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ファクトブック2015

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ファクトブック2015
TOWARD A SOLUTION-ORIENTED BUSINESS
FOR SUSTAINABLE GROWTH
ALWAYS
EVOLVING
FOR VALUE CREATION
Fact Book 2015
2015年3月期
目 次
1.経営基本情報
企業理念/ブランドステートメント .................................................................................................. 2
経営方針......................................................................................................................................... 3
コーポレート・ガバナンス ............................................................................................................... 4
2.全社業績
連結業績ハイライト ........................................................................................................................
11 年間の主要連結財務データ ........................................................................................................
連結貸借対照表 ..............................................................................................................................
連結損益計算書..............................................................................................................................
連結キャッシュ・フロー計算書........................................................................................................
四半期業績情報..............................................................................................................................
3.セグメント別業績・事業概要
高機能繊維・複合材料事業
業績 ........................................................................................................................................
高機能繊維..............................................................................................................................
炭素繊維・複合材料 ................................................................................................................
電子材料・化成品事業
業績 ........................................................................................................................................
樹脂 ........................................................................................................................................
フィルム ...................................................................................................................................
10
12
18
22
24
26
30
31
37
41
41
45
ヘルスケア事業
業績 ........................................................................................................................................ 50
概要 ........................................................................................................................................ 50
製品事業
業績 ........................................................................................................................................ 59
概要 ........................................................................................................................................ 60
その他
概要 ........................................................................................................................................ 62
IT 事業グループ 主要製品・サービス ...................................................................................... 63
主要製品の概要と特徴 ............................................................................................................ 64
参考情報 ........................................................................................................................................ 65
4.会社情報
株式情報 ........................................................................................................................................
帝人グループ概要図 ........................................................................................................................
コーポレート・データ .....................................................................................................................
情報開示方針 .................................................................................................................................
「セグメント情報に関する注意事項」
当社グループでは、各事業の実態をより適切に示す為、セグメント情報の算出基準の変更を実施しています。
変更の内容に関しては、14 ~ 16 ページの注記をご参照下さい。
68
70
72
73
1
経営基本情報
企業理念/ブランドステートメント
帝人グループ「企業理念」
1 Quality of Life
企 業 理 念
帝人グループは人間への深い理解と豊かな創造力でクォリティ・オブ・ライフの向上に努めます
a)クォリティ・オブ・ライフ(Quality of Life)とは、
「生きていることの価値」
という意味です。生活の豊かさや、健康、安全、ゆとり、仕事・趣味・人
との触れ合いなどを通じて得られる人生のさまざまな喜び、さらには、地
球上のすべての生命の大切さ、という広い意味を込めた言葉です。
b)企業は人間の幸せのために存在する-これがすべての原点です。テイジン
グループは人間への温かな理解と愛情を持ち、その上で創造的な技術力と
企画力、マーケティング力を磨いて、本当の価値を生み出す企業となります。
2 社会と共に成長します
(1)株主と顧客から信頼され、期待される企業グループとして企業価値の増大に努
めます。
(2)広く社会の理解と共感を得られる企業グループをめざします。
(3)地球環境との共生を図り、自然と生命を大切にします。
a)企業は社会の一部です。テイジングループは常に社会との調和を保ち、健
全な成長をめざします。さらに、クォリティ・オブ・ライフを高める価値あ
る創造を通じて社会と顧客に貢献します。
b)社会とは常に対話しています。社会からのメッセージを敏感に受け取り、社
会へのメッセージを通じて社会に開かれた企業グループになります。
c)日本での事業もまた、国際社会の中での事業です。常に国際的視野で仕事
をします。海外では、その地で社会の十分な理解と共感が得られる事業運
営に努めます。
d)人間は自然の一部です。地球環境へのリスポンシブルケアなくして、真の
クォリティ・オブ・ライフの向上はありません。我々自身の重大な課題とし
て取り組みます。また、提供する製品・サービスと日々の生産活動の両面で、
安全をすべてに優先させます。
3 社員と共に成長します
(1)社員が能カと個性を発揮し、自己実現できる場を提供します。
(2)社員と共に、革新と創造に挑戦します。
(3)多様な個性に彩られた、魅カある人間集団をめざします。
a)社員がその能力と個性を十分に発揮し、さまざまな経験を積み、達成感を
味わい、仕事を通じて人間的成長を実現できる場を提供します。社員が自
らのクォリティ・オブ・ライフを高めることを支援します。
b)すべての経営資源(人、物、金、技術、情報、ブランド、企業文化など)
の中で、社員が究極の経営資源です。テイジングループは、適材適所と公
正な評価・処遇を通じて、社員の可能性を最大限に引き出し、活かす企業
となります。
c)現状維持はすなわち衰退を意味します。絶えざる革新と創造なくして企業の
成長はあり得ません。テイジングループは、自らの役割を確実に遂行しさら
に未知の可能性に果敢に挑戦する、バイタリティーある社員を大切に育て
ます。
ブランドステートメント
Human Chemistry, Human Solutions
テイジンブランドの約束を
“Human Chemistry, Human Solutions”と表現します。こ
の約束は、
「人と地球環境に配慮した化学技術の向上と、社会と顧客が期待している
解決策を提供することで本当の価値を実現すること」を意味しています。
私たちはこの約束を確実に成し遂げ、企業理念である Quality of Life の向上に努め、
社会と顧客から信頼される企業グループであり続けます。
同時にこのステートメントは、21 世紀のテイジングループが目指す「化学素材を基盤に
した事業 =Chemistry(ポリエステル、アラミド、ポリカーボネート等)」と「サービス
提供による付加価値創造の事業 =Solutions(医薬・医療、ソフトウェア、流通等)
」も
意味しております。また、Chemistry には、
「良い人間関係」といった意味合いもあり、
顧客との「信頼関係の大切さ」も表現しています。
ブランドステートメント
2
■ 会社の経営の基本方針
帝人グループは、
「人と地球環境に配慮した化学技術の向上と、社会と顧客が期待している解
決策の提供により、本当の価値を実現することに挑戦し続けること」を通じて企業理念としている
「人間への深い理解と豊かな想像力をもってクォリティ・オブ・ライフの向上に努める*1」企業とな
ることを目指しています。
この企業理念のもと、
「持続的な企業価値の増大」を図るために帝人グループは、
「事業戦略」、
「コーポレート・ガバナンス」
、
「CSR*2」の三つを軸として事業運営を行います。また、これを通
じ各ステークホルダー*3との信頼関係の構築に努めます。
*1
*2
*3
企業理念は、
「クォリティ・オブ・ライフ」を中心として「社会とともに成長します」
「社員とともに成長します」
の 3 つです。
CSR : 環境・安全・健康、コンプライアンス(社会規範・倫理・法令等の遵守)、社会貢献等の社会的責任
ステークホルダー:株主、従業員、債権者、顧客を含む取引先、消費者、地域社会等の利害関係者
■ 利益配分に関する基本方針
当社は、
「連結業績に連動した配当」を基本とし、
「財務体質の健全性や中長期の配当の継続性、
将来の成長戦略投資に必要な内部留保の確保」を総合的に勘案し配当を実施いたします。
3
経営基本情報
経営方針
コーポレート・ガバナンス
2003 年 4 月 1 日制定
2013 年 4 月 1 日改定
帝人グループ「コーポレート・ガバナンスガイド」
-コーポレート・ガバナンスとコンプライアンス、リスクマネジメントに関する指針-
Ⅰ コーポレート・ガバナンスの考え方
1. 会社は株主から資本を預託され、事業活動を通じて利益を挙げ、中長期的に株主価値を持続的に増大することを期待されて
いる。この株主の付託に応えることが経営の基本的使命である。この基本的使命を踏まえた上で、会社は社員、顧客を含む
取引先、消費者、地域住民と地域社会等のステークホルダー(利害関係者)に対する夫々の責任を果たしていかなければな
らない。また、会社は、社会の一員であり、社会規範に沿った事業活動を行うとともに、事業活動を通じて社会に貢献しな
ければならない。
2. こうした基本の枠組みの中で優れた事業活動を行うことがコーポレート・ガバナンスを通じて会社経営者に求められるもので
あり、会社の繁栄に貢献し、社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility) を果たし、そしてアカウンタビリティー(説
明責任と必要な情報開示)を実施するところにコーポレート・ガバナンスの重要性がある。
3. 帝人㈱は、こうした考え方に基づき、経営の透明性、公正性及び社会的責任を重視した経営を行うと共に、情報の適時開示
を行う。また、会社の競争力を高める為に迅速な決定と執行を行える組織と仕組みを追求する。また、帝人㈱は、そのグルー
プ会社とその経営陣に対し、株主価値の持続的な増大に邁進するとともに優れた事業活動を行うよう求める。
Ⅱ 意思決定、監視・監督と監査の仕組み
1. 方針
コーポレート・ガバナンスの仕組みは、その時点で会社の目的達成に最適と思われる仕組みを採用することとする。従って、
社会環境、法的環境の変化に伴い適宜見直すこととする。
2. 取締役及び取締役会
(1)取締役会の役割
帝人㈱の取締役会は、各事業年度及び中長期の株主価値の最大化を目的とし、かつ株主以外のステークホルダーの立場に
も充分な配慮を払いつつ、法定のあるいは法令が要請する事項と、帝人グループ全体の経営方針、全体計画などの重要事
項について審議し決定または承認する。また、取締役会はアカウンタビリティーの確保について責任を持つと共に、コンプ
ライアンスと経営をとりまくリスクのマネジメントについて方針を明確にし、その実施を監督する。
(2)取締役会の構成と議長
(ア)取締役数は 10 名程度とし、内 4 名程度を社外取締役とする。
(イ)社内取締役の中から会長、社長執行役員を選任し、社長執行役員が CEO に当たる(以下社長執行役員を CEO という)
。
その他の社内取締役は原則として機能責任者を兼任する。
(ウ)社外取締役は別途定める独立取締役要件を満足すべきものとする。
(エ)監視・監督と対内的業務執行の分離の一環として、取締役会議長は取締役会長とする。取締役会長空席の場合は、取
締役である相談役または社外取締役から取締役会議長を選定する。
(3)会長の位置付け
会長は対内的業務執行には携わらないものとし、別段の必要がある場合を除いて代表権を持たない。
(4)代表取締役
代表取締役は 3 名を原則とし、CEO の他に 2 名を選任する。
(5)取締役の任期
取締役の任期は 1 年とする。なお、社外取締役を含めて、別途定める年齢制限等に抵触しない限り、再任を妨げないもの
とする。
4
3. アドバイザ-とアドバイザリー・ボード
(1)諮問機関としてのアドバイザリー・ボード
取締役会は、国内外の有識者を主体として構成されるアドバイザリー・ボードを継続運営し、その助言、提言を得ることを
通じて、
「より良い経営」
「より透明性の高い経営」を目指す。アドバイザリー・ボードは決定権を持たないが、取締役会に提案、
提言、助言をする権能を持ち、取締役会はその提案、提言、助言を充分に考慮して意思決定を行う。
(2)アドバイザリー・ボードの構成と議長
(ア)アドバイザリー・ボードは社外アドバイザー、会長(会長不在の場合は相談役とし、以下同じ)および CEO で構成する。
(イ)社外アドバイザーは 5 ~ 7 名とし、そのうち外国人アドバイザーは 2 ~ 3 名とする。社外アドバイザーは社外取締役に求
められる独立取締役要件を満足する個人とする。
(ウ)会長がアドバイザリー・ボードの議長となる。
(3)開催頻度と会議内容
(ア)アドバイザリー・ボードの定例会合は年 2 回の開催とする。
(イ)アドバイザリー・ボードは、指名・報酬委員会機能を有し、下記の指名・報酬事項を審議するものとする。
【指名・報酬事項】
1. CEO の交替および後任者の推薦(決定は取締役会)
2. CEO の後任候補者の選定及び CEO 策定の後任候補者育成計画の審議、進捗状況のレビュー
3. CEO の提案に基づく会長の選任に関する審議
4. CEO の提案に基づく代表取締役候補者の審議
5. 帝人グループ役員の報酬制度の審議
6. 帝人グループ役員の報酬水準の審議
7. CEO の業績評価
8. CEO の提案に基づく代表取締役の業績評価
注:①上記、1、6 及び 7 の事案については、CEO は原則として退席し、審議に参加しない。
②会長に関する事案については、会長は退席し、審議に参加しない。
4. 監査役及び監査役会
(1)監査役会
(ア)監査役会の役割
監査役会は、経営に関する監視・監査機能を有する。各監査役は取締役会その他の社内重要会議に出席し、意見の表明
及び勧告を行う。
(イ)監査役会の構成
①監査役数は原則として 5 名とする。その過半数を社外監査役とし、対外透明性を担保する。
②監査業務の視点からは、社内事情を熟知した常勤監査役の存在を重視する。
③社外監査役は別途定める独立監査役要件を満足すべきものとする。社外監査役の選任にあたっては、専門性を考慮し、
バランスのとれた構成とする。
(ウ)監査役の選任
監査役会として監査役候補者の提案・同意を行う。監査役の任期については、法定任期の 4 年を重視する。
(2)グループ監査役会
(ア)グループ監査役会の役割
①グループ監査役会は、グループ連結経営に対応した帝人グループ全体の監視・監査の役割を担う。帝人㈱監査役会で決
定された帝人グループの監査方針・計画に基づき、事業別の監査方針・計画、重点監査事項の選定等を協議し、その徹
底を図る。
②定例の会合を通じて情報を共有するとともに、メンバーの相互研鑽による監査水準の向上を図る。
(イ)グループ監査役会の構成
原則として帝人㈱の監査役、グループ会社の常勤監査役、及びグループ監査役室員により構成する。
(ウ)海外グループ会社
海外グループ会社の監査については、帝人㈱の経営監査部による内部監査を主軸とし、会計監査に関しては、会計監査
人による監査を義務付け、帝人㈱の監査役及びグループ監査役室員は計画に基づき往査を行う。
(3)監査役会・グループ監査役会と他の監査主体との関係
(ア)帝人㈱及びグループ会社の会計監査人との連携を強化する。会計監査人の選任・交代に関しては、原則として帝人㈱の
監査役会が主導する。
(イ)帝人㈱の経営監査部との連携を強化し、内部監査情報の恒常的かつ網羅的把握を行う。
5
経営基本情報
コーポレート・ガバナンス
コーポレート・ガバナンス
Ⅲ コンプライアンスとトータル・リスクマネジメント
1. コンプライアンス
(1)コンプライアンスの基本原則
コーポレート・ガバナンス目的実現のために守るべきコンプライアンスの基本原則は以下の通りとする。
【コンプライアンスの基本原則】
1. 会社の役員及び社員は、法令遵守は当然のこととして、社会の構成員としての企業人、社会人として求められる倫理観・
価値観に基づき誠実に行動することが求められる。そして、このような誠実な行動が株主価値増大に不可欠である。
2. この認識に基づき、帝人㈱は、社会規範・倫理そして法令などを厳守し、公正かつ適切な経営の実現と市民社会との
調和を図り、また企業理念、行動規範・基準その他の規程などの整備と徹底を行う。
3. 帝人㈱は、そのグループ会社の役員及び社員に対し、上記のコンプライアンス原則を充分理解し、誠実に行動するよ
う求め、もって帝人グループを創造的に発展せしめる。
(2)内部統制とコンプライアンスの関係
企業倫理を含むコンプライアンスは、内部統制を支える要であり、帝人グル-プは高い企業倫理を持つ企業集団となること
を目指す。
(3)企業行動規範、企業行動基準と関連規程類の周知徹底
コンプライアンス原則に基づく具体的なコンプライアンスの内容は、
「帝人企業倫理ハンドブック」に記載する
「企業行動規範」
と「企業行動基準」によるものとする。帝人㈱の取締役会は、随時「企業行動規範」、
「企業行動基準」その他の関連規程
をコンプライアンス、リスクマネジメントそしてステークホルダーに対する責任などの配慮をもって見直しするとともに、グルー
プ会社並びにその役員及び社員にそれらを周知徹底させるものとする。
2. トータル・リスクマネジメント(TRM:Total Risk Management)
(1)TRM の基本原則
リスクマネジメントは、コンプライアンスとともに、内部統制を支える要である。帝人グループの経営全般をカバーする総合
的な体制として TRM 体制を構築する。TRM は、会社が直面する不確実性に対する予防手段と位置付け、その基本原則は
以下の通りとする。
【TRM の基本原則】
1. 会社は、その株主価値を高め、さらに株主を始めとするステークホルダーが満足できる事業活動を継続する使命があ
り、その実現を脅かすあらゆるリスク(不確実性)に対処する必要がある。帝人㈱は、グループ全体が晒されるかか
るリスクを統合的かつ効率的に把握・評価・管理し、グループ経営に活かすための組織的・体系的アプローチを行う。
2. 帝人㈱の取締役会は、帝人グループ全体のリスクマネジメントを行い、経営戦略・経営計画策定、戦略的なアクション、
個別投資プロジェクトの決定等に伴う「経営戦略リスク」と、会社に悪影響をもたらす様々な有害事象である「業務運
営リスク」のアセスメントを意思決定を行うに際しての重要な判断材料として位置付ける。
3. 帝人㈱は、そのグループ会社とその経営者に対し、TRM 原則を充分理解し、会社活動を脅かすあらゆるリスクに対
処するよう求める。
(2)施策と運営
(ア)TRM 推進のため、業務運営リスクを担当する CSR 最高責任者を置き、経営戦略リスクについては CEO が直接担当する。
(イ)取締役会の下に、業務運営リスクと経営戦略リスクを統合的に管理するための「TRM コミティー」を設置する。
(ウ)TRM コミティーの委員長は CEO とし、その他の委員は、CSR 最高責任者、及び CEO が指名する他の機能責任者とする。
(エ)取締役会は、TRM コミティーから提案される TRM 基本方針、TRM 年次計画等の審議・決定を行うとともに、帝人グルー
プとしての重要なリスクについて管理し、事業継続のための態勢を整備する。
(3)監査役による監査
監査役は、取締役会が TRM に関する適切な方針決定、監視・監督を行っているか否かについて監査する。
6
Ⅳ アカウンタビリティー
1. 基本認識
会社のアカウンタビリティ-は、事業の繁栄を図り株主価値を高めることと不可分の活動である。会社はそのミッションとビ
ジョンを明確に示し、またコーポレート・ガバナンスの仕組みについて、適宜説明を行うべきである。また、コンプライアンス
や TRM についても、そのポリシーの浸透を図る必要がある。帝人グル-プは、常に株主や社会の要請に配慮し、更に高いア
カウンタビリティ-を目指して行動する。
2. 方針
(ア)具体的な情報の公開に当たっては、国内外に向けて、同時、同内容の開示を行うことを基本方針とする。
(イ)法定の財務情報の開示のみならず、CSR の観点から会社の情報の開示を積極的に行う。
(ウ)帝人㈱の株主総会は「開かれた株主総会」を常に志向し、株主とのコミュニケ-ションを重視する。
(エ)情報開示及び株主他とのコミュニケーションを含む IR 機能については、CFO が所管する。
7
経営基本情報
コーポレート・ガバナンス
2
全社業績
連結業績ハイライト
経営実績
売上高
(億円)
営業利益
経常利益
1978.3
3,205
47
-50
1979.3
3,311
235
1980.3
3,893
348
1981.3
4,345
1982.3
1983.3
当期
純利益
財政状態
総資産
(億円)
流動資産 固定資産 自己資本*1
有利子
負債
発行済み
株式総数
(千株)
25
4,644
2,059
2,585
874
2,495
637,706
138
38
4,562
2,086
2,475
919
2,453
688,723
218
102
4,903
2,512
2,391
992
2,325
718,443
311
153
68
4,923
2,579
2,344
1,016
2,327
718,958
4,791
369
198
62
5,072
2,776
2,296
1,043
2,495
731,315
4,972
343
197
74
5,426
3,154
2,272
1,091
2,637
759,396
1984.3
5,803
434
280
141
5,536
3,141
2,395
1,249
2,442
775,194
1985.3
5,890
498
369
164
5,471
3,089
2,382
1,439
2,145
801,724
1986.3
5,865
430
356
173
5,394
2,993
2,402
1,629
2,092
828,737
1987.3
5,283
354
338
157
6,253
3,478
2,775
1,780
2,852
843,241
1988.3
5,383
420
428
201
7,222
4,076
3,146
2,137
3,340
894,819
1989.3
5,542
440
459
204
8,316
5,128
3,188
2,446
3,783
938,815
1990.3
5,700
479
514
254
8,983
5,397
3,586
2,784
3,920
964,298
1991.3
6,126
454
481
262
9,445
5,576
3,868
2,989
3,993
967,150
1992.3
6,319
392
387
204
10,067
5,895
4,172
3,123
4,603
973,666
1993.3
6,184
309
262
120
9,984
5,238
4,746
3,190
4,678
973,700
1994.3
5,627
126
89
38
8,983
4,501
4,482
3,188
3,872
974,202
1995.3
5,667
164
136
20
8,994
4,527
4,467
3,149
3,902
974,465
1996.3
6,186
317
273
85
8,661
4,497
4,165
3,172
3,305
974,465
1997.3
6,392
332
294
114
8,711
4,086
4,624
3,239
3,075
974,552
1998.3
6,081
274
239
98
8,502
3,764
4,738
3,100
3,172
946,289
1999.3
5,742
299
253
81
8,387
3,795
4,592
2,996
3,243
906,393
2000.3
6,042
263
202
71
10,159
4,379
5,780
2,946
4,125
905,993
2001.3
7,614
437
340
160
10,585
4,168
6,417
3,208
3,786
905,993
2002.3
9,234
295
178
10
11,046
4,593
6,453
3,115
4,292
928,299
2003.3
8,904
353
220
-210
10,365
4,352
6,013
2,785
4,436
928,299
2004.3
8,746
387
238
85
9,145
3,421
5,724
2,939
3,567
928,299
2005.3
9,084
519
431
92
8,520
3,699
4,822
2,906
2,770
928,299
2006.3
9,381
768
682
249
9,440
3,990
5,450
3,386
2,983
928,299
2007.3
10,096
751
605
341
9,999
4,174
5,825
3,668
2,955
928,299
2008.3
10,366
652
463
126
10,160
4,174
5,986
3,910
3,252
984,754
2009.3
9,434
180
-27
-430
8,742
3,511
5,230
3,056
3,613
984,759
2010.3
7,658
134
21
-357
8,231
3,327
4,903
2,713
3,203
984,759
2011.3
8,157
486
504
252
7,615
3,369
4,246
2,842
2,674
984,759
2012.3
8,544
340
343
120
7,621
3,618
4,003
2,920
2,610
984,759
2013.3
7,457
124
98
-291
7,624
3,723
3,901
2,713
2,708
984,759
2014.3
7,844
181
199
84
7,684
3,649
4,035
2,817
2,815
984,759
2015.3
7,862
391
424
-81
8,237
4,060
4,177
2,871
3,082
984,759
金融商品取引法(旧 証券取引法)に基づく連結財務諸表開示の制度化に従い、1978 年 3 月期以降の連結業績情報を記載している。
10
連結業績ハイライト
キャッシュ・フロー
経営指標
1992.3 期
より表示
4.00
117
PER
PBR
ROA
(%)
ROE
(%)
D/E
レシオ*3
1.0
3.0
2.85
5.1
4.3
2.67
7.4
10.7
2.34
6.3
6.8
2.29
1983.3
期より
表示
1983.3
期より
表示
4.00
133
5.00
142
5.00
179
5.00
231
7.4
6.0
2.39
9.97
143.73
5.00
260
50
26.08
1.81
6.5
7.0
2.42
18.25
161.15
5.50
442
30
24.22
2.74
7.9
12.0
1.96
20.63
179.55
6.00
475
29
23.02
2.65
9.0
12.2
1.49
21.01
196.60
6.00
565
29
26.89
2.87
7.9
11.3
1.28
18.72
211.07
6.00
760
32
40.60
3.60
6.1
9.2
1.60
22.71
238.81
6.00
815
26
35.89
3.41
6.2
10.3
1.56
21.93
260.59
7.00
865
32
39.44
3.32
5.7
8.9
1.55
26.41
288.69
7.00
700
27
26.51
2.42
5.5
9.7
1.41
27.08
309.07
7.00
575
26
21.23
1.86
4.9
9.1
1.34
1983.3 期より表示
133
-631
21.03
320.73
6.00
459
29
21.83
1.43
4.0
6.7
1.47
540
-1,110
12.33
327.66
6.00
421
49
34.14
1.28
3.1
3.8
1.47
616
-121
3.90
327.21
6.00
475
154
121.79
1.45
1.3
1.2
1.21
434
-344
2.02
323.12
6.00
460
