESIA TEIJIN DUPONT FILMS ○フィルム加工㈱ △DuPont Teijin Films U.S. Limited Partnership △DuPont Teijin Films 他 1社 Luxembourg S.A. 他 6社 ヘルスケア事業 (16社) その他 (43社) 樹脂、樹脂製品、化学薬品の製造・加工・販売等 ◎TEIJIN POLYCARBONATE 医薬品・在宅医療機器の製造・販売、 在宅医療サービス等 ◎帝人フ ァーマ㈱ SINGAPORE PTE Ltd. 情報システムの運用・開発・メンテナンス ◎インフォコム㈱ ◎TEIJIN POLYCARBONATE CHINA Ltd. ◎広島プラスチック㈱ ◎帝三製薬㈱ 他 17社 △ウィンテックポリマー㈱ ◎帝人在宅医療㈱ ◎Braden Partners L.P. 機械・エンジニアリングの製造・販売、物流等 ◎Associated Healthcare Systems, Inc. ◎帝人エンジニアリング㈱ △Esteve Teijin Healthcare S.L. ◎帝人物流㈱ 他 12社 他 9社 他 20社 新薬の臨床開発 ◎Teijin America, Inc. (子会社) 125社 海外持株会社 (関連会社) 27社 ◎Teijin Holdings USA, Inc. ◎Teijin Holdings Netherlands B.V. ◎帝人(中国)投資有限公司 製品・原料等の流れ ※ ◎印:連結子会社 ○印:非連結子会社 サービス等の流れ △印:関連会社 70 帝人グループの子会社及び関連会社数※ 連結対象会社 国内 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 海外 持分法対象会社 子会社 国内 その他 関連会社 海外 国内 小計 海外 子会社 国内 関連会社 海外 国内 合計 海外 中間 35 21 34 5 23 10 128 1 7 12 3 151 期末 34 21 34 5 23 10 127 23 5 11 3 169 中間 48 27 51 12 32 13 183 期末 56 34 50 12 30 13 195 1 196 183 中間 56 34 43 12 29 13 187 1 188 期末 57 41 41 12 27 12 190 1 191 中間 59 44 39 19 32 15 208 1 209 期末 59 42 37 19 25 18 200 1 201 中間 60 41 36 20 27 21 205 1 206 期末 61 41 37 20 22 21 202 1 203 中間 56 35 30 15 18 20 174 1 175 期末 55 35 29 17 17 20 173 1 中間 51 38 28 15 15 20 167 1 174 1 169 期末 48 36 29 13 14 19 159 1 2 162 中間 48 36 29 15 14 18 160 3 2 165 期末 48 36 24 14 12 17 151 3 1 157 1 1 中間 43 39 25 16 12 17 152 1 1 3 1 158 期末 43 39 26 16 13 19 156 1 1 3 1 162 中間 43 39 25 15 13 18 153 0 1 2 1 157 期末 44 39 29 16 13 20 161 0 1 2 1 165 中間 44 42 29 20 12 20 167 0 1 2 1 171 期末 43 40 27 22 12 20 164 0 1 2 1 168 中間 43 40 25 22 12 19 161 0 1 2 1 165 期末 41 40 19 22 13 16 151 0 1 2 1 155 中間 40 39 18 22 12 16 147 0 2 1 1 151 期末 39 37 19 22 12 16 145 0 2 1 1 149 中間 38 37 19 22 10 16 142 0 2 1 1 146 期末 38 38 19 25 9 15 144 0 2 1 1 148 中間 38 38 19 26 9 15 145 0 2 1 1 149 期末 34 38 18 29 8 16 143 0 1 1 2 147 中間 32 38 18 34 7 17 146 0 1 1 2 150 期末 30 39 18 35 7 18 147 0 1 0 2 150 中間 30 39 19 38 6 18 150 0 2 1 1 154 期末 30 39 20 33 6 18 146 1 2 1 2 152 ※帝人㈱を除く 格付け情報 格付投資情報センター A安定的 ・格付投資情報センターの「A」:信用力は高く、部分的に優れた要素がある。 *格付けとは、第三者である格付会社が、企業が発行する債券の「元利子払いの確実性」を評価するもの。 *上記格付けは、取得日現在までの数値、情報に基づいており、格付会社の判断により将来的には変化することがある。 