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仕様書等1(PDF:180KB)
業 務 説 明 書 業務名:有珠山地区観測機器更新業務 1.業務概要 平成 12 年( 2000 年)の有珠山噴火活動に伴い、有珠山全体に地形の変位・隆起・陥没など が観測され、各所に大規模な亀裂や断層が確認された。これらの亀裂等の分布は、 2406 ~ 2410 林班の北屏風山稜線一帯の約 72ha におよび、今後の火山活動や豪雨・融雪等によって は、さらに不安定化し斜面崩落に繋がる恐れがあった。そこで、この地域の地盤変動を長期的に 監視する目的で伸縮計や傾斜計・ GPS などの観測機器を設置した。 この観測機器の設置から約 10 年が経過し、部材によっては耐用年数を超えるものもあり、たび たび故障や破損が発生している。今のところ、毎年行う定期点検時に交換や補修を行い、運用し てきたが、データ通信に利用している NTTmova 回線と NTTDopa 回線が 2012 年 3 月 31 日で 終了するため、観測機器の更新を行うものである。 2.目的 現在設置されている有珠山観測システムを新たな通信方式に対応させ、計器など部材を交換 し、今後も継続して観測できるシステムを整備することを目的とする。 3.効果 業務を行うことにより、長期間にわたって安定的に地盤変動を観測するシステムを整備し、変動 をいち早く感知できる状況を維持する。 4.業務場所 別添「位置図」及び「計器類詳細位置図」のとおり 5.業務内容 別添「業務内訳表」のとおり 特 記 仕 様 書 業務名:有珠山地区観測機器更新業務 1.受託者の業務 受託者は、契約の履行にあたり、業務の目的・効果を十分に理解した上で、受託者の有する知 見、技術、経験を高度に発揮しなければならない。 2.更新対象機器 (1)伸縮計・傾斜計(複合)・・・1ヶ所(伸⑨傾④) (2)傾斜計(単体)・・・1ヶ所(傾③) (3) G P S ・・・ 5 ヶ所( G ①③⑥⑧⑩) 3.各業務仕様 ( 1 )通信関連機器更新 ・現在、有珠山(後志森林管理署 2406 ~ 2410 林班)に設置されている観測機器のうち上 記2の( 1 )から( 3 )にかかるものの、通信関連機材を更新する。 ・更新対象部材は、別紙「観測機器・監視局構成部材別更新一覧表」のとおり。 ・部材の仕様等は、現存品の性能を基準に業務の目的・効果を得るために必要な性能を 有し、かつ別紙「観測機器・監視局構成部材更新一覧表」の仕様を満足するものとする。 ( 2 )報告書作成 ・本業務に関する事柄について報告書を作成するものとする。 ・報告書にはシステム操作のためのマニュアルを含むこと。 ( 3 )センサー・収納庫機材更新 ・現在、有珠山(後志森林管理署 2406 ~ 2410 林班)に設置されている観測機器のうち上 記2の( 1 )から( 3 )にかかるものの、センサー・収納庫機材を更新する。 ・更新対象部材は、別紙「観測機器・監視局構成部材別更新一覧表」のとおり。 ・部材の仕様等は、現存品の性能を基準に業務の目的・効果を得るために必要な性能を 有し、かつ別紙「観測機器・監視局構成部材更新一覧表」の仕様を満足するものとする。 4.その他 (1)請負者は業務着手に当たり、事前に該当署等にて入林の手続きをとらなければならない。 (2)火気の取扱いについては、十分注意し山火事防止に万全を期すこと。 (3)支障木は所有者の承諾を得てから処理するものとし、その他の立木に損傷をあたえないこ と。 (4)関係法規がある場合は、これを遵守すること。 (5)業務の実施にあたっては、業務担当者等は緊密な連絡に努めること。 (6)本特記仕様書にない事項又は疑義が生じた事項については、発注者と受託者が協議する ものとする。 