298
227.72
1.42
1.8
0.6
1.24
633
-139
8.71
325.49
6.00
590
69
67.74
1.81
3.6
2.7
1.04
326
-534
11.65
332.38
6.00
473
51
40.60
1.42
3.8
3.5
0.95
317
-424
10.08
327.58
6.00
395
59
39.19
1.21
3.2
3.1
1.02
505
-261
8.75
330.55
6.00
478
69
54.63
1.45
3.5
2.7
1.08
611
-399
7.81
325.22
6.00
435
77
55.70
1.34
2.8
2.4
1.40
794
-505
17.61
354.09
6.50
546
37
31.01
1.54
4.2
5.2
1.18
524
-513
1.07
335.55
6.50
425
607
397.20
1.27
2.7
0.3
1.38
583
-659
-22.69
300.29
6.50
266
-
-11.72
0.89
3.3
-
1.59
450
-167
8.96
316.75
6.50
351
72
39.17
1.11
4.0
3.0
1.21
733
127
9.73
313.27
6.50
458
67
47.07
1.46
5.9
3.1
0.95
755
-741
26.60
364.81
7.50
783
28
29.44
2.15
8.5
7.9
0.88
965
-871
36.78
395.18
10.00
665
27
18.08
1.68
7.7
9.7
0.81
537
-792
13.16
397.27
8.00
420
61
31.91
1.06
6.5
3.3
0.83
404
-1,163
-43.65
310.49
5.00
213
-
-4.88
0.69
1.9
-
1.18
804
-334
-36.26
276.24
2.00
314
-
-8.66
1.14
1.6
-
1.18
771
-277
25.59
288.80
5.00
372
20
14.54
1.29
6.1
9.1
0.94
537
-352
12.17
296.70
6.00
278
49
22.84
0.94
4.5
4.2
0.89
643
-379
-29.61
275.99
4.00
218
-
-7.36
0.79
1.6
-
1.00
386
-473
8.50
286.62
4.00
256
47
30.12
0.89
2.4
3.0
1.00
760
-496
-8.23
292.09
4.00
408
-
-49.57
1.40
4.9
-
1.07
【一株当たり情報に関する注記】
一株当たり当期純利益=当期純利益/(普通株式の期中平均発行済株式数ー普通株式の期中平均自己株式数)
一株当たり純資産= ( 期末純資産の部合計-期末新株予約権-期末少数株主持分)/(普通株式の期末株式数-普通株式の期末自己株式数)
【経営指標に関する注記】
配当性向=一株当たり配当金/一株当たり当期純利益 ×100
PER(株価収益率)=年度末の普通株式の株価終値/一株当たり当期純利益
PBR(株価純資産倍率)=年度末の普通株式の株価終値/一株当たり純資産
ROA(総資産営業利益率)=営業利益/期首・期末平均総資産
ROE(自己資本当期純利益率)=当期純利益/期首・期末平均自己資本
D/Eレシオ(有利子負債自己資本比率)=期末有利子負債/期末自己資本
*1 自己資本は「純資産-少数株主持分-新株予約権」
2006.3 期以前の実績値は会社法施行に伴い公表された会計基準適用前の「株主資本」
*2 2006.3 期以前の「一株当たり純資産」は会社法施行に伴い公表された会計基準適用前の「一株当たり株主資本」
*3 2006.3 期以前は 「 有利子負債÷株主資本」、2007.3 期以降は「有利子負債 ÷ 自己資本」にて算出
11
全 社 業 績
営業キャッ 投資キャッ 一株当たり 一株当たり 一株当たり 年度末
配当
株価
配当金
シュ・フロー シュ・フロー 当期純利益 純資産
性向
(円) (終値/円) (%)
(円)*2
(億円) (億円) (円)
11 年間の主要連結財務データ
2005.3
2006.3
2007.3
2008.3
1. 経営実績
売上高
売上総利益
対売上高比率(%)
営業利益
対売上高比率(%)
当期純利益
対売上高比率(%)
¥908,389
222,607
24.5
51,865
5.7
9,159
1.0
¥938,082
250,365
26.7
76,757
8.2
24,853
2.6
¥1,009,586
258,737
25.6
75,061
7.4
34,125
3.4
¥1,036,624
256,428
24.7
65,162
6.3
12,613
1.2
¥852,029
369,860
322,652
526,126
320,828
158,959
290,586
290,586
¥943,991
399,002
346,498
568,339
397,919
108,715
338,609
338,609
¥999,917
417,409
379,632
592,181
426,748
102,105
407,736
366,753
¥1,015,991
417,395
382,568
604,741
417,534
117,200
411,249
391,010
¥73,313
52,287
12,708
-43,900
86,021
-79,643
6,249
¥75,491
50,389
-74,062
-66,620
1,429
1,511
4,689
¥96,456
54,009
-87,065
-69,996
9,391
-19,074
-9,309
¥53,740
62,667
-79,218
-78,821
-25,478
16,080
-9,272
¥9.7
9.7
313.3
6.5
¥26.6
26.6
364.8
7.5
¥36.8
36.8
395.2
10.0
¥13.2
13.2
397.3
8.0
3.1
5.9
0.95
34.1
67
7.9
8.5
0.88
35.9
28
9.7
7.7
0.81
36.7
27
3.3
6.5
0.83
38.5
61
研究開発費(百万円)
資本的支出(百万円)
発行済株式数(千株)
30,024
54,135
928,299
31,196
66,777
928,299
35,097
75,698
928,299
36,282
84,641
984,754
従業員数(人):国内
(連結) :海外
従業員数計
10,361
8,599
18,960
10,427
8,392
18,819
10,277
8,776
19,053
10,457
8,668
19,125
2. 財政状況
総資産
流動資産
有形固定資産
負債
流動負債
長期借入金
純資産 *1
自己資本 *2
3. キャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フロー
減価償却費
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
フリー・キャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物増加(減少)額
4. 一株当り情報
純利益:希薄化前当期純利益
希薄化後当期純利益
純資産 *1
現金配当
5. 指標
自己資本純利益率(ROE)(%)
総資産営業利益率(ROA)(%)
D/E レシオ *3
自己資本比率(%)*4
配当性向(%)
6. その他
*1
*2
*3
*4
2006.3 期以前は「株主資本」
2007.3 期以降は「純資産」-「少数株主持分」-「新株予約権」
2006.3 期以前は「有利子負債/株主資本」、2007.3 期以降は「有利子負債/自己資本」
2006.3 期以前は「株主資本比率」
12
11 年間の主要連結財務データ
2009.3
2010.3
2011.3
2012.3
2013.3
2014.3
2015.3
(百万円)
¥765,840
191,901
25.1
13,436
1.8
-35,684
-
¥815,656
229,394
28.1
48,560
6.0
25,182
3.1
¥854,371
225,219
26.4
34,044
4.0
11,979
1.4
\745,713
190,504
25.5
12,358
1.7
-29,131
-
\784,425
194,333
24.8
18,078
2.3
8,356
1.1
\786,171
216,672
27.6
39,086
5.0
-8,086
-
¥874,157
351,120
339,704
544,171
325,074
177,081
329,985
305,577
¥823,071
332,746
316,901
527,789
293,848
188,480
295,282
271,306
¥761,535
336,895
259,659
453,836
244,771
168,871
307,698
284,236
¥762,118
361,790
244,301
449,901
277,952
132,192
312,217
292,031
\762,399
372,255
244,856
470,272
289,281
132,247
292,127
271,252
\768,411
364,908
236,861
468,298
248,663
166,402
300,113
281,680
\823,695
406,005
208,883
520,059
241,556
208,705
273,039
287,074
¥40,392
67,364
-116,304
-75,845
-75,912
79,178
1,274
¥80,433
61,879
-33,437
-34,119
46,996
-42,949
4,168
¥77,132
56,410
-27,745
-25,456
49,387
-42,063
5,491
¥53,669
52,304
-35,165
-27,641
18,504
-14,123
4,828
\64,305
46,877
-37,868
-31,031
26,438
-12,606
15,417
\38,587
45,664
-47,279
-30,863
-8,692
-7,902
-15,725
\76,030
43,030
-49,624
-26,528
26,406
10,394
37,586
¥-43.7
-
310.5
5.0
¥-36.3
-
276.2
2.0
¥25.6
25.6
288.8
5.0
¥12.2
12.2
296.7
6.0
\-29.6
-
276.0
4.0
\8.5
8.5
286.6
4.0
\-8.2
-
292.0
4.0
-
1.9
1.18
35.0
-
-
1.6
1.18
33.0
-
9.1
6.1
0.94
37.3
20
4.2
4.5
0.89
38.3
49
-
1.6
1.00
35.6
-
3.0
2.4
1.00
36.7
47
-
4.9
1.07
34.9
-
37,630
75,806
984,759
33,356
36,314
984,759
31,483
29,249
984,759
31,844
32,294
984,759
33,185
36,261
984,759
32,234
30,182
984,759
32,367
28,106
984,759
10,668
8,785
19,453
10,197
8,581
18,778
9,954
7,588
17,542
9,708
7,111
16,819
9,616
7,021
16,637
9,436
6,320
15,756
9,268
6,512
15,780
(百万円)
(百万円)
(円)
13
全 社 業 績
¥943,410
218,636
23.2
17,966
1.9
-42,963
-
11 年間の主要連結財務データ
2005.3
2006.3
2007.3
2008.3
7. 事業別セグメント情報
売上高:
合成繊維事業
高機能繊維・複合材料事業
ポリエステル繊維事業
電子材料・化成品事業
ヘルスケア事業
製品事業
機械・エンジニアリング事業
その他
合計
¥278,846
-
-
216,432
97,104
261,199
-
54,808
908,389
¥260,967
-
-
264,511
105,589
259,828
-
47,187
938,082
¥293,280
-
-
287,902
113,093
266,492
-
48,819
1,009,586
¥317,612
-
-
293,834
114,403
265,931
-
44,844
1,036,624
営業利益:
合成繊維事業
高機能繊維・複合材料事業
ポリエステル繊維事業
電子材料・化成品事業
ヘルスケア事業
製品事業
機械・エンジニアリング事業
その他
消去又は全社
合計
¥10,520
-
-
19,145
18,148
6,145
-
3,758
-5,851
51,865
¥14,549
-
-
40,950
19,318
5,316
-
3,760
-7,136
76,757
¥17,342
-
-
33,900
21,192
5,395
-
4,320
-7,088
75,061
¥24,448
-
-
20,247
21,691
5,255
-
3,516
-9,995
65,162
総資産:
合成繊維事業
高機能繊維・複合材料事業
ポリエステル繊維事業
電子材料・化成品事業
ヘルスケア事業
製品事業
機械・エンジニアリング事業
その他
消去又は全社
合計
¥335,506
-
-
239,044
78,714
90,605
-
47,750
60,410
852,029
¥355,906
-
-
279,568
82,818
89,019
-
67,164
69,516
943,991
¥406,473
-
-
284,172
78,973
92,296
-
72,936
65,067
999,917
¥464,289
-
-
251,618
85,055
93,661
-
67,219
54,149
1,015,991
研究開発費:
合成繊維事業
高機能繊維・複合材料事業
ポリエステル繊維事業
電子材料・化成品事業
ヘルスケア事業
製品事業
機械・エンジニアリング事業
その他
合計
¥72
-
-
60
134
2
-
32
300
¥74
-
-
61
136
2
-
39
312
¥98
-
-
66
144
2
-
41
351
¥104
-
-
68
135
2
-
54
363
資本的支出:
合成繊維事業
高機能繊維・複合材料事業
ポリエステル繊維事業
電子材料・化成品事業
ヘルスケア事業
製品事業
機械・エンジニアリング事業
その他
消去又は全社
合計
¥19,560
-
-
16,623
13,349
475
-
1,813
2,315
54,135
¥33,833
-
-
19,179
8,737
221
-
3,424
1,383
66,777
¥42,215
-
-
19,915
7,909
189
-
2,989
2,481
75,698
¥53,507
-
-
14,805
6,599
277
-
3,920
5,533
84,641
(注)2011.3 期より「合成繊維事業」セグメントを「高機能繊維事業」と「ポリエステル繊維事業」に区分。
2004.3 期より「新事業他」セグメントを「IT・新事業他」、2011.3 期より「その他」として表示している。
加えて、2013.3 期より「高機能繊維事業」については「高機能繊維・複合材料事業」へ、「化成品事業」については「電子材料・
化成品事業」へ、「医薬医療事業」については「ヘルスケア事業」へ名称変更を行い、「ポリエステル繊維事業」と「流通・リテ
イル事業」を統合し「製品事業」としている。また、「ポリエステル繊維事業」の内、産業資材部門については「高機能繊維・
複合材料事業」に、原料・重合事業については「その他」に区分。
14
11 年間の主要連結財務データ
2009.3
2010.3
2011.3
2012.3
2013.3
2014.3
2015.3
¥205,154
-
-
177,791
131,711
205,314
-
45,870
765,840
-
¥103,354
103,502
217,109
136,446
216,922
-
38,323
815,656
-
¥120,725
109,944
215,376
143,000
224,574
-
40,753
854,371
-
¥111,166
-
175,538
138,334
237,160
-
83,514
745,713
-
¥123,550
-
179,446
138,415
254,180
-
88,833
784,425
¥-2,780
-
-
226
24,838
3,873
-
3,589
-11,780
17,966
¥-15,111
-
-
7,997
24,201
3,441
-
2,954
-10,046
13,436
-
¥4,423
3,017
23,446
22,910
4,744
-
3,105
-13,085
48,560
-
¥6,309
1,895
3,733
25,913
6,013
-
3,324
-13,143
34,044
-
¥-4,698
-
-1,921
24,808
4,713
-
4,231
-14,777
12,358
-
¥5,742
-
-7,218
24,529
5,186
-
1,741
-11,901
18,078
¥396,937
-
-
188,286
107,845
82,848
-
52,749
45,490
874,157
¥357,206
-
-
181,200
108,913
78,212
-
51,255
45,485
823,071
-
¥215,824
101,534
185,208
93,420
76,472
-
50,407
38,669
761,535
-
¥195,935
107,966
169,701
97,909
85,457
-
55,614
49,538
762,118
-
¥201,986
-
167,485
104,509
119,725
-
94,676
74,020
762,399
-
¥199,100
-
157,913
124,753
121,847
-
87,106
77,693
768,411
¥104
-
-
68
128
2
-
73
376
¥88
-
-
48
126
2
-
70
334
-
¥47
19
48
124
2
-
75
315
-
¥56
22
59
112
2
-
67
318
-
¥58
-
54
127
7
-
86
332
-
¥52
-
49
128
5
-
88
322
¥47,531
-
-
10,509
7,369
392
-
3,664
6,341
75,806
¥14,184
-
-
5,797
8,444
159
-
2,263
5,467
36,314
-
¥5,077
4,204
4,277
12,441
273
-
1,242
1,735
29,249
-
¥7,982
4,032
4,427
11,332
1,009
-
1,985
1,526
32,294
-
¥13,253
-
4,019
11,680
2,239
-
3,751
1,318
36,261
-
¥9,062
-
2,638
12,545
1,626
-
3,014
1,297
30,182
-
¥135,529
-
184,767
141,723
259,380
-
64,772
786,171
(百万円)
-
¥14,352
-
3,402
24,829
4,249
-
3,983
-11,730
39,086
(百万円)
-
¥193,893
-
151,978
147,931
133,329
-
79,121
117,442
823,695
(億円)
-
¥48
-
42
145
5
-
83
324
(百万円)
15
-
¥10,034
-
1,676
11,232
2,025
-
2,296
836
28,098
全 社 業 績
(百万円)
¥273,208
-
-
258,004
127,147
239,163
-
45,889
943,410
11 年間の主要連結財務データ
2005.3
2006.3
2007.3
2008.3
7. 事業別セグメント情報
従業員数(連結):
合成繊維事業
高機能繊維・複合材料事業
ポリエステル繊維事業
電子材料・化成品事業
ヘルスケア事業
製品事業
機械・エンジニアリング事業
その他
全社
合計
10,095
-
-
3,200
2,148
1,189
-
1,984
344
18,960
9,886
-
-
3,136
2,328
1,202
-
1,946
321
18,819
9,984
-
-
3,216
2,389
1,198
-
1,951
315
19,053
9,729
-
-
3,228
2,562
1,229
-
2,011
366
19,125
¥556,945
351,443
¥556,289
381,793
¥588,717
420,869
¥593,700
442,924
908,389
938,082
1,009,586
1,036,624
8. 仕向地別セグメント情報
海外売上高
日本
海外
アジア
米州
欧州他
合計
(注)帝人㈱及び各連結子会社の売上高を、その販売先を基準に、日本及び海外に区分して算出している
16
11 年間の主要連結財務データ
2009.3
2010.3
2011.3
2012.3
2013.3
2014.3
2015.3
8,806
-
-
2,395
3,951
1,189
-
2,063
374
18,778
-
3,180
4,458
2,443
4,206
1,098
-
1,767
390
17,542
-
3,083
3,846
2,434
4,165
1,088
-
1,813
390
16,819
-
4,439
-
2,427
4,142
3,078
-
1,950
601
16,637
-
4,078
-
2,327
3,643
3,029
-
2,056
623
15,756
-
4,307
-
2,152
3,701
3,010
-
1,959
651
15,780
¥548,054
395,355
¥488,234
277,605
943,410
765,840
¥512,153
303,503
180,245
64,129
59,129
815,656
¥518,973
335,398
194,053
71,004
70,342
854,371
¥491,354
254,358
154,106
51,398
48,854
745,713
¥494,741
289,684
177,694
50,108
61,882
784,425
¥465,413
320,758
200,097
56,534
64,127
786,171
(百万円)
17
全 社 業 績
(人)
9,702
-
-
2,469
3,629
1,209
-
2,069
375
19,453
連結貸借対照表
資産の部
流動資産:
現金及び現金同等物:
現金及び預金
有価証券
受取債権:
受取手形及び売掛金:
非連結子会社及び関連会社
その他
非連結子会社及び関連会社への貸付金
その他
棚卸資産
繰延税金
その他流動資産
貸倒引当金
流動資産計
投資その他の資産:
投資有価証券:
非連結子会社及び関連会社
その他
長期貸付金:
非連結子会社及び関連会社
その他
その他
貸倒引当金
投資その他の資産計
有形固定資産:
土地
建物
機械、装置及び車両
工具器具
建設仮勘定
その他
有形固定資産取得額計
減価償却費累計額
有形固定資産計
無形固定資産及び繰延資産
繰延税金
のれん *
資産計
2005.3
2006.3
2007.3
2008.3
¥32,908
-
¥37,594
-
¥28,375
-
¥19,096
-
3,134
188,548
2,371
11,080
115,793
12,695
4,857
-1,526
369,860
3,130
190,435
2,452
16,867
129,909
12,268
7,939
-1,592
399,002
4,997
203,416
2,382
20,527
141,095
11,289
6,790
-1,462
417,409
4,486
200,431
2,707
22,376
151,503
9,864
9,267
-2,335
417,395
17,584
65,415
18,241
103,868
18,303
96,566
28,179
68,988
1,352
219
32,745
-6,730
110,585
1,913
915
30,423
-3,341
152,019
2,501
597
32,770
-3,695
147,042
2,423
1,108
32,978
-3,039
130,637
48,491
172,103
475,144
59,702
23,613
-
779,053
-456,401
322,652
48,225
180,230
525,020
63,459
29,711
-
846,645
-500,147
346,498
47,764
187,073
594,270
66,713
22,743
-
918,563
-538,931
379,632
47,666
196,424
618,727
70,515
38,229
-
971,561
-588,993
382,568
23,626
2,463
22,843
¥852,029
23,611
1,613
21,248
¥943,991
22,705
2,080
31,049
¥999,917
16,076
10,691
58,624
¥1,015,991
* 2006.3 期以前は、「連結調整勘定」と表示。
18
連結貸借対照表
(百万円)
2010.3
2011.3
2012.3
2013.3
2014.3
2015.3
¥18,956
-
¥23,122
-
¥28,612
-
¥33,441
-
¥48,859
-
\33,135
-
\45,719
-
2,230
149,693
5,078
20,112
135,065
9,170
12,873
-2,057
351,120
3,056
155,895
2,873
13,663
106,315
19,783
10,710
-2,671
332,746
3,439
152,693
8,368
16,954
105,507
13,230
10,206
-2,114
336,895
3,324
168,763
10,945
21,216
108,997
12,215
5,829
-2,940
361,790
2,871
166,144
13,453
13,185
111,633
11,617
8,153
-3,660
372,255
2,084
163,156
17,544
15,774
118,668
7,269
9,965
-2,687
364,908
2,711
169,429
15,182
14,691
115,334
7,123
11,924
23,892
406,005
16,393
46,215
19,087
43,289
22,184
39,932
24,404
37,596
28,421
43,066
35,567
55,664
34,075
99,058
1,872
1,152
35,487
-2,643
98,476
1,665
2,514
29,002
-2,005
93,552
2,533
1,368
29,103
-1,970
93,150
2,648
788
28,824
-2,321
91,939
1,910
747
38,116
-2,340
109,920
1,336
723
44,708
-3,085
134,913
1,492
708
51,901
-2,929
184,305
46,180
184,567
554,892
71,694
26,477
1,256
885,066
-545,362
339,704
45,636
187,267
575,159
72,467
9,258
2,369
892,156
-575,255
316,901
44,532
176,560
512,070
72,108
6,629
2,261
814,160
-554,501
259,659
43,630
178,980
517,928
71,978
7,370
2,460
822,346
-578,045
244,301
43,735
185,466
551,899
75,406
9,562
2,714
868,782
-623,926
244,856
43,691
191,145
571,339
78,663
9,298
3,043
897,179
-660,318
236,861
43,811
191,047
574,943
83,509
10,246
2,976
906,532
-697,649
208,883
15,623
2,891
66,343
¥874,157
17,614
2,438
59,820
¥823,071
15,843
4,215
51,773
¥761,535
16,371
1,397
46,320
¥762,118
15,572
1,691
18,105
¥762,399
13,651
2,272
15,806
¥768,411
11,218
3,875
9,409
¥823,695
19
全 社 業 績
2009.3
連結貸借対照表
2005.3
2006.3
2007.3
2008.3
¥80,368
37,705
-
¥82,805
62,778
44,000
¥65,101
53,274
75,000
¥71,976
37,096
99,000
1,600
108,151
37,401
24,371
24,798
-
6,434
-
320,828
1,503
109,215
42,214
22,211
23,040
-
10,153
-
397,919
2,166
137,240
43,495
17,313
23,907
2
9,250
-
426,748
1,439
122,301
45,178
5,672
22,498
-
12,401
-
417,534
長期借入金
退職給付に係る負債 *1
繰延税金負債
持分法適用に伴う負債
その他固定負債
158,959
20,337
15,485
60
10,458
108,715
19,066
33,018
6
9,616
102,105
19,506
33,113
864
9,845
117,200
20,238
25,488
5,675
18,607
資本:
資本金
資本準備金
剰余金
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
自己株式
資本計
70,788
63,124
149,712
23,593
-16,258
-373
290,586
70,788
63,132
167,050
46,922
-9,046
-237
338,609
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
株主資本:
資本金
資本剰余金期首残高
新株の発行
自己株式の処分
自己株式処分差損の振替
資本剰余金期末残高
利益剰余金期首残高
会計方針の変更による累積的影響額
在外子会社の会計処理の変更に伴う増減
当期純利益(損失)
剰余金の配当
役員賞与
その他
自己株式処分差損の振替
利益剰余金期末残高
自己株式
株主資本計
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
70,788
63,132
-
5
-
63,138
167,050
-
-
34,124
-7,888
-198
3,811
-
196,899
87
330,738
70,816
63,138
38,206
-19
-
101,325
196,899
-
-
12,613
-9,535
-
-24
-
199,953
-245
371,849
その他の包括利益累計額:*2
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
為替換算調整勘定
退職給付に係る調整累計額
その他の包括利益累計額合計 *2
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
40,269
36
-4,290
-
36,015
24,062
-341
-4,560
-
19,161
新株予約権
-
-
96
221
35,316
37,042
40,887
20,018
¥852,029
¥943,991
¥999,917
¥1,015,991
負債・純資産
流動負債:
短期借入金
一年内返済長期借入金
コマーシャルペーパー
買入債務:
支払手形及び買掛金:
非連結子会社及び関連会社
その他
その他
未払法人税等
未払費用
繰延税金
その他流動負債
事業構造改善引当金
流動負債合計
少数株主持分
負債・純資産計
*1 2013.3 期以前は「退職給付引当金」と表示している。
*2 2010.3 期以前は「評価 ・ 換算差額等」と表示している。
(注)2006.3 期以前の剰余金の変動は連結計算書 22 ~ 23 ページに掲載している。
20
連結貸借対照表
(百万円)
2010.3
2011.3
2012.3
2013.3
2014.3
2015.3
¥72,432
34,561
76,000
¥54,137
24,319
51,000
¥44,568
18,942
33,000
¥61,555
47,359
18,000
¥67,326
69,387
-
¥84,605
28,772
-
¥56,427
41,630
-
1,234
68,211
33,222
2,743
19,402
363
16,906
-
325,074
1,274
82,982
30,916
5,025
17,118
157
8,791
18,129
293,848
1,192
86,092
22,911
7,459
19,264
162
11,181
-
244,771
961
89,265
25,780
5,604
19,017
11
10,400
-
277,952
1,202
90,674
30,402
2,891
17,759
13
9,627
-
289,281