71 会 社 情 報 (2015 年 3 月末現在) 格付け会社 格付け 見通し コーポレート・データ 本社 株主名簿管理人 大阪 〒541-8587 大阪府大阪市中央区南本町 1 丁目 6 番 7 号 東京 〒100-8585 東京都千代田区霞が関三丁目2番1号(霞が関コモンゲート西館) 三菱 UFJ 信託銀行㈱ 会計監査人 有限責任 あずさ監査法人 上場証券取引所 東京 証券番号 3401 株主・投資家への情報提供 会社案内 統合報告書 決算短信 有価証券報告書 CSR 報告書・ファクトブック(ウェブ掲載) インターネットでのテイジン ホームページ http://www.teijin.co.jp/ 株主・投資家情報 http://www.teijin.co.jp/ir/ テイジンニュースメール 当社は、インターネットメールを通じて当社グループの企業活動情報をお知らせするニュースメールを発行しております。 ●このニュースメールでは、 ・帝人グループのニュースや株主・投資家向け情報を随時お届けします。 ・企業活動トピックス、業績説明資料及びイベント情報等を定期的にお送りします。 ●ニュースメールのお申し込みは、当社ホームページ< http://www.teijin.co.jp/ > 株主・投資家情報にアクセスして下さい。 皆様のお申し込みをお待ちしております。 帝人 IR 窓口 郵便番号 〒100-8585 住所 東京都千代田区霞が関三丁目2番1号 霞が関コモンゲート西館 電話 03-3506-4407 ファックス 03-5510-7977 E-メール [email protected] 問い合わせ先 財務・IR 部 72 情報開示方針 情報開示方針 1.基本姿勢 (1)帝人株式会社(以下「当社」という)および帝人グループ各社は、すべての利害関係者(ステークホルダー)に対して、 企業情報を適時・公平・正確かつ継続的に発信することを基本方針としています。 (2)なかでも株主・投資家の皆様との信頼関係の構築を経営の重点事項と位置づけ、積極的な情報開示、双方向コミュ ニケーションの充実に努めます。 (3)また、企業が説明責任(アカウンタビリティ)を果たすことが、企業のコーポレート・ガバナンスの有効性を担保す るための必要条件と考えています。 2.情報開示の基準 (1)当社は、証券取引法等の諸法令(以下「諸法令」という)ならびに、東京証券取引所等の定める「上場有価証券 の発行者の会社情報の適時開示等に関する規則」 (以下「適時開示規則」という)に従い、適時・公平・正確・明瞭・ 継続を基本とした情報開示を行います。また、事業運営上開示不可の事項については、説明にあたって不可の理 由を明確に表明します。 (2)諸法令や適時開示規則が定める重要事実に該当しない情報であっても、株主・投資家の皆様にとって有益である と判断されるものにつきましては、個別事業の競争戦略に関わる重要情報や、高度の営業秘密に関する情報を除 いて、適時・公平・正確・明瞭・継続を基本に開示します。 3.情報開示の方法 (1) 適時開示規則が定める重要事実に該当する情報の開示は、同規則に従い、東京証券取引所へ説明するとともに、 東京証券取引所の提供する適時開示情報伝達システム(TD net)を通じて行います。 (2)金融商品取引法に基づく開示は、金融庁の提供する有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム (EDINET)を通じて行います。 (3) 上記以外の情報についても、投資判断に影響を及ぼすと思われる情報は、その重要度および緊急性に応じて、適宜、 プレスリリースの配信、記者会見および説明会等を通じて速やかに開示致します。 (4) 上記(1)および(2)に従って開示された情報は、開示後速やかに帝人ウェブサイト(以下「当サイト」という)に 掲載致します。また、株主・投資家の皆様の便宜を図るため、開示情報は日本語と併せ、その英語での開示に努 めます。 (5) 当社サイトの「株主・投資家情報」のコーナーをより充実させるとともに、様々なメディアへの情報発信を的確に行 い、また、説明会、各種印刷物をはじめとする種々の情報媒体を通じて、株主・投資家の皆様がアクセスしやすい 環境で、分かりやすい情報開示を行うよう努めます。 4.沈黙期間 当社は、決算情報の漏洩を防ぎ公平性を確保するため、決算発表までの数週間を沈黙期間としています。この期間 内は、決算に関連するコメント、ご質問等に関する回答は差し控えさせていただきます。ただし、沈黙期間中に発生し た業績予想との差異が適時開示規則に該当する変動幅となることが明らかになった場合には、適宜、プレスリリース等 により情報開示を行います。 (1)開示情報のうち、過去の事実以外のものは、現在入手可能な情報に基づく当社の判断による将来の見通しであり、 経済情勢、市場動向、税制や諸制度の変更等にかかわるリスクや不確実な要素を含んでいます。したがって、将来、 実際に公表される業績等はこれらの種々の要因によって変動する可能性があることをご承知おきください。 (2)開示情報は、当社の業務内容、経営方針、経営計画、財務状況等等をご理解いただくための情報提供のみを目的 としており、いかなる内容も投資を勧める目的では開示されておりません。投資に関するご判断は、ご自身の責任 において行われますよう、お願い致します。 73 会 社 情 報 5.免責事項 http://www.teijin.co.jp 2015年8月発行