業 務 内 訳 表 業務名 : 有珠山地区観測機器更新業務 項 目 【通信関連機器更新】 「事前調査」 事前調査 「通信関連機器更新」 通信関連機器機材費 通信関連機器設置 「報告書作成」 報告書作成 規 格 数量 単位 備 考 現地踏査・システム計画・機材収納庫組込 1.0 式 7ヶ所(伸・傾複合1ヶ所、傾斜計1ヶ所、GPS5ヶ所) 7ヶ所(伸・傾複合1ヶ所、傾斜計1ヶ所、GPS5ヶ所) 1.0 1.0 式 式 1.0 式 1ヶ所(伸⑨傾④) 1ヶ所(伸⑨傾④) 1.0 1.0 式 式 通信テスト含む 1ヶ所(傾⑨) 1ヶ所(傾⑨) 1.0 1.0 式 式 通信テスト含む 5ヶ所(G①③⑥⑧⑩) 5ヶ所(G①③⑥⑧⑩) 1.0 1.0 式 式 通信テスト含む 1.0 1.0 式 式 一般管理費 1.0 式 消費税相当額 5.0 % 【センサー・収納庫機材更新】 「伸縮計・傾斜計(複合)更新」 伸縮計・傾斜計機材費 伸縮計・傾斜計機器設置 「傾斜計(単体)更新」 傾斜計機材費 傾斜計機器設置 「GPS更新」 GPS機材費 GPS機器設置 直接費計 共通仮設費 現場管理費 間接費計 合計 1 / 1 ページ 回線事務手数料含む 通信テスト含む 観測機器・監視局構成部材別更新一覧表 機材名 構成部材 計器 測定線 保護管 保護管固定支柱 信号線 計器 保護箱 基礎 日よけカバー 信号線 計器 保護箱 基礎 支柱 信号線 支柱 落氷カバー 収納庫 仕様等(更新前) SSD-510TSA防水 インバー線 塩化ビニル 鋼製 更新対象 数量 単位 仕様等(更新後) ○ 1 台 測定範囲100mm・防水仕様 ○ 1 個 φ0.8mm 伸縮計 × × キャプタイヤ4芯・保護管・コネクタ付 ○ 1 式 同等品 DAS-20 ○ 2 台 直線範囲±20° 測定範囲±25° アルミダイカスト ○ 2 個 防水耐候仕様 傾斜計 コンクリート × ステンレス × キャプタイヤ4芯・保護管・コネクタ付 ○ 2 式 同等品 MG-2110 ○ 5 台 1周波・省電力タイプ・記録機能付き MG-2161 ○ 5 個 防水耐候仕様 GPS コンクリート × 鋼製亜鉛メッキ × キャプタイヤ6芯・保護管・コネクタ付 ○ 5 式 同等品 鋼製被覆ポール × ステンレス × 測定局 FRP収納庫 ○ 7 個 こげ茶色、同一形状 通信装置延長機材収納庫 新規 1 個 こげ茶色、防水耐候仕様 遮蔽板 新規 1 個 1.2mm鋼板 データーロガー LGD1-004ADO ○ 7 台 5CH計測・外部通信機能 電流電圧計 ACC812 ○ 7 個 測定レンジDC30V10A 歪アンプ ○ 1 個 歪→電流増幅変換 HDT-RS3・GPS用ユニット ○ 7 個 FOMA端末対応 通信制御装置 センサー用避雷器 ALP-VTMJ ○ 7 箇所分 伸縮計・傾斜計・GPS用 収納庫内 電源用避雷器 ALP-VN2P ○ 7 箇所分 DC用 通信装置延長機材用 新規 1 箇所分 RS422用 通信用避雷器 通信装置延長機材用 新規 1 箇所分 DC用 電源用避雷器 配線機材他 ○ 7 式 ブレーカースイッチ・リレー・端子台など アンテナ FPT-Em用・F208用 廃止 通信装置 通信端末 FPT-Em・F208 ○ 7 個 FOMA通信対応 信号線 被覆アンテナ線 廃止 ソーラーパネル 80w × バッテリー 65Ah × 電源装置 チャージコントローラー 10A × 2 電源線 × ビニル被覆2.0mm 2芯 システムラック NBSD-25U57A0WG × H22年度更新 ルーター YAMAHA RT58i × H22年度更新 監視PC LR-41S14/KG51 × H22年度更新 GPS-PC Netvista A40 廃止 H22年度更新の監視PCを利用 NAS LS-H320GL × 監視PC用UPS SUA1500RMJ2UB × H22年度更新 GPS-PC用UPS SU1400RMJ 廃止 NAS用UPS BE750G-JP × H22年度更新 液晶ディスプレイ IBMT74A × 監視局機材 切り替え機 28L0542 × スペースセーバーキーボード × キーボード・マウス 監視用ソフトウェア Windows7用 GPS基線解析ソフトウェア WindowsNT4用 WindowsXP用 GPSデータ-回収ソフトウェア WindowsXP用 バックアップソフトウェア(監視PC) TrueImage2010Home GPSデーター転送ソフトウェア バックアップソフトウェア(GPSPC) TrueImage9.0(NT4~XP用) ○ 1 ○ ○ ○ × 廃止 1 1 1 H22年度更新 式 (GPSデーターに対応するための調整) 式 Windows7用 式 Windows7用 式 Windows7用 H22年度更新(Windows7対応) ※更新対象は、伸⑨傾④、傾③、GPS①、GPS ③、GPS⑥、GPS⑧、GPS⑩の7ヶ所とする。 ※更新対象欄の「○」は更新対象となるもの、「新規」は新規に設置するもの、「×」は残置するもの、「廃止」は廃棄する。