1,119
78,884
25,115
2,915
17,757
60
9,436
-
248,663
1,334
74,161
28,417
6,680
21,053
34
11,820
-
241,556
177,081
21,079
8,914
23
12,001
188,480
20,275
10,577
19
14,590
168,871
18,153
9,285
-
12,757
132,192
18,783
8,837
-
12,137
132,247
20,351
12,658
-
15,734
166,402
30,204
9,783
-
13,246
208,705
30,407
6,289
33,102
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
70,817
101,325
1
-42
41
101,325
199,953
-
1,342
-42,963
-6,398
-
-1,007
-41
150,886
-226
322,802
70,817
101,325
-
3
-
101,328
150,886
-
-
-35,684
-1,969
-
-250
-
112,983
-773
284,355
70,817
101,328
-
45
-
101,373
112,983
-
1,154
25,182
-3,933
-
-1
-
135,385
-152
307,423
70,817
101,373
-
17
-
101,390
135,385
-
-
11,979
-5,906
-
-17
-
141,441
-128
313,520
70,817
101,390
-
18
-
101,408
141,441
-
-
-29,131
-4,922
-
-59
-
107,329
-417
279,137
70,817
101,408
-
21
-
101,429
107,329
-
-
8,356
-3,931
-
-
-
111,754
-436
283,564
70,817
101,429
-
18
-
101,447
111,754
1,465
-
-8,086
-3,931
-
-
-
101,202
-427
273,039
12,744
-1,321
-28,648
-
-17,225
13,025
299
-26,373
-
-13,049
10,824
-199
-33,812
-
-23,187
9,913
306
-31,708
-
-21,489
13,551
1,069
-22,505
-
-7,885
10,759
1,018
-13,026
-635
-1,884
24,227
-2,569
-8,102
479
14,035
320
401
439
567
650
738
845
24,088
23,575
23,023
19,619
20,226
17,695
15,717
¥874,157
¥823,071
¥761,535
¥762,118
¥762,399
\768,411
\823,695
21
全 社 業 績
2009.3
連結損益計算書
売上高
原価及び費用:
売上原価
販売費及び一般管理費
2005.3
¥908,389
2006.3
¥938,082
2007.3
¥1,009,586
2008.3
¥1,036,624
685,781
687,717
750,849
780,195
140,719
142,412
148,578
154,985
研究開発費
営業利益
その他収益(費用):
受取利息及び配当金
30,024
31,196
35,097
36,282
51,865
76,757
75,061
65,162
1,015
1,809
1,723
1,849
支払利息
-6,689
-6,957
-9,481
-10,844
投資有価証券除売却益(損)
17,483
-53
-154
5,321
4,699
-8,776
2,747
-417
関係会社株式売却益
-
-
-
-
デリバティブ評価益
-
-
-
-
投資有価証券評価損
-432
-449
-235
-341
為替差益(差損)
-590
2
998
-76
貸倒引当金繰入損
440
71
-511
-617
-2,890
-2,105
-3,114
-
有形固定資産売却益(損)
構造改善費用
減損損失
-
-6,001
-1,123
-32,199
542
-645
-3,973
-4,647
-1,692
-2,349
-1,709
-3,191
金銭信託の追加拠出による損失
-
-
-
-
洪水関連差益
-
-
-
-
退職給付制度改定損益
-
-
-
-
震災関連費用
-
-
-
-
-43,970
-6,270
-1,754
-7,717
-32,084
-31,723
-16,586
-52,879
19,780
45,034
58,475
12,283
21,099
16,376
15,527
14,691
-8,354
2,067
5,281
-4,196
12,745
18,443
20,808
10,495
持分法による投資損益
異常操業損失
その他
その他収益(費用)計
税金等調整前当期純利益(当期純損失)
法人税等:
当期分
繰延分
法人税等計
少数株主損(益)
当期純利益(当期純損失)
当期処分額 *:
配当金
-2,124
1,738
3,542
-10,825
¥9,159
¥24,853
¥34,125
¥12,613
¥-6,028
¥-6,492
-
-
-135
-164
-
-
-
-
-
-
-7,207
-859
-
-
149,712
167,050
-
-
役員・監査役賞与
自己株式消却
その他
その他の剰余金期末残高
* 2006 年 5 月の会社法施行により利益処分という概念がなくなったことにより 2007.3 月期以降は記載を省略している。
22
連結損益計算書
(百万円)
2010.3
¥765,840
2011.3
¥815,656
2012.3
¥854,371
2013.3
¥745,713
2014.3
¥784,425
2015.3
¥786,171
724,774
573,939
586,262
629,152
555,209
590,092
569,499
163,040
145,109
149,351
159,330
144,962
144,021
145,220
37,630
33,356
31,483
31,845
33,184
32,234
32,366
17,966
13,436
48,560
34,044
12,358
18,078
39,086
1,790
1,591
1,382
1,325
1,348
1,465
1,931
-10,495
-5,785
-4,416
-4,885
-3,409
-3,359
-3,067
198
7,165
2,220
1,234
-60
8,289
1
-1,106
-487
769
-671
-102
-1,524
-535
-
-
-
713
-
-
-
-2,701
-1,221
-117
-926
-991
106
-
-
-
2,617
1,496
2,664
-192
-762
-106
-4
232
-606
-287
1,032
-295
-525
-883
-791
-60
-
-
-3,320
-20,621
-1,050
-
-58
-2,386
-16,759
-11,588
-4,387
-1,792
-2,614
-29,417
-8,781
-30,376
-8,046
-3,389
6,300
5,299
572
4,181
2,435
-10,185
-10,713
-
-
-
-
-
-
-7,199
-
-
-
-
-
-
-
-
347
-
-
-
-
-
-
-3,300
418
-
-
-
-
-2,861
-327
-
-
-
-5,197
-3,470
-3,724
-2,581
-4,940
-2,547
-3,335
-51,871
-50,032
-4,066
-6,211
-34,459
-3,559
-46,013
-33,905
-36,596
44,949
27,833
-22,101
14,519
-6,927
7,330
7,766
11,976
9,943
4,224
5,126
11,521
2,911
-9,288
4,196
4,780
1,884
2,781
-8,446
10,241
-1,522
16,172
14,723
6,108
7,907
3,075
1,183
-610
-3,140
-1,131
-922
1,744
1,916
¥-42,963
¥-35,684
¥25,182
¥11,979
¥-29,131
¥8,356
¥-8,086
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
23
全 社 業 績
2009.3
¥943,410
連結キャッシュ・フロー計算書
2005.3
2006.3
2007.3
2008.3
¥19,780
52,287
-
-1,165
-
-
-
-3,814
-1,015
6,689
-542
-4,699
-
-17,483
-
432
-
37,503
-17,431
-7,952
16,414
-
14,800
93,804
2,360
-6,595
-16,256
-
-
73,313
¥45,034
50,389
6,001
-1,424
-
-
-
-3,403
-1,809
6,957
645
8,776
-
53
-
449
801
-
4,976
-11,076
-4,456
-
-249
101,664
3,048
-6,679
-22,542
-
-
75,491
¥58,475
54,009
1,123
8
-
-
-
116
-1,723
9,481
3,973
-2,747
-2,550
154
-
235
-
-
-10,900
-7,704
25,145
-
-8,223
118,872
2,839
-8,401
-16,854
-
-
96,456
¥12,283
62,668
32,199
261
-
-
-
196
-1,849
10,844
4,647
417
-
-5,321
-
341
-
-
3,706
-9,493
-15,973
-
-5,856
89,070
3,546
-11,918
-26,958
-
-
53,740
投資活動によるキャッシュ・フロー:
有形固定資産の売却による収入
有形固定資産の取得による支出
投資有価証券の取得による支出
投資有価証券の売却による収入
連結範囲の変更に伴う子会社株式の取得による収支
子会社株式の取得による支出
子会社株式の売却等による収入
短期貸付金の増減額(△は増加)
長期貸付けによる支出
長期貸付金の回収による収入
事業整理による収入及び支出
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
7,963
-43,900
-7,157
36,491
-
-60
1,000
-596
-760
170
24,232
-4,675
12,708
5,619
-66,620
-3,407
453
-
-
-
-942
-772
78
-
-8,471
-74,062
8,032
-69,996
-6,835
1,263
-
-10,854
-
-1,089
-1,275
304
-
-6,615
-87,065
2,501
-78,821
-2,011
6,196
-
-
-
-1,105
-1,553
518
-
-4,943
-79,218
財務活動によるキャッシュ・フロー:
短期借入金の純増減額(△は減少)
コマーシャル・ペーパーの増減額(△は減少)
社債の発行による収入
社債の償還による支出
長期借入れによる収入
長期借入金の返済による支出
配当金の支払額
少数株主への配当金の支払額
少数株主からの払込みによる収入
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
-38,600
-12,000
-
-5,406
21,040
-42,956
-6,028
-780
5,184
-97
-79,643
-3,389
44,000
27,237
-46,482
8,133
-20,348
-6,492
-1,292
-
144
1,511
-18,966
31,000
51,733
-57,014
15,455
-32,160
-7,887
-1,487
-
252
-19,074
7,564
24,000
51,021
-90,698
51,788
-16,862
-9,535
-1,204
-
6
16,080
-129
6,249
26,263
384
¥32,896
1,749
4,689
32,896
-
¥37,585
374
-9,309
37,585
89
¥28,365
127
-9,271
28,365
-
¥19,093
営業活動によるキャッシュ・フロー:
税金等調整前当期純利益(当期純損失)
減価償却費及びその他の償却費
減損損失
退職給付引当金の増減額(△は減少)
退職給付に係る負債の増減額(△は減少)
退職給付に係る資産の増減額(△は増加)
事業構造改善引当金の増減額
貸倒引当金の増減額(△は減少)
受取利息及び受取配当金
支払利息
持分法による投資損益(△は益)
固定資産除売却損益(△は益)
収用による移転補償収入
投資有価証券売却損益(△は益)
デリバティブ評価損益(△は益)
投資有価証券評価損益(△は益)
社債償還損
事業整理損失
売上債権の増減額(△は増加)
たな卸資産の増減額(△は増加)
仕入債務の増減額(△は減少)
退職給付制度移行未払金の増減額(△は減少)
その他
小計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
金銭信託の追加拠出額
災害による保険金収入
営業活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
現金及び現金同等物の期首残高
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額
(△は減少)
現金及び現金同等物の期末残高
24
連結キャッシュ・フロー計算書
(百万円)
2010.3
2011.3
2012.3
2013.3
2014.3
2015.3
¥-33,905
67,364
11,588
1,717
-
-
-
-164
-1,790
10,495
8,046
1,106
-
-198
-
2,701
-
-
33,989
-4,401
-35,110
-
-3,152
58,286
3,527
-10,142
-11,279
-
-
40,392
¥-36,596
61,879
4,387
-551
-
-
18,129
-68
-1,591
5,785
3,389
487
-
-7,165
-
1,221
-
-
-7,234
29,631
15,451
-
6,893
94,047
3,774
-6,155
-4,034
-7,199
-
80,433
¥44,494
56,410
1,792
630
-
-
-
1,082
-1,382
4,416
-6,300
-770
-
-2,220
-
117
-
-
-10,937
-6,283
8,477
-
-260
89,266
4,053
-4,481
-11,706
-
-
77,132
¥27,833
52,304
2,614
679
-
395
-
1,157
-1,325
4,885
-5,299
671
-
-1,947
-
192
-
-
-14,410
-3,358
1,279
-
-1,310
64,360
3,672
-4,903
-9,460
-
-
53,669
¥-22,101
46,877
29,417
1,199
-
-7,302
-
476
-1,348
3,409
-572
102
-
60
-2,617
762
-
-
11,070
2,509
-4,787
6,546
-4,763
58,937
4,044
-3,488
-3,309
-
8,121
64,305
¥14,519
45,664
8,781
-
1,425
1,259
-
-382
-1,776
3,359
-4,181
1,524
-
-8,289
-1,496
106
-
-
8,592
-2,371
-15,999
-2,421
-5,325
42,989
5,404
-3,663
-6,143
-
-
38,587
¥-6,927
43,030
30,376
-
5,421
-2,782
14,683
-1,917
-1,931
3,067
-2,435
535
-
39
-2,664
4
-
-
1,051
6,767
-9,627
-2,082
2,802
77,410
7,068
-3,190
-5,258
-
-
76,030
2,022
-75,845
-3,805
693
-24,537
-
-
-8,085
-1,072
673
-
-6,348
-116,304
1,757
-34,119
-1,183
10,242
-
-
-
-2,502
-1,805
260
-
-6,087
-33,437
1,125
-25,456
-4,439
3,719
-
-
-
-810
-662
933
-
-2,155
-27,745
487
-27,641
-1,601
2,355
-
-4,950
-
-687
-57
136
-
-3,207
-35,165
1,929
-31,031
-3,947
316
-
-
-
-1,564
-775
231
-
-3,027
-37,868
472
-30,863
-21,203
10,847
-
-
-
-2,981
-56
255
-
-3,750
-47,279
752
-26,528
-22,052
1,576
-
-
-
2,434
-1,908
329
-
-4,227
-49,624
36,322
-23,000
50,321
-32,764
68,886
-13,302
-6,398
-879
-
-8
79,178
-20,488
-25,000
15,226
-28,436
25,754
-8,473
-1,969
-169
-
606
-42,949
-3,648
-18,000
13,022
-22,584
6,788
-10,517
-3,933
-2,996
-
-195
-42,063
16,781
-15,000
6,106
-10,957
22,159
-25,287
-5,906
-1,676
-
-343
-14,123
-2,548
-18,000
23,912
-7,695
44,347
-46,862
-4,922
-185
-
-653
-12,606
11,135
-
11,111
-21,632
51,730
-55,340
-3,932
-554
-
-420
-7,902
-36,296
-
59,210
-19,809
37,535
-25,805
-3,931
-201
-
-309
10,394
-1,992
1,274
19,094
-1,572
¥18,796
81
4,128
18,796
40
¥22,964
-1,946
5,378
22,964
113
¥28,455
447
4,828
28,455
-
¥33,283
1,587
15,418
33,283
-
¥48,701
869
-15,725
48,701
-
¥32,976
786
37,586
32,976
-
¥70,562
25
全 社 業 績
2009.3
四半期業績情報
2010.3
売上高
高機能繊維事業
ポリエステル繊維事業
化成品事業
医薬医療事業
流通・リテイル事業
その他
連結合計
営業利益
高機能繊維事業
ポリエステル繊維事業
化成品事業
医薬医療事業
流通・リテイル事業
その他
消去又は全社
連結合計
2011.3
売上高
高機能繊維事業
ポリエステル繊維事業
化成品事業
医薬医療事業
流通・リテイル事業
その他
連結合計
営業利益
高機能繊維事業
ポリエステル繊維事業
化成品事業
医薬医療事業
流通・リテイル事業
その他
消去又は全社
連結合計
2012.3
売上高
高機能繊維事業
ポリエステル繊維事業
化成品事業
医薬医療事業
流通・リテイル事業
その他
連結合計
営業利益
高機能繊維事業
ポリエステル繊維事業
化成品事業
医薬医療事業
流通・リテイル事業
その他
消去又は全社
連結合計
1Q
¥19,897
27,682
34,035
32,371
44,352
7,665
¥166,001
2Q
¥20,978
32,527
46,193
32,672
51,772
10,049
¥194,191
上期
¥40,875
60,209
80,228
65,042
96,124
17,714
¥360,192
3Q
¥22,283
29,877
48,185
35,440
55,176
9,115
¥200,077
4Q
¥26,753
32,006
49,379
31,229
54,014
12,191
¥205,571
下期
¥49,036
61,883
97,564
66,669
109,190
21,306
¥405,648
年間
¥89,912
122,092
177,791
131,711
205,314
39,020
¥765,840
1Q
¥-2,029
-1,600
-1,754
6,525
153
59
-2,870
¥-1,516
2Q
¥-2,246
-405
2,704
6,001
876
602
-3,232
¥4,300
上期
¥-4,275
-2,005
950
12,526
1,029
661
-6,102
¥2,784
3Q
¥-1,913
-1,003
4,725
7,682
1,548
619
-3,081
¥8,577
4Q
¥-1,550
-2,363
3,235
4,116
864
1,320
-3,547
¥2,075
下期
¥-3,463
-3,366
7,960
11,798
2,412
1,939
-6,628
¥10,652
年間
¥-7,738
-5,371
8,910
24,324
3,441
2,600
-12,730
¥13,436
1Q
¥25,602
24,705
51,758
33,710
48,737
8,068
¥192,580
2Q
¥26,512
26,160
59,058
32,770
53,457
9,333
¥207,289
上期
¥52,114
50,864
110,816
66,481
102,193
17,401
¥399,869
3Q
¥24,690
24,893
54,832
35,746
58,065
8,044
¥206,269
4Q
¥26,550
27,744
51,461
34,219
56,664
12,879
¥209,517
下期
¥51,240
52,637
106,293
69,965
114,729
20,922
¥415,787
年間
¥103,354
103,502
217,109
136,446
216,922
38,323
¥815,656
1Q
¥45
5
3,614
6,892
700
-111
-3,076
¥8,069
2Q
¥1,114
-16
7,324
4,917
1,219
1,009
-3,124
¥12,443
上期
¥1,159
-11
10,938
11,809
1,919
898
-6,200
¥20,512
3Q
¥1,193
1,408
8,119
6,840
1,600
227
-3,506
¥15,881
4Q
¥2,071
1,620
4,389
4,261
1,225
1,980
-3,379
¥12,167
下期
¥3,264
3,028
12,508
11,101
2,825
2,207
-6,885
¥28,048
年間
¥4,423
3,017
23,446
22,910
4,744
3,105
-13,085
¥48,560
1Q
¥26,896
23,757
46,869
34,912
48,177
8,957
¥189,569
2Q
¥27,486
30,167
46,082
33,131
57,187
9,945
¥203,998
上期
¥54,382
53,924
92,952
68,043
105,365
18,902
¥393,567
3Q
¥25,660
26,588
46,311
36,075
58,459
8,815
¥201,908
1Q
¥2,008
488
3,151
7,239
1,027
282
-3,168
¥11,027
2Q
¥2,222
1,506
2,574
4,676
1,332
805
-3,489
¥9,626
上期
¥4,230
1,995
5,725
11,915
2,359
1,087
-6,658
¥20,653
3Q
¥1,198
28
1,748
7,558
1,958
365
-3,138
¥9,717
(百万円)
(百万円)
4Q 決算期統一影響 *
下期
¥24,213
¥16,470
¥66,343
26,428
3,004
56,021
41,376
34,738
122,424
35,393
3,489
74,957
55,111
5,639
119,209
13,030
5
21,851
¥195,553
¥63,344 ¥460,804
*2012 年 3 月期における、一部の連結子会社及び持分法適用会社での決算期変更影響額
26
4Q 決算期統一影響 *
¥-4
¥885
237
-364
-2,526
-1,213
6,913
-473
1,623
73
2,035
-163
-3,348
0
¥4,931
¥-1,256
下期
¥2,079
-100
-1,991
13,998
3,654
2,237
-6,486
¥13,392
年間
¥120,725
109,944
215,376
143,000
224,574
40,753
¥854,371
年間
¥6,309
1,895
3,733
25,913
6,013
3,324
-13,143
¥34,044
四半期業績情報
2013.3
売上高
(百万円)
2Q
¥26,610
44,699
33,119
60,754
18,742
¥183,923
上期
¥52,756
88,429
64,305
115,652
37,118
¥358,258
3Q
¥25,194
43,048
35,718
60,856
20,022
¥184,838
4Q
¥33,217
44,062
38,312
60,653
26,374
¥202,617
下期
¥58,411
87,109
74,029
121,509
46,396
¥387,454
年間
¥111,166
175,538
138,334
237,160
83,514
¥745,713
1Q
¥-322
1,604
3,804
744
367
-3,225
¥2,972
2Q
¥638
-137
5,484
1,413
188
-3,183
¥4,404
上期
¥316
1,466
9,288
2,158
555
-6,408
¥7,376
3Q
¥-2,019
-399
7,125
1,517
808
-4,257
¥2,774
4Q
¥-2,994
-2,988
8,395
1,038
2,868
-4,112
¥2,208
下期
¥-5,013
-3,387
15,520
2,556
3,676
-8,369
¥4,982
年間
¥-4,698
-1,921
24,808
4,713
4,231
-14,777
¥12,358
1Q
高機能繊維・複合材料事業 ¥28,240
電子材料・化成品事業
44,304
ヘルスケア事業
31,493
製品事業
57,051
その他
22,432
連結合計
¥183,521
2Q
¥30,158
47,026
33,348
63,840
23,915
¥198,287
上期
¥58,398
91,330
64,841
120,892
46,347
¥381,808
3Q
¥30,357
44,945
36,551
66,001
18,555
¥196,408
4Q
¥34,796
43,171
37,023
67,287
23,932
¥206,209
下期
¥65,152
88,116
73,574
133,288
42,487
¥402,617
年間
¥123,550
179,446
138,415
254,180
88,833
¥784,425
1Q
¥193
-229
4,601
589
-3
-3,314
¥1,837
2Q
¥2,174
-2,443
4,769
1,759
-335
-2,574
¥3,351
上期
¥2,367
-2,672
9,370
2,347
-338
-5,887
¥5,188
3Q
¥937
-1,831
7,961
1,100
-531
-3,145
¥4,491
4Q
¥2,438
-2,716
7,198
1,738
2,609
-2,869
¥8,399
下期
¥3,375
-4,547
15,159
2,838
2,078
-6,014
¥12,891
年間
¥5,742
-7,218
24,529
5,186
1,741
-11,901
¥18,078
1Q
高機能繊維・複合材料事業 ¥31,412
電子材料・化成品事業
46,207
ヘルスケア事業
33,246
製品事業
57,486
その他
13,508
連結合計
¥181,858
2Q
¥32,986
45,994
34,549
66,104
15,908
¥195,541
上期
¥64,397
92,200
67,795
123,590
29,416
¥377,399
3Q
¥34,389
46,732
38,072
66,939
14,920
¥201,051
4Q
¥36,743
45,835
35,856
68,852
20,436
¥207,721
下期
¥71,131
92,567
73,928
135,790
35,356
¥408,772
年間
¥135,529
184,767
141,723
259,380
64,772
¥786,171
2Q
¥3,024
-2,073
6,436
1,211
1,207
-2,491
¥7,314
上期
¥4,685
-1,345
12,094
1,964
496
-5,766
¥12,127
3Q
¥3,162
1,105
9,185
1,233
894
-3,138
¥12,441
4Q
¥6,505
3,642
3,550
1,052
2,593
-2,826
¥14,517
下期
¥9,668
4,747
12,736
2,285
3,487
-5,964
¥26,959
年間
¥14,352
3,402
24,829
4,249
3,983
-11,730
¥39,086
営業利益
高機能繊維・複合材料事業
電子材料・化成品事業
ヘルスケア事業
製品事業
その他
消去又は全社
連結合計
2014.3
売上高
営業利益
高機能繊維・複合材料事業
電子材料・化成品事業
ヘルスケア事業
製品事業
その他
消去又は全社
連結合計
(百万円)
2015.3
売上高
営業利益
高機能繊維・複合材料事業
電子材料・化成品事業
ヘルスケア事業
製品事業
その他
消去又は全社
連結合計
(百万円)
1Q
¥1,661
728
5,657
754
-711
-3,276
¥4,813
27
全 社 業 績
1Q
高機能繊維・複合材料事業 ¥26,146
電子材料・化成品事業
43,730
ヘルスケア事業
31,185
製品事業
54,898
その他
18,376
連結合計
¥174,335
3
セグメント別業績・事業概要
高機能繊維・複合材料事業
業績:
■高機能繊維事業
業績
(百万円)
売上高
外部顧客への売上高
2011.3
2012.3
\114,004
\130,690
103,354
120,725
セグメント間取引
10,651
9,965
セグメント利益又は損失
4,423
6,309
215,824
195,935
16,780
16,986
セグメント資産
減価償却費
のれんの償却額
5,531
5,884
持分法適用会社への投資額
3,816
5,486
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
5,077
7,982
2011.3
2012.3
\144,277
\143,191
103,502
109,944
40,775
33,246
2013.3
2014.3
2013.3
2014.3
2015.3
■ポリエステル繊維事業
業績
(百万円)
売上高
外部顧客への売上高
セグメント間取引
セグメント利益又は損失
セグメント資産
減価償却費
のれんの償却額
3,017
1,895
101,534
107,966
5,624
4,448
-
-
持分法適用会社への投資額
3,409
3,397
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
4,204
4,032
2015.3
■高機能繊維・複合材料事業
業績
(百万円)
2011.3
売上高
外部顧客への売上高
2012.3
2013.3
2014.3
2015.3
\178,419
\134,956
\151,449
\163,186
135,529
153,218
111,166
123,550
セグメント間取引
25,201
23,790
27,898
27,657
セグメント利益又は損失
7,182
-4,698
5,742
14,352
235,459
201,986
199,100
193,893
19,196
15,962
16,313
15,462
セグメント資産
減価償却費
のれんの償却額
5,884
5,553
1,435
1,410
持分法適用会社への投資額
4,042
5,730
7,546
7,368
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
9,857
13,253
9,062
10,034
* 2013.3 期より「高機能繊維事業」と「ポリエステル繊維事業」産業資材部門が統合し、「高機能繊維・複合材料事業」に変更
30
高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維
高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維事業本部
◆主要構成会社
(2015 年 3 月末時点)
