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まとめ 衛星とのかかわり 佐賀県内グループホーム分布
2011/2/26 東京大学超小型衛星センター主催 超小型衛星利用開拓 九州・沖縄ワークショップ @九州大学伊都キャンパスC1‐1303 平成23年2月25日 複数衛星の共通ミッションが拓く 新たな衛星実利用の可能性と 地域活性化 佐賀大学大学院工学系研究科教授 低平地沿岸海域研究センター副センター長 アリゾナ大学客員教授 新井康平 http://www.ip.is.saga‐u.ac.jp/~arai/arai.html 衛星とのかかわり まとめ • 衛星利用モデルは現場にある→ユーザーイ ンボルブメント • 衛星だけでなく、地上網を併用する→目的オ リエンテッド • ミッション機器の仕様と利用要望とのインター フェースのためのミッション解析 • データの付加価値(品質)→国際標準 • サービスメニューを用意する • ニーズはある+技術もある:マッチメーク 佐賀大学新井研究室における衛星 データ実利用研究 • JAXA:MOS‐1,JERS‐1,ADEOSミッションパラメータ設定 • 衛星の恵「うれしの茶」 • ミッション解析:たとえば何をどの程度の精度で観測 したい→センサー工学パラメータ • のり養殖のための河川 水分布 • 佐賀大学:現業部門における地球観測衛星の実利 用→現場に足しげく通う • ICSU/COSPAR地球観測コミッションA副議長 • Terra/ASTER校正チームリーダー • 九州航空宇宙開発推進協議会宇宙利用G長 • QSAT/EOSミッション、地上におけるデータ利用解析 • HISUI(ハイパースペクトルセンサ)設計解析 – ビジネスモデル(JAさが) – 佐賀県漁協 • 有明海環境監視 – 文部科学省宇宙利用促進 調整費 – 佐賀県漁協(赤潮検出) • 農作物(水稲)潮害 – 九州沖縄農政局 – 佐賀県農試:佐賀37号 • 大気環境(エアロゾル) – 佐賀県環境センター • 土砂災害監視 – QSAT/EOS • 地すべり監視 – 佐賀県砂防課等 • 災害時バックアップ通信 – 九州航空宇宙開発推進協 議会(WINDS) • 徘徊性認知症高齢者の 避難誘導 – 準天頂衛星(1m分解能→ ロケーションサービス) 佐賀県内グループホーム分布 1 2011/2/26 有害赤潮早期発見 PRISM(2.5m)とAVNIR‐2,VNIRのパンシャープニング 2 2011/2/26 宇宙オープンラボ→商品化 平成18年9月23日の台風13号による 潮害地帯©SPOT Image • 水稲の 葉の付 着塩分 mg/水稲 衛星利用実用化成功事例 • 衛星の恵み「うれしの茶」→Cosmode – 全窒素6%以上、繊維18%以下のおいしいお茶 • 茶園モニタシステム→Cosmode – 可視、近赤外カメラ+気象ロボット+通信端末 可視 近赤外カメラ 気象ロボ ト 通信端末 • 河川水分布携帯表示システム – e海苔衛星データサーバー(アクセス権の販売) QSAT/EOSの研究開発項目(佐賀大学) QSAT/EOSミッション • ミッション解析(ミッション要求、科学的根拠等) • 災害監視システム構築(モニタリングシステム +衛星データとの併用システム、データ伝送 実験) • 衛星データ処理(幾何学的歪補正処理アルゴ リズム開発) • 衛星データ解析(災害情報抽出アルゴリズム 開発) • 災害モニタリング • 平時におけるミッション – 農林資源管理 – 自然災害ハザードマ ップ • 茶園管理 – 急傾斜地モ 急傾斜地モニタリン タリン • 露地物葉物野菜 グシステム(レーザー 等 距離計) • 塩害、潮風害 – AQUA/MODIS,AMSR – 水産資源管理 との併用 • のり – GCOM‐W1/AMSRと • 有害赤潮 の併用 – 環境監視 3 2011/2/26 気象災害モニタリング • 台風、集中豪雨、洪水、土砂災害、高波、火山噴火 、地すべり等 • 災害レリーフ→高空間分解能・時間分解能が必須 条件(Aqua,GCOM‐W1にない機能:補完的機能) • 九州超小型衛星→高空間分解能、高頻度観測 • GCOM‐W1(午後軌道)/AMSR‐2+AQUA(午前軌 道)/AMSR‐Eによる降雨観測→土砂災害、地すべり、 洪水、集中豪雨予測+QSAT/EOSによる災害レリーフ ミッション解析 • 軌道要求 – ROCSAT軌道:FORMOSAT‐2(完全回帰軌道) – 