会社名
所在地
事業分野
持株比率
ヘルダーラント州
アラミド繊維等の製造・販売・研究開発
100%
2. 帝人コードレ㈱
日本
大阪府
人工皮革及び合成皮革等の製造・販売
100
3. Teijin (Thailand) Ltd.
タイ
バンコク
ポリエステル繊維等の製造・販売
91.9
4. Teijin Polyester(Thailand)Ltd.
タイ
バンコク
ポリエステル繊維等の製造・販売
66.9
5. Teijin Corporation (Thailand) Limited
タイ
バンコク
アラミド繊維の製造・販売、及びポリカー
ボネート樹脂・加工品の販売
100
6. 帝人モノフィラメント㈱
日本
東京都
モノフィラメント等の製造・販売
100
7. ユニオンタイヤコード㈱
日本
大阪府
タイヤコード簾織物製造、その他繊維
の撚糸加工
100
8. Teijin Cord (Thailand) Co., Ltd.
タイ
バンコク
農業用機械及び産業用伝動ベルトの芯
体生産販売
99.6
※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。
◆年表
●アラミド繊維
1962. 7
1963.11
1972. 5
1987. 9
1995. 9
2000.12
2002.10
2003. 4
2003.12
2003. 7
2006.12
2007. 9
2011.10
2012.10
2013. 4
2013. 9
米アライドケミカル社のナイロン 6 製造技術導入許可を取得
三原工場、ナイロン操業開始
耐熱性のメタ系アラミド繊維「コーネックス」販売開始
松山工場、高強力のパラ系アラミド繊維「テクノーラ」操業開始
米デュポン社とナイロン繊維の日本における製造販売会社 帝人デュポンナイロン㈱を設立
オランダのアコーディス社から買収したパラ系アラミド繊維「トワロン」関連事業、Teijin Twaron B.V. として事業スタート
ナイロン繊維事業からの撤収を決定し、帝人デュポンナイロン㈱の解消を決定
持株会社制への移行に伴い、帝人㈱の産業繊維事業を帝人テクノプロダクツ㈱へ分社化
ナイロン繊維事業から撤収
オランダの Teijin Twaron B.V. において「トワロン」の増設を完了、操業開始 (12,300トン/年 → 18,500トン/年)
オランダの Teijin Twaron B.V. において「トワロン」の増設を完了 (23,000トン/年)
Teijin Twaron B.V. の社名を、Teijin Aramid B.V. に変更
高機能ポリエチレン製品の商業生産開始
帝人テクノプロダクツ㈱を帝人㈱へ統合
上海に用途開発・技術サービス拠点「テクニカル・センター・アジア」設立
新規メタ系アラミド繊維の製造・販売、及びポリカーボネート樹脂・加工品の販売拠点として、Teijin Corporation (Thailand)
Limited を設立
●ポリエステル繊維
1918. 6
1951.11
1955.11
1957. 1
1957. 6
1957.12
1958. 6
1967. 9
1968. 4
1970.10
1971.10
1973.10
1976. 1
1991.10
1993.11
1997. 1
1999. 1
1999. 4
帝国人造絹絲㈱設立 レーヨン事業を開始
大聖寺精練㈱を子会社化(帝人ネステックス㈱の前身)
松山工場(現松山事業所北地区)開業 アセテート事業を開始
帝人㈱、東レ㈱、英国ICI社のポリエステル繊維及びフィルム等、製造技術導入許可を取得
帝人㈱、東レ㈱、ポリエステル繊維の商標名を「テトロン」に決定
三共毛織㈱(帝人テクロス㈱の前身)設立
松山工場、
「テトロン」操業開始
タイの「テトロン」繊維生産販売会社 Thai Tetoron Co., Ltd.(現 Teijin Polyester(Thailand)Ltd.)設立
徳山工場(現帝人ファイバー㈱徳山事業所)、
「テトロン」短繊維操業開始
愛媛工場(現松山事業所南地区)、
「テトロン」長繊維操業開始
レーヨン事業から撤収
インドネシアの「テトロン」繊維生産販売会社 P.T. Teijin Indonesia Fiber Corp. 設立
愛媛工場、
「テトロン」短繊維操業開始
タイの「テトロン」繊維生産販売会社 Teijin(Thailand)Ltd. 設立
マンテロ・セタ社(イタリア)、伊藤忠商事と合弁で、ポリエステル長繊維織物の製造販売会社 TMI Europe S.p.A. を
イタリアに設立
PET ボトルリサイクル繊維「エコペット」使用製品発売
繊維製品回収リサイクルシステム「エコサークル」を開始
メキシコのノバコープ社への 50%資本参加により Akra Teijin S.A. de C.V. 設立
31
高機能繊維・
オランダ
複合材料事業
1. Teijin Aramid B.V.
高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維
2000.11
2001. 5
米ジョンズ・マンビル社 からモノフィラメント事 業を買収し、Teijin Monofilament U.S., Inc.、Teijin Monofilament
Germany GmbH 設立
衣料用ポリエステル繊維事業改革案「テトロン・グローバル・ストラテジー(TGS)プラン」を策定
2001.11
帝人ネステックス㈱を設立
2002. 3
アセテート事業撤収
2002. 4
衣料用ポリエステル繊維事業を分社化し、帝人ファイバー㈱設立
帝人ファイバー㈱徳山事業所で原料リサイクル操業開始
2002. 5
旭化成㈱とポリトリメチレンテレフタレート繊維事業を行う合弁会社ソロテックス㈱設立
2002. 7
循環型社会を目指す「繊維 to 繊維」リサイクルを展開
2003.11
帝人ファイバー㈱徳山事業所で「ボトル to ボトル」リサイクル施設操業開始
2004. 5 「繊維 to 繊維」リサイクル施設を、帝人ファイバー㈱徳山事業所から松山事業所へ移転、操業開始
2005. 1
TMI Europe S.p.A 事業撤収決定
2005. 3
Teijin Akra S.A. de C.V. 事業撤退
2005.12
中国にカーシート用ファブリック製造販売会社を設立
2008. 7
高強度ポリエステルナノファイバー「ナノフロント」の商業生産開始
2008.12
高性能耐久制電素材「ビーウェル」 の設備増強
2009. 8 「ポリエステル繊維事業の構造改革プラン」を発表
2009.12
住江織物㈱との合弁会社スミノエ テイジン テクノ㈱を設立
2010. 3
ソロテックス㈱の合弁契約を解消、清算手続き開始
Teijin Monofilament U.S., Inc. 事業撤収
帝人ネステックス㈱事業撤収
2010. 4
帝人ファイバー㈱の原料重合事業・動力事業を会社分割し帝人㈱へ移管
インドネシアの P.T. Teijin Indonesia Fiber Tbk. を譲渡
2010. 6
Teijin Monofilament Germany GmbH を譲渡
2010.12
バイオ由来PET「PLANTPET」の本格展開発表
2012. 3
帝人と中国化学繊維工業協会が相互連携に基本合意
2012. 9 「帝人(中国)商品開発センター」設立
2012.10
帝人ファイバー㈱のアパレル事業を除く全ての事業を帝人㈱へ統合
2013. 2
ポリエステルのケミカルリサイクル事業の合弁会社浙江佳人新材料有限公司を設立
◆生産拠点、生産能力
主要製品
メタ系アラミド繊維
パラ系アラミド繊維
ポリエステル繊維
所在地
コーネックス® 日本
テクノーラ®
日本
山口県岩国市
愛媛県松山市
トワロン®
オランダ デルフザイル
エメン
テトロン®
日本
タイ
愛媛県松山市
山口県周南市
山口県岩国市
パトンタニ県
アユタヤ県
会社
帝人
帝人
Teijin Aramid
帝人
帝人
帝人
Teijin Polyester
(Thailand)
Teijin (Thailand)
32
形態
ステープルファイバー
フィラメントヤーン、
ステープルファイバー
フィラメントヤーン、
ステープルファイバー、パルプ
短繊維
短繊維
工業繊維
長繊維
短繊維
工業繊維
長繊維
短繊維
計
生産能力
(トン/年)
-
-
-
8,000
49,000
12,000
10,500
52,800
11,400
11,800
7,800
163,300
高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維
◆研究開発拠点
会社
所在地
帝人
日本
愛媛県松山市
Teijin Aramid
オランダ
アーネム
Teijin Aramid Asia
(テクニカル・センター・アジア)
中国
上海
帝人(中国)商品開発センター
中国
江蘇省
山口県岩国市
トワロン®
【プロダクトライン】
パラキシレン
*1 テレフタル酸クロライド
*2 パラフェニレンジアミン
T.P.C *1
反応
精製
アニリン
重合
P.P.D.A*2
【化学構造式】
*1 テレフタル酸クロライド
*2 パラフェニレンジアミン
T.P.C*1
P.P.D.A.*2
PCNB*5
エーテル
結合
トワロン
Teijin Aramid
(エメン/ オランダ)
Teijin Aramid(デルフザイル/オランダ)
テクノーラ®
【プロダクトライン】
MAP*4
湿式
紡糸
ポリパラフェニレン
テレフタラミド
DAPE*3
重合
コポリパラフェニレン・
3.4'オキシジフェニレン・
テレフタラミド
*3
3.4'-ジアミノジフェニル・エーテル
*4
メタアミノフェノール
*5
パラニトロクロロベンゼン
湿式
紡糸
延伸
テクノーラ
帝人(松山/ 日本)
【化学構造式】
●メタ系アラミド繊維
コーネックス®
【プロダクトライン】
I.P.C *1
M.P.D.A *2
【化学構造式】
*1 イソフタル酸クロライド
*2 メタフェニレンジアミン
重合
ポリメタフェニレン
イソフタラミド
帝人(岩国/ 日本)
33
湿式
紡糸
コーネックス
高機能繊維・
●パラ系アラミド繊維
複合材料事業
◆プロダクトライン・化学構造式
高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維
◆プロダクトライン・化学構造式
●ポリエステル繊維
エチレン
グリコール
【プロダクトライン】
パラキシレン
テレフタル酸
ジメチル
ポリエチレン
テレフタレート
重合
帝人(松山/日本)
溶融紡糸
テイジン®
テトロン®
(糸・綿)
帝人 (岩国/日本)
(徳山/日本)
(松山/日本)
テレフタル酸
Teijin Polyester(Thailand)(パトンタニ/タイ)
Teijin (Thailand) (アユタヤ/タイ)
【化学構造式】
◆素材の特性
●アラミド繊維
アラミド繊維とは、その分子骨格が芳香族 ( ベンゼン環 ) からなるポリアミド繊維であり、ナイロンの一種である。
米連邦通商委員会 (FTC) が、従来の脂肪族ポリアミド繊維、すなわちナイロンと区別して、1974 年に『アラミド』(aramid) という
一般名を与え、その後、国際標準機構(ISO)も、1977 年に人造繊維の分類名称としたものである。
アラミド繊維は、その分子骨格が全体に直線状のパラ系タイプと、ジグザグ状のメタ系タイプに大別されており、それぞれ異なる性
質を有する。
高強力、高弾性率を有し、耐熱性、寸法安定性に優れる。例えば、引張強度は同一重量で
スチールの5~8倍に相当する。このような優れた性質を生かし、主に防弾チョッキ、自動
車のブレーキパッド等の摩擦材(アスベスト代替)やタイヤの補強材、光ファイバーの補強
材等に使用されている。
パラ系アラミド繊維
トワロン®
テクノーラ®
メタ系アラミド繊維
コーネックス® ポリエステル並みの繊維性能(強伸度、弾性率、比重、風合い、色等)を持ちながら、長
期耐熱性(200℃常時使用が可能)、難燃性(ナイロン、ポリエステルより引火点、発火点が
高い)に優れることから、鉄鋼、セメント、アスファルト等の産業用耐熱集塵フィルター、
消防用の防火服、各種プラント・サービスユニフォーム等に使用されている。
●ポリエステル繊維
テイジン® テトロン®
合成繊維の中では高い強度を持ち、線膨張係数及び吸水率(公定水分率:0.4%)が小さく、寸法安定性に
優れる。また、合成繊維の中では比較的融点(255 ~ 260℃)が高く、高温での加工・使用に耐える。化学
的には、一般的な有機溶媒に不溶であり、アルカリ水溶液により繊維表面から、強度の低下を伴わず均一に
分解されるという特性を持つ。発色に優れ、着用・洗濯を繰り返しても変色・色落ちが少ない。紫外線に強く、
屋外で長時間使用しても強度劣化が少ない。
ポリエステル繊維は世界で最も生産されている合成繊維である。
34
高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維
◆主要素材の用途展開
●アラミド繊維
メタ系アラミド繊維
コーネックス®
◎
耐熱性
○
摺動性
◎
耐熱性・難燃性
◎
長期耐熱性
●ポリエステル繊維
分 野
衣料
主 要 商 品
用 途 例
エコペット®、エコペットプラス®、プラントペット®、
紳士、婦人ファッションウェア、スポーツウェア、ユニフォーム、
ウェーブロン®、トリクシオン®、デルタ®、ダストップ®、 インナーウェア、裏地
涼しや®、オクタ®、エコピュアー®、ソロテックス®
産業資材 エコペット®、エコペットプラス®、プラントペット®、
スーパーエクスター®、ベルオアシス®、ケミタック®、
テピルス®、ナノフロント®、エルク®、V-LAP ®、
ファイバークッション®、凉しや®、テオネックス®
カーテン、椅子張り、寝装具、オフィス用ファブリック、紙
オムツ、ワイピング素材、自動車・列車・航空機用シート、
自動車内装材、タイヤコード、ゴム補強材、シートベルト、マッ
ト、クッション、フィルター
※テオネックス®(PEN 繊維)の特性と用途例
応用例
タイヤコード
キャッププライ
カーカスプライ
自動車用ホース
オイルブレーキホース
ベルト
伝動ベルト
現行素材
要求特性
ナイロン
ポリエステル
レーヨン
高接着性、高弾性
高弾性、低収縮
ポリエステル
ポリビニルアルコール
レーヨン
高弾性、低収縮、耐化学薬品性
ポリエステル
高弾性、低収縮
キャッププライ
カーカスプライ
35
高機能繊維・
△
長期耐熱性
(ブレーキ材)
複合材料事業
用 途
◎:優れている ○:やや優れている △:条件次第で優位
パラ系アラミド繊維
タイプ
トワロン®
テクノーラ®(共重合)
◎
△
タイヤ
強度・弾性率
強度・耐疲労性
○
◎
ゴムベルト、ホース補強
強度・弾性率
耐疲労性・耐熱性 ・ 強度
○
◎
ロープ・細幅ベルト
強度・弾性率
強度・耐疲労性 ・ 耐熱性
摩擦材
◎
×
(ブレーキ、ガスケット補強、
パルプ化容易
パルプ化が困難
アスベスト代替)
耐熱・寸法安定性
◎
〇
防弾/防刃/防護手袋
防護特性・強度
強度
◎
土木グリッド
○
強度、耐アルカリ良好
耐震補強シート
モジュラス、強度
(コンクリート補強)
プラスチック補強材料
◎
◎
(熱可塑、熱硬化)
強度・弾性率
耐衝撃性、強度
消防防火服 , 活動服
〇
〇
難燃ユニフォーム
強度・短時間耐炎性
強度 ・ 短時間耐熱性
フィルター
(鉄鋼、セメント、アスファルト)
◎
◎
光ファイバーケーブル補強
強度・弾性率
強度・耐疲労性
高機能繊維・複合材料事業-高機能繊維
◆販売形態
●アラミド繊維
●トワロン®
●テクノーラ®
●コーネックス®
委託加工
(糸加工、染色、
織布など)
◇コンバーター
◇中間加工業者
◇製品加工業者
など
<用途>
タイヤ補強材
ゴム補強材
ロープ
摩擦材
防弾防刃
土木補強材
プラスティック補強材
消防服、防火服
フィルター
など
●ポリエステル繊維
ポリエステル
長繊維
委託加工
(糸加工、染色、
織布など)
◇コンバーター
◇縫製加工業者
など
ポリエステル
短繊維
<衣料用途>
婦人アパレル
紳士アパレル
スポーツアパレル
S. P. A.
など
委託加工
(紡績加工)
◇紡績会社
◇製綿メーカー
◇不織布メーカー
◇製紙メーカー
など
36
<産業資材用途>
インテリアメーカー
車両資材メーカー
産業資材メーカー
タイヤメーカー
ベルトメーカー
など
高機能繊維・複合材料事業-炭素繊維・複合材料
高機能繊維・複合材料事業-炭素繊維・複合材料事業本部
◆主要構成会社
(2015 年 3 月末時点)
会社名
所在地
事業分野
持株比率
東京都
炭素繊維等の製造・販売
99.75%
2. ㈱ジーエイチクラフト
日本
静岡県
各種成形品の製造・販売
52
3. Toho Tenax Europe GmbH
ドイツ
ノルトライン・
ヴェストファーレン州
炭素繊維等の製造・販売
100
4. Toho Tenax America, Inc.
米国
テネシー州
炭素繊維等の製造・販売
100
5. Diversified Structural Composites, Inc.
米国
ケンタッキー州
複合材料製品の製造・販売
100
※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。
◆年表
1999.10
炭素繊維事業への進出を目的として東邦レーヨン㈱(現東邦テナックス㈱)へ資本参加
2000. 2
東邦レーヨン㈱の株式持分を買い増し、連結子会社化
2006. 9
ドイツの Toho Tenax Europe GmbH において「テナックス」の増設を完了 (1,900トン/年 → 3,400トン/年)
2007. 9
東邦テナックス㈱の完全子会社化
2008. 4
東邦テナックス㈱三島事業所において「テナックス」の増設完了 (3,700トン/年 → 6,400トン/年)
2008. 5
炭素繊維プルトルージョン(引抜成形)事業の大手であるダイバーシファイド・コンポジット社を買収
2009. 8
Toho Tenax Europe GmbH Line4 完成(3,400トン/年→ 5,100トン/年)
2009.12
Toho Tenax America, Inc. Line3 改造(2,000トン/年→ 2,400トン/年)
2010. 9
Toho Tenax Europe GmbH Line4 稼動開始
2011. 4
新事業開発グループ内に設置していた複合材料開発センター等を統合し、
「炭素繊維・複合材料事業グループ」に組織再編
2011.12
Teijin Advanced Composites America Inc. を米国に設立
2012. 6
インドの大手テキスタイルメーカー Hindoostan Technical Fabrics Limited との提携を発表
2012.12
熱可塑性 CFRP 製品の松山パイロットプラント稼働開始
2013. 5 「複合材料開発センター」松山事業所内へ移転
2013.11
Toho Tenax America, Inc. の炭素繊維生産ラインを休止
◆生産拠点、生産能力
主要製品
炭素繊維
テナックス®
所在地
形態
生産能力
(トン/年)
レギュラートウ・フィラメント
6,400
レギュラートウ・フィラメント
5,100
会社
日本
静岡県三島市
東邦テナックス
ドイツ
ハインスベルク Toho Tenax Europe
計
◆研究開発拠点
会社
所在地
東邦テナックス
日本
静岡県駿東郡長泉町
帝人
日本
愛媛県松山市
Toho Tenax Europe
ドイツ
ブッパタール
37
11,500
高機能繊維・
日本
複合材料事業
1. 東邦テナックス㈱
高機能繊維・複合材料事業-炭素繊維・複合材料
◆プロダクトライン・化学構造式
●炭素繊維「テナックス®」
、耐炎繊維「パイロメックス®」
【プロダクトライン】
アクリロニトリル
コモノマー
重合
紡糸原液
紡糸・水洗・後処理
プリカーサー
(*)
表面処理・
サイジング処理
テナックス®
溶剤(ZnCl2)
東邦テナックス (三島/日本)
プリカーサー
250~300℃
空気中
1,000~1,500℃
不活性ガス中
耐炎化
炭素化
Toho Tenax Europe (ハインスベルク/ドイツ)
耐炎化
250~300℃
空気中
パイロメックス ®
東邦テナックス (三島/日本)
Toho Tenax America (テネシー州/米国)
* プリカーサー: 前駆体 炭素繊維製造用の原料繊維。東邦テナックスは衣料用とは異なった共重合組成を有するアクリル繊維プリカー
サーを使用している。一般的にはアクリル繊維の他ピッチ系繊維、レーヨン等がプリカーサーとして使用されるが品質的に
はアクリル繊維が最適とされている。
※東邦テナックスはプリカーサー、レギュラートウ、耐炎繊維を生産
Toho Tenax Europe はレギュラートウを生産、Toho Tenax America は耐炎繊維を生産
◆素材の特性
炭素繊維
テナックス®
密度が金属に比べて小さく、引張強度、引張弾性率が高く、疲労特性、摩耗特性、潤滑性にも優れており、
鉄の 10 倍の強さを持ちながらも 4 分の 1 の軽さを実現している。また、熱膨張係数が小さく、寸法安定性
に優れており、高温下における機械的性質の低下ならびに極低温域での熱伝導率も小さい。化学的安定性
に優れており、酸、塩基、各種溶媒に侵されにくい。電気・電磁的には、導電性で電磁波シールド性があり、
X 線の透過性にも優れるという特徴を持つ。
耐炎繊維
パイロメックス®
優れた耐炎性を持つ。高温での物性低下が少なく、重量変化、寸法安定性に優れる。
また、有機溶剤及び弱酸・弱アルカリに強い抵抗力をもち、強酸・強アルカリにも短時間であれば抵抗性がある。
無機繊維には無い紡織加工性やドレープ性を有する。
※レギュラートウとラージトウの相違点
レギュラートウ
ラージトウ
フィラメント数
~ 24K(24,000 本)
40K(40,000 本)~
主な使用分野
航空宇宙・スポーツレジャー・産業資材
産業資材(チョップ)
特徴
機械的性能が高い・取扱い性が良い
低価格
※ただし、最近ラージトウを風力発電等の産業資材分野またはゴルフシャフト等の
スポーツ・レジャー分野で使用する動きがある
38
高機能繊維・複合材料事業-炭素繊維・複合材料
◆主要素材の用途展開
●炭素繊維「テナックス®」
分 野
用 途
航空宇宙 飛行機
使 用 箇 所
一次構造材:主翼、尾翼、胴体
二次構造材:補助翼、方向舵、昇降舵
内装材:フロアーパネル、ビーム、ラバトリー、座席
人工衛星
アンテナ、太陽電池パネル、チューブトラス構造材
釣具
釣り竿、リール
ゴルフ
シャフト、ヘッド、フェース板、シューズ
ラケット
テニス、バドミントン、スカッシュ
自転車
フレーム、ホイール、ハンドル
海洋
ヨット、クルーザー、競技用ボート、マスト
その他
野球バット、スキー板、スキーストック、剣道竹刀、和弓、洋弓、ラジコンカー、卓球、ビリヤード
アイスホッケー用スティック
産業資材 自動車
プロペラシャフト、レーシングカー、CNG タンク、スポイラー、ボンネットフード
自動二輪車
レース用カウル、マフラーカバー
車両・コンテナ
鉄道車体、リニアモーターカー車体、座席
機械部品
繊維部品、板ばね、ロボットアーム、軸受、ギア、カム、ベアリングリテーナー
高速回転体
遠心分離器ローター、ウラン濃縮筒、フライホイール、工業用ローラー、シャフト
電気・電子部品
パラボラアンテナ、音響スピーカー、VTR 部品、CD 部品、IC キャリアー
風力発電
ブレード、ナセル
圧力容器
油圧シリンダー、ボンベ
海底油田掘削
ライザー、テザー
海底無人探査機
2次ケーブル
化学装置
攪拌翼、パイプ、タンク
医療機器
天板、カセッテ、X 線グリッド、手術用部品、車椅子
土木建築
ケーブル、コンクリート補強材
OA・事務機
プリンターの軸受、カム、ハウジング
精密機器
カメラ部品、プラント部品
耐食機器
ポンプ部品、プラント部品
その他
樹脂型、洋傘、ヘルメット、面状発熱体、眼鏡フレーム
●耐炎繊維「パイロメックス®」
分 野
用 途
産業資材 耐熱・保護
飛行機
使 用 箇 所
溶接スパッタ養生シート、断熱材
航空機ブレーキ材
電気・電子部品
NAS 電池電極材
燃料電池
GDL
39
高機能繊維・
ノズルコーン、モーターケース
複合材料事業
スポーツ
ロケット
高機能繊維・複合材料事業-炭素繊維・複合材料
◆販売形態
(炭素繊維・複合材料事業本部)
(顧客)
圧力容器メーカー
ゴルフシャフトメーカー
プロペラシャフトメーカー
フィラメントワインディン
グ法での製造メーカー
フィラメント
糸加工メーカー
織物メーカー
プリプレグ製造メーカー
チョップドファイバー
織物プリプレグ
航空機部品メーカー
コンポジットメーカー
パソコンメーカー
カメラメーカー
産業資材メーカー
樹脂メーカー
スポーツメーカー
シャフトメーカー
プリプレグ
航空機部品メーカー
自動車部品メーカー
各種機械製作メーカー
医療機器メーカー
コンポジット
「フィラメント」
… 多数の(1,000 本、3,000 本、6,000 本、12,000 本、24,000 本)単繊維から構成される長繊維束。
撚りなし、撚り有りの種類有り。
「チョップドファイバー」 … サイジング剤(糊剤)で集束された長繊維状原糸を所定の長さに切断した短繊維束。
「織物」
… フィラメントで構成される織布。平織り、綾織り、朱子織り等の種類有り。
「プリプレグ」
… pre-impregnated material の略称で、炭素繊維に熱硬化性樹脂を含浸させた半硬化状態のシー
ト状成形用中間材料。
成形品の品質が安定しており、積層作業の自動化に適している。
「コンポジット」
… 一般的には異なる性質をもつ材料(通常、強化繊維と樹脂)を複合加工してできる、個々の材料
より優れた性質・性能をもつ材料、の意味だが、業界では炭素繊維と樹脂(熱硬化性または熱可
塑性)とを組み合わせた CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の事を指す。
40
電子材料・化成品事業
業績:
(百万円)
売上高
外部顧客への売上高
セグメント間取引
2011.3
2012.3
2013.3
2014.3
2015.3
\225,060
\221,840
\181,226
\184,297
\189,276
207,109
215,376
175,538
179,446
184,767
7,951
6,464
5,688
4,851
4,509
セグメント利益
23,446
3,733
-1,921
-7,218
3,402
セグメント資産
185,208
169,701
167,485
157,913
151,978
11,492
10,946
9,018
9,985
8,154
減価償却費
-39
132
190
190
95
持分法適用会社への投資額
のれんの償却額
9,313
10,619
11,811
16,658
21,694
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
4,277
4,427
4,019
2,638
1,676
会社名
(2015 年 3 月末時点)
所在地
事業分野
持株比率
1.
広島プラスチック㈱
日本
広島県
プラスチック成形品の製造・販売
100
2.
テイヨー㈱
日本
広島県
プラスチック押出品の製造・販売
100
3.
錦海化学㈱
日本
岡山県
臭素系難燃剤、ファインケミカル中間製品の
製造・販売
99
4
ウィンテックポリマー㈱
日本
東京都
PBT 樹脂、ガラス繊維強化 PET 樹脂の製造・販売
40
5.
Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd.
シンガポール シンガポール ポリカーボネート樹脂の製造
100
6.
Teijin Polycarbonate China Ltd.
中国
浙江省
ポリカーボネート樹脂の製造
100
7.
帝人化成複合塑料(上海)有限公司
中国
上海市
ポリカーボネート樹脂のコンパウンド品の製造
100
8.
Teijin Corporation (Thailand) Limited
タイ
バンコク
ポリカーボネート樹脂の販売
100
9.
Initz Co., Ltd.
韓国
ソンナム市
ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂の製
造・販売
※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。
41
34
電子材料・
◆主要構成会社
化成品事業
電子材料・化成品事業-樹脂事業本部
電子材料・化成品事業-樹脂
◆年表
1959.10 ポリカーボネート樹脂「パンライト」商業生産技術確立
1960.11 帝人化成㈱松山工場にてポリカーボネート樹脂「パンライト」操業開始
1968. 7 ガラス繊維強化 PET 樹脂「FR-PET」を本格販売
1973. 9 PBT 樹脂を事業化
1973.10 複合樹脂「マルチロン」の製造開始
1976.10 ポリカーボネート樹脂シート「パンライトシート」の製造開始
1982.10 コンパクトディスク(CD)用「パンライト」光学グレードの販売開始
1993. 6 プラスチックステクニカルセンターを千葉市に開設
1997. 6 ポリカーボネート樹脂の製造販売会社 Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd. をシンガポールに設立
1999.10 Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd. にてポリカーボネート樹脂の生産開始(60,000トン/年)
2000.12 Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd. のポリカーボネート樹脂生産能力を増強(60,000トン/年→ 80,000トン/年)
2001. 1 ポリプラスチックス㈱との PBT 樹脂、
ガラス繊維強化 PET 樹脂「FR-PET」事業統合会社ウィンテックポリマー㈱営業開始
2001. 4 PET 樹脂、PEN 樹脂事業を帝人㈱から帝人化成㈱に譲渡
2001. 7 Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd. のポリカーボネート樹脂生産能力を増強(80,000トン/年→ 130,000トン/年)
2002. 7 帝人化成複合塑料(上海)有限公司設立
2002.12 Teijin Polycarbonate Singapore Pte Ltd. のポリカーボネート樹脂生産能力を増強
(130,000トン/年→ 180,000トン/年)
2003. 3 Teijin Polycarbonate China Ltd. を設立
2003. 8 帝人化成複合塑料(上海)有限公司のコンパウンド工場が操業開始
2003. 8 「メトン」事業を日本ゼオン㈱との合弁会社であるRIMTEC㈱に移管
2003.10 世界最大級の超大型射出プレス成形機(型締力:3,400 トン)をプラスチックステクニカルセンター(千葉)に導入
2004. 4 世界初の完全循環型リサイクルシステムである「ボトル to ボトル」による PET ボトル用樹脂の販売を開始
2004. 8 Teijin Polycarbonate Singapore Pte.Ltd. のポリカーボネート樹脂生産能力を増強(+20,000トン/年)
2005. 4 Teijin Polycarbonate China Ltd. のポリマー工場運転開始(50,000トン/年)
2005. 7 ポリカーボネートシート押出機増設
2005.10 帝人化成複合塑料
(上海)
有限公司のコンパウンド工場第 2 期増設工事が完了し商業運転開始
(総生産能力 43,000トン/年)
2006. 3 ポリカーボネートフィルム用「次世代精密光学フィルム押出設備」稼動開始
2006. 4 Teijin Kasei Malaysia Sdn. Bhd. 設立
2006. 6 Shenzhen Teijin Kasei Trading Co., Ltd. 設立
2006.10 世界最大級の超大型2色回転射出プレス成型機完成
2006.12 Teijin Polycarbonate China Ltd. のポリカーボネート樹脂生産能力を増強(50,000トン/年→ 100,000トン/年)
2007.11 帝人化成複合塗料
(上海)有限公司のポリカーボネート樹脂コンパウンド生産能力を増強
(43,000トン/年→ 63,000トン/年)
2008.10 透明導電性フィルムの生産能力を増強(120 万 m2/年超へ)
2008.12 Teijin Polycarbonate China Ltd.で能力増強工事を実施し、ポリカーボネート樹脂生産能力を増強(100,000トン/年→
130,000トン/年)
2009. 8 帝人化成複合塗料
(上海)
有限公司のポリカーボネート樹脂コンパウンド生産能力を増強
(63,000トン/年→102,000トン/年)
2010. 4 中国域内でのより効率的な運営を目的とした新部署「中国事業統括室」を設置
2011. 4 ボトル用 PET 樹脂事業を三井化学㈱との合弁会社である MCT ペットレジン㈱に移管
2011. 9 Teijin Polycarbonate China Ltd.で能力増強工事を実施し、ポリカーボネート樹脂生産能力を増強(130,000 トン/年→
150,000 トン/年)
2013. 4 帝人化成㈱を帝人㈱へ統合
2013. 9 PPS 樹脂事業における SK ケミカル社との合弁会社 Initz Co., Ltd を設立
2014. 3 Teijin Corporation (Thailand) Limited にてポリカーボネート樹脂の販売活動開始
◆生産拠点、生産能力
主要製品
PC樹脂
PC樹脂
(ポリカーボネート樹脂) パンライト®
マルチロン®
所在地
会社
形態
日本
愛媛県松山市 帝人
ポリマー
シンガポール ジュロン島
Teijin Polycarbonate Singapore ポリマー
中国
浙江省嘉興市 Teijin Polycarbonate China
ポリマー
日本
中国
PCフィルム
ピュアエース® 日本
エレクリア®
PCシート
パンライト®
日本
PEN 樹脂
テオネックス® 日本
(ポリエチレンナフタレート樹脂)
生産能力
(トン/年)
125,000
225,000
150,000
計
500,000
広島県三原市 帝人
上海市
帝人化成複合塑料(上海)
コンパウンド
コンパウンド
-
102,000
愛媛県松山市 帝人
広島県三原市 帝人
フィルム
加工
愛媛県松山市 帝人
シート
愛媛県松山市 帝人
ポリマー
42
-
120 万㎡ / 年超
16,100
-
電子材料・化成品事業-樹脂
◆研究開発拠点
会社
所在地
帝人
日本
愛媛県松山市
広島県三原市
千葉県千葉市
帝人化成複合塑料(上海)
中国
上海市
◆プロダクトライン・化学構造式
● PC 樹脂
【プロダクトライン】
塩素
一酸化炭素
反応
塩化カルボニル
精製・蒸留・
乾燥・押出
パンライト®
O C O
O
Teijin Polycarbonate Singapore
(ジュロン島/シンガポール)
C
CH3
n
Teijin Polycarbonate China
(嘉興市/中国)
◆素材の特性
PC樹脂:5大エンプラのなかで最も市場規模が大きく、透明性、耐衝撃性、寸法安定性、高強度の特性を有し、OA機器、自
動車部品等の大型製品にも採用されている。
PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート樹脂):透明性、ガスバリア性、機械強度に優れ、ボトル用として広く採用されている。
PEN樹脂(ポリエチレンナフタレート樹脂)
:PET樹脂に比べ耐熱性、強度に優れ、食品用途、医療機器用途に使用されている。
PC 樹脂
衝撃特性
プラスチックの中で最高の強度を持つ(ガラスの 200 倍以上)
耐熱性
低温領域から高温領域(-100℃~ 129℃)まで、幅広い範囲で使用可能
透明性
優れた光学特性を持ち、ガラスのように透明
燃焼性
燃えにくい特性を持つ
寸法安定性
吸湿・温度・時間による寸法変化が少ない(クリープ特性に優れる)
電気的特性
広い温度範囲で優れた絶縁性を持つ
PET 樹脂
ガスバリア性
透明で衛生性にも優れる
PEN 樹脂
透明性
透明で紫外線遮断性能があり、内容物を保護する
耐熱性
熱変形温度が高く、耐熱性に優れる
ガス、水分透過
ガス・水分透過率が極めて低い
耐薬品性、耐加水分解性
有機溶媒や化学薬品に対して優れた耐性を持つ
フレーバーや汚れが吸着しにくい
43
電子材料・
帝人(松山/日本)
ビスフェノールA
CH3
化成品事業
【化学構造式】
ポリカーボネート
反応
電子材料・化成品事業-樹脂
◆主要素材の用途展開
用途
分野
光学用途
PC 樹脂
パンライト®
マルチロン®
一般産業用途
PC 樹脂シート
パンライト® シート
PC 位相差フィルム
ピュアエース®
用途例
光学レンズ
スマートフォンのカメラレンズ、車載カメラのレンズ、眼鏡レンズ等
その他
Blu-Ray ディスク、DVD等
電気・電子機器 LED ランプ、パソコン、AV 機器、デジタルカメラ等の外装材
OA 機器
各種 OA 機器の外装材・機構部品、プリンタ等の光学シャーシ
自動車
自動車・鉄道車両窓、ヘッドランプレンズ、ドアハンドル等の外装部材
その他
信号機レンズ、各種家電品外装材等
液晶部材
拡散板、前面板等
自動車
自動車用計器文字盤、建機ルーフ等
銘板
各種銘板
雑貨
自販機ダミー缶、ヘルメットシールド等
ディスプレイ
モバイル液晶ディスプレイ、車載液晶ディスプレイ、有機 EL ディスプ
レイ
光学
3D メガネ
PC、
PET 透明導電性フィルム
エレクリア®
タッチパネル用フィルム基板、ディスプレイ用フィルム基板
PEN 樹脂
テオネックス®
医療機器
消火器
給食用食器
化粧品容器
PET 樹脂
化粧品、食品用容器・シート材料
電子ペーパー部材
◆販売形態
(樹脂事業本部)
(顧客)
パンライト ®
PC樹脂
成形加工メーカー
コンパウンド
パンライト ® 、マルチロン ®
帝人(三原)
帝人化成
複合塑料(上海)
シート・フィルム
成形加工メーカー
パンライト ® シート、フィルム
帝人(松山)
透明導電性フィルム
後加工メーカー
エレクリア ®
電気・電子部品メーカー
自動車部品メーカー
PCシートメーカー
自動車部品メーカー
電気・電子部品メーカー
OA機器メーカー
その他一般産業部品メーカー
液晶部材メーカー
自動車部品メーカー
建材メーカー
雑貨メーカー
タッチパネルメーカー
帝人(三原)
車両部品メーカー
樹脂成形品
44
電子材料・化成品事業-フィルム
電子材料・化成品事業-フィルム事業本部
◆主要構成会社
会社名
(2015 年 3 月末時点)
所在地
事業分野
帝人デュポンフィルム㈱
日本
2.
P.T. Indonesia Teijin DuPont Films
インドネシア タンゲラン
3.
DuPont Teijin Films U.S. Limited
Partnership
米国
デラウェア州 ポリエステルフィルムの製造・加工・販売等
50
4.
DuPont Teijin Films U.K. Limited
イギリス
ダンフリーズ
ポリエステルフィルムの製造・販売等
50
5.
DuPont Teijin Films Luxembourg S.A. ルクセンブルグ
ルクセンブルグ
ポリエステルフィルムの製造・販売等
50
6.
DuPont Teijin Films China Ltd.
香港
ポリエステルフィルムの販売、中国合弁事業
の持株会社
49
中国
東京都
持株比率
1.
ポリエステルフィルムの製造・加工・販売等
60%
ポリエステルフィルムの製造・販売等
50
※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。
帝人㈱、東レ㈱、英国ICI社のポリエステル繊維及びフィルム等、製造技術導入許可を取得
1968. 3
小西六写真工業㈱との合弁による帝人小西六フィルム㈱が、相模原工場にてPETフィルムの操業開始
1971. 8
岐阜工場(現帝人デュポンフィルム㈱岐阜事業所)開業、PET フィルム「テトロン」操業開始
1985. 8
宇都宮工場(現帝人デュポンフィルム㈱宇都宮事業所)開業、
「テトロン」フィルム操業開始
1990. 5
PEN フィルム「テオネックス」事業化
1990.11
高機能加工フィルム「ピューレックス」事業化
1991.10
米デュポン社とポリエステルフィルムの製造販売に関する合弁会社を欧州と米国に設立
1995. 3
帝人相模原フィルム㈱の工場を閉鎖
1996. 3 「テトロン」フィルムの製造販売会社 P.T. Indonesia Teijin Films(現 P.T. Indonesia Teijin DuPont Films)をインドネシアに設立
1996. 4 「テオネックス」フィルムが新写真システム(APS)に採用
2000. 1
デュポン社とのポリエステルフィルム事業統合による新合弁会社、世界 7 カ国で営業開始
2000. 8 「テオネックス」フィルムの生産能力を増強し、3,000 トン/年体制に
2003. 3 「フィルム to フィルム」リサイクルを目指した定期券の循環サイクルを確立
2003. 4
帝人デュポンフィルム㈱のフィルム研究所(神奈川県相模原市)の研究開発機能・施設を 岐阜事業所に移転
2004. 4
宇都宮事業所の生産設備を改造、
「テオネックス」フィルムの生産能力を増強
2004. 7
宇都宮事業所の新規コーティング加工フィルム加工設備が完成、商業運転を開始
2006. 9
帝人デュポンフィルム㈱が台湾販社台湾帝人杜邦薄膜股份有限公司(TDFJ Taiwan Limited)を設立、営業開始
2007. 1
岐阜事業所の透明厚物フィルム製造新設備が完成、商業運転を開始
2008. 4
中国・上海市に駐在員を配置
2008. 7
韓国・ソウル市に帝人デュポンフィルム㈱支店を開設
2009. 2
米国・オハイオ州のサークルビル工場閉鎖
2010. 1
中国・深圳市に駐在員を配置
2010. 4
宇都宮の製膜 1 ラインを PET・PEN 併産の厚物フィルム製膜設備に転換、増強
2011. 2
米国・サウスカロライナ州のフローレンス工場を完全閉鎖
2012. 7
韓国・ソウル市の支店を現地法人化(Teijin Dupont Films Korea Limited)し、営業開始
2012.10
帝人フィルム㈱を帝人㈱へ統合
2013.12
茨城事業所休止
45
電子材料・
1957. 1
化成品事業
◆年表
電子材料・化成品事業-フィルム
◆生産拠点、生産能力
主要製品
PET フィルム
PEN フィルム
会社
生産能力
(トン/年)
岐阜県安八郡
帝人デュポンフィルム
栃木県宇都宮市
60,000(*)
所在地
テトロン® フィルム
メリネックス® フィルム
マイラー™フィルム
テフレックス® フィルム
加工フィルム
ピューレックス® フィルム
サンドマットフィルム
低熱収縮フィルム
コーティッドフィルム
テオネックス® フィルム
日本
インドネシア タンゲラン
P.T. Indonesia Teijin DuPont Films
10,000
米国
DuPont Teijin Films U.S.
58,000
ホープウェル
ルクセンブルグ ルクセンブルグ
DuPont Teijin Films Luxembourg
英国
ダンフリーズ
DuPont Teijin Films U.K.
中国
広東省佛山市
浙江省寧波市
中国資本との合弁会社
60,000
総計
264,000
日本
栃木県宇都宮市 帝人デュポンフィルム
-
日本
岐阜県安八郡
フィルム加工
-
米国
リッチモンド
DuPont Teijin Films U.S.
-
日本
岐阜県安八郡
帝人デュポンフィルム
栃木県宇都宮市
* PET フィルムの生産能力 60,000 トン/年には、PEN4,000 トン/年を含む
◆研究開発拠点
会社
76,000
所在地
帝人デュポンフィルム
日本
岐阜県安八郡
DuPont Teijin Films U.S.
米国
ホープウェル
DuPont Teijin Films U.K.
英国
ウィルトン
46
(*)
電子材料・化成品事業-フィルム
◆プロダクトライン・化学構造式
● PET フィルム
エチレン
グリコール
【プロダクトライン】
パラキシレン
テレフタル酸
ジメチル
溶解
ポリエチレン
テレフタレート
重合
キャスティング
巻き取り
二軸延伸
スリット
PETフィルム
テレフタル酸
帝人デュポンフィルム(岐阜/日本)
帝人デュポンフィルム(宇都宮/日本)
DuPont Teijin Films U.K.
(ダンフリーズ/英国)
DuPont Teijin Films Luxembourg
(ルクセンブルグ/ルクセンブルグ)
【化学構造式】
中国資本との合弁 (佛山/中国)
中国資本との合弁 (寧波/中国)
●加工フィルム
PETフィルム
後加工
加工フィルム
フィルム加工(岐阜/日本)
帝人デュポンフィルム (宇都宮/日本)
DuPont Teijin Films U.S.