700km、98.2度(GCOM‐W1)→891km,99.1度 • センサー機能性能要求 – – – – – ポインティング:CT方向(隣接軌道間距離) 空間分解能:10mは必須 スペクトル分解能:3バンドは必須→植生生育状況把握 S/N:100 MTF:ナイキスト周波数/2で0.3以上 • 九大地上局とのインターフェース – データサーバー Formasat2 Orbit 地上観測網と地球観測衛星 データとの併用による災害モニタ QSAT‐EOS AQUA/AMSR‐E GCOM‐W1/AMSR‐2 QSAT‐EOS 植生観測 災害レリーフ AMSR 降雨観測 JAXA:GCOM‐W1/AMSR‐2 九州大学:QSAT/EOS 佐賀大学:AQUA/AMSR‐E、 データ解析、災害レリーフ 幾何学的歪補正のための自動対応 点抽出ソフトウエアの開発 QSAT/EOSシミュレーション画像生成 ←ALOS瞬時視野、S/N等 • アフィン変換による幾何学補正を基本とする • 衛星シミュレーション画像から対応点を自動 で抽出ソフトウェアを開発する • 画像濃度勾配を計算 画像濃度勾配を計算し、勾配の大きい部位 勾配 大き 部位 形状がL字型のものを画像から抽出する • 画像の4隅に最も近い4つのL字型高勾配部 位を持って対応点とする 4 2011/2/26 衛星画像の幾何学的特徴抽出 変化点抽出(災害情報抽出) 変化抽出=土砂災害被災地検出 • 二時期データの重ね合わせ • 3バンドデータの変化の抽出 • 変化量の擬似カラー表示 実験システム 急傾斜地モニタリングシステム開発 九大 ダミーデータ による 伝送実験 • 佐賀大学が指定する佐賀県内の急傾斜地3 箇所におけるレーザー距離計、カメラ、無線 LANを介したネットワーク伝送システムの設置 • 同上データのデータベース登録 同上デ タのデ タベ ス登録 地すべりモニタ計測系 レーザ距離計 LEICADISTO A6 LEICADISTO A6 カメラ系 Internet cloud 防災情報サーバー 佐賀大学 既存の 防災情報 収集 システム クライアント 県民 佐賀県 放送 事業者 避難情報 データ 放送 気象データ系 5 2011/2/26 災害監視ミッション • 時間分解能→災害発生から72時間がクリティ カル→観測頻度 • 空間分解能→日本の地形を考慮すると5m空 間分解能 必須 間分解能は必須 • 波長分解能→土地被覆分布解析に3バンド (海洋環境を考慮するとRGB,陸域だけなら RG+NIR) • ラジオメトリック分解能→S/Nが100以上、地表 面アルベド60%を8ビット量子化 超小型衛星への期待: コンステレーション • Formosat-2 • Orbit: Sun-synchronous orbit at altitude of 891 kilometers, passes through Taiwan twice daily • Time required to orbit around the earth: Approximately 103 minutes ハードウェア→データ→サービス • サービスオリエンテッドに宇宙利用を考える • データ政策(GEOS,COSPAR,etc.) • サービスのためのデータ(どこからでも収集) • [東大災害モニターミッション衛星3機(3バンド 5m)+QSAT‐EOS(2バンド5m)]*ポインティング機 能→6時間ごとの観測+機動的観測→災害監 視に必要な観測頻度 • データを供給するための衛星・センサー・打ち 上げ機会 • センサー仕様の検討←利用者の現場から収 集(利用機関とのインターフェース):衛星と地 上のモニタシステム、サービスメニュの提案 • 開発機関とのインターフェース 地域活性化 まとめ • 農林水産業における現場に衛星データの実 利用を促進 • 環境、災害監視→安心・安全生活 • 商業、観光業→エリアマーケティング、グリー 商業 観光業 リアマ ケテ ング グリ ンツーリズム、ナビゲーション等 • 製造業→宇宙航空分野への参入障壁(フライ トプルーブン部材→ISS暴露部) • アミューズメント、教育(ISSハイビジョン等) • 衛星利用モデルは現場にある→ユーザーイ ンボルブメント • 衛星だけでなく、地上網を併用する→目的オ リエンテッド • ミッション機器の仕様と利用要望とのインター フェースのためのミッション解析 • データの付加価値(品質)→国際標準 • サービスメニューを用意する • ニーズはある+技術もある:マッチメーク 6