(リッチモンド/米国)
47
電子材料・
DuPont Teijin Films U.S. (ホープウェル/米国)
化成品事業
Indonesia Teijin DuPont Films
(タンゲラン/インドネシア)
電子材料・化成品事業-フィルム
● PEN フィルム
【プロダクトライン】
エチレン
グリコール
NDC *
重合
ポリエチレン
ナフタレート
二軸延伸
溶解
テオネックス®
(PEN)
フィルム
帝人デュポンフィルム(岐阜/日本)
帝人 (松山/日本)
帝人デュポンフィルム(宇都宮/日本)
【化学構造式】
*
2.6-ナフタレンジカルボン酸ジメチルエステル
【フィルムの製造工程】
PET フィルムはポリエチレンテレフタレート(PET)を、PEN フィルムはポリエチレンナフタレート(PEN)を、二軸延伸法で製
膜したプラスチックフィルムである。この二軸延伸、すなわち縦方向と横方向に均一に延伸、熱処理することが、分子を配向、
結晶化させ、特有のバランスの取れた機能を生じる。
チップ乾燥
溶 解
原料チップ受入
貯 蔵
キャスティング
縦延伸
横延伸
熱固定
巻 取
スリット
梱 包
出 荷
48
倉 庫
電子材料・化成品事業-フィルム
◆素材の特性
PET フィルム
機械的強度特性、寸法安定性、透明性、光学特性、耐熱性、耐薬品性等の特性に優れたコストパフォーマ
ンスのある基幹素材
PEN フィルム
高強度、耐熱性、耐加水分解性、寸法安定性、低オリゴマー等の特性を有しながら、同時に PET フィルム
の使い易さを兼ね備えたバランスの取れた高機能フィルム
◆主要素材の用途展開
● PET フィルム
用途
テトロン® フィルム
メリネックス® フィルム
マイラー™フィルム
テフレックス® フィルム
分野
工業用途 電気・電子
離型
用途例
ディスプレイ材料(液晶部材、プラズマディスプレイ、有機 EL 等)
フレキシブルプリント基板 <FPC>、プリント配線板用フィルム<DFR>、各
種電機絶縁材料、コンデンサ、メンブレンスイッチ、各種タッチパネル
各種コーティング基材
各種工程材料、粘着離型
内外装材、電気絶縁、カーエレクトロニクス関連、ガラス中間膜
印刷・画像
受像紙、印画紙、転写、サーマルリボン、各種印刷基材
農業・建材
農業ハウス、合板、ラミネート鋼鈑、壁紙
生活関連
金銀糸、ウィンドウフィルム、熱線反射フィルム、防爆フィルム
包装用途 食品包装
一般包装
飲料用・食品用フィルムラミネート缶、シュリンク包装、
レトルト・パウチ、環境対応型プラスチックトレイ用材料
日用品等の一般包装
●加工フィルム
特徴
用途例
離型フィルム
ピューレックス®
PETフィルムにシリコン
離型処理を施したフィルム
各種工程用離型フィルム(セラミックコンデンサ、
LCD 偏光板等)
半導体製造
医療用(経皮医療薬用)
、コスメティック用
特殊粘着
サンドマットフィルム
PETフィルムの片面又は両面にサンド ラベル、各種離型材
ブラスト加工したフィルム
極低熱収フィルム
PETフィルムの高温安定性を一段と フレキシブルプリント基板 <FPC>、RF-ID、IC カー
改良したタイプのフィルム
ド等、各種コーティング基材
● PEN フィルム
用途
テオネックス® フィルム
磁気用途
分野
磁気記録
工業用途 電気・電子
用途例
高密度データストレージ用テープ、デジタルビデオテープ <DVC>
電気絶縁、各種 FPC 関連、RF-ID
離型
各種離型材、各種工程材料、各種粘着材
自動車
電気絶縁、カーエレクトロニクス関連
◆販売形態
(フィルム事業本部)
フィルム原反
(顧客)
自社加工
加工業者
49
磁気メディアメーカー
電子部材メーカー
電機部材メーカー
自動車部品メーカー
製缶メーカー
印刷会社
包装材料メーカー
電子材料・
自動車
化成品事業
カード・ラベル 各種カード(IC カード、
ID カード、
IC タグ、
磁気カード等)
、
各種ラベル
ヘルスケア事業
業績:
(百万円)
売上高
2011.3
2012.3
2013.3
2014.3
2015.3
\136,446
\143,000
\138,334
\138,415
\141,723
136,446
143,000
138,334
138,415
141,723
0
0
0
0
0
外部顧客への売上高
セグメント間取引
セグメント利益
22,910
25,913
24,808
24,529
24,829
セグメント資産
93,420
97,909
104,509
124,753
147,931
減価償却費
9,486
7,921
8,454
9,789
10,935
のれんの償却額
1,816
1,970
1,464
1,116
763
772
569
931
879
1,062
12,441
11,332
11,680
12,545
11,232
持分法適用会社への投資額
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
概要
◆主要構成会社 会社名
(2015 年 3 月末時点)
所在地
事業分野
持株比率
1. 帝人ファーマ㈱
日本
東京都
医薬品・在宅医療機器の研究開発・製造・販売
100%
2. 帝人在宅医療㈱
日本
東京都
在宅医療サービス
100
3. 帝三製薬㈱
日本
東京都
医薬品の製造・販売
4. スリープメディカルサービス㈱
日本
東京都
スリープクリニック開設・運営支援
5. YUYU Teijin Medicare Inc.
韓国
ソウル特別市
韓国における在宅医療サービス
6. 帝人医薬商貿(上海)有限公司
中国
上海市
学術情報の提供及び収集
100
7. Teijin America, Inc.
99
100
50
米国
ニューヨーク州
医薬品の研究開発
100
8. Associated Healthcare Systems, Inc. 米国
ニューヨーク州
米国における在宅医療サービス
100
9. Braden Partners L.P.
米国
カリフォルニア州
米国における在宅医療サービス
100
10. Home Therapy Equipment, Inc.
米国
ニューヨーク州
米国における在宅医療サービス
100
11. Esteve Teijin Espan~a S.A.
スペイン カタルーニャ州
※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。
50
スペインにおける在宅医療サービス
50
ヘルスケア事業
◆年表
●医薬品
帝人㈱未来事業本部内で探索を開始
1972. 1
医薬品の研究を開始
1973. 8
独ベーリンガー・インゲルハイム社との合弁会社帝人フェーア・メディカル㈱設立
1974.10
化学及血清療法研究所と共同開発契約締結
1978. 3
帝人フェーア・メディカル㈱を発展的に解消、帝人医薬㈱設立
1978. 5
藤沢薬品工業㈱と販売提携を開始
1980. -
首都圏自販開始
1983.10
帝人㈱が帝人医薬㈱を吸収合併
1986. -
近畿圏自販開始
1992.10
英国に帝人MRC研究所設立
1993. -
東海圏自販開始
1994. 2
新薬理研究センター完成
1996.10
医薬品の全国自社販売開始
1998.11
独ビックグルデン社(現 Takeda GmbH 社)と新規吸入ステロイド喘息治療剤「オルベスコ」のライセンス契約締結
2000. 5
米国ニュージャージー州(現在はニューヨーク市)の Teijin America Inc. に臨床開発拠点を設置
2000.12
静注用人免疫グロブリン製剤「献血ベニロンⅠ」にギラン・バレー症候群の効能が追加承認
2001. 8
骨粗鬆症治療剤「ボナロン錠 5mg」発売
2003.10
持株会社制への移行に伴い、帝人㈱の医薬医療事業を帝人ファーマ㈱へ分社化
2006. 9
骨粗鬆症治療剤「ボナロン錠 35mg」発売
2006.11
中国での自販拠点として帝人医薬諮詢(上海)有限公司を設立
2007. 6
吸入ステロイド喘息治療剤「オルベスコ」発売
2009. 3
米国における高尿酸血症・痛風治療剤「Uloric」
(フェブキソスタット)の販売開始
2010. 1 「献血ベニロン-Ⅰ」が、Churg Strauss 症候群への適応追加の承認を取得
2010. 3
欧州における高尿酸血症・痛風治療剤「Adenuric」
(フェブキソスタット)の販売開始
2010. 4
中国・香港における高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの独占販売権を中国アステラス社・香港アステラス社へ導出
2010.12
米ジェンザイム社(現仏サノフィ社)変形性膝関節症の疼痛緩和剤「サイビスクディスポ関節注 2mL」販売開始
2011. 3
トルコにおける新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権をメナリーニ社へ導出
2011. 4
吸入ステロイド喘息治療剤「オルベスコ」少容量新規格の販売開始
メキシコ・カリブ海諸国における新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権を武田ファーマシューティカルズ・
ノースアメリカ社へ導出
中東・北アフリカにおける新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権をアルゴリズム社へ導出
2011. 5
日本での高尿酸血症・痛風治療剤「フェブリク錠」
(フェブキソスタット)の販売開始
2011. 7
韓国における高尿酸血症・痛風治療剤「Feburic」
(フェブキソスタット)の販売開始
2011. 8
東南アジア諸国・インドにおける新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権をアステラス社へ導出
2011.12
高脂血症治療剤「トライコア錠 53.3mg、錠 80mg」発売
2012. 4
中南米・CIS 諸国・オセアニアにおける新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権をメナリーニ社へ導出
2012. 5
日本初の点滴投与型骨粗鬆症治療剤「ボナロン点滴静注バッグ 900μg」の販売開始
2012. 5
台湾における高尿酸血症・痛風治療剤「Feburic」
(フェブキソスタット)の販売開始
2012. 9
英国プルマジェン セラピューティクス(アズマ)リミテッドと気管支喘息治療薬 ADC3680 の日本における独占的開発・製
造・販売に関するライセンス契約締結
2012.10
腰椎椎間板ヘルニア治療薬 KTP-001 の臨床試験を開始
2013. 1
先端巨大症及び下垂体性巨人症治療剤「ソマチュリン皮下注」の販売開始
2013. 3
骨粗鬆症治療剤として世界初の経口ゼリー剤「ボナロン経口ゼリー 35mg」の販売開始
2013. 7
米国アムジェン社と自己免疫疾患治療薬に関する共同研究契約、及び開発・製造・販売に関するオプション契約を締結
イスラエルにおける新規高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタットの販売権をネオファーム社へ導出
2014. 2
化学及血清療法研究所と外科手術用シート状フィブリン糊接着剤 KTF-374 の共同開発準備に着手
2014. 5
英国シグマ・タウ・ファルマ社と ADA 欠損症治療剤 EZN-2279 の日本における独占的開発・販売契約を締結
2014. 9
岩国事業所に融合製剤棟着工
2015. 3
大正製薬㈱と新規消炎鎮痛貼付剤 TT-063 の日本における販売契約を締結
(注)ボナロン®/Bonalon® は Merck Sharp & Dohme Corp. の登録商標です。
ソマチュリン® は Ipsen Pharma, Paris, France の登録商標です。
KTP-001 は波呂浩孝氏(山梨大学大学院・教授)と小森博達氏(横浜市立みなと赤十字病院・副院長)の発明に基づき、帝人ファーマ㈱
と一般財団法人化学及血清療法研究所が共同で開発・創製した薬剤です。
51
ヘルスケア事業
1968. 5
ヘルスケア事業
●在宅医療
1971. -
帝人㈱にて酸素富化膜の研究を開始
1982.10
在宅酸素療法(HOT)事業開始
1985. 3
在宅酸素療法が健康保険の適用を受ける
1993.12
帝人在宅医療中部㈱、帝人在宅医療西日本㈱設立
1994.12
帝人在宅医療関西㈱設立
帝人在宅医療東京㈱設立
帝人在宅医療東日本㈱設立
1995.11
SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「スリープメイト」発売
1997. 6
帝人在宅医療九州㈱設立
1998. 1
二相式気道陽圧ユニット「NIP ネーザル」発売
1998. 6
超音波骨折治療器「セーフス」発売
1999.10
訪問看護ステーションを大阪府に設立(現在、全国 6 ヵ所に開設)
2003. 1
酸素濃縮式供給装置「ハイサンソ 3C」発売
2003. 6
SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「オートセットS」発売
2005. 3
旧藤沢薬品工業㈱(現アステラス製薬㈱)の在宅医療事業業務受託で合意
2005. 6
酸素濃縮式供給装置「ハイサンソTO ー 90-3E」発売
2005. 7
SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「スリープメイトS8」発売
2005.10
SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「GoodKnight 420」シリーズ発売
2006. 2
SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「オートセットC」発売
2006. 4
帝人在宅医療東日本㈱、帝人在宅医療東京㈱、帝人在宅医療中部㈱、帝人在宅医療関西㈱、帝人在宅医療西日本㈱、
帝人在宅医療九州㈱の 6 社が合併し、帝人在宅医療㈱として営業を開始
2006.10
韓国 YUYU Inc. と韓国における在宅医療の合弁会社 YUYU Teijin Medicare Inc. 設立
2007. 1 「喘息テレメディスンシステム」の本格的なサービスの展開を開始
2007. 6
酸素濃縮式供給装置「ハイサンソ 2U」発売
2008. 1
米国ニューヨーク州の在宅医療機器プロバイダー、
Associated Healthcare Systems, Inc. の株式を取得し、連結子会社化
2008. 5
在宅医療用酸素濃縮器「ハイサンソポータブル」のレンタル開始
2008. 6
米国カリフォルニア州の在宅医療機器プロバイダー、Braden Partners L.P. の株式を取得し、完全子会社化
2008.10
在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソ 3R」のレンタル開始
SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器、改良型「オートセットC」発売
米国ニューヨーク州の在宅医療機器プロバイダー、
Home Therapy Equipment, Inc. を Associated Healthcare Systems,
Inc. の完全子会社化
2009. 2
スペインの大手製薬会社 Laboratorios del Dr.Esteve S.A. と共同で、呼吸器系在宅医療事業の欧州展開を統括する
合弁会社 Esteve Teijin Healthcare S.L. を設立
2009. 5
SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「REMstar Auto M シリーズ A-Flex 」のレンタル開始
2010. 2
スペインの事業会社を Esteve Teijin Healthcare S.L. の 100%子会社化し、社名を Esteve Teijin Espan~a S.A. とする
2010. 3
在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソ 5Fx」のレンタル開始
2010. 7
運転状況や異常発生を 24 時間モニタリングするシステム搭載の在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソ 7R」のレンタル開始
2010. 8
二相式気道陽圧ユニット「オートセットCS」のレンタル開始
2011. 4
小型・軽量・高機能の最新型睡眠時無呼吸症候群治療装置「スリープメイトS9」のレンタル開始
2012. 3
汎用人工呼吸器(二相式気道陽圧ユニット)
「NIP ネーザルV」のレンタル開始
2012. 4
日本初の携帯電話網による在宅医療診療支援システム「ネムリンク」を開発
安心・安全・省エネタイプの在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソ 3S」のレンタル開始
SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「レムスター Auto PRI システム」のレンタル開始
2013. 1
携帯型の在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソポータブルα」のレンタル開始
2013. 4
歩行神経筋電気刺激装置「ウォークエイド」のレンタル開始
2014. 2
二相式気道陽圧ユニット「オートセットCS -A Type」のレンタル開始
2014. 6
災害・停電時の不安・不便を解消する「サンソセーバー 5」、
「ハイサンソ 5S」のレンタル開始
2014. 7
SAS(睡眠時無呼吸症候群)治療器「REMstar Auto System One 60 シリーズ」のレンタル開始
2015. 2
二相式気道陽圧ユニット「オートセットCS-A Type TJ」のレンタル開始
52
ヘルスケア事業
◆事業拠点 (2015 年 3 月末現在)
●医薬品
営業拠点
所在地
営業所数
1. 札幌支店
北海道
札幌市
4
2. 仙台支店
宮城県
仙台市
6
3. 高崎支店
群馬県
高崎市
5
4. 千葉・埼玉支店
千葉県 / 埼玉県
千葉市 / さいたま市
5
5. 東京支店
東京都
文京区
8
6. 神奈川支店
神奈川県
横浜市
4
7. 名古屋支店
愛知県
名古屋市
7
8. 京都支店
京都府
京都市
6
9. 大阪支店
大阪府
大阪市
9
10. 広島支店
広島県
広島市
5
11. 松山支店
愛媛県
松山市
3
12. 福岡支店
福岡県
福岡市
8
70
所在地
1. 東京配送センター
東京都
江東区
2. 大阪配送センター
大阪府
大阪市
●在宅医療
営業拠点
所在地
1. 札幌支店
営業所数
北海道
札幌市
1
2. 仙台支店
宮城県
仙台市
4
3. 高崎支店
群馬県
高崎市
6
4. 千葉・埼玉支店
千葉県 / 埼玉県
千葉市 / さいたま市
4
5. 東京支店
東京都
文京区
9
6. 神奈川支店
神奈川県
横浜市
4
7. 名古屋支店
愛知県
名古屋市
8
8. 京都支店
京都府
京都市
4
9. 大阪支店
大阪府
大阪市
10
10. 広島支店
広島県
広島市
5
11. 松山支店
愛媛県
松山市
3
12. 福岡支店
福岡県
福岡市
7
65
サービスセンター
所在地
在宅医療技術サービスセンター
岐阜県
安八郡
◆研究開発拠点
会社
帝人ファーマ
所在地
日本
東京都日野市
山口県岩国市
Teijin America
米国
ニューヨーク州
53
ヘルスケア事業
配送センター
ヘルスケア事業
◆医薬品 上市品目
●国内
■自社開発品
ベニロン® *1
ワンアルファ®
ライトゲン®
アフタッチ®
リノコート®
サルコート®
ボンアルファ®
アンタップ®
アナクト®C *1
フェブリク®
(2015 年 3 月末時点)
上市時期
1980 年
1981 年
1981 年
1982 年
1986 年
1987 年
1993 年
重症感染症治療剤
骨粗鬆症治療剤
鎮咳剤
付着型アフタ性口内炎治療剤
粘膜付着型鼻過敏症治療剤
噴霧式口内炎治療剤
角化症治療剤
虚血性心疾患用通気性経皮吸
1999 年
収テープ剤
プロテインC欠損症治療剤
2001 年
高尿酸血症・痛風治療剤
2011 年
■導入品目 あすか製薬㈱より
トライコア®
高脂血症治療剤
上市時期
2005 年
■導入品目 独 Takeda GmbH 社より
オルベスコ®
気管支喘息治療剤
上市時期
2007 年
■導入品目 独フレゼニウス社より
上市時期
サリベート®
人工唾液、口腔乾燥症治療剤 1986 年
■導入品目 独ベーリンガー・インゲルハイム社より 上市時期
ラキソベロン®
緩下剤
1980 年
アトロベント®
抗コリン性気管支収縮予防剤
1981 年
ムコソルバン®
気道潤滑去痰剤
1984 年
スピロペント®
持続性気管支拡張剤
1986 年
■導入品目 (財)化学及血清療法研究所より
ボルヒール®
生体組織接着剤
上市時期
1991 年
■導入品目 森下仁丹㈱より
ソルミラン®
閉塞性動脈硬化症治療薬
上市時期
1999 年
■導入品目 仏サノフィ社より
上市時期
サイビスクディスポ® 変形性膝関節症の疼痛緩和剤 2010 年
■導入品目 仏イプセン社より
ソマチュリン® *3
先端巨大症及び下垂体性巨人症
■導入品目 米国メルク社より *2
上市時期
テイロック®
高カルシウム血症治療剤(注射剤) 1997 年
ボナロン®(毎日錠剤) 骨粗鬆症治療剤
2001 年
ボナロン®(週一錠剤)骨粗鬆症治療剤
2006 年
ボナロン®(点滴注射剤) 骨粗鬆症治療剤
2012 年
ボナロン®(経口ゼリー剤) 骨粗鬆症治療剤
2013 年
上市時期
2013 年
*1 ベニロン® 及びアナクト®C は(財)化学及血清療法研究所との共同開発。
*2 ボナロン®/Bonalon®、テイロック®/ Teiroc® は Merck Sharp & Dohme Corp. の登録商標です。
*3 ソマチュリン® は Ipsen Pharma, Paris, France の登録商標です。
●海外
■自社開発品
Uloric®
Adenuric®
Feburic®
Feburic®
Adenuric®
Adenuric®
Feburic®
高尿酸血症・痛風治療剤
高尿酸血症・痛風治療剤
高尿酸血症・痛風治療剤
高尿酸血症・痛風治療剤
高尿酸血症・痛風治療剤
高尿酸血症・痛風治療剤
高尿酸血症・痛風治療剤
■自社開発品
Onealfa®/Bon-one®
(ワンアルファ)
Bonalfa®(ボンアルファ)*
Aftach®(アフタッチ)
販売会社
販売地域
備考 武田 USA 社
Menarini 社/Ipsen 社
SK ケミカル社
アステラス社
アルゴリズム社
Menarini 社
Neopharm 社
北米
欧州
韓国
アジア
中東・北アフリカ
中南米・CIS・オセアニア
イスラエル
2009年3月より順次販売を拡大
2010年3月より順次販売を拡大
2011年7月韓国
2012年5月より順次販売地域を拡大
2012年9月より順次販売地域を拡大
2013年9月より順次販売地域を拡大
2014年6月より販売開始
販売地域
骨粗鬆症治療剤 韓国、中国、台湾、香港、タイ、パキスタン、シンガポール、マレーシア、
インドネシア、ミャンマー、ベトナム、エジプト
角化症治療剤
韓国、中国、台湾、パキスタン、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン
付着型アフタ性 韓国、台湾、香港、イタリア、フィンランド、ポルトガル、ドイツ
口内炎治療剤
* Bonalfa® は欧州では他の商標で販売
◆主要医薬品 品目別売上高の推移
フェブリク®
ボナロン®
ワンアルファ®
ベニロン®
ムコソルバン®
ラキソベロン®
トライコア®
オルベスコ®
ボンアルファ®
10上
104
57
47
47
22
8
6
8
10下
106
57
44
53
22
10
6
8
10計
210
114
91
100
44
18
12
16
(億円)
11上
5
103
54
45
45
21
7
6
7
11下
4
101
57
48
54
21
9
7
7
11計
9
205
111
93
99
42
15
13
14
12上
18
73
38
47
40
19
9
6
7
54
12下
37
86
41
52
50
20
9
7
7
12計
55
159
79
99
90
40
18
13
14
13上
44
69
33
45
35
18
8
6
6
13下
71
73
33
49
43
18
9
7
6
13計
114
142
66
94
79
36
17
13
13
14上
67
63
28
49
30
15
8
5
6
14下
88
65
26
49
34
14
8
6
5
14計
155
129
54
98
64
29
16
12
11
ヘルスケア事業
◆主要既存薬の概況
疾患分野
商標
剤型
備考
ボナロン®
骨粗鬆症治療のガイドラインで第一選択薬として推奨されて
いるアレンドロネート製剤で、破骨細胞の働きを特異的に抑
制することで骨密度を増やす。年齢や性別、骨粗鬆症の重
篤度に関わらず、骨折を抑制する明確なエビデンスが揃った
薬剤。従来の1日1回服用する 5mg 錠に加え、2006 年 9 月
骨粗鬆症治
には国内で初めての週1回服用する「ボナロン錠 35mg」を、
療剤
2012 年 5 月には日本初の点滴投与型「ボナロン点滴静注バッ
グ 900 μg」
、2013 年 3 月には骨粗鬆症治療剤として世界初
の経口ゼリー剤「ボナロン経口ゼリー 35mg」を発売し、薬
剤の効果を減じることなく患者さんの服薬上の負担を軽減す
ると期待される。
錠剤、注射、
ゼリー
導入:
米メルク社
ワンアルファ®
骨粗鬆症患者の骨代謝を改善し、骨折抑制のエビデンスを
骨粗鬆症治
持った活性型ビタミンD3 製剤。製剤的には患者さんにとっ
療剤
て服用しやすい小型の錠剤を開発。
錠剤、液剤
自社開発
ムコソルバン®
サーファクタント(肺表面活性物質)等の気道液の分泌を促
進することで、痰の性状を選ばず痰の喀出を促す。また剤
型も豊富で、
「ムコソルバン錠」をはじめ、1日 1 回の服用
を可能にした徐放剤の「ムコソルバン L カプセル」等 6 剤型
を取り揃えている。
骨・関節領域
去痰剤
特徴
錠剤、L カプセル、
導入:
液剤、シロップ(小
独ベーリン
児用)、ドライシ
ガー・インゲ
ロップ、ドライシ
ルハイム社
ロップ(小児用)
エアゾール剤
導入:
独 Takeda
GmbH 社
トライコア®
脂質内の中性脂肪を減少させる薬剤であり、同時に善玉コ
レステロールを上昇させる作用を持っている。また、大規模
臨床試験:
「FIELD」により、糖尿病の患者さんにおいて本
高脂血症治
剤の投与により 脂質を改善するとともに、心筋梗塞も予防
療剤
できるという事が、2005 年 8 月に発表された論文で明らか
になった。一日一回の投与の薬剤であり生活習慣病を持っ
た中高年にとって服用しやすくなっている。
錠剤
導入:
あすか製薬
フェブリク®
プリン骨格を持たない新しい尿酸生成抑制剤。1 日 1 回服
高尿酸血症・ 用で血清尿酸値を治療目標値まで低下させ、維持すること
痛風治療剤 が可能。軽度・中等度の腎機能低下がある場合にも用量調
節の必要がなく、多くの患者さんに使用できると期待される。
錠剤
自社開発
注射
導入:
仏イプセン社
注射
共 同 開 発:
一 般 財団法
人化学及血清
療法研究所
ソマチュリン®
先端巨大症
及び下垂体
性巨人症治
療剤
先端巨大症及び下垂体性巨人症における過剰な成長ホルモ
ンの分泌を抑制する薬剤。
長期にわたり効果が持続するため、4 週間に 1 度の投与で治
療が可能となることや、簡単な操作で投与できるデバイスの
利便性によって、患者さんの服薬コンプライアンスの向上が
期待される。
初めての国産技術で開発された、完全分子型の静注用人免
重症感染症
疫グロブリン製剤。
献血ベニロン®-Ⅰ や川 崎 病 等
国内献血由来の血漿を原料としており、室温保存が可能な
の治療剤
免疫グロブリン製剤。
ボンアルファ®
表皮細胞の増殖抑制・分化誘導作用で奏功する角化症治療
角化症治療 剤。3 種の剤型ラインナップがあり、また軟膏 / ローション 軟膏、クリーム、
剤
では 2μg/g と 20μg/g の 2 製剤があり、種々の医療ニーズ ローション
への対応が可能な活性型ビタミンD3 外用剤。
ラキソベロン®
緩 下 剤・ 大 各種便秘症に対して、大腸の蠕動運動を亢進させ、かつ便
腸 検 査 前処 を軟便化させる。液剤では、患者にあった用量調節が可能
置薬
であり、また大腸検査前処置としての適応も有している。
その他
アナクト®C
先 天 性プロ
テ イ ンC 欠
乏 症 に起 因
する血 栓 症
の治療剤
世界で初めてのヒト血漿由来の活性化プロテインC 製剤。本
剤は厚生労働省から「先天性プロテインC 欠乏症に起因する
次の疾患 深部静脈血栓症、急性肺血栓塞栓症、電撃性
紫斑病」についての希少疾病医薬品として指定されている。
55
自社開発
液剤、錠剤
導入:
独ベーリン
ガー・インゲ
ルハイム社
注射
共 同 開 発:
一般財団法人
化 学及 血 清
療法研究所
ヘルスケア事業
オルベスコ®
成人用として日本初となる 1 日 1 回投与の吸入ステロイド剤
であり、服用コンプライアンスの向上が期待される。肺で活
性化される局所活性化型の吸入ステロイド剤であり、口腔咽
喘息治療剤 頭部の副作用軽減が期待される。また、2011 年 4 月には小
児の患者さんに使いやすい少容量新規格「オルベスコ 100μ
g インヘラー 56 吸入用」も発売し、服薬利便性をさらに高
めている。
呼吸器領域
代謝・循環器領域
(2015 年 3 月末時点)
薬効
ヘルスケア事業
◆新薬開発状況
(2015 年 3 月末現在)
【Phase Ⅲ】
開発コード(一般名)
対象疾患
GGS-ON(乾燥スルホ化人免 視神経炎
疫グロブリン)
薬効・特徴
本剤の免疫調節作用により、視神経の炎症を抑制し、視機能を改善すること
が期待される。
GGS-MPA( 乾燥スルホ化人 顕微鏡的多発血管炎 本剤の抗炎症作用と免疫調節作用により、自己免疫性血管炎を鎮静化させ、
免疫グロブリン)
標準治療で残存する神経障害(多発性単神経炎)を改善することが期待さ
れる。
GGS-CIDP(乾燥スルホ化人 慢性炎症性脱髄性
免疫グロブリン)
多発根神経炎
本剤の免疫調節作用により、末梢神経の炎症を抑制し、低下した筋力を改
善することが期待される。
TMX-67TLS
(フェブキソスタッ 腫瘍崩壊症候群
ト)
本剤の強力な尿酸生成抑制作用により、1 日 1 回の投与で、悪性腫瘍に対す
る化学療法に伴う高尿酸血症の発症を抑制することが期待される。
TMX-67(フェブキソスタット) 高尿酸血症・痛風
国内販売しているフェブリク錠を中国に導出する。本剤は、強力な尿酸生成
抑制効果に加え、腎機能低下等により既存治療薬を使うことのできなかった
患者へも使用が可能であり、中国における高尿酸血症・痛風治療の新たな選
択肢として、高尿酸血症・痛風患者の QOL(Quality of Life)向上に貢献で
きることが期待される。
【Phase Ⅱ】
開発コード(一般名)
対象疾患
薬効・特徴
ITM-014N(ランレオチド酢酸 神経内分泌腫瘍
塩)
ソマトスタチン受容体を介したアポトーシスの誘導(直接的作用)や細胞栄
養因子の分泌制御(間接的作用)を介した作用により、神経内分泌腫瘍の
進展抑制や諸症状の改善が期待される。
ITM-058
骨粗鬆症
強力な骨形成作用により短期間で骨密度増加と骨折抑制効果が期待できる
骨粗鬆症治療薬。既存薬に比べ、強い骨密度増加作用と高い安全性(高カ
ルシウム血症のリスク低減)が期待される。
KTP-001
腰椎椎間板ヘルニア 腰椎椎間板ヘルニアに対する化学的髄核融解療法剤。
生体内でヘルニアの自然退縮に関わる酵素(マトリックスメタロプロテアーゼ)
と同じ構造のヒト型タンパク質であることからアレルギー反応のリスクが少な
く、選択的に作用するため、椎間板周囲組織の傷害性が低いと期待される。
手術に代わる低侵襲性の治療法の選択肢を広げることができる。
TMX-67XR(フェブキソスタッ 高尿酸血症・痛風
ト)
既に販売している高尿酸血症・痛風治療剤フェブキソスタット(フェブリク)
の徐放剤。
PTR-36
新規作用機序(CRTh2 拮抗作用)によって喘息症状をコントロールする長期
管理薬。
単剤による吸入ステロイドと同等の治療効果(軽症患者)や吸入ステロイドと
の併用による十分な治療効果(軽症~重症の患者)が期待される。
気管支喘息
【Phase Ⅰ】
開発コード(一般名)
TMG-123
対象疾患
2型糖尿病
薬効・特徴
新規作用機序(肝優位型 GK 活性化作用)による血糖コントロール薬。
血糖コントロールが不十分な患者で有効性が期待されるほか、高い利便性(1
日1回投与、腎機能低下患者で用量調節の必要性低い、薬物相互作用の懸
念が少ない等)が期待される。
56
ヘルスケア事業
◆在宅医療 主要製品
分類
機種
特徴
製品ラインナップ
酸素濃縮装置
空気を取り込み、空気から窒素を取り除いて、
21%の酸素を 90%に濃縮する装置。慢性呼吸 ハイサンソ® シリーズ
不全患者さん等が自宅で酸素吸入を行う在宅酸 マイルドサンソ® シリーズ
素療法(Hot=Home Oxygen therapy)に使用
呼吸同調式レギュレータ
通院等外出時に使用する携帯酸素ボンベの使
用時間を長くするために、呼吸に同調させ息を サンソセーバー ® シリーズ
吸った時だけ酸素を送り出す装置
在宅酸素療法関連機器
携帯用軽量酸素ボンベ
外出時、停電時等に使用する酸素ボンベ
ウルトレッサ® / ライトテック® /
Luxfer 社製酸素ボンベ
二相の圧(吸気圧、呼気圧)を供給することで、
慢性呼吸器疾患患者や心不全患者の呼吸、循 オートセットTM CS
環動態を改善する装置
補助換気療法機器
二相式気道陽圧ユニット
持続的気道陽圧ユニット
(CPAP 装置)
慢性呼吸不全患者さんのうち、低酸素血症に
加えて高二酸化炭素血症をともなう患者さんに
NIP ネーザル® シリーズ
気管切開をせずマスクを介して換気を補助する
NPPV 療法用機器
睡眠時無呼吸症候群(SAS) 治療器
スリープメイト® シリーズ
マスクを介し気道内に陽圧をかけ、気道の閉塞
REMstar® シリーズ
を防ぐことにより、無呼吸を取りのぞく装置
睡眠呼吸障害関連機器
睡眠評価装置
脳波のほか心電図、眼球運動、おとがい筋活動、
(睡眠ポリグラフィー測定記
PSG-1100
手足の筋電図等を同時に記録する装置
録・解析装置)
SAS-2100
睡眠評価装置
持ち運びが可能な小型の睡眠時無呼吸検査装置
SAS-3200
(携帯用睡眠時無呼吸検査
(呼吸努力、心電図測定も可能:モルフェウス)
装置)
Alice PDx
脳波計
睡 眠 障 害 の診 断に適した終 夜 睡 眠 ポリグラ
(睡眠ポリグラフィー測定記
EEG-9200 ニューロファックス
フィー測定記録・解析装置
録・解析装置)
酸素飽和度モニタ/
解析ソフト
パルスオキシメータ
データ解析用ソフトウェア
超音波骨折治療法関連機器
喘息テレメディスンシステム
超音波骨折治療器
ピークフロースパイロメータ
酸素飽和度モニタ
PULSOX® シリーズ
パルスオキシメータ
血中の酸素飽和度を測定する装置
SAT-2200 Oxypal mini
簡便に呼吸器疾患、睡眠時無呼吸症候群のス
パルスオキシメータ
クリーニングが可能
OLV-2700 オキシパル
パルスオキシメータ
MASIMO Rad-8®
酸素飽和度モニタ等で収集したデータを解析す
DS-Me
るためのソフトウェア
断続的(パルス状)超音波の音圧による機械的
刺激を骨折部位に与え、骨癒合を促進する骨折 セーフス® シリーズ
治療器
ピークフローと1秒量を測定し、データの蓄積
が可能。エアーウォッチを用いた喘息テレメディ
スンシステム(6 ヶ月)は、入院と緊急外来の回 エアーウォッチ®
避及びピークフローの改善がみられる、重症喘
息患者さんのための新しい外来治療システム
57
ヘルスケア事業
オートセットTM シリーズ
持続的自動気道陽圧ユニット CPAP 療法に必要な送気圧力を機器が自動的
スリープメイト® シリーズ
(CPAP 装置)
に調整する装置
REMstar® シリーズ
ヘルスケア事業
◆プロダクトライン・販売形態
●医薬品 プロダクトライン
調液・
打錠等
原料
包装
医薬品
帝人ファーマ(岩国/日本)
帝人ファーマ・帝三製薬(立川/日本)
●医薬品 販売形態
学術情報提供
販売
処方
販売
販売
帝人ファーマ
特約店
支払
支払、ロイヤルティ
患 者
医療機関
個人負担分支払
支払
診療報酬(薬価)請求
支払(審査)
海外販売権
取得会社
支払基金
●在宅医療 プロダクトライン
組立
部品など
梱包
在宅医療
機器
整備
レンタル
回収品
帝人ファーマ(岐阜/日本)
帝人ファーマ(岩国/日本)
●在宅医療 販売形態
機器の設置・回収・定期点検・緊急対応
レンタル
レンタル
帝人在宅医療
帝人ファーマ
レンタル
患 者
医療機関
支 払
支 払
退院(日・時・処方)
58
個人負担金
支払
診療報酬請求
支払
(審査)
支払基金
製品事業
業績:
■流通・リテイル事業
(百万円)
2011.3
\221,735
216,922
4,812
4,744
76,472
200
15
367
273
売上高
外部顧客への売上高
セグメント間取引
セグメント利益
セグメント資産
減価償却費
のれんの償却額
持分法適用会社への投資額
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
2012.3
\228,512
224,574
3,938
6,013
85,457
430
16
731
1,009
2013.3
2014.3
■製品事業
2015.3
(百万円)
2011.3
売上高
外部顧客への売上高
セグメント間取引
セグメント利益
セグメント資産
減価償却費
のれんの償却額
持分法適用会社への投資額
有形固定資産及び無形固定資産の増加額
2012.3
\265,479
262,711
2,768
6,621
122,803
1,689
16
1,352
2,214
2013.3
\240,318
237,160
3,158
4,713
119,725
1,863
16
938
2,239
2014.3
\258,414
254,180
4,234
5,186
121,847
1,795
16
698
1,626
2015.3
\264,067
259,380
4,687
4,249
133,329
2,021
41
1,823
2,025
* 2013.3 期より 「ポリエステル繊維事業」のアパレル部門と「流通・リテイル事業」を統合し「製品事業」に変更
製 品 事 業
59
製品事業
概要
◆主要構成会社 会社名
1. 帝人フロンティア㈱
2. 帝商産業㈱
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
(2015 年 3 月末時点)
所在地
日本
日本
事業分野
持株比率
大阪府
衣料・産業資材用途の原材料・製品の販売
100%
福井県
ボビン・包装材料の回収及び原糸・織編物
100
の運送・保管
健康・快適・防災・安全に関する製品の製造販売
100
㈱帝健
日本
大阪府
㈱フォークナー
日本
岡山県
紳士服の製造販売・物流加工
100
㈱テイジンアソシアリテイル
日本
東京都
衣料品、生活雑貨、コスメの小売業
100
帝人加工糸㈱
日本
石川県
各種繊維の加工糸及び編物の製造・販売
100
東邦テキスタイル㈱
日本
大阪府
紡績糸及び編物・製品の製造・販売
100
㈱テクセット
日本
東京都
生活関連消費財の企画・販売
100
南通帝人有限公司
中国
江蘇省
ポリエステル長繊維織物等の製造・販売
100
新和合繊㈱
日本
石川県
合繊加工糸及び編物生地製造
99.67
フロンティアテックス㈱
日本
福井県
合繊織物の製造
100
帝京レース㈱
日本
滋賀県
ポリエステル編物製造(レースカーテン)
67.19
THAI NAMSIRI INTERTEX Co., Ltd.
タイ
バンコク
ポリエステル長繊維織物等の製造・販売
81.25
TEIJIN FRONTIER (U.S.A.), Inc.
米国
ニューヨーク州 輸出入、国内販売及び三国間貿易
100
TEIJIN FRONTIER EUROPE GmbH
ドイツ
ハンブルグ
輸出入及び国内販売代理店業務、三国間貿易
100
TEIJIN FRONTIER (THAILAND) Co., Ltd. タイ
バンコク
繊維製品の国内販売及び輸出入
100
TEIJIN FRONTIER (SHANGHAI) Co., Ltd. 中国
上海
輸出入貿易、保税区内外との取引、仲介・中
100
継貿易、簡易加工、その他
TEIJIN FRONTIER (HONG KONG) Ltd.
中国
香港
輸出入、国内販売及び三国間貿易
100
P.T. TEIJIN FRONTIER INDONESIA
インドネシア ジャカルタ
繊維品を中心とするインドネシア産品の輸
100
出及び仲介業務
TEIJIN FRONTIER (VIETNAM) Co., Ltd. ベトナム
ビエンホア
衣料品の加工・製造・販売・輸出
100
TEIJIN FRONTIER MYANMAR Co., Ltd. ミャンマー ヤンゴン
コンサルティング業
100
* 持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。
◆年表
1945. 8
1952.11
1960. 4
1979. 9
1988. 5
1989. 7
1994. 3
1995. 4
1995.10
2001. 4
2001. 7
2002. 4
2003. 1
2003.11
2004. 9
2005. 7
2008. 4
2009. 3
2010. 2
2011. 1
2012.10
2013. 2
2013. 4
2013. 9
2014. 6
帝人織布㈱(現帝人加工糸㈱)設立
帝人商事㈱設立
㈱フォークナー設立
㈱帝健設立
㈱テクセット設立
㈱テイジンメンズショップ、㈱ウィンクル、テイジン・インテリアート㈱の 3 社を合併、㈱テイジンアソシア設立
タイのポリエステル長繊維の製繊・染色会社 THAI NAMSIRI INTERTEX Co., Ltd. 設立
中国江蘇省の南通市経済技術開発区総公司と合弁で裏地の染色加工及び販売会社南通帝人有限公司設立
帝人香港有限公司設立
タイの THAI NAMSIRI INTERTEX Co., Ltd. に資本参加、経営権獲得
帝人商事㈱、日商岩井アパレル㈱が合併し、NI 帝人商事㈱として営業開始
海外拠点の拡大(ミラノ、台北、ホーチミン、ハノイ、ロサンゼルス)
FASHION FORCE NO.1 FACTORY Co., Ltd. 設立(ベトナム)
衣料用ポリエステル繊維事業を分社化し、帝人ファイバー㈱設立
日岩帝人商事(上海)有限公司の大連、青島、無錫事務所を開設
カーシートメーカーの中国進出、及び中国でのテキスタイルの高付加価値素材ニーズの高まりに対応するため、中国・南
通市に帝人加工糸(南通)有限公司設立
帝人グループのインターネット通販ショップ「くらし@サイエンス」スタート
日岩帝人商事(上海)有限公司の広州事務所を開設
NI帝人商事㈱東京支社分室原宿オフィス新設
旭化成せんい㈱からポリエステル繊維の一部について商権譲受及びOEM生産受託を合意
NI帝人商事㈱ダッカ駐在員事務所の開設
法人向けインターネット通販ショップ「未来@サイエンス」スタート
NI 帝人商事㈱と帝人ファイバー㈱のアパレル事業が統合し、帝人フロンティア㈱として事業開始
FASHION FORCE NO.1 FACTORY Co., Ltd.、帝人フロンティア㈱のホーチミン事務所、ハノイ事務所を統合、TEIJIN
FRONTIER (VIETNAM) Co., Ltd. 設立
TEIJIN FRONTIER (HONG KONG) Ltd. と帝人香港有限公司が合併
TEIJIN FRONTIER MYANMAR Co., Ltd. 設立
タイヤコードの生産を行う合弁会社 Teijin FRA Tire Cord (Thailand) Co., Ltd. 設立
60
製品事業
◆商流概要
●帝人フロンティア
1.衣料繊維分野
原糸
T
F
R
原
糸
販
売
紡
績
・
原
糸
加
工
場
縫製
生地(織編物)
機
屋
・
ニ
ッ
タ
T
F
R
生
地
販
売
縫
製
メ
カ
製品
ア
パ
レ
ル
T
F
R
製
品
販
売
小売
百貨店
量販店
専門店
通販
直営店
消
費
者
TFR事業領域
素材から製品までの一貫体制を構築
※実線矢印はTFRの販売を示す。
2.産業資材分野
仕入れ
販売
コンバーティング
糸・綿
織、編、染色、樹脂加工
織
編
物
織編物
製
品
(半)製品
各種加工
TFR事業領域
コンバーティング強化による産業資材SCM構築
◆取り扱い商品
衣料繊維分野
衣料用繊維原料、各種繊維素材、テキスタイル
メンズ・レディス・カジュアル衣料
スポーツ衣料、子供服、インナー、ユニフォーム、その他衣料
産業資材分野
工業繊維資材: タイヤコード、V ベルト、各種ホース補強織物、シートベルト・エアバッグ用織物等
産業繊維資材: 土木・建築・農水産関連、テント・重布関連、生活関連、フェルト関連、不織布関連、
高機能繊維等
車輌資材:
自動車内装資材、自動車向け用品等
インテリア:
カーテン・壁装・カーペット等、寝装関連、生活関連機能製品等
化成品:
合成樹脂、各種フィルム、シート、人工皮革、梱包資材等
機材:
クリーンルーム機材、産業機械・装置等
61
製 品 事 業
半
自動車関連部材メーカー(ゴム資材・車輛資材)
生活用資材メーカー(重布、ミシン糸等)
産業資材メーカー(土木、不織布等)
インテリア関連業界
化成品・各種機材メーカー
その他
概要
◆主要構成会社 会社名
(2015 年 3 月末時点)
所在地
事業分野
持株比率
1.
インフォコム㈱
日本
東京都
情報提供サービス及びコンピュータ・ソフトウェア
の開発・販売
55%
2.
㈱アムタス
日本
東京都
コンテンツ配信サービス及び e コマースサービス
3.
帝人エンジニアリング㈱
日本
大阪府
機械・エンジニアリング事業等
100
4.
帝人エコ・サイエンス㈱
日本
東京都
環境アセスメント、環境分析及び測定
100
5.
帝人物流㈱
日本
大阪府
運輸業・運送取扱業及び倉庫業
100
6.
Teijin Electronics Korea Co., Ltd
韓国
ソウル市
リチウムイオン 2 次電池用セパレータの販売
100
55
※持ち株比率は、帝人㈱の直接所有及び間接所有を合計して表示している。
◆年表
1983. 9
1993. 7
1994. 2
1996.10
1996.12
1997. 4
1997.12
2001. 3
2001. 4
2001.11
2002. 3
2003. 3
2003. 4
2004. 2
2004. 4
2005.
2005.
2007.
2008.
2008.
2008.
2008.
2008.
1
3
3
2
4
6
7
8
2009. 7
2010. 4
2010. 7
2011. 4
2011.10
2012.10
2013. 1
2013. 4
㈱帝人システムテクノロジー設立
帝人エコ・サイエンス㈱設立
東京研究センター内に、
「薬理研究センター」開設
FRP/アルミ系複合圧力容器「ウルトレッサ」本格販売
米国メトン社の経営権を取得、北米及び欧州での「メトン」事業本格開始
液晶表示装置(LCD)用プラスチック基板を事業化
帝人ディーエスエム・ソルテック㈱設立
積層セラミックコンデンサー用のエンジニアリングフィルム「ソルフィル」の生産増強を決定
㈱帝人システムテクノロジーとインフォコム㈱が合併し営業スタート
帝人ディーエスエム・ソルテック㈱に全額出資し単独事業化、帝人ソルフィル㈱へと社名変更
インフォコム㈱が JASDAQ 市場に上場
旭化成㈱とアラミドフィルム「アラミカ」事業の合弁会社帝人アドバンストフィルム㈱を設立
「メトン」事業及びポリカーボネートフィルム事業を帝人化成㈱へ移管
帝人エコ・サイエンス㈱及び「ウルトレッサ」事業を機械・エンジニアリング事業グループへ移管
帝人ファイナンス㈱の個品割賦事業を新生銀行グループへ譲渡
機械・エンジニアリング事業グループの廃止に伴い、帝人エンジニリング㈱、呉興業㈱、帝人エコサイエンス㈱、
東邦機械工業㈱、東邦化工建設㈱をIT・新事業他セグメントへ移管
ビル賃貸事業をモルガン・スタンレー・グループへ譲渡
帝人ソルフィル㈱が帝人㈱と合併
帝人アドバンストフィルム㈱を解散し、アラミドフィルム「アラミカ」事業から撤退
昭和シェル石油㈱、三菱商事㈱とパラキシレン事業を行う合弁会社 TS アロマティックス㈱設立
岩国事業所内に、
「先端技術開発センター」開設
先進複合材料の設計・開発に優れた実績を持つ㈱ジーエイチクラフトを子会社化
㈱ジーエイチクラフトの敷地内に「複合材料開発センター」を設置
トヨタ自動車㈱からポリ乳酸(PLA: Poly Lactic Acid)の実証プラントを譲受し、
耐熱性バイオプラスチック「バイオフロント」の開発体制を強化
探索研究の技術を融合する研究所として、
「融合技術研究所」を開設
医療材料の開発研究・事業化を目指す新たな組織「IMM 推進班」を設立
ナノグラムコーポレーションを買収
複合材料開発センターを炭素繊維・複合材料事業グループへ移管
韓国に合弁によるセパレータ生産会社(Teijin CNF Korea Co., Ltd.)及び販売子会社(Teijin Electoronics Korea
Co., Ltd.)設立
㈱帝人知的財産センター、帝人クリエイティブスタッフ㈱を帝人㈱へ統合
米国イン・キューブ・ラボとの提携を開始
新事業開発推進グループ内に「提携推進部」を新設(素材関連分野において M&A や提携をグローバルに企画・探索・推進)
2013. 9
医薬品業界向けシステムサービス事業の強化のため、インフォコム㈱と㈱ミュートスの共同出資によりインフォミュートス㈱を
設立
2013.10
インフォコム㈱のネットビジネス事業を㈱アムタスとして分社化
2015. 4
人工関節事業を展開する帝人ナカシマメディカル㈱設立
62
その他
◆研究開発拠点
会社
所在地
帝人
日本
山口県岩国市
東京都日野市
IT事業グループ 主要製品・サービス
セグメント
IT サービス・
セグメント
主要事業
ヘルスケア
主要製品・サービス
内容
Medi-Bank®
診療情報管理の日常業務から退院サマリの作成までトータル
にサポートし、病院機能評価や診療録管理体制加算取得にも
効果的なシステム
iRad® シリーズ
病院の放射線部門のワークフローをトータルにサポートする
フィルムレス化に対応した効果的なシステム
MRSupport ®
製薬企業 MR の生産性向上を支援する営業活動管理(SFA)
、
実績定型帳票参照、プロモーション資材管理の3機能を包括
した統合活動支援ソリューション
エンタープライズ 大規模企業向け
ITサービス:
企画 / 開発 / 運用 / 保守
顧客の問題を解決するソリューションの企画、情報システム
の開発・運 用・保守といった IT サービスを提供(国際 規格
ISO9001、20000、27001 に適合し実施)。
サービスビジネス GRANDIT ®
多岐にわたる業種を代表するユーザー系システム会社がコン
ソーシアム(共同事業体)を組み、蓄積されたノウハウを集大
成して開発された完全 Web-ERP パッケージシステム
ネットビジネス・ ネットビジネス
セグメント
エマージェンシーコール®
緊急連絡機能及び安否状況確認機能を利用して、リスク管理
やBCP(事業継続計画)の支援ツールとして、また平常時の
社内コミュニケーションツールとして、迅速かつ正確な情報の
発信、収集が可能。
eco Deliver Express
社外向け帳票(請求書・支払通知書等)のクラウド型電子配信・
保管サービス
めちゃコミック®
最新人気コミック、定番コミックや写真集等タイトル数充実の
スマートフォン・携帯電話向け電子書籍配信サービス
そ
の
他
63
その他
主要製品の概要と特徴
● LIELSORT®(リエルソート)
リチウムイオン 2 次電池用革新的セパレータ
(リチウムイオン 2 次電池の正極と負極を隔絶する役割を担いつつ、リチウムイオンの移動を妨げることなく、電池の安全性と特性
を両立させた)PE 多孔質表面に弊社アラミド樹脂またはフッ素系化合物を用いた特殊多孔質層を形成した部材
リチウムイオン 2 次電池用革新的セパレータの特徴
メタ系アラミドコーティング
高容量化・高エネルギー化
高安全性・長寿命化
メタ系アラミドをコーティングすることで、250℃でも形状維持
スポット加熱試験で 350℃でも破膜しない
フッ素系化合物コーティング
高安全性
高出力化・長寿命化
フッ素系化合物をコーティングすることで、ポリマー電解質との易
接着性や耐酸化性に優れる
●バイオフロント®
バイオフロント® とは
植物由来の原料から製造したステレオコンプレックスタイプ *1 のポリ乳酸
バイオフロント® の特徴
耐熱性
融点が 210℃で従来のポリ乳酸の融点を 40℃上回る
成形性
成形サイクル短縮につながる速い結晶性
透明性
汎用性の高いPETを上回る高透明性
*1 ステレオコンプレックスタイプ:ポリL乳酸とポリD乳酸が作る互いに逆回りのらせん構造をかみ合わせて作られた強固な高分子構造
● RecoPick®
RecoPick® とは
書籍や物品の入出庫やロケーションの管理を、正確かつ効率的に支援する RFID*1 棚管理システム。
帝人が開発した 2 次元通信シート「セルフォーム®」*2 をアンテナシートとして活用し、物品に貼付した UHF 帯の IC タグの情報をリー
ダライタで読み込むことで、棚単位での個品管理を実現。
*1 RFID:Radio Frequency ldentification(電波による個体識別)の略。
電波の送受信により、非接触で IC チップの中のデータを読み書きする技術。
*2 セルフォーム ® :東京大学発のベンチャー企業である株式会社セルクロスが開発した
2 次元通信技術『@CELL』と、テイジンのシート製造技術を用いて開発した 2 次元通信シート。
●人工関節・骨接合材料
人工関節
骨接合材料
人工関節とは、変形もしくは損傷した関節に置き換えることで本来の機能を再獲得させる
目的で使用する人工材料
使用部位:膝・股・肩・肘・足・指 など
骨折や脱臼、外反母趾になった骨を接合するための髄内釘
「髄内釘」は骨の中心部に挿入して、対象となる部分を強固に固定
64
参考情報
事業別競合他社と当社の強み
事業
アラミド繊維
シェア
業界順位
競合他社
約 50%
1位
デュポン
(パラ系) (パラ系)
強み
グローバルな生産、販売力
特性の異なる 2 種(パラ系、メタ系)のアラミド繊維を持つ
炭素繊維
約 15%
2位
東レ
三菱レイヨン
日米欧の生産・販売拠点からグローバル展開
PC 樹脂
約 10%
4位
SABIC、Bayer、
三菱グループ
成長市場の中国へ先行進出
特殊 PC 樹脂で展開中
PET フィルム
約 10%
2位
東レ、三菱樹脂
液晶ディスプレイや電子部品用途等の工業用途で高シェア
PENフィルム市場で圧倒的なシェア
<骨粗鬆症>
・中外製薬
・イーライ・リリー
生活習慣病、高齢化社会に合致した領域に集中した事業展開
・旭化成 等
<高尿酸血症・痛風>
・GSK 等
医薬品
骨 粗 鬆 症 治 療 剤、 高
尿酸血症・痛風治療剤
で高いプレゼンスを確
立
在宅医療
CPAP と フクダ電子
HOT 機器、
在宅酸素療法で日本のパイオニア
も国内トップクラスの フィリップス・レスピロ
日本全土をカバーした 24 時間 365 日安心のケア体制
シェア
ニクス 等
*1
*2
*1 在宅酸素療法
*2 睡眠時無呼吸症候群治療器
※シェア、業界順位は当社推定。
参 考 情 報
65
参考情報
石油由来の主原料フローチャート
石油化学用
ナフサ
アクリロニトリル
ブ タ ジ エ ン
プ ロ ピ レ ン
B B
- 留 分
エチレングリコール
キ シ レ ン
オルソキシレン
パラキシレン
D A P E
P P D A
N D C
*4
テレフタル酸ジメチル
テレフタル酸
B P A
T P C
炭 素 繊 維
テナックス
P E N
テオネックス
P E T
アラミド繊維
トワロン
アラミド繊維
テクノーラ
ポリカーボネート
パンライト
66
R
R
R
R
*1
*2
*3
*4
エ チ レ ン
芳 香 族
ベ ン ゼ ン
フ ェ ノ ー ル
*3
パラフェニレンジアミン
3.4’- ジアミノジフェニル・エーテル
ビスフェノールA
2.6 -ナフタレンジカルボン酸
ジメチルエステル
*5 テレフタル酸クロライド
R
*2
*1
分解・精製
抽出
*5
4
会社情報
株式情報
■株式数および株主数
(2015 年 3 月末現在)
発行可能株式総数
3,000,000,000 株
発行済株式の総数
984,758,665 株
株主数
98,874
■大株主の状況(上位10 位)
当社への出資状況
株 主 名
持株数
持株比率
1 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)
74,047,000
7.53%
2 日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口)
59,504,000
6.05%
3 日本生命保険(相)
35,227,509
3.58%
4 帝人従業員持株会
25,141,992
2.56%
5 ㈱三菱東京UFJ銀行
20,694,935
2.11%
6 日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口 9)
14,751,000
1.50%
7 STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234
10,841,859
1.10%
8 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223
10,837,714
1.10%
9 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001
10,297,975
1.05%
9,766,292
0.99%
10 日清紡ホールディングス㈱
(注)持株比率は、自己株式(1,925,911 株)を控除して計算
■株主分布状況(株主数:98,874 名)
所有者別
金融商品取引業者
58名/1.56%
その他の法人
583名/3.97%
外国法人等
512名/34.38%
金融機関
82名/32.25%
個人・その他
97,639名/27.84%
所有株数別
1,000株未満
20,649名/0.25%
1,000株以上
64,600名/10.84%
5,000株以上
7,803名/4.73%
10,000株以上
5,148名/8.08%
50,000株以上
262名/1.75%
100,000株以上
412名/74.35%
68
株式情報
長期株価データ
(円/株)
始値
1992 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
高値
安値
(株)
(円/株)
終値
出来高
始値
\459 \477 \389 \405
404
460
352
411
412
428
371
400
405
437
372
421
37,865,000
42,643,000
30,080,000
35,553,000
2003 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
高値
安値
(株)
終値
出来高
\263 \306 \250 \300
301
349
273
306
310
341
281
315
318
361
300
351
190,931,000
374,247,000
213,743,000
240,857,000
1993 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
422
477
464
403
510
499
498
491
415
452
390
400
477
464
405
475
66,343,000
45,283,000
43,799,000
54,035,000
2004 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
351
409
394
447
409
410
449
467
321
366
394
404
408
394
445
458
375,687,000
193,865,000
261,309,000
254,890,000
1994 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
470
532
556
526
577
605
575
531
440
524
511
405
537
557
525
460
96,362,000
80,310,000
55,685,000
63,207,000
2005 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
466
514
652
756
515
679
774
852
443
505
608
670
515
662
749
783
256,842,000
271,180,000
403,187,000
316,593,000
\450 \486 \400 \406
406
530
404
475
467
538
451
528
548
599
524
590
45,508,000
61,388,000
60,345,000
84,169,000
2006 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
790
727
642
741
899
729
768
766
651
594
600
613
726
636
733
665
465,617,000
498,779,000
446,905,000
534,638,000
1995 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
595
595
557
506
606
597
563
524
545
512
482
424
595
562
506
473
86,186,000
51,287,000
46,507,000
56,615,000
2007 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
655
671
560
470
694
681
605
471
609
522
461
363
674
561
479
420
359,624,000
456,738,000
378,183,000
394,549,000
1997 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
459
540
380
271
567
540
435
424
435
370
220
222
540
380
273
395
64,568,000
54,014,000
73,499,000
115,307,000
2008 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
420
369
318
254
446
374
326
261
349
303
219
166
364
312
251
213
419,437,000
348,089,000
341,582,000
293,309,000
1998 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
386
420
355
414
420
450
444
484
333
320
351
385
420
360
416
478
67,982,000
64,872,000
67,004,000
86,089,000
2009 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
215
314
274
301
331
322
314
315
213
262
243
259
311
280
300
314
365,556,000
296,781,000
280,473,000
250,774,000
1999 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
476
495
503
372
540
521
560
512
451
439
374
343
490
513
377
435
95,774,000
93,216,000
123,962,000
137,126,000
2010 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
312
263
277
353
326
290
352
440
247
251
273
268
266
276
347
372
319,164,000
291,805,000
370,291,000
631,961,000
2000 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
440
512
455
570
543
535
593
595
425
391
438
485
517
450
590
546
116,939,000
116,380,000
126,547,000
135,420,000
2011 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
372
354
277
239
402
380
292
297
339
251
215
221
353
281
237
278
402,611,000
500,094,000
307,134,000
519,547,000
2001 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
556
701
524
510
759
708
564
518
541
403
416
394
701
514
503
425
176,793,000
148,251,000
156,607,000
235,978,000
2012 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
282
244
185
227
285
247
216
231
218
163
156
196
241
191
213
218
320,949,000
409,729,000
463,375,000
584,111,000
2002 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
421
411
322
289
492
438
323
328
395
315
248
255
408
324
284
266
229,482,000
186,137,000
175,595,000
297,600,000
2013 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
215
217
226
234
285
238
238
269
199
206
208
223
218
226
234
256
637,194,000
375,057,000
364,458,000
505,373,000
2014 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
257
251
266
320
261
271
337
421
224
244
237
305
254
265
321
408
368,746,000
282,465,000
574,338,000
533,179,000
2015 第 1 四半期
403
499
395
475
491,892,000
第 1 四半期:4月1日~6月30日
第 2 四半期:7月1日~9月30日
第 3 四半期:10月1日~12月31日
第 4 四半期:1月1日~3月31日
69
会 社 情 報
1996 第 1 四半期
第 2 四半期
第 3 四半期
第 4 四半期
帝人グループ概要図
(2015 年 3 月 31 日現在)
製品事業
(35社)
高機能繊維・複合材料事業
(31社)
繊維製品等の企画・加工・販売等
アラミド繊維の製造・加工・販売等
◎Teijin Aramid B.V.
◎帝人フロンティア㈱
◎㈱テイジンアソシアリテイル
製品
他 11社
◎㈱帝健
◎南通帝人有限公司
他 31社
ポリエステル繊維(産業資材)の
製造・加工・販売等
◎Teijin Polyester (Thailand) Limited
◎Teijin (Thailand) Limited
原料
△スミノエテイジンテクノ㈱
製品
他 7社
炭素繊維製品の製造・販売等
高機能繊維・複合材料
原料
電子材料・化成品事業
(27社)
フィルムの製造・加工・販売等
◎東邦テナックス㈱
◎Toho Tenax Europe GmbH
他 5社
その他の製造・販売等
◎帝人コードレ㈱
ヘ
ル
ス
ケ
ア
帝人㈱
その他
電
・
子
化
材
成
料
品
◎帝人デュポンフィルム㈱
◎PT. INDONESIA TEIJIN DUPONT FILMS
○フィルム加工㈱
△DuPont Teijin Films U.S.
Limited Partnership
△DuPont Teijin Films
他 1社
Luxembourg S.A.
他 6社
ヘルスケア事業
(16社)
その他
(43社)
樹脂、樹脂製品、化学薬品の製造・加工・販売等
◎TEIJIN POLYCARBONATE
医薬品・在宅医療機器の製造・販売、
在宅医療サービス等
◎帝人フ ァーマ㈱
SINGAPORE PTE Ltd.
情報システムの運用・開発・メンテナンス
◎インフォコム㈱
◎TEIJIN POLYCARBONATE CHINA Ltd.
◎広島プラスチック㈱
◎帝三製薬㈱
他 17社
△ウィンテックポリマー㈱
◎帝人在宅医療㈱
◎Braden Partners L.P.
機械・エンジニアリングの製造・販売、物流等
◎Associated Healthcare Systems, Inc. ◎帝人エンジニアリング㈱
△Esteve Teijin Healthcare S.L.
◎帝人物流㈱
他 12社
他 9社
他 20社
新薬の臨床開発
◎Teijin America, Inc.
(子会社) 125社
海外持株会社
(関連会社)
27社
◎Teijin Holdings USA, Inc.
◎Teijin Holdings Netherlands B.V.
◎帝人(中国)投資有限公司
製品・原料等の流れ
※ ◎印:連結子会社 ○印:非連結子会社
サービス等の流れ
△印:関連会社
70
帝人グループの子会社及び関連会社数※
連結対象会社
国内
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
海外
持分法対象会社
子会社
国内
その他
関連会社
海外
国内
小計
海外
子会社
国内
関連会社
海外
国内
合計
海外
中間
35
21
34
5
23
10
128
1
7
12
3
151
期末
34
21
34
5
23
10
127
23
5
11
3
169
中間
48
27
51
12
32
13
183
期末
56
34
50
12
30
13
195
1
196
183
中間
56
34
43
12
29
13
187
1
188
期末
57
41
41
12
27
12
190
1
191
中間
59
44
39
19
32
15
208
1
209
期末
59
42
37
19
25
18
200
1
201
中間
60
41
36
20
27
21
205
1
206
期末
61
41
37
20
22
21
202
1
203
中間
56
35
30
15
18
20
174
1
175
期末
55
35
29
17
17
20
173
1
中間
51
38
28
15
15
20
167
1
174
1
169
期末
48
36
29
13
14
19
159
1
2
162
中間
48
36
29
15
14
18
160
3
2
165
期末
48
36
24
14
12
17
151
3
1
157
1
1
中間
43
39
25
16
12
17
152
1
1
3
1
158
期末
43
39
26
16
13
19
156
1
1
3
1
162
中間
43
39
25
15
13
18
153
0
1
2
1
157
期末
44
39
29
16
13
20
161
0
1
2
1
165
中間
44
42
29
20
12
20
167
0
1
2
1
171
期末
43
40
27
22
12
20
164
0
1
2
1
168
中間
43
40
25
22
12
19
161
0
1
2
1
165
期末
41
40
19
22
13
16
151
0
1
2
1
155
中間
40
39
18
22
12
16
147
0
2
1
1
151
期末
39
37
19
22
12
16
145
0
2
1
1
149
中間
38
37
19
22
10
16
142
0
2
1
1
146
期末
38
38
19
25
9
15
144
0
2
1
1
148
中間
38
38
19
26
9
15
145
0
2
1
1
149
期末
34
38
18
29
8
16
143
0
1
1
2
147
中間
32
38
18
34
7
17
146
0
1
1
2
150
期末
30
39
18
35
7
18
147
0
1
0
2
150
中間
30
39
19
38
6
18
150
0
2
1
1
154
期末
30
39
20
33
6
18
146
1
2
1
2
152
※帝人㈱を除く
格付け情報
格付投資情報センター
A安定的
・格付投資情報センターの「A」:信用力は高く、部分的に優れた要素がある。
*格付けとは、第三者である格付会社が、企業が発行する債券の「元利子払いの確実性」を評価するもの。
*上記格付けは、取得日現在までの数値、情報に基づいており、格付会社の判断により将来的には変化することがある。
71
会 社 情 報
(2015 年 3 月末現在)
格付け会社
格付け
見通し
コーポレート・データ
本社
株主名簿管理人
大阪
〒541-8587 大阪府大阪市中央区南本町 1 丁目 6 番 7 号 東京
〒100-8585 東京都千代田区霞が関三丁目2番1号(霞が関コモンゲート西館)
三菱 UFJ 信託銀行㈱
会計監査人
有限責任 あずさ監査法人
上場証券取引所
東京
証券番号
3401
株主・投資家への情報提供
会社案内
統合報告書
決算短信
有価証券報告書
CSR 報告書・ファクトブック(ウェブ掲載)
インターネットでのテイジン
ホームページ
http://www.teijin.co.jp/
株主・投資家情報
http://www.teijin.co.jp/ir/
テイジンニュースメール
当社は、インターネットメールを通じて当社グループの企業活動情報をお知らせするニュースメールを発行しております。
●このニュースメールでは、
・帝人グループのニュースや株主・投資家向け情報を随時お届けします。
・企業活動トピックス、業績説明資料及びイベント情報等を定期的にお送りします。
●ニュースメールのお申し込みは、当社ホームページ< http://www.teijin.co.jp/ > 株主・投資家情報にアクセスして下さい。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
帝人 IR 窓口
郵便番号
〒100-8585
住所
東京都千代田区霞が関三丁目2番1号 霞が関コモンゲート西館
電話
03-3506-4407
ファックス
03-5510-7977
E-メール
[email protected]
問い合わせ先
財務・IR 部
72
情報開示方針
情報開示方針
1.基本姿勢
(1)帝人株式会社(以下「当社」という)および帝人グループ各社は、すべての利害関係者(ステークホルダー)に対して、
企業情報を適時・公平・正確かつ継続的に発信することを基本方針としています。
(2)なかでも株主・投資家の皆様との信頼関係の構築を経営の重点事項と位置づけ、積極的な情報開示、双方向コミュ
ニケーションの充実に努めます。
(3)また、企業が説明責任(アカウンタビリティ)を果たすことが、企業のコーポレート・ガバナンスの有効性を担保す
るための必要条件と考えています。
2.情報開示の基準
(1)当社は、証券取引法等の諸法令(以下「諸法令」という)ならびに、東京証券取引所等の定める「上場有価証券
の発行者の会社情報の適時開示等に関する規則」
(以下「適時開示規則」という)に従い、適時・公平・正確・明瞭・
継続を基本とした情報開示を行います。また、事業運営上開示不可の事項については、説明にあたって不可の理
由を明確に表明します。
(2)諸法令や適時開示規則が定める重要事実に該当しない情報であっても、株主・投資家の皆様にとって有益である
と判断されるものにつきましては、個別事業の競争戦略に関わる重要情報や、高度の営業秘密に関する情報を除
いて、適時・公平・正確・明瞭・継続を基本に開示します。
3.情報開示の方法
(1) 適時開示規則が定める重要事実に該当する情報の開示は、同規則に従い、東京証券取引所へ説明するとともに、
東京証券取引所の提供する適時開示情報伝達システム(TD net)を通じて行います。
(2)金融商品取引法に基づく開示は、金融庁の提供する有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム
(EDINET)を通じて行います。
(3) 上記以外の情報についても、投資判断に影響を及ぼすと思われる情報は、その重要度および緊急性に応じて、適宜、
プレスリリースの配信、記者会見および説明会等を通じて速やかに開示致します。
(4) 上記(1)および(2)に従って開示された情報は、開示後速やかに帝人ウェブサイト(以下「当サイト」という)に
掲載致します。また、株主・投資家の皆様の便宜を図るため、開示情報は日本語と併せ、その英語での開示に努
めます。
(5) 当社サイトの「株主・投資家情報」のコーナーをより充実させるとともに、様々なメディアへの情報発信を的確に行
い、また、説明会、各種印刷物をはじめとする種々の情報媒体を通じて、株主・投資家の皆様がアクセスしやすい
環境で、分かりやすい情報開示を行うよう努めます。
4.沈黙期間
当社は、決算情報の漏洩を防ぎ公平性を確保するため、決算発表までの数週間を沈黙期間としています。この期間
内は、決算に関連するコメント、ご質問等に関する回答は差し控えさせていただきます。ただし、沈黙期間中に発生し
た業績予想との差異が適時開示規則に該当する変動幅となることが明らかになった場合には、適宜、プレスリリース等
により情報開示を行います。
(1)開示情報のうち、過去の事実以外のものは、現在入手可能な情報に基づく当社の判断による将来の見通しであり、
経済情勢、市場動向、税制や諸制度の変更等にかかわるリスクや不確実な要素を含んでいます。したがって、将来、
実際に公表される業績等はこれらの種々の要因によって変動する可能性があることをご承知おきください。
(2)開示情報は、当社の業務内容、経営方針、経営計画、財務状況等等をご理解いただくための情報提供のみを目的
としており、いかなる内容も投資を勧める目的では開示されておりません。投資に関するご判断は、ご自身の責任
において行われますよう、お願い致します。
73
会 社 情 報
5.免責事項
http://www.teijin.co.jp
2015年8月発行
Fly UP